説明

置畳ズレ防止具

【課題】
畳床がインシュレーションボード以外(ポリスチレンボードやわら床)の素材でできている場合に、固定手段での固定が弱く、少しの衝撃で畳がズレるおそれがあります。またズレ防止具を取り付けたまま置畳を移動させると、固定が弱くなるおそれがあります。
【解決手段】
畳床の側面のズレ防止具が当たる部分に、プラスチックなどの硬い素材でできた薄い板状の物を、接着剤などで接着し、その部分に固定手段があたるようにします。また移動の際にはズレ防止具を取り外してから移動させるようにします。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、置畳をズレないようにするためのものです。
【背景技術】
【0002】
今までの置畳に用いられてきたズレを防止するための構造では、価格面の問題と、少しの衝撃で畳がズレてしまう欠点がありました。床に置かれた畳はズレが生じると、使い心地が悪く、また枠のように周囲を囲む方法では価格が高くなるうえ、畳の枚数が制限されます。(例えば特許文献1参照)
【0003】
この改善策として、畳と畳が密接している部分の側面に、両方の畳にあたるようにズレ防止具をあてがい、固定手段で固定する方法です。
【特許文献1】特開平6−73867
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
置畳のズレ
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、置畳の畳と畳が密接しているところの畳の側面に、両方の畳にあたるようにズレ防止具をあて、ズレ防止具を固定手段(ビス・釘など)で止める方法です。
【発明の効果】
【0006】
本発明のズレ防止具は、外側には伸縮、反りが少ない板状の部材を、内側には伸縮が少なく、薄い板状の部材を使います。それにより畳どうしを固定した時に、畳にあるていどまでの衝撃があたえられても、畳がズレることがありません。また誰にでも簡単に取り付けることができ、安価なことが特徴です。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
置畳の厚さより幅が狭いもので、置畳の密接している部分にあてたときに、両方の畳に十分かかる長さがあり、固定手段のための穴が開いている。
【0008】
置畳の厚さより狭いことにより、畳の上にあがった時にズレ防止具が体に触れることがありません。
【0009】
ズレ防止具の色や形に少し変化を加えることにより、側面のズレ防止具がインテリア効果をもたらします。
【実施例1】
【0010】
図1と図2は、本発明のズレ防止具を使った実施例です。畳の枚数と箇所により、ズレ防止具の数と形状が変わります。
【0011】
ズレ防止具Cは敷き詰めた畳の内側に取り付けるときのために、外側のものより薄くなっています。(外側 約3mm〜5mm、内側 約0.2mm〜0.5mm)
【0012】
ズレ防止具Bは図1の1の畳のズレを押さえるために図1の2,3の畳に固定手段を三本使う形状になっています。
【0013】
図6〜図8は、それぞれのズレ防止具を、置畳に固定手段で取り付けた図を側面から見た図です。
【産業上の利用可能性】
【0014】
ズレ防止具の長さ、厚さ、幅、固定手段の大きさや本数を変えることで、あらゆる厚さの畳に対応することができます。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】3畳の置畳にズレ防止具を使用した時の図。
【図2】半畳の畳に6枚に、ズレ防止具を使用した時の図。
【図3】ズレ防止具A
【図4】ズレ防止具B
【図5】ズレ防止具C
【図6】ズレ防止具Aを置畳に取り付けた状態を側面から見た図
【図7】ズレ防止具Bを置畳に取り付けた状態を側面から見た図
【図8】ズレ防止具Cを置畳に取り付けた状態を側面から見た図
【符号の説明】
【0016】
1 置畳
2 置畳
3 置畳
A ズレ防止具A
B ズレ防止具B
C ズレ防止具C
D 固定手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
床上に設置される置畳がズレないようにする為に、畳と畳が密接している部分の側面にあて、固定手段で固定するズレ防止具

































【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−250002(P2009−250002A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−103051(P2008−103051)
【出願日】平成20年4月11日(2008.4.11)
【出願人】(308010549)
【Fターム(参考)】