説明

美容器具

【課題】手入れすべき上腕や前腕の肌の手入を効果的に行うことができる美容器具を提供することにある。
【解決手段】グリップ電極87を有する本体部85と、肌用電極88を有するヘッド部86とを備えている。ヘッド部86と本体部85とは着脱可能に連結されている。本体部85とヘッド部86との間に、本体部85に連結したヘッド部86を分離不能にロックするロック構造が設けられている。ロック構造をロック解除操作する解除操作具104が、ヘッド部86を本体部85に連結した状態における、グリップ電極87と肌用電極88との間のケース外面に配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、微細な汚れを落とし、あるいは保湿成分を浸透させて美容効果を高めるための美容器具に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明に係る美容器具に関して、たとえば特許文献1の美容器具が公知である。そこでは、グリップを兼ねる縦長の本体ケースと、本体ケースの前面上部に設けられる肌用電極と、肌用電極の外面に被せ付けた含液シートを押え保持するシートホルダーなどで美容器具を構成している。本体ケースの背面には、電源投入ボタンや、パルス電流の強弱を調整する切り換えボタンなどが設けてある。また、本体ケースの左右両側にはグリップ電極が露出させてある。肌用電極は裁頭円錐台状の突起からなり、その表面の接触面が、イオン導入・導出時の他方の電極を兼ねている。使用時には、肌用電極の外面に化粧水を含浸させた含液シートを被せ付け、シートホルダーでずれ動き不能に保持固定したのち、グリップ電極を握った状態で肌用電極を肌面に沿って摺動させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−172240号公報(段落番号0060、図5)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の美容器具によれば、イオン導入・導出作用によって、顔肌などの微細な汚れを落とし、あるいは保湿成分を肌に浸透させて美容効果を高めることができる。しかし、グリップを兼ねる本体ケースの左右両側にグリップ電極を設け、本体ケースの前面上部に肌用電極を設ける構造になっているため、上腕や前腕の肌の手入れを行う場合には、片手で握った美容器具の肌用電極を腕肌に接触させることになる。この状態のパルス電流は、美容器具を握り締めた腕と、胴上部と、手入れの対象となる腕を介して導通することとなり、導通距離が大きい分だけ電気抵抗が大きくなるため、イオン導出作用、あるいはイオン導入作用を充分に発揮させるのが困難となる。
【0005】
本発明の目的は、手入れすべき上腕や前腕の肌の手入れを効果的に行うことができる美容器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る美容器具は、図1に示すように、グリップ電極87を有する本体部85と、肌用電極88を有するヘッド部86とを備えており、ヘッド部86と本体部85とが着脱可能に連結されている。
【0007】
本体部85とヘッド部86との間に、本体部85に連結したヘッド部86を分離不能にロックするロック構造が設けられており、ロック構造をロック解除操作する解除操作具104が、ヘッド部86を本体部85に連結した状態における、グリップ電極87と肌用電極88との間のケース外面に配置されている。
【0008】
本体部85が、前後厚みに比べて左右幅が大きな断面形状に形成されており、本体部85の左右両側にグリップ電極87が配置され、本体部85の前後面の少なくともいずれか一方の側に解除操作具104が配置されている。
【0009】
本体部85とヘッド部86のいずれか一方に、肌用電極88用の出力リード108を巻き込み収納するリール109を含むリード収納構造が設けられている。
【0010】
リード収納構造が、リール109を巻き込み付勢するリールばね110を含んで構成してあり、ヘッド部86を本体部85から分離した状態において、出力リード108がリールばね110の付勢力で、常に巻き込み収納される向きに引っ張り付勢されている。
【発明の効果】
【0011】
本発明においては、肌用電極88を有するヘッド部86と、グリップ電極87を有する本体部85とが着脱可能に連結されていることにより、ヘッド部86を本体部85から離れた状態で肌面に接触させることができる。例えば、上腕や前腕などの肌の手入れを行う場合には、肌の手入れを行う側の手でグリップ電極87を握り、本体部85から分離したヘッド部86を他方の手で握って、肌用電極88を腕肌に接触することができる。従って、グリップ電極87と肌用電極88との間の導通距離を、最大でも上腕から手までの距離とすることができ、イオン導出作用、あるいはイオン導入作用を充分に発揮させて、汚れの除去や美容用液の浸透を的確に行える。また、図4に示すようにヘッド部86のみを腕肌に沿って操作すればよいので、ヘッド部86を本体部85と一体化した状態で美容処理を行なう場合に比べて、肌用電極88を自在に操作することができる。
【0012】
グリップ電極87と肌用電極88との間のケース外面に解除操作具104が配置されていることにより、ヘッド部86と本体部85と一体化した状態で美容器具を使用するとき、解除操作具104が誤って解除操作されるのを解消できる。従って、美容器具による汚れの除去や、美容液の浸透を確実に行える。
【0013】
本体部85の左右両側にグリップ電極87を配置し、本体部85の前後面に解除操作具104を配置すると、ヘッド部86を本体部85と一体化した状態で美容器具を使用するとき、解除操作具104が誤って解除操作されるのをさらに確実に防止できる。これは、グリップ電極87を手で握った状態において、対向間隔が大きな一対のグリップ電極87に手の握力が作用し、握力が殆ど作用しない側に配置した解除操作具104が、グリップ電極87を握った手の指で操作される可能性が充分に低いからである。
【0014】
本体部85とヘッド部86のいずれか一方の内部に、リール109を含むリード収納構造を設けると、不使用時の出力リード108を整然とリール109に巻き取り収納できる。また、美容処理を行なう腕肌の部位に応じて、出力リード108を必要な長さだけ本体部85またはヘッド部86から引き出して、ヘッド部86を肌面に接触できる。したがって、出力リード108が邪魔になるのを防止しながら、腕肌の美容処理を適切に行なえる。
【0015】
出力リード108を、リールばね110の付勢力で常に巻き込み収納される向きに引っ張り付勢すると、美容処理が終了したのちリール109を巻き込み操作する必要もなく、出力リード108を自動的にリール109に巻き取り収納できる。従って、出力リード108を収納する手間を省いて、美容器具の収納を簡便に行える。また、ヘッド部86を本体部85に連結した状態においては、出力リード108に作用する引っ張り力でヘッド部86を遊動不能に保持して、ヘッド部86ががたつくのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係る美容器具を示す正面図である。
【図2】本発明に係る美容器具のキャップを分離した状態の側面図である。
【図3】本発明に係る美容器具のロック構造を示す断面図である。
【図4】本発明に係る美容器具の使用例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(実施例) 図1〜図4は、本発明に係る美容器具の実施例を示す。図1および図2において美容器具は、本体部85と、本体部85に対して着脱されるヘッド部86とで構成してある。上下に長い本体部85はグリップを兼ねており、その断面は、前後厚みに比べて左右幅が大きな角の丸い四角形状に形成してある。断面形状は、前後厚みに比べて左右幅が大きければ楕円形状であってもよい。本体部85の左右両側にはグリップ電極87が設けてあり、ヘッド部86の前面には肌用電極88が設けてある。肌用電極88、グリップ電極87ともにチタンにて構成されている。ヘッド部86の内部には図示しないバイブレータが配設されている。バイブレータは、モーターと、その出力軸に固定される偏心重りとで構成する。本体部85の内部には、2個の電池89と制御基板92などが収容してあり、制御基板92には、肌用電極88、グリップ電極87にイオン導入またはイオン導出用のパルス電流を出力する肌通電用の制御回路(電流調整回路)、バイブレータ用のモーターの通電状態を制御するバイブレータ駆動用の制御回路、ケース前面のスイッチボタン90・91で切り換え操作されるスイッチなどが実装してある。一方のスイッチボタン90は電源投入用であり、他方のスイッチボタン91は美容器具の運転モードを切換えるために設けてある。
【0018】
この実施例の美容器具は、綿シートあるいはガーゼなどの美容液を含ませる含液シート93を使用して肌面の手入れを行う。含液シート93を肌用電極88に密着する状態で固定するために、シート押え用のキャップ94を設け、このキャップ94を、肌用電極88を固定する電極ホルダー95に対して着脱できるようにしている。キャップ94の前面には窓96が開口してあるので、肌用電極88を含液シート93で覆ったのち、キャップ94を電極ホルダー95に圧嵌装着することにより、含液シート93を肌用電極88に密着させた状態で窓96から露出させることができる。
【0019】
電源投入用のスイッチボタン90がオン操作されると、バイブレータ駆動用の制御回路から駆動電流が供給されて、バイブレータが起動され、所定期間(例えば1秒間)後、下記の第1モードの状態となり器具の動作が始まる。電源投入用のスイッチボタン90がオン操作されたときバイブレータが駆動することにより、手の感触で器具が起動していることを確認できるので、ユーザーの安心感につながる。
【0020】
運転モード切換用のスイッチボタン91は、オン操作するごとに第1モードから第3モードまで切り換えることができる。第1モードでは、肌用電極88をプラス極性、グリップ電極87をマイナス極性とした電圧が印加される。これにより化粧水等の美容用液が含浸された化粧用の含液シート93を肌用電極88の外面にあてがい、その周囲をヘッド部86の電極ホルダー95に圧嵌装着されるキャップ94で固定した状態で、含液シート93を顔肌や腕肌などの肌面にあてがえばイオン導出を行うことができ、肌の微細な汚れを落とすことができる。第2モードでは、肌用電極88とグリップ電極87に極性を交互に切り替えた電圧が印加されるとともに、バイブレータが駆動される。これによりヘッド部86を肌にあてがえば肌をほぐすことができる。第3モードでは、肌用電極88をマイナス極性、グリップ電極87をプラス極性とした電圧が印加される。これにより化粧水等の美容用液が含浸された化粧用の含液シート93を肌用電極88に密着固定した状態で、含液シート93を肌にあてがえばイオン導入を行うことができ、保湿成分を肌に浸透させて美容効果を高めることができる。
【0021】
第1、第2、第3モードのときは、肌面への通電を行うため、本体部85を片手で握り、その手をグリップ電極87と接触させたうえで、含液シート93を備えた肌用電極88を顔肌などの肌面に接触させる必要がある。電源投入用のスイッチボタン90をもう一度オン操作するか、電源投入用のスイッチボタン90のオン操作から所定期間(例えば5分間)が経過すると電源がオフされる。
【0022】
従来のこの種の美容器具は、グリップを兼ねる本体ケースの左右両側にグリップ電極を設け、本体ケースの前面上部に肌用電極を設ける構造になっている。そのため、上腕や前腕の肌の手入れを行う場合には、片手で握った美容器具の肌用電極を腕肌に接触させることになる。この状態のパルス電流は、美容器具を握り締めた腕と、胴上部と、手入の対象となる腕を介して導通することとなり、導通距離が大きい分だけ電気抵抗が大きくなるため、イオン導出作用、あるいはイオン導入作用を充分に発揮させるのが困難となる。こうした不具合を解消して、上腕や前腕の肌の手入れを効果的に行うために、この実施例の美容器具では、ヘッド部86を本体部85に対して着脱できるようにしている。なお、顔肌に使用する場合は、従来どおり本体部85にヘッド部86を装着した状態で手入れを行う。
【0023】
ヘッド部86を本体部85に対して着脱するために、本体部85の上端に連結部97を凹み形成し、ヘッド部86の下面側に連結部97と嵌合する連結脚部98を設けている。本体部85に装着したヘッド部86を分離不能にロック保持するために、本体部85とヘッド部86との間にロック構造を設けている。図3に示すようにロック構造は、ロック体100と、ロック体100をロック付勢するロックばね101と、連結脚部98の前壁および後壁に設けたロック穴102とで構成する。ロック体100は、ロック穴102に係合するロック爪103と、解除ボタン(解除操作具)104とでL字状に構成してあり、全体が本体部85で前後スライド自在に支持されて、解除ボタン104が本体部85の前面上部に突出させてある。
【0024】
グリップ電極87と肌通電用の制御回路(電流調整回路)とは出力リード107を介して接続してあり、同様に肌用電極88と肌通電用の制御回路(電流調整回路)とは出力リード108を介して接続してある。前者出力リード107は本体部85の内面側からグリップ電極87に接続するが、後者出力リード108は、本体部85から引き出すことができる長尺(50cm)のリード線で形成してあって、本体部85の内部に設けたリード収納構造に巻き込み収納できるようにしてある。図2においてリード収納構造は、出力リード108を巻き込み収納するリール109と、リール109のリール軸を巻き込み付勢するリールばね110を含んで構成する。なお出力リード108は、プレス成形された板状の金属端子であってもよい。
【0025】
上記のように、ヘッド部86を本体部85に対して着脱できるようにした美容器具は、次の形態で実施できる。
【0026】
グリップ電極87および制御基板92を有する本体部85と、肌用電極88を有するヘッド部86とを備えており、
グリップ電極87および肌用電極88は、それぞれ制御基板92に設けた肌通電用の制御回路(電流調整回路)と出力リード107・108を介して接続されており、
ヘッド部86と本体部85とは着脱可能に連結されて、肌用電極88と肌通電用の制御回路(電流調整回路)とを接続する長尺の出力リード108の長さの範囲内で、ヘッド部86を本体部85から離れた状態で肌面に接触できることを特徴とする美容器具。
【0027】
上記のように、肌用電極88を有するヘッド部86と、グリップ電極87を有する本体部85とを着脱可能に連結し、肌用電極88と肌通電用の制御回路(電流調整回路)とを長尺の出力リード108で接続すると、ヘッド部86を本体部85から離れた状態で肌面に接触させることができる。例えば、上腕、前腕、手の甲などの肌の手入れを行う場合には、肌の手入れを行う側の手でグリップ電極87を含む本体部85を握り、本体部85から分離したヘッド部86を他方の手で握って、肌用電極88を腕肌に接触することができる(図4参照)。従って、グリップ電極87と肌用電極88との間の導通距離を、最大でも上腕から手までの距離とすることができ、イオン導出作用、あるいはイオン導入作用を充分に発揮させて、汚れの除去や美容液の浸透を的確に行える。また、図4に示すようにヘッド部86のみを腕肌に沿って操作すればよいので、ヘッド部86を本体部85と一体化した状態で美容処理を行なう場合に比べて、肌用電極88を自在に操作することができる。
【0028】
本体部85とヘッド部86との間に、本体部85に連結したヘッド部86を分離不能にロックするロック構造が設けられており、
ロック構造をロック解除操作する解除操作具104が、ヘッド部86を本体部85に連結した状態における、グリップ電極87と肌用電極88との間のケース外面に配置してある美容器具。解除操作具104は、押しボタン以外に、スライドノブ、あるいはレバーなどで構成することができる。
【0029】
上記のように、グリップ電極87と肌用電極88との間のケース外面に解除操作具104が配置してあると、ヘッド部86と本体部85と一体化した状態で美容器具を使用するとき、解除操作具104が誤って解除操作されるのを解消できる。従って、美容器具による汚れの除去や、化粧水等の美容用液の浸透を確実に行える。
【0030】
本体部85が、前後厚みに比べて左右幅が大きな断面形状に形成されており、
本体部85の左右両側にグリップ電極87が配置され、本体部85の前後面の少なくともいずれか一方に側に解除操作具104が配置してある美容器具。前後厚みに比べて左右幅が大きな断面形状としては、長方形、長方形の各角部が丸められた形状、および前後厚みに比べて左右幅が大きな楕円形、さらに前後面および左右面がそれぞれ外膨らみ面で形成してある形状などがある。
【0031】
本体部85の左右両側にグリップ電極87を配置し、本体部85の前後面に解除操作具104を配置すると、ヘッド部86を本体部85と一体化した状態で美容器具を使用するとき、解除操作具104が誤って解除操作されるのをさらに確実に防止できる。これは、グリップ電極87を手で握った状態において、対向間隔が大きな一対のグリップ電極87に手の握力が作用し、握力が殆ど作用しない側に配置した解除操作具104が、グリップ電極87を握った手の指で操作される可能性が充分に低いからである。
【0032】
本体部85とヘッド部86のいずれか一方に、肌用電極88用の出力リード108を巻込み収納するリール109を含むリード収納構造が設けてある美容器具。リード収納構造は、図1に示すように本体部85に設けるのが好適であるが、必要があればヘッド部86に設けてもよい。
【0033】
本体部85の内部に、リール109を含むリード収納構造を設けると、不使用時の出力リード108を整然とリール109に巻き取り収納できる。また、美容処理を行なう腕肌の部位に応じて、出力リード108を必要な長さだけ本体部85から引き出して、ヘッド部86を肌面に接触できる。したがって、出力リード108が邪魔になるのを防止しながら、腕肌の美容処理を適切に行なえる。
【0034】
リード収納構造が、リール109を巻込み付勢するリールばね110を含んで構成してあり、
ヘッド部86を本体部85から分離した状態において、出力リード108がリールばね110の付勢力で、常に巻き込み収納される向きに引っ張り付勢してある美容器具。
【0035】
本体部85から引き出した出力リード108を、リールばね110の付勢力で常に巻き込み収納される向きに引っ張り付勢すると、美容処理が終了したのちリール109を巻き込み操作する必要もなく、出力リード108を自動的にリール109に巻き取り収納できる。従って、出力リード108を収納する手間を省いて、美容器具の収納を簡便に行える。また、ヘッド部86を本体部85に連結した状態においては、出力リード108に作用する引っ張り力でヘッド部86を遊動不能に保持して、ヘッド部86ががたつくのを防止できる。上述したようにヘッド部86の内部にバイブレータを備えているが、このバイブレータ用として、出力リード108以外に、同リード108と同じ長さの給電リードを付加する。
【0036】
美容器具は、イオン導入機能とイオン導出機能を備えていることが好ましいが、イオン導入機能だけ、あるいはイオン導出機能だけを備えている、単機能の仕様であってもよい。
【符号の説明】
【0037】
85 本体部
86 ヘッド部
87 グリップ電極
88 肌用電極
104 解除操作具
108 出力リード
109 リール
110 リールばね

【特許請求の範囲】
【請求項1】
グリップ電極(87)を有する本体部(85)と、肌用電極(88)を有するヘッド部(86)とを備えており、
ヘッド部(86)と本体部(85)とが着脱可能に連結されていることを特徴とする美容器具。
【請求項2】
本体部(85)とヘッド部(86)との間に、本体部(85)に連結したヘッド部(86)を分離不能にロックするロック構造が設けられており、
ロック構造をロック解除操作する解除操作具(104)が、ヘッド部(86)を本体部(85)に連結した状態における、グリップ電極(87)と肌用電極(88)との間のケース外面に配置されている請求項1に記載の美容器具。
【請求項3】
本体部(85)が、前後厚みに比べて左右幅が大きな断面形状に形成されており、
本体部(85)の左右両側にグリップ電極(87)が配置され、本体部(85)の前後面の少なくともいずれか一方に側に解除操作具(104)が配置されている請求項2に記載の美容器具。
【請求項4】
本体部(85)とヘッド部(86)のいずれか一方に、肌用電極(88)用の出力リード(108)を巻き込み収納するリール(109)を含むリード収納構造が設けられている請求項1から3のいずれかひとつに記載の美容器具。
【請求項5】
リード収納構造が、リール(109)を巻き込み付勢するリールばね(110)を含んで構成してあり、
ヘッド部(86)を本体部(85)から分離した状態において、出力リード(108)がリールばね(110)の付勢力で、常に巻き込み収納される向きに引っ張り付勢されている請求項4に記載の美容器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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