説明

育苗装置

本発明は育苗装置に関するものであり、製造コストの低減と、工程を減らすことができるので、使用が容易である。本育苗装置は平行に立てられる多数の柱部材を持っている。多数の受け部材は多数の柱部材の間に水平に配置され,内部に少なくとも一つ以上の仕切りを備える。多数の栽培部材は受け部材の仕切りの間に配置され、底面に多数の貫通孔を備える。水供給手段は、栽培部材内に水を供給するために多数の柱部材に脱着可能に設置されている。温風供給手段は、栽培部材内に温風を供給するために柱部材と受け部材の周りに配置される。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は植物栽培装置に関するものであり、より詳しくは、使用が便利で、製作コストの低減及び工程を減らすことができる育苗装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
植物栽培装置は、狭い空間で植物を栽培したり、後で植え替るために種をまいて簡易発芽及び臨時に育てるための装置として、主に苗又は稲の苗などを育てるために使用され、植物成長に必要な環境(水分、温度及び光など)を調節できるようになっている。
【0003】
George P.Powell.Jr.に許与されたアメリカ合衆国特許US4,603,506は、このような植物栽培装置を開示する。
【0004】
図1は従来技術による植物栽培装置の正面図で、図2は図1の3-3線による拡大垂直断面図である。
【0005】
図1及び図2を参照すれば、植物栽培装置は、植物栽培用トレー(10)を備え、植物栽培用トレー(10)は、側壁部、末端壁部、底壁部及び開放上部を含み、植物の根を埋めることに適切な形態の非活性土壌を盛っている。
【0006】
管状支持フレーム(12)は、植物栽培用トレー(10)の下に配置され、植物栽培用トレー(10)を水平に保持するための受け部材を提供する。管状支持フレーム(12)は、離隔されている上部の管状水平フレームを含み、植物栽培用トレー(10)の底壁部を支持する。
【0007】
垂直管状パイプフレーム部材(33、34、35)は、上端がそれぞれT−ジョイント(25、24、26)と連結される。
【0008】
植物や種子は適切な間隔で土壌(11)に配置され、ゲートバルブ(74)が閉じると、植物の成長に適切な養分を供給するように培養液が準備される。このような培養液はトレー(10)と土壌(11)に注入され、土壌(11)のような高さまで満たされる。
【0009】
その後、ゲートバルブ(74)が開かれ、培養液が排水ノズル(76)を介して排水及び供給管(75)と、貯蔵室を限定する管状のフレーム部材に徐々に排水できるように空気バルブ(82)が調節される。
【0010】
その後、タイマー(83)は、毎24時間の周期に、約二度又は三度程度のエアポンプ(81)を作動するように調整され、エアポンプはまた空気バルブ(82)の調整によって、毎ポンピング作用時に、約数分間作動することができる。
【0011】
加圧空気が培養液水平面の上部の上部気圧室に強制されるため、植物に必要な営養分を供給するために培養液が栽培トレー(10)から土壌(11)に上昇される。
【0012】
空気ポンプ(81)がトレー(10)に事実上、培養液全部をポンピングするように十分な時間の間に作動した後、タイマー(82)は、培養液が排水及び供給管(75)を介して貯蔵室に戻り始めるように空気ポンプ(81)を作動させない。
【0013】
培養液は十分な成長強度及び養分のために約2週位、保持した後、排水されて新しい培養液に交換される。培養液はその後、下部パイプ区画(49)の下部一部に配置された排水バルブ(90)形態である排水手段を通じて除去される。
【0014】
このような従来技術による植物栽培装置は、小型として限定された空間で使用することができ、植物成長に必要な培養液及び水分を周期的に供給できるので、引き続き注意を払う必要がないので便利である。
【0015】
しかし、前述した植物栽培装置は、一つのトレー(10)を支持するために相対的に多くの数の支持フレーム(12)及び、ジョイント(25、26、27)を必要とするため、機能に比して作業性が低く、製造コストが高くなる点が問題である。
【0016】
また、小型なので、稲の苗のように大量栽培が必要な植物を栽培することが困難であった。水分以外に植物成長に必要な条件である光又は温度の調節が難しいという短所もあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
本発明は前述した従来技術による植物栽培装置の問題点を解決するためのもので、本発明の目的は生産性が高く、使用が便利であり、製造原価及び工程を減らすことができる育苗装置を提供する。
【0018】
本発明の他の目的は温度と光を調節することができ、保護カバーが被せられた状態で稲の苗の成長を目で確認可能な育苗装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0019】
このために、本発明の好ましい実施例による育苗装置は、平行に立てられる多数の柱部材と、多数の柱部材の間に水平に配置され、内部に少なくとも一つ以上の仕切りを備える多数の受け部材と、苗を育てるために受け部材の仕切りの間に配置され、底面に多数の貫通孔を備える多数の栽培部材と、栽培部材内に水を供給するために多数の柱部材に脱着可能に設けられる水供給手段と、栽培部材内に温風を供給するために柱部材と受け部材の周りに配置され、多数の柱部材に脱着可能に結合される温風供給手段と、栽培部材を外部から保護するために栽培部材と水供給手段が設けられた多数の柱部材及び多数の受け部材に被せられる保護手段とを含む。
【0020】
多数の柱部材は、両端の外縁にねじ山を備えた支持棒と、支持棒の周りに挿入されて内部に支持棒が貫通される多数の短管と、支持棒の両端にねじ結合される締結具を含む。
【0021】
受け部材は支持棒に嵌め込まれ、多数の短管の間に配置される多数の固定管を備える。
【0022】
水供給手段は、柱部材と対応する長さを有する第1垂直管と、第1垂直管の外周面の一側に長さ方向に沿って突出される多数の排出管と、第1垂直管の一番上端部で突出されて排出管への給水を統制するための制御バルブが外周面の一側に設けられる給水管と、第1垂直管の外周面の一側に付着して柱部材に脱着可能に結合される第1結合具とからなる。
【0023】
温風供給手段は、柱部材の下部に配置されて温風を発生させる温風機と、温風機と連通され、柱部材に脱着可能に結合され、外周面の一側の長さ方向に沿って一つ以上の吐出孔が形成され,
栽培部材に向かって温風を供給する温風供給管を含む。
【0024】
保護手段は、天井をなす半透明材質の不織布と、不織布の四方の周りから直下方に連結される半透明材質のビニール布と、ビニール布の一側の角に沿って設けられるチャックと、ビニール布の下端周りに沿って内部に嵌め込まれてビニール布の下部を締めるための絞り紐とからなる。保護手段のビニール布には少なくとも一つの以上の透明窓が設けられる。
【0025】
柱部材の上端には少なくとも一つ以上の受け棒が配置されて保護手段を支持することができる。
【0026】
このような構成によって、本発明の好ましい実施例による育苗装置は、製作工程を減らしてコストを削減することができる。
【0027】
上述した本発明の目的及び長所は、添付した図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳しく説明することにより、より明確になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、図3ないし図5を参照して、本発明の好ましい実施例による育苗装置を詳しく説明する。図3ないし図5で示したように、本発明の好ましい実施例による育苗装置(100)は、平行に立てられる多数の柱部材(110)と、多数の柱部材の間に水平に配置され、内部に少なくとも一つ以上の仕切りを備える多数の受け部材(120)と、苗を育てるために受け部材の仕切りの間に配置され、底面に多数の貫通孔を備える多数の育苗箱(130)と、育苗箱内に水を供給するために多数の柱部材に脱着可能に設けられる水供給部(140)と、育苗箱内に温風を供給するために柱部材と受け部材の周りに配置され、多数の柱部材に脱着可能に結合される温風供給部(150)と、育苗箱を外部から保護するために、育苗箱と水供給部が設けられた多数の柱部材及び多数の受け部材に被せられる保護カバー(160)とを含む。
【0029】
図4を参照すれば、柱部材(110)は、支持棒(111)、多数の短管(short tube)(112)及び締結具(113)によって組み立てられる。柱部材(110)は、互いに平行に立てられ、それぞれの柱部材(110)は、互いに四角形をなすように立てられることが一般的であるが、その形状又は間隔などがここに限定されるものではない。
【0030】
支持棒(111)は、両端の外縁にねじ山が形成されており、支持棒(111)は、金属又は合成樹脂で作られる。
【0031】
短管(112)は、前記支持棒(111)の直径より大きい内径を有し、支持棒(111)の周りに挿入される。
【0032】
短管(112)の長さは、支持棒(111)に少なくとも2個以上嵌め込まれるように、支持棒(111)の長さより短いことが好ましい。
【0033】
締結具(113)は、一種のボルトのような形状で、支持棒(111)の両端に具備されたねじ山によって支持棒(111)とねじ結合される。支持棒(111)の下端には図3に示されたようにタイヤ(114)を付着して育苗装置(100)を移動することもできる。
【0034】
図3及び図4を参照すれば、受け部材(120)は、互いにに平行に立てられている多数の柱部材(110)の間に水平に配置され、上部が開放されたボックス形状を有し、本発明の好ましい実施例では長方形形状を有するが、形状がここに限定されるものではない。受け部材(120)は、内部空間を区画する少なくとも一つ以上の仕切り(121)を備え、受け部材(120)の底面は部分的に開放されることもできる。
【0035】
受け部材(120)の各側壁が交差する多数の角部分には、固定管(122)が備えられる。固定管(122)は、溶接などの方法で受け部材(120)に固定され、受け部材(120)と一体に成形されることもできる。
【0036】
固定管(122)は、支持棒(111)が固定管(122)の内部を通過するように、支持棒(111)の外径より大きい内径を有し、固定管(122)の上下両端には、短管(112)が配置され、短管(112)の長さ程度の間隔をおいて多数の受け部材(120)を積層できるようにする。固定管(122)と短管(112)の内径は等しいことが好ましい。
【0037】
育苗箱(130)は、受け部材(120)の仕切り(121)の間に配置され、内部に床土を入れて苗を生長させる。育苗箱(130)は、底面に多数の貫通孔(131)を備える。貫通孔(131)は、育苗箱(130)の上部から水を供給される場合、余分の水を育苗箱(130)の外部に排出する役割をする。また、水が供給されない場合には、受け部材(120)と育苗箱の(130)底面の間のたまり水を育苗箱(130)の内部に吸い込むことができる。
【0038】
水供給部(140)は、柱部材(110)と対応する長さを有する第1垂直管(141)、第1垂直管(141)の外周面の一側の長さ方向に沿って所定間隔を置いて突出される多数の排出管(142)、第1垂直管(141)の一番上部側に設置され、制御バルブ(143)が備えられる給水管(144)及び、第1垂直管(141)の外周面の一側に付着して柱部材(110)に脱着可能に結合される第1結合具(145)とからなる。
【0039】
排出管(142)は、蛇口のような形状を有し、仕切り(121)の間に配置された育苗箱(130)の内部に向かって折り曲げられる。
【0040】
給水管(144)は、給水源(図示せず)と結合されている。給水管(144)には排出管(142)を通じる水の排出を制御するための制御バルブ(143)が設けられる。
【0041】
第1結合具(145)は、柱部材(110)に容易に嵌め込まれて、抜け出るように弾性材で形成され、柱部材(110)に付着したり、第1垂直管(141)と一体に成形され、柱部材(110)の直径と対応する内径を有し、部分切開された円筒形状であることが好ましい。
【0042】
温風供給部(150)は、柱部材(110)の下部に配置されて温風を発生させる温風機(151)と、温風機(151)と連通され、前記柱部材(110)に脱着可能に結合され、外周面の一側の長さ方向に沿って一つ以上の吐出孔(152)が形成され、育苗箱(130)に向かって温風を供給する温風供給管(153)を含む。
【0043】
本発明の好ましい実施例による育苗装置(100)は、温風機(151)が柱部材(110)の下部に配置するが、温風機(151)はそれぞれの育苗箱(130)の下部に配置することもでき、その位置はここに限定されない。
【0044】
温風供給管(153)は、柱部材(110)に脱着可能に結合される第2垂直管(154)を含み、第2垂直管(154)の外周面の一側には、柱部材(110)に脱着可能に結合される第2結合具(155)を含むこともできる。第2結合具(155)は、第1垂直管(141)に具備された第1結合具(145)と同じ形状及び大きさを有することが好ましい。第2垂直管(154)の外周面には長さ方向に沿って多数の吐出孔(152)が配置されうる。吐出孔(152)は、第2結合具(155)が柱部材(110)に付着すると、育苗箱(130)に向かう方向に配列される。
【0045】
保護カバー(160)は下部が開放される。保護カバー(160)は黒色の不織布が天井(161)をなし、四方の側面は半透明のビニール布(162)で構成される。ビニール布(162)の四方の角の中で、少なくとも一つの角にはチャック(163)が設けられる。ビニール布(162)の下端の周りに沿って絞り紐(164)が設けられる。ビニール布(162)の四方の側面の中で、少なくとも一つの側面には、また透明窓(165)が垂直に長く形成され、育苗箱(130)内の苗の生育過程を外部から肉眼で確認することができる。
【0046】
天井受け棒(170)は、対にして柱部材(110)の両上端にねじ結合され、単純に挿入される方式で設けられる。天井受け棒(170)は、保護カバー(160)を育苗装置(100)に設置した時、保護カバー(160)の天井を支持するためのものである。
【0047】
前記のような構造を有する本発明の好ましい実施例による育苗装置(100)の組立過程及び作用を添付図面を参照して説明する。
【0048】
本発明が好ましい実施例による育苗装置(100)は、図4のように、柱部材(110)の支持棒(111)に受け部材(120)の固定管(122)を挟んだ後、支持棒(111)にまた短管(112)を挟む方法を繰り返して、受け部材(120)を一定の間隔で平行に配置する。この時、柱部材(110)は、一般的に直方体の形状に配置されるが、柱部材(110)の配置形状がここに限定されるものではない。
【0049】
このように配置された各柱部材(110)は、図3に示さたように、水供給部(140)に突出された第1結合具(145)によって水供給部(140)がそれぞれ脱着可能に設けられる。
【0050】
この時、水供給株(140)の第1垂直管(141)は、柱部材(110)と突き合わせて結合され、排出管(142)は、受け部材(120)に設けられたそれぞれの育苗箱(130)に向かうように配置される。
【0051】
次いで、天井受け棒(170)が対にして、柱部材(110)の両上端にねじ結合されるとか、単純に挿入される方式で設けられる。
【0052】
このように組み立てられた状態で、稲の苗を生育させるため、作業者はそれぞれの育苗箱(130)内に床土を入れ、種籾をまいて、受け部材(120)の各仕切り(121)の間に育苗箱(130)を設置する。
【0053】
その後、作業者は制御バルブ(143)を開き、給水源(図示せず)から流入された水が第1垂直管(141)を経由した後、それぞれの排出管(142)を介して育苗箱(130)内に供給できるようにする。
【0054】
また、温風機(151)を使用して稲の苗の生育を助ける。作業者が育苗装置(100)の下部に位置された温風機(151)を使用すると、その温風機(151)から発生した温風は、図5に示されたように温風供給管(153)に沿って移動し、その温風供給管(153)に形成された多数の吐出孔(152)を介して育苗箱(130)の内に吐出される。
【0055】
これによって育苗箱(130) 内に播種された種籾の成長速度を増大させることができる。これに加えて、育苗装置(100)に保護カバー(160)を被せた状態であれば、種籾の成長効果が非常に高い。
【0056】
以下、育苗装置(100)の外観に保護カバー(160)を被せる過程を説明する。
【0057】
先ず、保護カバー(160)は、半透明のビニール布(162)の一側の角に設けられたチャック(163)を開いておいた状態で、育苗装置(100)に被せる。次いで、開いておいたチャック(163)をまた閉め、育苗装置(100)が外部から見えないようにする。
【0058】
最後に、半透明のビニール布(162)の下端に設けられた絞り紐(164)を引っぱって、保護カバー(160)が育苗装置(100)に完全に固定されて動かないようにする。
【0059】
このように保護カバー(160)が被せられた育苗装置(100)に日差しが差し込むと、保護カバー(160)の不織布(161)は黒色となっているため、育苗装置(100)内部の温風供給部(150)を使用しなくても苗の生育を助ける。一方、ビニール布(162)の一側面に形成された透明窓(165)は、保護カバー(160)の内部に位置した育苗装置(100)の育苗箱(130)を外部から肉眼で確認できるようにする。
【産業上の利用可能性】
【0060】
前述したように、本発明の実施例による改良された育苗箱は、組み立てが容易であり、苗の大量生産が可能であるので、生産性が高く、使用が便利であり、製造コストの低減及び工程を減らすことができる。
【0061】
本発明の好ましい実施例による育苗装置は、また、植物成長に必要な温度、水分及び光を調節することができ、保護カバーを備えて苗の生育を助ける一方、苗の生育状態を保護カバーの外部から肉眼で確認することができる。
【0062】
以上では、本発明を前記の実施例で詳しく説明したが、本発明はここに限定されるものではなく、この技術分野で通常の知識を有する者であれば、通常の範疇を逸脱しない限りにおいて、あらゆる変形や改良が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】従来技術による植物栽培装置の正面図。
【図2】図1の3−3線による拡大垂直断面図。
【図3】本発明の好ましい実施例による育苗装置の分解斜視図。
【図4】図3の主要部分を示す分解斜視図。
【図5】本発明の好ましい実施例による育苗装置の概略的垂直断面図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平行に立てられる多数の柱部材と、
前記多数の柱部材の間に水平に配置され、内部に少なくとも一つ以上の仕切りを備える多数の受け部材と、
苗を育てるために前記受け部材の仕切りの間に配置され、底面に多数の貫通孔を備える多数の栽培部材と、
前記栽培部材内に水を供給するために、前記多数の柱部材に脱着可能に設けられる水供給手段と、
前記栽培部材内に温風を供給するために、前記柱部材と前記受け部材の周りに配置され、前記多数の柱部材に脱着可能に結合される温風供給手段と、
前記栽培部材を外部から保護するために、前記栽培部材と前記水供給手段が設けられた前記多数の柱部材及び、前記多数の受け部材に被せられる保護手段を含むことを特徴とする育苗装置。
【請求項2】
請求項1において、前記多数の柱部材は、
両端の外縁にねじ山を具備した支持棒と、
前記支持棒の周りに挿入されて内部に前記支持棒が貫通される多数の短管と、
前記支持棒の両端にねじ結合される締結具を含むことを特徴とする育苗装置。
【請求項3】
請求項2において、前記受け部材は前記支持棒に嵌め込まれ、前記多数の短管の間に配置される多数の固定管を備えることを特徴とする育苗装置。
【請求項4】
請求項1において、前記水供給手段は、
前記柱部材と対応する長さを有する第1垂直管と、
前記第1垂直管の外周面の一側に長さ方向に沿って突出される多数の排出管と、
前記第1垂直管の一番上端部で突出されて、前記排出管への給水を統制するための制御バルブが外周面の一側に設けられる給水管と、
前記第1垂直管の外周面の一側に付着して、前記柱部材に脱着可能に結合される第1結合具とからなることを特徴とする育苗装置。
【請求項5】
請求項1において、前記温風供給手段は、
前記柱部材の下部に配置されて温風を発生させる温風機と、
前記温風機と連通されて、前記柱部材に脱着可能に結合され、外周面の一側の長さ方向に沿って一つ以上の吐出孔が形成され、前記栽培部材に向かって温風を供給する温風供給管とを含むことを特徴とする育苗装置。
【請求項6】
請求項1において、前記保護手段は、
天井をなす半透明材質の不織布と、
前記不織布の四方の周りから直下方に連結される半透明材質のビニール布と、
前記ビニール布の一側の角に沿って設けられるチャックと、
前記ビニール布の下端の周りに沿って内部に嵌め込まれ、前記ビニール布の下部を締めるための絞り紐とからなることを特徴とする育苗装置。
【請求項7】
請求項6において、前記保護手段のビニール布は、少なくとも一つ以上の透明窓が設けられることを特徴とする育苗装置。
【請求項8】
請求項6において、柱部材の上端に少なくとも一つ以上の受け棒が配置され、前記保護手段を支持することを特徴とする育苗装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2007−512831(P2007−512831A)
【公表日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−542498(P2006−542498)
【出願日】平成16年12月1日(2004.12.1)
【国際出願番号】PCT/KR2004/003133
【国際公開番号】WO2005/053378
【国際公開日】平成17年6月16日(2005.6.16)
【出願人】(506189412)ナムジン アグリカルチャー テクニーク リミテッド (1)
【出願人】(506189445)
【Fターム(参考)】