説明

自動ワインダー

【課題】巻取りフレームが分割フレーム構造として構成してある巻取りユニットにおいて、巻取りフレームの堅牢性を向上して振動の発生を防止する。
【解決手段】巻取りユニット3の巻取りフレーム8は、最上部に配置される上段フレーム11と、上段フレーム11の下部に配置される次段フレーム12とを含んで、分割フレーム構造として構成する。上段フレーム11は、箱状に形成されて、その底面が平板状の下壁39で形成してある。次段フレーム12は、箱状に形成されて、その上面が平板状の上壁50で形成してある。上段フレーム11の下壁39の下面に設けた上段接合座42と、次段フレーム12の上壁50の上面に形成した次段接合座51とが、互いに面接触する状態で両フレーム11・12を接合する。上段接合座42と次段接合座51とは、互いに密着する向きに締結する複数の第1締結具45・46で固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一群の巻取りユニットで構成される自動ワインダーに関し、なかでも巻取りユニットの巻取りフレームが複数個のフレームで構成してある、分割フレーム構造の巻取りフレームに関して改良を加えたものである。
【背景技術】
【0002】
この種の巻取りユニットの基本構造は、例えば特許文献1に公知である。そこでは、給糸交換装置を備えた下フレームと、糸継装置を備えた中間フレームと、巻取り装置を備えた上フレームとで、巻取りフレームを分割フレーム構造として構成している。この種の従来の巻取りフレームの概略構造を図6に示す。そこでは、側面および上面が開口する中間フレーム71の上面に、前接合座72と、後接合座73と、これら両者72・73を一側縁に沿って繋ぐ横接合座74と、前接合座72に隣接する前端接合座75とが設けられている。これらの接合座に上フレーム76を接合した状態で、後接合座73に挿通される2個のボルト77と、前端接合座75にねじ込まれる2個のボルト78とで、上フレーム76は中間フレーム71に締結されている。さらに、図示していない下フレームの底部に設けた装着部をパイプフレームの上面に係合し、後壁の開口面側の上下に設けられる締結ボス79をボルト80で締結することにより、巻取りユニットが基台フレームに固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−106433号公報(段落番号0015、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
巻取りユニットは、上フレームに設けた巻取り構造を高速度で連続して回転駆動することにより、給糸ボビンの糸を巻き直してパッケージを形成する。そのため、巻取りユニットの稼動時に、上フレームと中間フレームとが分割されていることに起因して、上フレームが振動する傾向がある。上フレームが振動する状態では、パッケージにおける糸の巻き姿が乱れ、あるいは中間フレームが振動し、各装置の部品が摩耗し、あるいは破損して糸継ぎを的確に行えなくなるおそれがある。
【0005】
先に説明した従来の巻取りフレームにおいては、振動対策として、中間フレーム71の上面に設けた各接合座72〜75に上フレーム76を接合し、上フレーム76と中間フレーム71を4個のボルト77・78で締結している。しかし、中間フレーム71に設けた各接合座72〜75の接合面積が小さく、しかも、前側の2個のボルト78の締結方向が前後方向である。そのため、上フレーム76を中間フレーム71の前接合座72、および横接合座74に対して強固に密着させることが困難であった。また、中間フレーム71が基台フレームに対して、後壁の開口面側の上下に設けた締結ボス79のみで締結してあるため、巻取りフレームを基台フレームに対して強固に固定するのが困難であった。
【0006】
本発明の目的は、巻取りフレームが分割フレーム構造として構成してある巻取りユニットにおいて、巻取りフレームの堅牢性を向上して振動の発生を防止でき、糸の巻き姿を適正化してパッケージの品質を向上できる自動ワインダーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る自動ワインダーは、基台フレーム1に沿って配置した一群の巻取りユニット3を備えている。巻取りユニット3の巻取りフレーム8は、最上部に配置される上段フレーム11と、上段フレーム11の下部に配置される次段フレーム12とを含んで、分割フレーム構造として構成する。上段フレーム11は、一側面が開口する箱状に形成されて、その底面が平板状の下壁39で形成されている。次段フレーム12は、一側面が開口する箱状に形成されて、その上面が平板状の上壁50で形成されている。上段フレーム11と次段フレーム12とは、上段フレーム11の下壁39の下面に設けた上段接合座42と、次段フレーム12の上壁50の上面に形成した次段接合座51とが、互いに面接触する状態で接合する。上段接合座42と次段接合座51とは、両接合座42・51どうしを密着する向きに締結する複数の第1締結具45・46で固定する。
【0008】
次段フレーム12の後壁の左右側面の3個所以上に締結ボス55を設ける。締結ボス55を基台フレーム1に第2締結具57で締結する。
【0009】
次段フレームは、上段フレーム11の下部に配置される中段フレーム12と、中段フレーム12の下部に配置される下段フレーム13とで構成する。巻取りユニット3は、巻取り構造14を備えた上段フレーム11と、糸継ぎ構造15を備えた中段フレーム12と、糸供給構造16を備えた下段フレーム13とで構成する。
【0010】
第1締結具は、上段フレーム11の外面に設けた締結座40・41を締結する2個の外締結ねじ45と、上段フレーム11の下壁39をフレーム内面側から締結する2個の内締結ねじ46とを含む。内締結ねじ46を、上段フレーム11の開口面の近傍に配置して、動力式の締結工具で締結できるようにする。
【発明の効果】
【0011】
本発明においては、上段フレーム11の底面を平板状の下壁39で形成し、その下面を上段接合座42とした。また、次段フレーム12の上面を平板状の上壁50で形成し、その上面を次段接合座51とした。そのうえで、上段接合座42と次段接合座51とを、互いに面接触する状態で接合して、従来の分割フレーム構造の巻取りフレームに比べて、上段フレーム11と次段フレーム12の接合部の面積を充分に大きくできるようにした。さらに、両接合座42・51どうしを複数の第1締結具45・46で互いに密着する向きに締結して、両接合座42・51を全面にわたって密着できるようにした。従って、本発明に係る巻取りフレーム8によれば、分割フレーム構造としてあるにも拘らず、巻取りフレーム8の堅牢性を向上して上段フレーム11における振動の発生を防止できる。さらに、糸の巻き姿を適正化してパッケージの品質を向上できる自動ワインダーを提供できる。
【0012】
次段フレーム12の後側の3個所以上に締結ボス55を設け、これらの締結ボス55を基台フレーム1に第2締結具57で締結すると、従来のフレーム構造に比べて、巻取りフレーム8を基台フレーム1に対してより強固に締結できる。従って、巻取りフレーム8が分割フレーム構造として構成してある巻取りユニット3において、振動の発生をさらに確実に防止できる。
【0013】
中段フレーム12と、下段フレーム13で次段フレームを構成すると、上段フレーム11、および先の各フレーム12・13に巻取り構造14、糸継ぎ構造15、糸供給構造16をバランスよく配分して、ひとつのフレームに機構部品が集中するのを解消できる。また、個々のフレーム11〜13に巻取り構造14、糸継ぎ構造15、糸供給構造16を予め組付けておくことができるので、巻取りユニット3の据付時には、各フレーム11〜13どうしを締結し、あるいは基台フレーム1に締結するだけで、据付作業を簡便に行える。
【0014】
第1締結具が、2個の外締結ねじ45と2個の内締結ねじ46とを含む締結構造において、内締結ねじ46を上段フレーム11の開口面の近傍に配置すると、各ねじ45・46を動力式の締結工具で簡単に締結することができる。従って、上段フレーム11を次段フレーム12に組付けるのに要する手間と時間を大幅に省くことができる。外締結ねじ45および内締結ねじ46の締付けトルクを均一化できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る巻取りフレームを示す、一部破断側面図である。
【図2】自動ワインダーの概略正面図である。
【図3】巻取りユニットの正面図である。
【図4】巻取りユニットの左側面図である。
【図5】上段フレームと次段フレームの分解斜視図である。
【図6】従来の上段フレームと次段フレームの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
(実施例) 図1ないし図5は、本発明に係る自動ワインダーの実施例を示している。なお、本発明における前後、左右、上下とは、図1、図2に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。
【0017】
図2において、自動ワインダーは、基台フレーム1とサブフレーム2の長手方向に沿って配置される一群の巻取りユニット3で構成されている。基台フレーム1およびサブフレーム2は、それぞれ巻取りユニット3の後部に配置されている。基台フレーム1は、断面が六角形状の中空体からなり、巻取りユニット3で発生した糸屑を回収するための吸引ダクトを兼ねている。基台フレーム1の右側端は、右側のサイドフレーム4に固定され、基台フレーム1の左側端は、内部にブロワ5が収容してある負圧供給源6に接続されている。サブフレーム2は断面が円形のパイプからなり、その両側端が左右のサイドフレーム4に固定されている。
【0018】
図3および図4において、巻取りユニット3は、起立する縦長箱状の巻取りフレーム8を基体にして構成されており、給糸ボビン9の糸Yを巻き直してパッケージ10を形成する。巻取りフレーム8は、上段フレーム11と、中段フレーム(次段フレーム)12と、下段フレーム13とで分割フレーム構造として構成されている。各フレーム11〜13はそれぞれアルミニウムを素材とするダイキャスト成形品からなる。上段フレーム11の外側面には巻取り構造14が、中段フレーム12の外側面には糸継ぎ構造15が、下段フレーム13の外側面には糸供給構造16が配置されている。
【0019】
巻取り構造14は、綾振りドラム(綾振り装置)19と同ドラム19を回転駆動するモータ(駆動源)20、パッケージ10を支持するクレードル21と、クレードル21を揺動操作するエアーシリンダ22(図1参照)、およびトラバースガイド23などで構成されている。パッケージ10は綾振りドラム19に外接した状態で従動回転されて、調整された糸Yを巻き取る。これらの構成部品のうち、モータ20およびエアーシリンダ22などが上段フレーム11の内部に収容されている。また、中段フレーム12の内部には、各機器の運転状態を制御する電子基板24、あるいは電気部品などが収容されている。さらに、下段フレーム13の内部には、複数のエアー配管、および制御バルブ25などが収容されている。上段フレーム11の前面には、巻取り構造14の運転状態を表示する表示パネルと、制御ボタンなどが配置されている。
【0020】
糸継ぎ構造15は、スラブキャッチャ28と、糸継ぎ装置29と、中段フレーム12の側面に配置されるサクションマウス30と、下段フレーム13の側面に配置される中継ぎパイプ31などで構成されている。図4に示すように、サクションマウス30および中継ぎパイプ31は、それぞれ基台フレーム1にサクション通路を介して連通されており、切断された糸Yを吸引して糸継ぎ装置29に渡し、さらに、糸欠陥を含む糸屑を吸引して基台フレーム1へ搬送する。図示していないが、給糸ボビン9を巻取りユニット3に供給するボビン供給マガジンの部分にも、糸屑を吸引空気とともに吸引して基台フレーム1へ搬送するマガジンパイプが設けられている。糸供給構造16は、テンション装置33と、給糸ボビン9の上部に配置される解舒補助装置34などで構成されている。
【0021】
図5に、上段フレーム11と、中段フレーム12の概略構造を示している。上段フレーム11は、その前面、上面、および後面を覆う周囲壁37と、周囲壁37に連続して左側面を覆う側壁38と、側壁38に連続して底面を覆う平板状の下壁39とで、右側面が開口する箱状に形成されている。周囲壁37の前面の下部と、側壁38の下部の前後方向の中途部には、それぞれ締結座40・41が形成されている。これらの締結座40・41の下面は、下壁39の下面の上段接合座42と同一平面上にある。下壁39の前後2個所、および締結座40・41には、それぞれねじ挿通穴43が形成されており、下壁39に形成したねじ挿通穴43に隣接して位置決め穴44が形成されている。
【0022】
図1に示すように、上段フレーム11の内部を、モータ20が収容される前部空間と、エアーシリンダ22が収容される後部空間とに分けて考えるとき、下壁39に形成したねじ挿通穴43の一方は前部空間の側に配置され、他方は後部空間の側に配置されている。4個のねじ挿通穴43には、それぞれ六角穴付きボルトからなる第1締結具が挿通される。以下では、締結座40・41のねじ挿通穴43に挿通される六角穴付きボルトを外締結ねじ(第1締結具)45と言い、下壁39のねじ挿通穴43に挿通される六角穴付きボルトを内締結ねじ(第1締結具)46と言う。内締結ねじ46を、インパクトレンチなどの動力式の締結工具で締結するために、下壁39に形成されるねじ挿通穴43は、下壁39の開口面の近傍に形成されている。
【0023】
中段フレーム12は、その前面、下面、および後面を覆う逆門形の周囲壁48と、周囲壁48に連続して左側面を覆う側壁49と、側壁49に連続して上面を形成する平板状の上壁50とで、右側面が開口する箱状に形成されている。上壁50の上面は、上段フレーム11を接合するための次段接合座51になっており、その前後4個所にねじ穴52が形成されている。ねじ穴52の配置パターンは、先のねじ挿通穴43の配置パターンに一致されている。また、内締結ねじ46がねじ込まれるねじ穴52に隣接して位置決めピン53が固定されている。
【0024】
周囲壁48の後壁の上部左右と、後壁の右下隅には、締結ボス55が中段フレーム12の開口面よりも外側方へ突出する状態で形成されている。これら3個の締結ボス55にはそれぞれねじ挿通穴56が形成されており、これらの挿通穴56に挿通した第2締結ねじ(第2締結具)57を基台フレーム1にねじ込むことにより、中段フレーム12を基台フレーム1に固定することができる。第2締結ねじ57は、先の第1締結具と同じ六角穴付きボルトからなる。基台フレーム1には、締結ボス55のねじ挿通穴56に対応してねじ挿通穴とナット58とが設けられている。
【0025】
巻取りフレーム8は、図1に示すように、各フレーム11・12・13の内部に機構部品、電子基板などの電装品、およびエアー配管などを予め組付けたのち、下段フレーム13、中段フレーム12、上段フレーム11を一体化する。詳しくは、下段フレーム13と中段フレーム12とを、図示していない4個のねじで締結して一体化し、下段フレーム13の下面に設けたトンネル断面状の装着部60をサブフレーム2に係合する。その状態で、中段フレーム12の締結ボス55と基台フレーム1のナット58の位置を調整し、締結ボス55に挿通した第2締結ねじ57をナット58にねじ込んで、下段フレーム13および中段フレーム12を基台フレーム1に固定する。このように、中段フレーム12の周囲の3個所を基台フレーム1に締結すると、従来の分割フレーム構造の巻取りフレームに比べて、中段フレーム12および上段フレーム11を、基台フレーム1に対してより強固に固定することができる。
【0026】
次に、上段フレーム11の下壁39を、中段フレーム12の上壁50に載置し、位置決め穴44を位置決めピン53に係合して、上段フレーム11を中段フレーム12に対して位置決めする。この接合状態においては、上段接合座42と次段接合座51とが全面にわたって密着するので、両フレーム11・12の接合面積を充分に大きくすることができる。この実施例における両フレーム11・12の接合面積は、図6で説明した従来の巻取りフレームの接合面積の約3倍にまで拡大することができた。この後、外締結ねじ45および内締結ねじ46をねじ穴52にねじ込んで、上段フレーム11を中段フレーム12に固定する。このとき、外締結ねじ45と内締結ねじ46を、例えば、ねじ込み順番が外前、内後、外後、内前と交互になる状態で、動力式の締結工具で締結すると、下壁39を均等に締結することができる。
【0027】
上記のように、外締結ねじ45および内締結ねじ46を、上段接合座42と次段接合座51とが互いに密着する向きに締結すると、上段フレーム11の下壁39を、中段フレーム12の上壁50に対して強固に密着する状態で締結できる。従って、中段フレーム12の周囲の3個所を基台フレーム1に強固に締結できることに加えて、上段フレーム11における振動の発生を防止できる。中段フレーム12の前後長さは、上段フレーム11の前後長さに比べて小さく設定されている。そのため、上段フレーム11を中段フレーム12に組付けた状態においては、先に説明した上段フレーム11の後部空間の後側の概ね半分の部分が、中段フレーム12の後端から後方へ張り出している(図1参照)。最後に、上段フレーム11の側面開口をカバーで覆い、さらに、上段フレーム11の前面に表示パネルを組付ける。
【0028】
上記の実施例では、次段フレームを中段フレーム12と下段フレーム13とに分けて構成したが、中段フレーム12と下段フレーム13を一体に構成して次段フレーム12とすることができる。上段フレーム11と中段フレーム12は、4個以上の第1締結具45・46で締結することができる。上記の実施例では、ドラム式の綾振り装置を採用したが、アーム式の綾振り装置を採用してもよい。
【符号の説明】
【0029】
1 基台フレーム
3 巻取りユニット
8 巻取りフレーム
11 上段フレーム
12 次段フレーム(中段フレーム)
39 上段フレームの下壁
42 上段接合座
45 第1締結具(外締結ねじ)
46 第1締結具(内締結ねじ)
50 次段フレームの上壁
51 次段接合座
55 締結ボス
57 第2締結ねじ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基台フレームに沿って配置した一群の巻取りユニットを備えている自動ワインダーであって、
前記巻取りユニットの巻取りフレームが、最上部に配置される上段フレームと、前記上段フレームの下部に配置される次段フレームとを含んで、分割フレーム構造として構成されており、
前記上段フレームは、一側面が開口する箱状に形成されて、その底面が平板状の下壁で形成されており、
前記次段フレームは、一側面が開口する箱状に形成されて、その上面が平板状の上壁で形成されており、
前記上段フレームと前記次段フレームとは、前記上段フレームの下壁の下面に設けた上段接合座と、前記次段フレームの上壁の上面に形成した次段接合座とが、互いに面接触する状態で接合されており、
前記上段接合座と前記次段接合座とが、両接合座どうしを密着する向きに締結する複数の第1締結具で固定されていることを特徴とする自動ワインダー。
【請求項2】
前記次段フレームの後壁の左右側面の3個所以上に締結ボスが設けられており、
前記締結ボスが基台フレームに第2締結具で締結されている請求項1に記載の自動ワインダー。
【請求項3】
前記次段フレームが、前記上段フレームの下部に配置される中段フレームと、前記中段フレームの下部に配置される下段フレームとで構成されており、
前記巻取りユニットが、巻取り構造を備えた上段フレームと、糸継ぎ構造を備えた中段フレームと、糸供給構造を備えた下段フレームとで構成されている請求項2に記載の自動ワインダー。
【請求項4】
前記第1締結具が、前記上段フレームの外面に設けた締結座を締結する2個の外締結ねじと、前記上段フレームの下壁をフレーム内面側から締結する2個の内締結ねじとを含み、
前記内締結ねじが、前記上段フレームの開口面の近傍に配置されて、動力式の締結工具で締結できるように構成されている請求項3に記載の自動ワインダー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−67444(P2013−67444A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−205272(P2011−205272)
【出願日】平成23年9月20日(2011.9.20)
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)
【Fターム(参考)】