説明

自動車のアウターハンドル装置

【課題】アウターハンドル装置に、簡素で、且つ最小の設置スペースで設置可能な構造をもって、自動車の衝突時にドアのロックの解除を確実に阻止する機能を持たせる。
【解決手段】ハンドルブラケットBには、ハンドル本体Hの引き操作により付勢体の付勢に抗して正転されるようにハンドル本体Hに連係された入力側回動体10と、この入力側回動体10の正転に連動して正転してドアロック装置に連係された伝達部材をロックを解除させる位置に移動させる出力側回動体11と、両回動体10、11を接続解除可能に接続させる接続手段12とが備えられている。自動車の衝突によりハンドル本体Hに前記引き操作の操作方向xへ向けた移動を生じさせる力が作用されたときに、接続手段12を構成する可動部12aが車外側Exに移動して前記両回動体10、11の接続を解除させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、自動車のドアの外側に備えられて車外からの引き操作によりドアロック装置によるこのドアのロックを解除させるアウターハンドル装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ハンドルの車外側への引き操作によりドアのロックを解除させるハンドル装置において、自動車の衝突時、典型的には側面衝突時にハンドルにこの操作の方向への移動力が作用されたときに、このハンドルとドアロック装置とを連係させる機構が、ドアのロックを解除する動作をしないようにしたものとして、特許文献1及び2に示されるものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平3−119277号公報
【特許文献2】特開2005−232768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種のアウターハンドル装置に、簡素で、且つ最小の設置スペースで設置可能な構造をもって、自動車の衝突時にドアのロックの解除を確実に阻止する機能を持たせる点にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を達成するために、この発明にあっては、自動車のアウターハンドル装置を、自動車のドアに備えられて車外からの引き操作によりドアロック装置によるこのドアのロックを解除させるアウターハンドル装置であって、
ハンドル本体と、ドア側に固定されてこのハンドル本体を前記引き操作可能にドアに支持させるハンドルブラケットとを有しており、
ハンドルブラケットには、
ハンドル本体の前記引き操作により付勢体の付勢に抗して正転されるようにハンドル本体に連係された入力側回動体と、
この入力側回動体の正転に連動して正転して前記ドアロック装置に連係された伝達部材を前記ロックを解除させる位置に移動させる出力側回動体と、
両回動体を接続解除可能に接続させる接続手段とが備えられており、
自動車の衝突により前記ハンドル本体に前記引き操作の操作方向へ向けた移動を生じさせる力が作用されたときに、接続手段を構成する可動部が車外側に移動して前記両回動体の接続を解除させるようになっているものとした。
【0006】
前記接続手段の可動部を、自動車の衝突により前記ハンドル本体に前記引き操作の操作方向へ向けた移動を生じさせる力が作用されたときに、付勢部材の付勢に抗して移動するようにしておくことが、この発明の好適な態様の一つである。この場合さらに、かかる接続手段の可動部を、入力側回動体の外周部から付勢部材の付勢によりその一部を突出させて出力側回動体の内周部の被接続部に係合されるようにしておくことが、好適である。
【0007】
かかる構成によれば、前記ハンドル本体に前記のような力が作用されると同時に入力側回動体と出力側回動体との接続を解いて、ハンドル本体が前記引き操作の操作方向に移動し従って入力側回動体が正転にしても出力側回動体を正転させないようにすることができる。これにより、このような力の作用時におけるドアのロックの解除を、入力側回動体、出力側回動体及び接続手段の三点をもって確実に阻止することができる。
【発明の効果】
【0008】
この発明にかかるアウターハンドル装置によれば、簡素な構造をもって、自動車の衝突時にドアのロックの解除を確実に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1はアウターハンドル装置の斜視図である。
【図2】図2はアウターハンドル装置の要部分解斜視図である。
【図3】図3はアウターハンドル装置の背面図である。
【図4】図4はアウターハンドル装置の取り付け状態を示した側面図である。
【図5】図5は図3におけるA−A線断面図である。
【図6】図6は図5の状態からハンドル本体を引き操作したときのアウターハンドル装置の断面図である。
【図7】図7は接続手段による入力側回動体と出力側回動体との接続が解かれた状態におけるアウターハンドル装置の断面図である。
【図8】図8は出力側回動体を取り外してアウターハンドル装置の要部を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1〜図8に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について説明する。この実施の形態にかかるアウターハンドル装置は、自動車のドアDの外側に備えられて車外からの引き操作によりドアロック装置(図示は省略する。)によるこのドアDのロックを解除させるものである。
【0011】
かかるアウターハンドル装置は、ハンドル本体Hと、ドアD側に固定されてこのハンドル本体Hを前記引き操作可能にドアDに支持させるハンドルブラケットBとを有している。
【0012】
図示の例では、ハンドル本体Hは、バー両端部1、2間を把持部3とした棒状をなすように構成されている。ハンドル本体Hのバー一端部1にはドアDのアウタパネルDp内に入り込む延長部4が連接されている。この延長部4はアウタパネルDp内において縦向きの回動軸5をもって回動可能に支持されるようになっている。一方、ハンドル本体Hのバー他端部2の背面側にはこの背面に直交する向きに突き出す連係部6が形成されている。この連係部6はハンドルブラケットBを前後に貫通した貫通孔9を通じてドアDのアウタパネルDp内に入り込むようになっている。この連係部6には、その突きだし方向に長く続く受け入れ穴6aが上下方向に貫通するように設けられている。図示の例では、ハンドル本体Hは、後述するハンドルブラケットBに備えられた入力側回動体10及び出力側回動体11の付勢により、通常はかかる連係部6をドアDのアウタパネルDp内に最も入り込ませた位置に位置づけられるようになっている。(図4、図5/以下、ハンドル本体Hのこの位置を未操作位置という。)この未操作位置にあるハンドル本体Hの把持部3を把持してこのハンドル本体Hを引き操作すると、ハンドル本体Hは前記バー一端部1側を回動中心としてバー他端部2をドアDのアウタパネルDpから離れる向きに移動させ、この移動により連係部6は車外側Exに移動される。図示の例では、この連係部6の移動により付勢に抗して入力側回動体10及び出力側回動体11が正転(図5における反時計回りの向き)され、この両回動体10、11の正転によって前記ドアロック装置に連係された伝達部材(図示は省略する。)がこのドアロック装置による前記ロックを解除させる位置に移動されるようになっている。図示の例では、出力側回動体11に伝達部材に対する連結部11hが形成されており、出力側回動体11が正転すると伝達部材が下方に押し込まれてドアロック装置のラッチをドア枠側に設けたストライカとの係合を解く位置に移動させるようになっている。
【0013】
ハンドルブラケットBは、背面7をドアDのアウタパネルDpに対する取り付け部8としている。また、このハンドルブラケットBには、前記貫通孔9が形成されていると共に、このハンドルブラケットBの背面7側には、ハンドル本体Hの前記引き操作により付勢体の付勢に抗して正転されるようにハンドル本体Hに連係された入力側回動体10と、この入力側回動体10の正転に連動して正転して前記ドアロック装置に連係された伝達部材を前記ロックを解除させる位置に移動させる出力側回動体11と、両回動体10、11を接続解除可能に接続させる接続手段12とが備えられている。
【0014】
図示の例では、ハンドルブラケットBの背面7には、前記貫通孔9の形成位置より上方において、左右一対の軸受け部13、14と、この左右の軸受け部13、14間に位置される中間軸受け部15とがそれぞれ後方に突き出すように形成されている。貫通孔9の直上に図2における左側の軸受け部13と中間軸受け部15との間の空間が位置されるようになっている。各軸受け部13、14、15には、シャフト状をなす回動中心軸17の通し孔16が形成されている。図示の例では、図中符号18で示される頭部を備えた回動中心軸17を各軸受け部13、14、15の通し孔16に通し、ハンドル本体Hの前記操作による移動方向に略直交する横向きに前記両回動体10、11の回動中心軸17を配するようにしている。図中符号19で示される回動中心軸17の先端に止め付けられるEリングである。
【0015】
出力側回動体11は、左右一対のアーム部11a、11aと、この左右のアーム部11a、11a間に亘る天壁11eと、この天壁11eに続いて一対のアーム部11a、11aの先端11d間に亘る後壁11fとを備え、概ねアーム部11aの基端11b間及び下方を開放させた形態となっている。一対のアーム部11a、11aの先端11dは前記各軸受け部13、14、15より後方に位置されている。左右のアーム部11a、11aの外面間の間隔は左右の軸受け部13、14の内面間の間隔に略等しく、また、左右のアーム部11a、11aの基端11bにはそれぞれ前記回動中心軸17の通し孔11gが形成されている。出力側回動体11は、この左右のアーム部11a、11aの通し孔11gに前記各軸受け部13、14、15間に亘る前記回動中心軸17を通されて、左右の軸受け部13、14間に回動可能に支持されるようになっている。
【0016】
一方、入力側回動体10は、出力側回動体11の内側において回動可能に支持されるようになっている。入力側回動体10は、上部に出力側回動体11に対する組み合わせ部10aを有し、下部にハンドル本体Hの連係部6に対するレバー部10dを有し、両者の間の中心部10eに前記回動中心軸17の通し孔10fを備えている。具体的には、入力側回動体10の正転前の状態において、組み合わせ部10aは中心部10eから斜め上に突きだし、レバー部10dは中心部10eから斜め下に突き出している。
【0017】
組み合わせ部10aは、前記中心部10eから後方側に突き出すように形成されている。また、この組み合わせ部10aは、出力側回動体11の図2における左側のアーム部11aの内面と中間軸受け部15との間に亘る横幅を有している。この組み合わせ部10aの天面10bが出力側回動体11の天壁11e下に位置され、この組み合わせ部10aの外周部を構成する後面10cが出力側回動体11の後壁11fの内方に位置されるようになっている。図示の例では、この組み合わせ部10aの後面10cは回動中心軸17を円心とした仮想の円の円弧に沿うように形成されていると共に、出力側回動体11の内周部を構成する後壁11fの内面もこの仮想円の円弧に沿うように形成されている。後述の接続手段12の接続解除時は入力側回動体10の正転は出力側回動体11の開放された下部から組み合わせ部10aを抜け出させることで許容される。
【0018】
前記ハンドル本体Hの連係部6は貫通孔9を通じて各軸受け部13、14、15よりもさらに後方に入り込むようになっている。入力側回動体10のレバー部10dは、この連係部6の受け入れ穴6aに上方から入り込んでいる。
【0019】
前記付勢体は、図示の例では、バネ巻回部21aに前記回動中心軸17を通して、入力側回動体10の中心部10eと中間軸受け部15との間にこのバネ巻回部20aを位置させると共に、バネ一端20bを入力側回動体10に当接させ、かつ、バネ他端20cを中間軸受け部15の基部側に当接させた、第一ねじりコイルバネ20によって構成されている。
【0020】
前記接続手段12は、可動部12aと、この可動部12aの付勢部材と、この可動部12aの一部が係合される被接続部とから構成されている。
【0021】
図示の例では、可動部12aは、金属製であり、四角柱状を呈するように構成されている。入力側回動体10の組み合わせ部10aにはこの可動部12aの収納穴12cが形成されている。この収納穴12cは組み合わせ部10aの後面10cにおいて開放され回動中心軸17側に続きその穴底12dをこの回動中心軸17側に位置させている。図示の例では、付勢部材は、収納穴12cの穴底12dと可動部12aの間に配された圧縮コイルバネ12bとなっている。このバネ12bにより可動部12aは収納穴12cから後方に向けて突き出す向きに常時付勢されている。図示の例では、被接続部は出力側回動体11の内周部となる後壁11fに形成された可動部12aの受け入れ穴12eにより構成されている。通常時には可動部12aは収納穴12cからその一部を突き出させ、この突き出された一部を受け入れ穴12eに入り込ませている。(図5)図示の例では、アウターハンドル装置は、上方に向かうに連れて車内側に傾斜したアウターパネルに対する取り付けを予定したものとなっており、(図4)取り付け状態において可動部12aの可動方向は略水平向きになるようにしてある。
【0022】
前記各軸受け部13、14、15並びに入力側回動体10及び出力側回動体11は、ハンドルブラケットBの取り付け部8よりも後方に位置され、ドアDのアウタパネルDp内に配される。
【0023】
前記入力側回動体10が正転されるとき、これにより前記第一ねじりコイルバネ20のバネ巻回部20aが弾性変形されるようになっている。図示の例では、バネ巻回部21aに前記回動中心軸17を通して、中間軸受け部15と出力側回動体11の図2における右側のアーム部11aとの間にこのバネ巻回部21aを位置させると共に、バネ一端21bをこの出力側回動体11に当接させ、かつ、バネ他端21cを中間軸受け部15の基部側に当接させた、第二ねじりコイルバネ21がさらに設けられており、前記入力側回動体10が正転されるとき、接続手段12によりこれに接続された出力側回動体11も正転され、これにより前記第二ねじりコイルバネ21のバネ巻回部21aも弾性変形されるようになっている。
【0024】
入力側回動体10のレバー部10dはこの入力側回動体10の正転前の位置において連係部6の受け入れ穴6aの後端の穴壁6bに当接されており、(図5)これにより、ハンドル本体Hは未操作位置に位置づけられる。ハンドル本体Hを引き操作すると連係部6は車外側Exに移動され、これに伴ってレバー部10dも車外側Exに移動されることから、入力側回動体10及び出力側回動体11は正転し連結部11hは下方に移動し、伝達部材が下方に押し込まれ、ドアDのロックが解除される。(図6)図示の例では、出力側回動体11の図2における右側のアーム部11aの連結部11hに取り付けられるクリップ22を介してこの出力側回動体11と伝達部材とが連結されるようになっている。
【0025】
そして、この実施の形態にあっては、自動車の衝突により前記ハンドル本体Hに前記引き操作の操作方向xへ向けた移動を生じさせる力が作用されたときに、接続手段12を構成する可動部12aが車外側Exに移動して前記両回動体10、11の接続を解除させるようになっている。具体的には、このような力がハンドル本体Hに作用されたときには、可動部12aにも同じ向きの力が作用され、前記付勢部材としての圧縮コイルバネ12bの付勢に抗して可動部12aが車外側Exに移動して出力側回動体11の被接続部としての受け入れ穴12eからその一部を抜け出させるようになっている。これにより、この実施の形態にあっては、ハンドル本体Hに前記のような力が作用されると同時に入力側回動体10と出力側回動体11との接続を解いて、ハンドル本体Hが前記引き操作の操作方向xに移動し従って入力側回動体10が正転しても出力側回動体11を正転させないようにして、このような力の作用時におけるドアDのロックの解除を確実に阻止するようになっている。(図7)
【0026】
入力側回動体10と出力側回動体11は同じ回動中心軸17を中心に回動され、かつ、出力側回動体11の内側にあって入力側回動体10が回動されるようになっていることから、この実施の形態にかかるアウターハンドル装置にあっては、かかるロックの解除の阻止機能を最小の設置スペースをもって実現させ得る特長を有している。
【0027】
また、この実施の形態にあっては、出力側回動体11は第二ねじりコイルバネ21の付勢により正転前の位置に向けた逆転方向の付勢力を蒙るようになっていることから、接続手段12による入力側回動体10との接続が解かれた後も出力側回動体11は正転前の位置に位置づけられ続ける。(図7)なお、図示の例では、出力側回動体11の図2における右側に位置されるアーム部11aの基端11bの下部11cがその正転前の位置において上方から突き当たる位置決め棚部23が中間軸受け部15と右側の軸受け部14との間に形成されている。
【0028】
また、この実施の形態にあっては、出力側回動体11に、その後壁11fにおける被接続部としての受け入れ穴12eの形成位置の直下となる位置に片上端を連接させて前記仮想の円の円弧に沿って下方に延びるガイド片24が備えられており、前記力の作用時に入力側回動体10の収納穴12c内に入り込んだ可動部12aの一部は入力側回動体10の正転の過程において出力側回動体11の後壁11fの内面及びこのガイド片24によって前記付勢部材の付勢に抗して押さえ込まれるようになっている。前記力の作用が無くなって第一ねじりコイルバネ20の付勢により正転前の位置まで入力側回動体10が逆転されると可動部12aの一部は再び前記受け入れ穴12eにこの付勢により入り込み出力側回動体11と入力側回動体10とは再び接続される。
【符号の説明】
【0029】
B ハンドルブラケット
H ハンドル本体
x 操作方向
10 入力側回動体
11 出力側回動体
12 接続手段
12a 可動部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車のドアに備えられて車外からの引き操作によりドアロック装置によるこのドアのロックを解除させるアウターハンドル装置であって、
ハンドル本体と、ドア側に固定されてこのハンドル本体を前記引き操作可能にドアに支持させるハンドルブラケットとを有しており、
ハンドルブラケットには、
ハンドル本体の前記引き操作により付勢体の付勢に抗して正転されるようにハンドル本体に連係された入力側回動体と、
この入力側回動体の正転に連動して正転して前記ドアロック装置に連係された伝達部材を前記ロックを解除させる位置に移動させる出力側回動体と、
両回動体を接続解除可能に接続させる接続手段とが備えられており、
自動車の衝突により前記ハンドル本体に前記引き操作の操作方向へ向けた移動を生じさせる力が作用されたときに、接続手段を構成する可動部が車外側に移動して前記両回動体の接続を解除させるようになっていることを特徴とする自動車のアウターハンドル装置。
【請求項2】
接続手段の可動部は、自動車の衝突により前記ハンドル本体に前記引き操作の操作方向へ向けた移動を生じさせる力が作用されたときに、付勢部材の付勢に抗して移動するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の自動車のアウターハンドル装置。
【請求項3】
接続手段の可動部は、入力側回動体の外周部から付勢部材の付勢によりその一部を突出させて出力側回動体の内周部の被接続部に係合されるようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動車のアウターハンドル装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−1952(P2012−1952A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−136917(P2010−136917)
【出願日】平成22年6月16日(2010.6.16)
【出願人】(000101916)イオ インダストリー株式会社 (5)
【出願人】(000135209)株式会社ニフコ (972)