説明

茸栽培瓶用収容トレイとこれを用いた茸の栽培方法

【課題】茸の人工瓶栽培において、茸の栽培瓶用収容トレイ内における栽培瓶の配列を各栽培工程で適正化することで、温度管理を効率的に行うとともに、ガイド体を装着しない茸の子実体を好適な形状に育成させることが可能な栽培瓶用収容トレイと、これを用いた茸の栽培方法を提供する。
【解決手段】底板10と、底板10の外周縁に沿って起立する側壁20とを有し、底板10上に複数本の茸栽培瓶30が載置される収容トレイ100であって、底板10には、茸栽培瓶30を位置決めして保持するための保持部40が、茸栽培瓶30の底面外周縁に沿わせて所要間隔をあけた配置で一体形成により立設されていることを特徴とする収容トレイ100である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は茸栽培瓶用収容トレイとこれを用いた茸の栽培方法に関する。
【背景技術】
【0002】
低コストで高品質の茸を人工栽培するための茸の栽培方法として、例えば特許文献1や特許文献2において開示されている栽培方法がある。これらの栽培方法は、茸栽培瓶用収容トレイに茸栽培瓶をマトリクス配列に収容した状態で培地の充てん、種菌接種、培養工程、菌かき工程、芽だし工程を経た後、茸の子実体を所定の形状に育成させるためのガイド体となる巻き紙の装着作業を軽減するための装置構成および栽培方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−209311号公報
【特許文献2】特開2008−113639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に茸の人工栽培においては、各工程における茸栽培瓶内の温度管理が重要である。特に培養工程においては、個々の茸栽培瓶から相当量の発熱があるため、茸栽培瓶どうしが近接していると、冷却効率が大幅に低下するだけでなく、トレイの中央部分に配設された茸栽培瓶とトレイの外周側部分に配設された茸栽培瓶との間の温度格差が大きくなってしまう。このため接種した種菌を均一な条件で培養することができず、非効率的な栽培になってしまうといった課題がある。
【0005】
また、ぶなしめじ等の茸においては、子実体の育成工程においてガイド体を装着する必要はないが、子実体を所望の形状に生育させるためには、茸栽培瓶どうしを離間させた状態で安定して保持させる必要がある。しかしながら、ぶなしめじの育成工程に合わせて茸栽培瓶の収容トレイの収容パターンを基準にすると、育成工程以外の工程における処理効率が低下してしまうという課題がある。
【0006】
そこで本願発明は、茸の人工瓶栽培において、茸の栽培瓶用収容トレイ内における栽培瓶の配列を各栽培工程で適正化することで、温度管理を効率的に行うとともに、ガイド体を装着しない茸の子実体を好適な形状に育成させることが可能な栽培瓶用収容トレイと、これを用いた茸の栽培方法の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の目的を達成するため本願発明は以下の構成を有する。
すなわち、底板と、該底板の外周縁に沿って起立する側壁とを有し、前記底板上に複数本の茸栽培瓶が載置される収容トレイであって、前記底板には、前記茸栽培瓶を位置決めして保持するための保持部が、前記茸栽培瓶の底面外周縁に沿わせて所要間隔をあけた配置で一体形成により立設されていることを特徴とする茸栽培瓶用収容トレイである。
【発明の効果】
【0008】
本発明にかかる茸栽培瓶用収容トレイおよびこれを用いた茸の栽培方法によれば、茸の栽培工程に応じて、茸栽培瓶用トレイ内における茸栽培瓶の配設パターンを変更することができ、かつ、それぞれの茸栽培瓶を安定した状態で自立させることが可能になる。これにより、隣あう茸栽培瓶どうしの間に十分な隙間を形成することができ、それぞれの茸栽培瓶に対して効率的な温度管理をすることができる。また、育成工程においては、茸栽培瓶どうしが十分に離反しているので、各茸栽培瓶の子実体同士が接触せず、子実体を所定の形状に育成させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】第1実施形態における茸栽培瓶用収容トレイの概略平面図である。
【図2】図1中のA部分の拡大図である。
【図3】図2中の矢印Z方向からの矢視図である。
【図4】茸栽培瓶用収容トレイに茸栽培瓶を収容した状態を示す平面図である。
【図5】培養工程時における茸栽培瓶用収容トレイの状態を示す平面図である。
【図6】育成工程時における茸栽培瓶用収容トレイの状態を示す平面図である。
【図7】第2実施形態における茸栽培瓶用収容トレイに茸栽培瓶を収容した状態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
以下、本発明にかかる茸栽培瓶用収容トレイの実施形態について図面に基づいて説明する。
本実施形態における茸栽培瓶用収容トレイ100(以下、単にトレイ100という)は、図1の概略平面図に示すように、平面視矩形状に形成された底板10と、底板10の外周縁において起立する側壁部20とを有している。本実施形態におけるトレイ100は、農業用マルチや使用済みの合成樹脂製容器等のいわゆる廃プラスチックを主な原材料としている。
【0011】
底板10は、外周縁形状を規定する枠体12と、枠体12の内周領域に所要間隔をあけて縦横斜めの方向にのびる線条体14が配設されたメッシュ状に形成されている。底板10の内底面には、底板10に載置する茸栽培瓶30を保持するための保持部40が配設されている。保持部40は、茸栽培瓶30の底面に沿って、所要間隔をあけた配列で、線条体14上に立設されている。すなわち、保持部40と線条体14とは一体に成型されている。本実施形態においては、茸栽培瓶30の底面外周縁の平面総延長(円周長)に対して支持体40の立設延長を約1/6とした(図2参照)。このように茸栽培瓶30の底面全周のうちの一部を保持する形態を採用することで、保持部40への茸栽培瓶30の装着が容易になるとともに、保持材40の形成に要する使用樹脂量が削減され、トレイ100の製造原価を下げることができる。
【0012】
このように平面視形状が円弧状に形成されている保持部40は、図3に示すように円弧方向の中央部分が所要範囲にわたって保持部40の先端(自由端)部分から底板10側に向けて切り欠かれた切欠部42が形成されている。すなわち保持部40の先端部は、二股に分岐する形状に形成されている。このように二股に分岐した先端部44,44の内面側にはそれぞれ、保持部40の内側に突出する突起46,46が形成されている。この突起46は球面状に形成されていて、保持部40に茸栽培瓶30を装着した際に、茸栽培瓶30の外周側面に当接する突出高さに形成されている。また、突起46が茸栽培瓶30の外周側面を押圧気味に当接する高さ寸法に形成されていればさらに好適である。
【0013】
この突起46により、保持部40の茸栽培瓶30を装着した際における茸栽培瓶30と保持部40との接触部位を最小限にすることができ、保持部40に茸栽培瓶30を装着する際における摩擦力が削減され、容易に装着および取り外しが可能になる。また、本実施形態のように茸栽培瓶30と保持部40が点接触になっていることで、茸栽培瓶30の保持部40への装着における押し込み力が一定になるとともに、保持部40からの茸栽培瓶30の引き抜き力も一定に維持することができる。
【0014】
保持部40の外側面には、保持部40を補強するためのリブ48が設けられている。リブ48は、保持部40の高さ方向の中途高さ位置から底板10に向けて延設されている。リブ48は、保持部40の先端部側から底板10側に向かって徐々に肉厚(保持部40からの突出量)寸法が増加する側面視三角形状に形成されているが、この形状に限定されるものではなく、保持部40の高さ方向の全体にわたって形成してもよいし、いわゆる寸胴の長方形状に形成してもよいのはもちろんである。
【0015】
本実施形態におけるトレイ100の保持部40は、以上に説明したように、一本の茸栽培瓶30に対して4箇所に形成されている配設形態を基本としているが、トレイ100のコーナー部に配設される茸栽培瓶30については、側壁20どうしが交差する部分の保持部40の配設が省略されている。
このようにして保持部40が配設されたトレイ100には、図1に示すように、5行5列のマトリクス状に茸栽培瓶30が収容可能に形成されているが、このほかの行列数のマトリクス配列に茸栽培瓶30を収容する形態を採用してもよいのはもちろんである。
【0016】
本実施形態にかかるトレイ100の構成によれば、茸栽培瓶30をトレイ100の底板10と一体に形成された保持部40によって、個別に保持された状態で収容することが可能になる。したがって、トレイ100内に茸栽培瓶30を満載した状態以外の状態(すなわち、後述する図5に示すように、保持部40に対して茸栽培瓶30を千鳥配置に間引いて配設した状態)であっても、トレイ100内で茸栽培瓶30を個別に安定した状態で保持することができる点が特徴的である。このような特徴点は、トレイ100に茸栽培瓶30を収容した状態で運搬する機会が多い茸の人工瓶栽培において特に好都合である。
【0017】
次に、本実施形態に係るトレイ100を用いた茸の栽培方法について説明する。まず、図4に示すように、トレイ100の保持部40のすべてに対して茸栽培瓶30を図示しない自動瓶供給機により収容する。次いで、図示しないトレイ搬送装置により、培地供給機の位置まで搬送して各茸栽培瓶30に培地Bを充てんする。きのこ栽培瓶30に培地Bが充てんされた後、搬送装置により、きのこ栽培瓶30を収容したトレイ100は殺菌室に搬送され、培地Bを殺菌処理する。殺菌工程を終えた後、種菌接種装置により茸栽培瓶30内の培地Bに種菌が接種される。種菌の接種を終えた後、トレイ100内の茸栽培瓶30を一本おきに取り出して、図5に示すように茸栽培瓶30を千鳥配列にしてから培養工程に入る。
【0018】
培養工程時には、培地Bの内部温度が上昇するため、エアコン等の空調装置により培地Bの温度が所定温度を維持するように、培養室全体の温度調整が行われる。このとき、メッシュ状の底板10を有するトレイ100には、茸栽培瓶30どうしが十分な距離をあけた状態で収容されているので、エアコンからの冷風をそれぞれの茸栽培瓶30に直接接触させることができる。これにより、トレイ100の中央部分に収容されている茸栽培瓶30にも十分な冷風が供給されることになり、トレイ100内に収容されているいずれの茸栽培瓶30についても均等な温度状態に設定することができる。
このとき、トレイ100は図示しないトレイ収納ラックに複数段に積み重ねられた状態で搬送されているが、トレイ収納ラックにトレイ100を積み重ねる際には、トレイ100に収容している茸栽培瓶30の配列状態を上下のトレイ100,100で一致させておけば、トレイ収納ラックの上下方向および水平方向における通風状態が良好になるため、さらに温度管理を適切に行うことができる。
【0019】
以上のようにして培養工程を終えた後、栽培する茸がえのき茸の場合、必要に応じてトレイ100の空き部分に培養工程を終えた他のトレイ100から取り出した茸栽培瓶30を挿入する。トレイ100内に茸栽培瓶30を再び満載にした後、菌かき工程、芽だし工程、抑制工程を経て、子実体50の育成工程に入る。子実体50の育成工程に入る前には、茸栽培瓶30の瓶口に子実体50の図示しない育成ガイド体(例えば、巻き紙)が装着される。このように育成ガイド体を用いることで子実体50は育成ガイド体に沿って円錐台状に育成され、所定の重量になった後に収穫される。
【0020】
これに対して栽培する茸がぶなしめじである場合は、子実体50を株状に育成することが好まれているので、子実体50の育成ガイド体は装着しないで育成工程に入る。この場合、子実体50は、茸栽培瓶30の瓶口から横方向(水平方向)に拡がった後に上方向(鉛直方向)に成長するので、トレイ100内の茸栽培瓶30は、培養工程時と同様に図6に示すように間引かれた状態であることが好ましい。この場合、培養工程を終えた後に、他のトレイ100の茸栽培瓶30を移設する必要はなく、トレイ100への茸栽培瓶30の配設状態は、培養工程における配設状態のままである。ぶなしめじの場合、株状に育成され、所定の重量になった後に収穫される。
【0021】
このように、トレイ100内に収容したそれぞれの茸栽培瓶30に対して温度管理が不要な状態で一括処理を行う場合には、トレイ100に茸栽培用瓶30を満載にして処理効率を高めることができる。これに対して、個別の茸栽培瓶30の温度管理が必要な工程を行う場合には、トレイ100内の茸栽培瓶30を間引きすることで、個別の茸栽培瓶30の温度管理を容易にするとともに過剰な冷却処理が不要になるため、茸栽培における製造コストを低減させることができる。さらに、子実体50の育成工程においては、隣り合う茸栽培瓶30からの子実体50どうしが衝突することがないため、子実体50の横方向への成長を妨げることがなく、見た目に良好で十分に生育した茸を製造することができる点において好都合である。
【0022】
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態におけるトレイ100のすべての保持部40に対して茸栽培瓶30を配設した状態を示す平面図である。先の実施形態は、図4に示すように、すべての保持部40に対して茸栽培瓶30を配設した状態であっても、茸栽培瓶30どうしが離間するトレイ100形状であった。これに対して本実施形態は、すべての保持部40に対して茸栽培瓶30を配設した場合に、茸栽培瓶30どうしが接触するトレイ形状である点が特徴的である。このように茸栽培瓶30どうしが互いに接触する配列となるトレイ100形状を採用することで、収容する茸栽培瓶30の寸法と配設本数が同じである場合には、トレイ100の外形寸法を小さくすることができ、トレイ100に用いる合成樹脂容量の削減も可能になる。
【0023】
また、本実施形態に係るトレイ100においては、図7に示すように左右方向に隣り合う保持部40どうしもまた互いの一部分で接触している。このように互いに接触している保持部40どうしで保持部40を一体化することで、保持部40の剛性を向上させることができ、保持部40へのリブ48の配設を省略することができる。もちろん保持部40は線条体14上に位置しており、線条体14と一体に形成されている。
【0024】
このように本実施形態におけるトレイ100は、第1実施形態で説明した茸栽培方法と同様にして用いることができる。本実施形態におけるトレイ100は、第1実施形態にかかるトレイ100と同様の効果を有しているが、培養工程時における培地Bの発熱量がさほど高くなく、子実体50の水平方向への拡がり量がさほど大きくない茸の栽培において、特に好適である。
【0025】
以上に本願発明を実施形態に基づいて詳細に説明したが、本願発明の技術的範囲は以上に示した実施形態に限定されるものではない。例えば、以上に説明した実施形態においては、保持部40の平面配設延長を茸栽培瓶30の底面外周縁の平面延長の約1/6としているが、保持部40の平面配設延長は、以上の比率に限定されるものではない。また、保持部40は一本の茸栽培瓶30に対して4箇所に配設する形態を基本形態としているが、この形態に限定されるものではない。要は、トレイ100の保持部40に対して茸栽培瓶30を間引いた状態で配設した際に、それぞれの茸栽培瓶30を確実に保持することができればよいのである。したがって、一本の茸栽培瓶30に対して少なくとも3箇所に保持部40が配設されていればよいのである。この形態を採用した場合、トレイ100のコーナー部には2箇所に保持部40が配設されていればよく、トレイ100の全体重量のさらなる軽量化が可能になるため好都合である。
【0026】
また、以上に示した保持部40には、1つの保持部40に切欠部42を一箇所に設け、保持部40の先端部44を二股に形成しているが、この形態に限定されるものではない。切欠部42の形成をなくした形態や、2つ以上の切欠部42を形成して先端部44を三股以上の形状にすることもできる。そして、以上の実施形態における保持部40は、各先端部44の内側に突起46を配設した形態について説明しているが、突起46の配設は省略することもできる。また、保持部40の先端部44が複数に分岐していない場合には単数または複数の突起46を配設することもできるし、突起46を配設しない形態とすることももちろん可能である。
さらには、保持部40の外側面に保持部40を補強するためのリブ48が形成されている例を示しているが、保持部40が十分な強度を有している場合には、第1実施形態に示したトレイ100であってもリブ48の配設を省略することができるのはもちろんである。
【0027】
さらには、詳細には説明しないが、以上に示した実施形態および上記変形例を適宜組み合わせてなる実施形態であっても、本願発明の技術的範囲内に属することはいうまでもない。
【符号の説明】
【0028】
10 底板
12 枠体
14 線条体
20 側壁部
30 茸栽培瓶
40 保持部
42 切欠部
44 先端部
46 突起
48 リブ
50 子実体
100 茸栽培瓶用収容トレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底板と、該底板の外周縁に沿って起立する側壁とを有し、前記底板上に複数本の茸栽培瓶が載置される収容トレイであって、
前記底板には、前記茸栽培瓶を位置決めして保持するための保持部が、前記茸栽培瓶の底面外周縁に沿わせて所要間隔をあけた配置で一体形成により立設されていることを特徴とする茸栽培瓶用収容トレイ。
【請求項2】
前記保持部の内側面には、前記保持部の内側に向けて突出し、前記茸栽培瓶の外周側面に当接する突起が設けられていることを特徴とする請求項1記載の茸栽培瓶用収容トレイ。
【請求項3】
前記突起は、1つの保持部に対して複数箇所に設けられていることを特徴とする請求項2記載の茸栽培瓶用収容トレイ。
【請求項4】
前記保持部の周方向の一部には、前記保持部の先端部側から前記底板側に向けて切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の茸栽培瓶用収容トレイ。
【請求項5】
前記保持部の外側面には、リブが形成されていることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の茸栽培瓶用収容トレイ。
【請求項6】
前記リブは、前記保持部の先端側から前記底板に接近するにつれて徐々に肉厚寸法が増加することを特徴とする請求項5記載の茸栽培瓶用収容トレイ。
【請求項7】
請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の茸栽培瓶用収容トレイを用いた茸の栽培方法であって、
前記茸栽培瓶用収容トレイにマトリクス状に配設された茸栽培瓶に培地を充てんするとともに前記培地に種菌を接種した後、
前記茸栽培瓶内で前記種菌を培養する培養工程時に、前記茸栽培瓶用収容トレイに配設した前記茸栽培瓶のうちの一部の茸栽培瓶を間引く工程を有していることを特徴とする茸の栽培方法。
【請求項8】
請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の茸栽培瓶用収容トレイを用いた茸の栽培方法であって、
前記茸栽培瓶用収容トレイにマトリクス状に配設された茸栽培瓶に培地を充てんするとともに前記培地に種菌を接種し、培養工程、菌かき工程、芽だし工程を経た後、
茸の子実体を成長させる育成工程時に、前記茸栽培瓶用収容トレイに配設した前記茸栽培瓶のうちの一部の茸栽培瓶を間引く工程を有していることを特徴とする茸の栽培方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2011−72196(P2011−72196A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−223735(P2009−223735)
【出願日】平成21年9月29日(2009.9.29)
【出願人】(504376289)豊田興産株式会社 (10)
【Fターム(参考)】