説明

草刈り機用からみ防止固定刃

【課題】従来の草刈機での作業は、草刈り機の軸に巻きつく、草、かずら、つる物、ひもなどを取り除く為、機械を止めて作業を中断し、刃先まで手が届かないので、そのつど機械を下ろす手間が必要であり、効率も悪く作業者の負担であった。そこでカギ爪型の刃を草刈機の回転刃上部シャフトに図2、図3のように取り付けるだけで、からみを防止する便利な刃で脱着メンテナンス性にも優れた、なおかつ安全なからみを防止するカギ爪型の固定刃を提供する。
【解決手段】カギ爪型固定刃(1)を、取り付けバンド(2)ボルト(3)ナット(4)を草刈機のシャフトに、図2、図3のように取り付ける。草刈機の刃の回転方向に引かれて来る長い物は、回転軸に向かう力が働くので、軸に向かって来る部分を切断する事を特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、草刈り機の軸に巻きつく草、かずら、つる物、ひも、などを簡単に切断し、からみを防止するカギ爪型固定刃に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の、からみ防止は、草刈り機の回転軸に、草刈機の刃と共に取り付ける回転型の刃、又は回転型の刃とナイロン刃の組み合わせ型、又は固定用外部カバーと草刈用回転刃と共に取り付ける内部カバーの組み合わせ型の物がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは次のような欠点があった。
(イ) 従来のからみ防止は、回転軸に草刈機の刃と共に取り付ける為、軸と共に回転する事が逆に、草、かずら、つる物、ひもなどを巻きつけてしまう。
(ロ) 従来のからみ防止は、回転軸に草刈機の刃と共に取り付ける為、単体での脱着が出来ない。
(ハ) 従来のからみ防止は、回転軸に負担が掛かる。刃を研ぎにくく壊れやすい。
(ニ) 従来のからみ防止カバー型の物は、すき間から入って来て巻き付く。
本発明は、これらの欠点を除く為に研究開発を進めた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
カギ爪型固定刃(1)取り付けバンド(2)ボルト(3)ナット(4)で成っており、この固定刃を草刈機のシャフトに、図2、図3のように取り付け、草刈機の刃の回転方向に引かれて来る長い物は、回転軸に向かう力が働くので、軸に向かって来る部分を切断する事により、巻きつきを防止する。
本発明は、以上のような構成より成るからみ防止固定刃である。
【発明の効果】
【0005】
本発明は以上のような原理構造であるから、草刈り機の軸に巻きつく、草、かずら、つる物、ひもなどを簡単に切断し、からみを防止する。又低コストで生産でき、脱着メンテナンス性にも優れた設計である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本案の実施の形態と仕組みについて説明する。
(イ)カギ爪型の刃を製作、内側の角は大きめのRで加工し、刃の先端は細く加工する。刃の幅の広い側に、取り付けバンド用の穴を複数開け、取り付け位置の調整が出来るようにする。刃の研ぎ方は、草刈機の丸刃の回転方向を作業者側から見た時に回転方向と反対に成る側を研ぐ。
(ロ)草刈機の回転刃上部シャフトに、カギ爪型固定刃(1)を、取り付けバンド(2)ボルト(3)ナット(4)で固定し、又、草刈機の刃の回転方向に少し角度を付けてセットし、草刈機の刃との間にギャップを設ける、これで草刈機を始動し作業すれば、草刈り機の軸に巻きつく、草、かずら、つる物、ひもなどを簡単に切断し、からみを防止出来る。
(ハ)なお本発明は、草刈機だけに限定されるものではなく、軸にからみつく作業機一般に応用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の第三角法で、描いた図である。
【図2】本発明の上から見た図で、草刈機に取り付けた状態である。
【図3】本発明の側面図で、草刈機に取り付けた状態である。
【符号の説明】
【0012】
1カギ爪型固定刃 2取り付けバンド 3ボルト 4ナット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
草刈機の回転刃上部シャフトに、カギ爪型固定刃(1)を、取り付けバンド(2)ボルト(3)ナット(4)で装着し、又、草刈機の刃の回転方向に少し角度を付けてセットし、草刈機の刃との間にギャップを設け固定したからみ防止固定刃。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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