説明

蓋を押さえながら出来上がりのわかるカップ麺の蓋押さえ重し

【課題】本発明は、カップ麺を調理する際に調理中の蓋を押さえながら、出来上がりのタイミングを知るためのタイマー機能付きの重しである。通常は容器の蓋にある「ツメ」の部分を折り曲げて蓋を押さえ、時計や料理用タイマーで出来上がりの時間を計るが、「ツメ」が外れて蓋がめくれ上がったり、時計では何度も時間経過を確認する不便さがあるために、蓋を押さえながら出来上がりのタイミングを知ることで、カップ麺メーカーが指定する調理方法を遵守することのできる、タイマー付き蓋押さえ重しを提供する。
【手段】カップ麺の蓋がめくれ上がることのない大きさの重しに調理用のタイマーを設ける。タイマーに残り時間を表示する小窓と、3分、4分、5分等の時間に設定されたスタートボタン、停止ボタン、及びカウントダウン作動中ランプ、カウント終了を知らせるアラーム音発報機能及びランプを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カップ麺を調理中に蓋を押さえながら出来上がりのタイミングを知るためのカップ麺の蓋に乗せる重しであって、カップ麺メーカーの指定する調理法を遵守することのできるタイマー付きの重しに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、カップ麺を調理する際は、湯を注いだ後容器の蓋を閉め、包装紙や容器に表示された3分から5分後の出来上がりを待つことがなされている。
このとき、容器の蓋は、蓋の一部が小さな半円状に飛び出している「ツメ」の部分を下内側に折り曲げて、めくれ上がらないようにしていることが知られている。
【特許文献1】特開平11−314658号公報
【特許文献2】登録実用新案第3090719号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
カップ麺に湯を注ぎ蓋をして出来上がりを待っているとき、次のような問題点があった。
(イ)調理中の湯温が下がらないように蓋を確実に閉じておかなければならないが、子供や老人の中には蓋の「ツメ」を充分に折り曲げることが出来なかったり、「ツメ」が自らの復元力によって、容器から外れてしまうことがある。又、重しを乗せて蓋がめくれ上がらないようにするためには、周辺に適当な大きさ、形、重さの物品を探す必要がある。
(ロ)調理の出来上がりを知るためには、タイマーや時計を使って時間を計るが、タイマーは子供や老人の中には時間設定の仕方がわからない場合や、騒音の中での使用及び、耳の不自由な人には終了を知らせるアラーム音の聞こえない場合がある。又、終了を知らせるアラーム機能がない時計の場合は、経過時間を知るために何度も時計を見る必要がある。
本発明は、以上の問題点を解決し、調理中のカップ麺の蓋を押さえながら、ワンタッチでタイマーをスタートでき、調理の終了を目と耳の両方で知ることのできるようになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
カップ麺の蓋の一部を覆うことのできる大きさの重しに調理用のタイマーを設ける。
タイマーに残り時間を表示する小窓と、3分、4分、5分等の時間に設定されたスタートボタン、停止ボタン、カウントダウン作動中ランプ、カウント終了を知らせるアラーム音発報機能及びランプをそれぞれ設ける。
本発明は、以上の構成よりなる調理終了がわかるタイマー付きの重しである。
【発明の効果】
【0005】
本発明を使用する度に、調理中の蓋を的確に押さえ続けることができ、又、出来上がりのタイミングを知ることができることにより、カップ麺メーカーが指定する調理方法を遵守した最も美味しい状態でカップ麺を食すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)プラスチックなどで成型し、適度に重量を持たせた本体(1)に、上面が操作部である調理用タイマー(2)を設ける。
(ロ)調理用タイマー(2)の操作部に残り時間を表示する時間表示窓(3)を設け、3分スタートボタン(4)、4分スタートボタン(5)、5分スタートボタン(6)、及び停止ボタン(7)をそれぞれ設ける。
(ハ)調理用タイマー(2)の操作部上部のへりの部分に、カウントダウン作動中ランプ(8)、及びカウント終了ランプ(9)をそれぞれ設ける。
(ニ)調理用タイマー(2)に、カウント終了を知らせるアラーム音発報機能を持たせる。
(ホ)調理用タイマー(2)の裏側に電池交換用ネジ蓋(10)を設ける。
本発明は以上の構成よりなる。
本発明を使用する場合は、湯を注いだ後のカップ麺の蓋が持ち上がらない位置に本体を乗せ、調理時間として指定された3分、4分、5分のいずれかのスタートボタンを押し、アラーム音又は終了ランプ、又はその両方によって調理終了の合図を認めたら、停止ボタンを押して本体を取り去る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明を上から見た平面図
【図3】本発明を下から見た平面図
【符号の説明】
【0008】
1 本体
2 調理用タイマー
3 時間表示窓
4 3分スタートボタン
5 4分スタートボタン
6 5分スタートボタン
7 停止ボタン
8 カウントダウン作動中ランプ
9 カウント終了ランプ
10 電池交換用ネジ蓋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カップ麺の蓋の一部を覆うことのできる大きさの重しに調理用のタイマーを設け、タイマーに残り時間を表示する小窓と、3分、4分、5分等の時間に設定されたスタートボタン、停止ボタン、カウントダウン作動中ランプ、カウント終了を知らせるアラーム音発報機能及びランプをそれぞれ設けることを特徴とする、蓋を押さえながら出来上がりのわかるカップ麺の蓋押さえ重し。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−294193(P2009−294193A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−172777(P2008−172777)
【出願日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【出願人】(508197767)
【Fターム(参考)】