説明

蓋付ペット用食器

【課題】市販されているペット食器は、大半が器だけの単体である。そして、食器の蓋は、殆ど仮の蓋に見合うものを載せているのが現実である。見栄えも悪く、非常に不衛生である。保管を考えた場合、余りにも保存機能が備わっていないものである。
【解決手段】本発明は、食器(1)と蓋(2)を一体化する上で、ただ蓋をするだけではなく回転式開閉ロック部(3)(4)にて交互左右に回転させロック施錠ができることで保存性、携帯性に効果を高め、更に衛生的な食器となった。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食器に蓋が付き、食器と蓋に回転式開閉ロック部が付いたペット食器に関する。
【背景技術】
【0002】
市販されているペット食器は、食器単体である。そして、実際の使用状態を観ると、床下に食器が設置されたものが殆どである。飼い主等が床を歩き回り埃等が舞い上がって、ペットはとっても不衛生な状況で、食事をしているのが現状である。
【0003】
ペットが食べ残した場合でも、そのまま置き去りになって不衛生な状況が継続するだけである。仮に蓋をしても代用品でするため、これまた見栄えが悪く、不衛生な状態は余り改善できない。
【0004】
現状の食器では、ペットが食事をする所で食器を使用するのが常である。食物を入れてそれを持ち運ぶことまで、あまり考慮されていない。
【0005】
この改善策として、蓋付食器にするには、人間が使う食器では使い勝手がいま一つである。そして、ある程度の保存性、携帯性を考えたものでないと使用に耐えないと考えた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする問題点は、市販されているペット食器は、大半が器だけの単体である。そして、食器の蓋は、殆ど仮の蓋に見合うものを載せているのが現実である。見栄えも悪く、非常に不衛生である。保管を考えた場合、余りにも保存機能が備わっていないものである。さらに携帯性に乏しい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、食器(1)と蓋(2)を一体化する上で、ただ蓋をするだけではなく回転式開閉ロック部(3)(4)にて交互左右に回転させロック施錠ができることで保存性、携帯性に効果を高め、更に衛生的な食器となった。
【発明の効果】
【0008】
本発明の蓋(2)は、食器(1)と蓋(2)の回転式開閉ロック部(3)(4)を交互左右に回転させロック解除して分離すると、本来の蓋としての役割と、裏返して蓋の再利用にて水飲み食器等にも代用できるように利用範囲を拡大させた。
【0009】
更に、蓋(2)は、食器(1)と蓋(2)の回転式開閉ロック部(3)(4)を交互左右に回転させロック施錠すると、蓋としての使用時、透明容器にすることで、食器(1)の内容状態を判断できる。
【0010】
食器(1)と蓋(2)の開閉も簡素化した回転式開閉ロック部(3)(4)を交互左右に回転させロック施錠、またはロック解除することで、利便性、保存性、携帯性が向上した。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【実施例1】
【0012】
ペットが、食事を食べ残したり、食べなかったとき、飼い主は、図5及び図6のように食器(1)に蓋(2)をして、回転式開閉ロック部(3)(4)を交互左右に回転させロック施錠することで衛生的な状況が保てる。更に他の場所で食事するところまで持ち運びが出来る。そして、ペットが食事を欲しがるとき回転式開閉ロック部(3)(4)を、前述の逆に交互左右に回転させロック解除して、蓋(2)をとってやることで食事ができる。
【実施例2】
【0013】
食器(1)と、蓋(2)を同時に使用する場合、回転式開閉ロック部(3)(4)を上述のように交互左右に回転させロック解除して、食器(1)はペットの食物入れ、蓋(2)は裏返すと水飲み入れ、またはそれ以外の食物を入れることにも使用できる。
【0014】
以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明したが、本発明の使用範囲はこれらに限定されるものではない。状況に応じて適宜使用されるものである。
【産業上の利用可能性】
【0015】
本発明は、食器(1)に蓋(2)が付き、食器(1)と蓋(2)に回転式開閉ロック部(3)(4)を有したことで、ペットの食事の場所を限定しない衛生的な蓋付ペット食器である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の食器の正面図である。
【図2】本発明の食器の平面図である。
【図3】本発明の蓋の正面図である。
【図4】本発明の蓋の平面図である。
【図5】本発明の蓋と食器を接合した正面図である。網目部分は、蓋の部分である。
【図6】本発明の蓋と食器を接合した平面図である。網目部分は、蓋の部分である。
【図7】図5の回転式開閉ロック部の拡大正面図である。網目部分は、蓋の部分である。
【図8】図6の回転式開閉ロック部の拡大平面図である。網目部分は、蓋の部分である。
【図9】図6、図8のA−A拡大断面図である。
【図10】図6、図8のB−B拡大断面図である。
【符号の説明】
【0017】
1 食器
2 蓋
3 食器の回転式開閉ロック部
4 蓋の回転式開閉ロック部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
食器に蓋が付き、双方に回転式開閉ロック部を有し、それを交互左右に回転させロック施錠ができ、逆に回転させロック解除すると蓋の再利用ができることを特徴とする蓋付ペット用食器である。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−271260(P2006−271260A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−95514(P2005−95514)
【出願日】平成17年3月29日(2005.3.29)
【出願人】(397069226)
【Fターム(参考)】