説明

蛍光灯器具

【課題】 ルーバの着脱を行わず、ルーバを容易に開閉できるようにする。
【解決手段】 下面開放形の器具本体1を備える。前記器具本体1の内部に配置する蛍光ランプを備える。前記蛍光ランプを下側から覆い器具本体1の下面開口部に装着されるルーバ3を備える。常時は前記器具本体1の下面開口部における前記係止受け孔15・横向き支軸3cによって前記ルーバ3は支持される。前記ルーバ3の全体を持ち上げその後に水平に移動させると前記係止切込み32・係止受け孔15間の係止が解除されかつ前記横向き支軸3cが前記水平部に移行して該ルーバ3の傾斜が可能となるように前記係止切込み32・係止受け孔15・L字形スリット39・横向き支軸3cの各配置および形状を定める。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は照明器具、特にそのルーバ取付構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、照明器具にルーバを取付ける場合、照明器具側に受け金具又は取付穴を設け、ルーバ側には取付け金具を設けて着脱を行っていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、ルーバの着脱を行わず、開閉を容易にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、照明器具本体の下面開口部に装着されるルーバは並行な一対のルーバ枠片とルーバ枠に複数のルーバ片を具備し、各ルーバ枠片の一端部に下側から切り込まれた形態の係止切込みを形成し、各ルーバ枠片の他端部に水平方向に延在する水平部と水平部における枠片端側寄りの端部から上向きに延在する垂直部とを含むL字形スリットを形成し、照明器具本体下面開口部における各ルーバ枠の係止切込みの付近に常時は係止切込みと係止する係止受け孔を形成し、照明器具本体下面開口部における各L字形スリットの付近にL字形スリットに遊挿され常時は垂直部の上端に位置する横向き支軸を形成し、常時は照明器具本体下面開口部における係止受け孔・横向き支軸によってルーバは支持され、ルーバの全体を持ち上げその後に水平に移動させると係止切込み・係止受け孔間の係止が解除されかつ横向き支軸が水平部に移行してルーバの傾斜が可能となるように係止切込み・係止受け孔・L字形スリット・横向き支軸の各配置および形状を定めることで目的を達成することができる。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ルーバの着脱を行わず開閉を容易にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の実施形態を図1〜図4を用いて説明する。本発明器具は、下面開放形の器具本体1を備える。前記器具本体1の内部に配置する蛍光ランプ2を備える。前記蛍光ランプ2を下側から覆い器具本体1の下面開口部に装着されるルーバ3を備える。前記ルーバ3は並行な一対のルーバ枠片3aと該ルーバ枠3aに設けた複数のルーバ片3bを具備する。前記各ルーバ枠片3aの一端部に下側から切り込まれた形態の係止切込み32を形成する。前記各ルーバ枠片3aの他端部に水平方向に延在する水平部と該水平部における枠片端側寄りの端部から上向きに延在する垂直部とを含むL字形スリット39を形成する。
【0008】
前記器具本体1の下面開口部における前記各係止切込み32の付近に常時は該係止切込み32と係止する係止受け孔15を形成する。前記器具本体1の下面開口部における前記各L字形スリット39の付近に該L字形スリット39に遊挿され常時は前記垂直部の上端に位置する横向き支軸3cを形成する。常時は前記器具本体1の下面開口部における前記係止受け孔15・横向き支軸3cによって前記ルーバ3は支持される。前記ルーバ3の全体を持ち上げその後に水平に移動させると前記係止切込み32・係止受け孔15間の係止が解除されかつ前記横向き支軸3cが前記水平部に移行して該ルーバ3の傾斜が可能となるように前記係止切込み32・係止受け孔15・L字形スリット39・横向き支軸3cの各配置および形状を定める。これによりルーバの着脱を行わず開閉を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明器具におけるルーバ開閉の状況を示す斜視図
【図2】そのルーバ開閉の過程を示す過程図1
【図3】次の過程を示す過程図2
【図4】さらに次の過程を示す過程図3
【符号の説明】
1:器具本体、2:蛍光ランプ、3:ルーバ、3a:ルーバ枠片、3b:ルーバ片、3c:支軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下面開放形の器具本体を備え、前記器具本体の内部に配置する蛍光ランプを備え、前記蛍光ランプを下側から覆い器具本体の下面開口部に装着されるルーバを備え、前記ルーバは並行な一対のルーバ枠片と該ルーバ枠に設けた複数のルーバ片を具備し、前記各ルーバ枠片の一端部に下側から切り込まれた形態の係止切込みを形成し、前記各ルーバ枠片の他端部に水平方向に延在する水平部と該水平部における枠片端側寄りの端部から上向きに延在する垂直部とを含むL字形スリットを形成し、前記器具本体下面開口部における前記各係止切込みの付近に常時は該係止切込みと係止する係止受け孔を形成し、前記器具本体下面開口部における前記各L字形スリットの付近に該L字形スリットに遊挿され常時は前記垂直部の上端に位置する横向き支軸を形成し、常時は前記器具本体下面開口部における前記係止受け孔・横向き支軸によって前記ルーバは支持され、前記ルーバの全体を持ち上げその後に水平に移動させると前記係止切込み・係止受け孔間の係止が解除されかつ前記横向き支軸が前記水平部に移行して該ルーバの傾斜が可能となるように前記係止切込み・係止受け孔・L字形スリット・横向き支軸の各配置および形状を定めたことを特徴とする蛍光灯器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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