説明

表示装置、及び表示装置を備えた電子機器

【課題】本願が開示する技術は、表示装置の開閉動作に伴う表示パネルの変形を抑制すると共にバックカバーに対する表示パネルの位置ずれを抑制しつつ、表示装置の薄型化を図ることを目的とする。
【解決手段】サイドフレーム72は、表示パネル42の側面42Eに沿って配置される。これらのサイドフレーム72によって、幅方向の両側から表示パネル42が挟まれる。また、サイドフレーム72の上端部には、表示パネル42の上面42Cに沿って延びる上側位置決め部76が形成されている。一方、サイドフレーム72の下端部には、表示パネル42の下面42Dに沿って延びる下側位置決め部78が形成されている。これらの上側位置決め部76と下側位置決め部78とによって、表示パネル42が上下方向の両側から挟まれている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願が開示する技術は、表示装置、及び表示装置を備えた電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、キーボード等を有する本体装置と、液晶ディスプレイ等の表示パネルを有し、本体装置に開閉可能に支持された表示装置とを備えたノートブック型パーソナルコンピュータ(以下、「ノートパソコン」という)が知られている。表示パネルは、例えば、表示パネルの背面を覆うバックカバーに板金製のブラケットを介して固定される。このブラケットとしては、ケーブルを保持する断面L字形状の保持部を有するものが知られている。
【0003】
また、回路基板上のケーブルを保護又はガイドする技術として、断面C字形状のケーブルカバーやケーブルガイドが知られている。更に、携帯電話機のフレキシブル基板の湾曲変形等を抑制する技術として、フレキシブル基板の端部にアンテナを収納するアンテナカバーを固定したものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−312070号公報
【特許文献2】特開平10−90526号公報
【特許文献3】特開2009−246248号公報
【特許文献4】特開2009−111699号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、表示装置の薄型化を図るために、板状にプレス加工された金属板(以下、「プレス板」という)でバックカバーを形成することが考えられる。
【0006】
しかしながら、バックカバーをプレス板で形成すると、バックカバーの強度が不足し、表示装置の開閉動作に伴う表示パネルの湾曲変形等が大きくなる可能性がある。
【0007】
また、プレス加工は細かい形状を作る加工に適しておらず、バックカバーをプレス板で形成すると、バックカバーに対して表示パネルを位置決めするためのリブ等をバックカバーに形成することが困難になる。そのため、バックカバーに対する表示パネルの位置固定ができないという問題がある。
【0008】
本願が開示する技術は、表示装置の開閉動作に伴う表示パネルの変形を抑制すると共にバックカバーに対する表示パネルを固定しつつ、表示装置の薄型化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願が開示する技術は、表示パネルと、表示パネルの側面に沿ってそれぞれ延びる一対のサイドフレームとを備えている。一対のサイドフレームには、表示パネルの背面を覆うバックカバーが取り付けられる。また、一対のサイドフレームには、表示パネルの前面の周縁部を覆うフロントカバーが取り付けられる。このフロントカバーは、バックカバーと共に表示パネルの外周部を挟む。また、一対のサイドフレームの各々の上端部には、表示パネルの上面に沿って延びる上側位置決め部がそれぞれ形成されている。更に、一対のサイドフレームの各々の下端部には、表示パネルの下面に沿って延びる下側位置決め部がそれぞれ形成されている。
【発明の効果】
【0010】
本願が開示する技術によれば、表示装置の開閉動作に伴う表示パネルの変形を抑制すると共にバックカバーに対する表示パネルを固定しつつ、表示装置の薄型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、電子機器の一実施例であるノートパソコンを示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示される表示装置を示す分解斜視図である。
【図3】図3は、図1に示される表示装置のバックカバー及び筐体フレームを示す分解平面図である。
【図4】図4は、図1に示される表示装置のバックカバー及び筐体フレームを示す平面図である。
【図5】図5は、図1に示される表示装置からフロントカバーを外した状態を示す平面図である。
【図6】図6は、図1に示される表示装置を示す平面図である
【図7】図7は、図1に示される表示装置からフロントカバーを外した状態を示す分解斜視図である。
【図8】図8は、図7に示されるサイドフレームを示す平面図である。
【図9】図9は、フロントカバーがサイドフレームに取り付けられた状態を示す、図1に示される表示装置の幅方向に沿った断面図である。
【図10】図10は、図1に示されるフロントカバーを前後方向の斜め後側から見た斜視図である。
【図11】図11はフロントカバーに形成された爪部及びリブ部を示す図であり、図11(A)は図10の拡大斜視図であり、図11(B)はフロントカバーを前後方向の後側から見た平面図である。
【図12】図12は、フロントカバーがサイドフレームに取り付けられた状態を示す、図1に示される表示装置の幅方向に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら本願が開示する表示装置、及びこの表示装置を備えた電子機器の実施例について説明する。
【0013】
図1に示されるように、本実施例に係る電子機器の一例としてのノートパソコン10は、本体装置20と、本体装置20の後端部にヒンジユニット(図5参照)を介して矢印R方向に回転(開閉)可能に支持された表示装置40とを備えている。この表示装置40は、本体装置20の上に重ねられる閉じ位置と、本体装置20に対して立てられた開き位置との間を変位可能になっている。
【0014】
なお、図1には、表示装置40が開き位置に位置した状態が示されている。また、以下では、表示装置40が開き位置に位置した状態において、図1に示される矢印X方向を表示装置40の幅方向の外側(右側)として説明する。これと同様に表示装置40が開き位置に位置した状態において、矢印Y方向を表示装置40の上下方向の上側として説明する。更に、表示装置40が開き位置に位置した状態において、矢印Z方向を表示装置40の前後方向の後側として説明する。また、矢印Z方向は、本体装置20の前後方向の後側も示している。
【0015】
本体装置20は、箱型形状に形成された筐体22を有している。筐体22の内部には、図示しないCPU(Central Processing Unit)等の電子部品が搭載された回路基板(メインボード)が収納されている。また、筐体22の上面には、キーボード24等の入力装置や、タッチパッド26等のポインティングデバイスが設けられている。
【0016】
表示装置40は、表示パネル42と、表示パネル42を収納する筐体46とを有している。図2に示されるように、表示パネル42は、表示装置40の前後方向から見て全体として矩形形状に形成されており、4つの角部42Kを有している。なお、以下では、表示パネル42の上部にある2つの角部42Kを上角部42K1とし、表示パネル42の下部にある2つの角部42Kを下角部42K2として説明する。
【0017】
表示パネル42の前面は、画像や映像等を表示する表示面42Aとされている。また、表示パネル42の下部における幅方向の中間部には、表示パネル42の下面42Dから後述するロアフレーム70側へ張り出した張出部44が設けられている。
【0018】
筐体46は、表示パネル42の表示面42Aの外周部を覆うフロントカバー48と、表示パネル42の背面42Bを覆うバックカバー52と、表示パネル42の外周を囲む筐体フレーム60とを有している。
【0019】
フロントカバー48は、樹脂製の金型成形品(モールド成形品)で枠状に形成されており、その内側から表示パネル42の表示面42Aが露出される。このフロントカバー48は、表示パネル42の表示面42Aの周縁部を覆う前壁部48Aと、前壁部48Aの外周部からバックカバー52側へ立ち上げられた側壁部48Bとを有している。フロントカバー48の下端部における幅方向の外側の部位には、ヒンジユニット90(図5参照)を覆うヒンジカバー部50がそれぞれ設けられている。また、フロントカバー48は、後述するカメラ装置100及びアンテナ装置106A,106B(図5参照)を前側から覆うようになっている。
【0020】
バックカバー52は、薄板状にプレス加工された金属製(例えば、マグネシウム合金)のプレス板で形成されている。本実施例では、バックカバー52にプレス板を用いることにより、表示装置40の薄型化及び軽量化が図られている。なお、本実施例では、一例として、板厚が3mm未満のプレス板が用いられている。バックカバー52は、表示パネル42の背面42Bを覆うと共にフロントカバー48の前壁部48Aとの間で表示パネル42を挟む後壁部52Aと、後壁部52Aの外周部からフロントカバー48側へ立ち上げられた側壁部52Bとを有している。
【0021】
バックカバー52の幅方向の端部における上端部には、当該上端部から上方へ(矢印Y方向)へ凸状に突出するアンテナカバー取付部54がそれぞれ設けられている。これらのアンテナカバー取付部54における後壁部52Aには、当該後壁部52Aを板厚方向に貫通する取付孔56がそれぞれ形成されており、後述するアンテナカバー62が取り付けられる。
【0022】
筐体フレーム60は、筐体46の上部46A(図1参照)を構成するアッパフレームの一例としてのアンテナカバー62と、筐体46の下部46Bを構成するロアフレーム70と、筐体46の側部46Cを構成する一対のサイドフレーム72とを有している。これらのアンテナカバー62、ロアフレーム70、及びサイドフレーム72は、樹脂製の金型成形品(モールド成形品)で形成されており、バックカバー52の外周部に沿って枠状に配置される。
【0023】
アンテナカバー62は、表示装置40の幅方向を長手方向として配置され、バックカバー52の上端部に沿って配置される。アンテナカバー62は、後述するカメラ装置100及びアンテナ装置106A,106Bを後側から覆う板状の後壁部62Aと、後壁部62Aの上端部からフロントカバー48側に立ち上げられた側壁部62Bを有している。
【0024】
アンテナカバー62の長手方向の端部側の部位には、ボス部64がそれぞれ形成されている。ボス部64は、アンテナカバー62の後壁部62Aからフロントカバー48側へ立ち上げられており、バックカバー52のアンテナカバー取付部54に形成された取付孔56にバックカバー52の後側から挿入される。この状態で、各ボス部64を溶着することにより、アンテナカバー62がバックカバー52に固定される。また、アンテナカバー62における長手方向の端部側の後壁部62Aには、ボス部64に隣接して溶着用突起68(図3参照)が形成されている。
【0025】
図3に示されるように、ロアフレーム70は、表示装置40の前後方向から見て、全体としてC字形状に形成されており、表示装置40の幅方向を長手方向として配置されている。このロアフレーム70は、バックカバー52の下端部に沿って配置される板状のロアフレーム本体部70Aを有している。このロアフレーム本体部70Aは、その長手方向の全長に渡ってバックカバー52の後壁部52Aに接着テープ等の接着剤で接着される。
【0026】
また、ロアフレーム本体部70Aの長手方向の端部には、アンテナカバー62側へ延出する板状の延出部70Bがそれぞれ設けられている。延出部70Bは、バックカバー52の後壁部52Aに接着テープ等の接着剤で接着される。これらの延出部70Bの間に、表示パネル42の張出部44(図2参照)が配置される。更に、ロアフレーム本体部70Aの長手方向の端部には、アンテナカバー62と反対側(延出部70Bと反対側)へ突出すると共に、ヒンジユニット90のヒンジ軸96(図5参照)を後側から覆うヒンジキャップ70Cが設けられている。
【0027】
一対のサイドフレーム72は、表示装置40の前後方向から見て全体としてC字形状に形成されており、表示装置40の上下方向を長手方向とすると共に、表示装置40の幅方向の中央部に対して線対称に配置されている。これらのサイドフレーム72は、表示パネル42の側面42Eに沿って延びるサイドフレーム本体部74を有している。
【0028】
サイドフレーム本体部74は、バックカバー52の幅方向の端部に沿ってそれぞれ配置され、その長手方向の全長に渡ってバックカバー52の後壁部52Aに接着テープ等の接着剤で接着される。これらのサイドフレーム本体部74の間に表示パネル42が配置される。
【0029】
サイドフレーム本体部74は、後述するようにフロントカバー48(図2参照)側を開口した開断面形状に形成されている。サイドフレーム本体部74の上部における表示パネル42側の外側面は、表示パネル42の上部の上角部42K1の側面42E1(図5参照)に面接触される第1接触面74S1とされている。これと同様に、サイドフレーム本体部74の下部における表示パネル42側の外側面は、表示パネル42の下部の下角部42K2の側面42E2(図5参照)に面接触される第1接触面74S2とされている。これらの第1接触面74S1,74S2によって、表示パネル42の上角部42K1及び下角部42K2が挟み込まれ、バックカバー52に対する表示パネル42の幅方向の変位が規制される。
【0030】
サイドフレーム72の上端部には、表示パネル42の上面42Cに沿って延びる上側位置決め部76が形成されている。上側位置決め部76は、サイドフレーム本体部74の上端部から表示パネル42の上面42Cに沿って、表示装置40の幅方向の中央部側へ延出している。この上側位置決め部76は、アンテナカバー62の後壁部62Aに重ねられる板状の連結部76Aと、連結部76Aの表示パネル42側の端部からフロントカバー48側へ立ち上げられた規制壁部76Bとを有している。
【0031】
連結部76Aには、アンテナカバー62に形成された溶着用突起68と溶着される溶着用突起80が形成されている。これらの溶着用突起68,80を溶着することにより、上側位置決め部76とアンテナカバー62とが結合される。つまり、アンテナカバー62によって、一対のサイドフレーム72の上側位置決め部76同士が連結される。
【0032】
規制壁部76Bは、表示パネル42の上面42Cに沿って配置され、その表示パネル42側の壁面が上角部42K1の上面42C1(図5参照)に面接触される第2接触面76Sとされている。この第2接触面76Sによって、バックカバー52に対する表示パネル42のアンテナカバー62側への変位が規制される。また、第2接触面76Sは、サイドフレーム本体部74の第1接触面74S1に対して直角になっている。
【0033】
一方、サイドフレーム72の下端部には、表示パネル42の下面42Dに沿って延びる下側位置決め部78が形成されている。下側位置決め部78は、サイドフレーム本体部74の下端部から表示パネル42の下面42Dに沿ってロアフレーム70の延出部70Bまで延出している。下側位置決め部78は、バックカバー52の後壁部52Aに接着テープ等の接着剤で固定される板状の固定部78Aと、固定部78Aの表示パネル42側の端部からフロントカバー48側へ立ち上げられた規制壁部78Bとを有している。
【0034】
規制壁部78Bは、表示パネル42の下面42Dに沿って配置され、その表示パネル42側の壁面が下角部42K2の下面42D1(図5参照)に面接触される第3接触面78Sとされている。この第3接触面78Sによって、バックカバー52に対する表示パネル42のアンテナカバー62側への変位が規制される。また、第3接触面78Sは、サイドフレーム本体部74の第2接触面74S2に対して直角になっている。更に、バックカバー52の後壁部52Aにおける下側位置決め部78よりも下側の部位は、後述するヒンジユニット90のブラケット94(図5参照)が固定されるヒンジユニット取付部82とされている。
【0035】
図4に示されるように、アンテナカバー62、ロアフレーム70、及び一対のサイドフレーム72は、バックカバー52の外周部に沿って配置される。これにより、枠状の筐体フレーム60が形成される。この筐体フレーム60の内側に、表示パネル42(図2参照)が収納される(嵌め込まれる)収納スペース84が形成される。
【0036】
収納スペース84に収納された表示パネル42は、図5に示されるように、一対のサイドフレーム72によって、バックカバー52に対して位置決めされる。即ち、収納スペース84に表示パネル42が配置されると、表示パネル42の上角部42K1及び下角部42K2の各側面42E1,42E2に、第1接触面74S1,74S2がそれぞれ面接触する。これにより、バックカバー52に対する表示パネル42の幅方向の変位が規制される。また、表示パネル42の上角部42K1の上面42C1に上側位置決め部76に形成された第2接触面76Sが面接触すると共に、表示パネル42の下角部42K2の下面42D1に下側位置決め部78に形成された第3接触面78Sが面接触する。これにより、バックカバー52に対する表示パネル42の上下方向の変位が規制される。
【0037】
また、バックカバー52のヒンジユニット取付部82には、ヒンジユニット90が固定される。ヒンジユニット90は、本体装置20の筐体22(図1参照)に固定されるヒンジベース92と、ヒンジユニット取付部82に接着テープ等の接着剤で接着される板金部品に対してネジ止めされているブラケット94とを有している。また、ヒンジユニット90は、ヒンジベース92とブラケット94とを回転可能に連結するヒンジ軸96とを有している。
【0038】
更に、アンテナカバー62の長手方向の中央部には、カメラ装置100が収納される。カメラ装置100は、表示パネル42の上面42Cに沿って配置され、アンテナカバー62の後壁部62Aに固定される。カメラ装置100のレンズ100Aは、図6に示されるように、フロントカバー48に形成された孔102から露出しており、表示装置40の前にいる操作者等を撮影可能になっている。このカメラ装置100は、ケーブルの一例としてのカメラ用ケーブル104によって本体装置20(図1参照)に収納された図示しない回路基板に電気的に接続されている。
【0039】
図5に示されるように、カメラ用ケーブル104は、カメラ装置100から表示パネル42の外周に沿って左回りに配線され、後述するサイドフレーム本体部74の内部に形成されたガイド路110(図7参照)に収納される。ガイド路110に収納されたカメラ用ケーブル104は、表示パネル42の下面42Dとヒンジユニット90のブラケット94との間へ配線される。表示パネル42の下面42Dとヒンジユニット90のブラケット94との間へ配線されたカメラ用ケーブル104は、表示パネル42の張出部44とヒンジユニット90のブラケット94との間に配線される。表示パネル42の張出部44とヒンジユニット90のブラケット94との間に配線されたカメラ用ケーブル104は、ロアフレーム70に設けられたヒンジキャップ70Cから本体装置20(図1参照)へ配線される。
【0040】
また、アンテナカバー62におけるカメラ装置100の外側(矢印X側)には、無線通信用の2つのアンテナ装置106A,106Bが表示装置40の幅方向に並べられて収納される。各アンテナ装置106A,106Bは、表示パネル42の上面42Cに沿って配置され、アンテナカバー62の後壁部62Aに固定される。また、アンテナ装置106A,106Bには、ケーブルの一例としてのアンテナ用ケーブル108A,108Bがそれぞれ接続されている。これらのアンテナ用ケーブル108A,108Bによって、アンテナ用ケーブル108A,108Bが本体装置20に収納された図示しない回路基板に電気的に接続されている。
【0041】
アンテナ用ケーブル108A,108Bは、各アンテナ装置106A,106Bから表示パネル42の外周に沿って右回りに配線され、後述するサイドフレーム本体部74の内部に形成されたガイド路110(図7参照)に収納される。ガイド路110に収納されたアンテナ用ケーブル108A,108Bは、表示パネル42とヒンジユニット90の間へ配線される。表示パネル42の下面42Dとヒンジユニット90のブラケット94との間へ配線されたアンテナ用ケーブル108A,108Bは、表示パネル42の張出部44とヒンジユニット90のブラケット94との間に配線される。表示パネル42の張出部44とヒンジユニット90のブラケット94との間に配線されたアンテナ用ケーブル108A,108Bは、ロアフレーム70に設けられたヒンジキャップ70Cから本体装置20(図1参照)へ配線される。
【0042】
なお、カメラ装置100及びアンテナ装置106A,106Bは、ケーブルの一例としてのカメラ用ケーブル104又はアンテナ用ケーブル108A,108Bを介して本体装置20の回路基板に電気的に接続される内蔵部品の一例である。
【0043】
ここで、サイドフレーム72のサイドフレーム本体部74の構成について詳説すると共に、サイドフレーム本体部74に対するフロントカバー48の取付構造について説明する。なお、一対のサイドフレーム本体部74は同じ構成であるため、表示パネル42の右側の側面42Eに沿って配置されたサイドフレーム本体部74の構成についてのみ詳説する。
【0044】
図7に示されるように、サイドフレーム72のサイドフレーム本体部74は、開口をフロントカバー48に向けた開断面形状(断面C字形状)に形成されており、表示パネル42の右側の側面42Eに沿って配置されている。このサイドフレーム本体部74は、バックカバー52の後壁部52Aに固定される底壁部74Aを有している。また、サイドフレーム本体部74は、底壁部74Aの表示パネル42側の端部から立ち上げられた側壁部74Bと、底壁部74Aの表示パネル42と反対側の端部から立ち上げられた側壁部74Cとを有している。
【0045】
サイドフレーム本体部74における互いに対向する一対の側壁部74Bと側壁部74Cとの間には、2本のアンテナ用ケーブル108A,108Bが表示装置40の前後方向に並んで収納されるガイド路110が形成されている。このガイド路110によって、アンテナ用ケーブル108A,108Bが表示パネル42の側面42Eに沿って案内される。
【0046】
サイドフレーム本体部74の各側壁部74B,74Cには、ガイド路110へ突出し、ガイド路110からのアンテナ用ケーブル108A,108Bの脱落を抑制する突出部112A,112Bがそれぞれ形成されている。突出部112Aは、対向する一方の側壁部74Bにおけるフロントカバー48側の端部から、対向する他方の側壁部74Cへ向けて突出している。この突出部112Aとサイドフレーム本体部74の底壁部74Aとの間に2本のアンテナ用ケーブル108A,108Bが収納されている。これと同様に、突出部112Bは、対向する他方の側壁部74Cにおけるフロントカバー48側の端部から、対向する一方の側壁部74Bへ向けて突出している。この突出部112Bとサイドフレーム本体部74の底壁部74Aとの間に、2本のアンテナ用ケーブル108A,108Bが収納されている。
【0047】
図8に示されるように、突出部112A,112Bは、サイドフレーム本体部74の長手方向にずれて交互に配置されており、ガイド路110へアンテナ用ケーブル108A,108Bを収納し易くなっている。また、突出部112Aの突出方向の先端部112A1とサイドフレーム本体部74の他方の側壁部74Cとの間には、隙間Hが形成されている。これと同様に、突出部112Bの突出方向の先端部112B1とサイドフレーム本体部74の一方の側壁部74Bとの間には、隙間Hが形成されている。これらの隙間H,Hには、後述するフロントカバー48のリブ部122A,122Bが嵌め込まれる。なお、サイドフレーム本体部74の底壁部74Aには、軽量化のための開口114が適宜形成されている。
【0048】
図7に示されるように、サイドフレーム本体部74における表示パネル42と反対側の側壁部74Cの外側面74C1には、溝部116が形成されている。この溝部116は、サイドフレームの長手方向の延びる長溝とされている。この溝部116の天壁は、後述するフロントカバー48の爪部118の係止面118Aが係止される被係止面116Aとされている。なお、サイドフレーム本体部74の側壁部74Bにおける溝部116と対向する部位には、開口120が形成されている。
【0049】
フロントカバー48の幅方向の端部には爪部118が形成されている。爪部118は、フロントカバー48の側壁部48Bにおけるバックカバー52側の端部からフロントカバー48の幅方向の中央部側へ向けて突出している。爪部118のフロントカバー48側の面は、フロントカバー48の前壁部48Aと平行する係止面118Aとされている。この爪部118の係止面118Aは、図9に示されるように、サイドフレーム本体部74の溝部116の被係止面116Aに係止される。これにより、サイドフレーム本体部74にフロントカバー48が取り付けられる。
【0050】
図10に示されるように、フロントカバー48の前壁部48Aには、複数のリブ部122A,122Bが形成されている。図11(A)に示されるように、各リブ部122A,122Bは、表示装置40の前後方向から見てE字形状に形成されると共に、フロントカバー48の側壁部48Bに隣接して配置されている。また、各リブ部122A,122Bは、図11(B)に示されるように、フロントカバー48の上下方向に延びると共に、サイドフレーム本体部74に形成された隙間H,Hに応じて、フロントカバー48の幅方向にずれて配置されている。これにより、フロントカバー48の爪部118の係止面118Aをサイドフレーム本体部74の溝部116の被係止面116Aに係止したときに、図12に示されるようにリブ部122Bがサイドフレーム本体部74の隙間Hに嵌め込まれる。
【0051】
次に、本実施例の作用について説明する。
【0052】
本実施例では、バックカバー52がプレス板で形成されている。これにより、表示装置40の薄型化及び軽量を図ることができる。
【0053】
一方、バックカバー52を薄肉のプレス板で形成すると、バックカバー52の剛性が低下し、表示装置40の開閉動作に伴う表示パネル42の湾曲変形等が大きくなる可能性がある。
【0054】
これに対して本実施例では、図5に示されるように、表示装置40の筐体46の側部46C(図1参照)にサイドフレーム72がそれぞれ配置されている。これらのサイドフレーム72のサイドフレーム本体部74は、バックカバー52の幅方向の端部に沿って配置され、長手方向の全長に渡ってバックカバー52の後壁部52Aに接着されている。このサイドフレーム本体部74によって筐体46の側部46Cの剛性が確保されている。これにより、バックカバー52を薄肉のプレス板で形成しても、本体装置20(図1参照)に対する表示装置40の開閉動作に伴う表示パネル42の湾曲変形等が抑制される。従って、表示装置40の開閉動作に伴う表示パネル42の湾曲変形等を抑制しつつ、表示装置40の薄型化を図ることができる。
【0055】
また、サイドフレーム72の上端部には、上側位置決め部76が形成されている。この上側位置決め部76は、バックカバー52の上端部に取り付けられたアンテナカバー62の長手方向の端部に重ねられており、溶着によってアンテナカバー62と結合されている。即ち、一対のサイドフレーム72は、アンテナカバー62によって連結されている。これにより、アンテナカバー62によって一対のサイドフレーム72が連結されていない構成と比較して、筐体46の側部46Cの剛性が高くなる。更に、バックカバー52の上端部にアンテナカバー62を取り付けたことにより、筐体46の上部46A(図1参照)の剛性が確保される。従って、表示装置40の開閉動作に伴う表示パネル42の湾曲変形等が更に抑制される。
【0056】
また、筐体46の下部46B(図1参照)には、ロアフレーム70が設けられている。ロアフレーム70のロアフレーム本体部70Aは、バックカバー52の下端部に沿って配置され、長手方向の全長に渡ってバックカバー52の後壁部52Aに接着されている。これにより、筐体46の下部46Bの剛性が確保される。
【0057】
また、ロアフレーム本体部70Aの長手方向の両端部には、アンテナカバー側へ延出する延出部70Bが設けられている。この延出部70Bは、サイドフレーム72の下側位置決め部78に隣接して配置されている。これにより、延出部70Bがサイドフレーム72の下側位置決め部78に隣接しない構成と比較して、筐体46の側部46Cの剛性が高くなる。従って、表示装置40の開閉動作に伴う表示パネル42の湾曲変形等が更に抑制される。
【0058】
ところで、プレス加工は、細かい形状をつくる加工に適していない。従って、バックカバー52をプレス板で形成した場合は、バックカバー52に対して表示パネル42を位置決めするためのリブ等をバックカバー52に形成することが困難になる。
【0059】
これに対して本実施例では、サイドフレーム本体部74が、表示パネル42の側面に沿ってそれぞれ配置されている。各サイドフレーム本体部74の上部には、表示パネル42の上角部42K1の側面42E1に面接触する第1接触面74S1が形成されている。また、各サイドフレーム本体部74の下部には、表示パネル42の下角部42K2の側面42E2に面接触する第1接触面74S2が形成されている。これらの第1接触面74S1,74S2によって、表示パネル42の上角部42K1及び下角部42K2を幅方向の両側から挟むことにより、バックカバー52に対する表示パネル42の幅方向の変位が規制される。
【0060】
また、サイドフレーム72の上端部には、表示パネル42の上面42Cに沿って延びる上側位置決め部76が形成されている。この上側位置決め部76には、表示パネル42の上角部42K1の上面42C1に面接触する第2接触面76Sが形成されている。また、サイドフレーム72の下端部には、表示パネル42の下面42Dに沿って延びる下側位置決め部78が形成されている。この下側位置決め部78には、表示パネル42の下角部42K2の下面42D1に面接触する第3接触面78Sが形成されている。これらの第2接触面76S及び第3接触面78Sによって上下方向の両側から表示パネル42を挟むことにより、バックカバー52に対する表示パネル42の上下方向の変位が規制される。
【0061】
このように本実施例では、筐体46の側部46Cを構成するサイドフレーム72に第1接触面74S1,74S2、第2接触面76S、及び第3接触面78Sを形成することにより、バックカバー52に対する表示パネル42の位置ずれが抑制される。更に、第1接触面74S1,74S2等によって表示パネル42の上角部42K1及び下角部42K2の変位を規制することにより、表示パネル42の角部42K以外の部位の変位を規制する構成と比較して、表示パネル42の位置ずれが抑制される。
【0062】
また、プレス加工は、複雑な形状の加工に適していない。従って、バックカバー52をプレス板で形成した場合は、バックカバー52にアンテナ用ケーブル108A,108B等を保持し、又は案内するクランプやガイドを形成することが困難になる。この場合、バックカバー52にアンテナ用ケーブル108A,108B等をテープ等で固定することが考えられる。しかしながら、バックカバー52にアンテナ用ケーブル108A,108B等をテープ等で固定すると、表示装置40の組立作業が煩雑化し、表示装置40の生産性が低下する可能性がある。
【0063】
これに対して本実施例では、図7に示されるように、サイドフレーム本体部74に、アンテナ用ケーブル108A,108B等を案内するガイド路110が形成されている。従って、バックカバー52にアンテナ用ケーブル108A,108B等をテープ等で固定する必要がないため、表示装置40の組立性が向上する。
【0064】
また、ガイド路110にアンテナ用ケーブル108A,108B等を収納することにより、表示パネル42の側面42Eに沿ってアンテナ用ケーブル108A,108B等を配線することができる。従って、表示パネル42の背面42B(図2参照)とバックカバー52との間にアンテナ用ケーブル108A,108B等を配線する構成と比較して、表示装置40の薄型化を図ることができる。
【0065】
また、サイドフレーム本体部74の各側壁部74B,74Cには、ガイド路110へ突出すると共に、ガイド路110に収納されたアンテナ用ケーブル108A,108Bのフロントカバー48側に配置される突出部112A,112Bが形成されている。これらの突出部112A,112Bによって、ガイド路110からのアンテナ用ケーブル108A,108B等の脱落が抑制される。
【0066】
更に、前述したように、プレス加工は複雑な形状の加工に適していないため、フロントカバー48の爪部118を係止するための溝部をバックカバー52に形成することが困難になる。また、プレス板で形成されたバックカバー52には、表示パネル42をビス等で固定するためのネジ孔等を形成することが難しい。
【0067】
これに対して本実施例では、図9に示されるように、サイドフレーム本体部74の側壁部74Cの外側面74C1に溝部116が形成されている。この溝部116の被係止面116Aにフロントカバー48に形成された爪部118の係止面118Aを係止することにより、サイドフレーム本体部74に対してフロントカバー48が固定される。また、溝部116の被係止面116Aにフロントカバー48の爪部118の係止面118Aを係止することにより、サイドフレーム72を介してバックカバー52とフロントカバー48とが連結される。これにより、バックカバー52及びフロントカバー48によって表示パネル42が前後方向の両側から挟み込まれ、バックカバー52に対する表示パネル42の前後方向の変位が規制される。
【0068】
更に、溝部116の被係止面116Aにフロントカバー48の爪部118の係止面118Aを係止されると、以下のようになる。即ち、図12に示されるようにサイドフレーム本体部74の他方の側壁部74Cから突出する突出部112Bの先端部112B1とサイドフレーム本体部74の一方の側壁部74Bとの間の隙間Hにフロントカバー48に形成されたリブ部122Bが嵌め込まれる。これにより、サイドフレーム本体部74に対するフロントカバー48の幅方向の位置ずれが抑制される。また、フロントカバー48が湾曲変形等したときに、突出部112Bの先端部112B1又はサイドフレーム本体部74の一方の側壁部74Bにリブ部122Bが接触する。これにより、フロントカバー48の幅方向の端部の湾曲変形等が抑制され、サイドフレーム本体部74に対するフロントカバー48の幅方向の端部の浮き上がりが抑制される。この結果、フロントカバー48の爪部118の係止面118Aがサイドフレーム本体部74の溝部116の被係止面116Aから外れることが抑制される。従って、サイドフレーム本体部74からのフロントカバー48の脱落が抑制される。
【0069】
なお、図示を省略するが、溝部116の被係止面116Aにフロントカバー48の爪部118の係止面118Aを係止されると、以下のようになる。即ち、サイドフレーム本体部74の一方の側壁部74Bから突出する突出部112Aの先端部112A1と、サイドフレーム本体部74の他方の側壁部74Cとの間の隙間H(図8参照)にフロントカバー48に形成された突出部112Aが嵌め込まれる。これにより、サイドフレーム本体部74からのフロントカバー48の脱落が更に抑制される。
【0070】
更に、前述したように、本実施例におけるサイドフレーム72には、バックカバー52に対して表示パネル42を位置決めする第1接触面74S1,74S2、第2接触面76S、及び第3接触面78Sが形成されている。また、サイドフレーム72には、アンテナ用ケーブル108A,108B等を案内するガイド路110が形成されている。更に、サイドフレーム72には、フロントカバー48を固定するための溝部116が形成されている。このように筐体46の側部46Cの骨格を構成するサイドフレーム72に各種の機能を集約することにより、これらの各種の機能を別々の部品で実現する場合と比較して、部品点数が削減される。従って、表示装置40の組立性が向上する。
【0071】
次に、上記実施例の変形例について説明する。
【0072】
上記実施例では、サイドフレーム本体部74の上部に第1接触面74S1が形成されており、サイドフレーム本体部74の下部に第1接触面74S2が形成されているが、これに限らない。第1接触面74S1,74S2は、バックカバー52に対する表示パネル42の幅方向の変位を規制可能であれば良く、例えば、サイドフレーム本体部74の長手方向の中間部に第1接触面を形成しても良い。また、例えば、サイドフレーム本体部74の長手方向の全長に渡って第1接触面を形成しても良い。
【0073】
また、上記実施例では、サイドフレーム本体部74に第1接触面74S1,74S2を形成したが、これらの第1接触面74S1,74S2に替えて、例えば、表示パネル42の側面42Eに接触するリブ等を形成しても良い。上側位置決め部76及び下側位置決め部78についても同様である。
【0074】
また、上記実施例では、サイドフレーム本体部74がその長手方向の全長に渡ってバックカバー52の後壁部52Aに接着されているが、バックカバー52の後壁部52Aに対するサイドフレーム本体部74の接着範囲は適宜変更可能である。また、例えば、サイドフレーム72に対してバックカバー52をビス等で固定しても良い。
【0075】
更に、上記実施例では、アンテナカバー62によって一対のサイドフレーム72の上側位置決め部76同士が連結されているが、これに限らない。一対のサイドフレーム72は、必要に応じてアンテナカバー62等で連結すれば良く、必ずしも連結する必要はない。
【0076】
また、上記実施例ではサイドフレーム本体部74のガイド路110にアンテナ用ケーブル108A等を収納したが、例えば表示装置40に収納されたマイク、スピーカ又は赤外線通信装置から本体装置20へ渡るケーブルをガイド路110に収納しても良い。また、サイドフレーム本体部74に形成されたガイド路110及び突出部112A,112Bは適宜省略可能である。特に、カメラ装置100等の内蔵部品を備えないノートパソコンでは、ガイド路110は不要となる。
【0077】
更に、上記実施例では、サイドフレーム本体部74に形成された溝部116の被係止面116Aにフロントカバー48に形成された爪部118を引っ掛けることにより、サイドフレーム72にフロントカバー48を取り付けたが、これに限らない。例えば、フロントカバー48をビス等でサイドフレーム72に取り付けても良い。また、フロントカバー48に形成されたリブ部122A,122Bは、適宜省略可能である。
【0078】
また、上記実施例では、アンテナカバー62、サイドフレーム72、及びロアフレーム70を樹脂製の金型成形品で形成したが、これらのアンテナカバー62、サイドフレーム72、及びロアフレーム70を金属製の金型成形品で形成することも可能である。
【0079】
また、上記実施例では、バックカバー52をプレス板で形成したが、プレス加工ではない金属板や、樹脂製又は金属製の金型成形品でバックカバー52を形成することも可能である。
【0080】
更に、上記実施例では、電子機器の一例として、ノートパソコン10を例に説明したが、上記実施例は、例えば、携帯電話、携帯用のDVDプレーヤー、電子辞書等の電子機器にも適用可能である。
【0081】
以上、本願が開示する技術の一実施例について説明したが、本願が開示する技術は上記の実施例に限定されるものでない。また、上記実施例及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本願が開示する技術の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0082】
10 ノートパソコン(電子機器の一例)
20 本体装置
40 表示装置
42 表示パネル
42A 表示パネルの前面
42B 表示パネルの背面
42C 表示パネルの上面
42D 表示パネルの下面
42E 表示パネルの側面
42K1 上角部(角部の一例)
42C1 上角部の上面(角部の上面の一例)
42E1 上角部の側面(角部の側面の一例)
42K2 下角部(角部の一例)
42D1 下角部の下面(角部の下面の一例)
42E2 下角部の側面(角部の側面の一例)
48 フロントカバー
52 バックカバー
62 アンテナカバー(アッパフレームの一例)
72 サイドフレーム
74B 側壁部
74C 側壁部
74C1 外側面
74S1 第1接触面
74S2 第1接触面
76 上側位置決め部
76S 第2接触面
78 下側位置決め部
78S 第3接触面
104 カメラ用ケーブル(ケーブルの一例)
108A アンテナ用ケーブル(ケーブルの一例)
108B アンテナ用ケーブル(ケーブルの一例)
110 ガイド路
112A 突出部
112B 突出部
116 溝部
118 爪部
122A リブ部
122B リブ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示パネルと、
前記表示パネルの側面に沿ってそれぞれ延びる一対のサイドフレームと、
前記サイドフレームに取り付けられ、前記表示パネルの背面を覆うバックカバーと、
前記サイドフレームに取り付けられ、前記表示パネルの前面の周縁部を覆い、前記バックカバーと共に表示パネルの外周部を挟むフロントカバーと、
一対の前記サイドフレームの各々の上端部に形成され、前記表示パネルの上面に沿って延びる上側位置決め部と、
一対の前記サイドフレームの各々の下端部に形成され、前記表示パネルの下面に沿って延びる下側位置決め部と、
を備える表示装置。
【請求項2】
前記バックカバーが、プレス成形された金属製のプレス板で形成され、
一対の前記サイドフレームが、前記バックカバーの幅方向の端部に沿ってそれぞれ接着されている、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
一対の前記サイドフレームには、前記表示パネルの角部の側面に接触して該表示パネルの幅方向の変位を規制する第1接触面がそれぞれ形成され、
前記上側位置決め部には、前記表示パネルの角部の上面に接触する第2接触面がそれぞれ形成され、
前記下側位置決め部には、前記表示パネルの角部の下面に接触し、前記第2接触面との間で該表示パネルの上下方向の変位を規制する第3接触面がそれぞれ形成されている、
請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記バックカバーの上端部に沿って配置されると共に、前記上側位置決め部同士を連結するアッパフレームを備える、
請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の表示装置。
【請求項5】
一対の前記サイドフレームが、前記フロントカバー側を開口した開断面形状に形成され、
一対の前記サイドフレームに、前記表示パネルの側面に沿ってケーブルを案内するガイド路が形成されている、
請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の表示装置。
【請求項6】
一対の前記サイドフレームには、前記ガイド路へ突出すると共に、該ガイド路に収納されたケーブルよりも前記フロントカバー側に配置される突出部が形成されている、
請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記フロントカバーの幅方向の端部には、先端部を該フロントカバーの幅方向の中央部側へ向けた爪部が形成され、
前記サイドフレームにおける前記表示パネルと反対側の外側面には、前記爪部が引っ掛けられる溝部が形成されている、
請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の表示装置。
【請求項8】
前記サイドフレームが、前記ガイド路を形成する互いに対向する一対の側壁部を有し、
前記突出部が、対向する一方の前記側壁部から他方の前記側壁部へ向って突出し、
前記フロントカバーには、前記突出部と他方の前記側壁部との隙間に嵌め込まれるリブ部が形成されている、
請求項6に記載の表示装置。
【請求項9】
請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の表示装置と、
前記表示装置を開閉可能に支持する本体装置と、
を備える電子機器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2013−76938(P2013−76938A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−218065(P2011−218065)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】