説明

複合摺動部材とその製造方法

【課題】 耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性に優れた複合摺動部材を得る。
【解決手段】 金属粒子または金属間化合物粒子を母相19とする複合材料において、金属粒子の体積率が摺動面13から内部に向けて変化する。金属粒子の体積率が摺動面近傍では小さく内部へ向かつて増加する。摺動面13には耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性が金属粒子よりも優れた特性を有する相が分散する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば内燃機関のピストンリングなどに好適な、耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性に優れた複合摺動部材とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、鉄からなるピストンリング12Aの摺動面にメツキ、溶射、PVDまたはCVDにより耐摩耗性被膜14を形成したものでは、低摩擦性と耐久性とを満足するものが得にくい。また、図6に示すように、ピストンリング12Bの摺動面に窒化相15を形成したものは、製造は容易であるが十分な耐久性を維持できない。さらに、図7に示すように、窒化珪素などのセラミツクスの内部に、予めセラミツクス短繊維16と潤滑性を有するモリブデン粒子17を分散させたピストンリング12Cは、コストが高く、ピストンのリング溝に対する損傷性を軽減することが難しい。
【0003】特開平11-286755 号公報に開示される焼結ピストンリングは、20〜40重量%の銅Cuと、0.6〜14重量%のニツケルNiと、1.0〜3.0重量%の炭素(黒鉛) Cとを含有し、残りが鉄Feと不可避不純物からなる組成を有し、かつ鉄Feを主成分とする鉄基合金相を、銅Cuを主成分とする銅基合金相で結合してなる素地中に、平均粒径が30μm以下の微細な遊離黒鉛相が析出分散する組織を有する。鉄基合金相は50重量%以上の鉄FeとニツケルNiと銅Cuと炭素 Cとからなる合金相であり、銅基合金相は50重量%以上の銅CuとニツケルNiと鉄Feと炭素Cとからなる合金相であり、鉄基合金相に含まれるニツケルNiと炭素 Cの濃度は、銅基合金相に含まれるニツケルNiと炭素 Cの濃度よりも大きい。
【0004】黒鉛粒子は焼結により一旦素地中に固溶し、焼結後の冷却中に平均粒径が30μm以下の極めて微細な遊離黒鉛となつて気孔に析出分散する。焼結初期段階において Cu-Ni合金の固有共存域に昇温し、焼結体に撓みや歪みなどの変形が生じないように少量の液相を出現させると、 Cu-Ni合金粉末のNiはFe粉末中へ拡散してFe粉末同士の接合強度を向上する。焼結後期段階においてはNiがFe粉末中へ拡散するところから、 Cu-Ni合金粉末のNi含有量が少くなり融点が下がり、一気にCu-Ni合金粉末は融解し、ダイナミツクな液相焼結が進行して緻密化する。上述の複合材料からなるピストンリングでは、熱伝導性が低下することと、ピストンのリング溝の耐損傷性が問題とされ、リング溝が損傷すると、潤滑油の消費量が多くなり、燃焼ガス中に有害物質であるSOF分が増加する。
【0005】また、特開平11-166625 号公報に開示されるピストンリングは、ピストンリングの上下面に厚さ0.5〜30μmの硬質被膜を形成したものである。硬質被膜は珪素Si,チタンTi,タングステン W,クロムCr,モリブデンMo,ニオブNb,バナジウム Vの群から選ばれた少くとも1つの元素が分散するダイヤモンドライクカーボンから形成される。ダイヤモンドライクカーボン被膜は耐スカツフ性が本来高いが、Si,Ti,W ,Cr,Mo,Nb,V の群から選ばれた少くとも1つの元素(金属と金属炭化物の一方または両方の形態で存在する)を含ませることにより、耐摩耗性と耐アルミニウム凝着性を向上する。上述の硬質被膜を形成したピストンリングでは、被膜の厚さ20μmが限界とされており(要求は100μm以上)、被膜の剥離などが懸念される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上述の問題に鑑み、耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性に優れた複合摺動部材とその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明の構成は金属または金属間化合物の結晶粒子を母相とする複合材料において、前記結晶粒子の体積率が摺動面から内部に向けて変化しており、前記結晶粒子の体積率が摺動面近傍では小さく内部へ向かつて増加し、摺動面には耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性が前記結晶粒子よりも優れた特性を有する相が分散することを特徴とする。
【0008】また、本発明の製造方法は金属または金属間化合物の混合粉末から成形体を成形する工程と、該成形体を開気孔が残留する状態になるように仮焼きする工程と、前記開気孔に鉄またはモリブデンを含有する溶液を含浸する工程と、前記成形体を所定の温度に加熱して母相を焼結するとともに前記溶液を含浸した部分を固体に転化する工程と、前記成形体を酸素または硫黄を含む雰囲気で熱処理することにより、固体に転化した部分を固体潤滑性と油吸着性を有する物質に転化する工程とからなることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明では金属粉末または金属間化合物粉末を原料として、所要の成形体(例えばピストンリング)を成形する。成形体のシリンダの内周面(ボア面)と接する面には、固体潤滑性を有するナノ微粒子と、油吸着性を有するナノ微粒子とを塗布法により分散させる。成形体を成形後に開気孔(気孔が外面に開口するもの)が残つた状態でモリブデンアンモニウム溶液などを含浸し、乾燥後に焼結する。さらに、成形体の酸化または硫化処理によりモリブデン粒子を固体潤滑剤に転化させる。ナノ微粒子を使用することにより、母相自体の焼結性が損なわれることがなく、粒界部分が強化される。さらにモリブデンアンモニウム溶液の含浸法によりナノオーダの固体潤滑機能を付与することができる。成形体にモリブデンアンモニウム溶液を含浸するだけで焼結してもも、固体潤滑機能を発揮する。
【0010】
【実施例】本発明に係る複合摺動部材をピストンリングの場合について説明すると、図1に示すように、内燃機関のシリンダ2に嵌挿されるピストン3は、外周面に環状のリング溝4を形成され、リング溝4に断面がほぼ長方形をなすピストンリング12が嵌挿され、ピストンリング12の外周面がシリンダ2の内周面2aに摺動可能に押し付けられる。図3に示すように、複合摺動部材としてのピストンリング12は、金属または金属間化合物をベースとする焼結金属から構成される。複合摺動部材としてのピストンリング12は、金属または金属間化合物の結晶粒子21を母相19とし、粒界20に結晶粒子21よりも耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性に優れた特性を有する粒子22,23,24の相が分散される。図2R>2に示すように、結晶粒子21の体積率は摺動面から内部に向けて変化しており、結晶粒子21の体積率は摺動面近傍では小さく、内部へ向かつて増加する。
【0011】図3に示すように、結晶粒子21の粒界20には、母相19を形成する結晶粒子21のサイズよりも小さく、耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性が結晶粒子21よりも優れた特性を有する相が分散する。耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性が結晶粒子21よりも優れた特性を有する相の粒子のサイズはnm(ナノメートル)レベルのものである。つまり、結晶粒子21の粒界20には、硫化鉄FeS ,4酸化3鉄Fe3O4 のナノ微粒子22と、硫化モリブデンMoS ,3酸化モリブデンMoO3のナノ微粒子23と、酸化物セラミツクスのナノ微粒子24とが分散される。
【0012】即ち、上述の耐摩耗性に優れた相24は酸化物セラミツクスである。酸化物セラミツクスはアルミナ、ジルコニア、酸化亜鉛のいずれか、またはそれらの組合せである。固体潤滑性に優れた相23はモリブデンの酸化物MoO3または硫化物MoS である。油吸着性に優れた相22は酸化鉄Fe3O4 である。
【0013】上述の構成により、ピストンリング12の摺動面13が低摩耗性と低摩擦性を有し、シリンダ2の内周面2aやリング溝4を損傷することがなく、さらに伝熱性にも優れるので、摺動摩擦による熱を迅速にシリンダ壁またはピストン本体へ伝達し、ピストンリング12の熱負荷を軽減する。
【0014】本発明による複合摺動部材を製造するには、金属または金属間化合物の混合粉末から所定の成形体を成形し、成形体の外面に耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性が前記金属または金属間化合物よりも優れた特性を有する粒子を含有する混合物を塗布し、所定温度に加熱して緻密化する。
【0015】つまり、本発明による複合摺動部材を製造するには、金属または金属間化合物の混合粉末から所定の成形体を成形し、成形体の外面に耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性が前記金属または金属間化合物よりも優れた特性を有する粒子を含有する混合物を塗布する。次いで、成形体を開気孔が残留する状態になるように仮焼きし、成形体の開気孔に別の金属を含む溶液を含浸し、成形体を酸素または硫黄を含む雰囲気で熱処理することにより、固体潤滑性と油吸着性を有する物質に転化する。
【0016】また、本発明による複合摺動部材を製造するには、金属または金属間化合物から成形体を成形する。成形体を開気孔が残留する状態になるように仮焼きし、成形体の開気孔に別の金属を含有する溶液を含浸する。次いで、成形体を所定の温度に加熱して母相19を焼結するとともに、溶液を含浸した部分を固体に転化する。さらに、成形体を酸素または硫黄を含む雰囲気で熱処理することにより、固体に転化した部分を固体潤滑性と油吸着性を有する物質に転化する。
【0017】[具体例1]鉄Feを主成分とし、銅Cu,窒素 N,炭素 Cを含有する混合粉末から、静水圧プレスにより直径約15mm、長さ約30mmの円柱状の成形体を成形した。成形体の外面に、粒径が数十nmの酸化鉄粉末を含む粉末のスラリを塗布した。乾燥後に、成形体を不活性雰囲気にて温度約1200℃に加熱して焼結し、緻密化させた。得られた成形体から先端部(摺動面)がR18となるよう球面に仕上加工したピンを作製した。
【0018】一方、鋳鉄製の正方形のプレート(50mm×50mm×5mm)を作製し、ピンの先端部をプレートに垂直に立てて摩擦する、ピンオンディスク型摺動試験機にセツトした。プレートを回転数2000rpmで回転し、潤滑油10W−30を使用して、ピンを200000m摺動させた時の、ピンの摩擦係数とピンの摩耗状態を測定した。
【0019】[具体例2]具体例1で得たピンの外面(焼結体の加工面)を、温度1000℃の硫化水素雰囲気に晒して硫化処理を行つた。このピンを用いて具体例1と同様の摺動試験を行つた。
【0020】[具体例3]鉄Feを主成分とし、銅Cu,窒素 N,炭素 Cを含有する混合粉末から、静水圧プレスにより直径約15mm、長さ約30mmの円柱状の成形体を成形した。成形体の外面に、粒径が数十nmの酸化鉄粉末を含む粉末のスラリを塗布した。乾燥後に、不活性雰囲気にて温度約900℃に加熱して開気孔が残るように予備焼結を行つた。次いで、予備焼結を行つた成形体を、モリブデンアンモニウム溶液の入つた容器に浸し、減圧することによりモリブデンアンモニウム溶液を成形体の気孔の内部に含浸した。次いで、成形体を温度約220℃で乾燥させた後、不活性雰囲気で焼成して緻密化させた。得られた成形体から先端部(摺動面)がR18となるよう球面に仕上加工したピンを作製した後に、温度1000℃の硫化水素雰囲気に晒して硫化処理を行い、鉄粉末とモリブデン粉末を硫化させた。このピンを用いて具体例1と同様の摺動試験を行つた。
【0021】[具体例4]具体例3と同様の工程で、鉄Feを主成分とし、銅Cu,窒素 N,炭素 Cを含有する混合粉末から、静水圧プレスにより直径約15mm、長さ約30mmの円柱状の成形体を成形した。成形体から先端部(摺動面)がR18となるよう球面に仕上げ加工したピンを作製した後に、大気中にて温度約600℃に熱処理し、鉄粉末とモリブデン粉末を硫化させた。このピンを用いて具体例1と同様の摺動試験を行つた。
【0022】[具体例5]具体例1と同様の工程で、Fe-Si 微粉末と鉄微粉末との混合粉末から成形体を成形した。成形体から先端部(摺動面)がR18となるよう球面に仕上加工したピンを作製した。このピンを用いて具体例1と同様の摺動試験を行つた。
【0023】


[比較例1]ステンレス材料から具体例1で用いたピンと同形状のピンを作製した。このピンを用いて具体例1と同様の摺動試験を行つた。
【0024】[比較例2]鋳鉄から具体例1で用いたピンと同形状のピンを作製し、ピンの外面にクロムCrメツキを施した。このピンを用いて具体例1と同様の摺動試験を行つた。
【0025】[比較例3]鋳鉄から具体例1で用いたピンと同形状のピンを作製し、ピンの外面にDLC被膜を形成した。このピンを用いて具体例1と同様の摺動試験を行つた。
【0026】図4は以上の各実施例と各比較例に係るピストンリングの摩擦特性を表し、表1にはピストンリングとしての評価を表す。
【0027】
【発明の効果】本発明は上述のように、金属または金属間化合物の結晶粒子を母相とする複合材料において、前記結晶粒子の体積率が摺動面から内部に向けて変化しており、前記結晶粒子の体積率が摺動面近傍では小さく内部へ向かつて増加し、摺動面には耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性が前記結晶粒子よりも優れた特性を有する相が分散するものであり、耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性に優れた複合摺動部材が得られる。
【0028】本発明による複合摺動部材は焼結によるから成形が容易であり、低コストで製造でき、摺動面近傍の組織の耐久性と耐剥離性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合摺動部材としてのピストンリングの装着状態を示す正面断面図である。
【図2】同ピストンリングの正面断面図である。
【図3】同ピストンリングの組織を模式的に示す断面図である。
【図4】本発明の各実施例と各比較例に係るピストンリングの摩擦特性を表す線図である。
【図5】従来のピストンリングの正面断面図である。
【図6】従来の他のピストンリングの正面断面図である。
【図7】従来の他のピストンリングの正面断面図である。
【符号の説明】
2:シリンダ 2a:内周面 3:ピストン 4:リング溝 12:ピストンリング 13:摺動面 19:母相 20:粒界 21:結晶粒子 22:粒子23:粒子 24:粒子

【特許請求の範囲】
【請求項1】金属または金属間化合物の結晶粒子を母相とする複合材料において、前記結晶粒子の体積率が摺動面から内部に向けて変化しており、前記結晶粒子の体積率が摺動面近傍では小さく内部へ向かつて増加し、摺動面には耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性が前記結晶粒子よりも優れた特性を有する相が分散することを特徴とする複合摺動部材。
【請求項2】前記耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性が前記結晶粒子よりも優れた特性を有する相が、母相を形成する前記結晶粒子の粒界に分散する、請求項1に記載の複合摺動部材。
【請求項3】前記耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性が前記結晶粒子よりも優れた特性を有する相の粒子が、母相を形成する前記結晶粒子のサイズよりも小さい、請求項1,2に記載の複合摺動部材。
【請求項4】前記耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性が前記結晶粒子よりも優れた特性を有する相の粒子のサイズがnmレベルのものである、請求項1〜3に記載の複合摺動部材。
【請求項5】前記耐摩耗性が前記結晶粒子よりも優れた特性を有する相の粒子が酸化物セラミツクスである、請求項1〜4に記載の複合摺動部材。
【請求項6】前記酸化物セラミツクスがアルミナ、ジルコニア、酸化亜鉛のいずれか、またはそれらの組合せである、請求項5に記載の複合摺動部材。
【請求項7】前記固体潤滑性が前記結晶粒子よりも優れた特性を有する相の粒子がモブデンの酸化物または硫化物である、請求項1〜4に記載の複合摺動部材。
【請求項8】前記油吸着性が前記結晶粒子よりも優れた特性を有する相の粒子が酸化鉄または硫化鉄である、請求項1〜4に記載の複合摺動部材。
【請求項9】前記複合材料がピストンリングである、請求項1に記載の複合摺動部材。
【請求項10】金属または金属間化合物の混合粉末から成形体を成形する工程と、該成形体を開気孔が残留する状態になるように仮焼きする工程と、前記開気孔に鉄またはモリブデンを含有する溶液を含浸する工程と、前記成形体を所定の温度に加熱して母相を焼結するとともに前記溶液を含浸した部分を固体に転化する工程と、前記成形体を酸素または硫黄を含む雰囲気で熱処理することにより、固体に転化した部分を固体潤滑性と油吸着性を有する物質に転化する工程とからなることを特徴とする、複合摺動部材の製造方法。
【請求項11】金属または金属間化合物の混合粉末から成形体を成形する工程と、該成形体の外面に耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性が前記金属または金属間化合物粒子よりも優れた特性を有する粒子を含有する混合物を塗布する工程と、前記成形体を所定温度に加熱して緻密化する工程とからなることを特徴とする、複合摺動部材の製造方法。
【請求項12】金属または金属間化合物の混合粉末から成形体を成形する工程と、該成形体の外面に耐摩耗性と固体潤滑性と油吸着性が前記金属または金属間化合物よりも優れた特性を有する粒子を含有する混合物を塗布する工程と、前記成形体を開気孔が残留する状態になるように仮焼きする工程と、前記成形体の開気孔に別の金属を含む溶液を含浸する工程と、前記成形体を酸素または硫黄を含む雰囲気で熱処理することにより、前記別の金属を固体潤滑性と油吸着性を有する物質に転化する工程とからなることを特徴とする、複合摺動部材の製造方法。
【請求項13】前記別の金属が鉄、モリブデンのいずれか、またはそれらの混合物である、請求項12に記載の複合摺動部材の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2003−147412(P2003−147412A)
【公開日】平成15年5月21日(2003.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−345987(P2001−345987)
【出願日】平成13年11月12日(2001.11.12)
【出願人】(000000170)いすゞ自動車株式会社 (1,721)
【Fターム(参考)】