説明

記録装置

【課題】記録装置本体の高さを抑制しつつ、ロール紙の端面折れを防止することができる。
【解決手段】ロール紙40の収納部18を有する本体33の前面部に下端部11bがヒンジ14されて上端部11aが開放される開閉扉11を備え、この開閉扉11の上端部11aにはプラテン17が支持され、当該開閉扉11が閉じられたときにプラテン17に対向する記録ヘッド19が本体33の上端部に支持された記録装置100において、前記本体33の上部にはプラテン17に搬送されるロール紙40に当接して当該ロール紙40を屈曲させる第1紙案内部42を設け、ロール紙40が減少して紙搬送時に当該ロール紙40が前記第1紙案内部42に当接しなくなる前に前記ロール紙40に当接して前記ロール紙40を前記第1紙案内部42に当接させる第2紙案内部50を前記開閉扉11に設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロール紙を収納する記録装置の搬送技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ロール紙に文字を含む画像を記録する記録装置が知られている。この種の記録装置には、ロール紙を収納する記録装置本体とこの記録装置本体の前面部に下端部がヒンジで連結される開閉扉とを備え、この開閉扉の上端部にプラテンが設けられ、この開閉扉が閉じられたときにプラテンに対向するヘッドが記録装置本体に設けられると共に、開閉扉の内側にプラテンとロール紙との間に延出するガイドを設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。この記録装置では、ロール紙が上記ガイドによって記録装置本体内のプリンタモジュールの給紙口に案内され、この給紙口近傍の紙案内屈曲部に沿って屈曲されてプラテンに搬送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−306561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のものでは、プラテンとロール紙との間に延出するガイドがあるので、記録装置の高さが大きくなってしまう。一方、このガイドを除くと、ロール紙が減少した場合に、ロール紙が上記紙案内部に当たらずにプラテンに搬送されてしまい、ロール紙が真直ぐの状態でプラテンに搬送され、この真直ぐの部分で紙のコシが弱くなり、端面折れが生じやすくなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、記録装置本体の高さを抑制しつつ、ロール紙の端面折れを防止することができる記録装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ロール紙の収納部を有する本体の前面部に下端部がヒンジされて上端部が開放される開閉扉を備え、この開閉扉の上端部にはプラテンが支持され、当該開閉扉が閉じられたときにプラテンに対向する記録ヘッドが本体の上端部に支持された記録装置において、前記本体の上部にはプラテンに搬送されるロール紙に当接して当該ロール紙を屈曲させる第1紙案内部を設け、ロール紙が減少して紙搬送時に当該ロール紙が前記第1紙案内部に当接しなくなる前に前記ロール紙に当接して前記ロール紙を前記第1紙案内部に当接させる第2紙案内部を前記開閉扉に設けたことを特徴とする。
【0006】
この発明によれば、ロール紙が減少して紙搬送時に当該ロール紙が第1紙案内部に当接しなくなる前にロール紙に当接してロール紙を第1紙案内部に当接させる第2紙案内部を設けたので、ロール紙が減少しても第2紙案内部によりロール紙を第1紙案内部に当接させて屈曲させることができ、ロール紙の端面折れを防止することができ、また、この第2紙案内部を開閉扉に設けたので、ロール紙の上方にこの種の第2紙案内部を設ける場合に比して記録装置本体の高さを抑制することができる。
【0007】
この場合において、前記第2紙案内部は、前記開閉扉から前記プラテンと前記ロール紙との間の間隙内を前記ロール紙の外周面に沿って延出し、前記ロール紙の最上部の真上を避ける位置に設けられた紙案内本体を有していてもよい。この構成によれば、記録装置本体の高さを抑えることができ、容易に小型化を図ることができる。
【0008】
前記第2紙案内部は、前記開閉扉を開いて形成される開口が前記ロール紙を交換可能な開口となるように前記開閉扉に対して揺動自在に支持されていてもよい。この構成によれば、開閉扉を開いた際に、第2紙案内部を揺動させてロール紙を挿脱する際の開口部を大きくすることができ、大径のロール紙を容易に挿脱することができる。
【0009】
前記第2紙案内部を、前記開閉扉に対し、前記ロール紙が第1紙案内部に当接しなくなる前に前記ロール紙に当接して前記ロール紙を前記第1紙案内部に当接させる位置に付勢する付勢部材を設けていてもよい。この構成によれば、第2紙案内部の位置を、ロール紙を交換するとき以外は、ロール紙が第1紙案内部に当接しなくなる前にロール紙に当接してロール紙を第1紙案内部に当接させる位置にすることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、本体の上部にはプラテンに搬送されるロール紙に当接して当該ロール紙を屈曲させる第1紙案内部を設け、ロール紙が減少して紙搬送時に当該ロール紙が第1紙案内部に当接しなくなる前にロール紙に当接してロール紙を第1紙案内部に当接させる第2紙案内部を開閉扉に設けたので、記録装置本体の高さを抑制しつつ、ロール紙の端面折れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施形態に係る記録装置の外観を示す斜視図である。
【図2】記録機構部の斜視図である。
【図3】記録機構部の断面図である。
【図4】記録機構部のカバーフレームを開放した斜視図である。
【図5】第2紙案内部の斜視図である。
【図6】ロール紙を記録機構部に装填する様子を示す断面図である。
【図7】第2紙案内部が、プラテンに向かって回転移動した様子を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の記録装置の一実施形態に係るサーマルプリンタを示す斜視図である。このサーマルプリンタ100は、ライン状に複数の発熱抵抗体が配置されたサーマルヘッドにより、ロール状のサーマル紙(感熱紙)である記録媒体(以下、ロール紙とする。)の記録面に対して、文字や画像等の情報を記録するものである。
【0013】
上記サーマルプリンタ100は、図1に示すように、略箱形のメインケース1を備えており、このメインケース1は、前面の一部、背面、側面、上面を覆うカバーを形成している。メインケース1の前面右側には、ロール紙を送り出すための紙送りボタン6、サーマルプリンタ100の動作状態を報知するインジケータ5、サーマルプリンタ100の電源をON/OFFする電源スイッチ4、レバー3が配置されている。レバー3は、サーマルプリンタ100のフロントカバー(前扉)2を開放させるための操作子である。
また、フロントカバー2の上端と、メインケース1の上面前端との間には、ロール紙が排出される排紙口32が形成されている。
【0014】
メインケース1は、図2に示す記録機構部(記録装置本体)33を覆っている。この記録機構部33は、上フレーム7、左サイドフレーム8、右サイドフレーム9、リアフレーム10、カバーフレーム11を本体フレームとして備えている。左サイドフレーム8及び右サイドフレーム9は、互いに対向するように、記録機構部33の両側面に配置されている。左サイドフレーム8と右サイドフレーム9とには、上フレーム7、リアフレーム10、第1紙案内部42(図3)、カバーフレーム11が掛け渡されている。
【0015】
また、左サイドフレーム8と右サイドフレーム9との下部内側には、図3に示すように、ロール紙ホルダ18の両端が各々取り付けられている。
このロール紙ホルダ18は、両サイドフレーム8、9の前部下端8a、9aから斜め上方に傾斜する傾斜面18aを有し、この傾斜面18aの後端18bが円弧状に上方に延びて、両サイドフレーム8、9の後端面8b、9bの近傍に位置している。このロール紙ホルダ18の傾斜面18aには、ロール紙40が載置され、このロール紙40は、傾斜面18aを転がって、カバーフレーム11に当接する位置に配置される。
【0016】
また、両サイドフレーム8、9の前部下端8a、9aには、ヒンジ14を介してカバーフレーム11(開閉扉)の下端部11bが開閉自在に連結されている。このカバーフレーム11の上端部11aには、プラテン17が回転自在に軸支され、カバーフレーム11が閉じた際のプラテン17に対向する位置にサーマルヘッド19が配置されている。このサーマルヘッド19とプラテン17との間には、ロール紙ホルダ18に載置されたロール紙40から繰り出されたロール紙40aが挟み込まれ、このロール紙40aは、プラテン17の回転駆動により搬送され、サーマルヘッド19により文字や画像が記録される。すなわち、プラテン17は、記録中のロール紙40aを支持する台としてのプラテン本来の機能に加え、ロール紙40aの搬送機構も兼ねている。
【0017】
カバーフレーム11の上端部11aの外側には、図4に示すように、可動刃13を内蔵したオートカッタユニット12が配置されている。なお、図4は、記録機構部33のカバーフレーム11を開いた状態を示している。可動刃13は、上フレーム7の前端下側に配置された固定刃16の刃先に向かって可動自在に構成され、プラテン17の下流側に搬送されたロール紙40aを切断する。
【0018】
図3に示すように、ロール紙ホルダ18に載置された未使用のロール紙40における最上位置αの上方には、ヘッド軸23が設けられ、このヘッド軸23の両端は各々左サイドフレーム8と右サイドフレーム9とに取り付けられている。このヘッド軸23には、ロール紙40と上フレーム7との間の隙間にヘッドフレーム34が取り付けられ、このヘッドフレーム34は、サーマルヘッド19を支持するヘッド支持フレーム20と、このヘッド支持フレーム20にビス34aで一体に連結されたばね支持フレーム21とで構成されている。
ばね支持フレーム21は、前端部21aがヘッド軸23の下面に当接し、前端部21aから略水平に両サイドフレーム8、9の後端面8b、9bに向かって延びる板部材から成り、その後端部21bと上フレーム7との間にばね27が配設されている。ばね支持フレーム21は、ばね27の引張力により、前端部21aとヘッド軸23との当接位置を支点に揺動し、ヘッド支持フレーム20に支持されたサーマルヘッド19をプラテン17側に押し付ける。
【0019】
ばね支持フレーム21とロール紙40との間には、第1紙案内部42が設けられている。この第1紙案内部42は、左サイドフレーム8と右サイドフレーム9とに支持されており、ばね27の近傍から未使用のロール紙40との干渉を避けるように斜め上方に傾斜した後に略水平にプラテン17に向かって延びる板形状を有し、プラテン17の手前で円弧状に上方に屈曲する曲げ部41が形成されている。
この曲げ部41には、図3に示すように、未使用のロール紙40からプラテン17に繰り出されたロール紙40aが当接し、このロール紙40aを曲げ部41に沿って屈曲させてプラテン17にロール紙40aを案内する。このため、サーマルヘッド19により記録される前のロール紙40aのコシが強くなり、ロール紙40aの端面折れが防止される。
【0020】
ところで、ロール紙40の直径が減少して状態Aから状態Bへと小さくなると、ロール紙40から繰り出されるロール紙40aの位置が、第1紙案内部42の直下から下方に移動するため、ロール紙40の直径が状態Bに至った時点でロール紙40aが第1紙案内部42の曲げ部41に殆ど当たらなくなってしまう。
そこで、本実施形態では、カバーフレーム11の上部に、ロール紙40aが第1紙案内部42の曲げ部41に当接しなくなる前にロール紙40aに当接してロール紙40aを第1紙案内部42の曲げ部41に当接させる第2紙案内部50を設けている。
【0021】
詳述すると、図3に示すように、第2紙案内部50は、カバーフレーム11に支持された支持軸51に図中X+、X−方向に揺動自在にロール紙40とプラテン17との間の間隙43内に配置されている。この第2紙案内部50は、支持軸51に揺動自在に支持される紙案内本体52を有し、この紙案内本体52は、支持軸51から未使用のロール紙40の外周面に沿って延出する板形状に形成されている。この紙案内本体52は、図5に示すように、記録機構部33の幅方向に延在して最大幅のロール紙40を案内可能にすると共に、その途中に、異なる紙幅のロール紙40を案内するためのロール紙スペーサ(図示せず)を装着する切込56が形成されている。
この紙案内本体52は、図示せぬ付勢部材により支持軸51を支点として図中X+方向に付勢されており、この紙案内本体52が上記付勢力に抗して図中X−方向に回動された際に、カバーフレーム11の内壁面に当接する複数の脚部55が設けられ、この脚部55により紙案内本体52の揺動範囲が規制される。
【0022】
このため、紙案内本体52は、図中X−方向へ揺動させられるのに十分な力が加わっていない場合、図3に示すように、付勢部材の付勢力により未使用のロール紙40に近接した位置に保持され、この場合、この紙案内本体52の支持軸51と反対側の曲断面の先端部53が、未使用のロール紙40の最上位置αより低い位置に位置するように構成されている。
【0023】
以上の構成の下、未使用のロール紙40を用いた場合、図3に示すように、ロール紙40の直径が大きく、大きさAであるときには、ロール紙40から繰り出されるロール紙40aが、プラテン17に引っ張られるために、ロール紙40の頂上近傍から離れて第1紙案内部42の曲げ部41に当接して曲げ部41に沿って屈曲された後に、プラテン17とサーマルヘッド19との間に向かって斜め上方に搬送され、サーマルヘッド19によって文字や画像が記録される。このように、プラテン17とサーマルヘッド19との間に搬送される前にロール紙40aが屈曲されるので、ロール紙40aのコシが強くなり、サーマルヘッド19で印字される前に、ロール紙40aに端面折れが生じることが回避される。
【0024】
ロール紙40が使用されて直径が徐々に小さくなると、ロール紙40は、ロール紙ホルダ18の傾斜面18aの傾斜に従ってカバーフレーム11に当接するために、その中心位置が、記録機構部33の前部下端(両サイドフレーム8、9の前部下端8a、9a)に徐々に移動する。この移動により、第1紙案内部42の曲げ部41に当接していたロール紙40aがプラテン17側へ徐々に移動し、ロール紙40の直径が、ロール紙40aが曲げ部41に当接しなくなる大きさBに減少する前に、上記第2紙案内部50における紙案内本体52の先端部53が、ロール紙40aに当接するように配置されている。このため、ロール紙40の直径が大きさBよりも減少すると、ロール紙40aが第2紙案内部50の先端部53に当接して、プラテン17の直前におけるロール紙40aのプラテン17側への移動を規制する。これにより、ロール紙40aが第1紙案内部42の曲げ部41に当接して屈曲された状態が維持され、ロール紙40の直径が大きさBよりもさらに減少して大きさCに至っても、ロール紙40aを第1紙案内部42の曲げ部41で屈曲させてプラテン17へ搬送させることができる。従って、プラテン17へ搬送される前のロール紙40aのコシが強い状態が維持され、ロール紙40aに端面折れが生じることが回避される。
【0025】
次に、ロール紙40の交換方法を説明する。ロール紙40を交換する場合、図6に示すように、記録機構部(記録装置本体)33からフロントカバー2(図1)と共にカバーフレーム11を開いて記録機構部の内部空間(ロール紙の収納部)に連通する開口44を空ける。ここで、本実施形態では、プリンタ100の全高を低くするために、ロール紙40の上方に配置される第1紙案内部42、ヘッドフレーム34、ヘッド軸23及び上フレームをロール紙40に近接配置しており、このため、上記開口44の開口長さL1が、未使用のロール紙(最大径のロール紙)40の直径より小さくなっている。
本構成では、図7に示すように、上記開口44の下端位置を規制する第2紙案内部50が、図中X−方向に揺動自在に支持されているため、未使用のロール紙40を装填したり、取り外したりする際に、第2紙案内部をX−方向に揺動させることにより、未使用のロール紙40の装填及び取り外しが可能になる。なお、開口長さL1より小さい直径のロール紙40については、第2紙案内部50を揺動させることなく装填及び取り外しができることは勿論である。
【0026】
このように、本構成では、ロール紙40の直径が、ロール紙40aが第1紙案内部42の曲げ部41に当接しなくなる大きさに減少する前に、ロール紙40aに当接して第1紙案内部42の曲げ部41にロール紙40aを当接させるように延出する第2紙案内部50を備えるので、ロール紙40の直径に関係なく、ロール紙40aを常に第1紙案内部42の曲げ部41に当接させて屈曲させることができる。これにより、サーマルヘッド19により記録される前のロール紙40aのコシが強くなり、常にロール紙40aの端面折れを防止することができる。
しかも、この第2紙案内部50は、カバーフレーム11から未使用のロール紙40の外周面に沿って延出して、図3に示すように、ロール紙40の最上位置αより低い位置でロール紙40とプラテン17との間の間隙43内に配置されるので、この種の第2紙案内部50をロール紙40の最上位置αの上方に配置する場合に比して、サーマルプリンタ100の高さを抑えることができ、容易に小型化を図ることができる。
また、本構成では、第2紙案内部50をカバーフレーム11に対して揺動自在に支持したので、カバーフレーム11を開いた際に、第2紙案内部50を揺動させてロール紙40を挿脱する際の開口44を大きくすることができ、大径のロール紙40を容易に挿脱することができる。また、この第2紙案内部50を付勢部材によって、ロール紙40を交換するとき以外は、ロール紙40が減少した際にロール紙40aに当接する位置に保持させることができる。
【0027】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、実施の形態では、記録装置としてサーマルプリンタを例示したが、これに限らず、例えば、インクジェット方式あるいはドットインパクトのプリンタにも本発明を適用可能である。さらには、複写機やファクシミリなどの電子写真方式により画像を記録する記録装置にも本発明を適用可能である。
【符号の説明】
【0028】
11…カバーフレーム(開閉扉)、11a…上端部、11b…下端部、14…ヒンジ、17…プラテン、18…ロール紙ホルダ(収納部)、19…サーマルヘッド(記録ヘッド)、33…記録機構部(本体)、40…ロール紙、42…第1紙案内部、43…間隙、44…開口、50…第2紙案内部、52…紙案内本体、100…サーマルプリンタ(記録装置)、α…最上部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロール紙の収納部を有する本体の前面部に下端部がヒンジされて上端部が開放される開閉扉を備え、この開閉扉の上端部にはプラテンが支持され、当該開閉扉が閉じられたときにプラテンに対向する記録ヘッドが本体の上端部に支持された記録装置において、
前記本体の上部にはプラテンに搬送されるロール紙に当接して当該ロール紙を屈曲させる第1紙案内部を設け、ロール紙が減少して紙搬送時に当該ロール紙が前記第1紙案内部に当接しなくなる前に前記ロール紙に当接して前記ロール紙を前記第1紙案内部に当接させる第2紙案内部を前記開閉扉に設けたことを特徴とする記録装置。
【請求項2】
前記第2紙案内部は、前記開閉扉から前記プラテンと前記ロール紙との間の間隙内を前記ロール紙の外周面に沿って延出し、前記ロール紙の最上部の真上を避ける位置に設けられた紙案内本体を有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記第2紙案内部は、前記開閉扉を開いて形成される開口が前記ロール紙を交換可能な開口となるように前記開閉扉に対して揺動自在に支持されることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記第2紙案内部を、前記開閉扉に対し、前記ロール紙が第1紙案内部に当接しなくなる前に前記ロール紙に当接して前記ロール紙を前記第1紙案内部に当接させる位置に付勢する付勢部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の記録装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−93327(P2011−93327A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−23573(P2011−23573)
【出願日】平成23年2月7日(2011.2.7)
【分割の表示】特願2005−358668(P2005−358668)の分割
【原出願日】平成17年12月13日(2005.12.13)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】