証券向け顧客情報管理システム
【課題】従来、通話録音データと接触履歴情報を関連付けることは可能であったが、キーワードを指定して、接触履歴と関連する内容を検索することはできなかった。
本発明の目的は、キーワード等の検索条件に該当する通話録音内容を容易に検索できるようにすることにより、接触履歴に関連する通話録音内容の検索を効率的に行うことができる証券向け顧客情報管理システムを提供することにある。
【解決手段】本発明の顧客との接触情報である音声データを文字データに変換して管理する顧客情報管理システムは、顧客との接触履歴情報データを入力する接触履歴情報データ入力手段と、文字データを接触履歴情報データと関連付ける文字データ関連付手段と、接触履歴情報データと文字データを表示する表示手段とを有することを特徴とする。
本発明の目的は、キーワード等の検索条件に該当する通話録音内容を容易に検索できるようにすることにより、接触履歴に関連する通話録音内容の検索を効率的に行うことができる証券向け顧客情報管理システムを提供することにある。
【解決手段】本発明の顧客との接触情報である音声データを文字データに変換して管理する顧客情報管理システムは、顧客との接触履歴情報データを入力する接触履歴情報データ入力手段と、文字データを接触履歴情報データと関連付ける文字データ関連付手段と、接触履歴情報データと文字データを表示する表示手段とを有することを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、証券向け顧客情報管理システムに関し、特に顧客との通話録音内容をテキスト化し、接触履歴情報と関連付けて管理する顧客情報管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、CRM(Customer Relationship Management)システムと通話録音管理システムを連携させ、CRMシステムから通話録音管理システムの音声を参照することができた(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−079887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述の従来技術には、通話録音データと接触履歴情報を関連付けることは可能であったが、キーワードを指定して、接触履歴と関連する通話録音内容を検索することはできなかった。
【0005】
本発明の目的は、従来技術の問題点の接触履歴に関連する通話録音内容を検索するのに、全ての通話録音内容を聴取する必要があり、容易に検索することができなかったことを解決する。また、キーワードや通話時間を指定した検索条件に該当する通話録音内容を容易に検索できるようにすることにより、接触履歴に関連する通話録音内容の検索を効率的に行うことができる証券向け顧客情報管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の顧客との接触情報である音声データを文字データに変換して管理する顧客情報管理システムは、顧客との接触履歴情報データを入力する接触履歴情報データ入力手段と、文字データを接触履歴情報データと関連付ける文字データ関連付手段と、接触履歴情報データと文字データを表示する表示手段とを有することを特徴とする。
【0007】
本発明の顧客情報管理システムは、文字データまたは接触履歴情報データから所定の文字データを検索する検索手段を有することを特徴とする。
【0008】
本発明の顧客情報管理システムは、接触履歴情報データに約定情報データを関連付ける約定情報関連付手段を有することを特徴とする。
【0009】
本発明の顧客情報管理システムは、検出手段で検出した文字データを時系列に表示手段に表示することを特徴とする。
【0010】
本発明の顧客情報管理システムは、表示手段で時系列に表示した検出結果の所定の位置を指定することにより、所定位置の予め設定した所定時間前から音声データを再生することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、顧客との通話記録をテキスト化しているので容易にキーワード等で内容検索を行うことができ、通話記録を一覧表示することができる。
また、コンプライアンス上、問題となるキーワードの使用有無も容易に検索することができる。
【0012】
さらに、顧客との通話記録と接触履歴そして約定情報を関連付けすることで、顧客情報管理を充実することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施例である証券向け顧客情報管理システムを説明するためのブロック図。
【図2】本発明の一実施例であるデータセンタに記憶するデータを説明するためのテーブル図。
【図3】本発明の一実施例であるデータ情報の実体関係を説明するための図。
【図4】本発明の一実施例である機能を選択するための画面図。
【図5】本発明の一実施例である録音データを外部機器から取得し、録音データを登録および関連付けを行うための画面図。
【図6】本発明の一実施例である録音データを通話録音サーバから取得し、録音データの関連付けを行うための画面図。
【図7】本発明の一実施例である顧客情報を検索するための画面図である。
【図8】本発明の一実施例である顧客名等からテキストを検索し、その検索結果を表示した画面図である。
【図9】本発明の一実施例である扱者名等からテキストを検索し、その検索結果を表示した画面図である。
【図10】本発明の一実施例である扱者名等から件数を検索し、その検索結果を表示した画面図である。
【図11】本発明の一実施例である扱者名等から要注意のテキストを検索し、その検索結果を表示した画面図である。
【図12】本発明の一実施例である扱者名等から時系列検索し、顧客情報の検索結果を時系列に表示した画面図である。
【図13】本発明の一実施例である日報等の報告書を作成または編集するための画面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を説明する。
本発明の一実施例を図1で説明する。図1は本発明の一実施例である証券向け顧客情報管理システムを説明するためのブロック図である。
図1において、証券向け顧客情報管理システムの構成は、データセンタ10と、本店20と、複数の支店30をインターネット等のネットワーク41で接続している。また、顧客電話機61とデータセンタ10は公衆電話網42等の公衆回線で接続している。
【0015】
データセンタ10は、顧客情報を管理するデータベースサーバ11と、顧客情報をウェブ形式の情報に変換するためのWEBサーバ12と、顧客との電話送受信を行うためのCTI(Computer Telephony Integration)サーバ13と、顧客との通話内容である音声データを録音記憶するための音声データサーバ14と、音声データをテキストに変換するための音声データテキスト化サーバ15をLAN(Local Aria Network)16で接続する構成である。
【0016】
本店20は、複数の電話機21と、複数のクライアント端末22がLAN23で接続する構成である。また、音声データが記録されている音声記録装置51はクライアント端末22を介して音声データサーバ14に音声データを伝送する。
【0017】
支店30は、複数の電話機31と、複数のクライアント端末32をLAN33で接続する構成である。また、音声データが記録されている音声記録装置52はクライアント端末32を介して音声データサーバ14に音声データを伝送する。
【0018】
次に、図2を用いて、データセンタ10に記憶するデータについて説明する。図2は本発明の一実施例であるデータセンタ10に記憶するデータを説明するためのテーブル図である。
【0019】
図2(A)は、データベースサーバ11に記憶する顧客情報に関する顧客テーブルを説明するための図である。
顧客テーブルは、顧客情報である顧客名に関連付けて、顧客番号、顧客の住所と、管理側情報である部店コード、部店名、扱者コード、扱者名等を記憶する。
【0020】
図2(B)は、データベースサーバ11に記憶する顧客との接触履歴である接触履歴テーブルを説明するための図である。
接触履歴テーブルは、接触履歴番号、顧客番号、接触日、接触開始時間、接触終了時間、接触方法等を記憶する。
接触方法の記憶の一例について説明する。顧客から電話が掛ってきた場合は受電の「1」を記憶し、顧客に電話を掛けた場合は送電の「2」を記憶し、訪問した場合は訪問の「3」を記憶する。
【0021】
図2(C)は、音声データサーバ14に記憶する顧客との接触情報である通話録音テーブルを説明するための図である。
通話録音テーブルは、通話録音番号、接触履歴番号、送受区分、録音開始日時、録音終了日時、音声データ等を記録する。
送受区分の一例について説明する。顧客と電話で接触した場合での顧客の音声データは受話の「2」を記憶し、顧客と電話で接触した場合での扱者の音声データは送話の「1」を記憶し、訪問した場合は送受の「3」を記憶する。
【0022】
図2(D)は、音声データテキスト化サーバ15に記憶する通話テキストテーブルを説明するための図である。
通話テキストテーブルは、通話テキスト番号、通話録音番号、通話テキストデータ等を記憶する。
【0023】
図2(E)は、データベースサーバ11に記憶する約定取引テーブルを説明するための図である。
約定取引テーブルは、約定取引番号、顧客番号、約定日、銘柄名、銘柄コード、数量、約定値段等を記憶する。
【0024】
次に、図3を用いて情報の実体関係を説明する。図3は本発明の一実施例であるデータ情報の実体関係(エンティティ・リレーションシップ)を説明するための図である。
顧客番号301は、N個の接触履歴番号302と関連付けを行う。
接触履歴番号302は、1〜2個の通話録音番号303と関連付けを行う。
通話録音番号303は、1つの通話テキスト番号304と関連付けを行う。
以上のことにより、顧客番号301、接触履歴番号302、通話録音番号303、通話テキスト番号304の関連付けを行うことができる。
【0025】
次に、本発明の一実施例である機能について図4〜図13を用いて説明する。
図4は、本発明の一実施例である機能を選択するための画面図である。
表示部71は、クライアント端末22、クライアント端末32の表示部であり、文字等を表示する。
図4の表示部71は、接触履歴等登録/編集401、顧客情報検索402、日報等登録/編集403、終了404の各アイコンを表示している。各アイコンは図示していないキーボードやポインティングデバイスで選択することにより、機能に応じた表示画面を表示する。
【0026】
図5は、図4の接触履歴等登録/編集401のアイコンを選択すると、表示部71に表示される画面図である。
図5は、本発明の一実施例である音声データを外部機器から取得し、音声データを登録および関連付けを行うための画面図である。
【0027】
接触履歴登録は、顧客名505に「日立 五郎」又は顧客番号506に「1005」と、接触日507に「2011/09/10」と、接触開始時間508に「15:15」と、接触終了時間509に「15:30」とを入力する。接触方法510は、プルダウン選択で、「1(受電)」、「2(送電)」、「3(訪問)」の中から「3(訪問)」を選択する。そして、登録504を選択(クリック)することにより、データベースサーバ11に登録することができる。接触履歴番号511は任意の番号を入力しても良く、また、自動採番で取得しても良い。本一実施例の接触履歴番号は、自動採番で「10087」を取得する。
接触履歴に登録した各データは、データベースサーバ11の図2(B)に示す接触履歴テーブルの接触履歴番号10087に関連付けて記憶している。
【0028】
通話録音登録は、音声データ取得手段が2通りある。一つは外部機器である音声記録装置51で録音した音声データをクライアント端末22を介して音声データサーバ14に記憶する。または音声記録装置52で録音した音声データをクライアント端末32を介して音声データサーバ14に記憶する。
もう一つは、音声データを音声データサーバ14から取得する。
【0029】
図5の通話録音登録は、外部機器から音声データを取得する場合の一実施例である。
外部機器からデータ取得514を行うため、チェックボックス513にチェックを付ける。送受区分515はプルダウン選択で、「1(送話)」、「2(受話)」、「3(送受)」の中から「3(送受)」を選択する。そして、実行512を選択(クリック)することにより、音声記録装置51または音声記録装置52に録音した音声データをクライアント端末22またはクライアント端末32を介して音声データサーバ14に記憶し、さらに音声データテキスト化サーバ15で音声データをテキストデータに変換して記憶する。さらに、表示部71に取得したデータ情報520を表示する。取得した音声データ情報520は、図2(C)通話録音テーブルの通話録音番号、接触履歴番号、送受区分、録音開始日時、録音終了日時、音声データ等と同じ内容である。なお、本一実施例の通話録音番号は、自動採番で「CR00005」を取得する。
【0030】
約定情報との紐付け登録は、顧客に関係する約定情報の検索を行うため、検索期間である検索開始日522に「2011/08/01」と入力し、検索終了日523に「2011/09/20」と入力し、検索524を選択(クリック)することにより、検索結果一覧表525が表示される。検索結果一覧表525から関連付けを行う案件の紐付けチェックボックス526にチェックを付ける。そして、登録521を選択(クリック)することにより、約定取引番号「YJ00004」を接触履歴番号「10087」に関連付けることができる。
【0031】
図5の表示部71は、接触履歴番号511と、取得した音声データ情報520を表示した状態で、保存501を選択(クリック)することにより、接触履歴番号「10087」と通話録音番号「CR00005」を関連付けることができる。
【0032】
図5の表示部71のクリア502は、選択(クリック)することにより、入力した情報を画面から消去できる。また、閉じる503は、選択(クリック)することにより、図4の表示画面に戻る。
【0033】
図6は、図4の接触履歴等登録/編集401のアイコンを選択すると、表示部71に表示される画面図である。図6は図5と同じ画面図である。
図6は、本発明の一実施例である録音データを通話録音サーバから取得し、録音データの関連付けを行うための画面図である。
【0034】
接触履歴登録は、顧客名505に「日立 二郎」又は顧客番号506に「1002」と、接触日507に「2011/07/17」と、接触開始時間508に「16:30」と、接触終了時間509に「17:30」とを入力する。接触方法510は、プルダウン選択で、「1(受電)」、「2(送電)」、「3(訪問)」の中から「1(受電)」を選択する。そして、登録504を選択(クリック)することにより、データベースサーバ11に登録することができる。接触履歴番号511は任意の番号を入力しても良く、また、自動採番で取得しても良い。本一実施例の接触履歴番号は、自動採番で「10004」を取得する。
接触履歴に登録した各データは、データベースサーバ11の図2(B)に示す接触履歴テーブルの接触履歴番号10004に関連付けて記憶している。
【0035】
図6の通話録音登録は、音声データを音声データサーバ14から取得する場合の一実施例である。
音声データサーバからデータ取得517を行うため、チェックボックス516にチェックを付ける。通話録音番号は、入力ボックス518に「CR00003」と入力し、入力ボックス519に「CR00004」と入力する。そして、実行512を選択(クリック)することにより、音声データサーバ14から音声データ情報を取得し、同時に音声データテキスト化サーバ15で音声データサーバ14から読み出した音声データをテキストデータに変換して記憶する。さらに、表示部71に取得したデータ情報520を表示する。取得した音声データ情報520は、図2(C)通話録音テーブルの通話録音番号、接触履歴番号、送受区分、録音開始日時、録音終了日時、音声データ等と同じ内容である。
【0036】
約定情報との紐付け登録は、顧客に関係する約定情報の検索を行うため、検索期間である検索開始日522に「2011/07/10」と入力し、検索終了日523に「2011/08/20」と入力し、検索524を選択(クリック)することにより、検索結果一覧表525が表示される。検索結果一覧表525から関連付けを行う案件の紐付けチェックボックス525にチェックを付ける。そして、登録521を選択(クリック)することにより、約定取引番号「YJ00002」を接触履歴番号「10004」に関連付けることができる。
【0037】
図6の表示部71は、接触履歴番号511と、取得した音声データ情報520を表示した状態で、保存501を選択(クリック)することにより、接触履歴番号「10004」に通話録音番号「CR0003」と通話録音番号「CR0004」を関連付けることができる。
【0038】
図7は、図4の顧客情報検索402のアイコンを選択すると、表示部71に表示される画面図である。
図7は、本発明の一実施例である顧客情報を検索するための画面図である。
【0039】
図7(A)は、顧客名等から顧客接触情報を検索するための一実施例である。
顧客名等から顧客接触情報を検索するため、チェックボックス704にチェックを付ける。顧客名の入力ボックス705に「日立 五郎」または顧客番号の入力ボックス706に「1005」を入力する。検索期間の検索開始日の入力ボックス710に「2011/07/10」と入力し、検索終了日の入力ボックス711に「2011/09/10」と入力する。通話時間帯を検索条件に入れる場合は、最短時間の入力ボックス712と、最長時間の入力ボックス713に各々時間を入力する。通話時間帯を検索条件に入れない場合は空欄とする。そして、検索703を選択(クリック)することにより、接触履歴番号を検索する。検索結果は図8(A)である。
【0040】
図7の表示部71のクリア701は、選択(クリック)することにより、入力した情報を画面から消去できる。また、閉じる702は、選択(クリック)することにより、図4の表示画面に戻る。
【0041】
図7(B)は、扱者名等から顧客接触情報を検索するための一実施例である。
扱者名等から顧客接触情報を検索するため、チェックボックス707にチェックを付ける。扱者名の入力ボックス708に「国際 五郎」または扱者コードの入力ボックス709に「55」を入力する。検索期間の検索開始日の入力ボックス710に「2011/07/10」と入力し、検索終了日の入力ボックス711に「2011/09/10」と入力する。通話時間帯を検索条件に入れる場合は、最短時間の入力ボックス712と、最長時間の入力ボックス713に各々時間を入力する。通話時間帯を検索条件に入れない場合は空欄とする。そして、検索703を選択(クリック)することにより、顧客情報を検索する。検索結果は図9(A)である。
【0042】
図8は、本発明の一実施例である顧客名等からテキストを検索し、その検索結果を表示した画面図である。
図8(A)は、本発明の一実施例である顧客情報検索結果およびテキスト検索画面である。
図8(A)は、顧客情報として、表示部71に、顧客名803の「日立 五郎」と、顧客番号804の「1005」と、検索結果一覧表805が表示される。検索結果一覧表805は、接触履歴番号、接触日、通話録音番号、通話テキスト番号、約定取引番号が表示される。
検索結果一覧表805には、選択チェックボックス806があり、所望の情報にチェックを付ける。そして、キーワードおよび検索式を入力の上、所望の検索を行うことができる。
【0043】
図8(A)は、キーワードに「1:うれます」、「3:ぜったい」、「4:ねあがり」を入力し、検索式810に「1+3+4」を入力し、テキスト検索807を選択(クリック)することにより、音声データテキスト化サーバ15から該当する箇所のテキストを検索し、図8(B)テキスト検索結果画面が表示部71に表示される。
【0044】
図8(A)の表示部71の戻る801は、選択(クリック)することにより、図7の検索画面に戻る。また、閉じる802は、選択(クリック)することにより、図4の表示画面に戻る。
【0045】
図8(B)テキスト検索結果画面は、表示部71に、顧客名803の「日立 五郎」と、顧客番号804の「1005」と、テキスト検索結果816が表示される。テキスト検索結果816は、接触履歴番号、接触日、送話テキスト、受話テキスト、通話再生ボタン817が表示される。
送話テキストおよび受話テキストは、検索したキーワードの前後のテキストを含めて表示する。
通話再生ボタン817は、選択(クリック)することにより、送話テキストと受話テキストの変換の基となった音声データを音声として聴くことができる。
【0046】
図8(B)の表示部71の保存811は、選択(クリック)することにより、テキスト検索結果816を音声データテキスト化サーバ15に記憶することができる。戻る812は、選択(クリック)することにより、図7の検索画面に戻る。閉じる813は、選択(クリック)することにより、図4の表示画面に戻る。
【0047】
図9は、本発明の一実施例である扱者名等からテキストを検索し、その検索結果を表示した画面図である。
図9(A)は、本発明の一実施例である扱者検索結果およびテキスト検索画面である。 図9(A)は、顧客情報として、表示部71に、扱者名903の「国際 五郎」と、扱者コード904の「55」と、検索結果一覧表905が表示される。検索結果一覧表905は、顧客番号、接触履歴番号、接触日、通話録音番号、通話テキスト番号、約定取引番号が表示される。
検索結果一覧表905は、図7(B)の検索画面で検索した時の検索結果を一覧表示したものである。
検索結果一覧表905には、選択チェックボックス906があり、所望の情報にチェックを付ける。そして、キーワードおよび検索式を入力の上、所望の検索を行うことができる。
【0048】
図9(A)は、キーワードに「1:うれます」、「3:ぜったい」、「4:ねあがり」を入力し、検索式810に「1+3+4」を入力し、テキスト検索807を選択(クリック)することにより、音声データテキスト化サーバ15から該当する箇所のテキストを検索し、テキスト検索結果が図9(B)の表示部71に表示される。
【0049】
図9(A)の表示部71の戻る901は、選択(クリック)することにより、図7の検索画面に戻る。また、閉じる902は、選択(クリック)することにより、図4の表示画面に戻る。
【0050】
図9(B)テキスト検索結果画面は、表示部71に、扱者名903の「国際 五郎」と、扱者コード904の「55」と、テキスト検索結果916が表示される。テキスト検索結果916は、顧客番号、接触履歴番号、接触日、送話テキスト、受話テキスト、通話再生ボタン917が表示される。
通話再生ボタン917は、選択(クリック)することにより、送話テキストと受話テキストの変換の基となった音声データを音声として聴くことができる。
【0051】
図9(B)の表示部71の保存911は、選択(クリック)することにより、テキスト検索結果916を音声データテキスト化サーバ15に記憶することができる。戻る912は、選択(クリック)することにより、図7の検索画面に戻る。閉じる913は、選択(クリック)することにより、図4の表示画面に戻る。
【0052】
図10は、本発明の一実施例である扱者名等から件数を検索し、その検索結果を表示した画面図である。
図10(A)は、本発明の一実施例である扱者検索結果およびテキスト検索画面である。
図10(A)の符号は、図9(A)の符号と同じである。
【0053】
検索結果一覧表905は、図7(B)の検索画面で検索した時の検索結果を一覧表示したものである。
検索結果一覧表905には、選択チェックボックス906があり、所望の情報にチェックを付ける。そして、キーワードおよび検索式を入力の上、所望の検索を行うことができる。
【0054】
図10(A)は、テキストの銘柄検索を行うための一実施例であり、銘柄に「9:ひたち」、「10:こくさい」、「11:さーびす」を入力し、検索式810に「9+10+11」を入力し、件数検索808を選択(クリック)することにより、音声データテキスト化サーバ15から該当するテキストを検索して、件数検索結果1005が図10(B)の表示部71にキーワード(銘柄)と件数が一覧表示される。
【0055】
図10(B)は、銘柄検索結果と詳細を表示する画面図である。
件数検索結果1005は、例えばキーワード「ひたち」の「3件」を選択(クリック)することにより、この3件のテキスト検索結果一覧表1016が表示される。
テキスト検索結果一覧表1016は、キーワード「ひたち」の「3件」の詳細である顧客番号、接触履歴番号、接触日、送話テキスト、受話テキスト、通話再生ボタン1007が表示される。
通話再生ボタン1007は、選択(クリック)することにより、送話テキストと受話テキストの変換の基となった音声データを音声として聴くことができる。
【0056】
図11は、本発明の一実施例である扱者名等から要注意のテキストを検索し、その検索結果を表示した画面図である。本検索はコンプライアンスに関係する内容を検索することに適している。
図11(A)は、本発明の一実施例である扱者検索結果およびテキスト検索画面である。
図11(A)の符号は、図9(A)の符号と同じである。
【0057】
検索結果一覧表905は、図7(B)の検索画面で検索した時の検索結果を一覧表示したものである。
検索結果一覧表905には、選択チェックボックス906があり、所望の情報にチェックを付ける。そして、キーワードおよび検索式を入力の上、所望の検索を行うことができる。
【0058】
図11(A)は、テキストの要注意ワード検索を行うための一実施例であり、銘柄に「6:ねあがり」、「7:ぜったい」、「8:もーかる」を入力し、検索式810に「6+7+8」を入力し、件数検索808を選択(クリック)することにより、音声データテキスト化サーバ15から該当する箇所のテキストを検索して、件数検索結果1005が図11(B)の表示部71にキーワードと件数が一覧表示される。
【0059】
図11(B)は、件数検索結果と詳細を表示する画面図である。
件数検索結果1005は、例えばキーワード「ねあがり」の「3件」を選択(クリック)することにより、この3件のテキスト検索結果一覧表1016が表示される。
テキスト検索結果一覧表1016は、キーワード「ねあがり」の「3件」の詳細である顧客番号、接触履歴番号、接触日、送話テキスト、受話テキスト、通話再生ボタン1007が表示される。
通話再生ボタン1007は、選択(クリック)することにより、送話テキストと受話テキストの変換の基となった音声データを音声として聴くことができる。
【0060】
図12は、本発明の一実施例である扱者名等から時系列検索し、顧客情報の検索結果を時系列に表示した画面図である。
図12(A)は、本発明の一実施例である顧客検索結果およびテキスト検索画面である。
図12(A)の符号は、図8(A)の符号と同じである。
【0061】
検索結果一覧表805は、図7(A)の検索画面で検索した時の検索結果を一覧表示したものである。
検索結果一覧表805には、選択チェックボックス806があり、所望の情報にチェックを付ける。そして、キーワードおよび検索式を入力の上、所望の検索を行うことができる。
【0062】
図12(A)は、テキスト検索を行い、その結果を時系列表示するための一実施例である。
図12(A)は、キーワードに「3:ぜったい」、「4:うれ」、「5:うり」を入力し、検索式810に「3+4+5」を入力し、時系列検索809を選択(クリック)することにより、音声データテキスト化サーバ15から該当するテキストを検索し、テキスト検索結果が図12(B)の表示部71に時系列表示される。
【0063】
図12(B)は、時系列検索の検索結果表示画面である。
時系列検索結果は、時系列表示部1202に表示される。
時系列表示部1202は、縦軸に検索キーワードと検索数「ぜったい(8)」、「うれ(3)」、「うり(1)」を表示し、横軸に時間を表示する。
時系列表示部1202に表示している時間範囲は、表示開始時間1203と、表示終了時間1204で表示する。本一実施例は表示開始時間1203を「15:15」と表示し、表示終了時間1204を「15:30」で表示している。
表示している時間範囲は、時間軸の縮小表示1206および拡大表示1207と、スクロールバー1205に連動している。
時間軸の縮小表示1206および拡大表示1207は、選択(クリック)することにより、時間軸を縮小または拡大することができる。また、スクロールバー1205は、左へ動かすと現在の表示時間帯より前の時間の表示に移行し、右へ動かすと現在の表示時間帯より後の時間の表示に移行する。
【0064】
時系列表示部1202の四角形は、キーワードが出現した時間の位置を表示している。また、四角形の中の数字は、四角形を表示している幅の時間帯にキーワードが出現した回数を表示している。そのため、四角形の中の数字は、時間軸を縮小させると数値が大きくなる場合があり、時間軸を拡大させると数値が小さくなる場合がある。
【0065】
通話再生ボタン1201は、選択(クリック)することにより、時系列表示部1202に表示されている時間帯の音声データを音声として聴くことができる。
【0066】
図13は、本発明の一実施例である日報等の報告書を作成または編集するための画面図である。
図13は、図4の日報等登録/編集404のアイコンを選択すると、表示部71に表示される画面図である。
【0067】
図13(A)は、報告書の新規作成または編集するための一実施例である。
報告書を新規作成する場合は、作成者(扱者)名1305に「国際 五郎」又は作成者(扱者)コード1306に「55」と入力する。
次に報告書の種類を選択する。報告書は、日報、週報、月報の3種類がある。日報を作成する場合は、日報のチェックボックス1307にチェックを付け、日付入力ボックス1308に日付「2011/09/10」を入力する。週報を作成する場合は、週報のチェックボックス1309にチェックを付け、開始日入力ボックス1310に開始日を入力し、終了日入力ボックス1311に終了日を入力する。月報を作成する場合は、月報のチェックボックス1312にチェックを付け、月入力ボックス1313に月を入力する。
そして、新規作成1303を選択(クリック)することにより、データベースサーバ11から作成者(扱者)が関係した情報を検索して、図13(B)の表示部71に報告書入力画面が表示される。報告書入力画面には、検索した情報が表示されている。
【0068】
図13(A)の表示部71のクリア1301は、選択(クリック)することにより、入力した情報を画面から消去できる。また、閉じる1302は、選択(クリック)することにより、図4の表示画面に戻る。
【0069】
図13(B)の報告書入力画面は、表示部71に、日報日付1317の「2011/09/10」と、作成者(扱者)名1318に「国際 五郎」と、作成者(扱者)コード1319の「55」が表示される。
検索結果表示部1321には、顧客番号、顧客名、接触履歴番号、接触方法、通話録音番号、通話テキスト番号、約定取引番号等が表示される。
報告事項入力部1320は、顧客番号、顧客名、接触履歴番号、接触日が既に表示されているため、接触目的、提案商品、感触をプルダウンメニューから選択し、登録1314を選択(クリック)することにより、報告書の入力が完了する。
なお、報告事項入力部1320と検索結果表示部1321は1つにしても良い。
【0070】
図13(B)の表示部71の戻る1315は、選択(クリック)することにより、図13(A)の画面に戻る。閉じる1316は、選択(クリック)することにより、図4の表示画面に戻る。
【0071】
図13(A)で報告書を編集する場合は、作成者(扱者)名1305に「国際 五郎」又は作成者(扱者)コード1306に「55」と入力する。
日報を編集する場合は、日報のチェックボックス1307にチェックを付け、日付入力ボックス1308に日付「2011/09/10」を入力する。週報を編集する場合は、週報のチェックボックス1309にチェックを付け、開始日入力ボックス1310に開始日を入力し、終了日入力ボックス1311に終了日を入力する。月報を編集する場合は、月報のチェックボックス1312にチェックを付け、月入力ボックス1313に月を入力する。
次に、編集1304を選択(クリック)することにより、データベースサーバ11から登録されている報告書情報を検索して、図13(B)の表示部71に報告書入力画面が表示される。報告書入力画面には、登録した情報が表示されている。
そして、編集する項目は編集を行い、登録1314選択(クリック)することにより、報告書の編集が完了する。
【0072】
上述の一実施例では、データセンタ10のLAN16がネットワーク41に接続しているが、本店20のLAN23や、支店30のLAN33に接続した構成でも良いことは云うまでもない。
また、データセンタ10のデータサーバ11、WEBサーバ12、CTIサーバ13、音声データサーバ14、音声データテキスト化サーバ15は、機能を統合した1台又は複数のサーバであっても良い。
上述の実施例において、文字や英数字を入力するボックスやブルダウンメニューから選択するボックスは、上述の実施例に限定されるものではなく、どのような入力形態でも良いことは言うまでもない。
【0073】
以上本発明について詳細に説明したが、本発明は、ここに記載された証券向け顧客情報管理システムに限定されるものではなく、上記以外の顧客情報管理システムに広く適用することができることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0074】
10:データセンタ、11:データベースサーバ、12:WEBサーバ、13:CTIサーバ、14:音声データサーバ、15:音声データテキスト化サーバ、16,23,33:LAN、20:本店、21,31:電話機、22,32:クライアント端末、30:支店、41:ネットワーク、42:公衆電話網、51,52:音声記録装置、61:顧客電話機。
【技術分野】
【0001】
本発明は、証券向け顧客情報管理システムに関し、特に顧客との通話録音内容をテキスト化し、接触履歴情報と関連付けて管理する顧客情報管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、CRM(Customer Relationship Management)システムと通話録音管理システムを連携させ、CRMシステムから通話録音管理システムの音声を参照することができた(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−079887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述の従来技術には、通話録音データと接触履歴情報を関連付けることは可能であったが、キーワードを指定して、接触履歴と関連する通話録音内容を検索することはできなかった。
【0005】
本発明の目的は、従来技術の問題点の接触履歴に関連する通話録音内容を検索するのに、全ての通話録音内容を聴取する必要があり、容易に検索することができなかったことを解決する。また、キーワードや通話時間を指定した検索条件に該当する通話録音内容を容易に検索できるようにすることにより、接触履歴に関連する通話録音内容の検索を効率的に行うことができる証券向け顧客情報管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の顧客との接触情報である音声データを文字データに変換して管理する顧客情報管理システムは、顧客との接触履歴情報データを入力する接触履歴情報データ入力手段と、文字データを接触履歴情報データと関連付ける文字データ関連付手段と、接触履歴情報データと文字データを表示する表示手段とを有することを特徴とする。
【0007】
本発明の顧客情報管理システムは、文字データまたは接触履歴情報データから所定の文字データを検索する検索手段を有することを特徴とする。
【0008】
本発明の顧客情報管理システムは、接触履歴情報データに約定情報データを関連付ける約定情報関連付手段を有することを特徴とする。
【0009】
本発明の顧客情報管理システムは、検出手段で検出した文字データを時系列に表示手段に表示することを特徴とする。
【0010】
本発明の顧客情報管理システムは、表示手段で時系列に表示した検出結果の所定の位置を指定することにより、所定位置の予め設定した所定時間前から音声データを再生することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、顧客との通話記録をテキスト化しているので容易にキーワード等で内容検索を行うことができ、通話記録を一覧表示することができる。
また、コンプライアンス上、問題となるキーワードの使用有無も容易に検索することができる。
【0012】
さらに、顧客との通話記録と接触履歴そして約定情報を関連付けすることで、顧客情報管理を充実することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施例である証券向け顧客情報管理システムを説明するためのブロック図。
【図2】本発明の一実施例であるデータセンタに記憶するデータを説明するためのテーブル図。
【図3】本発明の一実施例であるデータ情報の実体関係を説明するための図。
【図4】本発明の一実施例である機能を選択するための画面図。
【図5】本発明の一実施例である録音データを外部機器から取得し、録音データを登録および関連付けを行うための画面図。
【図6】本発明の一実施例である録音データを通話録音サーバから取得し、録音データの関連付けを行うための画面図。
【図7】本発明の一実施例である顧客情報を検索するための画面図である。
【図8】本発明の一実施例である顧客名等からテキストを検索し、その検索結果を表示した画面図である。
【図9】本発明の一実施例である扱者名等からテキストを検索し、その検索結果を表示した画面図である。
【図10】本発明の一実施例である扱者名等から件数を検索し、その検索結果を表示した画面図である。
【図11】本発明の一実施例である扱者名等から要注意のテキストを検索し、その検索結果を表示した画面図である。
【図12】本発明の一実施例である扱者名等から時系列検索し、顧客情報の検索結果を時系列に表示した画面図である。
【図13】本発明の一実施例である日報等の報告書を作成または編集するための画面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を説明する。
本発明の一実施例を図1で説明する。図1は本発明の一実施例である証券向け顧客情報管理システムを説明するためのブロック図である。
図1において、証券向け顧客情報管理システムの構成は、データセンタ10と、本店20と、複数の支店30をインターネット等のネットワーク41で接続している。また、顧客電話機61とデータセンタ10は公衆電話網42等の公衆回線で接続している。
【0015】
データセンタ10は、顧客情報を管理するデータベースサーバ11と、顧客情報をウェブ形式の情報に変換するためのWEBサーバ12と、顧客との電話送受信を行うためのCTI(Computer Telephony Integration)サーバ13と、顧客との通話内容である音声データを録音記憶するための音声データサーバ14と、音声データをテキストに変換するための音声データテキスト化サーバ15をLAN(Local Aria Network)16で接続する構成である。
【0016】
本店20は、複数の電話機21と、複数のクライアント端末22がLAN23で接続する構成である。また、音声データが記録されている音声記録装置51はクライアント端末22を介して音声データサーバ14に音声データを伝送する。
【0017】
支店30は、複数の電話機31と、複数のクライアント端末32をLAN33で接続する構成である。また、音声データが記録されている音声記録装置52はクライアント端末32を介して音声データサーバ14に音声データを伝送する。
【0018】
次に、図2を用いて、データセンタ10に記憶するデータについて説明する。図2は本発明の一実施例であるデータセンタ10に記憶するデータを説明するためのテーブル図である。
【0019】
図2(A)は、データベースサーバ11に記憶する顧客情報に関する顧客テーブルを説明するための図である。
顧客テーブルは、顧客情報である顧客名に関連付けて、顧客番号、顧客の住所と、管理側情報である部店コード、部店名、扱者コード、扱者名等を記憶する。
【0020】
図2(B)は、データベースサーバ11に記憶する顧客との接触履歴である接触履歴テーブルを説明するための図である。
接触履歴テーブルは、接触履歴番号、顧客番号、接触日、接触開始時間、接触終了時間、接触方法等を記憶する。
接触方法の記憶の一例について説明する。顧客から電話が掛ってきた場合は受電の「1」を記憶し、顧客に電話を掛けた場合は送電の「2」を記憶し、訪問した場合は訪問の「3」を記憶する。
【0021】
図2(C)は、音声データサーバ14に記憶する顧客との接触情報である通話録音テーブルを説明するための図である。
通話録音テーブルは、通話録音番号、接触履歴番号、送受区分、録音開始日時、録音終了日時、音声データ等を記録する。
送受区分の一例について説明する。顧客と電話で接触した場合での顧客の音声データは受話の「2」を記憶し、顧客と電話で接触した場合での扱者の音声データは送話の「1」を記憶し、訪問した場合は送受の「3」を記憶する。
【0022】
図2(D)は、音声データテキスト化サーバ15に記憶する通話テキストテーブルを説明するための図である。
通話テキストテーブルは、通話テキスト番号、通話録音番号、通話テキストデータ等を記憶する。
【0023】
図2(E)は、データベースサーバ11に記憶する約定取引テーブルを説明するための図である。
約定取引テーブルは、約定取引番号、顧客番号、約定日、銘柄名、銘柄コード、数量、約定値段等を記憶する。
【0024】
次に、図3を用いて情報の実体関係を説明する。図3は本発明の一実施例であるデータ情報の実体関係(エンティティ・リレーションシップ)を説明するための図である。
顧客番号301は、N個の接触履歴番号302と関連付けを行う。
接触履歴番号302は、1〜2個の通話録音番号303と関連付けを行う。
通話録音番号303は、1つの通話テキスト番号304と関連付けを行う。
以上のことにより、顧客番号301、接触履歴番号302、通話録音番号303、通話テキスト番号304の関連付けを行うことができる。
【0025】
次に、本発明の一実施例である機能について図4〜図13を用いて説明する。
図4は、本発明の一実施例である機能を選択するための画面図である。
表示部71は、クライアント端末22、クライアント端末32の表示部であり、文字等を表示する。
図4の表示部71は、接触履歴等登録/編集401、顧客情報検索402、日報等登録/編集403、終了404の各アイコンを表示している。各アイコンは図示していないキーボードやポインティングデバイスで選択することにより、機能に応じた表示画面を表示する。
【0026】
図5は、図4の接触履歴等登録/編集401のアイコンを選択すると、表示部71に表示される画面図である。
図5は、本発明の一実施例である音声データを外部機器から取得し、音声データを登録および関連付けを行うための画面図である。
【0027】
接触履歴登録は、顧客名505に「日立 五郎」又は顧客番号506に「1005」と、接触日507に「2011/09/10」と、接触開始時間508に「15:15」と、接触終了時間509に「15:30」とを入力する。接触方法510は、プルダウン選択で、「1(受電)」、「2(送電)」、「3(訪問)」の中から「3(訪問)」を選択する。そして、登録504を選択(クリック)することにより、データベースサーバ11に登録することができる。接触履歴番号511は任意の番号を入力しても良く、また、自動採番で取得しても良い。本一実施例の接触履歴番号は、自動採番で「10087」を取得する。
接触履歴に登録した各データは、データベースサーバ11の図2(B)に示す接触履歴テーブルの接触履歴番号10087に関連付けて記憶している。
【0028】
通話録音登録は、音声データ取得手段が2通りある。一つは外部機器である音声記録装置51で録音した音声データをクライアント端末22を介して音声データサーバ14に記憶する。または音声記録装置52で録音した音声データをクライアント端末32を介して音声データサーバ14に記憶する。
もう一つは、音声データを音声データサーバ14から取得する。
【0029】
図5の通話録音登録は、外部機器から音声データを取得する場合の一実施例である。
外部機器からデータ取得514を行うため、チェックボックス513にチェックを付ける。送受区分515はプルダウン選択で、「1(送話)」、「2(受話)」、「3(送受)」の中から「3(送受)」を選択する。そして、実行512を選択(クリック)することにより、音声記録装置51または音声記録装置52に録音した音声データをクライアント端末22またはクライアント端末32を介して音声データサーバ14に記憶し、さらに音声データテキスト化サーバ15で音声データをテキストデータに変換して記憶する。さらに、表示部71に取得したデータ情報520を表示する。取得した音声データ情報520は、図2(C)通話録音テーブルの通話録音番号、接触履歴番号、送受区分、録音開始日時、録音終了日時、音声データ等と同じ内容である。なお、本一実施例の通話録音番号は、自動採番で「CR00005」を取得する。
【0030】
約定情報との紐付け登録は、顧客に関係する約定情報の検索を行うため、検索期間である検索開始日522に「2011/08/01」と入力し、検索終了日523に「2011/09/20」と入力し、検索524を選択(クリック)することにより、検索結果一覧表525が表示される。検索結果一覧表525から関連付けを行う案件の紐付けチェックボックス526にチェックを付ける。そして、登録521を選択(クリック)することにより、約定取引番号「YJ00004」を接触履歴番号「10087」に関連付けることができる。
【0031】
図5の表示部71は、接触履歴番号511と、取得した音声データ情報520を表示した状態で、保存501を選択(クリック)することにより、接触履歴番号「10087」と通話録音番号「CR00005」を関連付けることができる。
【0032】
図5の表示部71のクリア502は、選択(クリック)することにより、入力した情報を画面から消去できる。また、閉じる503は、選択(クリック)することにより、図4の表示画面に戻る。
【0033】
図6は、図4の接触履歴等登録/編集401のアイコンを選択すると、表示部71に表示される画面図である。図6は図5と同じ画面図である。
図6は、本発明の一実施例である録音データを通話録音サーバから取得し、録音データの関連付けを行うための画面図である。
【0034】
接触履歴登録は、顧客名505に「日立 二郎」又は顧客番号506に「1002」と、接触日507に「2011/07/17」と、接触開始時間508に「16:30」と、接触終了時間509に「17:30」とを入力する。接触方法510は、プルダウン選択で、「1(受電)」、「2(送電)」、「3(訪問)」の中から「1(受電)」を選択する。そして、登録504を選択(クリック)することにより、データベースサーバ11に登録することができる。接触履歴番号511は任意の番号を入力しても良く、また、自動採番で取得しても良い。本一実施例の接触履歴番号は、自動採番で「10004」を取得する。
接触履歴に登録した各データは、データベースサーバ11の図2(B)に示す接触履歴テーブルの接触履歴番号10004に関連付けて記憶している。
【0035】
図6の通話録音登録は、音声データを音声データサーバ14から取得する場合の一実施例である。
音声データサーバからデータ取得517を行うため、チェックボックス516にチェックを付ける。通話録音番号は、入力ボックス518に「CR00003」と入力し、入力ボックス519に「CR00004」と入力する。そして、実行512を選択(クリック)することにより、音声データサーバ14から音声データ情報を取得し、同時に音声データテキスト化サーバ15で音声データサーバ14から読み出した音声データをテキストデータに変換して記憶する。さらに、表示部71に取得したデータ情報520を表示する。取得した音声データ情報520は、図2(C)通話録音テーブルの通話録音番号、接触履歴番号、送受区分、録音開始日時、録音終了日時、音声データ等と同じ内容である。
【0036】
約定情報との紐付け登録は、顧客に関係する約定情報の検索を行うため、検索期間である検索開始日522に「2011/07/10」と入力し、検索終了日523に「2011/08/20」と入力し、検索524を選択(クリック)することにより、検索結果一覧表525が表示される。検索結果一覧表525から関連付けを行う案件の紐付けチェックボックス525にチェックを付ける。そして、登録521を選択(クリック)することにより、約定取引番号「YJ00002」を接触履歴番号「10004」に関連付けることができる。
【0037】
図6の表示部71は、接触履歴番号511と、取得した音声データ情報520を表示した状態で、保存501を選択(クリック)することにより、接触履歴番号「10004」に通話録音番号「CR0003」と通話録音番号「CR0004」を関連付けることができる。
【0038】
図7は、図4の顧客情報検索402のアイコンを選択すると、表示部71に表示される画面図である。
図7は、本発明の一実施例である顧客情報を検索するための画面図である。
【0039】
図7(A)は、顧客名等から顧客接触情報を検索するための一実施例である。
顧客名等から顧客接触情報を検索するため、チェックボックス704にチェックを付ける。顧客名の入力ボックス705に「日立 五郎」または顧客番号の入力ボックス706に「1005」を入力する。検索期間の検索開始日の入力ボックス710に「2011/07/10」と入力し、検索終了日の入力ボックス711に「2011/09/10」と入力する。通話時間帯を検索条件に入れる場合は、最短時間の入力ボックス712と、最長時間の入力ボックス713に各々時間を入力する。通話時間帯を検索条件に入れない場合は空欄とする。そして、検索703を選択(クリック)することにより、接触履歴番号を検索する。検索結果は図8(A)である。
【0040】
図7の表示部71のクリア701は、選択(クリック)することにより、入力した情報を画面から消去できる。また、閉じる702は、選択(クリック)することにより、図4の表示画面に戻る。
【0041】
図7(B)は、扱者名等から顧客接触情報を検索するための一実施例である。
扱者名等から顧客接触情報を検索するため、チェックボックス707にチェックを付ける。扱者名の入力ボックス708に「国際 五郎」または扱者コードの入力ボックス709に「55」を入力する。検索期間の検索開始日の入力ボックス710に「2011/07/10」と入力し、検索終了日の入力ボックス711に「2011/09/10」と入力する。通話時間帯を検索条件に入れる場合は、最短時間の入力ボックス712と、最長時間の入力ボックス713に各々時間を入力する。通話時間帯を検索条件に入れない場合は空欄とする。そして、検索703を選択(クリック)することにより、顧客情報を検索する。検索結果は図9(A)である。
【0042】
図8は、本発明の一実施例である顧客名等からテキストを検索し、その検索結果を表示した画面図である。
図8(A)は、本発明の一実施例である顧客情報検索結果およびテキスト検索画面である。
図8(A)は、顧客情報として、表示部71に、顧客名803の「日立 五郎」と、顧客番号804の「1005」と、検索結果一覧表805が表示される。検索結果一覧表805は、接触履歴番号、接触日、通話録音番号、通話テキスト番号、約定取引番号が表示される。
検索結果一覧表805には、選択チェックボックス806があり、所望の情報にチェックを付ける。そして、キーワードおよび検索式を入力の上、所望の検索を行うことができる。
【0043】
図8(A)は、キーワードに「1:うれます」、「3:ぜったい」、「4:ねあがり」を入力し、検索式810に「1+3+4」を入力し、テキスト検索807を選択(クリック)することにより、音声データテキスト化サーバ15から該当する箇所のテキストを検索し、図8(B)テキスト検索結果画面が表示部71に表示される。
【0044】
図8(A)の表示部71の戻る801は、選択(クリック)することにより、図7の検索画面に戻る。また、閉じる802は、選択(クリック)することにより、図4の表示画面に戻る。
【0045】
図8(B)テキスト検索結果画面は、表示部71に、顧客名803の「日立 五郎」と、顧客番号804の「1005」と、テキスト検索結果816が表示される。テキスト検索結果816は、接触履歴番号、接触日、送話テキスト、受話テキスト、通話再生ボタン817が表示される。
送話テキストおよび受話テキストは、検索したキーワードの前後のテキストを含めて表示する。
通話再生ボタン817は、選択(クリック)することにより、送話テキストと受話テキストの変換の基となった音声データを音声として聴くことができる。
【0046】
図8(B)の表示部71の保存811は、選択(クリック)することにより、テキスト検索結果816を音声データテキスト化サーバ15に記憶することができる。戻る812は、選択(クリック)することにより、図7の検索画面に戻る。閉じる813は、選択(クリック)することにより、図4の表示画面に戻る。
【0047】
図9は、本発明の一実施例である扱者名等からテキストを検索し、その検索結果を表示した画面図である。
図9(A)は、本発明の一実施例である扱者検索結果およびテキスト検索画面である。 図9(A)は、顧客情報として、表示部71に、扱者名903の「国際 五郎」と、扱者コード904の「55」と、検索結果一覧表905が表示される。検索結果一覧表905は、顧客番号、接触履歴番号、接触日、通話録音番号、通話テキスト番号、約定取引番号が表示される。
検索結果一覧表905は、図7(B)の検索画面で検索した時の検索結果を一覧表示したものである。
検索結果一覧表905には、選択チェックボックス906があり、所望の情報にチェックを付ける。そして、キーワードおよび検索式を入力の上、所望の検索を行うことができる。
【0048】
図9(A)は、キーワードに「1:うれます」、「3:ぜったい」、「4:ねあがり」を入力し、検索式810に「1+3+4」を入力し、テキスト検索807を選択(クリック)することにより、音声データテキスト化サーバ15から該当する箇所のテキストを検索し、テキスト検索結果が図9(B)の表示部71に表示される。
【0049】
図9(A)の表示部71の戻る901は、選択(クリック)することにより、図7の検索画面に戻る。また、閉じる902は、選択(クリック)することにより、図4の表示画面に戻る。
【0050】
図9(B)テキスト検索結果画面は、表示部71に、扱者名903の「国際 五郎」と、扱者コード904の「55」と、テキスト検索結果916が表示される。テキスト検索結果916は、顧客番号、接触履歴番号、接触日、送話テキスト、受話テキスト、通話再生ボタン917が表示される。
通話再生ボタン917は、選択(クリック)することにより、送話テキストと受話テキストの変換の基となった音声データを音声として聴くことができる。
【0051】
図9(B)の表示部71の保存911は、選択(クリック)することにより、テキスト検索結果916を音声データテキスト化サーバ15に記憶することができる。戻る912は、選択(クリック)することにより、図7の検索画面に戻る。閉じる913は、選択(クリック)することにより、図4の表示画面に戻る。
【0052】
図10は、本発明の一実施例である扱者名等から件数を検索し、その検索結果を表示した画面図である。
図10(A)は、本発明の一実施例である扱者検索結果およびテキスト検索画面である。
図10(A)の符号は、図9(A)の符号と同じである。
【0053】
検索結果一覧表905は、図7(B)の検索画面で検索した時の検索結果を一覧表示したものである。
検索結果一覧表905には、選択チェックボックス906があり、所望の情報にチェックを付ける。そして、キーワードおよび検索式を入力の上、所望の検索を行うことができる。
【0054】
図10(A)は、テキストの銘柄検索を行うための一実施例であり、銘柄に「9:ひたち」、「10:こくさい」、「11:さーびす」を入力し、検索式810に「9+10+11」を入力し、件数検索808を選択(クリック)することにより、音声データテキスト化サーバ15から該当するテキストを検索して、件数検索結果1005が図10(B)の表示部71にキーワード(銘柄)と件数が一覧表示される。
【0055】
図10(B)は、銘柄検索結果と詳細を表示する画面図である。
件数検索結果1005は、例えばキーワード「ひたち」の「3件」を選択(クリック)することにより、この3件のテキスト検索結果一覧表1016が表示される。
テキスト検索結果一覧表1016は、キーワード「ひたち」の「3件」の詳細である顧客番号、接触履歴番号、接触日、送話テキスト、受話テキスト、通話再生ボタン1007が表示される。
通話再生ボタン1007は、選択(クリック)することにより、送話テキストと受話テキストの変換の基となった音声データを音声として聴くことができる。
【0056】
図11は、本発明の一実施例である扱者名等から要注意のテキストを検索し、その検索結果を表示した画面図である。本検索はコンプライアンスに関係する内容を検索することに適している。
図11(A)は、本発明の一実施例である扱者検索結果およびテキスト検索画面である。
図11(A)の符号は、図9(A)の符号と同じである。
【0057】
検索結果一覧表905は、図7(B)の検索画面で検索した時の検索結果を一覧表示したものである。
検索結果一覧表905には、選択チェックボックス906があり、所望の情報にチェックを付ける。そして、キーワードおよび検索式を入力の上、所望の検索を行うことができる。
【0058】
図11(A)は、テキストの要注意ワード検索を行うための一実施例であり、銘柄に「6:ねあがり」、「7:ぜったい」、「8:もーかる」を入力し、検索式810に「6+7+8」を入力し、件数検索808を選択(クリック)することにより、音声データテキスト化サーバ15から該当する箇所のテキストを検索して、件数検索結果1005が図11(B)の表示部71にキーワードと件数が一覧表示される。
【0059】
図11(B)は、件数検索結果と詳細を表示する画面図である。
件数検索結果1005は、例えばキーワード「ねあがり」の「3件」を選択(クリック)することにより、この3件のテキスト検索結果一覧表1016が表示される。
テキスト検索結果一覧表1016は、キーワード「ねあがり」の「3件」の詳細である顧客番号、接触履歴番号、接触日、送話テキスト、受話テキスト、通話再生ボタン1007が表示される。
通話再生ボタン1007は、選択(クリック)することにより、送話テキストと受話テキストの変換の基となった音声データを音声として聴くことができる。
【0060】
図12は、本発明の一実施例である扱者名等から時系列検索し、顧客情報の検索結果を時系列に表示した画面図である。
図12(A)は、本発明の一実施例である顧客検索結果およびテキスト検索画面である。
図12(A)の符号は、図8(A)の符号と同じである。
【0061】
検索結果一覧表805は、図7(A)の検索画面で検索した時の検索結果を一覧表示したものである。
検索結果一覧表805には、選択チェックボックス806があり、所望の情報にチェックを付ける。そして、キーワードおよび検索式を入力の上、所望の検索を行うことができる。
【0062】
図12(A)は、テキスト検索を行い、その結果を時系列表示するための一実施例である。
図12(A)は、キーワードに「3:ぜったい」、「4:うれ」、「5:うり」を入力し、検索式810に「3+4+5」を入力し、時系列検索809を選択(クリック)することにより、音声データテキスト化サーバ15から該当するテキストを検索し、テキスト検索結果が図12(B)の表示部71に時系列表示される。
【0063】
図12(B)は、時系列検索の検索結果表示画面である。
時系列検索結果は、時系列表示部1202に表示される。
時系列表示部1202は、縦軸に検索キーワードと検索数「ぜったい(8)」、「うれ(3)」、「うり(1)」を表示し、横軸に時間を表示する。
時系列表示部1202に表示している時間範囲は、表示開始時間1203と、表示終了時間1204で表示する。本一実施例は表示開始時間1203を「15:15」と表示し、表示終了時間1204を「15:30」で表示している。
表示している時間範囲は、時間軸の縮小表示1206および拡大表示1207と、スクロールバー1205に連動している。
時間軸の縮小表示1206および拡大表示1207は、選択(クリック)することにより、時間軸を縮小または拡大することができる。また、スクロールバー1205は、左へ動かすと現在の表示時間帯より前の時間の表示に移行し、右へ動かすと現在の表示時間帯より後の時間の表示に移行する。
【0064】
時系列表示部1202の四角形は、キーワードが出現した時間の位置を表示している。また、四角形の中の数字は、四角形を表示している幅の時間帯にキーワードが出現した回数を表示している。そのため、四角形の中の数字は、時間軸を縮小させると数値が大きくなる場合があり、時間軸を拡大させると数値が小さくなる場合がある。
【0065】
通話再生ボタン1201は、選択(クリック)することにより、時系列表示部1202に表示されている時間帯の音声データを音声として聴くことができる。
【0066】
図13は、本発明の一実施例である日報等の報告書を作成または編集するための画面図である。
図13は、図4の日報等登録/編集404のアイコンを選択すると、表示部71に表示される画面図である。
【0067】
図13(A)は、報告書の新規作成または編集するための一実施例である。
報告書を新規作成する場合は、作成者(扱者)名1305に「国際 五郎」又は作成者(扱者)コード1306に「55」と入力する。
次に報告書の種類を選択する。報告書は、日報、週報、月報の3種類がある。日報を作成する場合は、日報のチェックボックス1307にチェックを付け、日付入力ボックス1308に日付「2011/09/10」を入力する。週報を作成する場合は、週報のチェックボックス1309にチェックを付け、開始日入力ボックス1310に開始日を入力し、終了日入力ボックス1311に終了日を入力する。月報を作成する場合は、月報のチェックボックス1312にチェックを付け、月入力ボックス1313に月を入力する。
そして、新規作成1303を選択(クリック)することにより、データベースサーバ11から作成者(扱者)が関係した情報を検索して、図13(B)の表示部71に報告書入力画面が表示される。報告書入力画面には、検索した情報が表示されている。
【0068】
図13(A)の表示部71のクリア1301は、選択(クリック)することにより、入力した情報を画面から消去できる。また、閉じる1302は、選択(クリック)することにより、図4の表示画面に戻る。
【0069】
図13(B)の報告書入力画面は、表示部71に、日報日付1317の「2011/09/10」と、作成者(扱者)名1318に「国際 五郎」と、作成者(扱者)コード1319の「55」が表示される。
検索結果表示部1321には、顧客番号、顧客名、接触履歴番号、接触方法、通話録音番号、通話テキスト番号、約定取引番号等が表示される。
報告事項入力部1320は、顧客番号、顧客名、接触履歴番号、接触日が既に表示されているため、接触目的、提案商品、感触をプルダウンメニューから選択し、登録1314を選択(クリック)することにより、報告書の入力が完了する。
なお、報告事項入力部1320と検索結果表示部1321は1つにしても良い。
【0070】
図13(B)の表示部71の戻る1315は、選択(クリック)することにより、図13(A)の画面に戻る。閉じる1316は、選択(クリック)することにより、図4の表示画面に戻る。
【0071】
図13(A)で報告書を編集する場合は、作成者(扱者)名1305に「国際 五郎」又は作成者(扱者)コード1306に「55」と入力する。
日報を編集する場合は、日報のチェックボックス1307にチェックを付け、日付入力ボックス1308に日付「2011/09/10」を入力する。週報を編集する場合は、週報のチェックボックス1309にチェックを付け、開始日入力ボックス1310に開始日を入力し、終了日入力ボックス1311に終了日を入力する。月報を編集する場合は、月報のチェックボックス1312にチェックを付け、月入力ボックス1313に月を入力する。
次に、編集1304を選択(クリック)することにより、データベースサーバ11から登録されている報告書情報を検索して、図13(B)の表示部71に報告書入力画面が表示される。報告書入力画面には、登録した情報が表示されている。
そして、編集する項目は編集を行い、登録1314選択(クリック)することにより、報告書の編集が完了する。
【0072】
上述の一実施例では、データセンタ10のLAN16がネットワーク41に接続しているが、本店20のLAN23や、支店30のLAN33に接続した構成でも良いことは云うまでもない。
また、データセンタ10のデータサーバ11、WEBサーバ12、CTIサーバ13、音声データサーバ14、音声データテキスト化サーバ15は、機能を統合した1台又は複数のサーバであっても良い。
上述の実施例において、文字や英数字を入力するボックスやブルダウンメニューから選択するボックスは、上述の実施例に限定されるものではなく、どのような入力形態でも良いことは言うまでもない。
【0073】
以上本発明について詳細に説明したが、本発明は、ここに記載された証券向け顧客情報管理システムに限定されるものではなく、上記以外の顧客情報管理システムに広く適用することができることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0074】
10:データセンタ、11:データベースサーバ、12:WEBサーバ、13:CTIサーバ、14:音声データサーバ、15:音声データテキスト化サーバ、16,23,33:LAN、20:本店、21,31:電話機、22,32:クライアント端末、30:支店、41:ネットワーク、42:公衆電話網、51,52:音声記録装置、61:顧客電話機。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客との接触情報である音声データを文字データに変換して管理する顧客情報管理システムにおいて、
顧客との接触履歴情報データを入力する接触履歴情報データ入力手段と、前記文字データを前記接触履歴情報データと関連付ける文字データ関連付手段と、前記接触履歴情報データと文字データを表示する表示手段とを有することを特徴とする顧客情報管理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の顧客情報管理システムにおいて、
前記文字データまたは前記接触履歴情報データから所定の文字データを検索する検索手段を有することを特徴とする顧客情報管理システム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の顧客情報管理システムにおいて、
前記接触履歴情報データに約定情報データを関連付ける約定情報関連付手段を有することを特徴とする顧客情報管理システム。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3に記載の顧客情報管理システムにおいて、
前記検出手段で検出した文字データを時系列に前記表示手段に表示することを特徴とする顧客情報管理システム。
【請求項5】
請求項4に記載の顧客情報管理システムにおいて、
前記表示手段で時系列に表示した検出結果の所定の位置を指定することにより、所定位置の予め設定した所定時間前から音声データを再生することを特徴とする顧客情報管理システム。
【請求項1】
顧客との接触情報である音声データを文字データに変換して管理する顧客情報管理システムにおいて、
顧客との接触履歴情報データを入力する接触履歴情報データ入力手段と、前記文字データを前記接触履歴情報データと関連付ける文字データ関連付手段と、前記接触履歴情報データと文字データを表示する表示手段とを有することを特徴とする顧客情報管理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の顧客情報管理システムにおいて、
前記文字データまたは前記接触履歴情報データから所定の文字データを検索する検索手段を有することを特徴とする顧客情報管理システム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の顧客情報管理システムにおいて、
前記接触履歴情報データに約定情報データを関連付ける約定情報関連付手段を有することを特徴とする顧客情報管理システム。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3に記載の顧客情報管理システムにおいて、
前記検出手段で検出した文字データを時系列に前記表示手段に表示することを特徴とする顧客情報管理システム。
【請求項5】
請求項4に記載の顧客情報管理システムにおいて、
前記表示手段で時系列に表示した検出結果の所定の位置を指定することにより、所定位置の予め設定した所定時間前から音声データを再生することを特徴とする顧客情報管理システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2013−89019(P2013−89019A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−228817(P2011−228817)
【出願日】平成23年10月18日(2011.10.18)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年10月18日(2011.10.18)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】
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