説明

誘導回転やすり並びにそのようなやすりを使用してバリ取りするための装置及びバリ取りする方法

回転やすり(10)は、その外表面が少なくとも1つのカッティングエッジを備えた状態で第1及び第2の端部を有する本体(14)と、本体(14)の第1の端部から延びかつ回転ツール内に取付けられるようになったシャンク(12)と、本体(14)の第2の端部から延びかつ弓形断面を有する環状外周表面(22)を形成したパイロット(IS)(16)とを含む。機械加工特徴形状部の端縁部をバリ取りするための装置(図7)は、そのような回転やすり(10)と、基準回転軸線から離れるように弾性的に撓み可能であるスピンドル(28)とを含む。予めプログラミングしたツールパスに沿って本回転やすり(10)を移動させるようにして本装置を使用してバリ取りする方法が、開示されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、総括的には機械加工ツーリングに関し、より具体的には、バリ取り作業のための装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在では、航空機エンジン部品に見られる特徴形状部のような多くの機械加工特徴形状部が、手作業でバリ取りされている。このことは、完成品の特徴形状部寸法及び形状における不一致を引き起こす。より厳密なプロセス制御の要件を導入している場合には、高応力下の特徴形状部は、一致を保証するために自動バリ取りプロセスを必要とする。航空機用材料を機械加工する困難性の故に、これらの特徴形状部の多くは、超硬カッタ(例えば、回転やすり)を使用して除去しなければならない大きなバリについて、主機械加工作業の範囲外となる。これらのプロセスを自動化して母材を除去しないでバリを除去するようにすることは、困難である。バリの大きさは部品毎で変化しておりまた特徴形状部の位置もまた変化する可能性があり、このことが、バリだけを除去する特定のツールパスを予め設定(予めプログラミング)することを実施不能にしている。
【0003】
本出願における最新技術は、自動プローブを使用して機械加工特徴形状部の輪郭を測定しかつ次に適応機械加工により既存のCNCツールパスをモーフィングしてバリ取りツールを特徴形状部に沿って追従させると共にバリを除去することである。この技術は、付加的な保守サポートを必要とする非常に費用がかかる解決法となる不利益がある。時としてバリを探査しないで特徴形状部を精査することもまた、非常に困難であって、ツールパスにおける誤差を引き起こすおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】日本特許出願公開第2005/040921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術のこれらの及びその他の欠点は、複雑なプログラミング手順なしにバリ取りを可能にするガイドパイロットを有する回転やすりを提供する本発明によって解決される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの態様によると、回転やすりは、(a)第1及び第2の端部並びに少なくとも1つのカッティングエッジを備えた外表面を有する本体と、(b)本体の第1の端部から延びかつ回転ツール内に取付けられるようになったシャンクと、(c)本体の第2の端部から延びかつ弓形断面を有する環状外周表面を形成したパイロットとを含む。
【0007】
本発明の別の態様によると、加工物内の機械加工特徴形状部の周辺端縁部から1つ又はそれ以上のバリを除去するための装置を提供し、本装置は、(a)基準回転軸線から離れるように弾性的に撓み可能である回転スピンドルを有するバリ取りツールと、(b)回転やすりとを含み、回転やすりは、(i)第1及び第2の端部並びに少なくとも1つのカッティングエッジを備えた外表面を有する本体と、(ii)本体の第1の端部から延びかつスピンドル内に取付けられたシャンクと、(iii)本体の第2の端部から延びかつ弓形断面を有する環状外周表面を形成したパイロットとを含む。
【0008】
本発明の別の態様によると、加工物内の機械加工特徴形状部の周辺端縁部から1つ又はそれ以上のバリを除去する方法を提供する。本方法は、(a)基準回転軸線から離れるように弾性的に撓み可能である回転スピンドルを有するバリ取りツールを準備するステップと、(b)スピンドル内に回転やすりを取付けるステップとを含み、回転やすりは、(i)第1及び第2の端部並びに少なくとも1つのカッティングエッジを備えた外表面を有する本体と、(ii)本体の第1の端部から延びかつスピンドル内に取付けられたシャンクと、(iii)本体の第2の端部から延びかつ弓形断面を有する環状外周表面を形成したパイロットとを含み、本方法はさらに、(c)回転やすりを高速回転させると同時に予めプログラミングしたツールパスに沿って該回転やすりを移動させて、パイロットが加工物の第1の部分に接触しながら本体が1つ又はそれ以上のバリを切削するようにするステップを含む。ツールパスは、バリ取り処置の間にわたってスピンドルを横撓み位置に維持するようにプログラミングされる。
【0009】
本発明は、添付図面の図と関連させて行なった以下の説明を参照することによって最も良く理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の態様により構成した回転やすりの側面図。
【図2】図1の回転やすりの端面図。
【図3】別の回転やすりの側面図。
【図4】さらに別の回転やすりの側面図。
【図5】さらに別の回転やすりの側面図。
【図6】なおさらに別の回転やすりの側面図。
【図7】その中に誘導回転やすりが取付けられた状態のバリ取りツールの斜視図。
【図8】バリ取り作業前における、その中に特徴形状部が機械加工された状態の加工物の斜視図。
【図9】それに対して回転やすりがバリ取り作業を行なっている状態における、図6の加工物の斜視図。
【図10】それに回転やすりが隣接している状態の加工物の断面図。
【図11】それと回転やすりが係合している状態の加工物の断面図。
【図12】バリ取り作業の完了後における、図6の加工物の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
様々な図全体にわたって同じ参照符号が同様の要素を表している図面を参照すると、図1及び図2は、本発明の態様により構成した回転やすり10を示している。回転やすり10は、シャンク12と、本体14と、パイロット16とを含む。回転やすり10は、鋳造、鍛造、ビレットストックの機械加工などのような多くの公知の方法で製作することができる。一般的に、回転やすり10は、単一の一体形構造とされることになるが、例えば互いにロウ付け又は溶接した構成要素で構築することもできる。回転やすり10のための好適な材料の非限定的な実施例には、工具鋼、タングステンカーバイド及び同様のものが含まれる。
【0012】
シャンク12は、図示するように円筒形とすることができるか、若しくはマシンテーパ、ネジ、或いは1つ又はそれ以上の平坦面、ファセット又はタブ(図示せず)のような公知のタイプの保持及び/又は駆動特徴形状部を組入れることができる。
【0013】
本体14は、フルート20によって分離されたカッティングランド18のアレイを含む。この図示した実施例では、カッティングランド18は、従来型のやすり歯プロフィールを有するが、しかしながらカッティングランド18には、異なるカッティングプロフィール又は間隔を使用することができる。
【0014】
パイロット16は、弓形断面を有する少なくとも1つの外周表面22を含む。弓形形状の目的は、以下により詳細に説明するように、回転やすり10が様々な角度で加工物に接触するのを可能にすることである。図1に示す例示的な実施形態では、外周表面22は、本体12と交差したほぼ完全な球形を形成している。図3は、パイロット116を有する別の回転やすり110を示しており、パイロット116は、平坦端面124によって境界付けられた弓形断面を備えた環状外周表面122を有する。
【0015】
パイロット16の寸法、特にその全体直径は、特定の用途に合せて変化させることができる。図1では、パイロット16は、本体14の外径「D2」よりも僅かに小さい第1の外径「D1」を有するものとして示している。図4は、パイロット216を有する別の回転やすり210を示しており、パイロット216は、本体214の直径「D2」よりも大きい直径「D3」を有する。
【0016】
任意選択的に、パイロット16又は少なくとも外周表面22は、減摩表面を組入れることができる。例えば、減摩表面は、焼入れしかつ微細研磨することができる。それに代えて、減摩表面には、伝統的な金属カッティングツールに施すポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、窒化チタン、窒化チタンアルミニウム、窒化アルミニウム又はその他の皮膜のような減摩皮膜を施工することができる。
【0017】
パイロットはまた、ネジ付きファスナによって本体に取付けることができる。パイロット本体318は、低摩擦性でありかつ金属加工物を損傷させる傾向がない、硬質ゴム又はプラスチック材料で構成することができる。また、この二部品構成の方法を使用してツールの生産性を増大させるようにすることができる。
【0018】
分離パイロット構成の別の実施例として、図6は、パイロット416、シャンク412及び本体414を有する別の回転やすり410を示している。パイロット416は、上記したようにその外側レースが環状外周表面422を形成した軸受418を含む。軸受418は、例えば摩擦又は締り嵌めによって或いは接着又はネジ付きファスナで本体414から突出したスタッド424に固定される。この例示した実施例では、軸受418は従来型の回転要素タイプのものである。図7に示すように、回転やすり10は従来型のバリ取りツール24と組合せて使用することができ、バリ取りツール24は、該回転やすり10のシャンク12を受けるコレット30を備えたコンプライアント回転スピンドル28を有する回転モータ26(このケースでは、空気モータ)を含む。バリ取りツール24は、公知のタイプの産業ロボットの一部であるマニピュレータアーム32によって又は別の好適な位置決め機構によって支持される。詳細には図示していないが、マニピュレータアーム32は、多自由度でバリ取りツール24を移動させるつまり平行移動及び/又は回転させてスピンドル28を予めプログラミングしたツールパスに追従させるように構成されていることを理解されたい。
【0019】
スピンドル28は、「半径方向にコンプライアント」である。言い換えれば、スピンドル28は、それに対して半径方向力つまり「横力」が加わった時に該スピンドル28を取付けている回転モータの基準回転軸線Aから離れる方向に該スピンドル28が枢動することができるように支持されている。「横力」が加わらなくなると基準つまり中心位置に向けてスピンドル28を付勢するような復元力が与えられる。
【0020】
好適なバリ取りツール24の1つの実施例は、米国、NC27539、Apex所在のATI Industrial Automationから入手可能なモデルRC FLEXDEBURR装置である。この特定の装置では、空圧作動機構によって、復元力が与えられる。例えば、バリ取りツール24に対して約1.0〜4.1バール(15〜60psi)が与えられた時に、得られた復元力は、コレット30において測定して約12.7〜42N(2.8〜9.5ポンド)になることになる。作動中に、スピンドル28の復元力は、特定の用途に合せて変化することになる。復元力は、あらゆるバリ又はチップが加工物特徴形状部から効果的に機械加工して取去られることになるような十分高い値に設定される。復元力が低すぎる場合には、回転やすり10はそれら特徴形状部を切削加工するのではなくて該特徴形状部を「ライドオーバする(上に乗る)」傾向になる。
【0021】
図8は、その中にスロット又はグルーブのような特徴形状部を有する加工物の一部分を示している。特徴形状部は、周辺端縁部「E」において加工物Wの外表面と交差した周壁「P」を有する。1つ又はそれ以上のバリBが、周辺端縁部Eから延びる。これらのバリBは、公知の機械加工プロセスの当然の結果である。
【0022】
図9は、加工物W内の特徴形状部Fからバリを除去している、作動中の回転やすり10を示している。スピンドル28は、高速回転(例えば、約30,000RPM)で回転し、かつプログラミングしたツールパスに沿って該スピンドル28の回転軸線Rに対して横の方向に移動つまり平行移動する。プログラミングしたツールパスは、特徴形状部Fの基準ジオメトリに基づいておりかつ一般的に周壁Pに追従している。このプログラミングしたツールパスは、バリBの特定のジオメトリ(未知である)とは独立している。ツールパスは最初に、回転やすり10を特徴形状部Fの開放部分に挿入させる。次に図10に示すように、ツールパスは、周表面Pからパイロット16の外周表面22までの「O」で示す一定量の横干渉又はオフセットを有するように回転やすり10を位置決めする。オフセット「O」の量は、周表面Pとの間のパイロット16の一定の接触を保証するのに充分な大きさになるように選択される。約9.53mm(0.375インチ)の外径を有する本体12を備えた回転やすり10を使用する場合における好適なオフセット寸法Oの1つの実施例は、約3.18mm(0.125インチ)〜約6.25mm(0.25インチ)である。プログラミングしたオフセットOの場合には、ツールパスにより、バリ取りプロセスを実施している全ての時間の間において、スピンドル28が撓み又はコンプライアント位置にあるようになる。パイロット16と周表面Pとの間の接触は、回転やすり10が加工物W内により深く切込むのを防止し、その結果、バリBのみが除去されるようになる。図12は、仕上げ加工物Wを示している。
【0023】
任意選択的に、回転やすり10は、バリBを除去すると同時に周辺端縁部E内に「プリブレーク部」又は面取り部を機械加工するために使用することができる。この面取り加工は、純粋なバリ取り作業の場合となるよりも大きく加工物に対して回転やすり10を撓ませる又は傾斜させることによって行なうことができる。このプロセスは図4に示すように、本体の外径よりもパイロット外径を実質的に大きくすることによって適応させることができる。より大きなパイロットは、フルートのエッジが面取りの代りにカウンタボアを切削しない状態で撓ませるのを可能にする。
【0024】
上記の回転やすり10及びプロセスを使用することにより、加工物Wを連続的にバリ取りすることができる。これにより、個々の機械加工した特徴形状部を基準にしてプログラミングしたツールパスが、過剰機械加工又はバリの一部の残存のおそれなしにバリを除去することを可能にする。従って、自動プロセスの一貫性が、精査及び設定処置において過大な時間を必要とせずに達成される。
【0025】
以上、回転やすり及びその使用方法について説明している。本発明の特定の実施形態について説明してきたが、本発明の技術思想及び技術的範囲から逸脱せずにそれらに対して様々な修正を加えることができることは、当業者には明らかであろう。従って、本発明の好ましい実施形態及び本発明を実施するための最良の形態についての上記の説明は、例示の目的のためのみに示したものであって、限定の目的のために示したものではない。
【符号の説明】
【0026】
10、110、210、310、410 回転やすり
12、312、412 シャンク
14、214、314、414 本体
16、116、216、316、416 パイロット
18 カッティングランド
20 フルート
22、122、322、422 外周表面
24 バリ取りツール
26 回転モータ
28 スピンドル
30 コレット
32 マニピュレータアーム
124 平坦端面
318 パイロット本体
418 軸受
424 スタッド
A 回転モータの基準回転軸線
B バリ
D1 パイロットの外径
D2 本体の外径
D3 パイロットの外径
E 特徴形状部の周辺端縁部
F 加工物の特徴形状部
O オフセット
P 特徴形状部の周壁、周表面
R スピンドルの回転軸線
W 加工物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転やすりであって、
(a)第1及び第2の端部並びに少なくとも1つのカッティングエッジを備えた外表面を有する本体と、
(b)前記本体の第1の端部から延びかつ回転ツール内に取付けられるようになったシャンクと、
(c)前記本体の第2の端部から延びかつ弓形断面を有する環状外周表面を形成したパイロットと、を含む、
回転やすり。
【請求項2】
前記パイロットの外周表面の外径が、前記本体の外径よりも実質的に大きい、請求項1記載の回転やすり。
【請求項3】
前記パイロットが、前記本体と交差したほぼ球形状を形成する、請求項1記載の回転やすり。
【請求項4】
前記パイロットが、その遠位端における平坦表面によって境界付けられる、請求項1記載の回転やすり。
【請求項5】
前記本体が、フルートによって分離された複数のカッティングランドを含む、請求項1記載の回転やすり。
【請求項6】
前記本体、シャンク及びパイロットが、単一の一体形部材を形成する、請求項1記載の回転やすり。
【請求項7】
前記外周表面が、減摩表面を含む、請求項1記載の回転やすり。
【請求項8】
前記パイロットが、少なくともその一部が前記本体の材料とは異種の材料で構成される、請求項1記載の回転やすり。
【請求項9】
前記パイロットが、前記本体に固定された軸受を含み、
前記軸受が、前記外周表面を形成した外側レースを有する、
請求項1記載の回転やすり。
【請求項10】
加工物内の機械加工特徴形状部の周辺端縁部から1つ又はそれ以上のバリを除去するための装置であって、
(a)基準回転軸線から離れるように弾性的に撓み可能である回転スピンドルを有するバリ取りツールと、
(b)回転やすりと、
を含み、前記回転やすりが、
(i)第1及び第2の端部並びに少なくとも1つのカッティングエッジを備えた外表面を有する本体と、
(ii)前記本体の第1の端部から延びかつ前記スピンドル内に取付けられたシャンクと、
(iii)前記本体の第2の端部から延びかつ弓形断面を有する環状外周表面を形成したパイロットと、を含む、
装置。
【請求項11】
前記パイロットの外周表面の外径が、前記本体の外径よりも実質的に大きい、請求項10記載の装置。
【請求項12】
前記パイロットが、前記本体と交差したほぼ球形状を形成する、請求項10記載の装置。
【請求項13】
前記パイロットが、その遠位端における平坦表面によって境界付けられる、請求項10記載の装置。
【請求項14】
前記本体が、フルートによって分離された複数のカッティングランドを含む、請求項10記載の装置。
【請求項15】
前記本体、シャンク及びパイロットが、単一の一体形部材を形成する、請求項10記載の装置。
【請求項16】
前記外周表面が、減摩表面を含む、請求項10記載の装置。
【請求項17】
前記パイロットが、少なくともその一部が前記本体の材料とは異種の材料で構成される、請求項10記載の装置。
【請求項18】
前記パイロットが、前記本体に固定された軸受を含み、
前記軸受が、前記外周表面を形成した外側レースを有する、
請求項10記載の装置。
【請求項19】
加工物内の機械加工特徴形状部の周辺端縁部から1つ又はそれ以上のバリを除去する方法であって、
(a)基準回転軸線から離れるように弾性的に撓み可能である回転スピンドルを有するバリ取りツールを準備するステップと、
(b)前記スピンドル内に回転やすりを取付けるステップと、
を含み、ここで、前記回転やすりが、
(i)第1及び第2の端部並びに少なくとも1つのカッティングエッジを備えた外表面を有する本体と、
(ii)前記本体の第1の端部から延びかつ前記スピンドル内に取付けられたシャンクと、
(iii)前記本体の第2の端部から延びかつ弓形断面を有する環状外周表面を形成したパイロットと、
を含み、該方法が、
(c)前記回転やすりを高速回転させると同時に予めプログラミングしたツールパスに沿って該回転やすりを移動させて、前記パイロットが前記加工物の第1の部分に接触しながら前記本体が前記1つ又はそれ以上のバリを切削するようにするステップを、さらに含み、
(d)ここで、前記ツールパスが、前記バリ取り処置の間にわたって前記スピンドルを横撓み位置に維持するようにプログラミングされる、
方法。
【請求項20】
復元力が前記スピンドルに加えられて、基準位置に向けて該スピンドルを付勢し、
前記復元力が、前記周辺端縁部から最大の観察バリを除去するのを保証するのに十分な大きさのものである、
請求項19記載の方法。
【請求項21】
前記ツールパスが、前記回転やすりと前記加工物との間の予め選択した量の干渉を表現している、請求項19記載の方法。
【請求項22】
前記ツールが、前記周辺端縁部上に面取り部を機械加工するように移動される、請求項19記載の方法。
【請求項23】
前記ツールパスが、前記機械加工特徴形状部の基準形状だけを基準にしてプログラミングされる、請求項19記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2012−501253(P2012−501253A)
【公表日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−525062(P2011−525062)
【出願日】平成21年8月4日(2009.8.4)
【国際出願番号】PCT/US2009/052669
【国際公開番号】WO2010/025008
【国際公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】