説明

負荷制御装置

【課題】様々な交流及び直流負荷に対して負荷電圧及び負荷の点滅時間を容易に調節することができる負荷制御装置を提供する。
【解決手段】負荷に適合するように変圧帯域幅を調節することが可能な直流負荷変圧器(120)と、オンタイム及びオフタイムの長さの信号を出力し、前記長さを個別的に調節することが可能な主オンオフ調節部(132)と、前記主オンオフ調節部の出力信号と異なる周期を有するオンタイム及びオフタイムの長さの信号を出力し、前記長さを調節することが可能な副オンオフ調節部(133)と、前記直流負荷の初期起動のための信号を出力する起動部(134)と、前記主オンオフ調節部及び副オンオフ調節部の出力信号に応じて前記直流負荷変圧器から供給される電圧が前記直流負荷へ供給されるようにし、前記直流負荷の初期起動時に前記起動部から供給される信号に応じて前記直流負荷へ初期起動電圧が供給されるようにするリレー接点部(140)と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、交流又は直流ファン、電灯、モータ等の負荷(load)の回転数、明るさ、点滅時間等を制御する装置に係り、さらに詳しくは、様々な交流及び直流負荷に対して個別的に負荷電圧と点滅時間とを容易に調節できるようにした負荷制御装置に関する。
【0002】
以下に言及される点滅とオンオフとは同一の意味であり、説明の便宜上、併用している。
【背景技術】
【0003】
通常のファンモータ制御装置において、動作点滅時間は、24時間用接点式タイマを用いて制御し、モータの回転数は、交流負荷変圧器等を用いて制御する。より具体的には、タイマを用いて負荷への供給電源のオン及びオフ時間を調節することによって点滅時間が制御され、交流負荷変圧器の可変抵抗値を変更して交流電圧を調節することによって回転数が制御される。
【0004】
ところが、一般に用いられる接点式タイマの最小セッティング時間が10分乃至15分以下なので、時間のセッティングに制限が伴い、負荷の種類が異なる場合には交流負荷変圧器で調節可能な電圧の帯域が異なるため、負荷の種類に適した可変抵抗と交換しなければならないという問題点がある。一般ユーザにとって、部品状態で内蔵された可変抵抗を交換することは困難である。
【0005】
他の構成として、直流ファンモータの回転数を制御するために直流負荷変圧器を使用する。ダウントランスフォーマ(Transformer)と直流整流回路とを用いる直流負荷変圧器は、使用者がダウントランスフォーマの2次側タップを変更して必要な直流電圧を得ることができる。しかし、この場合、予め設定された電圧(例えば、0V、6V、9V、12V)のみを選択することができるため、負荷に印加される直流電圧を使用者が微細に調節することができないという欠点がある。
【0006】
交流電圧を変圧して負荷駆動用交流又は直流電圧を生成するファンモータ制御装置の他の例として、負荷駆動用交流電圧を調節するためにスライダックス(Slidacs)を用いる。この場合、ユーザがコイル接点の位置を変更して必要な電圧を可変にすることができるが、大きい負荷に適用する場合には、スライダックスの負荷容量を大きくしなければならないため、相対的に大きくなる鉄心の重さにより制御装置の全体重量が重くなる。
【0007】
他の構成として、電圧調節部、ダウントランスフォーマ及び整流回路から構成される直流負荷変圧器を使用する。ダウントランスフォーマの2次側を最大出力電圧タップに固定させ、電圧調節部でダウントランスフォーマの1次側電圧を制御する。ユーザが電圧調節部の可変抵抗値を調節して必要な直流電圧を生成することができる。ところが、負荷側に直流ファンが連結された場合、初期電圧が直流ファンの最小供給電圧より低く供給されると、負荷が起動しないという問題点がある。直流ファンは、最小仕様より低い電圧が供給されても、起動可能範囲内では非常に低速でも回転するという利点を有するが、この構造では、起動のための別途の制御回路を追加しなければ、低い電圧で初期駆動が行われないので、種々の方法を組み合わせて微細な電圧調節を実現するとしても、様々な応用が不可能である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、様々な交流及び直流負荷に対して負荷電圧と負荷の点滅時間とを容易に調節することができる負荷制御装置を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、使用者が可変抵抗値を変更して交流電圧及び直流電圧を所望の帯域に調節することにより、交流及び直流負荷の回転数を容易に調節することができ、様々な交流及び直流負荷に適用することができる負荷制御装置を提供することにある。
【0010】
本発明の別の目的は、負荷に印加される電圧を微細に調節しながら低い電圧でも起動することができる負荷制御装置を提供することにある。
【0011】
さらに、本発明の別の目的は、発振停止状態に陥ることなく、オン及びオフ時間を個別的に調節することができる負荷制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明は、交流電源の供給を受けて多数の直流負荷を駆動させるための電圧を出力し、前記負荷に適合するように変圧帯域幅を調節することが可能な直流負荷変圧器と、オンタイム及びオフタイムの長さの信号を出力し、前記オンタイム及びオフタイムの長さを個別的に調節することが可能な主オンオフ調節部と、前記主オンオフ調節部の出力信号と異なる周期を有するオンタイム及びオフタイムの長さの信号を出力し、前記オンタイム及びオフタイムの長さを調節することが可能な副オンオフ調節部と、前記主オンオフ調節部及び副オンオフ調節部から入力される信号に応じて前記直流負荷の初期起動のための信号を出力する起動部と、前記主オンオフ調節部及び副オンオフ調節部の出力信号に応じて前記直流負荷変圧器からの電圧が前記直流負荷へ供給されるようにし、前記直流負荷の初期起動時に前記起動部から供給される信号に応じて前記直流負荷へ初期起動電圧が供給されるようにするリレー接点部と、を備えていることを特徴とする。
【0013】
また、前記交流電源の供給を受けて交流負荷を駆動させるための電圧を出力し、前記負荷に適合するように変圧帯域幅を調節することが可能な交流負荷変圧器をさらに備えていることを特徴とする。
【0014】
前記変圧帯域幅は、内蔵された半固定可変抵抗により調節し、前記半固定可変抵抗のシャフトは、ケースの外部に取り付けられていることを特徴とする。
【0015】
前記直流負荷変圧器は、前記交流電源の変圧帯域幅を調節することが可能な電圧調節部と、前記交流電源及び前記電源調節部の出力端子に1次側が連結されたトランスフォーマと、前記トランスフォーマの2次側電圧を直流に変化させて前記直流負荷を駆動させるための電圧を出力する整流回路と、を備えていることを特徴とする。
【0016】
前記主オンオフ調節部は、第1タイマ集積回路と、前記第1タイマ集積回路のディスチャージ端子、スレショルド端子及びトリガ端子に連結され、前記オンタイムの長さのための時定数を提供する第1キャパシタ及び第1可変抵抗と、前記第1タイマ集積回路の出力信号に応じて動作する第1トランジスタと、電源電圧と前記第1トランジスタとの間にコイルが接続されたリレーと、前記第1トランジスタの出力によってリセットされる第2タイマ集積回路と、前記第2タイマ集積回路のディスチャージ端子、スレショルド端子及びトリガ端子に連結され、前記オフタイムの長さのための時定数を提供する第2キャパシタ及び第2可変抵抗と、前記第2タイマ集積回路の出力信号に応じて動作し、前記第1タイマリセットのための信号を出力する第2トランジスタと、を備えていることを特徴とする。
【0017】
前記副オンオフ調節部は、第1タイマ集積回路と、前記第1タイマ集積回路のディスチャージ端子、スレショルド端子及びトリガ端子に連結され、前記オンタイムの長さのための時定数を提供する第1キャパシタ及び第1可変抵抗と、前記第1タイマ集積回路の出力信号に応じて動作する第1トランジスタと、電源電圧と前記第1トランジスタとの間にコイルが接続されたリレーと、前記第1トランジスタの出力によってリセットされる第2タイマ集積回路と、前記第2タイマ集積回路のディスチャージ端子、スレショルド端子及びトリガ端子に連結され、前記オフタイムの長さのための時定数を提供する第2キャパシタ及び第2可変抵抗と、前記第2タイマ集積回路の出力信号に応じて動作し、前記第1タイマリセットのための信号を出力する第2トランジスタと、を備えていることを特徴とする。
【0018】
前記起動部は、トリガ端子を介して前記主オンオフ調節部の第1タイマ集積回路から供給される信号の入力を受信する第1タイマ集積回路と、前記第1タイマ集積回路のディスチャージ端子及びスレショルド端子に連結され、オンタイムの長さのための時定数を提供する第1キャパシタ及び第1可変抵抗と、前記第1タイマ集積回路の出力信号に応じて動作する第1トランジスタと、電源電圧及び前記第1トランジスタ間にコイルが接続された第1リレーと、トリガ端子を介して、前記主オンオフ調節部の第2タイマ集積回路から供給される信号の入力を受信する第2タイマ集積回路と、前記第2タイマ集積回路のディスチャージ端子及びスレショルド端子に連結され、オンタイムの長さのための時定数を提供する第2キャパシタ及び第2可変抵抗と、前記第2タイマ集積回路の出力信号に応じて動作する第2トランジスタと、電源電圧及び前記第2トランジスタ間にコイルが接続された第2リレーと、を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係る負荷制御装置は、ユーザが可変抵抗値を変更して交流電圧及び直流電圧を所望の帯域に調節することにより、交流及び直流負荷の回転数又は明るさを容易に調節することができ、様々な交流及び直流負荷に容易に適用することができる。
【0020】
また、互いに異なる周期で動作する主オンオフ調節部及び副オンオフ調節器によって多数の交流及び直流負荷が個別的に駆動でき、負荷の初期起動時に任意の時間だけ高電圧が印加されるようにすることにより、発振停止現象なしで負荷が安定的に動作することができる。即ち、低い電圧で起動しない負荷を安定的に動作させることができる。
【0021】
本発明に係る負荷制御装置は、負荷に印加される電圧と点滅周期とを任意に調節することができ、様々な負荷を駆動させることができるため、交流及び直流灯の明るさ及び点滅制御、交流及び直流ファンの風速及び風量制御、又は、電圧を可変にし、点滅時間を調節しなければならない各種制御に適用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。下記の実施の形態は、当該技術分野における通常の知識を有する者に本発明を十分に理解させるために提供するものであって、種々の形態に変形することができ、本発明を限定するものではない。
【0023】
図1は、本発明の好適な実施の形態に係る負荷制御装置を説明するためのブロック図である。
【0024】
交流負荷変圧器110は、電圧帯域を調節するための広帯域電圧調節部111及び電圧調節部112から構成される。交流負荷変圧器110は、交流電圧を0Vから交流入力電圧(例えば、100V又は220V)まで変圧して交流負荷150を駆動させる。交流負荷150としては、ACファン、電灯、ACモータ等が適用できる。使用者が広帯域電圧調節部111の半固定可変抵抗VR2を変更し、負荷の種類に適合するように変圧帯域幅を調節した後、電圧調節部112の可変抵抗VR1を調節して交流電圧を変圧することにより、負荷側に連結された交流ファン、交流モータの回転数又は電灯の明るさが調節される。
【0025】
直流負荷変圧器120は、電圧帯域を調節するための広帯域電圧調節部121、電圧調節部122、ダウントランスフォーマ123及び直流整流回路124から構成される。直流負荷変圧器120は、交流電圧を0Vからトランスフォーマ123の2次側電圧(例えば12V)まで変圧させた後、直流電圧に整流して4チャネル(CH1〜CH4)の直流負荷151、152、153、154を駆動させる。直流負荷151、152、153、154としては、DCファン、電灯、DCモータ等が適用できる。使用者が広帯域電圧調節部121の半固定可変抵抗VR2を変更し、負荷の種類に適合するように直流変圧帯域幅を調節した後、電圧調節部122の半固定可変抵抗VR1を調節してトランスフォーマ123の1次側電圧を変圧させ、トランスフォーマ123の2次側電圧が直流整流回路124を経て直流電圧として出力されることにより、負荷側に連結された直流ファン、直流モータの回転数又は電灯の明るさが調節される。
【0026】
負荷点滅制御器130は、動作電源を供給する電源部131と、相互に異なる周期の電圧信号を出力する主オンオフ調節部132及び副オンオフ調節部133から構成され、主オンオフ調節部132及び副オンオフ調節部133から出力される信号は、直流負荷の初期駆動電圧を制御する起動部134に入力される。
【0027】
負荷点滅制御器130の出力に応じてリレー接点部140の接点Relay1、Relay2、…、Relay7が動作し、接点Relay1、Relay2、...、Relay7によって交流負荷変圧器110及び直流負荷変圧器120の出力電圧が1チャネルの交流負荷150及び4チャネルの直流負荷151、152、153、154に選択的に供給される。
【0028】
負荷点滅制御器130の電源部131は、入力される交流電圧を直流電圧に整流して動作電源を提供する。主オンオフ調節部132及び副オンオフ調節部133は、直流負荷151、152、153、154の点滅時間を制御するリレー接点部140のコイルを動作させる。起動部134は、直流負荷151、152、153、154が低電圧で初期起動しないことを防止するために、オン時間の初期に該当負荷へ最大電圧が印加されるようにリレー接点部140のコイルを動作させる。
【0029】
次に、交流負荷変圧器110及び直流負荷変圧器120の各部分について、より詳細に説明する。
【0030】
図2aは、交流負荷変圧器110の実施の一形態を説明するための回路図である。
【0031】
スイッチSWの動作に応じて交流電源電圧(例えば220V)の供給を受ける入力端子にキャパシタC1、C2、C3が並列接続され、キャパシタC1、C2、C3と出力端子との間に抵抗R1、可変抵抗VR1及び抵抗R2、ダイアックDIAC及びトライアックTRIACが相互に並列に接続される。また、キャパシタC1とキャパシタC2との間に基本可変抵抗VRが接続され、キャパシタC2とキャパシタC3との間に抵抗R3が接続される。
【0032】
可変抵抗VR1のシャフト(調節つまみ)114は、図2bに示すように、ケース113の外部に取り付けられ、交流負荷に印加される電圧を外部で容易に調節できるようにする。この際、保護抵抗R2を可変抵抗VR1と直列に連結してトライアックTRIACへ過電流が流れることを防止する。
【0033】
一般に、負荷の種類が変わると、電圧帯域が変わるため、負荷の種類に適合する可変抵抗値に取り替えなければならない。可変抵抗VR1も部品状態で内蔵されるため、使用者が容易に取り替えることは困難である。
【0034】
図3aは、交流負荷変圧器110の他の実施の形態を説明するための回路図である。上述の欠点を解消するために、使用者が電圧帯域を容易に調節できるように構成されている。
【0035】
図3aの交流負荷変圧器110は、基本的に、図2aの交流負荷変圧器110に、直列連結された保護抵抗Rxと半固定可変抵抗VR2とからなる広帯域電圧調節部111が付加される。直列に連結された保護抵抗Rx及び半固定可変抵抗VR2は、可変抵抗VR1及び保護抵抗R2に並列に付加される。この際、他の方法として、広帯域電圧調節部111の保護抵抗Rxを使用せず、半固定可変抵抗VR2を可変抵抗VR1に並列に連結することもできる。
【0036】
半固定可変抵抗VR2のシャフト117は、図3bに示すように、ケース113の外部に装着し又はケース113の内部に装着するが、シャフト117を調節用ドライバーで回転させることができるように、図3cのようにケース113に孔118を設けてもよい。
【0037】
広帯域電圧調節部111を付加することにより、例えば電灯が負荷へ連結される場合には可変抵抗VR1の最小回転位置付近が調節帯域となり、ファンが負荷へ連結される場合には可変抵抗VR1の最大回転位置付近が調節帯域となる方式で、負荷に応じて変圧帯域幅を容易に変更することができる。これは可変抵抗VR1を最小抵抗値に位置させ、ケース113の外部で半固定可変抵抗VR2を調節して交流負荷の動作時点を調節した後、可変抵抗VR1のみで動作電圧を調節することができるので、様々な交流負荷に対する広帯域電圧調節が可能となる。
【0038】
図4は、直流負荷変圧器120の実施の形態を説明するための回路図である。
【0039】
図3aと同一の方式で広帯域電圧調節部121が付加され、交流電源及び電圧調節部122の出力端子はトランスフォーマ123の1次側に連結され、トランスフォーマ123の2次側は直流整流回路124を介して直流負荷に連結される。
【0040】
可変抵抗VR1のシャフト(調節つまみ)114は、図2bのように、ケース113の外部に取り付け、交流負荷にかかる電圧を外部で容易に調節できるようにする。半固定可変抵抗VR2のシャフト117も、図3bのように、ケース113の外部に装着し又はケース113の内部に装着するが、シャフト117を調節用ドライバーで回転させることができるように、図3cのようにケース113に孔118を設けることができる。
【0041】
可変抵抗VR1を最小抵抗値に位置させ、ケースの内部に装着された半固定可変抵抗VR2のシャフトを用いて負荷の最小動作時点を調節することにより、負荷に応じて直流電圧を適切に調節することができ、直流負荷に対する広帯域電圧を調節することができる。
【0042】
図5は、電源部131の実施の形態を説明するための回路図である。
【0043】
負荷点滅制御器130の動作のための電源電圧Vccを提供する電源部131は、スイッチSWの動作に応じて交流入力電圧(例えば、220V)を降下させるダウントランスフォーマT1と、ダウントランスフォーマT1の2次側に連結された整流回路BD1と、整流回路BD1の出力を定電圧にする定電圧回路U7とから構成される。整流回路BD1は、例えば、ブリッジダイオードを用いた両波整流回路、単一整流ダイオードを用いた半波整流回路、ツェナーダイオード等を用いた定電圧回路等を利用することができ、定電圧回路U7は、定電圧IC(例えばLM7809)等を用いて構成することができる。
【0044】
図6は、主オンオフ調節部132の詳細回路図である。図6によれば、タイマ集積回路U1のリセット端子RESETとタイマ集積回路U2のリセット端子RESETとを信号入力として用い、このような連結が本発明に係る核心構成中の一つである。
【0045】
タイマ集積回路U1は、ディスチャージ端子DISCH、スレショルド端子THRES及びトリガ端子TRIGに連結されているキャパシタCa及び可変抵抗Raの時定数に応じてオンタイムの長さの信号を出力する。タイマ集積回路U1の出力信号に応じて動作するトランジスタTR1とリレーRelay1のコイルRL1とによってロー状態の信号がタイマ集積回路U2をリセットさせる。この際の出力波形をt1と表記し、可変抵抗Raを調節することにより、オン時間t1を調節することができる。
【0046】
タイマ集積回路U2は、ディスチャージ端子DISCH、スレショルド端子THRES及びトリガ端子TRIGに連結されているキャパシタCc及び可変抵抗Rcの時定数に応じてオフタイムの長さの信号を出力する。タイマ集積回路U2の出力信号に応じて動作するトランジスタTR2と負荷抵抗RL2とによってロー状態の信号がタイマ集積回路U1をリセットさせる。この際の出力波形をt2と表記し、可変抵抗Rcを調節することにより、オフ時間t2を調節することができる。
【0047】
また、タイマ集積回路U1の出力信号は起動部134のタイマ集積回路U5のトリガTRIG入力端子に供給され、タイマ集積回路U2の出力信号は起動部134のタイマ集積回路U6のトリガTRIG入力端子に供給されることにより、起動部134を動作させる。
【0048】
従来は、オン及びオフ時間が同一に設定される場合、極めて稀ではあるが、電源を供給する瞬間に同一の位相及び周期の入力が集積回路のトリガ端子TRIGに同時に入力できるため、同一の位相及び周期のオン及びオフ信号を出力しながら集積回路をトリガさせることができなくなることにより発振が停止する、即ち、パニック(Panic)現象が発生するという致命的な問題点があった。
【0049】
ところが、本発明の好適な実施の形態に係る主オンオフ調節部132は、電源が供給されると、可変抵抗Raによる時間の間、リレーRL1を動作させると同時にタイマ集積回路U2をリセットさせ、その後リレーRL1の動作が停止すると同時にタイマ集積回路U2のリセットを解除してタイマ集積回路U2を動作させる。これと同時に、可変抵抗Rcによる時間の間、負荷RL2を動作させ、タイマ集積回路U1をリセットさせる。このような構成及び作用によってタイマ集積回路U1及びU2が交互にリセットされながら発振を行うので、従来の方法の致命的な問題点であるパニック現象を根本的に防止することができる。従って、主オンオフ調節部132は、電源が供給されると、オン時間とオフ時間とを個別的に調節することが可能な発振器として動作する。例えば、0.1秒から3分までのオン及びオフ時間を個別的に調節することができる。
【0050】
図7は、副オンオフ調節部133の実施の形態を説明するための回路図である。図7によれば、タイマ集積回路U3のリセット端子RESETとタイマ集積回路U4のリセット端子RESETとを信号入力端子として使用し、このような連結が本発明に係る核心構成中の他の一つである。タイマ集積回路U3は、ディスチャージ端子DISCH、スレショルド端子THRES及びトリガ端子TRIGに連結されているキャパシタCd及び可変抵抗Rdの時定数に応じてオンタイムの長さの信号を出力する。タイマ集積回路U3の出力信号に応じて動作するトランジスタTR3とリレーRelay2のコイルRL3とによってロー状態の信号がタイマ集積回路U4をリセットさせる。この際、出力波形をt3と表記し、可変抵抗Rdを調節することによりオン時間t3を調節することができる。
【0051】
タイマ集積回路U4は、ディスチャージ端子DISCH、スレショルド端子THRES及びトリガ端子TRIGに連結されているキャパシタCe及び可変抵抗Reの時定数に応じてオフタイムの長さの信号を出力する。タイマ集積回路U4の出力信号に応じて動作するトランジスタTR4とリレーRelay3のコイルRL4とによってロー状態の信号がタイマ集積回路U3をリセットさせる。この際、出力波形をt4と表記し、可変抵抗Reを調節することによりオフ時間t4を調節することができる。この際、リレーRelay2及びRelay3の接点の連結は、リレー接点部140で説明する。
【0052】
結果的に、本発明の好適な実施の形態に係る副オンオフ調節部133は、電源が供給されると、可変抵抗Rdによる時間の間リレーコイルRL3を動作させると同時にタイマ集積回路U4をリセットさせ、その後リレーコイルRL3の動作が停止すると同時にタイマ集積回路U4のリセットを解除してタイマ集積回路U4を動作させる。これと同時に、可変抵抗Reによる時間の間リレーコイルRL4を動作させ、タイマ集積回路U3をリセットさせる。このような構成及び作用によってタイマ集積回路U3及びU4が交互にリセットされながら発振するので、従来の致命的な問題点であるパニック現象を根本的に防止することができる。従って、副オンオフ調節部133は、電源が供給されると、オン時間とオフ時間とを個別的に調節することが可能な発振器として作用する。例えば、0.1秒から10分までのオン及びオフ時間を個別的に調節することができる。
【0053】
図8aは、起動部134の実施の形態を説明するための回路図である。主オンオフ調節部132のタイマ集積回路U1から提供されるローパルス状態の出力信号が起動部134のキャパシタC7と抵抗R7とによってタイマ集積回路U5のトリガ端子TRIGに入力される。ディスチャージ端子DISCH及びスレショルド端子THRESに連結されている可変抵抗Rf及びキャパシタCfの時定数によるオンタイムの長さの出力がタイマ集積回路U5の出力端子outを介してリレーRelay4のコイルRL5を動作させる。この際の出力波形をt5と表記し、リレーの接点の連結はリレー接点部140で説明する。
【0054】
主オンオフ調節部132のタイマ集積回路U2から提供されるローパルス状態の出力信号も、起動部134のキャパシタC8と抵抗R8とによってタイマ集積回路U6のトリガ端子TRIGに入力される。ディスチャージ端子DISCHとスレショルド端子THRESとに連結されている可変抵抗Rg及びキャパシタCgの時定数によるオンタイムの長さの出力がタイマ集積回路U6の出力端子Outを介してリレーRelay5のコイルRL6を動作させる。
【0055】
結果として、本発明の好適な実施の形態に係る起動部134は、タイマ集積回路U1及びタイマ集積回路U2の出力信号を1個ずつ受け入れて可変抵抗Rf及びRgの調節によるオン時間にリレーRelay4とリレーRelay5とを動作させ、交流負荷150及び直流負荷151、152、153、254に一時的に高電圧を印加して交流及び直流負荷を起動させる役割を果たす。例えば、DC12Vで駆動される直流モータを、6Vに該当する回転数で駆動させようとする場合、初期から6Vを供給すると、モータは起動しない。従って、初期に12Vを供給してモータが起動するようにした後、6Vを供給すると、所望の回転数に制御することができる。このような交流及び直流負荷の起動(トリガ)方式が本発明に係る核心構成中の一つである。
【0056】
図8bは、本発明に使用されるリレーを説明するための回路図である。Relay xと表記される部分がリレーの接点側であり、リレーコイルRLxのxはリレー番号に該当する数字である。Com(Common)はリレーの中間接点且つ共通接点であり、N.C(Normal Cross)は非動作時に共通接点と接続される接点であり、N.O(Noraml Open)は動作時に共通接点と接続される接点である。本発明では、総てのリレーを上記表記法で表示し、下記の図面では接点の名称を省略する。
【0057】
図9aは、起動部134に適用されるタイマ集積回路を用いた単安定(Monostable)発振回路の回路図、図9bは、順次入力の場合の単安定発振回路の出力波形を示す図である。
【0058】
タイマ集積回路U1のトリガ端子TRIGに信号Inputが入力されると、ディスチャージ端子DISCH及びスレショルド端子THRESに連結されている可変抵抗Ra及びキャパシタCの時定数によるオンタイムの長さの出力が出力端子Outを介して出力され、定負荷RLを動作させる。この際の出力波形は、図9bのt1のようになる。順次入力がある場合、入力信号Inputがローからハイに変わるとき、ローエッジから可変抵抗Ra及びキャパシタCの時定数によるオンタイムの長さの出力が出力端子Outを介してt1のような波形で出力される。従って、入力信号Inputが一つであれば、t1の出力信号も一つ出力され、入力信号Inputが連続的であれば、t1の出力信号も連続的に出力されることにより、発振器として動作する。可変抵抗Raを調節すると、オン及びオフ時間が個別的に調節されずに比例して調節される。
【0059】
図10は、リレー接点部140の実施の形態を説明するための回路図である。連結関係の理解を助けるために、交流負荷変圧器110と直流負荷変圧器120も一緒に示したが、この部分の詳細な説明は図3a及び図4において上述したので、リレー接点部140に局限して説明する。
【0060】
リレー接点部140は、手動スイッチSW、接点を有する交流リレーRelay6〜Relay7、及び、負荷点滅制御器130により制御するリレーRelay1〜Realy5を備えている。
【0061】
手動スイッチSWをオンさせると、リレーRelay6の接点が下側に接続され、変圧していない交流電源電圧が交流負荷150に印加される。また、リレーRelay7の接点が下側に接続され、変圧していない直流電圧が直流負荷151〜154に印加される。この際、直流負荷151〜154は、リレーRelay1〜Relay3の接点の接続に応じてオン及びオフされる。
【0062】
手動スイッチSWをオフさせると、リレーRelay6の接点が上側に接続され、交流負荷変圧器110の調節によって変圧された交流電圧が交流負荷150に印加される。また、リレーRelay7の接点が上側に接続され、直流負荷変圧器120の調節によって変圧された直流電圧が直流負荷151〜154に印加される。この際、直流負荷151〜154はリレーRelay1〜Relay3の接点の接続によってオン及びオフされる。
【0063】
一方、起動部134の制御によってリレーRelay4又はRelay5の接点が下側に接続されている時間だけ手動スイッチSWをオンさせたような動作を行うが、交流負荷150と直流負荷151〜154とに、変圧していない交流電圧と直流電圧とを印加して、初期起動(トリガ)を行わせる。従って、交流及び直流負荷、例えば最小仕様より低い電圧で交流又は直流ファンを駆動させようとする場合にも、ファンの初期起動が可能となる。また、リレーRelay1〜Relay3の連結組み合わせと負荷点滅制御器130のオン及びオフ時間を調節すると、4つのチャネルとして存在する直流負荷151〜154を個別的にオン及びオフさせることができる。
【0064】
上述の回路図は、本発明に係る負荷制御装置の好適な実施の形態を示したものであって、回路の連結方法及びチャネル数の加減は本発明の思想の範囲内において多様に変更できる。
【0065】
図11は、本発明に係る負荷制御装置の出力波形を示す。
【0066】
直流負荷151、152、153、154は個別的に駆動され、大きい電圧、小さい幅のパルスAが毎オン時間初期に現れることを示し、このパルスAは直流負荷の初期起動のために起動部134から供給されるものであり、駆動初期に、変圧していない電圧が印加されることを示す。
【0067】
以上、詳細な説明及び図面によって本発明の最適な実施の形態を開示した。特定の用語が使用されたが、これは単に本発明を説明するための目的で使用されたもので、意味の限定又は特許請求の範囲に記載の本発明の範囲を制限するために使用されたものではない。従って、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、これから様々な変形及び均等な他の実施の形態が可能であることを理解できよう。従って、本発明の真正な技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】本発明の実施の形態に係る負荷制御装置を説明するためのブロック図である。
【図2a】図1に示した交流負荷変圧器の実施の一形態を説明するための回路図である。
【図2b】図2aに示した可変抵抗の構成例を示す斜視図である。
【図3a】図1に示した交流負荷変圧器の他の実施の形態を説明するための回路図である。
【図3b】図3aに示した可変抵抗の構成例を示す斜視図である。
【図3c】図3aに示した可変抵抗の構成例を示す斜視図である。
【図4】図1に示した直流負荷変圧器の実施の形態を説明するための回路図である。
【図5】図1に示した電源部を説明するための回路図である。
【図6】図1に示した主オンオフ調節部を説明するための回路図である。
【図7】図1に示した副オンオフ調節部を説明するための回路図である。
【図8a】図1に示した起動部を説明するための回路図である。
【図8b】本発明に使用されるリレーを説明するための回路図である。
【図9a】図8aの起動部に適用される発振回路の回路図である。
【図9b】図9aを説明するための出力波形図である。
【図10】図1に示したリレー接点部を説明するための回路図である。
【図11】本発明に係る負荷制御装置の出力波形図である。
【符号の説明】
【0069】
110 交流負荷変圧器
111,121 広帯域電圧調節部
112,122 電圧調節部
113 ケース
114,117 シャフト
118 孔
120 直流負荷変圧器
123 トランスフォーマ
124 直流整流回路
130 負荷点滅制御器
131 電源部
132 主オンオフ調節部
133 副オンオフ調節部
134 起動部
140 リレー接点部
150 交流負荷
151,152,153,154 直流負荷

【特許請求の範囲】
【請求項1】
交流電源の供給を受けて多数の直流負荷を駆動させるための電圧を出力し、前記負荷に適合するように変圧帯域幅を調節することが可能な直流負荷変圧器と、
オンタイム及びオフタイムの長さの信号を出力し、前記オンタイム及びオフタイムの長さを個別的に調節することが可能な主オンオフ調節部と、
前記主オンオフ調節部の出力信号と異なる周期を有するオンタイム及びオフタイムの長さの信号を出力し、前記オンタイム及びオフタイムの長さを調節することが可能な副オンオフ調節部と、
前記主オンオフ調節部及び副オンオフ調節部から入力される信号に応じて前記直流負荷の初期起動のための信号を出力する起動部と、
前記主オンオフ調節部及び副オンオフ調節部の出力信号に応じて前記直流負荷変圧器から供給される電圧が前記直流負荷へ供給されるようにし、前記直流負荷の初期起動時に前記起動部から供給される信号に応じて前記直流負荷へ初期起動電圧が供給されるようにするリレー接点部と、
を備えていることを特徴とする負荷制御装置。
【請求項2】
前記交流電源の供給を受けて交流負荷を駆動させるための電圧を出力し、前記負荷に適合するように変圧帯域幅を調節することが可能な交流負荷変圧器をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の負荷制御装置。
【請求項3】
前記変圧帯域幅は半固定可変抵抗により調節し、前記可変抵抗のシャフトは、ケースの外部に取り付けられているか、又は、ドライバを用いて前記可変抵抗の抵抗値を調節できるように前記ケースに孔が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の負荷制御装置。
【請求項4】
前記変圧帯域幅は半固定可変抵抗により調節し、前記可変抵抗のシャフトは、ケースの外部に取り付けられているか、又は、ドライバを用いて前記可変抵抗の抵抗値を調節できるように前記ケースに孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の負荷制御装置。
【請求項5】
前記直流負荷変圧器は、
前記交流電源の変圧帯域幅を調節することが可能な電圧調節部と、
前記交流電源及び前記電源調節部の出力端子に1次側が連結されたトランスフォーマと、
前記トランスフォーマの2次側電圧を直流に変化させて前記直流負荷を駆動させるための電圧を出力する整流回路と、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の負荷制御装置。
【請求項6】
前記主オンオフ調節部は、
第1タイマ集積回路と、
前記第1タイマ集積回路のディスチャージ端子、スレショルド端子及びトリガ端子に連結され、前記オンタイムの長さのための時定数を提供する第1キャパシタ及び第1可変抵抗と、
前記第1タイマ集積回路の出力信号に応じて動作する第1トランジスタと、
電源電圧と前記第1トランジスタとの間にコイルが接続されたリレーと、
前記第1トランジスタの出力によってリセットされる第2タイマ集積回路と、
前記第2タイマ集積回路のディスチャージ端子、スレショルド端子及びトリガ端子に連結され、前記オフタイムの長さのための時定数を提供する第2キャパシタ及び第2可変抵抗と、
前記第2タイマ集積回路の出力信号に応じて動作し、前記第1タイマのリセットのための信号を出力する第2トランジスタと、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の負荷制御装置。
【請求項7】
前記副オンオフ調節部は、
第1タイマ集積回路と、
前記第1タイマ集積回路のディスチャージ端子、スレショルド端子及びトリガ端子に連結され、前記オンタイムの長さのための時定数を提供する第1キャパシタ及び第1可変抵抗と、
前記第1タイマ集積回路の出力信号に応じて動作する第1トランジスタと、
電源電圧と前記第1トランジスタとの間にコイルが接続されたリレーと、
前記第1トランジスタの出力によってリセットされる第2タイマ集積回路と、
前記第2タイマ集積回路のディスチャージ端子、スレショルド端子及びトリガ端子に連結され、前記オフタイムの長さのための時定数を提供する第2キャパシタ及び第2可変抵抗と、
前記第2タイマ集積回路の出力信号に応じて動作し、前記第1タイマのリセットのための信号を出力する第2トランジスタと、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の負荷制御装置。
【請求項8】
前記起動部は、
トリガ端子を介して、前記主オンオフ調節部の第1タイマ集積回路から供給される信号の入力を受信する第1タイマ集積回路と、
前記第1タイマ集積回路のディスチャージ端子及びスレショルド端子に連結され、オンタイムの長さのための時定数を提供する第1キャパシタ及び第1可変抵抗と、
前記第1タイマ集積回路の出力信号に応じて動作する第1トランジスタと、
電源電圧と前記第1トランジスタとの間にコイルが接続された第1リレーと、
トリガ端子を介して、前記主オンオフ調節部の第2タイマ集積回路から供給される信号の入力を受信する第2タイマ集積回路と、
前記第2タイマ集積回路のディスチャージ端子及びスレショルド端子に連結され、オンタイムの長さのための時定数を提供する第2キャパシタ及び第2可変抵抗と、
前記第2タイマ集積回路の出力信号に応じて動作する第2トランジスタと、
電源電圧と前記第2トランジスタとの間にコイルが接続された第2リレーと、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の負荷制御装置。
【請求項9】
前記負荷は、ファン、電灯又はモータであることを特徴とする請求項1に記載の負荷制御装置。

【図1】
image rotate

【図2a】
image rotate

【図2b】
image rotate

【図3a】
image rotate

【図3b】
image rotate

【図3c】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8a】
image rotate

【図8b】
image rotate

【図9a】
image rotate

【図9b】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2006−31667(P2006−31667A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−368235(P2004−368235)
【出願日】平成16年12月20日(2004.12.20)
【出願人】(596180076)韓國電子通信研究院 (733)
【氏名又は名称原語表記】Electronics and Telecommunications Research Institute
【住所又は居所原語表記】161 Kajong−dong, Yusong−gu, Taejon korea
【Fターム(参考)】