説明

通話機器の押しボタン装置

【課題】押しボタンを取り付ける際に破損等が生じる心配がなく、取付作業が容易である上、押圧力の変更にそれほど大きな設計変更を必要としない通話機器の押しボタン装置を提供する。
【解決手段】押しボタン7をネジ止めにより前ケース2の後面に固定するとともに、押しボタン7において操作部11とネジ孔15との間となる位置に支点リブ13、13を設け、該支点リブ13、13を前ケース2の後面と回路基板9とで前後から挟み込むことにより、支点リブ13、13の突設位置を支点として押しボタン7を押し込み操作可能に取り付けた。したがって、押しボタン7の取付時にたとえば帯片12を撓ませたりする必要がなく、押しボタン7の破損を心配する必要がないため、押しボタン7の取付作業、ひいては玄関子機1の組み立て作業を非常に容易に行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターホンや電話機等の通話機器に使用される押しボタン装置に関し、特にケース内側に組み付けて、押しボタン部をケース開口部から露出させた押しボタン装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、インターホンや電話機等の通話機器には、押し込み操作することにより内部スイッチをオン/オフ動作させる比較的操作面の大きな押しボタンが使用されている。このような押しボタンを備えてなる従来の押しボタン装置は、押し込み操作される操作部から一対の帯片を突設し、該帯片の先端に左右外側へ軸部を設ける一方、機器ケースに軸部を軸支可能な軸受を設けて構成されており、押し込み操作により操作部が軸部を中心に回動し、操作部の背部に設けられたスイッチをオン/オフ動作させるようになっていた。
【0003】
また、軸部を軸受へ軸支させるに際しては、ケースの内側に、左右方向に所定の間隔を隔てて一対の壁部を対向状に突設して該壁部に軸孔を形成し、左右何れか一方の軸部を軸孔へ挿入又は係合させた後、他方の軸部については、帯片若しくは壁部を撓ませて軸孔へ挿入又は係合させていた(たとえば特許文献1)。
そして、このような構造により、軸受を形成した壁部が押しボタンの軸方向である左右方向でのガタ付きを防止し、押しボタンの良好な押し込みを図っていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−228590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の押しボタン装置では、上述したように軸部を軸孔へ挿入又は係合させる際に帯片若しくは壁部を撓ませなければならない。したがって、撓ませた際に帯片や壁部が破損してしまうおそれがあるし、そのような破損に注意しながら一々帯片若しくは壁部を撓ませなければならないとなると取付作業が非常に煩わしいという問題がある。
また、押しボタンを操作する際の押圧力は、押しボタンに一体的に設けられた弾性片の弾性力等により決定されるが、押圧力を調整したい場合には、この弾性片の長さや形状を変更して弾性力を変更する必要があり、大きな設計変更が必要であった。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、押しボタンを取り付ける際に破損等が生じる心配がなく、取付作業が容易である上、押圧力の変更にそれほど大きな設計変更を必要としない通話機器の押しボタン装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、通話機器ケースの前面を構成する前ケースに設けられた押しボタンの後方への押し込み操作に伴い、通話機器ケースの内部で押しボタンの後方に配置されたスイッチをオン/オフ動作させる通話機器の押しボタン装置であって、押しボタンは、通話機器ケースの前面に露出する操作部と、操作部から上下方向へ延びる帯片とを備えており、帯片の先端に、押しボタンを前ケースの後面に固定する固定部を設ける一方、帯片の操作部と固定部との間の所望の位置を支点とし、支点から前後方向へ支点リブを突設、若しくは、前ケースの後面又はスイッチを有する回路基板から支点へ向けて支点リブを突設して、支点リブを介して支点を前ケースの後面とスイッチを有する回路基板の前面とにより挟み込んだ状態で押しボタンを設けたことを特徴とする。
この構成によれば、押しボタンに、通話機器ケースの前面に露出する操作部と、操作部から上下方向へ延びる帯片とを備え、帯片の先端に、押しボタンを前ケースの後面に固定する固定部を設ける一方、帯片の操作部と固定部との間の所望の位置を支点とし、支点から前後方向へ支点リブを突設、若しくは、前ケースの後面又はスイッチを有する回路基板から支点へ向けて支点リブを突設して、支点リブを介して支点を前ケースの後面とスイッチを有する回路基板の前面とにより挟み込んだ状態で押しボタンを設けているため、押しボタンを押し込み操作可能に設けるに際して、たとえば帯片を撓ませたりする必要がなく、押しボタンの破損を心配する必要がない。したがって、押しボタンの取付作業、ひいては通話機器の組み立て作業を非常に容易に行うことができる。また、帯片における支点とする位置を帯片の操作部と固定部との間で変更する、すなわち帯片のどの位置を支点として前ケースの後面と回路基板とで挟み込むかを変更するだけで押しボタン操作時の押圧力を調整することができ、押圧力の調整に従来ほど大きな設計変更を必要としない。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、帯片の支点から後方へ支点リブを突設し、支点リブの先端を回路基板の前面に当接させた状態で押しボタンを設けたことを特徴とする。
この構成によれば、帯片の支点から後方へ支点リブを突設し、支点リブの先端を回路基板の前面に当接させた状態で押しボタンを設けているため、押しボタンを後方へ押し込み操作すると、支点リブの先端が回路基板の前面へ押し付けられて位置ズレしにくいため、支点が支点として作用しやすく、押し込み操作時における押しボタンの動作を安定させることができる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前ケースの後面から帯片の支点リブを設けた位置の前面側へ向けて、若しくは、帯片の支点リブを設けた位置の前面側から前ケースへ向けて支持リブを突設し、支持リブの先端を、帯片の前面、若しくは、前ケースの後面に当接させた状態で押しボタンを設けたことを特徴とする。
この構成によれば、押し込み操作時に帯片が該支持リブの当接位置、すなわち支点リブの突設位置を支点として撓みやすく、押し込み操作時における押しボタンの動作を一層安定させることができる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、押しボタンが、通話のためのスピーカに隣接して設けられており、帯片に、押しボタンを前ケースに固定するに伴い、スピーカの後面に当接してスピーカを設置状態で支持する押さえ片を設けたことを特徴とする。
この構成によれば、押しボタンを前ケースに固定するに伴い、押さえ片がスピーカの後面に当接してスピーカが設置状態で支持されるため、スピーカを設置状態で支持するための専用の部材(たとえば、ネジ孔を有するネジ止め部)を設ける必要がなく、構成の合理化を図ることができるし、スピーカの設置作業も容易となり、通話機器の組み立て作業を一層容易に行うことができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、押しボタンを押し込み操作可能に設けるに際して、たとえば帯片を撓ませたりする必要がなく、押しボタンの破損を心配する必要がないため、押しボタンの取付作業、ひいては通話機器の組み立て作業を非常に容易に行うことができる。また、帯片における支点位置を帯片の操作部と固定部との間で変更するだけで押しボタン操作時の押圧力を調整することができ、押圧力の調整に従来ほど大きな設計変更を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】インターホンの玄関子機を前面側から示した説明図である。
【図2】押しボタン及びスピーカを取り付けた状態にある前ケースを後方から示した説明図である。
【図3】押しボタン及び回路基板を取り付けた状態にある前ケースの支点リブの突設位置での上下方向断面を示した説明図である。
【図4】分解状態を示した説明図である。
【図5】押しボタンを前方から示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態となる通話機器の押しボタン装置について、図面にもとづき詳細に説明する。
【0014】
図1は、通話機器の一例であるインターホンの玄関子機1を前面側から示した説明図である。
玄関子機1は、前側に配置される前ケース2と、後側に配置される後ケース(図示せず)とで構成される本体ケースを有しており、この本体ケース内の上部には、通話のためのマイク4や来訪者を撮影するためのカメラユニット5等が設置されている。また、本体ケース内の略中央部には、通話のためのスピーカ6が設置されており、該スピーカ6の下方に、押しボタン7が押し込み操作可能に備えられている。このような玄関子機1は、住戸の玄関の壁面等に設置されており、来訪者によって押しボタン7が押し込み操作されると、図示しない居室親機を呼び出すとともに、カメラユニット5を作動させて来訪者を撮影する。その後、居室親機において応答操作がなされると、居室親機との間で通話可能となる。
【0015】
ここで、本発明の要部となる押しボタン装置について、図2〜図5をもとに説明する。図2は、押しボタン7及びスピーカ6を取り付けた状態にある前ケース2を後方から示した説明図である。図3は、押しボタン7及び回路基板9を取り付けた状態にある前ケース2の支持リブ18の突設位置での上下方向断面を示した説明図である。図4は、分解状態を示した説明図である(スピーカ6については図示せず)。図5は、押しボタン7を前方から示した説明図である。
【0016】
押しボタン装置は、押しボタン7、該押しボタン7の取付機構、及び押しボタン7の操作に応じてオン/オフ動作するスイッチ8を備えた回路基板9とからなる。押しボタン7は、合成樹脂製の部材であって、前ケース2に開設された開口10から本体ケース外に露出し、来訪者によって押し込まれる操作部11と、操作部11の上縁部から上方へ突設される一対の帯片12、12と、各帯片12に設けられた支点リブ13と、帯片12、12の先端間に架設された押さえ片14とを備えている。操作部11は、後面が開口する箱状に形成されており、後面開口の周縁には鍔部11aが一体的に形成されている。そして、鍔部11a上縁の左右両端部から上方へ、帯片12、12が鍔部11aと一体的に突設されている。各帯片12の先端には、ネジ孔15が穿設されており、押しボタン7を前ケース2の後面へネジ止めする螺着部が設けられている。また、各帯片12の操作部11(鍔部11a)とネジ孔15との間となる位置には、支点リブ13が後方へ帯片12と一体的に突設されている。さらに、帯片12のネジ孔15同士を繋ぐように帯状の押さえ片14が帯片12、12と一体的に架設されており、該押さえ片14の略中央位置の前面には、後述するようにスピーカ6の後面に当接する緩衝部材16が貼着されている。
【0017】
一方、押しボタン7の取付機構は、前ケース2に設けられており、前ケース2の下部に開設され、上述したように操作部11を露出させるための開口10と、押しボタン7をネジ止めするためのネジ止め部17、17と、押しボタン7の特に帯片12、12を前面側から支持する支持リブ18、18とを備えてなる。各ネジ止め部17は、先端にネジ孔が刻設された柱状体として形成されており、前ケース2の後面で開口10よりも上方となる位置(すなわち、開口10内に操作部11を位置させた際、押しボタン7のネジ孔15と対応する位置)から後方へ前ケース2と一体的に突設されている。また、各支持リブ18は、前ケース2の後面で開口10と各ネジ止め部17との間となる位置から後方へ、これも前ケース2と一体的に突設されており、押しボタン7をネジ止めした際、各支持リブ18の先端面が支点リブ13の前面側となる位置に当接するようになっている。さらに、ネジ止め部17、17間には、円形のスピーカ6を設置するためのスピーカ設置部19が設けられている。
【0018】
また、回路基板9は、押しボタン7の後方に固定可能となっており、押しボタン7の略全体を覆うことができる大きさを有している。そして該回路基板9の前面には、操作部11の後方となる位置にスイッチ8が設けられているとともに、各支点リブ13が嵌入可能で、押しボタン7をネジ止めした際に各支点リブ13の先端面が底面(背面)に当接可能な凹部20が設けられている。
【0019】
上記押しボタン装置1は、スピーカ6をスピーカ設置部19に設置した後、開口10内に操作部11を位置させた状態でネジ止め部17、17へ押しボタン7をネジ止めするとともに、押しボタン7の後方に回路基板9を固定することにより組み立てられる。この組み立て状態において、押しボタン7は、支点リブ13、13の先端が回路基板9の前面に当接し、且つ、支持リブ18、18の先端が支点リブ13、13の前面側に当接した状態で、前ケース2の後面と回路基板9とにより前後から挟み込まれた状態となっている。したがって、操作部11を押し込むと、支点リブ13、13の先端が回路基板9に押さえ付けられ、支点リブ13、13の突設位置を支点として帯片12、12が後方へ撓み、操作部11がスイッチ8をオン/オフ動作させることになる。また、押しボタン7をネジ止めした状態において、押さえ片14の緩衝部材16は、スピーカ6の後面の略中心部に当接しており、スピーカ6を後方から支持している。
【0020】
以上のような構成を有する押しボタン装置1によれば、押しボタン7をネジ止めにより前ケース2の後面に固定するとともに、押しボタン7において操作部11とネジ孔15との間となる位置に支点リブ13、13を設け、該支点リブ13、13を前ケース2の後面と回路基板9とで前後から挟み込むことにより、支点リブ13、13の突設位置を支点として押しボタン7を押し込み操作可能に取り付けている。したがって、押しボタン7の取付時にたとえば帯片12を撓ませたりする必要がなく、押しボタン7の破損を心配する必要がないため、押しボタン7の取付作業、ひいては玄関子機1の組み立て作業を非常に容易に行うことができる。また、帯片12における支点リブ13、13の突設位置を変更するだけで押しボタン7操作時の押圧力を調整することができ、押圧力の調整に従来ほど大きな設計変更を必要としない。
【0021】
また、支点リブ13、13を帯片12、12から後方へ突設しており、各支点リブ13の先端を押しボタン7の後方に位置する回路基板9の前面に当接させる構成としているため、押しボタン7を後方へ押し込み操作すると、支点リブ13、13の先端が回路基板9の前面に押し付けられて位置ズレしにくいため、支点リブ13、13の突設位置が支点として作用しやすく、押し込み操作時における押しボタン7の動作を安定させることができる。
【0022】
さらに、前ケース2の後面から支持リブ18、18を後方へ突設しており、押しボタン7の取付状態において、各支持リブ18の先端を各帯片12の支点リブ13の前側となる位置に当接させているため、押し込み操作時に各帯片12が該支持リブ18の当接位置、すなわち支点リブ13の突設位置を支点として撓みやすく、押し込み操作時における押しボタン7の動作を一層安定させることができる。
【0023】
加えて、押しボタン7に押さえ片14を設けており、押しボタン7を取り付けた際に、押さえ片14がスピーカ6の後面に当接状態で位置し、スピーカ6をスピーカ設置部19内で支持可能としている。したがって、スピーカ6を固定するための専用の部材(たとえば、ネジ孔を有するネジ止め部)を設ける必要がなく、構成の合理化を図ることができるし、スピーカ6の取付作業も容易となり、玄関子機1の組み立て作業を一層容易に行うことができる。
【0024】
なお、本発明に係る通話機器の押しボタン装置は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、通話機器の構成は勿論、押しボタン7の取付に係る構成等を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
【0025】
たとえば、上記実施形態では、押しボタン7から支点リブ13、13を後方へ突設しているが、押しボタン7から前方へ支点リブ13、13を突設したり、前ケース2の後面や回路基板9の前面から押しボタン7の帯片12、12へ向けて支点リブ13、13を突設してもよく、支点リブ13をどの部材に設けるかについては適宜変更可能である。
また、支持リブ18、18については必ずしも設ける必要はなく、帯片12、12の前面を前ケース2の後面の表面に当接させて押しボタン7を取り付けるような構成を採用することも可能である。さらに、上記実施形態では支持リブ18、18を前ケース2の後面に設けているが、支持リブ18、18を帯片12、12から前ケース2の後面側へ突設してもよい。
さらに、上記実施形態では、押しボタン7の操作部11から上方へ一対の帯片12、12を設けているが、押しボタン7が前ケース2の略中央位置に設けられているような場合には、帯片12、12を操作部11から下方へ突設してもよいし、2つの帯片ではなく、幅広な1つの帯片を操作部から突設するような構成を採用することも可能である。
【0026】
さらにまた、押さえ片14の有無についても適宜変更可能であり、スピーカ6が押しボタン7に隣接していないような場合には押さえ片14を設ける必要はないし、スピーカ6が押しボタン7に隣接して設けられており、押さえ片を設けるとしても帯片12、12の先端間に架設するのではなく、各帯片12の先端部から隣接側へ舌片を突設し、一対の舌片によりスピーカ6を後方から支持するように構成することも可能である。
加えて、玄関子機1の押しボタン装置について説明しているが、本発明の押しボタン装置は、住戸内に設置するインターホン機器の居室親機や電話機器等の他の通話機器に対しても良好に適用することができる。
【符号の説明】
【0027】
1・・玄関子機(通話機器)、2・・前ケース、6・・スピーカ、7・・押しボタン、8・・スイッチ、9・・回路基板、11・・操作部、11a・・鍔部、12・・帯片、13・・支点リブ、14・・押さえ片、15・・ネジ孔(固定部)、16・・緩衝部材、17・・ネジ止め部、18・・支持リブ、19・・スピーカ設置部、20・・凹部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通話機器ケースの前面を構成する前ケースに設けられた押しボタンの後方への押し込み操作に伴い、前記通話機器ケースの内部で前記押しボタンの後方に配置されたスイッチをオン/オフ動作させる通話機器の押しボタン装置であって、
前記押しボタンは、前記通話機器ケースの前面に露出する操作部と、前記操作部から上下方向へ延びる帯片とを備えており、
前記帯片の先端に、前記押しボタンを前記前ケースの後面に固定する固定部を設ける一方、前記帯片の前記操作部と前記固定部との間の所望の位置を支点とし、前記支点から前後方向へ支点リブを突設、若しくは、前記前ケースの後面又は前記スイッチを有する回路基板から前記支点へ向けて支点リブを突設して、前記支点リブを介して前記支点を前記前ケースの後面と前記スイッチを有する回路基板の前面とにより挟み込んだ状態で前記押しボタンを設けたことを特徴とする通話機器の押しボタン装置。
【請求項2】
前記帯片の前記支点から後方へ支点リブを突設し、前記支点リブの先端を前記回路基板の前面に当接させた状態で前記押しボタンを設けたことを特徴とする請求項1に記載の通話機器の押しボタン装置。
【請求項3】
前記前ケースの後面から前記帯片の前記支点リブを設けた位置の前面側へ向けて、若しくは、前記帯片の前記支点リブを設けた位置の前面側から前記前ケースへ向けて支持リブを突設し、前記支持リブの先端を、前記帯片の前面、若しくは、前記前ケースの後面に当接させた状態で前記押しボタンを設けたことを特徴とする請求項2に記載の通話機器の押しボタン装置。
【請求項4】
前記押しボタンが、通話のためのスピーカに隣接して設けられており、
前記帯片に、前記押しボタンを前記前ケースに固定するに伴い、前記スピーカの後面に当接して前記スピーカを設置状態で支持する押さえ片を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の通話機器の押しボタン装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−175549(P2012−175549A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−37357(P2011−37357)
【出願日】平成23年2月23日(2011.2.23)
【出願人】(000100908)アイホン株式会社 (777)
【Fターム(参考)】