説明

連結式照明器具

【課題】特別な連結部品を用いることなく、照明器具同士を0度から直角(90度)の角度範囲で連結できる連結式照明器具を実現する。
【解決手段】長尺な器具本体56を構成する蓋部54の一端部に、同一円周上において180度間隔で対向配置された一対の長孔63a,63bを形成し、該一対の長孔63a,63bは、その中央位置Oが、器具本体56の長手方向中心線Xに対して45度の角度となるように配置すると共に、蓋部54の他端部に、他方の第1の連結式照明器具50Bの長孔63a,63b内に挿入されて長孔63a,63bの両端間を90度の範囲で移動可能と成された一対のコンタクトピン68a,68bを設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数の照明器具同士を連結することのできる連結式照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、店舗やオフィスの照明として、複数の長尺な照明器具同士を連結させてライン状に配置させたり、照明器具同士の連結角度を調整することにより所定の形状に配置させることが行われている。
複数の照明器具同士を連結するため、従来、例えば、実開平5−61215号「発光式標識装置及びその継手」(特許文献1)が提案されている。
この特許文献1においては、「両端に連結顎部22を有する複数個の発光ユニット2を、上記連結顎部22同士を連結する継手4によって所望の形状に連結したもの」が開示されている。
【0003】
上記特許文献1は、発光ユニット2の両端に設けた連結顎部22同士を連結する「継手4」を介して、複数個の発光ユニット2を連結すると共に、連結顎部22を所望の連結角度に設定できるものである。
しかしながら、特許文献1にあっては、発光ユニット2の連結及び連結角度の設定のため、発光ユニット2以外に、別途、特別な連結部品としての「継手4」が必要であることから、部品点数が多く構造が複雑であった。
【0004】
そこで、本出願人は、特願2009−65422号(特許文献2)において、特別な連結部品を用いることなく照明器具同士の連結及び連結角度の設定ができる連結式照明器具を提案した。
すなわち、図35〜図41に示す通り、この連結式照明器具10は、長尺な基板12と、該基板12の表面を覆う長尺な蓋部14を備えた器具本体16を有している。
【0005】
器具本体16を構成する上記基板12は導電材上に絶縁層を形成して構成されており、該基板12の表面には発光ダイオード(LED)20が所定間隔で配置されている。
上記蓋部14は透光性材料で構成されており、LED20の発光を透過させて外部へ放射できるようになっている。
【0006】
図35及び図41に示すように、器具本体16を構成する上記蓋部14の一端部には、器具本体16の長手方向に延びる円弧状の一対の長孔22a,22bが形成されている。上記一対の長孔22a,22bは、同一円周上において180度間隔で対向配置されており、また、その中心角は同一の90度と成されている。
尚、上記長孔22a,22b内に露出した基板12の表面には、上記LED20に接続された図示しない導体パターンが延設されている。
また、上記一対の長孔22a,22b間には、ネジ孔24が形成されている。
【0007】
さらに、上記蓋部14の他端部の底面には、導電材より成る一対のコンタクトピン26a,26bが取り付けられている。すなわち、図37に示すように、蓋部14の他端の底面には導電板28が取り付けられており、該導電板28の先端に形成した孔(図示せず)にコンタクトピン26a,26bを挿通固定している。
尚、上記導電板28の後端は、LED20に接続された図示しない導体パターン導体と接続されている。
また、上記蓋部14の他端部にもネジ孔30が形成されている。
【0008】
上記構成を備えた連結式照明器具10同士を連結するには、図42〜図45に示すように、一方の連結式照明器具10Aのコンタクトピン26a,26bを、他方の連結式照明器具10Bの長孔22a,22b内に挿入し、コンタクトピン26a,26bを導体パターン(図示省略)上に載置・接続する。
【0009】
そして、コンタクトピン26a,26bが長孔22,22内に挿入された状態で、コンタクトピン26a,26bを円弧状の長孔22a,22bに沿って移動させれば、一方の連結式照明器具10Aが回転するので連結角度を調整することができる。
すなわち、上記した通り、一対の円弧状の長孔22a,22bは、同一円周上において180度間隔で対向配置されると共に、中心角が90度と成されているので、図42及び図43に示すように、一対のコンタクトピン26a,26bを共に、長孔22,22の中央位置に配置すれば、連結式照明器具10A,10B同士をライン状に連結することができる。
【0010】
また、図44及び図45に示すように、一方のコンタクトピン26aを長孔22aの左端位置に配置すると共に、他方のコンタクトピン26bを長孔22bの右端位置に配置すれば、一方の連結式照明器具10Aを他方の連結式照明器具10Bに対して上方45度の角度で連結することができる。
さらに、図示は省略するが、一方のコンタクトピン26aを長孔22aの右端位置に配置すると共に、他方のコンタクトピン26bを長孔22bの左端位置に配置すれば、一方の連結式照明器具10Aを他方の連結式照明器具10Bに対して下方45度の角度で連結することができる。
【0011】
以上の通り、上記連結式照明器具10は、他方の連結式照明器具10Bの長孔22a,22b内に挿入された一方の連結式照明器具10Aのコンタクトピン26a,26bを、長孔22a,22bに沿って移動させて一方の連結式照明器具10Aを回転させることにより、特別な連結部品を用いることなく、90度の範囲で連結角度の調整を行うことができるようになっている。
【0012】
尚、一方の連結式照明器具10Aのコンタクトピン26a,26bを、他方の連結式照明器具10Bの長孔22a,22b内に挿入した状態においては、一方の連結式照明器具10Aのネジ孔30と他方の連結式照明器具10Bのネジ孔24とが連通するようになっている。
而して、上記方法で一方の連結式照明器具10Aと他方の連結式照明器具10Bとを所望の連結角度で連結した状態で、ネジ孔24,30にネジ32を螺合させて連結式照明器具10A,10B同士を固定するのである(図46)。
【特許文献1】実開平5−61215号
【特許文献2】特願2009−65422号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
出願人が提案した上記連結式照明器具10は、上方45度から下方45度に至る迄の90度の範囲で連結角度の調整が可能であるが、連結式照明器具10同士を「直角(90度)」に連結するものではなかった。
【0014】
本発明は、従来の上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特別な連結部品を用いることなく、照明器具同士を0度から直角(90度)の角度範囲で連結できる連結式照明器具を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の連結式照明器具は、
長尺な器具本体を有する連結式照明器具であって、
上記器具本体の一端部に、同一円周上において180度間隔で対向配置された一対の長孔を形成し、該一対の長孔は、その中央位置が、器具本体の長手方向中心線に対して45度の角度となるように配置されており、また、
上記器具本体の他端部に、他の連結式照明器具の上記長孔内に挿入されて長孔の左右両端間を90度の範囲で移動可能と成された一対の長孔挿入部材を形成して成り、
一方の長孔挿入部材を一方の長孔の右端位置に配置すると共に、他方の長孔挿入部材を他方の長孔の左端位置に配置した場合に、連結式照明器具同士が0度の角度で連結されると共に、一方の長孔挿入部材を一方の長孔の左端位置に配置すると共に、他方の長孔挿入部材を他方の長孔の右端位置に配置した場合に、連結式照明器具同士が90度の角度で連結されるよう構成したことを特徴とする。
【0016】
請求項2に記載の連結式照明器具は、請求項1に記載の連結式照明器具において、
上記器具本体の内部に光源が配置されており、また、
上記長孔内に、光源と電気的に接続された導体が延設されており、さらに、
上記長孔挿入部材が、光源と電気的に接続された導電材で構成されており、
上記導電材より成る長孔挿入部材は、他の連結式照明器具の長孔内に挿入されて上記導体と接続されることを特徴とする。
【0017】
請求項3に記載の連結式照明器具は、
長尺な器具本体を有する連結式照明器具であって、
上記器具本体の一端部に、所定角度で等間隔に配置された複数の円孔で構成され、同一円周上において180度間隔で対向配置された一対の円孔群を形成し、該一対の円孔群は、その中央位置が、器具本体の長手方向中心線に対して45度の角度となるように配置されており、また、
上記器具本体の他端部に、他の連結式照明器具の円孔群を構成する円孔内に挿入され、円孔群を構成する左端位置の円孔から右端位置の円孔迄の間を90度の範囲で移動可能と成された一対の円孔挿入部材を形成して成り、
一方の円孔挿入部材を、一方の円孔群の右端位置の円孔内に挿入すると共に、他方の円孔挿入部材を、他方の円孔群の左端位置の円孔内に挿入した場合に、連結式照明器具同士が0度の角度で連結されると共に、一方の円孔挿入部材を、一方の円孔群の左端位置の円孔内に挿入すると共に、他方の円孔挿入部材を、他方の円孔群の右端位置の円孔内に挿入した場合に、連結式照明器具同士が90度の角度で連結されるよう構成したことを特徴とする。
【0018】
請求項4に記載の連結式照明器具は、請求項3に記載の連結式照明器具において、
上記円孔群が、15度間隔で配置された7個の円孔で構成されていることを特徴とする。
【0019】
請求項5に記載の連結式照明器具は、請求項3又は4に記載の連結式照明器具において、
上記器具本体の内部に光源が配置されており、また、
上記円孔内に、光源と電気的に接続された導体が延設されており、さらに、
上記円孔挿入部材が、光源と電気的に接続された導電材で構成されており、
上記導電材より成る円孔挿入部材は、他の連結式照明器具の円孔内に挿入されて上記導体と接続されることを特徴とする。
【0020】
請求項6に記載の連結式照明器具は、請求項2又は5に記載の連結式照明器具において、
上記光源が発光ダイオードであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明の請求項1に記載の連結式照明器具は、長尺な器具本体の一端部に、同一円周上において180度間隔で対向配置された一対の長孔を形成し、該一対の長孔は、その中央位置が、器具本体の長手方向中心線に対して45度の角度となるように配置すると共に、蓋部の他端部に、他の連結式照明器具の長孔内に挿入されて長孔の左右両端間を90度の範囲で移動可能と成された一対の長孔挿入部材を設けて成り、一方の長孔挿入部材を一方の長孔の右端位置に配置すると共に、他方の長孔挿入部材を他方の長孔の左端位置に配置した場合に、連結式照明器具同士が0度の角度で連結されると共に、一方の長孔挿入部材を一方の長孔の左端位置に配置すると共に、他方の長孔挿入部材を他方の長孔の右端位置に配置した場合に、連結式照明器具同士が90度の角度で連結されるよう構成したので、特別な連結部品を用いることなく、0度から直角(90度)の範囲で連結式照明器具同士の連結及び連結角度の設定ができる。
【0022】
請求項2に記載の連結式照明器具の如く、請求項1に記載の連結式照明器具において、上記長孔内に、器具本体内部の光源と電気的に接続された導体が延設され、また、上記長孔挿入部材が、光源と電気的に接続された導電材で構成され、上記導電材より成る長孔挿入部材は、他の連結式照明器具の長孔内に挿入されて上記導体と接続されるよう構成すれば、連結式照明器具同士の電気的接続も実現することができる。
【0023】
本発明の請求項3に記載の連結式照明器具は、長尺な器具本体の一端部に、所定角度で等間隔に配置された複数の円孔で構成され、同一円周上において180度間隔で対向配置された一対の円孔群を形成し、該一対の円孔群は、その中央位置が、器具本体の長手方向中心線に対して45度の角度となるように配置すると共に、蓋部の他端部に、他の連結式照明器具の円孔群を構成する円孔内に挿入され、円孔群を構成する左端位置の円孔から右端位置の円孔迄の間を90度の範囲で移動可能と成された一対円孔挿入部材を設けて成り、一方の円孔挿入部材を、一方の円孔群の右端位置の円孔内に挿入すると共に、他方の円孔挿入部材を、他方の円孔群の左端位置の円孔内に挿入した場合に、連結式照明器具同士が0度の角度で連結されると共に、一方の円孔挿入部材を、一方の円孔群の左端位置の円孔内に挿入すると共に、他方の円孔挿入部材を、他方の円孔群の右端位置の円孔内に挿入した場合に、連結式照明器具同士が90度の角度で連結されるよう構成したので、特別な連結部品を用いることなく、0度から直角(90度)の範囲で連結式照明器具同士の連結及び連結角度の設定ができる。
しかも、各円孔群を構成する複数の円孔は所定角度で等間隔に配置されているので、他の連結式照明器具の円孔群を構成する円孔内に挿入する一の連結式照明器具の円孔挿入部材の挿入位置を変えることにより、連結角度を上記所定角度単位で容易に設定することができる。
【0024】
請求項4に記載の連結式照明器具の如く、請求項3に記載の連結式照明器具において、円孔群を15度間隔で配置された7個の円孔で構成した場合には、他の連結式照明器具の円孔群を構成する円孔内に挿入する一の連結式照明器具の円孔挿入部材の挿入位置を変えることにより、連結角度を15度単位で容易に設定することができる。
【0025】
請求項5に記載の連結式照明器具の如く、請求項3又は4に記載の連結式照明器具において、上記円孔内に、器具本体内部の光源と電気的に接続された導体が延設され、また、上記円孔挿入部材が、光源と電気的に接続された導電材で構成され、上記導電材より成る円孔挿入部材は、他の連結式照明器具の円孔内に挿入されて上記導体と接続されるよう構成すれば、連結式照明器具同士の電気的接続も実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、図面に基づき、本発明に係る連結式照明器具の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る第1の連結式照明器具50の平面図、図2は正面図、図3は底面図、図4は右側面図、図5は左側面図、図6は図1のA−A断面図、図7は図1のB−B断面図である。
本発明の第1の連結式照明器具50は、長尺な基板52と、該基板52の表面を覆う長尺な蓋部54を備えた器具本体56を有しており、該器具本体56は長尺で棒状の外観を呈している。
【0027】
器具本体56を構成する上記基板52はアルミニウム等の導電材上に樹脂等の絶縁層(図示省略)を形成して構成されており、該基板52の表面には、光源としての6個の発光ダイオード(LED)60が所定間隔で配置されている。また、6個のLED60は、表面を半田メッキされた銅等より成る導体パターン(図示せず)を介して直列接続されている。
尚、各LED60は、6個のLEDチップ(図示せず)を内蔵しており、これら6個のLEDチップは、2個づつ並列接続されて3組のLEDチップ群が構成されると共に、これら3組のLEDチップ群同士が直列接続されている。
上記蓋部54は、樹脂等より成る透光性材料で構成されており、LED60の発光を透過させて外部へ放射できるようになっている。
【0028】
図1及び図7に示すように、器具本体56を構成する上記蓋部54の一端部には、円弧状の一対の長孔63a,63bが形成されおり、該一対の長孔63a,63bは、同一円周上において180度間隔で対向配置され、また、その中心角は同一の略90度と成されている。
また、図8に示す通り、上記一対の長孔63a,63bは、その中央位置Oが、器具本体56の長手方向中心線Xに対して45度の角度となるように配置されている。
尚、上記長孔63a,63b内に露出した基板52の表面には、上記LED60に接続された図示しない導体としての導体パターンが延設されている。
また、上記一対の長孔63a,63b間には、ネジ孔66が形成されている。
【0029】
さらに、上記蓋部54の他端部の底面には、導電材より成る長孔挿入部材としての一対のコンタクトピン68a,68bが取り付けられている。すなわち、図3に示すように、蓋部54の他端の底面には導電板70が取り付けられており、該導電板70の先端に形成した孔(図示せず)にコンタクトピン68a,68bを挿通固定している。
上記コンタクトピン68aは、第1の連結式照明器具50同士を連結する際に、他の第1の連結式照明器具50の長孔63a内に挿入され、また、コンタクトピン68bは、第1の連結式照明器具50同士を連結する際に、他の第1の連結式照明器具50の長孔63b内に挿入されるものである。
上記コンタクトピン68a,68bは、図9に示す如く、筒状体71の内部にスプリング72を内蔵すると共に、該スプリング72に接続され、上記筒状体71に挿通可能な先端部73を有しており、上記先端部73が押圧されるとスプリング72が圧縮されるようになっている。
尚、上記導電板70の後端は、LED60に接続された図示しない導体パターンと接続されている。
また、上記蓋部54の他端部にもネジ孔76が形成されている。
【0030】
上記第1の連結式照明器具50同士の連結及び連結角度の調整は、一方の第1の連結式照明器具50のコンタクトピン68a,68bを他方の第1の連結式照明器具50の長孔63a,63b内に挿入すると共に、コンタクトピン68a,68bを円弧状の長孔63a,63bに沿って移動させることにより行われるものである。
【0031】
すなわち、上記構成を備えた本発明の第1の連結式照明器具50同士を連結するには、図10〜図12に示すように、一方の第1の連結式照明器具50Aのコンタクトピン68a,68bを、他方の第1の連結式照明器具50Bの長孔63a,63b内に挿入し、コンタクトピン68a,68bを導体パターン(図示省略)上に載置・接続する。
【0032】
そして、コンタクトピン68a,68bが長孔63a,63bに挿入された状態で、コンタクトピン68a,68bを円弧状の長孔63a,63bに沿って移動させれば、一方の第1の連結式照明器具50Aが回転するので連結角度を調整することができるのである。
而して、コンタクトピン68a,68bは、長孔63a,63bの一端から他端の間を移動するものであるが、本発明のコンタクトピン68a,68bは長孔63a,63bの左右両端間を90度の範囲で移動可能となっている。この結果、一方の連結式照明器具50Aのコンタクトピン68a,68bを、他方の第1の連結式照明器具50Bの長孔63a,63bに沿って90度の範囲で移動させることにより、90度の範囲で連結角度の調整を行うことができるのである。
【0033】
すなわち、図13及び図14に示すように、一方のコンタクトピン68aを一方の長孔63aの右端位置に配置すると共に、他方のコンタクトピン68bを他方の長孔63bの左端位置に配置すれば、第1の連結式照明器具50A,50B同士を0度の角度でライン状に連結することができる。
また、図15及び図16に示すように、一方のコンタクトピン68aを一方の長孔63aの左端位置に配置すると共に、他方のコンタクトピン68bを他方の長孔63bの右端位置に配置すれば、一方の連結式照明器具50Aを他方の連結式照明器具50Bに対して上方90度(直角)の角度で連結することができる。
【0034】
以上の通り、本発明の第1の連結式照明器具50は、他方の連結式照明器具50Bの長孔63a,63b内に挿入された一方の連結式照明器具50Aのコンタクトピン68a,68bを、長孔63a,63bに沿って移動させて一方の第1の連結式照明器具50Aを回転させることにより、0度から上方90度に至る90度の範囲で連結角度の調整を行うことができるのである。
【0035】
尚、一方の第1の連結式照明器具50Aのコンタクトピン68a,68bを、他方の第1の連結式照明器具50Bの長孔63a,63b内に挿入した状態においては、一方の第1の連結式照明器具50Aのネジ孔76と他方の第1の連結式照明器具50Bのネジ孔66とが連通するようになっている。
而して、上記方法で一方の第1の連結式照明器具50Aと他方の第1の連結式照明器具50Bとを所望の連結角度で連結した状態で、ネジ孔76,66にネジ78を螺合させて第1の連結式照明器具50A,50B同士を固定するのである(図17)。
尚、第1の連結式照明器具50同士の固定手段としては上記ネジ78だけでなく、例えば、図示しないブッシュを介して第1の連結式照明器具50同士を固定したり、或いは、一方の第1の連結式照明器具50Aと他方の第1の連結式照明器具50Bの夫々に相互に係合する係合爪を設けて固定するようにしても良い。
【0036】
上記の通り、長孔63a,63b内に露出した基板52の表面には、LED60に接続された導体パターンが延設され、また、コンタクトピン68a,68bは、LED60に接続された導体パターンと接続する導電板70に固定されている。
従って、コンタクトピン68a,68bを長孔63a,63b内に挿入して導体パターン上に載置・接続した状態で、ネジ78を介して第1の連結式照明器具50同士を連結すると、一方の第1の連結式照明器具50AのLED60−導体パターン−導電板70−コンタクトピン68a,68b−他方の第1の連結式照明器具50Bの導体パターン−LED60とが電気的に接続され、第1の連結式照明器具50同士の電気的接続を実現できる。
【0037】
上記コンタクトピン68a,68bは、スプリング72が圧縮することにより、先端部73が導体パターン方向への付勢力を持った状態で導体パターンに圧接されるので接続強度が大きい。
尚、図18に示すように、上記コンタクトピン68a,68bに代えて、先端にバネ性の有るコンタクト部70aを有する導電板70を用いても良い。この場合も、長孔63a,63b内に挿入された導電板70のコンタクト部70aが導体パターン方向への付勢力を持った状態で導体パターンに圧接されるので接続強度が大きい。
【0038】
上記第1の連結式照明器具50Aにあっては、器具本体56を構成する蓋部54の一端部に、同一円周上において180度間隔で対向配置された一対の長孔63a,63bを形成し、該一対の長孔63a,63bは、その中央位置Oが、器具本体56の長手方向中心線Xに対して45度の角度となるように配置すると共に、蓋部54の他端部に、他方の第1の連結式照明器具50Bの長孔63a,63b内に挿入されて長孔63a,63bの両端間を90度の範囲で移動可能と成された一対のコンタクトピン68a,68bを設けて成り、一方のコンタクトピン68aを一方の長孔63aの右端位置に配置すると共に、他方のコンタクトピン68bを他方の長孔63bの左端位置に配置した場合に、第1の連結式照明器具50A,50B同士が0度の角度で連結されると共に、一方のコンタクトピン68aを一方の長孔63aの左端位置に配置すると共に、他方のコンタクトピン68bを他方の長孔63bの右端位置に配置した場合に、一方の連結式照明器具50Aが他方の連結式照明器具50Bに対して90度(直角)の角度で連結されるよう構成したので、特別な連結部品を用いることなく、0度から直角(90度)の範囲で第1の連結式照明器具50同士の連結及び連結角度の設定ができる。
【0039】
図19〜図25は、本発明に係る第2の連結式照明器具80を示すものであり、図19は平面図、図20は正面図、図21は底面図、図22は右側面図、図23は左側面図、図24は図19のA−A断面図、図25は図19のB−B断面図である。尚、第1の連結式照明器具50と同一の部材については、同一符号を使用し、その説明を省略する。
【0040】
この第2の連結式照明器具80にあっては、器具本体56を構成する蓋部54の一端部に、7個の円孔82a,82bで構成された一対の円孔群84a,84bが形成されている。
一対の円孔群84a,84bを構成する合計14個の円孔82a,82bは同一円周上に配置されており、また、各円孔群84a,84bを構成する7個の円孔82a,82bは、15度間隔で円弧状に配置されている。
さらに、上記一対の円孔群84a,84bは、同一円周上において180度間隔で対向配置されている。
また、図26に示す通り、上記一対の円孔群84a,84bは、その中央位置P(図26の左から4個目の円孔82a,82b参照)が、器具本体56の長手方向中心線Xに対して45度の角度となるように配置されている。
尚、上記円孔62内に露出した基板52の表面には、上記LED60に接続された図示しない導体としての導体パターンが延設されている。
また、上記一対の円孔群64a,64bの間には、ネジ孔66が形成されている。
【0041】
上記第2の連結式照明器具80同士の連結及び連結角度の調整は、一方の第2の連結式照明器具80のコンタクトピン68a,68bを、他方の第2の連結式照明器具80の円孔群84a,84bを構成する円孔82a,82b内に挿入すると共に、円孔82a,82b内に挿入する一方の第2の連結式照明器具80Aのコンタクトピン68a,68bの挿入位置を変えることにより行われるものである。
【0042】
すなわち、上記構成を備えた本発明の第2の連結式照明器具80同士を連結するには、図27〜図29に示すように、一方の第2の連結式照明器具80Aの一対の円孔挿入部材としてのコンタクトピン68a,68bを、他方の第2の連結式照明器具80Bの一対の円孔群84a,84bの円孔82,82内に挿入し、コンタクトピン68a,68bを導体パターン(図示省略)上に載置・接続する。
【0043】
そして、コンタクトピン68a,68bが挿入される円孔群84a,84bの円孔82a,82bの位置を適宜変更すれば、一方の第2の連結式照明器具80Aが回転するので連結角度を調整することができるのである。
而して、コンタクトピン68a,68bは挿入位置を変えることにより、円孔群84a,84bを構成する一端(左端)位置の円孔82a,82bから他端(右端)位置の円孔82a,82b迄の間で移動可能であるが、上記の通り7個の円孔82a,82bは15度間隔で配置されているので、コンタクトピン68a,68bは90度の範囲で移動可能となっている。すなわち、円孔群84a,84bを構成する一端(左端)位置の円孔82a,82bに挿入されたコンタクトピン68a,68bは、他端(右端)位置の円孔82a,82bに至るまで6個の円孔82a,82bに挿入可能であることから90度(6×15度)の範囲で移動できるのである。
この結果、第2の連結式照明器具80は、一方の第2の連結式照明器具80のコンタクトピン68a,68bを、他方の第2の連結式照明器具80の円孔群84a,84bを構成する一端(左端)位置の円孔82a,82bから他端(右端)位置の円孔82a,82b迄の間を90度の範囲で移動させることにより、90度の範囲内において15度単位で連結角度の調整を行うことができるのである。
【0044】
図30及び図31に示すように、一方のコンタクトピン68aを、一方の円孔群84aの右端位置の円孔82a(右から1個目の円孔82a)内に挿入すると共に、他方のコンタクトピン68bを、他方の円孔群84bの左端位置の円孔82b(左から1個目の円孔82b)内に挿入すれば、第2の連結式照明器具80A,80B同士を0度の角度でライン状に連結することができる。
また、図32及び図33に示すように、一方のコンタクトピン68aを、一方の円孔群84aの左端位置の円孔82a(左から1個目の円孔82a)内に挿入すると共に、他方のコンタクトピン68bを、他方の円孔群84bの右端位置の円孔82b(右から1個目の円孔82b)内に挿入すれば、一方の第2の連結式照明器具80Aを他方の第2の連結式照明器具80Bに対して上方90度の角度で連結することができる。
【0045】
以上の通り、本発明の第2の連結式照明器具80は、他方の第2の連結式照明器具80Bの円孔群84a,84bを構成する円孔82a,82b内に挿入する一方の第2の連結式照明器具80Aのコンタクトピン68a,68bの挿入位置を変えることにより、0度から上方90度に至る90度の範囲で連結角度の調整を行うことができるのである。
【0046】
尚、第1の連結式照明器具50の場合と同様に、一方の第2の連結式照明器具80Aのコンタクトピン68a,68bを、他方の第2の連結式照明器具80Bの円孔82a,82b内に挿入した状態においては、一方の第2の連結式照明器具80Aのネジ孔76と他方の第2の連結式照明器具80Bのネジ孔66とが連通するようになっており、ネジ孔76,66にネジ78を螺合させて第2の連結式照明器具80A,80B同士を固定するのである(図34)。
【0047】
上記の通り、円孔82a,82b内に露出した基板52の表面には、LED60に接続された導体パターンが延設され、また、コンタクトピン68a,68bは、LED60に接続された導体パターンと接続する導電板70に固定されている。
従って、コンタクトピン68a,68bを円孔82a,82b内に挿入して導体パターン上に載置・接続した状態で、ネジ78を介して第2の連結式照明器具80同士を連結すると、一方の連結式照明器具80AのLED60−導体パターン−導電板70−コンタクトピン68a,68b−他方の連結式照明器具80Bの導体パターン−LED60とが電気的に接続され、第2の連結式照明器具80同士の電気的接続を実現できる。
【0048】
本発明の上記第2の連結式照明器具80Aにあっては、器具本体56を構成する蓋部54の一端部に、15度間隔に配置された7個の円孔82a,82bで構成され、同一円周上において180度間隔で対向配置された一対の円孔群84a,84bを形成し、該一対の円孔群84a,84bは、その中央位置Pが、器具本体56の長手方向中心線Xに対して45度の角度となるように配置すると共に、蓋部54の他端部に、他方の第2の連結式照明器具80Bの円孔群84a,84bを構成する円孔82a,82b内に挿入され、円孔群84a,84bを構成する一端(左端)位置の円孔82a,82bから他端(右端)位置の円孔82a,82b迄の間を90度の範囲で移動可能と成された一対のコンタクトピン68a,68bを設けて成り、一方のコンタクトピン68aを、一方の円孔群84aの右端位置の円孔82a内に挿入すると共に、他方のコンタクトピン68bを、他方の円孔群84bの左端位置の円孔82b内に挿入した場合に、第2の連結式照明器具80A,80B同士が0度の角度で連結されると共に、一方のコンタクトピン68aを、一方の円孔群84aの左端位置の円孔82a内に挿入すると共に、他方のコンタクトピン68bを、他方の円孔群84bの右端位置の円孔82b内に挿入した場合に、一方の連結式照明器具80Aが他方の連結式照明器具80Bに対して90度(直角)の角度で連結されるよう構成したので、特別な連結部品を用いることなく、0度から直角(90度)の範囲で第2の連結式照明器具80同士の連結及び連結角度の設定ができる。
しかも、各円孔群84a,84bを構成する7個の円孔82a,82bは15度間隔で配置されているので、他方の第2の連結式照明器具80Bの円孔群84a,84bを構成する円孔82a,82b内に挿入する一方の第2の連結式照明器具80Aのコンタクトピン68a,68bの挿入位置を変えることにより、連結角度を15度単位で容易に設定することができる。このため、取付場所(例えば天井、壁、家具等)の形状・構造・寸法等に対応して予め連結角度(例えば15度の角度で連結、30度の角度で連結等)の決まっている場合に連結角度の設定が容易である。
【0049】
上記第2の連結式照明器具80においては、円孔群84a,84bを15度間隔で配置した7個の円孔82a,82bで構成した場合を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば、円孔82a,82bの配置間隔を変更(例えば15度間隔を30度間隔に変更)すれば、連結角度の設定単位を変更(15度単位を30度単位に変更)することができる。
【0050】
上記においては、同じ長さの第1の連結式照明器具50同士、第2の連結式照明器具80同士を連結する場合を例に挙げて説明したが、長さの異なる第1の連結式照明器具50、第2の連結式照明器具80を複数種類用意しておき、取付場所の形状に応じて長さの異なる第1の連結式照明器具50同士、第2の連結式照明器具80同士を連結することもできる。
【0051】
また、上記の通り、第1の連結式照明器具50同士、第2の連結式照明器具80同士をを機械的に連結すると、同時に、第1の連結式照明器具50同士、第2の連結式照明器具80同士の電気的接続も実現されるよう構成するのが望ましいが、単に、第1の連結式照明器具50同士、第2の連結式照明器具80同士が機械的にのみ連結するよう構成することもできる。この場合は、第1の連結式照明器具50の長孔63a,63b内、第2の連結式照明器具80の円孔82a,82b内に導体パターンを延設する必要はなく、また、第1の連結式照明器具50の長孔挿入部材、第2の連結式照明器具80の円孔挿入部材を導電材(コンタクトピン68a,68bや導電板70)で構成する必要はない。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明に係る第1の連結式照明器具を示す平面図である。
【図2】本発明に係る第1の連結式照明器具を示す正面図である。
【図3】本発明に係る第1の連結式照明器具を示す底面図である。
【図4】本発明に係る第1の連結式照明器具を示す右側面図である。
【図5】本発明に係る第1の連結式照明器具を示す左側面図である。
【図6】図1のA−A断面図である。
【図7】図1のB−B断面図である。
【図8】本発明に係る第1の連結式照明器具の要部拡大平面図である。
【図9】コンタクトピンを示す説明図である。
【図10】本発明に係る第1の連結式照明器具同士を連結した状態を示す部分平面図である。
【図11】図10のC−C拡大断面図である。
【図12】図10のD−D拡大断面図である。
【図13】本発明に係る第1の連結式照明器具同士をライン状に連結した状態を示す平面図である。
【図14】本発明に係る第1の連結式照明器具同士をライン状に連結した場合の長孔内におけるコンタクトピンの配置位置を示す説明図である。
【図15】本発明に係る第1の連結式照明器具同士を上方90度の角度で連結した状態を示す平面図である。
【図16】本発明に係る第1の連結式照明器具同士を上方90度の角度で連結した場合の長孔内におけるコンタクトピンの配置位置を示す説明図である。
【図17】図10のE−E拡大断面図である。
【図18】先端にバネ性の有るコンタクト部を有する導電板の拡大断面図である。
【図19】本発明に係る第2の連結式照明器具を示す平面図である。
【図20】本発明に係る第2の連結式照明器具を示す正面図である。
【図21】本発明に係る第2の連結式照明器具を示す底面図である。
【図22】本発明に係る第2の連結式照明器具を示す右側面図である。
【図23】本発明に係る第2の連結式照明器具を示す左側面図である。
【図24】図19のA−A断面図である。
【図25】図19のB−B断面図である。
【図26】本発明に係る第2の連結式照明器具の要部拡大平面図である。
【図27】本発明に係る第2の連結式照明器具同士を連結した状態を示す部分平面図である。
【図28】図27のC−C拡大断面図である。
【図29】図27のD−D拡大断面図である。
【図30】本発明に係る第2の連結式照明器具同士をライン状に連結した状態を示す平面図である。
【図31】本発明に係る第2の連結式照明器具同士をライン状に連結した場合の円孔内におけるコンタクトピンの配置位置を示す説明図である。
【図32】本発明に係る第2の連結式照明器具同士を上方90度の角度で連結した状態を示す平面図である。
【図33】本発明に係る第2の連結式照明器具同士を上方90度の角度で連結した場合の円孔内におけるコンタクトピンの配置位置を示す説明図である。
【図34】図27のE−E拡大断面図である。
【図35】従来の連結式照明器具を示す平面図である。
【図36】従来の連結式照明器具を示す正面図である。
【図37】従来の連結式照明器具を示す底面図である。
【図38】従来の連結式照明器具を示す右側面図である。
【図39】従来の係る連結式照明器具を示す左側面図である。
【図40】図35のA−A断面図である。
【図41】図35のB−B断面図である。
【図42】従来の連結式照明器具同士をライン状に連結した状態を示す平面図である。
【図43】従来の連結式照明器具同士をライン状に連結した場合の円孔内におけるコンタクトピンの配置位置を示す説明図である。
【図44】従来の連結式照明器具同士を上方45度の角度で連結した状態を示す平面図である。
【図45】従来の連結式照明器具同士を上方45度の角度で連結した場合の円孔内におけるコンタクトピンの配置位置を示す説明図である。
【図46】従来の連結式照明器具同士をネジを介して固定した状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
【0053】
50 第1の連結式照明器具
50A 一方の第1の連結式照明器具
50B 他方の第1の連結式照明器具
52 基板
54 蓋部
56 器具本体
60 LED
63a 長孔
63b 長孔
O 長孔の中央位置
X 器具本体の長手方向中心線
66 ネジ孔
68a コンタクトピン
68b コンタクトピン
70 導電板
70a 導電板のコンタクト部
71 コンタクトピンの筒状体
72 コンタクトピンのスプリング
73 コンタクトピンの先端部
76 ネジ孔
78 ネジ
80 第2の連結式照明器具
82a 円孔
82b 円孔
84a 円孔群
84b 円孔群
P 円孔群の中央位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺な器具本体を有する連結式照明器具であって、
上記器具本体の一端部に、同一円周上において180度間隔で対向配置された一対の長孔を形成し、該一対の長孔は、その中央位置が、器具本体の長手方向中心線に対して45度の角度となるように配置されており、また、
上記器具本体の他端部に、他の連結式照明器具の上記長孔内に挿入されて長孔の左右両端間を90度の範囲で移動可能と成された一対の長孔挿入部材を形成して成り、
一方の長孔挿入部材を一方の長孔の右端位置に配置すると共に、他方の長孔挿入部材を他方の長孔の左端位置に配置した場合に、連結式照明器具同士が0度の角度で連結されると共に、一方の長孔挿入部材を一方の長孔の左端位置に配置すると共に、他方の長孔挿入部材を他方の長孔の右端位置に配置した場合に、連結式照明器具同士が90度の角度で連結されるよう構成したことを特徴とする連結式照明器具。
【請求項2】
上記器具本体の内部に光源が配置されており、また、
上記長孔内に、光源と電気的に接続された導体が延設されており、さらに、
上記長孔挿入部材が、光源と電気的に接続された導電材で構成されており、
上記導電材より成る長孔挿入部材は、他の連結式照明器具の長孔内に挿入されて上記導体と接続されることを特徴とする請求項1に記載の連結式照明器具。
【請求項3】
長尺な器具本体を有する連結式照明器具であって、
上記器具本体の一端部に、所定角度で等間隔に配置された複数の円孔で構成され、同一円周上において180度間隔で対向配置された一対の円孔群を形成し、該一対の円孔群は、その中央位置が、器具本体の長手方向中心線に対して45度の角度となるように配置されており、また、
上記器具本体の他端部に、他の連結式照明器具の円孔群を構成する円孔内に挿入され、円孔群を構成する左端位置の円孔から右端位置の円孔迄の間を90度の範囲で移動可能と成された一対の円孔挿入部材を形成して成り、
一方の円孔挿入部材を、一方の円孔群の右端位置の円孔内に挿入すると共に、他方の円孔挿入部材を、他方の円孔群の左端位置の円孔内に挿入した場合に、連結式照明器具同士が0度の角度で連結されると共に、一方の円孔挿入部材を、一方の円孔群の左端位置の円孔内に挿入すると共に、他方の円孔挿入部材を、他方の円孔群の右端位置の円孔内に挿入した場合に、連結式照明器具同士が90度の角度で連結されるよう構成したことを特徴とする連結式照明器具。
【請求項4】
上記円孔群が、15度間隔で配置された7個の円孔で構成されていることを特徴とする請求項3に記載の連結式照明器具。
【請求項5】
上記器具本体の内部に光源が配置されており、また、
上記円孔内に、光源と電気的に接続された導体が延設されており、さらに、
上記円孔挿入部材が、光源と電気的に接続された導電材で構成されており、
上記導電材より成る円孔挿入部材は、他の連結式照明器具の円孔内に挿入されて上記導体と接続されることを特徴とする請求項3又は4に記載の連結式照明器具。
【請求項6】
上記光源が発光ダイオードであることを特徴とする請求項2又は5に記載の連結式照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【公開番号】特開2011−150951(P2011−150951A)
【公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−12674(P2010−12674)
【出願日】平成22年1月25日(2010.1.25)
【出願人】(000122690)岡谷電機産業株式会社 (135)
【Fターム(参考)】