説明

遊技システム、計数装置及び遊技情報管理方法

【課題】管理装置により管理される差遊技媒体数と計数装置で計数された計数遊技媒体数との差が生じた理由を効率良く管理することを課題とする。
【解決手段】管理装置であるホールコンピュータ40が、遊技機20及び台間カード処理機10から取得したパルス信号に基づいて、遊技客により獲得されるべき玉数を示す差玉数を算定して計数装置80に通知し、計数装置80が、投入された遊技媒体を計数処理した計数玉数とホールコンピュータ40から通知された差玉数との差が第1の基準値以上であるか否かを判定し、差玉数と計数玉数との差が第1の基準値以上であると判定された場合に、第1の基準値以上の差が生ずる理由を入力させ、理由が入力された場合に、入力された理由をデータ管理装置50に格納制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理装置により管理される差遊技媒体数と計数装置で計数された計数遊技媒体数との差が生じた理由を効率良く管理することができる遊技システム、計数装置及び遊技情報管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パチンコ店等の遊技店には、島と呼ばれる区画ごとに複数の遊技機が配設されるとともに、各遊技機には、遊技媒体の貸出処理を行う台間カード処理機が併設されるのが一般的である。また、遊技店には、遊技客が遊技機による遊技で獲得した遊技媒体の数を計数する島端計数機が配設されている。
【0003】
ここで、不正検知及び売上管理を行うために、各遊技機及び台間カード処理機から遊技に関する情報を収集し、収集した情報をホールコンピュータと呼ばれる管理装置で管理する技術が知られている。例えば、特許文献1には、ホールコンピュータが打込玉数を示す打込信号及び賞出玉数を示す賞出信号を遊技機から受信し、貸玉数を示す貸玉信号を台間カード処理機から受信し、これらの信号に基づいて遊技機の台番号ごとに貸玉数、打込玉数、賞出玉数を管理する技術が開示されている。
【0004】
かかる特許文献1を用いると、遊技機ごとに「貸玉数−打込玉数+賞出玉数」を算定することで各遊技機の差玉数を算定することができるため、この差玉数と島端計数機で計数された計数玉数とを比較することで、計数玉数が適正な数であるか否かを判定することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−158297号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に代表される従来技術を用いたとしても、ホールコンピュータにより管理される差玉数と計数機で計数された計数玉数との差が、どのような理由で生じたかを把握することができないという問題がある。
【0007】
かかる差玉数と計数玉数との差は、遊技機からパチンコ玉がこぼれ落ちた場合、遊技客がフロアからパチンコ玉を拾った場合、複数人で遊技媒体を共有して遊技する場合、遊技客が遊技機を台移動した場合、遊技客が他の遊技店からパチンコ玉を持ち込んだ場合に生ずるが、遊技店はどのような理由で差玉数と計数玉数との差が生じたかを把握することができない。
【0008】
なお、実際の遊技店では、店員が遊技客から口頭で状況確認しているが、店員が遊技客から聞き取った情報は、あくまでも「差玉数と計数玉数との差の妥当性の判断」にのみ利用されており、遊技店全体としての経営分析や不正対策の観点で利用されているわけではない。このため、店員が遊技客から聞き取った理由を逐一メモ等に記入することも考えられるが、店員による不正には対応することができない。
【0009】
これらのことから、ホールコンピュータにより管理される差玉数と計数機で計数された計数玉数との差が生じた理由をいかに効率良く管理するかが重要な課題となっている。かかる課題は、パチンコ玉を対象とする場合だけではなく、メダル等の他の遊技媒体の場合にも同様に生ずる課題である。
【0010】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、管理装置により管理される差遊技媒体数と計数装置で計数された計数遊技媒体数との差が生じた理由を効率良く管理することができる遊技システム、計数装置及び遊技情報管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、遊技機及び/又は遊技機に対応して設けられた各台装置と、遊技媒体を計数する計数装置とに通信可能に接続された管理手段を有する遊技システムであって、前記遊技機及び/又は前記各台装置からの出力情報に基づいて、遊技客が獲得可能な第1の遊技媒体数を特定する第1の特定手段と、前記計数装置における前記遊技媒体の検知結果に基づいて第2の遊技媒体数を特定する第2の特定手段と、第1の遊技媒体数と第2の遊技媒体数の差が第1の所定値以上である場合に、処理情報の入力を要求する処理情報入力要求手段と、入力された処理情報を格納する処理情報格納手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、上記発明において、前記管理手段は、前記遊技機から打込遊技媒体数及び賞出遊技媒体数に関する情報を取得し、前記各台装置から貸出遊技媒体数に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された打込遊技媒体数及び賞出遊技媒体数に関する情報並びに貸出遊技媒体数に関する情報に基づいて、前記第1の遊技媒体数を算定する算定手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、上記発明において、前記計数装置は、前記処理情報が入力されたか否かを判定する入力判定手段と、前記入力判定手段の判定結果に基づいて、遊技媒体に関する処理の継続可否を制御する処理継続制御手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、上記発明において、前記計数装置は、前記第1の遊技媒体数と前記第2の遊技媒体数との差が第2の所定値以上である場合に、所定の管理権限を有する管理者の認証を要求する管理者認証要求手段をさらに備え、前記処理継続制御手段は、前記認証が行われたことを条件に遊技媒体に関する処理の継続可否を制御することを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、上記発明において、前記第1の遊技媒体数と前記第2の遊技媒体数との差が第1の所定値以上となることが予測される遊技機を事前に特定する予測特定手段をさらに備え、前記処理継続制御手段は、前記予測特定手段により特定された遊技機から獲得された遊技媒体については、前記処理情報の入力を条件とせず処理の継続を可とすることを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、遊技媒体を計数する計数装置であって、遊技機で獲得される遊技媒体に関する情報を管理する管理手段と情報の送受信を行う通信手段と、前記管理手段が管理している情報に基づいて得られる遊技客が獲得可能な第1の遊技媒体数と、計数結果に基づいて得られる第2の遊技媒体数との差が所定値以上である場合に、処理情報の入力を要求する処理情報入力要求手段と、前記処理情報の入力の有無を条件として、前記遊技媒体の計数に関する処理の継続可否を制御する処理継続制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、遊技機及び/又は遊技機に対応して設けられた各台装置と、遊技媒体を計数する計数装置とに通信可能に接続された管理手段を有する遊技システムの遊技情報管理方法であって、前記遊技機及び/又は前記各台装置からの出力情報に基づいて、遊技客が獲得可能な第1の遊技媒体数を特定する第1の特定工程と、前記計数装置における前記遊技媒体の検知結果に基づいて第2の遊技媒体数を特定する第2の特定工程と、第1の遊技媒体数と第2の遊技媒体数の差が第1の所定値以上である場合に、処理情報の入力を要求する処理情報入力要求工程と、入力された処理情報を所定の格納する処理情報格納工程とを含んだことを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、遊技機や各台装置からの出力情報に基づいて遊技客が獲得可能な第1の遊技媒体数を特定し、計数装置における遊技媒体の検知結果に基づいて第2の遊技媒体数を特定し、第1の遊技媒体数と第2の遊技媒体数の差が第1の所定値以上である場合に、処理情報の入力を要求し、入力された処理情報を格納するよう構成したので、管理装置により管理される差遊技媒体数と計数装置で計数された計数遊技媒体数との差が生じた理由を効率良く管理することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、本実施例に係る遊技システム、計数装置及び遊技情報管理方法の概念を説明するための説明図である。
【図2】図2は、本実施例に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。
【図3】図3は、図2に示したホールコンピュータの内部構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、パルス管理データ、遊技データ及び差玉数データを説明するための説明図である。
【図5】図5は、図2に示した計数機の外観構成を示す図である。
【図6】図6は、図2に示した計数機の内部構成を示す機能ブロック図である。
【図7】図7は、誤差理由候補データについて説明するための説明図である。
【図8】図8は、表示制御部が表示制御する表示画面について説明するための説明図である。
【図9】図9は、図2に示したデータ管理装置の内部構成を示すブロック図である。
【図10】図10は、誤差データを説明するための説明図である。
【図11】図11は、図2に示したホールコンピュータの処理手順を示すフローチャートである。
【図12】図12は、図2に示した計数機の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】図13は、計数玉数と差玉数との差が第2の基準値を超えた場合の処理手順について説明するフローチャートである。
【図14】図14は、遊技システムの変形例を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る遊技システム、計数装置及び遊技情報管理方法の好適な実施例を詳細に説明する。
【0021】
本明細書中にあって持玉とは、遊技客が遊技において獲得した遊技媒体または当該遊技媒体数を示すデータであって、その当日中(閉店より前の時間)のみ遊技に再度供することができるものを言う。貯玉とは、遊技客が遊技において獲得した遊技媒体また当該遊技媒体数を示すデータであって、翌日以降(閉店より後の時間)も遊技に再度供することができるものを言う。持玉は、一般遊技客および会員遊技客の双方が使用可能であり、遊技台を移動した場合などに使用する。貯玉は通常、会員遊技客のみが使用可能であり、獲得した遊技媒体を翌日以降の遊技に用いる場合に使用する。貯玉の使用には所定の手数料が課される(手数料は遊技媒体数を減算することで徴収される)ことが通常であるが、時間帯や会員種別によって徴収しないこととしてもよい。
【実施例】
【0022】
まず、本実施例に係る遊技システム、計数装置及び遊技情報管理方法の概念について説明する。図1は、本実施例に係る遊技システム及び遊技情報管理方法の概念を説明するための説明図である。同図に示すホールコンピュータ40は、遊技に関する情報を管理する管理装置である。遊技機20は、打込玉数及び賞出玉数をホールコンピュータ40に送信する。同様に、遊技機20に対応して設けられた台間カード処理機10は、貸玉数をホールコンピュータ40に送信する。ホールコンピュータ40は、「貸玉数−打込玉数+賞出玉数」により算定した差玉数を遊技機20の識別情報である遊技機IDに対応付けて差玉数データ45cを生成する。
【0023】
計数機80は、遊技客が獲得したパチンコ玉を計数処理部により計数すると(ステップS1)、遊技客が利用した遊技機の遊技機IDに基づいてホールコンピュータ40から差玉数を取得して(ステップS2)、計数結果である計数玉数と差玉数とを比較する。
【0024】
計数玉数と差玉数との差が所定の基準値以下であるならば、計数機80は誤差なし(ステップS3;No)と判定して、計数玉数をバーコード印刷したレシートを発行する(ステップS6)。
【0025】
計数玉数と差玉数との差が所定の基準値を超えたならば、計数機80は誤差あり(ステップS3;Yes)と判定する。誤差ありと判定した場合には、計数機80は、誤差の発生理由の入力を求め、誤差の発生理由が入力されたならば(ステップS4;Yes)、誤差の値と発生理由とを含む誤差データをデータ管理装置50に送信した後に、計数玉数をバーコード印刷したレシートを発行する(ステップS6)。データ管理装置50は、計数機80から受信した誤差データ54cを記憶部に格納して管理する。
【0026】
このように、計数機80がパチンコ玉を計数した場合に、計数結果である計数玉数とホールコンピュータ40から取得した差玉数とを比較し、誤差がある場合には誤差の発生理由の入力を受け付けて、誤差の値と誤差の発生理由とをデータ管理装置50により管理することで、ホールコンピュータにより管理される差遊技媒体数と計数装置で計数された計数遊技媒体数との差が生じた理由を効率良く管理することができる。
【0027】
次に、本実施例に係る遊技システムのシステム構成について説明する。図2は、本実施例に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。同図に示すように、遊技システムは、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10と、島コントローラ30と、計数機80と、ホールコンピュータ40と、データ管理装置50と、精算機60と、景品管理装置70とを通信回線90を介して接続した構成を有する。
【0028】
遊技機20は、パチンコ玉を遊技領域に打ち込んで遊技客がパチンコ遊技を行うパチンコ機等の装置である。当該遊技領域には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域をパチンコ玉が通過したことに基づいて所定個数のパチンコ玉を賞出玉として付与するようになっている。また、遊技領域には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域をパチンコ玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域へのパチンコ玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
【0029】
上記入賞領域には、当該入賞領域へのパチンコ玉の通過を検出するための所定の検出センサが設けられており、当該センサにより、入賞領域へ打ち込まれたパチンコ玉の通過(入賞)を検出するようになっている。また、遊技機の制御装置は、入賞領域ごとに何個のパチンコ玉を賞出玉として付与するかを記憶する賞出玉メモリを有している。
【0030】
したがって、打ち込んだパチンコ玉の特定の入賞領域への通過がセンサにより検出されると、賞出玉メモリの記憶内容と、入賞領域を通過したパチンコ玉数から付与すべき賞出玉の数を決定する。
【0031】
遊技機20は、所定数のパチンコ玉を賞出玉として付与する度にパルス信号をホールコンピュータ40に対して送信する。また、遊技機20に対応して、遊技領域から落下してくるパチンコ玉を回収して島還元機の回収機構に流すためのアウトタンクが設けられている。このアウトタンクにはアウトセンサが設けられ、所定数のパチンコ玉がアウトセンサにより検知される度に、遊技領域に打ち込まれた玉数を示すパルス信号をホールコンピュータ40に対して送信する。なお、島還元機に回収されたパチンコ玉は洗浄あるいは研磨されて島上部の補給機構から遊技機に供給される。
【0032】
台間カード処理機10は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、この紙幣分のプリペイド価値を記憶するととともに、所定の玉貸し操作がなされたならば、所定数のプリペイド価値を減算しつつ、減算したプリペイド価値分に対応するパチンコ玉を貸し出す。
【0033】
また、台間カード処理機10は、カードを受け付けたならば、該カードに関連付けられたプリペイド価値を記憶するとともに、カード排出操作を受け付けたならば、プリペイド価値をカードに関連付けて排出する処理を行う。
【0034】
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ねる中継装置である。また、計数機80は、遊技島毎に設けられ、遊技客が獲得したパチンコ玉数を計数する処理を行う。
【0035】
計数機80は、所定数のパチンコ玉を計数する度にパルス信号をホールコンピュータ40に対して送信する。計数終了後、計数機80は、計数結果である計数玉数とホールコンピュータ40から取得した差玉数とを比較する。計数玉数と差玉数との間に誤差がなければ、計数機80は、計数玉数をレシートにバーコード印刷して発行処理する。また、計数玉数と差玉数との間に誤差がある場合には、計数機80は、誤差の発生理由の入力を受け付けて、誤差の値と誤差の発生理由とを誤差データをデータ管理装置50に送信し、計数玉数をレシートにバーコード印刷して発行処理する。計数玉数の一部又は全部は、貯玉又は持玉とすることもできる。この場合には計数機80は貯玉又は持玉にする玉数をカードIDとともにデータ管理装置50に送信する。
【0036】
ホールコンピュータ40は、遊技機20から打込玉数を示すパルス信号及び賞出玉数を示すパルス信号を受信し、台間カード処理機10から貸玉数を示すパルス信号を受信して、遊技機毎に貸玉数、打込玉数、賞出玉数を管理する。また、ホールコンピュータ40は、「貸玉数−打込玉数+賞出玉数」により算定した差玉数を遊技機20の識別情報である遊技機IDに対応付けて差玉数データ45cを生成する。
【0037】
データ管理装置50は、カードデータ、会員データ及び誤差データを管理する装置である。データ管理装置50は、カードのプリペイド価値及び持玉数等をカードデータとして管理する。また、データ管理装置50は、遊技店に会員登録された会員について、会員カードID、貯玉数、ポイント数、暗証番号及び氏名等を関連付けた会員データを管理する。また、データ管理装置50は、台間カード処理機10、計数機80、後述の精算機60及び後述の景品管理装置70において、会員カードを受け付けた場合には、その受け付けた履歴を会員カードIDに対応づけ、事象発生の時刻情報・送信元の装置の識別情報とともに管理する。特に、台間カード処理機10については、会員カードが挿入、返却された旨の情報と、会員カードIDを対応付けた信号を台間カード処理機から受信し、その挿入・返却履歴を管理している。さらに、データ管理装置50は、誤差の値と発生理由とを含む誤差データを計数機80から受信して管理する。誤差の発生対象が一般カードの場合は、データ管理装置50は、誤差データを一般カードIDに対応づけて管理する。誤差の発生対象が会員カードの場合は、データ管理装置50は、誤差データを会員カードIDに対応づけて管理する。
【0038】
精算機60は、プリペイド価値が対応付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDをデータ管理装置50に送信し、該カードに対応するプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に相当する現金の払出を行う。
【0039】
景品管理装置70は、遊技店内の景品交換カウンタに併設された景品交換用の端末装置であり、貯玉、持玉及び計数玉の景品交換処理を行う。この景品管理装置70には、カードのカードIDを読み取るリーダライタ、計数機80が発行したレシートの読み取り等を行うバーコードリーダ並びに特殊景品を払い出す装特殊景品払出装置が接続されている。景品管理装置70は、リーダライタが一般カード又は会員カードを受け付けた場合には、リーダライタで読み出したカードのカードIDをデータ管理装置50に送信して、該カードの持玉数を要求する。また、貯玉を景品交換する場合は、データ管理装置50に対して貯玉数を要求する。
【0040】
次に、図2に示したホールコンピュータ40の内部構成について説明する。図3は、図2に示したホールコンピュータ40の内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、ホールコンピュータ40は、入力部41及び表示部42と接続される。入力部41は、キーボードやマウス等であり、表示部42は、液晶パネルやディスプレイ装置等である。
【0041】
また、ホールコンピュータ40は、通信I/F部43と、パルス受信部44と、記憶部45と制御部46とを有する。通信I/F部43は、通信回線90を介して計数機80等とデータ通信するためのインタフェース部である。パルス受信部44は、遊技機20及び台間カード処理機10からパルス信号を受信した場合に、パルス信号を受信したパルスポートを識別するパルスポートIDと受信したパルス信号に含まれるパルスの数を制御部46に出力する。
【0042】
記憶部45は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、パルス管理データ45a、遊技データ45b及び差玉数データ45cを記憶する。図4は、パルス管理データ45a、遊技データ45b及び差玉数データ45cを説明するための説明図である。
【0043】
図4に示すように、パルス管理データ45aは、パルスポートID、遊技機ID及び信号種別を対応付けたテーブルである。パルスポートIDは、パルス受信部44が有する複数のポートを識別する識別情報である。また、遊技機IDは、遊技機20を一意に識別する識別番号である。信号種別は、パルス信号が貸玉数、打込玉数、賞出玉数のいずれに対応するかを示す。
【0044】
具体的には、図4に示すパルス管理データ45aは、遊技機ID「0001」である遊技機20の貸玉数を示すパルス信号がパルスポートID「P001」のポートで受信され、遊技機ID「0001」である遊技機20の打込玉数を示すパルス信号がパルスポートID「P002」のポートで受信され、遊技機ID「0001」である遊技機20の賞出玉数を示すパルス信号がパルスポートID「P003」のポートで受信されることを示している。同様に、遊技機ID「0002」である遊技機20の貸玉数を示すパルス信号がパルスポートID「P004」のポートで受信され、遊技機ID「0002」である遊技機20の打込数を示すパルス信号がパルスポートID「P005」のポートで受信されることを示している。
【0045】
遊技データ45bは、遊技機ID、累積貸玉数、累積打込玉数及び累積賞出玉数を対応付けたテーブルである。累積貸玉数は、該遊技機に対して貸し出されたパチンコ玉の当該営業日の累積値であり、累積打込玉数は、遊技により消費されたパチンコ玉の当該営業日の累積値であり、累積賞出玉数は、該遊技機からの賞出玉の当該営業日の累積値である。累積貸玉数、累積打込玉数及び累積賞出玉数は、初期値「0」で営業を開始し、営業時間の終了後にリセットされる。
【0046】
具体的には、図4に示す遊技データ45bは、遊技機ID「0001」が付与された遊技機20の累積貸玉数が「1000」であり、累積打込玉数が「3500」であり、累積賞出玉数が「5000」である状態を示している。同様に、遊技機ID「0002」が付与された遊技機20の累積貸玉数が「12000」であり、累積打込玉数が「17000」であり、累積賞出玉数が「10000」である状態を示している。また、遊技機ID「0003」が付与された遊技機20の累積貸玉数が「500」であり、累積打込玉数が「1250」であり、累積賞出玉数が「4000」である状態を示している。そして、遊技機ID「0004」が付与された遊技機20の累積貸玉数が「2000」であり、累積打込玉数が「3500」であり、累積賞出玉数が「500」である状態を示している。
【0047】
差玉数データ45cは、遊技機ID、貸玉数、打込玉数及び賞出玉数、差玉数及び異常フラグを対応付けたテーブルである。貸玉数は、開店時間から又は前回の計数処理から該遊技機に対して貸し出されたパチンコ玉の数を示す。打込玉数は、開店時間から又は前回の計数処理から該遊技機の遊技により消費されたパチンコ玉の数を示す。賞出玉数は、開店時間から又は前回の計数処理から該遊技機により付与された賞出玉の数を示す。
【0048】
差玉数は、「貸玉数−打込玉数+賞出玉数」により算定された値である。また、異常フラグは、該遊技機にパルス信号の信号線に断線が発生した場合や、該遊技機から他の遊技機へのパチンコ玉の持ち出しが行われた場合など、次回の計数処理で誤差が発生することが予測可能である場合に「1」となる。
【0049】
具体的には、図4に示す差玉数データ45cは、遊技機ID「0001」が付与された遊技機20の貸玉数が「1000」であり、打込玉数が「3500」であり、賞出玉数が「5000」であり、差玉数が「2500」であり、異常フラグが「0」である状態を示している。また、遊技機ID「0002」が付与された遊技機20の貸玉数が「400」であり、打込玉数が「620」であり、賞出玉数が「760」であり、差玉数が「540」であり、異常フラグが「0」である状態を示している。
【0050】
同様に、遊技機ID「0003」が付与された遊技機20の貸玉数が「500」であり、打込玉数が「1250」であり、賞出玉数が「4000」であり、差玉数が「3250」であり、異常フラグが「1」である状態を示している。そして、遊技機ID「0004」が付与された遊技機20の貸玉数が「2000」であり、打込玉数が「3500」であり、賞出玉数が「500」であり、差玉数が「−1000」であり、異常フラグが「0」である状態を示している。
【0051】
図3に示す制御部46は、ホールコンピュータ40を全体制御する制御部であり、遊技データ管理部46a、差玉数データ管理部46b及び差玉数通知部46cを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、遊技データ管理部46a、差玉数データ管理部46b及び差玉数通知部46cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
【0052】
遊技データ管理部46aは、パルス受信部44からの出力に基づいて遊技データ45bを更新する処理部である。具体的には、遊技データ管理部46aは、パルス受信部44がパルス信号を受信した場合に、パルス管理データ45aを参照し、パルス信号を受信したパルスポートに対応付けられた遊技機の累積貸玉数、累積打込玉数又は累積賞出玉数を加算処理する。
【0053】
差玉数データ管理部46bは、パルス受信部44からの出力に基づいて遊技データ45bを更新する処理部である。具体的には、差玉数データ管理部46bは、パルス受信部44がパルス信号を受信した場合に、パルス管理データ45aを参照し、パルス信号を受信したパルスポートに対応付けられた遊技機の貸玉数、打込玉数又は賞出玉数を加算処理する。さらに、差玉数データ管理部46bは、貸玉数、打込玉数又は賞出玉数を加算処理した後に、差玉数を再計算して更新する。また、差玉数データ管理部46bは、遊技機にパルス信号の信号線に断線が発生した場合や、遊技機から他の遊技機へのパチンコ玉の持ち出しが行われた場合など、次回の計数処理で誤差が発生することが予測可能である場合に異常フラグを「1」にセットする。
【0054】
差玉数通知部46cは、差玉数データ管理部46bは、計数機80から遊技機IDを指定した差玉数の問い合わせを受けた場合に、指定された遊技機IDに対応付けられた差玉数を計数機80に送信し、指定された遊技機IDに対応付けられた貸玉数、打込玉数、賞出玉数及び差玉数を零にリセットする。
【0055】
次に、図1に示した計数機80の外観構成について説明する。図5は、図1に示した計数機80の外観構成を示す図である。図5に示す計数機80は、パチンコ玉を貯留するホッパユニット87の横に表示操作部81を設けた横型の計数機である。また、表示操作部81の下部に会員カード及び一般カードに対する読み書きを行うカードリーダライタ86cと、店員が携行する店員カードを読み取る読取部86dとを設けている。なお、この読取部86dは、遊技客が携帯端末装置を会員カードの代わりに使用する場合には、携帯端末装置から携帯識別情報を読み取ることができる。また、ホッパユニット87の下部には、計数後に返却した余り玉を取り出す玉取出口87aを設けている。
【0056】
表示操作部81は、パッチパネル式のカラー液晶ディスプレイ等からなる。例えば、この表示操作部81には、パチンコ玉を計数したパチンコ玉数を表示するとともに、レシート発行操作又は貯玉操作を受け付けるためのメニュー画面を表示する。レシート発行部85は、感熱式プリンタ等の印刷部である。例えば、遊技客が表示操作部81の表示画面上の「レシート発行」のタブを押下操作すると、レシート発行部85は、計数した玉数等をバーコード印刷したレシートを発行する。
【0057】
ホッパユニット87は、開閉可能なシャッタと、底部に開口部を有する受け皿と、この受け皿の開口部から流れ落ちるパチンコ玉を装置外部のバックヤードに搬送する搬送通路と、該搬送経路上に設けられた後述する計数センサ84とを有する。このホッパユニット87の受け皿に投入されたパチンコ玉は、開口部を経由して搬送通路上を搬送される過程で計数センサ84によって検知される。
【0058】
計数機80は、計数センサ84の検知結果を計数し、計数結果を表示操作部81に表示する。また、計数機80は、所定の玉数(例えば、10玉)を計数する度に、パルス信号を生成してホールコンピュータ40に送信する。
【0059】
なお、計数機80は、4つの動作モードを有し、上位装置からの設定若しくは図示しないスイッチの操作により動作モードを切り替え可能である。第1の動作モードは、店員の立ち会いを計数の条件とする店員計数モードである。この第1の動作モードは、計数禁止状態を初期状態とし、店員が携行する店員カードを読取部86dが読み取った場合にのみ、パチンコ玉の計数が可能となる。この第1のモードでは、誤差玉の処理は計数に立ち会った店員により行われる。
【0060】
第2の動作モードは、タバコ等の安価な景品のみ、遊技客が単独で計数可能な小景品計数モードである。この第2の動作モードでは、所定数を超えるパチンコ玉の計数には、店員の立ち会いが必要となる。
【0061】
第3の動作モードは、店員の立ち会いが不要な計数可能モードである。この第3の動作モードでは、遊技客は単独で計数可能である。第2及び第3の動作モードでは、店員の立ち会いがなくとも計数が可能であるが、誤差玉が発生した場合には、店員を呼ぶ必要がある。このため、第2及び第3のモードでは、誤差玉が発生した場合に処理を停止して表示操作部81に店員呼出ボタンを表示する。計数機80は、発生した誤差玉が後述する第2の基準値を超える場合には、管理者権限者を有する店員を呼び出す店員呼出ボタンを表示する。発生した誤差玉が後述する第2の基準値以下である場合には、管理者権限者を有さない店員を呼び出す店員呼出ボタンを表示する。
【0062】
店員呼出ボタンの押下操作に基づいて呼び出された店員が、店員カードを読取部86dにかざしたならば、計数機80は、店員の権限認証画面や、誤差の発生理由の入力画面を表示操作部81に表示する。
【0063】
第4の動作モードは、個人が特定できる情報を店舗に登録している会員による計数の場合は立会いを不要とし、会員でない一般の遊技者の場合は立会いを必要とする動作モードである。会員であるか否かは、会員カードの受付等により判断する。なお、会員による計数であっても、誤差玉が発生した場合には店員を呼ぶ必要があるので、第2及び第3の動作モードと同様に、誤差玉が発生した場合には表示操作部81に店員呼出ボタンを表示する。
【0064】
次に、図1に示した計数機80の内部構成について説明する。図6は、図2に示した計数機80の内部構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、計数機80は、すでに説明した表示操作部81、レシート発行部85及びカードリーダライタ86cに加えて、計時部82、シャッタ機構83、計数センサ84、パルス送信部86a、通信部86b記憶部88及び制御部89を有する。
【0065】
計時部82は、時刻を計時するタイマであり、具体的には、制御部89からの時刻問合せに応答してその問合せ時点における日時を送信する。シャッタ機構83は、ホッパユニットに開閉可能に設けられたシャッタの開閉制御を行う機構部であり、該シャッタの開閉駆動を行うシャッタ駆動モータと、シャッタの開閉状態を検知する開閉検知部とを有する。具体的には、このシャッタ機構83は、シャッタを開放させる場合には、シャッタが開状態であることが開閉検知部により検知されるまで、シャッタ駆動モータにシャッタを開駆動させる。また、計数終了後にシャッタを閉鎖する場合には、シャッタが閉状態であることが開閉検知部により検知されるまで、シャッタ駆動モータにシャッタを閉駆動させる。
【0066】
計数センサ84は、ホッパユニット87の搬送通路の近傍に設けられたセンサであり、搬送経路に赤外線等の発光及びその反射光の受光を行うことでパチンコ玉の通過を検知して制御部89に通知する。パルス送信部86aは、制御部89からの要求に応答してパルス信号を生成し、生成したパルス信号をホールコンピュータ40に送信する。通信部86bは、通信回線90を介してデータ管理装置50及びホールコンピュータ40との間で各種通信を行うためのインタフェースである。
【0067】
記憶部88は、制御部89による各種処理に必要な情報及びプログラムを記憶する不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、計数ログ88a、基準値データ88b、誤差理由候補データ88c、誤差データ88d及び計数機ID88eを記憶する。計数ログ88aは、計数機80による計数処理の履歴である。計数処理の結果は、レシートへの印字やデータ管理装置50への送信によって出力されるが、かかる出力に加えて計数ログ88aを残すことで計数機80の動作状態を管理できる。
【0068】
基準値データ88bは、計数玉数と差玉数との比較に用いる第1の基準値及び第2の基準値を有するデータである。第2の基準値は第1の基準値よりも大きい値とすることが好ましい。例えば、第1の基準値を「20」とし、第2の基準値を「500」とする。
【0069】
計数玉数と差玉数との差が第1の基準値を超える場合には、計数機80は、誤差ありと判定する。さらに、計数玉数と差玉数との差が第2の基準値を超える場合には、計数機80は、管理者権限者の認証が必要であると判定する。
【0070】
誤差理由候補データ88cは、誤差の発生理由の候補を示す。図7は、誤差理由候補データ88cについて説明するための説明図である。図6に示す誤差理由候補データ88cは、理由候補に除外フラグを対応付けている。
【0071】
誤差理由候補データ88cは、「台移動」、「玉共有」、「拾い玉」、「こぼれ」、「持ち込み」及び「断線」を理由候補として有するが、例えば台移動を許可している遊技店であれば、「台移動」の除外フラグを「1」に設定しておくことで、誤差の発生理由を入力する際に「台移動」以外から選択させることができる。除外フラグの設定は、遊技店の管理者等が予め設定する。
【0072】
なお、「台移動」は遊技客が遊技機を台移動した場合を示し、「玉共有」は複数人で遊技媒体を共有して遊技した場合を示し、「拾い玉」は遊技客がフロアからパチンコ玉を拾った場合を示し、「こぼれ」は遊技機からパチンコ玉がこぼれ落ちた場合を示し、「持ち込み」は遊技客が他の遊技店からパチンコ玉を持ち込んだ場合を示す。また、「断線」は、貸玉数、打込玉数又は賞出玉数を示すパルス信号の信号線に断線が発生した場合を示す。
【0073】
図6に示す誤差データ88dは、計数処理を行った時刻と、計数処理を行った計数機の計数機IDと、計数処理したパチンコ玉がどの遊技機から獲得されたかを示す遊技機IDと、「計数玉数−差玉数」により算定した誤差玉数と、誤差の発生理由と、計数処理に立ち会った店員を識別する担当者IDと、誤差に対する対処の内容とを含む。
【0074】
計数機ID88eは、計数機80を一意に識別する識別情報であり、誤差データ88dの生成に使用する。また、通信回線90を介した他の装置との通信に使用することができる。
【0075】
制御部89は、計数機80を全体制御する制御部であり、計数処理部89a、判定部89b、表示制御部89c、誤差データ処理部89d、管理者認証部89e及び発行制御部89fを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、計数処理部89a、判定部89b、表示制御部89c、誤差データ処理部89d、管理者認証部89e及び発行制御部89fにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
【0076】
計数処理部89aは、遊技客によって獲得されたパチンコ玉の計数制御を行う処理部である。具体的には、ホッパユニット87にパチンコ玉が投入されると、計数センサ84から獲得玉の通過を通知する信号が出力されるので、一定時間(例えば、3秒)についてかかる信号が検出されなくなるまでカウントアップを継続することでパチンコ玉の計数を行う。また、計数処理部89aは、所定の玉数(例えば、10玉)を計数する度に、パルス送信部86aにパルス信号の生成及び送信を要求する。計数センサ84から信号が検出されなくなってから一定時間が経過したならば、計数処理部89aは、計数処理を終了する。
【0077】
判定部89bは、計数処理部89aがパチンコ玉の計数処理を行った場合に、該パチンコ玉がどの遊技機から獲得されたかに基づいて、ホールコンピュータ40から該遊技機の差玉数を取得する。判定部89bは、計数玉数と差玉数との差が第1の基準値を超える場合には、誤差ありと判定する。さらに、判定部89bは、計数玉数と差玉数との差が第2の基準値を超える場合には、管理者権限者の認証が必要であると判定する。
【0078】
表示制御部89cは、判定部89bにより計数玉数と差玉数との差が第1の基準値を超えると判定された場合に、第1の基準値以上の差が生ずる理由を入力させる入力画面を表示操作部81に表示制御する。
【0079】
図8は、表示制御部89cが表示制御する表示画面について説明するための説明図である。図8に示すように、表示画面には「誤差が発生しました。理由を確認して選択してください。」とのメッセージとともに「玉共有」、「拾い玉」、「こぼれ」、「持ち込み」及び「断線」にそれぞれ対応するボタンが表示されている。ここで表示するボタンは、誤差理由候補データ88cに示された理由候補から除外フラグが「1」である理由候補を除外したものである。また、それぞれの候補に設定された条件に従って、選択可能/不能を設定してもよい。選択不能な候補は、網掛けの反転表示になる等、選択不能であることを識別可能に表示する。たとえば、「こぼれ」を原因とする誤差は、差玉数に対して一定の割合(たとえば5%程度)を超えると許容されないため、選択不可とされる。また、差玉との差分として正の値が許容される候補と、負の値が許容される候補が設定されており、たとえば差玉より計数玉が大きい場合には、「こぼれ」の選択肢は選択不可とされる。店員は、表示画面に従って遊技客への聞き取りなどにより理由を特定し、いずれかのボタンを押下操作することで、理由の入力を行う。
【0080】
誤差データ処理部89dは、計数処理を行った時刻と、計数機ID88eと、計数処理したパチンコ玉がどの遊技機から獲得されたかを示す遊技機IDと、「計数玉数−差玉数」により算定した誤差玉数と、誤差の発生理由と、計数処理に立ち会った店員を識別する担当者IDと、誤差に対する対処の内容を含む誤差データ88dを生成し、通信回線90を介してデータ管理装置50に送信する。
【0081】
管理者認証部89eは、判定部89bにより計数玉数と差玉数との差が第2の基準値を超えると判定された場合に、所定の管理権限を有する管理者の認証を要求し、管理者の認証を行う処理部である。管理者の認証は、管理者が携行する管理者用端末や、管理者の店員カードからの店員ID読取りによって行う。
【0082】
発行制御部89fは、計数結果の出力を行う処理部である。発行制御部89fは、判定部89bにより計数玉数と差玉数との差が第1の基準値以下であると判定された場合には、そのまま計数結果の出力を行うが、判定部89bにより計数玉数と差玉数との差が第1の基準値を超えると判定されたならば、誤差の発生理由が入力されることを条件に計数結果の出力をおこなう。すなわち、発行制御部89fは、誤差の発生理由が処理情報として入力されたか否かの判定と、計数結果に関する処理の継続可否の制御とを行う。さらに、判定部89bにより計数玉数と差玉数との差が第2の基準値を超えると判定されたならば、管理者の認証が行われたことを条件に計数結果の出力をおこなう。
【0083】
発行制御部89fは、計数結果の出力をレシートの発行によって行う場合には、レシート発行部85にレシートを印字させる。また、計数結果を貯玉する場合には、カードリーダライタ86cによって読み取った一般カードや会員カードのカードIDに計数結果を関連付けてデータ管理装置50に送信する。
【0084】
次に、図2に示したデータ管理装置50の内部構成について説明する。図9は、図2に示したデータ管理装置50の内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、データ管理装置50は、入力部51及び表示部52と接続される。入力部51は、キーボードやマウス等であり、表示部52は、液晶パネルやディスプレイ装置等である。
【0085】
また、データ管理装置50は、通信部53と、記憶部54と制御部55とを有する。通信部53は、通信回線90を介して計数機80等とデータ通信するためのインタフェース部である。
【0086】
記憶部54は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、カードデータ54a、会員データ54b及び誤差データ54cを記憶する。カードデータ54aは、カードのプリペイド価値及び持玉数等をデータIDに対応付けたデータである。会員データ54bは、遊技店に会員登録された会員について、会員カードID、貯玉数、ポイント数、暗証番号及び氏名等を関連付けたデータである。誤差データ54cは、遊技店で発生した誤差を管理するデータである。
【0087】
図10は、誤差データ54cを説明するための説明図である。図10に示すように、誤差データ54cは、時刻、計数機ID、遊技機ID、誤差玉数、誤差理由、担当者ID及び対処の項目を有する。
【0088】
具体的には、図10に示すパルス誤差データ54cは、時刻「10:30」に計数機ID「1001」である計数機が、遊技機ID「0002」である遊技機から獲得されたパチンコ玉を計数処理した際に、台移動により36玉の誤差が発生しており、担当者ID「2019」である担当者がレシート発行を行ったことを示している。同様に、時刻「12:10」に計数機ID「1005」である計数機が、遊技機ID「0003」である遊技機から獲得されたパチンコ玉を計数処理した際に、断線により1200玉の誤差が発生しており、担当者ID「2001」である担当者がレシート発行を行ったことを示している。さらに、時刻「15:50」に計数機ID「1001」である計数機が、遊技機ID「0010」である遊技機から獲得されたパチンコ玉を計数処理した際に、持ち込みにより900玉の誤差が発生しており、担当者ID「2001」である担当者が取り込みを行ったことを示している。ここで、レシート発行とは、計数処理した玉数を正としてレシートを発行する処理であり、取り込みとはホールコンピュータ40で管理された玉数を正としてレシートを発行することなくパチンコ玉の回収のみを行う処理である。
【0089】
図9に示す制御部55は、データ管理装置50を全体制御する制御部であり、カード管理部55a、会員管理部55b及び誤差管理部55cを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、カード管理部55a、会員管理部55b及び誤差管理部55cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
【0090】
カード管理部55aは、カードデータ54aに対するデータの登録、更新、削除を実行する処理部であり、会員管理部55bは会員データ54bに対するデータの登録、更新、削除を実行する処理部である。同様に、誤差管理部55cは、誤差データ54cに対するデータの登録、更新、削除を実行する処理部である。
【0091】
次に、図2に示したホールコンピュータ40の処理手順について説明する。図11は、図2に示したホールコンピュータ40の処理手順を示すフローチャートである。図11に示したように、ホールコンピュータ40は、パルス信号を受信すると(ステップS101;Yes)、遊技データ45b及び差玉数データ45cを更新する(ステップS102)。
【0092】
ステップS102の終了後又はパルス信号を受信していない場合(ステップS101;No)には、ホールコンピュータ40は、計数機80より遊技機IDを指定した差玉数の要求を受信したならば(ステップS103;Yes)、指定された差玉数及び異常フラグを計数機80に送信し(ステップS104)、差玉数をリセットする(ステップS105)。
【0093】
ステップS105の終了後、又は差玉数の要求を受信していない場合(ステップS103;No)には、ホールコンピュータ40は、ステップS101に戻って処理を繰り返す。
【0094】
次に、図2に示した計数機80の処理手順について説明する。図12は、図2に示した計数機80の処理手順を示すフローチャートである。図12に示したように、計数機80は、まず、遊技機IDの入力を受け付ける(ステップS201)。遊技機IDの入力は、例えば店員が遊技客からどの遊技機から獲得したパチンコ玉であるかを聞き取り、表示操作部81を操作して入力することで行う。
【0095】
計数機80は、入力された遊技機IDをホールコンピュータ40に送信して、該遊技機IDの差玉数を取得する(ステップS202)。また、計数機80は、投入されたパチンコ玉の計数処理を実行し(ステップS203)、計数玉数と差玉数との差が第1の基準値を超えるか否かを判定する(ステップS204)。
【0096】
計数玉数と差玉数との差が第1の基準値以下であれば(ステップS204;No)、計数機80は、計数玉数をレシートに印字してレシート発行を行い(ステップS209)、処理を終了する。
【0097】
一方、計数玉数と差玉数との差が第1のしきいを超えているならば(ステップS204;Yes)、計数機80は、ホールコンピュータ40から受信した異常フラグが「1」であるか否かを判定する(ステップS205)。異常フラグが「1」であるならば、計数機80は、誤差データを生成し、送信する(ステップS208)。異常フラグが「1」であるのは、他の遊技機への台移動や、断線などにより誤差が発生することが予測されている場合であるので、誤差が発生した理由を改めて確認し、入力することは必要でない。
【0098】
異常フラグが「1」でなければ(ステップS205;No)、計数機80は、計数玉数と差玉数との差が第2の基準値を超えるか否かを判定する(ステップS206)。計数玉数と差玉数との差が第2の基準値以下であれば(ステップS206;No)、計数機80は、計数玉数と差玉数との差が第1の基準値を超えた理由の入力を求める入力画面を表示制御し、理由の入力を待つ。そして、理由の入力を受け付けたならば(ステップS207;Yes)、計数機80は、入力された理由を用いて誤差データを生成し、送信する(ステップS208)。
【0099】
ステップS208の後、計数機80は、計数玉数をレシートに印字してレシート発行を行い(ステップS209)、処理を終了する。なお、計数玉数の一部又は全部を貯玉することもできる。
【0100】
図12では、店員の入力操作により遊技機IDを取得する場合を示したが、計数に際して会員カードを受付けたならば、データ管理装置50が管理する会員カードの挿入履歴から、該会員が遊技を行った遊技機IDを含む遊技履歴を取得することができる。具体的には、会員カードIDに対応付けて記憶されている、会員カードの挿入・返却の時刻情報と台間カードユニット10の識別情報から、対応する遊技機を特定し、当該遊技機の該当する時刻の差玉情報を遊技履歴として抽出し、前回の計数・景品交換後から、今回までの差玉を遊技履歴として全て取得する。この場合、遊技履歴が正常に特定できたときには遊技機IDの入力は要しない。また、この場合には、取得した会員の遊技履歴から差玉の履歴を取得して、差玉の最終値を演算することができる。計数機80は、演算した差玉数と計数玉数との間に誤差がある場合のみ、後述する図13等に記載する誤差処理の制御を行う。この制御により、会員による計数の場合には、誤差発生によって店員対応が必要となるケースがより限定される。このため、利便性を向上し、トラブルを防止できる。なお、会員カードに代えて、遊技者の携帯する携帯端末を受け付けること等により直前に遊技した遊技機を特定できた場合には、遊技機IDの入力を不要としてもよい。
【0101】
ステップS206の判定で計数玉数と差玉数との差が第2の基準値を超えた場合(ステップS206;Yes)の処理について図13を用いて説明する。図13に示すようにステップS206の判定で計数玉数と差玉数との差が第2の基準値を超えた場合(ステップS206;Yes)、計数機80は、管理権限者の認証を行う(ステップS301)。
【0102】
計数機80は、管理権限者を認証した(ステップS301;Yes)後、対処についての入力を受け付ける。この入力は、理由の入力に加え、レシートの発行を行うか否かを指示する入力を含む。
【0103】
レシート発行の指示を受け付けたならば(ステップS302;Yes)、計数機80は、レシートを発行する(ステップS303)。一方、レシート発行の指示を受け付けなければ(ステップS302;No)、計数機80は、レシートを発行することなくパチンコ玉を回収する取り込み計上を行う(ステップS305)。
【0104】
レシート発行(ステップS303)又は取り込み計上(ステップS305)の後、計数機80は、誤差データを生成し、データ管理装置50に送信して(ステップS304)、処理を終了する。
【0105】
上述してきたように、本実施例では、管理装置であるホールコンピュータ40が、遊技機20及び台間カード処理機10から取得したパルス信号に基づいて、遊技客により獲得されるべき玉数を示す差玉数を算定して計数装置80に通知し、計数装置80が、投入された遊技媒体を計数処理した計数玉数とホールコンピュータ40から通知された差玉数との差が第1の基準値以上であるか否かを判定し、差玉数と計数玉数との差が第1の基準値以上であると判定された場合に、第1の基準値以上の差が生ずる理由を入力させ、理由が入力された場合に、入力された理由をデータ管理装置50に格納制御するよう構成したので、管理装置により管理される差遊技媒体数と計数装置で計数された計数遊技媒体数との差が生じた理由を効率良く管理することができる。
【0106】
なお、上述の実施例では、パチンコ玉を計数する計数機80を例示して説明を行ったが、メダルを回転盤の回転或いはベルト搬送によって計数するメダル計数機に本発明を適用してもよい。
【0107】
また、上述の実施例では、計数機80が記憶した基準値を用いて処理継続の制御を行う構成について説明したが、基準値を他の装置から取得するよう構成してもよい。また、基準値データ45dは、遊技機毎、遊技機の機種毎、遊技島毎、レート毎等で異なる値を使用してもよい。さらに、会員カードにて会員が特定できる場合、一般遊技者においても計数機に設けた撮像手段により個人が特定できる場合には、第1の基準値を超えるが第2の基準値を超えない誤差処理が所定期間内に所定回数以上発生したときには、誤差処理の履歴よりその旨を管理装置において判定し、今回の計数値の誤差が第1の基準値を超えるが第2の基準値を超えなくても管理権限者による認証を要求するようにしてもよい。
【0108】
図14は、遊技システムの変形例を説明するための説明図である。図14に示した遊技システムでは、ホールコンピュータ140は、差玉数データ45cに加え、基準値データ45dを記憶する。基準値データ45dは、遊技機を識別する識別情報と基準値とを対応付けたデータである。
【0109】
計数機180は、ホールコンピュータ140と通信回線91を介して接続され、計数を行った場合にホールコンピュータ140から差玉数データ45cとともに基準値データ45dを取得し、基準値データ45dを用いて処理継続の制御を行う。また、通信回線91がオフラインである場合には、店員により差玉数の入力を受けて計数玉数との比較を行う。この場合には、計数機180は、自装置が記憶する基準値データ88bを使用する基準値88bは、基準値データ45dに比して厳しい値とすることが望ましい。
【0110】
また、計数機180は、データ管理装置50と通信回線92を介して接続されている。通信回線92がオフラインである場合には、計数機180は、誤差データ88fを一時的に保持し、通信回線92がオンラインとなった場合に誤差データ88fをデータ管理装置50に送信する。
【0111】
なお、図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部または一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0112】
例えば、上述の実施例では、計数機が計数玉数と差玉数とを比較する構成を示して説明を行ったが、データ管理装置50等任意の装置で計数玉数と差玉数とを比較させてもよい。さらに、上述の実施例では、データ管理装置50が、カードデータ、会員データ及び誤差データを管理する構成を示したが、これに代えて、カードデータを管理するカード管理装置、会員データを管理する会員管理装置、誤差データを管理する遊技場管理装置を別個に設けてネットワーク接続し、必要に応じて情報をネットワークを介して送受信することで同様の効果が期待でき、また装置負荷の分散が可能になる。
【産業上の利用可能性】
【0113】
以上のように、本発明に係る遊技システム、計数装置及び遊技情報管理方法は、管理装置により管理される差遊技媒体数と計数装置で計数された計数遊技媒体数との差が生じた理由を効率良く管理することに適している。
【符号の説明】
【0114】
10 台間カード処理機
20 遊技機
30 島コントローラ
40 ホールコンピュータ
41 入力部
42 表示部
43 通信I/F部
44 パルス受信部
45 記憶部
45a パルス管理データ
45b 遊技データ
45c 差玉数データ
45d 基準値データ
46 制御部
46a 遊技データ管理部
46b 差玉数データ管理部
46c 差玉数通知部
50 データ管理装置
51 入力部
52 表示部
53 通信部
54 記憶部
54a カードデータ
54b 会員データ
54c 誤差データ
55 制御部
55a カード管理部
55b 会員管理部
55c 誤差管理部
60 精算機
70 景品管理装置
80 計数機
81 表示操作部
82 計時部
83 シャッタ機構
84 計数センサ
85 レシート発行部
86a パルス送信部
86b 通信部
86c カードリーダライタ
86d 読取部
87 ホッパユニット
87a 玉取出口
88 記憶部
88a 計数ログ
88b 基準値データ
88c 誤差理由候補データ
88d、88f 誤差データ
88e 計数機ID
89 制御部
89a 計数処理部
89b 判定部
89c 表示制御部
89d 誤差データ処理部
89e 管理者認証部
89f 発行制御部
90、91、92 通信回線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技機及び/又は遊技機に対応して設けられた各台装置と、遊技媒体を計数する計数装置とに通信可能に接続された管理手段を有する遊技システムであって、
前記遊技機及び/又は前記各台装置からの出力情報に基づいて、遊技客が獲得可能な第1の遊技媒体数を特定する第1の特定手段と、
前記計数装置における前記遊技媒体の検知結果に基づいて第2の遊技媒体数を特定する第2の特定手段と、
第1の遊技媒体数と第2の遊技媒体数の差が第1の所定値以上である場合に、処理情報の入力を要求する処理情報入力要求手段と、
入力された処理情報を格納する処理情報格納手段と
を備えたことを特徴とする遊技システム。
【請求項2】
前記管理手段は、
前記遊技機から打込遊技媒体数及び賞出遊技媒体数に関する情報を取得し、前記各台装置から貸出遊技媒体数に関する情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された打込遊技媒体数及び賞出遊技媒体数に関する情報並びに貸出遊技媒体数に関する情報に基づいて、前記第1の遊技媒体数を算定する算定手段と
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
【請求項3】
前記計数装置は、前記処理情報が入力されたか否かを判定する入力判定手段と、
前記入力判定手段の判定結果に基づいて、遊技媒体に関する処理の継続可否を制御する処理継続制御手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技システム。
【請求項4】
前記計数装置は、前記第1の遊技媒体数と前記第2の遊技媒体数との差が第2の所定値以上である場合に、所定の管理権限を有する管理者の認証を要求する管理者認証要求手段をさらに備え、
前記処理継続制御手段は、前記認証が行われたことを条件に遊技媒体に関する処理の継続可否を制御することを特徴とする請求項3に記載の遊技システム。
【請求項5】
前記第1の遊技媒体数と前記第2の遊技媒体数との差が第1の所定値以上となることが予測される遊技機を事前に特定する予測特定手段をさらに備え、
前記処理継続制御手段は、前記予測特定手段により特定された遊技機から獲得された遊技媒体については、前記処理情報の入力を条件とせず処理の継続を可とすることを特徴とする請求項3又は4に記載の遊技システム。
【請求項6】
遊技媒体を計数する計数装置であって、
遊技機で獲得される遊技媒体に関する情報を管理する管理手段と情報の送受信を行う通信手段と、
前記管理手段が管理している情報に基づいて得られる遊技客が獲得可能な第1の遊技媒体数と、計数結果に基づいて得られる第2の遊技媒体数との差が所定値以上である場合に、処理情報の入力を要求する処理情報入力要求手段と、
前記処理情報の入力の有無を条件として、前記遊技媒体の計数に関する処理の継続可否を制御する処理継続制御手段と
を備えたことを特徴とする計数装置。
【請求項7】
遊技機及び/又は遊技機に対応して設けられた各台装置と、遊技媒体を計数する計数装置とに通信可能に接続された管理手段を有する遊技システムの遊技情報管理方法であって、
前記遊技機及び/又は前記各台装置からの出力情報に基づいて、遊技客が獲得可能な第1の遊技媒体数を特定する第1の特定工程と、
前記計数装置における前記遊技媒体の検知結果に基づいて第2の遊技媒体数を特定する第2の特定工程と、
第1の遊技媒体数と第2の遊技媒体数の差が第1の所定値以上である場合に、処理情報の入力を要求する処理情報入力要求工程と、
入力された処理情報を所定の格納する処理情報格納工程と
を含んだことを特徴とする遊技情報管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2013−102809(P2013−102809A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−246491(P2011−246491)
【出願日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【出願人】(000001432)グローリー株式会社 (1,344)
【Fターム(参考)】