説明

道路付設構造物、塗布方法

【課題】ヒートアイランド化現象等を防止する。
【解決手段】道路等に付設する道路付設構造物S1、S2において、前記道路等の地面から立設する立設部11、21と、当該立設部11、21から延出する壁面部12、21b、22aとを有する道路付設構造物本体1、2とを具備し、少なくとも前記道路付設構造物本体1、2の立設部11、21または壁面部12、21b、22aの表面の一部に、赤外線を反射させる赤外線反射層1B、2B、RBを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒートアイランド化現象等の対策に好適に利用されるものである。
【背景技術】
【0002】
近年、世界中においてヒートアイランド化現象は深刻な問題として認識されており、様々な対策が講じ始められている。その対策の一つとして、都市部に木や花等を植える緑地化計画が進められている。
(例えば、特許文献1を参照)。
【特許文献1】特開2005−232098
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、現実問題として都市部に緑地スペースを確保することは難しく、また既存の建物が密集している地域等においては、このような緑地スペースを確保することは更に困難を極める。
【0004】
加えて、緑地を維持するためには肥料や人件費などに莫大な維持費用がかかってしまう上、虫や落ち葉の処理など緑地を好適な状態に維持するためには煩雑な作業が伴うという不具合があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで本願は、道路等に付設する道路付設構造物において、前記道路等の地面から立設する立設部と、当該立設部から延出する壁面部とを有する道路付設構造物本体を具備し、少なくとも前記道路付設構造物本体の立設部または壁面部の表面の一部に、赤外線を反射させる赤外線反射層を設けることを特徴とする。
【0006】
これにより、道路付設構造物に対する蓄熱を防止し、ひいては当該道路付設構造物を介して道路に蓄熱されることも防止することで、ヒートアイランド化現象を劇的に緩和することが可能となる。
【0007】
また、緑地化計画のように特別なスペースや大掛かりな器具を必要とせず、簡便且つ容易に実施することができる。加えて、既存の道路付設構造物に対しても本願構造を採用することができる。
【0008】
具体的な態様としては、前記道路付設構造物を、電柱、縁石ブロック、道路標識、道路標示、道路工事等の標識、マンホール、信号器、又は電灯とすることが考えられる。
【0009】
更に、前記道路付設構造物を、前記道路に沿った壁面部を有するガードレール等の構造物とすることで、例えば赤外線反射センサー等を用いたカーシステムを採用した場合に、ガードレール等から反射する赤外線を的確に捕捉し、道路形状を把握することもできる。
【0010】
また、前記赤外線反射層を風害等から守るためには、前記赤外線反射層の表面に当該赤外線反射層の腐食を防止する腐食防止層を設けることが望ましい。
【0011】
更に、より効果的に蓄熱を防ぐためには、前記道路付設構造物が地面から露出する面の全面に前記赤外線反射層を設けると良い。
【0012】
加えて、塗布方法としては、前記道路等の地面から立設する立設部と、当該立設部から延出する壁面部とを有する道路付設構造物本体を具備し、道路等に付設する道路付設構造物に塗料を塗布する塗布方法おいて、少なくとも前記道路付設構造物本体の立設部または壁面部の表面の一部に、赤外線を反射させる赤外線反射材を塗布し赤外線反射層を形成することが考えられる。
【0013】
また、前記道路付設構造物の周囲に位置する前記道路に、赤外線を反射させる赤外線反射材を塗布し赤外線反射層を形成することで、道路への蓄熱も防止し更なるヒートアイランド化防止効果が期待できる。
【発明の効果】
【0014】
道路付設構造物に対する蓄熱を防止し、ひいては当該道路付設構造物を介して道路に蓄熱されることも防止することで、ヒートアイランド化現象を劇的に緩和することが可能となる。
【0015】
また、緑地化計画のように特別なスペースや大掛かりな器具を必要とせず、簡便且つ容易に実施することができる。加えて、既存の道路付設構造物に対しても本願構造を採用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
この実施形態における道路付設構造物S1、S2は、ヒートアイランド化現象等を防止するために、放熱の原因となる電柱S1などの道路付設構造物S1、S2に、熱線となる赤外線を反射する赤外線反射層1B、2Bを設け、蓄熱しない道路付設構造物S1、S2の構造を実現するためのものである。
【0018】
具体的には、本道路付設構造物S1、S2は、図1に示すように、電柱S1やガードレールS2等の道路R1、R2沿いに付設する構造物である。
【0019】
以下、車両Cが通る車道R1の沿道に沿って複数設けている電柱S1を例に挙げて説明する。
【0020】
当該電柱S1は、図1、図2等に示すように、歩道R2等の地面から立設する立設部11と、当該立設部11から延出する壁面部12とを有する電柱本体1(道路付設構造物本体1)を具備するものであり、少なくとも当該電柱本体1の立設部11または壁面部12の表面の一部に、赤外線を反射させる赤外線反射層1Bを設けている。
【0021】
具体的には、図3に示すように、前記電柱本体1が太陽等からの赤外線を受ける恐れのある面、つまり前記歩道R2の表面より露出する露出面の外側(反電柱本体1側)に、装飾用等の顔料を塗布した塗料層1Aと、赤外線を反射する前記赤外線反射層1Bと、当該赤外線反射層1B等を雨や風等に起因する腐食から防止する腐食防止層1Cとを順次形成している。
【0022】
電柱本体1は、コンクリート等にて構成した円柱状の支柱21であり、後述する立設部11を介して歩道R2に一部を埋没させた状態で固設している。
【0023】
立設部11は、道路や当該道路の近傍に位置する沿道などの地面に接地する箇所であり、前記電柱本体1を設置するために一部(下部)を地面(歩道R2)内に埋没させると共に、一部(上部)を前記地面から露出させている。
【0024】
壁面部12は、前記電柱本体1の側周面及び天面からなるものであり、前記歩道R2の表面から露出する面にて構成している。
【0025】
塗料層1Aは、例えば注意を喚起する黒と黄色のストライプ地などを、前記壁面部12の一部に塗料にて描いたり、前記壁面部12の全面に塗料を塗布したりして形成する層である。
【0026】
赤外線反射層1Bは、前記塗料層1Aの外側(反電柱本体1側)に形成する層であり、当該実施形態においては、前記歩道R2等の地面から露出する面、つまり前記立設部11及び壁面部12の表面の全面に赤外線を反射する赤外線反射材を塗布することにより形成している。
【0027】
前記赤外線反射材としては、少なくとも赤外線や紫外線を50%以上反射させる透明熱線紫外線反射膜を形成する希釈溶媒などを用いる。具体的には、本実施の形態における赤外線射剤は、バインダーに対して1重量%以上5重量%以下とした平均粒径100nm以下の六ホウ化ランタン微粒子と、バインダーに対して2重量%10重量%以下とした平均粒径100nm以下の酸化水酸化鉄と、バインダーに対して3重量%以上10重量%以下としたベンゾフェノン系および/またはベンゾトリアゾール系の有機紫外線吸収材料とを含有し、さらに常温硬化バインダーと希釈溶媒とを含有する。また、当該赤外線反射材は、塗布を容易とするために常温粘度を2cps以上20cps以下としている。
【0028】
なお、前記赤外線反射材としては、例えば一液弱溶剤反応硬化型シリコン変形樹脂塗料などを用いても良い。
【0029】
腐食防止層1Cは、前記赤外線反射層1Bの外側(反電柱本体1側)、つまり最外層となるものであり、前記赤外線反射層1Bの全面に防腐剤を含有する塗料を塗布したり、ポリエチレン系等の合成樹脂製のフィルムを貼着したりすることにより形成している。
【0030】
次に、前記道路付設構造物S1、S2として、前記道路に沿った沿面部22aを有するガードレールS2を例に挙げて説明する。
【0031】
当該ガードレールS2は、図1、図2等に示すように、複数の支柱21と、当該支柱21に固定されるガードフェンス22とからなるガードレール本体2(道路付設構造物本体2)からなるものであり、歩道R2等の地面から立設する立設部21aと、当該立設部21aから延出する壁面部21b、22aとを有し、少なくとも当該ガードレール本体2の立設部21aまたは壁面部21b、22aの表面の一部に、赤外線を反射させる赤外線反射層2Bを設けている。
【0032】
具体的には、図4に示すように、前記ガードレール本体2が太陽等からの赤外線を受ける恐れのある面、つまり前記道路等の地面の表面より露出する露出面の外側(反ガードレール本体2側)に、装飾等の顔料を塗布した塗料層2Aと、赤外線を反射する前記赤外線反射層2Bと、当該赤外線反射層2B等を雨や風等に起因する腐食から防止する腐食防止層2Cとを順次形成している。
【0033】
支柱21は、歩道R2等の地面から立設する立設部21aと、当該立設部21aから延出する壁面部21bとを有する中空パイプ形状の鋼材製であり、その上部には、前記ガードフェンス22を取り付けるための取付孔を貫通している。
【0034】
立設部21aは、歩道R2や車道R1の近傍に位置する沿道などの地面に接地する箇所であり、歩道R2に打設したコンクリートを基礎として、この基礎に一部(下部)を埋没させて固定すると共に、一部(上部)を前記地面から露出させている。
【0035】
壁面部21bは、支柱21の側周面及び天面からなるものであり、前記地面から露出する面にて構成している。
【0036】
塗料層2Aは、例えば茶色や白色などの塗料を前記壁面部21bの全面に塗布する等して形成する層である。
【0037】
赤外線反射層2Bは、前記塗料層2Aの外側(反ガードレール本体2側)に形成する層であり、当該実施形態においては、前記歩道R2等の地面から露出する面、つまり前記立設部21a及び壁面部21bの表面の全面に赤外線を反射する赤外線反射材を塗布することにより形成している。
【0038】
前記赤外線反射材としては、少なくとも赤外線や紫外線を50%以上反射させる透明熱線紫外線反射膜を形成する希釈溶媒などを用いる。具体的には、本実施の形態における紫外線反射剤は、バインダーに対して1重量%以上5重量%以下とした平均粒径100nm以下の六ホウ化ランタン微粒子と、バインダーに対して2重量%10重量%以下とした平均粒径100nm以下の酸化水酸化鉄と、バインダーに対して3重量%以上10重量%以下としたベンゾフェノン系および/またはベンゾトリアゾール系の有機紫外線吸収材料とを含有し、さらに常温硬化バインダーと希釈溶媒とを含有する。また、当該赤外線反射材は、塗布を容易とするために常温粘度を2cps以上20cps以下としている。
【0039】
なお、前記赤外線反射材としては、例えば一液弱溶剤反応硬化型シリコン変形樹脂塗料などを用いても良い。
【0040】
腐食防止層2Cは、前記赤外線反射層2Bの外側(反ガードレール本体2側)、つまり最外層となるものであり、前記赤外線反射層2Bの全面に防腐剤を含有する塗料を塗布したり、ポリエチレン系等の合成樹脂製のフィルムを貼着したりすることにより形成している。
【0041】
ガードフェンス22は、反支柱21側に膨出する凹凸形状を有する鋼材製の横長プレートであり、前記取付孔に対応した位置にガードフェンス22側の取付孔を開口している。
【0042】
尚、前記取付孔に螺合するボルト等を用いて前記支柱21の上部にガードフェンス22を固定する。
【0043】
また、当該ガードフェンス22の表面には、当該立設部21aから延出する壁面部22aを形成しており、具体的には、道路側に面し当該道路に沿った壁面部22a、つまり道路の進行方向を長手方向とする沿面部22aを有している。尚、反道路側(支柱21側)にも、壁面部を構成している。
【0044】
更に、当該ガードフェンス22の表面には、前記支柱21と同様に、前記沿面部22aを含む前記道路の表面から露出する面の全面に前記塗料層2A、赤外線反射層2B、腐食防止層2Cを順次積層している。
【0045】
次に、前記赤外線反射層1B、2B等を形成する塗布方法を説明する。
【0046】
道路等に設置済みの電柱S1やガードレールS2等の道路付設構造物S1、S2に塗布する場合には、当該道路付設構造物S1、S2の表面に前記赤外線反射材を含有する塗料を塗布した後、当該赤外線反射層1B、2Bの上から前記腐食防止剤を含有する塗料を塗布して腐食防止層1C、2Cを赤外線反射層1B、2Bの上に積層する。
【0047】
一方、道路等に設置する前の道路付設構造物S1、S2においては、前記塗料層1A、2A、赤外線反射層1B、2B、腐食防止層1C、2Cを道路付設構造物本体1、2の表面に順に積層する。
【0048】
更に、図2に示すように、前記道路付設構造物S1、S2の周囲に位置する車道R1や歩道R2の表面にも各層を形成する成分を含有する塗料を順次塗布することにより前記塗料層RA、赤外線反射層RB、腐食防止層RCを車道R1や歩道R2の表面に順に形成することも考えられる。
【0049】
以上の通り、道路等に付設する道路付設構造物S1、S2において、前記道路R1、R2等の地面から立設する立設部11、21aと、当該立設部11、21aから延出する壁面部12、21b、22aとを有する道路付設構造物本体1、2を具備し、少なくとも前記道路付設構造物本体1、2の立設部11、21aまたは壁面部12、21b、22aの表面の一部に、赤外線を反射させる赤外線反射層1B、2Bを設けることで、道路付設構造物S1、S2に対する蓄熱を防止し、ひいては当該道路付設構造物S1、S2を介して道路に蓄熱されることも防止することで、ヒートアイランド化現象を劇的に緩和することが可能となる。
【0050】
また、緑地化計画のように特別なスペースや大掛かりな器具を必要とせず、簡便且つ容易に実施することができる。加えて、既存の道路付設構造物S1、S2に対しても本願構造を採用することができる。
【0051】
更に、前記道路付設構造物S1、S2を、前記車道R1に沿った壁面部(沿面部)22aを有するガードレールS2等の構造物とすることで、例えば赤外線反射センサー等を用いたカーシステムを採用した場合に、ガードレールS2等から反射する赤外線を効果的に捕捉し、車道形状を把握することもできる。
【0052】
また、前記赤外線反射層1B、2B、RBの表面に当該赤外線反射層1B、2B、RBの腐食を防止する腐食防止層1C、2C、RCを設けているため、前記赤外線反射層1B、2B、RBを風害等から守ることができ、長期間に亘って赤外線反射効果が期待できる。
【0053】
更に、前記道路付設構造物S1、S2が前記歩道R2から露出する面の全面に前記赤外線反射層1B、2B、RBを設けていることにより、より効果的に蓄熱を防ぐことができる。
【0054】
また、前記道路付設構造物S1、S2の周囲に位置する前記道路R1、R2に、赤外線を反射させる赤外線反射材を塗布し赤外線反射層RBを形成することで、道路への蓄熱も防止し更なるヒートアイランド防止効果が期待できる。
【0055】
なお、本発明における構成は、以上説明したものに限定されないのは勿論である。その他の構成も本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0056】
例えば、上記実施形態においては、道路付設構造物S1、S2として電柱S1やガードレールS2を挙げて説明したが、その他、縁石ブロック・道路標識・道路標示・道路工事等の標識・マンホール・信号器・電灯等であっても良い。
【0057】
加えて、前記道路付設構造物S1、S2は、図5に示すように、住宅Hが立ち並ぶ住宅地内や空き地等に立ててもよい。
【0058】
また、赤外線反射層1B、2B、RBは、前記のものに限らないのは勿論であり、アルミニウム箔等の金属箔にて構成しても良く、更に、赤外線反射材を塗布するのではなく着脱可能な赤外線反射シートにて構成しても良い。当該赤外線反射シートは、可撓性を有することも考えられる。
【0059】
加えて、前記赤外線反射材に塗料や腐食防止材を混ぜ込み、赤外線反射層2Bと塗料層2A又は赤外線反射層2Bと腐食防止層2Cとを同一層として形成することも考えられる。
【0060】
更に、前記道路付設構造物S1、S2自体に赤外線反射材を含有し、当該道路付設構造物S1、S2の表面を赤外線反射層1B、2B、RBとしても良い。
【0061】
一方、前記腐食防止層1C、2C、RCや塗料層1A、2A、RAを設けず、前記道路付設構造物S1、S2の表面に直接赤外線反射層1B、2B、RBを形成することも考えられる。
【0062】
また、本実施の形態においては、全面に赤外線反射層1B、2B、RBを設けたが、前記立設部11、21aや壁面部12、21b、22aの表面の一部のみに前記赤外線反射層1B、2B、RBを設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の一実施形態に係る道路付設構造物を設置した状態を示す斜視図。
【図2】同実施形態に係る道路付設構造物を設置した状態を示す側面図。
【図3】同実施形態に係る道路付設構造物(電柱)の縦断面概略拡大図。
【図4】同実施形態に係る道路付設構造物(ガードレール)の縦断面概略拡大図。
【図5】同実施形態に係る道路付設構造物を設置した平面図。
【符号の説明】
【0064】
R1・・・道路(車道)
R2・・・道路(歩道)
RB・・・赤外線反射層
RC・・・腐食防止層
S1・・・道路付設構造物(電柱)
S2・・・道路付設構造物(ガードレール)
1・・・道路付設構造物本体(電柱本体)
1B・・・赤外線反射層
1C・・・腐食防止層
2・・・道路付設構造物本体(ガードレール本体)
2B・・・赤外線反射層
2C・・・腐食防止層
11・・・立設部
12・・・壁面部
21a・・・立設部
21b・・・壁面部
22a・・・壁面部(沿面部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
道路に付設する道路付設構造物において、
前記道路等の地面から立設する立設部と、当該立設部から延出する壁面部とを有する道路付設構造物本体を具備し、少なくとも前記道路付設構造物本体の立設部または壁面部の表面の一部に、赤外線を反射させる赤外線反射層を設けることを特徴とする道路付設構造物。
【請求項2】
前記道路付設構造物が、電柱、縁石ブロック、道路標識、道路標示、道路工事等の標識、マンホール、信号器、又は電灯であることを特徴とする請求項1記載の道路付設構造物。
【請求項3】
前記道路付設構造物が、前記道路に沿った壁面部を有するガードレール等の構造物であることを特徴とする請求項1又は2記載の道路付設構造物。
【請求項4】
前記赤外線反射層の表面に、当該赤外線反射層の腐食を防止する腐食防止層を有することを特徴とする請求項1乃至3記載の道路付設構造物。
【請求項5】
前記道路付設構造物が、前記地面から露出する面の全面に前記赤外線反射層を設けることを特徴とする請求項1乃至4記載の道路付設構造物。
【請求項6】
道路等の地面から立設する立設部と、当該立設部から延出する壁面部とを有する道路付設構造物本体を具備し、道路に付設される道路付設構造物に塗料を塗布する塗布方法において、
少なくとも前記道路付設構造物本体の立設部または壁面部の表面の一部に、赤外線を反射させる赤外線反射材を塗布し赤外線反射層を形成することを特徴とする塗布方法。
【請求項7】
前記道路付設構造物の周囲に位置する前記道路に、赤外線を反射させる赤外線反射材を塗布し赤外線反射層を形成することを特徴とする請求項6記載の塗布方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−169897(P2007−169897A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−364724(P2005−364724)
【出願日】平成17年12月19日(2005.12.19)
【出願人】(505409694)株式会社東建ハウジング (7)
【Fターム(参考)】