説明

部品供給又はハンドリング方法の決定方法

【目的】 担当者の経験に依存せず、客観的かつ正確な部品供給又はハンドリング方法を決定できる新規な方法を提供する。
【構成】 部品供給又はハンドリング方法に関与する供給又は把持特性を抽出し、数量化理論II類により前記部品供給又はハンドリング方法の推定値及び供給又は把持特性のウェイトを算出し、前記推定値及びウェイトに基づいて前記部品供給又はハンドリング方法を画面に表示し、新規に供給される部品について数量化理論II類により供給又は把持特性のウェイトを算出し、その値に基づいて当該新規部品の供給又は把持特性を前記画面上に表示し、前記画面に表示された部品供給又はハンドリング方法と新規部品の供給又は把持特性との対比により、当該新規部品の供給又はハンドリング方法を決定する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種機械や装置の自動組立において部品をその特性に応じて供給し或いは取り扱う部品供給又はハンドリング方法を決定するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種機械や装置の製造時にそれらを構成する部品を供給し或いは取り扱うために用いられる部品供給又はハンドリング方法は、経験を有する担当者が供給部品の特性を自らの経験と照合することによって決定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述のような部品供給又はハンドリング方法の決定には明確な選定基準がなく、担当者の経験に大きく依存しているため、同一の部品でも担当者の相違により方法が異なる場合がある。
【0004】また、経験に依存する故に、部品供給方法を客観的に決定することが困難であり、未経験者には部品供給又はハンドリング方法の決定ができない。
【0005】また、コンピュータ等の機械を利用するとしても、機械化は経験に基づくエキスパートシステムに依存しているので、パターンの一致がないと方法の判定は行えないという問題もあった。
【0006】従って、本発明の目的は、担当者の経験に依存せず、客観的かつ正確な部品供給又はハンドリング方法を決定できる新規な方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明により部品の供給方法を決定する方法は、(a)部品供給方法に関与する供給特性を抽出し、(b)数量化理論II類により前記部品供給方法の推定値及び供給特性のウェイトを算出し、(c)前記推定値に基づいて前記部品供給方法を画面に表示し、(d)新規に供給される部品について数量化理論II類により供給特性のウェイトを算出し、その値に基づいて当該新規部品の供給特性を前記画面上に表示し、(e)前記画面に表示された部品供給方法と新規部品の供給特性との対比により、当該新規部品の供給方法を決定することを特徴とする。
【0008】本発明により部品のハンドリング方法を決定する方法は、(a)部品のハンドリング方法に関与する把持特性を抽出し、(b)数量化理論II類により前記把持特性のウェイト及びハンドリング方法の推定値を算出し、(c)前記推定値に基づいて前記ハンドリング方法を画面に表示し、(d)新規に供給される部品について数量化理論II類により把持特性のウェイトを算出し、その値に基づいて当該新規部品の把持特性を前記画面上に表示し、(e)前記画面に表示されたハンドリング方法と新規部品の把持特性との対比により、当該新規部品のハンドリング方法を決定することを特徴とする。
【0009】ここで、数量化理論II類とは多変量解析の一手法で、外的基準のある質的データの得点化を行う方法である。その目的は、要因(アイテム)、範疇(カテゴリー)及びサンプルを数量化する(実数を割り当てる)ことにより、分類を数量的に行い、分類に対する各要因の寄与の程度を数量的に表現し、データとして与えられていなかった新しいタイプのデータがどの分類に最も近いのかを数量的に表わすことである。つまり、数量化理論II類は、質的な要因(説明変数)に基づいて、質的に与えられた外的基準を説明するための手法である。以下、その概要を説明する。
【0010】まず、要因数をK、各要因のカテゴリー数をそれぞれL1 ,L2 ,…,LK 、外的基準によって分類されたグループ数をM、各グループに属するサンプル(個体)数をそれぞれn1 ,n2 ,…,nM とし、全サンプル数をNとすると、
【0011】
【数1】


となる。
【0012】データを表現するため、次のような記号を用いる。すなわち、グループrのs番目のサンプルが要因iのt番目のカテゴリーに対してとる値を、次のダミー変数で表わす。
【0013】
【数2】


ここで、グループr、サンプルs、要因i、カテゴリーtがとる値の範囲は、r=1,2,…,M; s=1,2,…,nri=1,2,…,K; t=1,2,…,Li である。
【0014】各要因iにおいては、どれか1つのカテゴリーに反応するものとする。すなわち、
【0015】
【数3】


であり、全要因数がKであるから、次式が成り立つ。
【0016】
【数4】


各サンプルの値(サンプルスコア)は
【0017】
【数5】


なる線形式によって与えられるものとする。この式で係数ai(s)は実数であり、カテゴリーウェイトと呼ばれる。
【0018】この数量化II類の目的は、外的基準によって分類されている各グループがよく分離されるようにサンプルの値yr(s)を決定することである。このため、各グループ間の分離のよさを測る尺度として「相関比」を用いる。すなわち、yr(s)の全分散σ2 とグループ間分散(級間分散)σB2との比η2 =σB2/σ2 を用い、この値を最大にするyr(s)の値(従って、カテゴリーウェイトai(s)の値)を求める。
【0019】こうしてカテゴリーウェイトai(s)の値が決定されると、式(4) によりサンプルの値yr(s)が求められる。そして、各サンプル値を数直線上にプロットすることにより、数量化II類によるデータ分析結果を示すグラフが得られる。
【0020】本発明においては、部品供給又はハンドリング方法の推定値及び供給特性又は把持特性のウェイトは、上記のような数量化理論II類により、サンプルスコア及びカテゴリーウェイトとして算出することができる。
【0021】また、前記(c)の部品供給又はハンドリング方法及び前記(d)の新規部品の供給特性又は把持特性は、レーダーチャート上に表示することができる。
【0022】
【作用】本発明によれば、部品供給又はハンドリング方法の推定値及び供給特性又は把持特性のウェイトを数量化理論II類により算出し、それらの推定値及びウェイトに基づいて部品供給方法をグラフに表示する。その後、新規に供給される部品についても、数量化理論II類により供給特性又は把持特性のウェイトを算出し、その値に基づいて、当該新規部品の供給特性又は把持特性を前記グラフ上に表示する。こうして、既知の部品供給又はハンドリング方法のグラフと新規部品の供給特性又は把持特性とが得られるので、それらの対比により当該新規部品の供給又はハンドリング方法が決定される。
【0023】従って、正確かつ容易に部品供給方法を決定することができると共に、経験の少ない担当者でも部品供給方法の決定が可能となる。また、同一の手順でハンドリング方法を決定することができる。
【0024】
【実施例】図1は本発明により部品供給方法を決定する方法の手順を示し、図2はこの方法を実施する装置の構成例を示す。
【0025】図2の装置としては、汎用のコンピュータが用いられる。すなわち、この装置は、CPU1を中心として、これに入力装置であるキーボード2、記憶装置であるハードディスク3、出力装置であるディスプレイ4及びプリンタ5を接続することで構成される。本発明の方法を実施するときは、図1の手順に従い、入力情報として供給特性がキーボード2から入力され、CPU1において後述のように部品供給方法が決定され、その結果が部品供給情報として出力される。具体的には、入力情報に応じて部品供給方法を決定するために必要な操作、決定された部品供給方法その他必要な情報がディスプレイ4に表示され、或いはプリンタ5でプリントされる。
【0026】図1の手順について説明すると、初めに、過去に利用された部品の事例から、その供給特性と部品供給方法とをダミー変数として入力する(STEP1)。これらのダミー変数は、CPU1によりディスプレイ4に表示され(STEP2)、且つデータベースとしてハードディスク3に格納される(STEP3)。CPU1では、数量化理論II類により、部品供給方法の推定値と供給特性のウェイトを算出する(STEP4)。更に、部品供給方法の特徴が強調されるように、各軸の標準偏差を利用して倍率を設定し、その部品供給方法をレーダーチャートとして画面上に表示する(STEP5)。
【0027】ここで、新規に供給される部品の供給特性を入力する(STEP6)。これに基づき、CPU1ではその新規部品の得点を算出し(STEP7)、得点化した新規部品の供給特性を部品供給方法のレーダーチャート上に表示する(STEP8)。そして、新規部品の供給特性と部品供給方法を対比し、その類似性により部品供給方法を決定する(STEP9)。こうして決定された部品供給方法と供給特性とをデータベースに登録する(STEP10)。
【0028】図3は、代表的な4種類の部品供給方法を示す。これらは、フープ、スティックマガジン、パーツトレイ又はパーツフィーダを使用するものである。
【0029】図4は、上記のような部品供給方法のいずれかを決定するために用いられる供給特性を示す。これは、部品供給方法に関与する特性を樹系図として示したものである。
【0030】この場合、供給特性は、部品特性と生産特性とに分けられる。部品特性の内容は、基本形状(円柱形、方形、特殊形状のいずれか)、大きさ(1辺の長さ或いは3辺の長さの合計)、重量(いくつかの範囲)、特殊性(定形か不定形か)、損傷性(あり/なし)、清浄性(要/否)、からみ性(あり/なし)である。更に、基本形状の円柱形は長さと直径の比の範囲で分けられ、方形は塊、棒、板に分けられる。一方、生産特性は、生産量で表わされ、いくつかの範囲に分けられる。
【0031】上記の供給特性は、製品の相違により若干の修正はあるが、組立作業に用いられる部品には大部分対応することができる。
【0032】図5は、現在までに使用された部品について、その部品供給方法と供給特性との関係を示したものである。ここでは、任意の製品を構成する13種の部品を示しているが、実際には、特定の供給特性に偏らない多数の部品を使用して部品とその供給方法の関係を得る。
【0033】図6及び図7は、数量化理論II類を用いて供給特性のウェイト及び部品供給方法の推定値を算出した結果を示す。ここでは、分類の正当性を向上させるためにレーダーチャートの第3軸までの推定値を計算している。第1軸、第2軸及び第3軸は、それぞれの部品供給方法の分類を最少かつ最も判定しやすい軸数で表現するため、サンプルの部品特性を表わす行列の固有値である。レーダーチャートの軸数は、部品供給方法の種類と画面表示の視認性に影響されるが、本方法では固有値の絶対値の大きい順に3種類使用し、決定精度の向上を図っている。
【0034】図6に示された供給特性のウェイトは、数量化理論II類によるカテゴリーウェイト、図7に示された部品供給方法の推定値は、数量化理論II類によるサンプルスコアとそれぞれ対応する。これらの値は、次のようにして算出される。
【0035】図6に示された供給特性のウェイトは、図5R>5の部品供給方法と供給特性との関係から求められる。すなわち、供給方法ごとの部品グループをよく分類するように供給方法と供給特性との関係を示すダミー変数に基づいて固有方程式を作成する。この固有方程式から得られる固有ベクトルが、図6の供給特性のウェイトとなる。また、図7に示された部品供給方法の推定値は、それぞれの供給方法ごとの供給特性のウェイトの平均値である。これらの数値を利用すると、レーダーチャート上のサンプルスコアは次のように計算される。
【0036】第i軸のサンプルスコアをSi 、サンプルの部品特性jに対するダミー変数をDj 、第i軸の供給特性のウェイトをAijとすると、
【0037】
【数6】


となる。
【0038】実施例では、新規に供給される部品について、図3に示された4種類の部品供給方法のいずれかを決定するため、数量化理論II類に修正を加え、レーダーチャートによる表示を行う。これにより、計算回数は多少増加するが、分類数が多くても精度の良い分類結果が得られる。
【0039】図8は、供給方法にフープを使用する部品を例として、その供給特性を4種類の部品供給方法のレーダーチャート上に表示した場合を示す。ここで、(a)はフープ、(b)はスティックマガジン、(c)はパーツトレイ、(d)はパーツフィーダのレーダーチャートである。図8に示されたサンプルの第1軸を例にとると、そのサンプルスコアは、上記(5) 式より次のようになる。
【0040】
S1 =+0.09×0 +0.07×0 −0.07×0 −0.07×0 +0.13×1 −0.06×0 −0.03×0 +0.02×0 −0.02×0 +0.15×1 −0.02×0 −0.03×0 +0.01×1 +0.02×1 −0.05×0 +0.06×0 +0.06×0 −0.01×0 +0.03×1 −0.04×0 +0.01×1 +0.07×0 +0.00×1 −0.09×0 +0.01×1 =0.36この例の新規部品の供給特性は、基本形状が方形(板)、大きさは1辺の長さが 1 mm より小さく或いは3辺の長さの合計が 2 mm より小さい、重量は 0.01kgより小さい、特殊性は不定形、損傷性は「なし」、清浄性は「否」、からみ性は「なし」で、生産量は1日当たり 1より大きく100 以下である。これらの供給特性は、部品供給方法を決定するための入力情報となる。そして、図6に示された供給特性のウェイトを利用し、各供給特性に対応するウェイトを各軸毎に加算することにより、新規部品の供給特性に関するデータ(得点)が得られる。
【0041】こうして得られたデータに基づいて表示された4種類の部品供給方法のレーダーチャートのうち、形状がより近似した部品供給方法(図8の場合、(a)のフープ)が推奨される。
【0042】同様に、供給方法にスティックマガジン、パーツトレイ、パーツフィーダを使用する部品の場合、図9、図10及び図11に示すようになる。
【0043】次に、本発明によれば、図1と同様の手順を実施することにより、部品のハンドリング方法を決定することができる。
【0044】図12は、代表的な4種類のハンドリング方法を示す。これらは、把握(挟み)と保持(吸着)の2つに分類され、前者には「内つかみ」と「外つかみ」、後者には「電磁吸着」と「真空吸着」がそれぞれ含まれる。
【0045】図13は、上記のような部品ハンドリング方法のいずれかを決定するために用いられる把持特性を示す。これは、ハンドリング方法に関与する特性を樹系図として示したものである。
【0046】この場合、把持特性は、部品特性と作業特性とに分けられる。部品特性の内容は、形状因子と材料因子であり、前者は、バキューム面(あり/なし)、つかみ面(あり/なし、「あり」の場合は、平行面(内側/外側)か円筒面(内側/外側)か)、特殊性(定形/不定形)であり、後者は、磁性面(あり/なし)、損傷性(あり/なし)である。
【0047】一方、作業特性は、組立因子と供給因子であり、前者は、作業因子(ねじ締め、定置、挿入、圧入)と環境因子(周囲空間(あり/なし)、保持(要/不要))、後者は供給方法であって、この例の場合、前述のフープ、スティックマガジン、パーツトレイ、パーツフィーダの他に、テープフィーダ、ねじフィーダを用いる方法がある。
【0048】図14は、現在までに使用された部品について、そのハンドリング方法と把持特性との関係を示したものである。
【0049】図15及び図16は、数量化理論II類を用いて把持特性のウェイト及びハンドリング方法の推定値を算出した結果を示す。ここで、第1軸、第2軸及び第3軸は、それぞれのハンドリング方法の分類を最少かつ最も判定しやすい軸数で表現するため、サンプルの把持特性を表わす行列の固有値である。レーダーチャートの軸数は、ハンドリング方法の種類と画面表示の視認性に影響されるが、本方法では固有値の絶対値の大きい順に3種類使用し、決定精度の向上を図っている。
【0050】図15に示された把持特性のウェイトは、数量化理論II類によるカテゴリーウェイト、図16に示されたハンドリング方法の推定値は、数量化理論II類によるサンプルスコアとそれぞれ対応する。これらの値は、次のようにして算出される。
【0051】図15に示された供給特性のウェイトは、図14のハンドリング方法と把持特性との関係から求められる。すなわち、ハンドリング方法ごとの部品グループをよく分類するようにハンドリング方法と把持特性との関係を示すダミー変数に基づいて固有方程式を作成する。この固有方程式から得られる固有ベクトルが、図15R>5の把持特性のウェイトとなる。また、図16に示されたハンドリング方法の推定値は、それぞれのハンドリング方法ごとの把持特性のウェイトの平均値である。これらの数値を利用すると、レーダーチャート上のサンプルスコアは次のように計算される。
【0052】第i軸のサンプルスコアをSi 、サンプルの把持特性jに対するダミー変数をDj 、第i軸の把持特性のウェイトをAijとすると、
【0053】
【数7】


となる。
【0054】実施例では、新規に供給される部品について、図12に示された4種類のハンドリング方法のいずれかを決定するため、数量化理論II類に修正を加え、レーダーチャートによる表示を行う。
【0055】図17は、ハンドリング方法に「内つかみ」を使用する部品を例として、その把持特性を4種類のハンドリング方法のレーダーチャート上に表示した場合を示す。ここで、(a)は内つかみ、(b)は外つかみ、(c)は電磁吸着、(d)は真空吸着のレーダーチャートである。図17に示されたサンプルの第1軸を例にとると、そのサンプルスコアは、上記(6) 式より次のようになる。
【0056】


この例の新規部品の把持特性は、バキューム面「なし」、つかみ面「円筒面内側」、特殊性「定形」、磁性面「あり」、損傷性「なし」、作業因子「圧入」、周囲空間「なし」、保持「不要」、供給方法「スティックマガジン」である。これらの供給特性は、ハンドリング方法を決定するための入力情報となる。そして、図15に示された把持特性のウェイトを利用し、各把持特性に対応するウェイトを各軸毎に加算することにより、新規部品の把持特性に関するデータ(得点)が得られる。
【0057】こうして得られたデータに基づいて表示された4種類のハンドリング方法のレーダーチャートのうち、形状がより近似したハンドリング方法(図17の場合、(a)の「内つかみ」)が推奨される。
【0058】同様に、ハンドリング方法に「外つかみ」、「電磁吸着」、「真空吸着」を使用する部品の場合、図18、図19及び図20に示すようになる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、容易かつ客観的に部品供給又はハンドリング方法を決定することができ、それによって次のような効果が得られる。
【0060】従来の部品供給又はハンドリング方法と一致するものが存在しなくても、レーダチャート上の類似性から部品供給又はハンドリング方法を決定できる。
【0061】生産計画等の政策上の問題を加味して、部品供給又はハンドリング方法を決定できる。
【0062】部品供給又はハンドリング方法の決定に客観性が増大し、製品組立作業の設定やレイアウトの計画に妥当性が得られる。
【0063】事例の増加により、部品供給又はハンドリング方法の決定に対する信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する手順を示す。
【図2】図1の方法を実施する装置の構成例を示す。
【図3】代表的な4種類の部品供給方法を示す。
【図4】図3の部品供給方法のいずれかを決定するために用いられる供給特性を示す。
【図5】現在までに使用された部品について、その部品供給方法と供給特性との関係を示す。
【図6】数量化理論II類を用いて供給特性のウェイトを算出した結果を示す。
【図7】数量化理論II類を用いて部品供給方法の推定値を算出した結果を示す。
【図8】供給方法にフープを使用する部品の供給特性を4種類の部品供給方法のレーダーチャート上に表示した例を示す。
【図9】供給方法にスティックマガジンを使用する部品の供給特性を4種類の部品供給方法のレーダーチャート上に表示した例を示す。
【図10】供給方法にパーツトレイを使用する部品の供給特性を4種類の部品供給方法のレーダーチャート上に表示した例を示す。
【図11】供給方法にパーツフィーダを使用する部品の供給特性を4種類の部品供給方法のレーダーチャート上に表示した例を示す。
【図12】代表的な4種類の部品ハンドリング方法を示す。
【図13】図12のハンドリング方法のいずれかを決定するために用いられる把持特性を示す。
【図14】現在までに使用された部品について、そのハンドリング方法と把持特性との関係を示す。
【図15】数量化理論II類を用いて把持特性のウェイトを算出した結果を示す。
【図16】数量化理論II類を用いてハンドリング方法の推定値を算出した結果を示す。
【図17】ハンドリング方法に内つかみを使用する部品の把持特性を4種類のハンドリング方法のレーダーチャート上に表示した例を示す。
【図18】ハンドリング方法に外つかみを使用する部品の把持特性を4種類のハンドリング方法のレーダーチャート上に表示した例を示す。
【図19】ハンドリング方法に電磁吸着を使用する部品の把持特性を4種類のハンドリング方法のレーダーチャート上に表示した例を示す。
【図20】ハンドリング方法に真空吸着を使用する部品の把持特性を4種類のハンドリング方法のレーダーチャート上に表示した例を示す。
【符号の説明】
1…CPU1、2…キーボード、3…ハードディスク、4…ディスプレイ、5…プリンタ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】(a)部品供給方法に関与する供給特性を抽出し、(b)数量化理論II類により前記供給特性のウェイト及び部品供給方法の推定値を算出し、(c)前記推定値に基づいて前記部品供給方法を画面に表示し、(d)新規に供給される部品について数量化理論II類により供給特性のウェイトを算出し、その値に基づいて当該新規部品の供給特性を前記画面上に表示し、(e)前記画面に表示された部品供給方法と新規部品の供給特性との対比により当該新規部品の供給方法を決定することを特徴とする決定方法。
【請求項2】前記供給特性のウェイト及び部品供給方法の推定値は、数量化理論II類により算出されるカテゴリーウェイト及びサンプルスコアである請求項1記載の決定方法。
【請求項3】前記(c)の部品供給方法及び前記(d)の新規部品の供給特性は、レーダーチャート上に表示されることを特徴とする請求項1記載の決定方法。
【請求項4】(a)部品のハンドリング方法に関与する把持特性を抽出し、(b)数量化理論II類により前記把持特性のウェイト及びハンドリング方法の推定値を算出し、(c)前記推定値に基づいて前記ハンドリング方法を画面に表示し、(d)新規に供給される部品について数量化理論II類により把持特性のウェイトを算出し、その値に基づいて当該新規部品の把持特性を前記画面上に表示し、(e)前記画面に表示されたハンドリング方法と新規部品の把持特性との対比により当該新規部品のハンドリング方法を決定することを特徴とする決定方法。

【図1】
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【図3】
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【図12】
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【図2】
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【図7】
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【図9】
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【図16】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図10】
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【図11】
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【図8】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図20】
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【公開番号】特開平6−325061
【公開日】平成6年(1994)11月25日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平5−132406
【出願日】平成5年(1993)5月12日
【出願人】(000006666)山武ハネウエル株式会社 (1,808)