釣り頑具
【課題】 釣り針等の鋭利な用具を用いることなく安全に遊ぶことができるとともに釣り上げ時のスリルを味わうことのできる釣り頑具を提供することを課題とする。
【解決手段】 少なくとも上面が平坦面とされかつ該上面が水面上に露出し得る比重の素材により形成され、魚類その他の生物の形態を模した浮体2と、釣竿3の先端に柔軟な糸材4により吊持され前記浮体の上面に水膜8を介して密接し得る偏平下面5cを有する釣り板5を備えた釣り具1とを具備し、水に浮く浮体2の上面に釣り板5の偏平下面を水膜8を介して当接したとき浮体2が吸着保持されて釣り上げられるようにしたことにある。
【解決手段】 少なくとも上面が平坦面とされかつ該上面が水面上に露出し得る比重の素材により形成され、魚類その他の生物の形態を模した浮体2と、釣竿3の先端に柔軟な糸材4により吊持され前記浮体の上面に水膜8を介して密接し得る偏平下面5cを有する釣り板5を備えた釣り具1とを具備し、水に浮く浮体2の上面に釣り板5の偏平下面を水膜8を介して当接したとき浮体2が吸着保持されて釣り上げられるようにしたことにある。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は釣り頑具に係り、特に幼児の頑具として最適な釣り頑具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から小児用頑具として、魚類の形態を模した浮体を水に浮かべ、釣竿の先端に糸により吊した釣針を浮体に設けられたリングに引掛けて釣り上げるようになされた釣り頑具が種々提供されている。
【0003】
この種の釣り頑具は、特に夏など暑い季節に庭先やベランダ等において簡易プールやタライ等の容器に水を張って遊ぶことができ、また風呂のバスタブその他色々な場所で手軽に遊べる利点がある。
【0004】
しかるに従来の釣り頑具は、釣竿に糸を垂らしてその下端にフック状の釣針を取り付け、この釣針を浮体のリングに引掛けるようにするので、幼児にとっては釣り上げることが極めて難しく、直に飽きてしまい、興味を失ってしまうという難点があった。
【0005】
また釣針を用いているので手指などに刺すなどの危険性をも有するという問題があった。
【0006】
上記の点を考慮した釣り頑具は未だ提供されていず、またこれを示す文献も見当たらない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、釣針等の鋭利な用具を一切用いることなく極めて安全に遊ぶことができるとともに釣り上げ時のスリルを味わうことができ、幼児向けの雑誌の付録としても好適な釣り頑具を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する手段として本発明は、少なくとも上面が平坦面とされかつ該上面が水面上に露出し得る比重の素材により形成され、魚類その他の生物の形態を模した浮体と、釣竿の先端に柔軟な糸材により吊持され前記浮体の上面に水膜を介して密接し得る偏平下面を有する釣り板を備えた釣り具とを具備し、水に浮く浮体の上面に釣り板の偏平下面を水膜を介して当接したとき浮体が吸着保持されて釣り上げられるようにしたことを特徴とする。
【0009】
また、前記釣り板は円盤状を有し、その偏平下面に複数条の溝が同心円状に形成されていることを特徴とする。
【0010】
また、前記浮体はウレタン等の独立発泡体により形成されていることを特徴とする。
【0011】
また、前記浮体は複数個設けられており、複数個の前記浮体は互いに異なる形態を有することを特徴とする。
【0012】
前記浮体の重量は、浮体の上面と釣り板の偏平下面との間に水膜を介して作用する吸着力より小さいことを特徴とする。
【0013】
また、前記釣り板は、前記糸材により重心位置が吊持されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、鋭利な釣針等の用具類を一切用いることなく水面に浮く魚類に模した形の浮体を釣り上げることができるので、幼児に与えても安全であり、安心して遊ばせることができる。
【0015】
また釣竿に糸を介して吊持された釣り板の下面を浮体の上面に水膜を介在して接触させることにより水膜を介した吸着力によって浮体を釣り上げるので、従来の釣り頑具のように釣針をリングに引掛けるような高度な技術を要することなく釣り上げることができ、それでいて釣り板の下面を浮体の上面に正対させないと重心のずれから水膜を介しての吸着ができず、浮体が滑り落ちてしまうなどのスリルを与えることができる。
【0016】
特に釣り板は釣竿に柔軟な糸材により吊持されているので、釣り板の下面を浮体の上面に正対させることが難しく、釣り板を浮体に密接させるための操作に創意工夫を要し、幼児の手先の感覚の発達に寄与するなど、知的遊具としても大きな効果を奏する。
【0017】
釣り板の下面に多数の溝を同心状に形成すれば、当該下面の水の付着保有量が増して水膜を良好に形成することができ、浮体を吸着保持するうえでより効果を高めることができる。
【0018】
浮体を軽量なウレタン等の発泡体で形成すれば、その上面が水面上に適度に露出し、かつ釣り板を当てたとき動きやすいので釣りにくくでき、釣り落さないように釣り上げるスリルを十分に味あわせることができ、興味を持続させることができる。
【0019】
本発明における各用具はコンパクト(平板状)にできるので、雑誌類の付録として利用することができ、特に幼児向けの雑誌の付録として最適なものとすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明による釣り頑具は、図1に例示する釣り具1と、図4、図5に例示する浮体2とからなっている。
【0021】
上記釣り具1は、ウレタンフォームや木材等の軽量な材料からなる釣竿3と、この釣竿3の先端に止着された所要長さの柔軟な材料からなる糸材4と、この糸材4の下端に止着された釣り板5とで構成されている。
【0022】
前記釣り板5は、図示の実施形態では硬質のプラスチックにより円盤状に形成されており、その中心部上面に突設されたボス部5aの孔5bに前記糸材4の下端が挿通されて結び目4aなどにより抜け止めされている。
【0023】
前記釣り板5の下面5cは偏平状とされており、この下面5cには図2、図3に例示するように水との接触面を増すため多数条の溝6,6…が同心円状に形成されている。
【0024】
前記浮体2は、ウレタン等の独立発砲体により魚類を模した形態に形成され、剛性を持たせるため5mm程度の厚さに形成されている。
【0025】
なおこの浮体2は魚類の形に限らず、幼児が好む生物、例えば図5(A)〜(C)に例示するように「タコ」、「カメ」、「イルカ」など、任意の形態のものとすることができる。また目玉やひれなどを表現するため、当該位置にそれらを形どる孔2aをあけても何ら支障はない。
【0026】
次に遊び道具の説明を交えて作用を説明する。
【0027】
図6に示すように簡易プール等の容器7に水を張り、その水面に浮体2を浮かべる。このとき予め浮体2を押し沈めるなどしてその上面に水を付着させておく。
【0028】
次いで釣り具1の釣竿3を持って釣り板5を垂らし、その釣り板5の下面5cを浮体2の上面に正対させるようにして静かに吊り下ろし、釣り板5の下面5cを浮体2の上面に接触させる(図7)。
【0029】
これにより図8に拡大示するように、浮体2の上面と釣り板5の下面5cとの間に水が介在し、これが水膜8となって水膜8を介して表面張力等の吸着力により釣り板5に浮体2が吸着され、釣竿3を静かに引き上げれば釣り板5に浮体2が付いたまま釣り上げることができる。ここで、浮体2の重量は、浮体2の上面と釣り板5の下面5cとの間に水膜8を介して作用する吸着力より小さいように設定されている。
【0030】
この場合、図9(A)に示すように釣り板5の下面5cと浮体2の上面とが正対されていず、位置がずれていると、釣り板5を引き上げても図9(B)に示すように途中で浮体2が滑ってずり落ちてしまい、失敗に終る。
【0031】
特に、釣竿3を操作して釣り板5の位置を制御しようとする場合に、釣り板5は柔軟な糸材4により吊持されているので、釣り板5の下面5cを浮体2の上面に正対させて密接させることがかなり難しい操作であるので、幼児の手先きの感覚を鍛えるうえで効果がある。
【0032】
釣り板5の下面5cは平滑な面であってもよいが、該下面5cに多数条の溝6,6…を形成した場合は水の付着面が多くなるので水膜8が良好に形成され、浮体2の吸着保持を確実になさしめることができる。
【0033】
釣り板5は円盤状に形成されており糸材4により釣り板5の重心位置において吊持されているので、静止した状態では釣り板5の下面5cを水平面に平行になるようにさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明における釣り具の一実施形態を示す側面図。
【図2】図1における釣り板の拡大断面図。
【図3】同、下面図。
【図4】本発明における浮体の一実施形態を示し、(A)は平面図、(B)は側面図。
【図5】(A)〜(C)は浮体の他の形状例を示す平面図。
【図6】本発明の使用例を示す一部を断面とした側面図。
【図7】図6の釣り板が浮体に密接した状態を示す部分図。
【図8】同、拡大図。
【図9】(A)、(B)は釣り上げ失敗時の説明図。
【符号の説明】
【0035】
1 釣り具
2 浮体
3 釣竿
4 糸材
5 釣り板
5c 偏平下面
6 溝
7 容器
8 水膜
【技術分野】
【0001】
本発明は釣り頑具に係り、特に幼児の頑具として最適な釣り頑具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から小児用頑具として、魚類の形態を模した浮体を水に浮かべ、釣竿の先端に糸により吊した釣針を浮体に設けられたリングに引掛けて釣り上げるようになされた釣り頑具が種々提供されている。
【0003】
この種の釣り頑具は、特に夏など暑い季節に庭先やベランダ等において簡易プールやタライ等の容器に水を張って遊ぶことができ、また風呂のバスタブその他色々な場所で手軽に遊べる利点がある。
【0004】
しかるに従来の釣り頑具は、釣竿に糸を垂らしてその下端にフック状の釣針を取り付け、この釣針を浮体のリングに引掛けるようにするので、幼児にとっては釣り上げることが極めて難しく、直に飽きてしまい、興味を失ってしまうという難点があった。
【0005】
また釣針を用いているので手指などに刺すなどの危険性をも有するという問題があった。
【0006】
上記の点を考慮した釣り頑具は未だ提供されていず、またこれを示す文献も見当たらない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、釣針等の鋭利な用具を一切用いることなく極めて安全に遊ぶことができるとともに釣り上げ時のスリルを味わうことができ、幼児向けの雑誌の付録としても好適な釣り頑具を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する手段として本発明は、少なくとも上面が平坦面とされかつ該上面が水面上に露出し得る比重の素材により形成され、魚類その他の生物の形態を模した浮体と、釣竿の先端に柔軟な糸材により吊持され前記浮体の上面に水膜を介して密接し得る偏平下面を有する釣り板を備えた釣り具とを具備し、水に浮く浮体の上面に釣り板の偏平下面を水膜を介して当接したとき浮体が吸着保持されて釣り上げられるようにしたことを特徴とする。
【0009】
また、前記釣り板は円盤状を有し、その偏平下面に複数条の溝が同心円状に形成されていることを特徴とする。
【0010】
また、前記浮体はウレタン等の独立発泡体により形成されていることを特徴とする。
【0011】
また、前記浮体は複数個設けられており、複数個の前記浮体は互いに異なる形態を有することを特徴とする。
【0012】
前記浮体の重量は、浮体の上面と釣り板の偏平下面との間に水膜を介して作用する吸着力より小さいことを特徴とする。
【0013】
また、前記釣り板は、前記糸材により重心位置が吊持されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、鋭利な釣針等の用具類を一切用いることなく水面に浮く魚類に模した形の浮体を釣り上げることができるので、幼児に与えても安全であり、安心して遊ばせることができる。
【0015】
また釣竿に糸を介して吊持された釣り板の下面を浮体の上面に水膜を介在して接触させることにより水膜を介した吸着力によって浮体を釣り上げるので、従来の釣り頑具のように釣針をリングに引掛けるような高度な技術を要することなく釣り上げることができ、それでいて釣り板の下面を浮体の上面に正対させないと重心のずれから水膜を介しての吸着ができず、浮体が滑り落ちてしまうなどのスリルを与えることができる。
【0016】
特に釣り板は釣竿に柔軟な糸材により吊持されているので、釣り板の下面を浮体の上面に正対させることが難しく、釣り板を浮体に密接させるための操作に創意工夫を要し、幼児の手先の感覚の発達に寄与するなど、知的遊具としても大きな効果を奏する。
【0017】
釣り板の下面に多数の溝を同心状に形成すれば、当該下面の水の付着保有量が増して水膜を良好に形成することができ、浮体を吸着保持するうえでより効果を高めることができる。
【0018】
浮体を軽量なウレタン等の発泡体で形成すれば、その上面が水面上に適度に露出し、かつ釣り板を当てたとき動きやすいので釣りにくくでき、釣り落さないように釣り上げるスリルを十分に味あわせることができ、興味を持続させることができる。
【0019】
本発明における各用具はコンパクト(平板状)にできるので、雑誌類の付録として利用することができ、特に幼児向けの雑誌の付録として最適なものとすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明による釣り頑具は、図1に例示する釣り具1と、図4、図5に例示する浮体2とからなっている。
【0021】
上記釣り具1は、ウレタンフォームや木材等の軽量な材料からなる釣竿3と、この釣竿3の先端に止着された所要長さの柔軟な材料からなる糸材4と、この糸材4の下端に止着された釣り板5とで構成されている。
【0022】
前記釣り板5は、図示の実施形態では硬質のプラスチックにより円盤状に形成されており、その中心部上面に突設されたボス部5aの孔5bに前記糸材4の下端が挿通されて結び目4aなどにより抜け止めされている。
【0023】
前記釣り板5の下面5cは偏平状とされており、この下面5cには図2、図3に例示するように水との接触面を増すため多数条の溝6,6…が同心円状に形成されている。
【0024】
前記浮体2は、ウレタン等の独立発砲体により魚類を模した形態に形成され、剛性を持たせるため5mm程度の厚さに形成されている。
【0025】
なおこの浮体2は魚類の形に限らず、幼児が好む生物、例えば図5(A)〜(C)に例示するように「タコ」、「カメ」、「イルカ」など、任意の形態のものとすることができる。また目玉やひれなどを表現するため、当該位置にそれらを形どる孔2aをあけても何ら支障はない。
【0026】
次に遊び道具の説明を交えて作用を説明する。
【0027】
図6に示すように簡易プール等の容器7に水を張り、その水面に浮体2を浮かべる。このとき予め浮体2を押し沈めるなどしてその上面に水を付着させておく。
【0028】
次いで釣り具1の釣竿3を持って釣り板5を垂らし、その釣り板5の下面5cを浮体2の上面に正対させるようにして静かに吊り下ろし、釣り板5の下面5cを浮体2の上面に接触させる(図7)。
【0029】
これにより図8に拡大示するように、浮体2の上面と釣り板5の下面5cとの間に水が介在し、これが水膜8となって水膜8を介して表面張力等の吸着力により釣り板5に浮体2が吸着され、釣竿3を静かに引き上げれば釣り板5に浮体2が付いたまま釣り上げることができる。ここで、浮体2の重量は、浮体2の上面と釣り板5の下面5cとの間に水膜8を介して作用する吸着力より小さいように設定されている。
【0030】
この場合、図9(A)に示すように釣り板5の下面5cと浮体2の上面とが正対されていず、位置がずれていると、釣り板5を引き上げても図9(B)に示すように途中で浮体2が滑ってずり落ちてしまい、失敗に終る。
【0031】
特に、釣竿3を操作して釣り板5の位置を制御しようとする場合に、釣り板5は柔軟な糸材4により吊持されているので、釣り板5の下面5cを浮体2の上面に正対させて密接させることがかなり難しい操作であるので、幼児の手先きの感覚を鍛えるうえで効果がある。
【0032】
釣り板5の下面5cは平滑な面であってもよいが、該下面5cに多数条の溝6,6…を形成した場合は水の付着面が多くなるので水膜8が良好に形成され、浮体2の吸着保持を確実になさしめることができる。
【0033】
釣り板5は円盤状に形成されており糸材4により釣り板5の重心位置において吊持されているので、静止した状態では釣り板5の下面5cを水平面に平行になるようにさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明における釣り具の一実施形態を示す側面図。
【図2】図1における釣り板の拡大断面図。
【図3】同、下面図。
【図4】本発明における浮体の一実施形態を示し、(A)は平面図、(B)は側面図。
【図5】(A)〜(C)は浮体の他の形状例を示す平面図。
【図6】本発明の使用例を示す一部を断面とした側面図。
【図7】図6の釣り板が浮体に密接した状態を示す部分図。
【図8】同、拡大図。
【図9】(A)、(B)は釣り上げ失敗時の説明図。
【符号の説明】
【0035】
1 釣り具
2 浮体
3 釣竿
4 糸材
5 釣り板
5c 偏平下面
6 溝
7 容器
8 水膜
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも上面が平坦面とされかつ該上面が水面上に露出し得る比重の素材により形成され、魚類その他の生物の形態を模した浮体と、
釣竿の先端に柔軟な糸材により吊持され前記浮体の上面に水膜を介して密接し得る偏平下面を有する釣り板を備えた釣り具と
を具備し、
水に浮く浮体の上面に釣り板の偏平下面を水膜を介して当接したとき浮体が吸着保持されて釣り上げられるようにした
ことを特徴とする釣り頑具。
【請求項2】
前記釣り板は円盤状を有し、その偏平下面に複数条の溝が同心円状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の釣り頑具。
【請求項3】
前記浮体はウレタン等の独立発泡体により形成されていることを特徴とする請求項1記載の釣り頑具。
【請求項4】
前記浮体は複数個設けられており、複数個の前記浮体は互いに異なる形態を有する
ことを特徴とする請求項1記載の釣り頑具。
【請求項5】
前記浮体の重量は、浮体の上面と釣り板の偏平下面との間に水膜を介して作用する吸着力より小さい
ことを特徴とする請求項1記載の釣り頑具。
【請求項6】
前記釣り板は、前記糸材により重心位置が吊持されている
ことを特徴とする請求項1記載の釣り頑具。
【請求項1】
少なくとも上面が平坦面とされかつ該上面が水面上に露出し得る比重の素材により形成され、魚類その他の生物の形態を模した浮体と、
釣竿の先端に柔軟な糸材により吊持され前記浮体の上面に水膜を介して密接し得る偏平下面を有する釣り板を備えた釣り具と
を具備し、
水に浮く浮体の上面に釣り板の偏平下面を水膜を介して当接したとき浮体が吸着保持されて釣り上げられるようにした
ことを特徴とする釣り頑具。
【請求項2】
前記釣り板は円盤状を有し、その偏平下面に複数条の溝が同心円状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の釣り頑具。
【請求項3】
前記浮体はウレタン等の独立発泡体により形成されていることを特徴とする請求項1記載の釣り頑具。
【請求項4】
前記浮体は複数個設けられており、複数個の前記浮体は互いに異なる形態を有する
ことを特徴とする請求項1記載の釣り頑具。
【請求項5】
前記浮体の重量は、浮体の上面と釣り板の偏平下面との間に水膜を介して作用する吸着力より小さい
ことを特徴とする請求項1記載の釣り頑具。
【請求項6】
前記釣り板は、前記糸材により重心位置が吊持されている
ことを特徴とする請求項1記載の釣り頑具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【公開番号】特開2007−29356(P2007−29356A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−215910(P2005−215910)
【出願日】平成17年7月26日(2005.7.26)
【出願人】(000010021)株式会社小学館 (7)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年7月26日(2005.7.26)
【出願人】(000010021)株式会社小学館 (7)
【Fターム(参考)】
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