説明

銀塩光熱写真ドライイメージング材料

【課題】本発明の目的は、画像品質に優れ、特に画像の最高濃度が高く、銀色調にすぐれる銀塩光熱写真ドライイメージング材料を提供することにある。
【解決手段】支持体の同一面側に、有機銀塩、ハロゲン化銀粒子、バインダー及び還元剤を含有する感光性層を有し、画像濃度3.0における現像銀の粒子サイズの変動係数が1.7〜10%であることを特徴とする銀塩光熱写真ドライイメージング材料。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体の同一面側に、有機銀塩、ハロゲン化銀粒子、バインダー及び還元剤を含有する感光性層を有し、画像濃度3.0における現像銀の粒子サイズの変動係数が1.7〜10%であることを特徴とする銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
【請求項2】
前記感光性層が複数の感光性層よりなり、感光性層の少なくとも1層(PL1層)が省銀化剤を感光性層の銀1モルに対しAモルの比率で含有し、感光性層の他の層(PL2層)が省銀化剤を感光性層の銀1モルに対しBモルの比率で含有するかまたは省銀化剤を含有せず、かつ0≦B/A≦0.5であることを特徴とする請求項1に記載の銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
【請求項3】
前記画像濃度3.0における現像銀の平均粒子サイズが70〜130nmであることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
【請求項4】
前記感光性層の乾燥膜厚が8.0μm以上、16.0μm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
【請求項5】
前記還元剤が下記一般式(RD1)で表される化合物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
【化1】

〔式中、X1はカルコゲン原子又はCHR1を表し、R1は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基又は複素環基を表す。R2はアルキル基を表し、同一でも異なってもよいが、少なくとも一方は2級又は3級のアルキル基である。R3は水素原子又はベンゼン環に置換可能な基を表す。R4はベンゼン環上に置換可能な基を表し、m及びnは各々0〜2の整数を表す。〕
【請求項6】
前記一般式(RD1)で表される化合物のR3が、少なくとも1つの基はヒドロキシル基を置換基として有する炭素数1〜20のアルキル基、または脱保護されることによりヒドロキシル基を形成しうる基を置換基として有する炭素数1〜20のアルキル基であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
【請求項7】
支持体の同一面側に設けられた感光性層を含む構成層の少なくとも1層が熱現像時に発色して色素画像を形成する化合物を含有し、前記色素画像の極大吸収波長が600nm以上700nm以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
【請求項8】
前記PL1層に熱現像時に発色して色素画像を形成する化合物を含有し、前記色素画像の極大吸収波長が600nm以上700nm以下であることを特徴とする請求項2に記載の銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
【請求項9】
熱現像後の画像濃度の最大値が3.8以上5.0以下であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
【請求項10】
感光性層の乾燥膜厚が9.0μm以上、15.0μm以下であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
【請求項11】
写真特性曲線の光学濃度1.2における平均階調(γ値)が2.0〜6.0であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
【請求項12】
前記感光性層に含有されるハロゲン化銀粒子が、沃化銀を5モル%以上100モル%以下の割合で含有することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の銀塩光熱写真ドライイメージング材料。

【図1】
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【公開番号】特開2007−286393(P2007−286393A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−114228(P2006−114228)
【出願日】平成18年4月18日(2006.4.18)
【出願人】(303000420)コニカミノルタエムジー株式会社 (2,950)
【Fターム(参考)】