説明

錠剤用バケットリフターの錠剤投入装置

【課題】錠剤用バケットリフターの錠剤投入装置において、錠剤投入装置の高さを低くし、部品点数を減らし、錠剤の破損の可能性を少なくできるようにすることを目的とする。
【解決手段】錠剤が投入される下降位置A1から錠剤を排出する上昇位置の間を昇降するバケット10を備えた錠剤用バケットリフターの錠剤投入装置3である、振動フィーダ11に連結されると共に、前工程から供給される錠剤を前記下降位置A1のバケット10まで搬送し、投入する搬送トラフ13を備えている。この搬送トラフ13は、搬送下流側に向かって高くなる第1の傾斜状態であって、前記振動フィーダ11の振動によって錠剤が搬送上流側に移動しうる傾斜角度の第1の傾斜状態と、前記バケット側に向かって低くなる第2の傾斜状態であって、前記振動フィーダ11の振動によって錠剤が前記バケット側に移動する傾斜角度の第2の傾斜状態と、の間で傾斜状態変更可能となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として薬品業界で利用される錠剤用バケットリフターの錠剤投入装置であって、錠剤が投入される下降位置から錠剤を排出する上昇位置の間を昇降するバケットを備えた錠剤用バケットリフターの錠剤投入装置に関する。
【背景技術】
【0002】
錠剤用バケットリフターとしては、多数のバケットを上昇位置と下降位置の間で連続的に循環させる循環式バケットリフターと、1つのバケットを同一軌道で上昇位置と下降位置の間で往復させる往復式バケットリフターがあり、薬品業界で錠剤(カプセル剤も含む)をリフトする場合には、薬の種類を変更した場合の洗浄の必要性から、往復式バケットリフターを多く採用している。
【0003】
図4は、従来の往復式バケットリフターの一例を示しており、床面等に立設されたタワー102内に、下降位置A1と上昇位置A2との間で昇降可能な一つのバケット110が配置されており、タワー102の上端部には排出シュート104が設けられ、タワー102の下端部には、錠剤投入装置103が隣接配置されている。前記排出シュート104の排出端部には錠剤貯蔵用のドラム容器C等が配置されており、前記錠剤投入装置103の前工程には、たとえば錠剤検査装置105等が配置されている。
【0004】
図5は錠剤投入装置103の拡大図であり、錠剤投入装置103は、下降位置A1のバケット110に隣接するように配置されたシュート120と、該シュート120の搬送方向Fの上流側に配置された搬送トラフ121と、から構成されている。シュート120は、実線で示すように搬送方向Fの下流側が低くなる投入状態と、仮想線で示すように搬送方向Fの下流側が高くなる待機状態との間で、傾斜角度変更可能となっている。搬送トラフ121は略水平又は搬送方向Fの下流側が若干低くなる姿勢で配置されると共に振動フィーダ123に連結され、振動フィーダ123が発振する斜め上下方向の振動によって、搬送トラフ121上の錠剤を搬送方向Fの下流側に搬送するように構成されている。
【0005】
前工程の検査装置105から搬送トラフ121に供給された錠剤は、搬送トラフ121の振動によりシュート120側へと搬送方向Fに搬送され、搬送トラフ121の先端部から待機状態のシュート120に放出され、一定量の錠剤がシュート120内に溜まると、シュート120は投入状態まで回動し、シュート120内の錠剤をバケット110内に投入する。
【0006】
所定量の錠剤がバケット110内に溜まると、バケット110は上昇し、図4のように上昇位置A2においてが回動することにより、バケット110内の錠剤は、排出シュート104を介してドラム容器C内に放出される。
【0007】
なお、往復式バケットリフターが記載された文献としては下記特許文献1等がある。
【特許文献1】特開平10−329933号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
図4及び図5の従来例のように、錠剤投入装置103内に搬送トラフ121とシュート120とを備え、該シュート120を傾動自在に構成していると、錠剤投入装置103全体の高さH2が高くなる。すなわち、シュート120は、錠剤が重力により滑落しうる角度まで大きく傾斜させなければならず、また、シュート120の上方に搬送トラフ121を配置するので、錠剤投入装置103の全体の高さH2が高くなり、装置全体が大形化すると共に、次のような課題も生じる。
【0009】
錠剤の生産及び検査ラインは、通常、材料供給装置及び打錠装置等から始まり、打錠された錠剤の特性及び形状等を検査する複数の検査工程を経て、錠剤投入装置103に至っているが、錠剤搬送の都合により、ラインの搬送下流側に行くに従い、順次低くなるように構成されている。したがって、上記のように最終工程の錠剤投入装置103の高さH2が高くなると、ライン全体が高くなり、生産ライン全体が大形化する。
【0010】
また、錠剤投入装置103内にシュート120と搬送トラフ121とを備えていると、前工程から搬送トラフ121に錠剤を落下放出する工程と、搬送トラフ121からシュート120に錠剤を落下放出する工程と、シュート120からバケット110に落下放出する工程と、を有することになり、これら複数の落下放出工程により、錠剤が破損する可能性が大きくなる。
【0011】
(発明の目的)
本発明は、錠剤投入装置全体の高さを低くすると共に、配置部品点数を減らし、また、錠剤の破損の可能性を低くすることができるバケットリフターの錠剤投入装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するため本発明は、錠剤が投入される下降位置から錠剤を排出する上昇位置の間を昇降するバケットを備えた錠剤用バケットリフターの錠剤投入装置において、振動フィーダに連結支持されると共に、前工程から供給される錠剤を前記下降位置のバケットまで搬送し、投入する搬送トラフを備え、該搬送トラフは、搬送下流側に向かって高くなる第1の傾斜状態であって、前記振動フィーダの振動によって錠剤が搬送上流側に移動しうる傾斜角度の第1の傾斜状態と、搬送下流側に向かって低くなる第2の傾斜状態であって、前記振動フィーダの振動によって錠剤が前記バケット側に移動する傾斜角度の第2の傾斜状態と、の間で、振動フィーダと共に傾斜状態変更可能となっている。
【0013】
上記構成によると、(1)振動フィーダに連結された搬送トラフを、振動フィーダと共に、第1、第2の傾斜状態との間で変更可能とし、第1の傾斜状態(待機状態)で錠剤を一時的に搬送トラフに貯留した後、第2の傾斜状態に変更し、振動により錠剤を搬送方向に搬送し、バケットに投入するので、図4及び5の従来例のように、シュート上の錠剤を重力のみで滑走させてバケットに投入する構成に比べ、搬送トラフの傾斜角度は極めて小さくて済み、かつ、図4及び図5の従来例のように、シュートと搬送トラフとを上下に配置する必要がないので、錠剤投入装置の高さを大幅に低くすることができる。これにより、錠剤の生産及び検査ライン全体を低くし、コンパクトにすることができ、また、錠剤投入装置の前工程における検査装置等の高さを高くすることなく、検査工程を増やすこともできる。
【0014】
(2)図4及び5の従来例と比較して、傾動自在なシュートを備える必要が無いので、部品点数を削減でき、また、錠剤投入装置内で錠剤を落下放出する工程が減るので、錠剤が破損する可能性を減少させることができる。
【0015】
本発明において、前記搬送トラフの底壁からの両側壁の高さは、搬送上流側に向かって高くなるように形成することができる。
【0016】
上記構成によると、第1の傾斜状態(待機状態)で前工程からの錠剤を受け取る場合に、搬送トラフから側方に錠剤が落下するのを防ぎつつ、搬送トラフ上に貯留する錠剤の量を増加させることができる。
【0017】
本発明において、前記搬送トラフと振動フィーダとを、空圧又は油圧シリンダ装置のような流体圧シリンダ装置により傾斜状態変更可能に支持することができる。
【0018】
上記構成によると、簡単な構成により、搬送トラフ及び振動装置を傾斜させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1は本発明による錠剤投入装置を備えた錠剤用バケットリフターの縦断面略図、図2は錠剤の受取状態を示す図1の錠剤投入装置の拡大縦断面図、図3は錠剤の投入状態を示す図1の錠剤投入装置の拡大縦断面図であり、これらの図に基づいて、本発明による錠剤用バケットリフター及び錠剤投入装置の一実施の形態を説明する。
【0020】
図1において、バケットリフター1は、薬品用錠剤生産及び検査ラインの最終工程に配置されており、床面等に立設されたタワー2の下端部の一側に錠剤投入装置3が配置され、タワー2の上端部の他側に排出布シュート4が設けられており、前記錠剤投入装置3は、前工程である錠剤検査装置5に隣接配置されている。以下、この実施の形態では、説明の都合上、錠剤投入装置3の錠剤搬送方向Fの下流側(タワー側)を「前側」と称し、錠剤搬送方向Fの搬送上流側を「後側」と称して、説明する。
【0021】
タワー2内には垂直に立設された左右一対のロッドレスシリンダ7と、該ロッドレスシリンダ7により昇降する回動軸8に支持部材9を介して連結された1つのバケット10と、が備えられている。該バケット10は、錠剤投入装置3から錠剤が投入されるタワー下端部の下降位置A1と、排出布シュート4へ錠剤を排出するタワー上端部の上昇位置A2との間で往復動するようになっている。前記上昇位置A2におけるバケット10は、カム機構等により自動的に回動軸8回りに前方へ回動し、バケット10内の錠剤を排出布シュート4に搬出するようになっている。排出布シュート4の下端出口には、錠剤貯蔵用コンテナCが配置されている。
【0022】
図2において、錠剤投入装置3は、振動フィーダ11と、該振動フィーダ11の上に振動伝達部材12等を介して連結された搬送トラフ13と、を備えている。振動フィーダ11は、周知の構造であり、たとえば、偏芯軸等を利用した機械式、電磁スプリング式又は振動電動機式など、いずれの形式のものも利用することができ、通常は、搬送トラフ13を、矢印Sのように斜めの上下運動させるようになっており、具体的には、前上方から後ろ後方に向かう動きと、後下方から前上方に向かう動きとを、連続的に発生させる。
【0023】
搬送トラフ13は、底壁13aと、該底壁13aの左右両端から立ち上がる左右側壁13bと、底壁13aの後端から後方傾斜状に立ち上がる後壁13cと、を備え、前端13aは投入口として開口している。左右の側壁13bは、後方に向かって底壁13aからの高さが高くなるように形成されている。すなわち、後方に行くに従い搬送トラフ13が深くなるように形成されている。
【0024】
振動フィーダ11の下面の後部は、ヒンジ式支持脚15により、水平なヒンジ軸芯O1回り回動自在に床面に支持され、振動フィーダ11の下面の前部は、上方に伸縮自在な空圧シリンダ装置16により支持されており、空圧シリンダ装置16のロッドの伸縮により、振動フィーダ11と搬送トラフ13とが、ヒンジ軸芯O1回りに一体的に回動するようになっている。この回動により、搬送トラフ13は、図2に示すように、底壁13aの前端が底壁13aの後端よりも少し高くなるように前上がりに傾斜する第1の傾斜状態(待機状態)と、図3に示すように、搬送トラフ13の底壁13aの前端が底壁13aの後端よりも少し低くなるように前下がりに傾斜する第2の傾斜状態(投入状態)と、に傾斜状態変更可能となっている。
【0025】
図2に示す第1の傾斜状態(待機状態)では、水平面Lに対する搬送トラフ13の底壁13aの前上がりの傾斜角度θ1は、たとえば2°〜3°に設定されている。この前上がりの傾斜角度θ1は、搬送トラフ13が振動している場合に、少なくとも搬送トラフ13上の錠剤を徐々に後方に移動させうる角度である。一方、図3の第2の傾斜状態(投入状態)では、水平面L1に対する搬送トラフ13の底壁13aの前下がりの角度θ2は、たとえば3°〜5°に設定されている。この前下がりの傾斜角度θ2は、搬送トラフ13が振動している場合に、搬送トラフ13上の錠剤を速やかに前方に移動させる角度である。
【0026】
搬送トラフ13の後部の上方には、前工程の錠剤検査装置5の錠剤搬送シュート20が延びており、検査後の錠剤を搬送トラフ13の前後方向の略中間部又は該中間部より後方位置に排出するようになっている。
【0027】
バケット10の後壁の上部には、投入用切欠き10aが形成されており、タワー2の下端部の後壁には、下降位置A1のバケット10の投入用切欠き10aに後方から臨む固定式の短い補助ガイド21が設けられている。前記搬送トラフ13の前端部は、図3に示す第2の傾斜状態(投入状態)において、前記補助ガイド21内に入り込むようになっている。
【0028】
(作用)
(1)図1において、前工程の錠剤検査装置5の錠剤搬送シュート20からは、単位時間当たり一定の供給量で連続的に錠剤が供給されている。
【0029】
(2)図2において、前記錠剤搬送シュート20から供給される錠剤は、前上がりの第1の傾斜状態で待機している搬送トラフ13上に供給され、搬送トラフ13内に一時的に貯留される。この時、振動フィーダ11により搬送トラフ13を振動させていることにより、搬送トラフ13上の錠剤を後方に送り、底の深い後部から順に錠剤を貯留することができる。
【0030】
(3)搬送トラフ13内に一定量の錠剤が貯留されると、空圧シリンダ装置16が収縮することにより、図3に示すように、搬送トラフ13は前下がりの第2の傾斜状態に変更される。該第2の傾斜状態において、振動フィーダ11により搬送トラフ13を振動させることより、錠剤は、搬送トラフ13上を速やかに前方に搬送され、底壁13aの前端開口から、補助ガイド21を介して、下降位置A1のバケット10内に投入される。
【0031】
(4)下降位置A1のバケット10内に所定量の錠剤が投入されると、搬送トラフ13は図3の第2の傾斜状態から再び図2の第1の傾斜状態に戻り、バケット10への錠剤投入を停止する。バケット10内に投入される錠剤量は、待機中に搬送トラフ13内に貯溜した錠剤の量に、投入中に搬送シュート20から搬送トラフ13内に供給される量を加えた量であるが、バケット10が下降位置A1と上昇位置A2との間を一往復に要する時間と、搬送シュート20による単位時間当たりの錠剤供給量は決まっているので、これらから、バケット10内に適当な量の錠剤が投入されるように、投入時間を設定する。
【0032】
(5)図1において、バケット10への投入完了後、バケット10は下降位置A1から上昇位置A2まで上昇し、上昇位置A2では、カム機構等により回動軸8回りに前方に回動して、排出シュート4を経てコンテナC内へと錠剤を放出する。放出後、バケット10は元の姿勢に戻って下降し、下降位置A1に至る。この昇降中においても、錠剤投入装置3内では、図2のように第1の傾斜状態の搬送トラフ13内に錠剤が貯溜される。
【0033】
[実施の形態による効果]
本実施の形態によると、(1)図2において、振動により錠剤を搬送する搬送トラフ13を、第1、第2の傾斜状態との間で変更可能とし、第1の傾斜状態で錠剤を一時的に搬送トラフ13内に貯留した後、第2の傾斜状態に変更し、搬送トラフ13の振動により錠剤を下降位置A1のバケット10に投入するようにしているので、図4及び5の従来例のように、シュート上の錠剤を重力のみで滑走させてバケットに投入する構成に比べ、搬送トラフ13の傾斜角度は極めて小さくて済み、かつ、図4及び図5の従来例のように、シュートと搬送トラフとを上下に配置する必要がないので、錠剤投入装置3の高さH1を大幅に低くすることができる。これにより、錠剤の生産及び検査ライン全体を低くし、コンパクトにすることができ、また、錠剤投入装置3の前工程における検査装置5等の高さを高くすることなく、検査工程を増やすこともできる。
【0034】
(2)図4及び5の従来例と比較して、傾動自在なシュートを備える必要が無いので、部品点数を削減でき、また、錠剤投入装置内で錠剤を落下放出する工程が減るので、錠剤が破損する可能性を減少させることができる。
【0035】
(3)図4及び5従来例と比較して、錠剤投入装置3内で錠剤を落下させることにより移載する工程が減るので、錠剤が破損する可能性を減少させることができる。
【0036】
(4)搬送トラフ13の両側壁13bの底壁13aからの高さを、後方に向かって高くなるように形成しているので、第1の傾斜状態で前工程からの錠剤を受け取る場合に、搬送トラフ13内の後部に多量の錠剤を貯留することができ、かつ、搬送トラフ13から側方に錠剤が落下するのを防ぐこともできる。
【0037】
(4)空圧シリンダ装置16により、搬送トラフ13及び振動フィーダ11を回動するように構成しているので、簡単な構造で搬送トラフ13の前端部を昇降させることができると共に、油圧シリンダを使用する場合に比べ、清潔であり、錠剤を汚す心配がない。
【0038】
[その他の実施の形態]
(1)前記実施の形態では、振動フィーダ及び搬送トラフは、後部を回動支点として前端部を昇降させる構造であるが、振動フィーダの前部を回動自在に支持し、後部を昇降させる構造とすることもできる。
【0039】
(2)往復式バケットリフターの他に、前述の循環式に昇降する複数のバケットを備えたバケットリフターに、本発明を適用することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、薬品用バケットリフターだけではなく、他の錠剤を搬送するバケットリフター等にも利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明を適用した錠剤用バケットリフターの全体縦断側面図である。
【図2】図1の錠剤用バケットリフターの錠剤投入装置であって、搬送トラフが第1の傾斜状態となっている拡大縦断側面図である。
【図3】図1の錠剤用バケットリフターの錠剤投入装置であって、搬送トラフが第2の傾斜状態となっている拡大縦断側面図である。
【図4】従来のバケットリフターの縦断側面図である。
【図5】図4の錠剤用バケットリフターの錠剤投入装置の拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
【0042】
2 タワー
3 錠剤投入装置
5 錠剤検査装置(前工程の装置の一例)
10 バケット
11 振動フィーダ
13 搬送トラフ
13a 底壁
13b 側壁
13c 後壁
16 空圧シリンダ装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
錠剤が投入される下降位置から錠剤を排出する上昇位置の間を昇降するバケットを備えた錠剤用バケットリフターの錠剤投入装置において、
振動フィーダに連結支持されると共に、前工程から供給される錠剤を前記下降位置のバケットまで搬送し、投入する搬送トラフを備え、
該搬送トラフは、
搬送下流側に向かって高くなる第1の傾斜状態であって、前記振動フィーダの振動によって錠剤が搬送上流側に移動しうる傾斜角度の第1の傾斜状態と、
搬送下流側に向かって低くなる第2の傾斜状態であって、前記振動フィーダの振動によって錠剤が前記バケット側に移動する傾斜角度の第2の傾斜状態と、
の間で、振動フィーダと共に傾斜状態変更可能となっていることを特徴とする錠剤用バケットリフターの錠剤投入装置。
【請求項2】
前記搬送トラフの底壁からの両側壁の高さは、搬送上流側に向かって高くなるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の錠剤用バケットリフターの錠剤投入装置。
【請求項3】
前記搬送トラフと振動フィーダとは、流体圧シリンダ装置により傾斜状態変更可能に支持されていることを特徴とする請求項1又は2記載の錠剤用バケットリフターの錠剤投入装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−308320(P2008−308320A)
【公開日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−160137(P2007−160137)
【出願日】平成19年6月18日(2007.6.18)
【出願人】(000004732)株式会社日本アルミ (64)
【Fターム(参考)】