説明

電動カーテンレール装置に関する。

【課題】従来の電動カーテンレールは、構造的に複雑で重量も大きく、設置にも熟練技術を要する装置である。
【解決手段】1個の小さいモーターを、ギヤードモーターとして利用し、コードの引廻しを戸車を利用して片方向、両方向に正転、逆転できるようにした。片方向の場合には、3個の戸車を使用し、両方向の場合には、7個の戸車を使用する。そして戸車に2回転以上のコードを巻き付け、力が均等にかかるようにして、コードの戸車でのすべりをなくし、駆動軸からの力が、無駄なく伝わるようにした。それによって、小さい力で、大きな引張りの力を生み出すことに成功した。このように、この装置は、軽量かつ構造的に簡単にできるため、設置も簡単で熟練を要しない電動カーテンレール装置を実現した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、簡易型電動カーテンレール装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電動カーテンレール装置は、モーターも重く非常に設置も難しい。また構造的にも複雑である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
解決しようとする問題点は、従来の電動カーテンレール装置は、構造が複雑で重量も大きく、設置も熟練を要し、取付作業も時間のかかるものだった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、カーテンレールの上部に小さいモーターで大きな力を得られるギヤードモーター1個と数個の戸車を設けて、軽量で一般の消費者が短時間に簡単に設置できるようにしたものである。モーターをギヤードモーターとして、小さいモーターで大きな力が引き出せるようにして、1個のモーターの駆動軸に戸車を設けて、コードの両端にそれぞれ1個の戸車を設けて、モーターの正転、逆転を行い、コードの引き回し方で、片方向移動又は両方向移動でカーテンレールのフックを左右どちらの方向にも移動できるようにして、軽量かつ単純にした。以上の装置を一体化して、誰でもが簡単に設置できるようにしたものである。片方向でも両方向でも1個のギヤードモーターで、大きな力を得ることができ、非常に経済的な構造となっている。
【発明の効果】
【0005】
本発明の電動カーテンレール装置の駆動方式の簡略化で、設置が軽量、簡単になり熟練者でなくても簡単に設置できるようになった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
片方向のみのカーテンを移動するときは、カーテンレール12の上部にボックス7を設けて、そのボックス7の中に、戸車11を取り付けたギヤードモーター1を設置して、ギヤードモーター1の片方に1個の戸車11を設けて、そして両端に戸車9,10を設けて、コード8を戸車11,9,10に2回以上コードを掛けて引き回す。その際にコード8は、カーテンレール12の下部とボックス7の中を通過するように引き回す。両方向の場合には、カーテンレール5、12の上部にボックス7を設けて、そのボックス7の中に、戸車11,2を取り付けたギヤードモーター1を設置して、ギヤードモーター1の両端に戸車2,11を設けて、そして各々両端に戸車9,10,4,3を設ける。但し片方向のみ1個戸車13を設ける。そしてコード8,6を戸車9,10,4,3,13に2回以上掛けて引き回す。その際に戸車13と戸車2の間で、コード6がコード8と逆方向に移動するように引き回す。
【産業上の利用可能性】
【0007】
現在、電動カーテンレール装置は、構造的にも複雑で重量も大きく設置に熟練技術を要し、設置に要する作業時間も長い。この発明は、小さいギヤードモーターを使用することで、構造的に簡単になり軽量にもなる。また戸車でコードを引き回すため片方向、両方向のカーテンのスライドが構造的に簡単になる。軽量で安価で取り付けが簡単な電動カーテンレール装置が、身近なことを商品の特徴としている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】片方向にカーテンレールのフックがスライドする装置の平面図である。
【図2】同上の図面を拡大した図面である。
【図3】両方向にカーテンレールのフックがスライドする装置の平面図である。
【図4】同上の図面を拡大した図面である。
【図5】片方向にカーテンレールのフックがスライドする装置の断面図である。
【図6】同上の図面を拡大した図面である。
【図7】両方向にカーテンレールのフックがスライドする装置の断面図である。
【図8】同上の図面を拡大した図面である。
【図9】片方向にカーテンレールのフックがスライドする装置の下から見た図である。
【図10】同上の図面を拡大した図面である。
【図11】両方向にカーテンレールのフックがスライドする装置の下から見た図である。
【図12】同上の図面を拡大した図面である。
【図13】両方向にカーテンレールのフックがスライドする装置のカーテンレールのフック部分の断面図である。
【図14】両方向にカーテンレールのフックがスライドする装置のモーター部分の駆動軸とカーテンレールのフック部分の断面図である。
【図15】両方向にカーテンレールのフックがスライドする装置の端部の戸車部分の断面図である。
【図16】両方向にカーテンレールのフックがスライドする装置の補助戸車の断面図である。
【符図号の説明】
【0009】
1 駆動用のギヤードモーター
2 コード引廻用駆動部の戸車
3
端部の引廻用フリー戸車
4
片方の端部の引廻用フリー戸車
5
カーテンレール
6
引廻用コード
7
モーター、戸車用ケース
8
両方向時の片方の引廻用コード
9
両方向時の片方の端部の引回用フリー戸車
10
両方向時の端部の引廻用フリー戸車
11
両方向時のコード引廻用駆動部の戸車
12
両方向時の片方のカーテンレール
13
両方向時の片方の補助戸車
14
カーテンレール用フック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カーテンレールの上部にモーターを設けた電動カーテンレール装置
【請求項2】
カーテンレールの上部に戸車を設けた電動カーテンレール装置
【請求項3】
カーテンレールの上部にモーター設けて駆動させ、カーテンレールの上部に設けた戸車でコードを引き回した電動カーテンレール装置

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2009−247745(P2009−247745A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−101786(P2008−101786)
【出願日】平成20年4月9日(2008.4.9)
【出願人】(303063517)
【Fターム(参考)】