説明

電子歯ブラシ

【課題】歯へのフッ素イオン導入効果を高める。
【解決手段】フッ素化合物の水溶液と共に用いられる電子歯ブラシであって、外側表面に電極23が配設された柄部2と、先端に植設された導電性ブラシ10を備え、柄部2の上側に配設されたブラシ部1と、導電性ブラシ10と電極との間に電圧を印加する電源部101と、休止時間が約0.01ms以上のパルス電流が導電性ブラシ10と電極23との間に流れるように電源部101により生成された電圧を制御する制御部107とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯へのフッ素イオン導入を効果的に行うための電子歯ブラシに関するものである。
【背景技術】
【0002】
歯へのフッ素イオン導入を直流で行うと歯がコンデンサー化し、電流が流れにくくなるという分極現象が起こる。そこで、従来の電子歯ブラシでは、歯にパルス電流を流し、パルス電流の休止時間において歯に脱分極が生じることを利用して、歯へのフッ素イオン導入効果を高めることがなされている。例えば、特許文献1では、通電時間が約1ms、休止時間が0.1msのパルス電流、すなわち、約909Hzのパルス電流を歯に通電することで、歯へのフッ素イオン導入効果を高めることが開示されている。
【特許文献1】特開2006−223369号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、短時間でより多くのフッ素イオンを歯に導入するためには、休止時間を短くして通電時間を長くすることが好ましいが、休止時間を過度に短くすると、上述したように脱分極が充分に起こらず、短時間でより多くのフッ素イオンを歯に導入することができず、フッ素イオン導入効果を高めることは困難となる。
【0004】
本発明の目的は、短時間でより多くのフッ素イオンを歯に導入し、フッ素イオン導入効果を高めることができる電子歯ブラシを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明による電子歯ブラシは、フッ素化合物の水溶液と共に用いられる電子歯ブラシであって、外側表面に電極が配設された柄部と、導体部を含み、前記柄部の上側に配設されたブラシ部と、前記電極と前記導体部との間に電圧を印加する電源部と、休止時間が約0.01ms以上のパルス電流が、前記電極と前記導体部との間に流れるように前記電圧部により生成された電圧を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、人体により柄部が把持され、ブラシ部が口腔内に挿入されると、柄部に設けられた電極から出力された休止時間が約0.01ms以上のパルス電流が、人体を介して導体部へと流れることから、歯に対して休止時間が約0.01ms以上のパルス電流を流すことが可能となり、歯へのフッ素イオン導入効果を高めることができる。
【0007】
また、前記パルス電流の休止時間を0.01ms、通電時間を0.1msとしたことが好ましい。
【0008】
この構成によれば、パルス電流の休止時間が0.01ms、通電時間が0.1msとされているため、フッ素イオン導入効果をより高めることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、休止時間が約0.01ms以上のパルス電流が歯に流れるため、短時間でより多くのフッ素イオンを歯に導入し、フッ素イオン導入効果を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態による電子歯ブラシについて説明する。図1は、本電子歯ブラシの断面図を示している。本電子歯ブラシは、フッ素化合物の水溶液と共に用いられる。フッ素化合物の水溶液としては、歯磨剤と水とを混合したものや口腔洗浄剤の他、フッ素を添加した水道水が採用される。また、歯磨剤としては、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、フッ化スズの他、フッ化ジアンミン銀や、歯医者・歯科衛生士が塗布するリン酸性フッ化物溶液が採用される。
【0011】
図1に示すように本電子歯ブラシは、ユーザによって把持される柄部2と、柄部2の上部において柄部2と着脱自在に配設されたブラシ部1とを備えている。ブラシ部1は、導電性ブラシ10(導体部)、軸部11、及び通電板12を備えている。軸部11は、上下方向を長手方向とし、上側に向かうにつれて断面積が小さくなるようなテーパー形状を有し、下端において柄部2と着脱自在に接続されている。
【0012】
導電性ブラシ10は、ブラシ部1の長手方向と直交するようにブラシ部1の上部に植設された導電性の繊維束からなるブラシから構成され、ユーザの歯をブラッシングする。通電板12は、軸部11の内部に配設された平板状の導電性の部材から構成され、導電性ブラシ10及び駆動軸21間を電気的に接続する。
【0013】
柄部2は、電池20、駆動軸21、アクチュエータ22、電極23、及び回路基板24を備えている。電池20は、リチウムイオン電池、ニッケルカドミウム電池等の二次電池又は、乾電池等から構成されている。駆動軸21は、導電性の部材から構成され、上端にブラシ部1が取り付けられ、アクチュエータ22からの駆動力によって、上下方向(軸方向)への往復運動等の動作を行い、ブラシ部1にアクチュエータ22の駆動力を伝達する。アクチュエータ22は、電池20からの電力によって、駆動軸21を上下方向(長手方向)への往復運動等の動作をさせる。電極23は、電池20のプラス側に接続され、柄部2の外表面に配設されたプラス電極である。回路基板24は、図2に示す昇圧回路102、昇圧制御部103、トランジスタTRa,TRb、制御抵抗Rlim1,Rlim2、電流制限制御電圧部106、及び制御部107等が実装された回路基板である。
【0014】
図2は、本電子歯ブラシのブロック図を示している。本電子歯ブラシは、電源部101、昇圧回路102、昇圧制御部103、出力抵抗Ro1、導電部材104、導電部材105、出力抵抗Ro2、トランジスタTRa、制御抵抗Rlim1、電流制限制御電圧部106、制御部107、トランジスタTRb、及び制御抵抗Rlim2を備えている。
【0015】
電源部101は、図1に示す電池20から構成され、導電性ブラシ10と電極23との間に電圧を印加するものであり、電池電圧VBを生成する。昇圧回路102は、電池電圧VBを昇圧して電圧Vh(Vh>VB)を生成する。ここで、電圧Vhは、人体を含む通電経路の抵抗が大きくばらついたとしても、所望の効果を得ることができるレベルの電流を流すことが可能な電圧であることが好ましく、例えば、人体を含む経路の最大抵抗(接触抵抗等も含む)を150kΩと見込む場合において、100μAの電流を流したい場合は、電圧Vhは15V(=150kΩ×100μA)とされる。
【0016】
昇圧制御部103は、昇圧回路102が電圧Vhを生成するように昇圧回路102を制御する。出力抵抗Ro1,Ro2は、導電性ブラシ10と電極23とが外部短絡されたときに回路を保護するための安全装置と機能する抵抗である。
【0017】
導電部材104は、図1に示す電極23から構成され、柄部2が把持されることで人体の手と接触し、人体に電流を流す。
【0018】
導電部材105は、図1に示す導電性ブラシ10、通電板12、及び駆動軸21から構成され、導電部材104から出力された電流、すなわち、電極23から出力された電流を人体の歯を介して受け、出力抵抗Ro2に出力する。なお、図1に示す導電性ブラシ10、通電板12、駆動軸21、及び出力抵抗Ro2は電気的に接続されている。そのため、昇圧回路102で生成された電圧Vhを導電性ブラシ10及び電極23間に印加した状態で、ユーザにより柄部2が把持され、導電性ブラシ10が歯に接触されると、出力抵抗Ro1から電極23、人体、導電性ブラシ10、通電板12、駆動軸21、出力抵抗Ro2、及びトランジスタTRaへと電流が流れる。
【0019】
電流制限制御電圧部106は、所定レベルの直流の基準電圧DCを生成する電圧回路から構成される。制御抵抗Rlim1は、基準電圧DCを受けてトランジスタTRaに一定レベルのベース電流を流す。すなわち、電流制限制御電圧部106及び制御抵抗Rlim1は、トランジスタTRaに一定レベルのベース電流を流すことで、トランジスタTRaのコレクタ電流を一定レベル以下に制限し、人体に100μAを超えるような電流が流れることを防止する。
【0020】
トランジスタTRaは、ベースが制御抵抗Rlim1に接続され、コレクタが出力抵抗Ro2に接続され、エミッタが制御抵抗Rlim2に接続されたバイポーラトランジスタから構成される。制御抵抗Rlim2は、一端がトランジスタTRaのエミッタに接続され、他端がグラウンドに接続された可変抵抗から構成され、抵抗値を調整することで、トランジスタTRaのコレクタ電流を調整する。
【0021】
トランジスタTRbは、ベースが制御部107に接続され、コレクタがトランジスタTRaのベースに接続され、エミッタがグラウンドに接続されたバイポーラトランジスタから構成され、制御部107の制御の下、オンオフして、人体にパルス電流を流す。
【0022】
制御部107は、トランジスタTRbをオンオフ制御することで、人体にパルス電流を流す。ここで、制御部107は、休止時間が約0.01ms以上のパルス電流が導電性ブラシ10と電極23との間に流れるように、トランジスタTRbをオンオフ制御することが好ましく、より好ましくは、パルス電流の通電時間と休止時間との比率を10:1とすることが好ましく、更に好ましくは、パルス電流の休止時間を0.01msとし、通電時間を0.1msとすることが好ましい。
【0023】
次に、本発明による効果を確認するために行った実験について説明する。図3はこの実験に用いられた実験システムの回路図を示している。この実験システムは、パルス生成部301、アンプ302、オシロスコープ303、抵抗R1、及び試料304等を備えている。パルス生成部301は、種々のデューティー比を有する矩形状のパルス電圧を生成する。アンプ302は、パルス生成部301により生成されたパルス電圧を増幅する。抵抗R1は、1000Ωの抵抗値を有し、マイナス電極P2及びアンプ302間に接続されている。抵抗R1にはオシロスコープ303が取り付けられ、試料304を流れる電流及び抵抗R1の電圧を測定する。
【0024】
試料304としては、3mm×4mmの窓を残し、残りをシーリング剤を用いてシーリングした牛の下顎の前歯T1を用いた。そして、前歯T1の歯髄にプラス電極P1を接続し、前歯T1をフッ化ナトリウム(NaF)4%溶液に浸漬すると共に、マイナス電極P2をフッ化ナトリウム4%溶液に浸漬し、15Vの電圧を5分間通電し、窓に取り込まれたフッ素を酸で溶かし、前歯T1にイオン導入されたフッ素イオンの濃度を測定した。シーリング剤としては、レジンとコーキング剤とを採用した。マイナス電極P2としてはPtを用いた。プラス電極P1としては、リード線を用い、前歯T1から歯髄を抜き取り、抜き取った箇所にリード線を挿入した。なお、牛の歯を用いたのは人間の歯と特性が似ているからである。
【0025】
図4は、アンプ302から休止時間が0.01ms以上の矩形状のパルス電圧が出力されたときの抵抗R1における電圧の波形図を示し、縦軸は電圧を示し、横軸は時間を示している。図5は、アンプ302から休止時間が0.01ms以上のパルス電圧が出力されたときの抵抗R1に流れる電流、すなわち前歯T1に流れる電流の波形図を示し、縦軸は電流を示し、横軸は時間を示している。
【0026】
図4において、電圧がオンすると、前歯T1に流れる電流は、図5に示すように急激に増大した後、直ぐに一定のレベルまで下がり、電圧がオフするまで、ほぼ一定のレベルで推移している。一方、図4において、電圧がオフすると、前歯T1に流れる電流は、図5に示すように、急激に減少してマイナスのピーク電流値まで下がった後、直ぐに0まで増大し、電圧が次にオンするまで、0のレベルで推移している。そのため、前歯T1にはほぼ矩形状のパルス電流が流れていることが分かる。ここで、前歯T1に流れる電流がマイナスのピーク電流値まで下がるのは、前歯T1がパルス電流の休止時間によって脱分極するからである。
【0027】
図6は、アンプ302から休止時間が0.01ms未満のパルス電圧が出力されたときの抵抗R1における電圧の波形図を示し、縦軸は電圧を示し、横軸は時間を示している。図7は、アンプ302から休止時間が0.01ms以上のパルス電圧が出力されたときの抵抗R1に流れる電流、すなわち前歯T1に流れる電流の波形図を示し、縦軸は電流を示し、横軸は時間を示している。
【0028】
図6において電圧をオンしたとき、図7において前歯T1に流れる電流が図4のようにマイナスのピーク電流値まで下がっていないのは、休止時間が0.1ms未満であるため、前歯T1において脱分極が充分に完了していないことに起因している。
【0029】
これに対して、図4においては、休止時間が0.1ms以上とされているため、前歯T1において充分な脱分極が発生し、前歯T1に流れる電流がマイナスのピーク値まで下がっていることが分かる。これらのことから、歯に対して、休止時間が0.01ms未満の矩形状のパルス電流を流す場合よりも、休止時間が0.01ms以上の矩形状のパルス電流を流す場合の方が、充分な脱分極を発生させることが可能となり、短時間でより多くのフッ素イオンを導入することが可能となり、フッ素イオン導入効果を高めることができることが分かる。
【0030】
図8は、図3に示す実験システムによる実験結果を示したグラフであり、縦軸はフッ素イオン濃度(ppm)を示し、横軸はパルス電流の周波数を示している。グラフG1は、前歯T1に直流電流を流したときのフッ素イオン濃度を示し、グラフG2は、周波数が909Hz、通電時間が1ms、休止時間が0.1msの矩形状のパルス電流を前歯T1に流したときのフッ素イオン濃度を示し、グラフG3は、周波数が3030Hz、通電時間が0.3ms、休止時間が0.03msの矩形状のパルス電流を前歯T1に流したときのフッ素イオン濃度を示し、グラフG4は、周波数が9090Hz、通電時間が0.1ms、休止時間が0.01msの矩形状のパルス電流を前歯T1に流したときのフッ素イオン濃度を示し、グラフG5は、周波数が20202Hz、通電時間が0.045ms、休止時間が0.0045msの矩形状のパルス電流を前歯T1に流したときのフッ素イオン濃度を示し、グラフG6は、周波数が50505Hz、通電時間が0.018ms、休止時間が0.0018msの矩形状のパルス電流を前歯T1に流したときのフッ素イオン濃度を示している。
【0031】
図8に示すように、周波数が9090Hzとなるまでは、周波数が増大するにつれて、フッ素イオン濃度が上昇しているが、周波数が9090Hzを超えると、グラフG5及びG6はグラフG4に比べてフッ素イオン濃度が低下していることが分かる。これは、グラフG5及びG6の場合は、休止時間が0.01ms未満であり、脱分極が充分に完了していないことに起因している。一方、グラフG4の場合は、休止時間が0.01ms以上であり、脱分極が充分に発生しているため、グラフG5及びG6よりもフッ素イオン濃度が高くなっている。
【0032】
また、グラフG2及びG3の場合は、休止時間が0.01ms以上であり、脱分極が充分発生しているにもかかわらず、グラフG4〜G6よりもフッ素イオン濃度が低くなっているのは、前歯T1に流れる矩形状のパルス電流の周波数が低いことに起因していると考えられる。
【0033】
このように、本電子歯ブラシによれば、歯に流す矩形状のパルス電流の休止時間を0.1ms以上にしたため、脱分極を充分に生じさせ、短時間でより多くのフッ素イオンを導入することが可能となり、イオン導入効果を高めることができる。更に、パルス電流の休止時間を0.01msにし、通電時間を0.1msとし、9090Hzのパルス電流を歯に流すことで、フッ素イオン導入効果をより高めることができる。
【0034】
なお、上記実施の形態では、導体部を導電性ブラシ10により構成したが、これに限定されず、電極により構成してもよい。この場合、ブラシ部1の表面において、図1に示す導電性ブラシ10の近傍下側の位置に穴を設け、この穴に導体部としての電極を埋設すると共に、この電極を通電板12と電気的に接続すればよい。また、この場合、導電性ブラシ10に代えて、導電性を有しないブラシを採用してもよい。こうすることで、ブラシ部1が口腔内に挿入されると、人体に流れる電流が唾液を介して電極へと流れ、人体の歯に電流を流すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本実施の形態による電子歯ブラシの断面図を示している。
【図2】本実施の形態による電子歯ブラシのブロック図を示している。
【図3】実験システムの回路図である。
【図4】アンプから休止時間が0.01ms以上の矩形状のパルス電圧が出力されたときの抵抗における電圧の波形図を示している。
【図5】アンプから休止時間が0.01ms以上の矩形状のパルス電圧が出力されたときの抵抗R1に流れる電流、すなわち前歯に流れる電流の波形図を示している。
【図6】アンプから休止時間が0.01ms未満の矩形状のパルス電圧が出力されたときの抵抗R1における電圧の波形図を示している。
【図7】アンプから休止時間が0.01ms以上の矩形状のパルス電圧が出力されたときの抵抗に流れる電流、すなわち前歯に流れる電流の波形図を示している。
【図8】図3に示す実験システムによる実験結果を示したグラフである。
【符号の説明】
【0036】
1 ブラシ部
2 柄部
10 導電性ブラシ
11 軸部
12 通電板
20 電池
21 駆動軸
22 アクチュエータ
23 電極
24 回路基板
101 電源部
102 昇圧回路
103 昇圧制御部
104,105 導電部材
106 電流制限制御電圧部
107 制御部
R1 抵抗
Rlim1,Rlim2 制御抵抗
Ro1,Ro2 出力抵抗
TRa,TRb トランジスタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フッ素化合物の水溶液と共に用いられる電子歯ブラシであって、
外側表面に電極が配設された柄部と、
導体部を含み、前記柄部の上側に配設されたブラシ部と、
前記電極と前記導体部との間に電圧を印加する電源部と、
休止時間が約0.01ms以上のパルス電流が、前記電極と前記導体部との間に流れるように前記電圧部により生成された電圧を制御する制御部とを備えることを特徴とする電子歯ブラシ。
【請求項2】
前記パルス電流の休止時間を0.01ms、通電時間を0.1msとしたことを特徴とする請求項1記載の電子歯ブラシ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−212350(P2008−212350A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−53134(P2007−53134)
【出願日】平成19年3月2日(2007.3.2)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【出願人】(803000115)学校法人東京理科大学 (545)
【Fターム(参考)】