説明

電車線路用ハンガイヤ

【課題】 引っ張り方向の強度が大きく、地震時に架線に上下方向の大きな揺れが生じても、破壊されない、取付の簡単なハンガイヤを提供する。
【解決手段】 ハンガイヤ1は、吊架線Mに掛けられるハンガバー2と、その下端部に取付けられ、両者間にトロリ線Tを把持する一対のイヤ片3,4と、両イヤ片間を締め付けるボルト5と、ハンガバー2の両端部を連結するゲート片7とを具備する。ハンガバー2は、金属製丸棒材をほぼU字状に屈曲させたフック部6を上部に有し、一端部が一方のイヤ片3に固着され、他端部にフック状の返しを有する係合部2aが形成される。ゲート片7は、基端部をハンガバー2の一端側に上下方向に回転自在に支持され、内蔵のばね7b及び小片7cにより上端部を内側からハンガバー2の係合部2aに押し当てられ、ばね力に抗して外側から押し込むとフック部6の内側へ弾力的に押し開くことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、電車線路において、トロリ線を、その上方に架設された吊架線に吊り止めるためのハンガイヤに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電車線路用のハンガイヤとして、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。このハンガイヤを図16に示す。
特許文献1に記載されたハンガイヤHは、吊架線Mに掛け止めるためのフック部92を上部に有するハンガバー91と、このハンガバー91の下端に取付けられた対向一対のイヤ片93,93と、イヤ片93,93間を締め付けるためのボルト94と、フック部92の内側に沿って固定される弾性合成樹脂製の保護カバー96とを有する。ハンガバー91は金属線材を湾曲させてなる。
ハンガバー91のフック部92は、三次元に湾曲し、吊架線Mへの装着状態において、吊架線Mの軸線方向に見て吊架線Mを包囲するループを形成し(図16(A))、かつハンガバー91のおよその垂直状態を保って軸回りにほぼ90°回転させつつ下降させることにより、吊架線Mへ掛け止められるように、下方に開放95している(図16(B))。フック部92を吊架線Mから外すには、逆にハンガイヤHをほぼ90°回転させながら上方へ持ち上げる動作を必要とする。
ハンガバー91には、弾性合成樹脂製の保護カバー96が取り付けられる。保護カバー96は、取付部材96aと、鞍部材96bとを有する。取付部材96aは、フック部92の内側に沿って略U字状に湾曲しており、フック部92にスナップ係合する複数の係合部96cを有する。鞍部材96bは、取付部材96aに結合され、装着状態において、吊架線Mを跨ぐように略U字状に湾曲している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−159968号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来のハンガイヤは、フック部の下が開放しているため、引っ張り方向の強度が十分でなく、地震時に架線に上下方向の大きな揺れが生じると、ハンガバーが変形し、破壊されるおそれがある。また、フック部の下端が側方へ突出しているので風で舞い上げられたビニル袋などの飛来物が引っ掛かり易い。ハンガイヤを吊架線に多数取り付けるために、その取付け作業を可能な限り簡単化することが望まれている。保護カバーとハンガバーとが別体を成すので、予め保護カバーをハンガバーに装着しておく手間を要するし、保護カバーがハンガバーから外れる可能性もある。
したがって、この出願に係る発明は、引っ張り方向の強度が大きく、地震時に架線に上下方向の大きな揺れが生じても破壊されず、飛来物が取り付き難く、しかも取付けが容易で、また保護カバーの装着の手間を省くと共に保護カバーがハンガバーから外れることがないハンガイヤを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明に係るハンガイヤ1,13,15は、上記課題を解決するために、吊架線Mに掛け止められるハンガバー2と、このハンガバー2の下端部に設けられ、両者間にトロリ線Tを把持する第1および第2の一対のイヤ片3,4と、フック部6を内開きに開閉可能なゲート片7,14とを備える。ハンガバー2は、金属製棒材をほぼU字状に屈曲させて、吊架線Mに掛け止めるフック部6を上部に備える。ゲート片7,14は、ハンガバー2と共にフック部6を閉じる位置に配置し、その基端部をハンガバー2の一方の隣接端部に枢着し、先端部をハンガバー2の他方の隣接端部に押し付けて内開きに開閉可能に構成し、この先端部とハンガバー2の他方の隣接端部に、ハンガバー2が縦方向に変形すると、両者の引き離しを阻止する係合部2a,7d,14aをそれぞれ設けた。
ゲート片7には、フック部6を閉じる方向に付勢するばね7bを付設した。
ゲート片14は、ワイヤの中間部をU字状に折り返して、両端部を異なる位置にそれぞれ枢着して、折り返し部14aをハンガバー2に弾力的に押し当てるように構成した。
イヤ片の少なくとも一方3を、ハンガバー2の一端部に接続した。
ハンガバー2のフック部6に、吊架線Mとの間に介在して吊架線Mを保護するための合成樹脂製の保護カバー10,20を固定した。
保護カバー10をハンガバー2に着脱可能に取り付けるものとした。
保護カバー20をハンガバー2に一体成形した。
【発明の効果】
【0006】
この出願に係る発明のハンガイヤによれば、電車線への設置状態において、ハンガバーが両ハンガイヤ片に結合してフック部を閉じるため、地震時に架線に上下方向の大きな揺れが生じて、引っ張り方向に大きな荷重がかかっても、ハンガバーとゲート片とが係合部により引き離されることがないので、引っ張り方向の強度が大きく、容易に破壊されることがない。また、フック部から側方への突出が小さいのでビニル袋などの風で舞い上げられた飛来物が取り付き難い。さらに、ゲート片を吊架線に押し当てるだけのワンタッチで簡単に取り付けることができ、容易に脱落することもない。ハンガバー周りに保護カバーを一体成形すれば、ハンガバーへの保護カバーの装着作業の手間を省くことができるし、保護カバーを強固に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るハンガイヤの斜視図である。
【図2】図1のハンガイヤの正面図である。
【図3】図1のハンガイヤの側面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るハンガイヤの斜視図である。
【図5】図4のハンガイヤの正面図である。
【図6】図4のハンガイヤの側面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係るハンガイヤの一部及びその変更例を示す正面図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係るハンガイヤの正面図である。
【図9】本発明の第5の実施形態に係るハンガイヤの斜視図である。
【図10】図9のハンガイヤの正面図である。
【図11】図9のハンガイヤの背面図である。
【図12】図9のハンガイヤの右側面図である。
【図13】図9のハンガイヤの左側面図である。
【図14】図9のハンガイヤの平面図である。
【図15】図9のハンガイヤの底面図である。
【図16】従来のハンガイヤを示すもので、(A)は正面図、(B)側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。
図1ないし図3において、ハンガイヤ1は、吊架線Mに掛け止められるハンガバー2と、このハンガバー2の下端部に取付けられ、両者間にトロリ線Tを把持する第1および第2の一対のイヤ片3,4と、一対のイヤ片3,4間を貫通して両イヤ片間を開閉自在に締め付ける締め付けボルト5とを備える。なお、イヤ片3,4は、両者間にトロリ線Tを把持できる構成であればよく、両者の締め付け手段はボルト5に限定されない。
【0009】
ハンガバー2は、金属製棒材をほぼU字状に屈曲させてなり、吊架線Mに掛け止めるためのフック部6を上部に有する。ハンガバー2の一端側は、フック部6のほぼ中心線上を垂直下方に延びる接続部8に連続し、ハンガバー2の他端部にはフック状の返しを有する係合部2aを備えている。
【0010】
ゲート片7の下端部は、接続部8からハンガバー2の他端側へ向かって斜め上方に突出する取付け部9に枢着され、上端部はハンガバー2の係合部2aに受け入れられる。ゲート片7は、下端部が枢軸7aに回転自在に支持され、上端部が内蔵のばね7b及び小片7cによりハンガバー2に押し当てられる。ゲート片7は、ハンガバー2の係合部2aより外側への逸脱が阻止されるが、ばね力に抗して外側から押し込むと内側へ弾力的に倒れ、フック部6を開くことができる。ゲート片7の二股状の上端部には、ハンガバー2の伸長変形によりハンガバー2の係合部2aに引っ掛かる直交方向水平のピン7dが渡る。
【0011】
ハンガバー2の一端部は第1のイヤ片3の上部に固着される。第2のイヤ片4は、第1のイヤ片3とトロリ線Tを把持するように突き合わせて配置され、イヤ片3もろとも締め付けボルト5が貫通し第1のイヤ片3との間にトロリ線Tを把持する。
【0012】
ハンガバー2のフック部6には、吊架線Mとの間に介在して吊架線Mを保護するための合成樹脂製の保護カバー10が、着脱可能に取り付けられる。保護カバー10は、予め工場でフック部6に装着される。
【0013】
保護カバー10は、フック部6の内側に沿って略U字状に湾曲した取付部11と、この取付部11から突出してフック部6にスナップ係合する複数の係合部12とを備える。ハンガバー2は、三次元に屈曲する従来のハンガバーと異なり、平面上で屈曲しているから、これに装着される保護カバー10は形状が単純化され、製作容易で、取り付けも容易である。
【0014】
この実施形態のハンガイヤ1を電車線に装着する場合には、吊架線Mにゲート片7を押し当てれば、ゲート片7が押し開かれハンガバー2との間を開放し、フック部6内でゲート片7から離せば、ばね力で原位置に復帰して閉鎖するので、ワンタッチで吊架線Mにフック部6を引っ掛けることができると共に吊架線Mをフック部6から抜け止めする。吊架線Mに取り付け後、イヤ片3,4間にトロリ線Tを挿入し、ボルト5を締めてトロリ線Tを把持する。
【0015】
この実施形態のハンガイヤ1によれば、電車線への設置状態において、ゲート片7の外側への開きが阻止されつつフック部6が閉じ、たとえハンガバー2が縦方向に伸長変形しても、ハンガバー2の係合部2aにピン7dが引っ掛かりハンガバー2とゲート片7とが引き離されることがないので、引っ張り方向の強度が高く、地震時に架線に上下方向の大きな揺れが生じても、ハンガバー2が容易に破壊されない。ハンガバー2の内側における吊架線Mの上下方向の相対移動代を従来のハンガイヤに比して大きくとれるので、地震時における架線の上下方向の比較的大きな揺れも吸収することができる。また、ハンガバー2にフック部6から側方へ大きく突出する部分がなく、ビニル袋などの風で舞い上げられた飛来物が引っ掛かり難い。
【0016】
第2の実施形態を図4ないし図6に示す。以下において、先の実施形態のハンガイヤ1と同一の構成部分については同一符号を付して説明を省略する。
ハンガイヤ13のゲート片に相当するワイヤゲート14は、中間部をU字状に折り返した折り返し部14aと、異なる長さの脚部14b,14cと、両端部を対向する内側に屈曲させた枢軸部14d,14eとで構成される。枢軸部14d,14eは、取付け部9の上下異なる位置に設けられた二つの軸孔にそれぞれ差し込まれる。折り返し部14aはハンガバー2の係合部2aに受け入れられ、ハンガバー2が伸長変形すると係合部2aに引っ掛かる。ワイヤゲート14は二つの枢軸部14d,14eが固定されることによる両脚部14b,14c間のひずみにより折り返し部14aがハンガバー2に押し当たり、原位置への弾性的な復帰力が作用するので、ハンガバー2の係合部2aより外側への逸脱が阻止されるが、復帰力に抗して外側から押し込むと内側へ弾力的に倒れ、フック部6を開くことができる。
【0017】
この実施形態のハンガイヤ13を電車線に装着する場合にも先の実施形態と同様にして、ワンタッチで吊架線Mにフック部6を引っ掛けることができると共に吊架線Mをフック部6から抜け止めするし、ハンガバー2が縦方向に伸長変形しても、ハンガバー2の係合部2aに折り返し部14aが引っ掛かりハンガバー2とゲート片7とが引き離されることがない。
【0018】
第3の実施形態を図7に示す。
同図(A)において、ハンガイヤ15のハンガバー2の接続部8には、第1のイヤ片3の上部から軸線方向が垂直に突出する圧縮リング16が嵌合して圧縮接続される。圧縮リング16の上縁におけるハンガバー2の係合部2aの対向位置には、ワイヤゲート14の枢軸部14d,14eが差し込まれる軸孔が上下に異なる位置に設けられた縦長の支持板17が固着されている。この支持板17は、同図(B)に示すように、圧縮リング16の側面に配置してもよく、また同図(C)に示すように、圧縮リング16の下縁から第1のイヤ片3の上部にかけて配置してもよい。
これらの支持板17に支持させたワイヤゲート14においても、先の実施形態と同様にして、ハンガバー2の係合部2aとの間を内開きに開閉可能で、折り返し部14aがハンガバー2に押し当たる原位置に付勢されて、ハンガバー2の係合部2aより外側への逸脱が阻止されるが、復帰力に抗して外側から押し込むと内側へ弾力的に倒れ、フック部6を開くことができる。
【0019】
なお、ゲート片7やワイヤゲート14の基端部は、ハンガバー2が形成するフック部6の開口を形成する実質的な端部の一方であって、先の実施形態におけるハンガバー2から突出させた取付部9や、イヤ片3から延出させた圧縮リング16などのようにハンガバー2に設けられる部材を介したハンガバー2との間接的な連結部位を含む概念である。
【0020】
第4の実施形態を図8に示す。
同図のハンガイヤ18においては、ハンガバー2とイヤ片3,4とをつなぐ接続バー19を吊架線Mとトロリ線Tとの間隔に対応して長尺に構成したものである。この接続バー19は、上端部に一体に連続する同一軸線の圧縮リング19aがハンガバー2の接続部8周りに嵌合して圧縮接続され、下端に第1のイヤ片3から突出した軸線方向が垂直の圧縮リング16が嵌合して圧縮接続される。このハンガイヤ18においては、取り付け位置の吊架線Mとトロリ線Tとの間隔に応じた長さの接続バー18を設けたものが適宜選択されて、吊架線Mの上下位置の変位に対してトロリ線Tを一定の高さ位置に保持する。
【0021】
第5の実施形態を図9乃至図15に示す。
同図のハンガイヤ20においては、圧縮リング16の上縁におけるハンガバー2の係合部2aの対向位置に矩形の支持板21が係合部2aに向かって斜めに固着されている。支持板21には、ワイヤゲート14の枢軸部14d,14eが差し込まれる軸孔が長手方向に異なる位置に設けられている。保護カバー22は、ハンガバー2のフック部6周りを樹脂モールドして一体成形したものである。保護カバー22は、フック部6外周をモールドする被覆部22aと、この被覆部22aのフック部6内側に一体に形成され、装着状態において、吊架線Mを跨ぐように略U字状に湾曲した鞍部22bとを備える。このハンガイヤ20においては、保護カバー22とハンガバー2とが一体を成すので、予め保護カバー22をハンガバー2に装着する手間が省けるし、保護カバー22をハンガバー2に強固に固定できる。
【符号の説明】
【0022】
1 ハンガイヤ
2 ハンガバー
2a 係合部
3 第1のイヤ片
4 第2のイヤ片
5 締め付けボルト
6 フック部
7 ゲート片
7a 枢軸
7b ばね
7c 小片
7d ピン
9 取付部
10 保護カバー
11 取付部材
12 係合部
13 ハンガイヤ
14 ワイヤゲート
14a 折り返し部
14d 枢軸部
14e 枢軸部
15 ハンガイヤ
16 圧縮リング
18 ハンガイヤ
19 接続バー
19a 圧縮リング
20 ハンガイヤ
22 保護カバー
22a 被覆部
22b 鞍部
M 吊架線
T トロリ線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属製棒材をほぼU字状に屈曲させて、吊架線に掛け止めるためのフック部を上部に形成したハンガバーと、
このハンガバーの下端部に配設され、両者間にトロリ線を把持する対向一対のイヤ片と、を備える電車線路用ハンガイヤであって、
前記ハンガバーと共にフック部を閉じる位置に配置され、基端部がハンガバーの一方の隣接端部に枢着され、先端部がハンガバーの他方の隣接端部に押し付けられる内開きに開閉可能なゲート片を備え、
このゲート片の先端部とハンガバーの他方の隣接端部には、ハンガバーが縦方向に変形すると、両者の引き離しを阻止する係合部をそれぞれ有することを特徴とする電車線路用ハンガイヤ。
【請求項2】
前記ゲート片には、前記フック部を閉じる方向に付勢するばねが付設されていることを特徴とする請求項1に記載の電車線路用ハンガイヤ。
【請求項3】
前記ゲート片は、ワイヤの中間部がU字状に折り返され、両端部が前記ハンガバーの異なる位置にそれぞれ枢着されて、折り返し部が前記ハンガバーに弾力的に押し当たることを特徴とする請求項1に記載の電車線路用ハンガイヤ。
【請求項4】
前記イヤ片の少なくとも一方が前記ハンガバーに圧縮接続されることを特徴とする請求項1ないし3に記載の電車線路用ハンガイヤ。
【請求項5】
前記ハンガバーのフック部に、吊架線との間に介在して吊架線を保護するための合成樹脂製の保護カバーが固定されることを特徴とする請求項1ないし4に記載の電車線路用ハンガイヤ。
【請求項6】
前記保護カバーは、前記ハンガバーのフック部に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項5に記載の電車線路用ハンガイヤ。
【請求項7】
前記保護カバーは、前記ハンガバーのフック部周りに一体成形されることを特徴とする請求項5に記載の電車線路用ハンガイヤ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2010−215222(P2010−215222A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−12046(P2010−12046)
【出願日】平成22年1月22日(2010.1.22)
【出願人】(000001890)三和テッキ株式会社 (134)