説明

静電容量式液面計

【課題】本発明は液面検出精度の確保及び液体の流出を容易にすることを課題とする。
【解決手段】ハッチ液面計61は、円筒状電極として機能する内筒80と外筒82とを同心円状に配置し、且つ内筒80及び外筒82の上端に嵌合する上端間隔規制部材90と、内筒80及び外筒82の下端に嵌合する下端間隔規制部材92とを有する。下端間隔規制部材92は、内筒80の下端に嵌合するように上部に形成された上部嵌合部92aと、外筒82の下端に嵌合するように上部段差部92aよりも下方に形成された下部嵌合部92cと、上部嵌合部92aと下部嵌合部92dとの中間に設けられ円筒状空間84を形成する中部段差部92eとを有する。連通孔94は、円筒状空間84の下部に油液が滞留しないように油液をハッチ内に排出させ、内筒80の下端より下方の位置に設けられているので、内筒80と外筒82との間で生じる静電容量に影響しない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は静電容量式液面計に係り、特にハッチに積み込まれた液面の高さ位置に応じた静電容量を検出するように構成された静電容量式液面計に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、油槽所で各ハッチに積み込まれた油液を給油所に配送する手段としてタンクローリ車が使用されており、タンクローリ車の各ハッチには油液の積み込み量、あるいは荷卸し後の残量を計測するための静電容量式液面計が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
油槽所では、複数の給油所からの注文に応じてタンクローリ車の各ハッチに異なる油種の油液を積み込むことが多く、予約データが保存されたコンピュータによって割り付けられたハッチ割付伝票に基づいて各ハッチへの積み込みが行なわれる。タンクローリ車の運転者は、積み込み時と荷卸し時にコンタミネーション(異油種混合事故)が生じないようにハッチの油種と積み込み量とを確認するようにしている。
【0004】
そのため、荷卸し作業を行なう際の運転者は、油槽所で発行されたハッチ割付伝票に記載されたハッチ番号と積み込み量、油種を確認し、さらに当該ハッチの積み込み量をハッチ液面計により確認してから荷卸し作業を開始する。そして、荷卸しが終了した後、当該ハッチの残量が荷卸しによって減少していることを確認する。
【0005】
タンクローリ車のハッチ液面計として用いられる静電容量式液面計は、液面の高さ位置に応じた静電容量を検出する内筒と外筒とが同心円状に配置され、且つ内筒及び外筒の上端、下端のそれぞれに嵌合されて内筒と外筒との半径方向の位置を規制する上端間隔規制部材、下端間隔規制部材を有する構成になっている。
【特許文献1】特開2000−309400号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の静電容量式液面計は、上端間隔規制部材に通気孔を設け、下端間隔規制部材に油液が通過するための給排孔が設けられており、ハッチに油液が積み込まれると共に、内筒と外筒との間に形成された円筒状空間にも油液が流入し、荷卸しと共に円筒状空間の油液がハッチに流出するように構成されているが、円筒状空間に油液や水分が滞留した場合には、ハッチの液面が液面計より下方に降下していても滞留している位置を液面高さ(液位)として検出してしまうおそれがある。また、水分の滞留(付着)により静電容量値を狂わせて実液位の計測を狂わせてしまうおそれがある。
【0007】
この円筒状空間に滞留する油液や水分を排出するのに、液面計の下端に円筒状空間に連通する孔を設けることが検討されているが、孔径を大きくすることで油液や水分の滞留を防止できる反面、孔の存在によって静電容量が変化するため、孔が開口する部分での計測できない非計測領域が拡大してしまう。
【0008】
また、孔径を小さくすることで、非計測領域を縮小することができる反面、油液の排出が十分できなくなり、荷卸しが完了しているのに上記円筒状空間に油液や水分が残留して液位が誤検出されてしまうおそれが生じるという問題がある。
【0009】
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した静電容量式液面計を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
【0011】
本発明は、液面の高さ位置に応じた静電容量を検出する内筒と外筒とが同心円状に配置され、且つ該内筒及び外筒の上端、下端のそれぞれに嵌合されて前記内筒と前記外筒との間に円筒状空間を形成するように半径方向の位置を規制する上端間隔規制部材、下端間隔規制部材を有する静電容量式液面計において、前記下端間隔規制部材は、前記内筒の下端に嵌合する上部嵌合部と、前記外筒の下端に嵌合するように前記上部嵌合部よりも下方に形成された下部嵌合部と、を有し、前記上部嵌合部と前記下部嵌合部との間に、前記円筒状空間と前記ハッチ内部とを連通する孔を開口させることにより、上記課題を解決するものである。
また、本発明は、前記孔は、前記外筒の下端外周から下端内周に貫通するように設けられた貫通孔であることにより、上記課題を解決するものである。
また、本発明は、前記孔は、前記下端間隔規制部材に貫通して設けられ、前記孔の一端が開口する前記円筒状空間と前記孔の他端が開口する前記ハッチ内部とを連通する貫通孔であることにより、上記課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、下端間隔規制部材に、前記内筒の下端に嵌合する上部嵌合部と、外筒の下端に嵌合するように上部嵌合部よりも下方に形成された下部嵌合部と、を設け、上部嵌合部と下部嵌合部との間に、円筒状空間とハッチ内部とを連通する孔を開口させるため、内筒の下方に孔が開口することで液面検出の静電容量の変動による液面計測への影響を削減すると共に、荷卸しによりハッチ内部の液面が低下した場合に円筒状空間の液体を孔から排出させて円筒状空間に液体が滞留しないようにできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
【実施例1】
【0014】
図1は本発明による静電容量式液面計の一実施例が適用された荷卸しシステムを示す構成図である。図1に示されるように、荷卸しシステム10では、油液を配送するタンクローリ車12が給油所に到着すると、タンクローリ車12のハッチに積み込まれた油種と給油所の地下に埋設された地下タンク21〜23の油種とが一致することを確認して荷卸し作業を行なうように構成されている。
【0015】
例えば、地下タンク21〜23に貯蔵されている油種は、夫々異なり、地下タンク21にはレギュラーガソリン、地下タンク22にはハイオクガソリン、地下タンク23には軽油といったように予め決められている。
【0016】
タンクローリ車12は、複数のハッチ31〜35に仕切られたタンク30を有する。複数のハッチ31〜35には、配送先の注文に応じて複数種の油液が積込まれており、例えば1番、2番のハッチ31,32にはガソリン、3番、4番のハッチ33,34には軽油、5番のハッチ35には灯油といった具合に各油種が積込まれている。
【0017】
各ハッチ31〜35の底部には、各ハッチ31〜35に積み込まれた油液を荷降ろしする際に開弁されるエアー駆動式の底部開閉弁41〜45が設けられている。底部開閉弁41〜45のうち前側(運転席側)に配設された1番、2番の底部開閉弁41,42は、第1の吐出口51に並列接続されている。また、底部開閉弁41〜45のうち後側に配設された3番から5番の底部開閉弁43〜45は、第2の吐出口52に並列接続されている。
【0018】
さらに、第1の吐出口51、第2の吐出口52の上流側管路には、夫々第1の電磁弁53、第2の電磁弁54が配設されている。
【0019】
タンクローリ車12が給油所に到着すると、運転者(作業員)はハッチ31〜35の底部に設けられた底部開閉弁41〜45に連通された吐出口51,52に荷卸しホース55,56の一端を接続し、荷卸しホース55,56の他端を地下タンク21〜23の注油口(注入口)24〜26に接続する。
【0020】
注油口24〜26には、種別データを送信する油種キー28〜30が設けられている。また、荷卸しホース55,56には、油種キー28〜30から油種データを読み取る油種プラグ(図示せず)が設けられている。
【0021】
また、ハッチ31〜35には、夫々積み込まれた油液の積み込み量、及び荷卸し後の油液の液面高さ(液位)を検出する静電容量式液面計のハッチ液面計61〜65が設けられている。このハッチ液面計61〜65は、液面の高さ位置を電極間の静電容量によって計測し、その液面計測信号を荷卸しコンピュータ40に送信する。荷卸しコンピュータ40は、タンクローリ車12の運転席やタンクローリ車12の側面下部などに搭載されており、運転者または荷卸し作業を行なう作業員は荷卸しコンピュータ40のモニタ(図示せず)に表示された画面により各ハッチ31〜35の液面高さ(液位)を確認することができる。
【0022】
また、地下タンク21〜23には、貯蔵している油液の液面高さ(液位)を検出するSS液面計71〜73が設けられている。SS液面計71〜73は、液面高さに応じた検出信号を無線により送信する送信機75〜77を有しており、送信機75〜77から無線で送信された検出信号は無線受信ユニット78により受信される。無線受信ユニット78は、例えば、タンクローリ車12の停車位置の近傍に設置されており、ケーブル79を介して荷卸しコンピュータ40に接続されている。
【0023】
荷卸しコンピュータ40は、SS液面計71〜73により検出された地下タンク21〜23の液面検出信号と、ハッチ液面計61〜65により検出されたハッチ31〜35の液面検出信号とを受信しており、荷卸し時の油液の移動(ハッチ31〜35から地下タンク21〜23への荷卸し状況)を監視している。
【0024】
荷卸し準備作業として、運転者(または作業員)が荷卸しホース55,56の他端を注油口24〜26に接続し、荷卸しホース55,56の油種プラグ(図示せず)を油種キー28〜30に接続すると、荷卸しコンピュータ40は、荷卸しを行なうハッチ31〜35に積み込まれた油液の油種と地下タンク21〜23との油種確認(両油種情報が一致するか否か)を行なう。そして、荷卸しコンピュータ40は、無線受信ユニット78から入力された油種情報が荷卸しホース55,56を接続された地下タンク21〜23の油種情報と一致する場合、当該ハッチに積み込まれた油液の荷卸しを許可する。これにより、底部開閉弁41〜45のうち荷卸し許可信号が出力された当該ハッチの底弁が開弁されて当該ハッチの油液が荷卸し開始される。
【0025】
このように荷卸しの過程では、ハッチ液面計61〜65により検出されたハッチ液面検出信号が荷卸しコンピュータ40に入力されており、荷卸しコンピュータ40は、このハッチ液面検出信号に基づいてハッチ31〜35からの荷卸し状態をモニタすることができる。
ここで、本発明の静電容量式液面計からなるハッチ液面計61〜65の構成について説明する。尚、ハッチ液面計61〜65は、夫々同一構成であるので、以下ではハッチ液面計61について詳細に説明する。
【0026】
図2はハッチ液面計61の縦断面図である。図3はハッチ液面計61の上部間隔規制部材の縦断面図である。図4がハッチ液面計61の下部間隔規制部材の縦断面図である。図2乃至図4に示されるように、ハッチ液面計61は、ハッチ31〜35の深さに応じた全長を有し、円筒状電極として機能する内筒80と外筒82とを同心円状に配置したものである。また、ハッチ液面計61は、内筒80と外筒82との間に形成された円筒状空間84に流入した液体の高さに応じた静電容量を検出するように構成されており、円筒状空間84の全長のうち内筒80と外筒82とが互いに対向する領域が液位計測可能範囲である。さらに、内筒80の内側には、上下方向に延在形成された円柱状空間86が貫通しており、ハッチ内の油液が下方から円柱状空間86に流入するように構成されている。
【0027】
また、ハッチ液面計61は、内筒80及び外筒82の上端に嵌合する上端間隔規制部材90と、内筒80及び外筒82の下端に嵌合する下端間隔規制部材92とを有する。
【0028】
図5は上端間隔規制部材90の取付状態を拡大して示す縦断面図である。図5に示されるように、上端間隔規制部材90は、外筒82の内周に嵌合する鍔部90aと、鍔部90aより下方に延在し内筒80の外径と同径とされた段差部90bと、段差部90bより下方に延在し内筒80の内径と同径とされた嵌合部90cと、中央を上下方向に貫通する通気孔90dとを有する。
【0029】
内筒80の上端は、嵌合部90cに嵌合することにより半径方向の位置を規制され、外筒82の上端は、鍔部90aに嵌合することにより内筒80の外側で同心円状になるように半径方向の位置を規制される。さらに、円筒状空間84の上部は、鍔部90aと段差部90bとによって形成され、且つ上端間隔規制部材90の鍔部90aによって閉塞される。なお、上端間隔規制部材90は、鍔部90aが外筒82の内周に嵌合する構成であるので、外筒82の余分な長さを吸収することができる。
【0030】
また、外筒82の上部には、外筒82を半径方向に貫通して円筒状空間84とタンク内とを連通する通気孔82aが設けられている。この通気孔82aは、円筒状空間84内における液面の昇降動作に伴って空気の吸引または排出を行なうためのものである。
通気孔82aは、同じ高さ位置(鍔部90aより下方で、下部段差部90bより上方の位置)の周方向に所定間隔で複数個が設けられている。そのため、通気孔82aは、内筒80の上端より上方の位置に設けられているので、内筒80と外筒82との間で生じる静電容量に影響せず、液面高さの検出精度を低下させることがない。
【0031】
図6は下端間隔規制部材92の取付状態を拡大して示す縦断面図である。図6に示されるように、下端間隔規制部材92は、内筒80の下端に嵌合する上部嵌合部92aと、内筒80の下端が当接する上部段差部92bと、外筒82の下端に嵌合するように上部段差部92bよりも下方に形成された下部嵌合部92cと、下部嵌合部92cの下方に設けられ外筒82の下端に当接する下部段差部92dと、上部嵌合部92aと下部嵌合部92dとの中間に設けられ円筒状空間84を形成する中部段差部92eと、中央を上下方向に貫通する貫通孔92fとを有する。貫通孔92fは、ハッチ内の油液が流入するため、円柱状空間86に流入した油液が荷卸し時に下方に流出しやすいように上端開口にテーパ面92gが設けられている。
中部段差部92eは、上部段差部92bより下方で円筒状空間84の下部を閉塞しており、外筒82の下部外周には、中部段差部92eの若干上方の位置で開口してハッチ内部と円筒状空間84とを連通する連通孔94が設けられている。この連通孔94は、同じ高さ位置(上部段差部92bより下方で、下部段差部92dより上方の位置)の周方向に所定間隔で複数個が設けられている。
連通孔94は、内筒80の下端より下方の位置に設けられているので、内筒80と外筒82との間で生じる静電容量に影響せず、液面高さの検出精度を低下させることがない。また、連通孔94は、上部段差部92bと中部段差部92eとの高低差よりも小径であればよいので、複数個設けることにより、円筒状空間84の下部に油液が滞留しないように油液をハッチ内に排出させることができる。
【0032】
図7は下端間隔規制部材92の変形例1を示す縦断面図である。尚、図7において、上記実施例と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0033】
図7に示されるように、変形例1の下端間隔規制部材92Aは、円筒状空間84と貫通孔92fとを連通する連通孔96が設けられている。この連通孔96は、一端96aが円筒状空間84の下端に開口し、他端96bが貫通孔92fに開口するように形成されており、且つ、一端96aより他端96bが低くなるように水平方向に対して角度θで傾斜している。
また、連通孔96は、周方向に複数個設けられており、荷卸し時の液面低下には上記連通孔94と共に円筒状空間84に流入した油液を速やかに貫通孔92fからハッチ内に排出することができる。
図8は下端間隔規制部材92の変形例2を示す縦断面図である。尚、図8において、上記実施例と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0034】
図8に示されるように、変形例2の下端間隔規制部材92Bは、下面より上方に延在する複数の連通孔98が設けられている。この各連通孔98は、垂直方向に延在しており、上端98aが円筒状空間84の下部に連通する位置まで延在し、下端98bが下端間隔規制部材92Bの下面に開口している。
【0035】
そのため、各連通孔98は、荷卸し時の液面低下には、上記連通孔94と共に円筒状空間84に流入した油液を速やかにハッチ内に排出することができる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
上記実施例では、タンクローリ車12のハッチ31〜35に油液を積み込む場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、他の液体(化学薬品や食品など)を積み込む場合にも本発明を適用することができるのは勿論である。
【0037】
上記実施例では、タンクローリ車12のハッチ31〜35の液面を検出する液面計を例に挙げて説明したが、これに限らず、タンクローリ車以外のタンク(例えば、ビルなどの構造物や地上に固定される固定型タンクや地下に埋設された地下タンクなど)の液面を検出する液面計にも適用することができるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明による静電容量式液面計の一実施例が適用された荷卸しシステムを示す構成図である。
【図2】ハッチ液面計61の縦断面図である。
【図3】ハッチ液面計61の上端間隔規制部材の縦断面図である。
【図4】ハッチ液面計61の下端間隔規制部材の縦断面図である。
【図5】上端間隔規制部材90の取付状態を拡大して示す縦断面図である。
【図6】下端間隔規制部材92の取付状態を拡大して示す縦断面図である。
【図7】下端間隔規制部材92の変形例1を示す縦断面図である。
【図8】下端間隔規制部材92の変形例2を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0039】
10 荷卸しシステム
12 タンクローリ車
21〜23 地下タンク
31〜35 ハッチ
40 荷卸しコンピュータ
41〜45 底部開閉弁
51,52 吐出口
55,56 荷卸しホース
61〜65 ハッチ液面計
80 内筒
82 外筒
84 円筒状空間
86 円柱状空間
90 上端間隔規制部材
92,92A,92B 下端間隔規制部材
92a 上部嵌合部
92b 上部段差部
92c 下部嵌合部
92d 下部段差部
92e 中部段差部
92f 貫通孔
94,96,98 連通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液面の高さ位置に応じた静電容量を検出する内筒と外筒とが同心円状に配置され、且つ該内筒及び外筒の上端、下端のそれぞれに嵌合されて前記内筒と前記外筒との間に円筒状空間を形成するように半径方向の位置を規制する上端間隔規制部材、下端間隔規制部材を有する静電容量式液面計において、
前記下端間隔規制部材は、
前記内筒の下端に嵌合する上部嵌合部と、
前記外筒の下端に嵌合するように前記上部嵌合部よりも下方に形成された下部嵌合部と、を有し、
前記上部嵌合部と前記下部嵌合部との間に、前記円筒状空間と前記ハッチ内部とを連通する孔を開口させることを特徴とする静電容量式液面計。
【請求項2】
前記孔は、前記外筒の下端外周から下端内周に貫通するように設けられた貫通孔であることを特徴とする請求項1に記載の静電容量式液面計。
【請求項3】
前記孔は、前記下端間隔規制部材に貫通して設けられ、前記孔の一端が開口する前記円筒状空間と前記孔の他端が開口する前記ハッチ内部とを連通する貫通孔であることを特徴とする請求項1に記載の静電容量式液面計。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate