説明

高エネルギーX線撮像装置

【課題】 従来の高エネルギーX線撮像装置で得られるX線画像の画質は十分ではなく、被ばく線量を増加させずに画質を向上させることができなかった。これは、X線検出部の増感板のX線吸収が小さくX線の利用効率が非常に低いためであり、これは増感板を厚くしX線吸収を大きくするだけでは解決できない。
【解決手段】 高エネルギーX線撮像装置を、増感板とイメージングプレートの組を複数組重ねたX線検出部と、イメージングプレートの読取装置と、同時に撮影されたイメージングプレートから読み取った複数の画像データを加算する画像処理手段と、加算して得られた画像を出力する画像出力手段とで構成する。これによりX線の利用効率を高めて、X線画像の画質を大幅に改善することができ、また被ばく線量を低減することもできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線治療において照射部位を確認するために、照射部位および周辺臓器を高エネルギーX線で撮像する高エネルギーX線撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
もっとも一般的な放射線治療装置は、直線加速器により高エネルギーX線を発生させ、腫瘍に照射してがん組織を死滅させて治療する通常リニアックと呼ばれる装置である。放射線治療では高エネルギーX線の照射部位をできる限りがん組織に限り、正常組織への照射を極力避けることが必要であり、そのために精密なコリメータによるX線ビームの制御を行っている。
【0003】
一方、そのためには腫瘍部位とその周辺の臓器の位置関係を正確に把握する必要があり、治療用のX線を照射するその同じ状態で、腫瘍部位と周辺臓器のX線撮影を行う。これをリニアックグラフィと呼んでいる。リニアックグラフィに使用されるX線は、加速電圧が低いものでも4メガボルト(4MV)で、通常の診断用X線撮影装置の数十〜百キロボルト(kV)に比較し40倍以上の高エネルギーのX線である。X線は高エネルギーになるほど物質中の透過性が高くなる。通常の診断用X線装置では、蛍光体の薄板からなる増感紙と写真フィルムを組み合わせて、人体を透過したX線を増感紙で吸収し一旦光に変換しその光学画像を写真フィルムで感光させる方法、イメージングプレートを用いてX線画像を電子的な潜像として検出し、それを読み出して画像を出力する通常CR(Computed Radiography)と呼ばれる方法などがある(例えば、非特許文献1参照)。
【0004】
高エネルギーX線は透過力が大きく増感紙やイメージングプレートをほとんど透過してしまうため同じ方法を用いることができず、X線を一旦金属増感板と呼ばれる薄い金属板で受け、金属板から発生する2次電子によって増感紙やイメージングプレートに画像情報を生成する方式が用いられる
【0005】
図4は、放射線治療及びCRを用いた高エネルギーX線撮像装置による撮影の方法を模式的に示す図である。放射線治療器としてはリニアックを用いてX線源6から数メガエレクトロンボルト(MeV)〜数10MeVの高エネルギーX線を図にはないコリメータによってX線ビーム7を患者さん8のがん病巣に絞って照射する。リニアックは直線型加速器により高エネルギーに加速された電子をタングステンターゲットに衝突させてX線を発生させる大型の装置であるが、図4ではX線源6として簡単に示している。治療を受ける患者さん8は寝台9に乗せられてX線を照射されるが、治療のためのX線照射ががん病巣のみに絞られる必要があり、そのために、X線源6と患者さん8、寝台9に治療用の強いX線が照射されるのと同じ状態のまま、弱い高エネルギーX線(X線粒子1個1個のエネルギーは治療用と同じく高いが粒子数が少ない)をがん病巣部およびその周囲に照射してX線検出部10によりX線像を検出する。X線検出部10は、図5の増感板11とイメージングプレート12とそれらを収納するカセッテ14および増感板11とイメージングプレート12を保護するための上蓋13からなる。人体を透過した高エネルギーのX線は上蓋13を透過し、増感板11で2次電子に変換され、この2次電子がイメージングプレート12に電子の潜像を生成する。
【0006】
図6は読取装置15および画像処理装置17を示す図である。電子の潜像が生成されたイメージングプレート12は、読取装置15のイメージングプレート挿入口16から挿入され、読み取った画像のディジタルデータを画像処理装置17に送り階調処理などの画像処理が行われ、表示装置18に画像が表示されフィルムにも写真として出力されて、医師や技師はその写真を見て患者さんの照射位置を正確に確認する。画像処理装置には操作卓19があり、装置のオンオフ、画像処理の条件設定、画像の出力指示などを行う。
【0007】
リニアックグラフィではイメージングプレートよりもずっとX線の吸収の大きな増感板でいったんX線エネルギーを電子エネルギーに変えて画像を生成するため、増感板でX線をより多く吸収する方がX線の利用効率が高く画質も良好になる。画質劣化の最大の要因は、増感板で吸収できるX線の全エネルギーが、入射するX線の全エネルギーに比較して数パーセントと非常に小さいことである。吸収効率を上げるためには増感板を厚くすればよいが、増感板の中で励起される2次電子の走行距離は比較的短いので、増感板をあまり厚くしても入射側で発生した2次電子はイメージングプレートまで届かず撮像に寄与しない。また、増感板は厚いほど電子が散乱で広がり鮮鋭度を劣化させる。したがって、現状では増感板11には厚さ0.5mm程度の鉛やタングステンのシート、あるいは有機材料にタングステン粉末を混合した厚さ1mm程度のヘビーメタルシートと呼ばれる材料が使用される。しかし、それでもなかなか良好な画像を得ることが困難なのが実状であり、現在でも増感板の材料や最適な厚さの研究が行われている(例えば、非特許文献2参照)。もちろん照射するX線の線量を増加すれば当然画質が改善されるが、不必要なX線の照射は絶対に避けるべきであり、被ばく線量を増加させずに画質を改善するものでなければならない。一方、画質が改善されればそれだけ被ばく線量を低減することが可能になる。
【非特許文献1】放射線写真学,富士フィルムメディカル株式会社,2003年,p.220
【非特許文献2】Medical Physics,第32巻,10号,2005年,p.3112
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
以上述べたように、高エネルギーX線で撮影を行うリニアックグラフィでは、良好な画質の画像を得るために増感板の材質や厚さの最適化などの工夫が行われているが、まだ不十分であり、線量を増加させずにさらに画質を改善することが強く望まれている。
【0009】
本発明は、線量を増加させずに良好な画像を出力できる高エネルギーX線撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するための手段として、本発明の高エネルギーX線撮像装置は、増感板とイメージングプレートの組を複数組重ねたX線検出部と、イメージングプレートの読取装置と、同時に撮影したイメージングプレートの複数の画像データを加算する画像処理手段と、加算して得られた画像を出力する画像出力手段とから構成されている。X線検出部はX線の入射方向に対して増感板、イメージングプレート、増感板、イメージングプレート、・・・のように交互に重ねた構造である。
【0011】
第2の解決手段は複数枚の増感板にX線吸収の大きな金属材料を含む柔軟性のある薄板が使用されている。
【0012】
第3の解決手段はイメージングプレートの後面と増感板の前面が固着されている構造を持つようにしたものである。
【0013】
第4の解決手段は複数枚のイメージングプレートに撮影された画像データについて、位置合わせを行って加算する処理機能を有するものである。
【0014】
第5の解決手段は同時に撮影された複数枚のイメージングプレートに共通な位置情報が写し込まれるような構造のX線検出部を有するものである。
【0015】
課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち、従来1組の増感板とイメージングプレートを用いていたため増感板で吸収し画像に貢献するX線は増感板に入射するX線のごく一部であったが、増感板とイメージングプレートの組を複数組使用することにより第1の増感板を通り抜けたX線を第2の増感板が吸収し、さらに第2の増感板を通り抜けたX線を第3の増感板が吸収するというように人体を透過したX線を有効に利用し、それぞれの増感板により生成されたイメージングプレートの潜像を読み取り、加算することにより雑音の少ない良好な画像を得ることができるものである。
【0016】
第2の解決手段による作用は、とくに多層になるために増感板とイメージングプレート間に隙間ができることを防ぎ、密着性をよくしてボケのない良好な画像を得るとともに、イメージングプレートに傷がつかないようにすることである。
【0017】
第3の解決手段による作用は、同時に使用される多数の増感板とイメージングプレートの取り扱いが煩雑になるのを改善するものである。
【0018】
第4の解決手段による作用は、複数枚のイメージングプレートの画像を画像処理により正しく位置合わせをして加算し、ボケのない良好な画像を得るようにするものである。
【0019】
第5の解決手段による作用は、複数枚のイメージングプレートで得られる画像の位置合わせを容易にするものである。
【発明の効果】
【0020】
上述したように、本発明の高エネルギーX線撮像装置は、被ばく線量を増加させることなく画質を大幅に改善することができる。また、同じ画質を得るためには被ばく線量を大幅に低減することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
図1は、本発明の高エネルギーX線撮像装置のX線検出部の説明図である。従来技術では増感板とイメージングプレートはそれぞれ1枚で1組の増感板とイメージングプレートの対が用いられているのに対し、本発明のX線検出部はカセッテと呼ばれるケース4に、増感板1−1,1−2,1−3とイメージングプレート2−1,2−2,2−3が交互に重ねて収納されている。それぞれの増感板の厚さは約1mm程度、イメージングプレートの厚さは0.2mm程度であり、縦横の長さは数10cmであるが、説明のため長さに対して厚さを厚く表示している。図1には3組の増感板とイメージングプレートの組み合わせが示してあるが、もちろん2組でもよく4組以上でもよい。増感板の下面とイメージングプレートの上面(例えば、増感板1−1の下面とイメージングプレート2−1の上面)は、撮影時は密着するようにカセッテ内に収納されているが撮影後は離脱可能である。
【0022】
複数の増感板と複数のイメージングプレートのそれぞれを離脱可能にしてもよいし、部分的に固着することも可能である。固着する場合は画像生成に対して対となる増感板とイメージングプレートではなく、イメージングプレートと次の増感板を固着する。図2には、イメージングプレートの下面と増感板の上面が接着され一体化された例を示す。すなわち、イメージングプレート2−1と増感板1−2、イメージングプレート2−2と増感板1−3、イメージングプレート2−3と増感板1−4が一体化され、増感板1−1とイメージングプレート2−1、増感板1−2とイメージングプレート2−2などは離脱可能である。増感板には柔軟性のあるゴム系の材料にタングステン粉を加えたヘビーメタルシートが使用され、撮影時には密着性がよく離脱と密着を繰り返してもイメージングプレートに傷をつけたりすることがない。
【0023】
最上部の増感板1−1の上に薄いカセッテの上蓋3があり、人体を透過したX線はこの上蓋3を通り、増感板1−1に入射し一部吸収されて2次電子を発生し、2次電子はイメージングプレート2−1に到達してイメージングプレートに潜像を形成する。増感板1−1で一部吸収された残りのX線は増感板1−2に到達してその一部が吸収されて2次電子を発生しイメージングプレート2−2に同じ人体の潜像を形成する。同様に、イメージングプレート2−2を通過したX線は増感板1−3で一部吸収されイメージングプレート2−3に同じ人体の潜像を形成する。
【0024】
同時に撮影されたイメージングプレート2−1、2−2、2−3は、図6の読取装置15のイメージングプレート挿入口16から読取装置に挿入され、それぞれのイメージングプレートの潜像はディジタルデータとして読み取られ、画像処理装置17に送られる。複数枚のイメージングプレートから読み取った画像データは、同一部位が正確に重なるように位置合わせをして加算されなければならない。画像処理装置には、複数枚の画像が正しく重なるように位置合わせをする機能があり、位置合わせを行った後に加算処理が行われる。
【0025】
位置合わせは、カセッテ内のイメージングプレートの位置が正確に保たれ、読取装置もイメージングプレートが正確に同じ位置に挿入されるようになっていればそのまま加算すればよい。しかし、機械精度が十分でない場合などは明確なマーカがあれば一般的な画像処理で位置を正確に合わせることが可能である。
【0026】
図3は位置合わせのためのマーカの1例を示す図で、カセッテの上蓋3の4隅に十文字の形をしたX線の吸収の大きな金属材料5を固着したもので上下あるいは左右が識別できるように配置がわずかに非対称になっている。このマーカは人体を撮影したときに複数枚のイメージングプレートに同時に撮影され、このマーカの位置を合わせれば臓器の位置が正しく重なることになる。位置合わせを行って加算された画像は表示装置18に表示される。
【0027】
つぎに、リニアックグラフィに使用される高エネルギーX線撮像装置の原理に基づき、この発明により画質が向上する理由あるいは被ばく線量を低減できる可能性を実施例にて詳細に説明する。
【0028】
人体を透過した高エネルギーのX線はカセッテの上蓋3を通って増感板1−1に入射し増感板1−1でその一部が吸収される。増感板にはX線吸収の大きな厚さ1mmのヘビーメタルシートが使用されている。増感板1−1で吸収された高エネルギーのX線は、主にコンプトン効果により金属内に高エネルギー(高速)の電子を生成する。高エネルギーの電子は金属内を高速で移動するときに金属内の電子に衝突して多数の2次電子を生成する。このようにして生成された2次電子が直下にあるイメージングプレート2−1に到達し、イメージングプレート内の電子を励起し、励起された電子はイメージングプレートの捕獲準位に捕獲されて電子の潜像が形成される。
【0029】
通常の低エネルギー(100keV以下)のX線を用いた診断用X線装置に比較して、高エネルギーのX線を用いるリニアックグラフィで良好な画質が得られない理由は2つある。第1は体内臓器によるX線吸収の差が非常に小さく臓器のコントラストが低下するためであり、第2は増感板で吸収されるX線の吸収効率が非常に低く信号対雑音比が小さくなるためである。前者は対象が人体であるから改善することはできないが、後者は信号対雑音比を改善できれば良好な画像を得ることが可能である。
【0030】
リニアックで放射されるX線のエネルギースペクトルは単色ではなく連続スペクトルであるが、通常それを実効エネルギーで表してX線の吸収減衰を求める。例えば加速電圧が4MVのリニアックを考えた場合の実効エネルギーは1.37MeVである。このエネルギーにおけるヘビーメタルシートのX線線減弱係数は約0.5/cm(エネルギー吸収係数はこの値の約半分の0.25/cm)である。したがって、1mm(0.1cm)のヘビーメタルシートで吸収されて電子エネルギーに変換されるX線の全エネルギーは、増感板に入射するX線の全エネルギーの約2.5%(0.25/cm×0.1cm)、入射するX線の全エネルギーに対して透過するX線の全エネルギーは、約95%(1−0.5/cm×0.1cm)である。したがって、従来の1組の増感板とイメージングプレートを用いた場合は、人体を透過したX線の全エネルギーに対して有効に利用されるX線は入射するX線の約2.5%と非常に小さく、残りは画像生成に使用されず無駄になっていることが分かる。
【0031】
本発明の原理は、第1の増感板とイメージングプレートを透過したおよそ95%のX線のエネルギーをその後ろに配置した複数組の増感板で吸収させて画像生成に有効に利用し、X線の利用効率を高めて画質を向上させるものである。
【0032】
本発明によれば、人体を透過した高エネルギーのX線は増感板1−1に入射し2次電子を発生させその2次電子がイメージングプレート2−1に到達して潜像を形成する。例えば加速電圧を4MVとした場合、増感板1−1とイメージングプレート2−1を通り抜けるX線は入射X線の約95%であり、これが増感板1−2に入射し2次電子を発生させ、その2次電子がイメージングプレート2−2に到達して潜像を形成する。ここを透過したX線すなわち90%(0.95×0.95≒0.9)のX線エネルギーがさらに増感板1−3に入射しイメージングプレート2−3に同じ人体の潜像を形成する。1枚の増感板で吸収されるエネルギーが入射エネルギーの2.5%であるから、n枚の増感板で吸収される全エネルギーは、およそ(1−0.95^n)/2となる。例えば3組(n=3)の増感板とイメージングプレートを用いた場合はこの値が0.071となり、人体を透過したX線の約7%すなわち従来の2.5%に比較して2.8倍のX線が画像生成に有効に利用されることになる。
【0033】
画質を劣化させる要因となる雑音は、X線粒子の統計的変動により発生する量子雑音である。画像の良さは画像信号と雑音との比(信号対雑音比)で決定される。一般にn枚の画像を加算した場合は、画像信号はそのまま加算されるのでn倍となり、雑音はnの平方根(√n)の和となる。したがって、n枚の画像を加算した場合の信号対雑音比は(n/√n)=√n倍となる。本発明では、X線が1枚の増感板を通ると95%に減衰するので、例えばn=3の場合は、n=1(従来)に対する信号対雑音比は正確には√3=1.73倍ではなく√(0.071/0.025)=1.68であるが、およそ√3倍であり画質が大幅に改善される。もし、従来の方法(n=1)で本発明(n=3)と同一の信号対雑音比をもつ画像を得ようとすれば、0.071/0.025=2.8倍の線量を必要とし大幅に被ばくが増えることになる。逆に、従来と同じ画像を得るとすれば被ばく線量を従来の1/2.8に大幅に低減することができる。
【0034】
X線を用いた人体の撮影においては、医学的な面から画質向上と被ばく線量の低減の両方がともにきわめて重要な課題であり、X線の利用効率を上げることによって、画質の向上あるいは被ばく線量の低減、またはその両方を可能にする本発明の価値はきわめて高い。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の高エネルギーX線撮像装置のX線検出部の説明図
【図2】本発明の高エネルギーX線撮像装置のX線検出部の変形例
【図3】本発明の画像の位置合わせに用いるマーカの例
【図4】放射線治療及び高エネルギーX線撮影の方法を示す模式図
【図5】X線検出部の従来例
【図6】読取装置および画像処理装置の説明図
【符号の説明】
【0036】
1−1 第1の増感板
1−2 第2の増感板
1−3 第3の増感板
1−4 第4の増感板
2−1 第1のイメージングプレート
2−2 第2のイメージングプレート
2−3 第3のイメージングプレート
3 カセッテの上蓋
5 マーカ
10 X線検出部
15 読取装置
17 画像処理装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
増感板とイメージングプレートの組を複数組重ねたX線検出部と、イメージングプレートの読取装置と、同時に撮影されたイメージングプレートから読み取った複数の画像データを加算する画像処理手段と、加算して得られた画像を出力する画像出力手段とからなる高エネルギーX線撮像装置。
【請求項2】
増感板は金属を含む柔軟性のある薄板からなる請求項1記載の高エネルギーX線撮像装置。
【請求項3】
イメージングプレートの後面と増感板の前面が固着された構造をもつ請求項1記載の高エネルギーX線撮像装置。
【請求項4】
画像処理手段は複数枚のイメージングプレートに同時に撮影された画像データについて位置合わせを行って加算する処理機能を有する請求項1記載の高エネルギーX線撮像装置。
【請求項5】
同時に撮影される複数のイメージングプレートに共通な位置情報を写す手段を有する請求項4記載の高エネルギーX線撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−152044(P2007−152044A)
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−379894(P2005−379894)
【出願日】平成17年11月30日(2005.11.30)
【出願人】(506003118)
【Fターム(参考)】