説明

2−(2−アリ−ル)ビニル−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オンおよび2−(2−アリ−ル)ビニル−6−クロロ−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オンの合成と利用

【課題】紫外線吸収剤には400nmに近い紫外領域の長波長部に吸収帯を有するものは殆んどない。もちろん、化粧品用のものについても同じことが言える。ここにおける課題は化粧品用として使用されうる可能性のある、そして400nmに近い紫外領域の長波長部に吸収帯を有する化合物を合成すること。
【解決手段】イサト酸無水物あるいは5−クロロイサト酸無水物に、塩化シンナモイルあるいはそのベンゼン環に置換基を有する塩化シンナモイルを塩基性下縮合させて2−(2−アリ−ル)ビニル−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オンおよび2−(2−アリ−ル)ビニル−6−クロロ−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オンを合成し、UVスペクトルを中心にそれらの物性について検討した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はイサト酸無水物あるいは5−クロロイサト酸無水物に、塩化シンナモイルあるいはそのベンゼン環に置換基を有する塩化シンナモイルを塩基性下縮合させることによる2−(2−アリ−ル)ビニル−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(I)および2−(2−アリ−ル)ビニル−6−クロロ−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(II)の合成と紫外領域の長波長部に吸収帯を有する化合物としての利用に関する。詳しくは2−スチリル−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(Ia)、2−[2−(p−トリル)ビニル]−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(Ib)、2−[2−(4−メトキシフェニル)ビニル]−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(Ic)、2−[2−(4−クロロフェニル)ビニル]−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(Id)、2−[2−(4−ブロモフェニル)ビニル]−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(Ie)、2−[2−(2,4−ジメトキシフェニル)ビニル]−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(If)、2−(2−フリル)ビニル−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(Ig)、6−クロロ−2−スチリル−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(IIa)、6−クロロ−2−[2−(p−トリル)ビニル]−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(IIb)および6−クロロ−2−[2−(4−メトキシフェニル)ビニル]−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(IIc)の合成と紫外領域の長波長部に吸収帯を有する化合物としての利用に関する。
【背景技術】
【0002】
紫外線吸収剤として化粧品等に多く用いられているp−メトキシ桂皮酸エステルには、400nmに近い紫外領域の長波長部に吸収帯が認められない。p−メトキシ桂皮酸エステルに限らず、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾ−ル系、シアノアクリレ−ト系、トリアジン系等の紫外線吸収剤においては400nmに近い紫外領域の長波長部に吸収帯が認められる場合はあまり無い。すなわち、紫外線吸収剤にとっては紫外領域の長波長部は吸収効果が及ばないところである。しかし、化粧品等に用いるものについてはp−メトキシ桂皮酸エステル以外のものを考案する動きが出ている。例えば、1,1−ビス(アルコキシカルボニル)−3,3−ジフェニル−trans−1,3−ブタジエン(III)と4−ジエチルアミノ−2−ヒドロキシベンゾフェノン−2′−カルボン酸エステル(IV)およびそれらの類似化合物が特許文献1として、5,5−ジフェニル−trans−2,4−ペンタジエン酸アルキル(V)およびそれらの類似化合物が特許文献2として示されている。IIIとVは1,3−ブタジエン構造の共役による紫外吸収強度の増加と吸収の深色移動を期待した上でのことである。また、IVはジエチルアミノ基による吸収の深色移動を期待した上でのことである。このジエチルアミノ基による効果は4−ジエチルアミノ−2−ヒドロキシベンゾフェノン(VI)についてはλmax359nmという特許文献3の報告を見れば容易に理解できる。置換基による吸収の深色移動はジエチルアミノ基以外のものについても見られる。例えばVIIのλmax370nmであることが特許文献4に示されている。β−D−グルコ−スのOH残基が2′,4,4′−トリヒドロキシカルコンのC6′−位に直接結合している構造は理解しにくいが、たとえエ−テル結合を介してのつながりであるにせよ重複して存在するOH基あるいはβ−D−グルコ−スのOH残基の、あるいはその両方の深色移動効果は大きいといえる。このように化粧品等に用いる紫外線吸収剤を改善して紫外領域の400nmに近い長波長部にも吸収効果を示すようにしようとする研究は、それが着手し易いから最近始まったのであろう。
【化3】

【化4】

【化5】

【化6】

【化7】

【0003】
【特許文献1】特開2002−308751号公報
【特許文献2】特開2002−53527号公報
【特許文献3】Ger.Offen.DE10,011,317;C.A.,135,243085(2001).
【特許文献4】特開平8−133940号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ポリマ−等に用いられうるとして市販されている紫外線吸収剤の中に、400nmに近い紫外領域の長波長部に吸収帯を有するようなものはない。化粧品等に用いられている紫外線吸収剤にもほぼ同じことが言える。樹皮等から抽出された複雑な構造の化合物の中には、400nmに近い紫外領域の長波長部に吸収帯を有するものも若干知られているが、合成的な面から現時点で実用に至っていないのは理解できる。ここでは、それが解決し易いからという理由があって、化粧品等に用いられている紫外線吸収剤に焦点を絞って400nmに近い紫外領域の長波長部に吸収帯を有する化合物を合成しようとしているのである。それが解決しようとしている課題である。III〜VIIに関しての過去の研究が参考になるからである。これらからπ→π遷移に有効な共役系の構造の延長を考えること、紫外吸収における深色移動効果をもたらす置換基について考えることの二つが手段としてはありうる。とはいえ、問題を解決することは比較的困難なことであり、現時点では解決に向けての礎石を一つ一つ積み重ねる以外に方法はない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
環状構造内に含まれるC=N結合を構成するC−位に、ビニル基を導入することによる1,3−ジエン類似構造の化合物を合成することを考えた。すなわち、イサト酸無水物あるいは5−クロロイサト酸無水物に塩化シンナモイルあるいはそのベンゼン環に置換基を有する塩化シンナモイルを縮合させたのである。得られたIおよびIIに

移動について期待される。また、この合成反応は特許文献5および特許文献6を参考にしておこなった。前者にはイサト酸無水物と芳香族カルボン酸クロリドの反応について述べられおり、後者にはアントラニル酸と塩化シンナモイルあるいはそのベンゼン環に置換基を有する塩化シンナモイルの縮合、さらには縮合物の無水酢酸による環化について述べられている。ここでは特許文献5における方法を選択し、過去において発表されていない範囲までこの方法を拡張するという手法をとって、イサト酸無水物あるいは5−クロロイサト酸無水物と塩化シンナモイルあるいはそのベンゼン環に置換基を有する塩化シンナモイルの反応をおこなったのである。注意すべきことはI

認められるか否かということである。
【化8】

【化9】

【0006】
【特許文献5】Jpn.Kokai Tokkyo Koho JP 59 12,952;C.A.,101,8206(1984).
【特許文献6】Fr.Demande 2,121,341;C.A.,78,136312(1973).
【発明の効果】
本研究の目的が400nmに近い紫外領域の長波長部に吸収帯が認められるような紫外線吸収剤を合成することであるので、ここで得られたもののUVスペクトルを中心にして述べる。特許文献5において述べられているVIIIのλmaxの平均は330nm前後である。それと比較してIのλmaxの平均は350nm前後である。約20nmほどλmaxが長波長部に移動している。すなわち、共役系の構造の延長における紫外吸収の深色移動効果が認められる。同じような効果が4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オンのC−位における塩素原子の存在によりもたらされている。このことは、IaとIIaのUVスペクトルを、そしてIcとIIcのUVスペクトルを比較すれば明らかである。また、比較的古くから知られているメトキシ基による紫外吸収の深色移動効果がここにおいてもはっきりしている。これはIaとIcを、そしてIIaとIIcを、さらに1cとIfを比較すれば明らかである。すなわち、本研究においては紫外線吸収剤のλmaxを長波長部に移動させるためにはどのようなことをすべきかを示しているのである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下の実施例により本発明をさらに詳細に説明する。得られたものの大半は既知物質であるが、融点等の物性に関して参考になる記載例は少ない。融点に関しては1aおよびIcについてのみ過去の報告を引用してある。また、得られたものは元素分析およびH−NMRスペクトルにより確認した。ここには元素分析の結果のみを記載する。
【実施例1】
【0008】
trans−ケイ皮酸2.96g(0.02mol)と塩化チオニル2.62g(0.022mol)から製造した塩化シンナモイルをピリジン30mlに加え、さらにイサト酸無水物3.18g(0.0195mol)を加えて3〜4時間還流煮沸して反応させた。反応後、ピリジンを回収し、残留を温水洗ついで2〜3%アンモニア水で洗浄後にトルエンを用いて再結晶してIaを得た。収率69%、融点152〜153℃(非特許文献1では融点155℃)、元素分析実験値(%)C76.87,H4.25,N5.45;C1611NOに対する計算値(%)C77.09,H4.45,N5.62。
【0009】
【非特許文献1】J.Chem.U.A.R.12(1),57(1969).
【実施例2】
【0010】
trans−4−メチルケイ皮酸3.42g(0.02mol)と塩化チオニル3.58g(0.03mol)から製造した4−メチル塩化シンナモイルをピリジン30mlに加え、さらにイサト酸無水物3.18g(0.0195mol)を加えて実施例1と同様にして反応させた。同様に処理してIbを得た。収率60%、融点159.5〜161℃、元素分析実験値(%)C77.47,H4.72,N5.16;C1713NOに対する計算値(%)C77.55,H4.98,N5.32。
【実施例3】
【0011】
trans−4−メトキシケイ皮酸3.56g(0.02mol)と塩化チオニル3.58g(0.03mol)から製造した4−メトキシ塩化シンナモイルをピリジン30mlに加え、さらにイサト酸無水物3.18g(0.0195mol)を加えて実施例1と同様にして反応させた。酢酸エチルを用いて再結晶した以外は実施例1と同様に処理してIcを得た。収率55%、融点163.5〜164.5(非特許文献1では融点166℃)、元素分析実験値(%)C72.99,H4.50,N4.91;C1713NOに対する計算値(%)C73.11,H4.69,N5.02。
【実施例4】
【0012】
trans−4−クロロケイ皮酸3.65g(0.02mol)と塩化チオニル4.76g(0.04mol)から製造した4−クロロ塩化シンナモイルをピリジン30mlに加え、さらにイサト酸無水物3.18g(0.0195mol)を加えて実施例1と同様にして反応させた。反応混合物を放冷して結晶を析出させ、これをを濾過しとり、温水洗ついで2〜3%のアンモニア水で洗浄後、トルエンを用いて再結晶してIdを得た。収率54%、融点197〜198℃、元素分析実験値(%)C67.64,H3.35,N4.78;C1610ClNOに対する計算値(%)C67.73,H3.55,N4.94。
【実施例5】
【0013】
trans−4−ブロモケイ皮酸4.54g(0.02mol)、塩化チオニル3.58g(0.03mol)およびトルエン20mlから製造した4−ブロモ塩化シンンナモイルをトルエン25mlに加え、さらにイサト酸無水物3.18g(0.0195mol)とピリジン4.86mlを加えて6〜7時間還流煮沸して反応させた。反応後、トルエン100mlをさらに加えて温水洗ついで2〜3%アンモニア水で洗浄後熱濾過した。濾液を約40mlに減圧濃縮して析出した結晶を濾過してからトルエンを用いて再結晶してIeを得た。収率80%、融点198.5〜199℃、元素分析実験値(%)C58.38,H2.97,N4.01;C1610BrNOに対する計算値(%)C58.56,H3.07,N4.27。
【実施例6】
【0014】
trans−2,4−ジメトキシ桂皮酸4.16g(0.02mol)、塩化チオニル2.62g(0.022mol)およびトルエン20mlから製造した2,4−ジメトキシ塩化シンナモイルをトルエン22mlに加え、さらにイサト酸無水物3.18g(0.0195mol)とピリジン4.86mlを加えて6〜7時間還流煮沸して反応させた。反応後、温水洗ついで2〜3%アンモニア水で洗浄後熱濾過した。濾液を約20mlに減圧濃縮して析出した結晶を濾過してからトルエンを用いて再結晶してIfを得た。収率53%、融点177.5〜179℃、元素分析実験値(%)C69.70,H4.77,N4.44;C1815NOに対する計算値(%)C69.89,H4.89,N4.53。
【実施例7】
【0015】
3−(2−フリル)アクリル酸2.76g(0.02mol)と塩化チオニル2.62g(0.022mol)から製造した3−(2−フリル)塩化アクリロイルをトルエン40mlに加え、さらにイサト酸無水物3.18g(0.0195mol)とピリジン4.86mlを加えて6〜7時間還流煮沸して反応させた。反応後、実施例6と全く同様に処理してIgを得た。収率55%、融点138〜138.5℃、元素分析実験値(%)C70.04,H3.54,N5.68;C14NOに対する計算値(%)C70.29,H3.79,N5.86。
【実施例8】
【0016】
trans−ケイ皮酸2.96g(0.02mol)と塩化チオニル2.62g(0.022mol)から製造した塩化シンナモイルをトルエン80mlに加え、さらに5−クロロイサト酸無水物3.86g(0.0195mol)とピリジン9.72mlを加えて6〜7時間還流煮沸して反応させた。反応後、温水洗ついで2〜3%アンモニア水で洗浄後に熱濾過した。濾液を約40mlに減圧濃縮し、冷却後析出した結晶を濾過しとりトルエンを用いて再結晶してIIaを得た。収率64%、融点198〜199.5℃、元素分析実験値(%)C67.53,H3.47,N4.88;C1610ClNOに対する計算値(%)C67.73,H3.55,N4.94。
【実施例9】
【0017】
trans−4−メチルケイ皮酸3.24g(0.02mol)と塩化チオニル3.58g(0.03mol)から製造した4−メチル塩化シンナモイルをピリジン30mlに加え、さらに5−クロロイサト酸無水物3.86g(0.0195mol)を加えて3〜4時間還流煮沸して反応させた。反応後、析出した結晶を濾過しとり、少量のアセトンを含む温水で、ついで2〜3%の温アンモニア水で洗浄してから多量の熱トルエンに溶解させた。熱濾過後トルエン溶液を約40mlに減圧濃縮した。冷却後析出結晶を濾過しとり、トルエンを用いて再結晶してIIbを得た。収率52%、融点204.5〜205℃、元素分析実験値(%)C68.50,H3.89,N4.66;C1712ClNOに対する計算値(%)C68.58,H4.06,N4.70。
【実施例10】
【0018】
trans−4−メトキシケイ皮酸3.56g(0.02mol)と塩化チオニル3.58g(0.03mol)から製造した4−メトキシ塩化シンナモイルをピリジン30mlに加え、さらに5−クロロイサト酸無水物3.86g(0.0195mol)を加えて実施例9と同様にして反応させた。同様に処理してIIcを得た。収率57%、融点204.8〜205.3℃、元素分析実験値(%)C64.99,H3.71,N4.28;C1712ClNOに対する計算値(%)C65.08,H3.86,N4.46。
【実施例11】
【0019】
実施例1〜10で得られたIおよびIIのUVスペクトル(クロロホルム溶媒中)および性状を表1に示す。
【表1】

【産業上の利用可能性】
【0020】
有機天然物の中には、紫外領域の長波長部に吸収帯を有するものがあるが、それらは得がたいものであり、あるいは蛍光物質であることが多い。本研究で得られたIお

に強い吸収帯を有するものである。容易な方法で合成できるのも利点である。産業上の利用可能性ということになれば、もちろん可能性であるが、化粧品等への使用が見込まれる。無色〜淡黄色の範囲であれば着色はあまり問題にならない。また、溶剤溶解性についても解決できるだろう。光安定性については、C−位にあるビニル基の水素原子が引き抜かれる可能性があるが、p−メトキシケイ皮酸エステルよりははるかに光に対して安定である。表1から理解されるように、p−メトキシケイ皮酸エステルとIc、IfあるいはIIcを併用すれば紫外領域の全域に吸収帯を有する紫外線吸収剤が得られるだろう。もちろん、このことはあくまで可能性ということである。また、化粧品等の紫外線吸収剤として用いるときは人体に悪影響がないことを前もって確認することが必要である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の化合物IaのUVスペクトル
【図2】本発明の化合物IbのUVスペクトル
【図3】本発明の化合物IcのUVスペクトル
【図4】本発明の化合物IfのUVスペクトル
【図5】本発明の化合物IIaのUVスペクトル
【図6】本発明の化合物IIcのUVスペクトル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
イサト酸無水物に塩化シンナモイルあるいはそのベンゼン環に置換基を有する塩化シンナモイルを塩基性下縮合させることによる2−(2−アリ−ル)ビニル−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(I)の合成
【化1】

【請求項2】
紫外領域の長波長部に吸収帯を有する化合物としての2−(2−アリ−ル)ビニル−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(I)の利用
【請求項3】
5−クロロイサト酸無水物に塩化シンナモイルあるいはそのベンゼン環に置換基を有する塩化シンナモイルを塩基性下縮合させることによる2−(2−アリ−ル)ビニル−6−クロロ−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(II)の合成
【化2】

【請求項4】
紫外領域の長波長部に吸収帯を有する化合物としての2−(2−アリ−ル)ビニル−6−クロロ−4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(II)の利用

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−153860(P2007−153860A)
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−380755(P2005−380755)
【出願日】平成17年12月2日(2005.12.2)
【出願人】(301000675)シプロ化成株式会社 (33)
【Fターム(参考)】