説明

2サイクルエンジンポートのドリル製法

【課題】安定した無垢素材をつかってポートの加工を可能にし、加工時間の大幅な短縮、高精度(20μ以下)の製品の製造を可能にする。
【解決手段】ドリル製法では加工時間の早い、ドリル(Uドリルなどを含む)でポート形状を作り、その後、シリンダーのボーリングをおこなう。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
無垢材からシリンダーを作る場合、一般的にボールエンドミル、リューターなどを使い形状を形成していくが加工に時間を要する。ドリル製法ではドリル(Uドリルなどを含む)でポート形状を作ったあとでシリンダーのボーリングをおこなうことで、無垢材のような安定した素材をつかうことができ、加工時間の大幅な短縮、高精度の製品が製造可能になる。
【技術分野】
【0002】
自動車、オートバイ、飛行機、模型など、2サイクルエンジンを要するもの
【背景技術】
【0003】
無垢材からシリンダーを作る場合、一般的にボールエンドミル、リューターなどを使い形状を形成していくが加工に時間を要する。そのため製造時間を節約するため無垢材から加工するのではなく、鋳造などの製法をとることが多く製品の材質が不均一であったり形状の精度が低い。(30μ以上、一般的に80μより上が多い)
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
今までの製法ではポートの加工時間、加工精度が高いレベルで維持できなかった。ドリル製法では加工時間の早い、ドリル(Uドリルなどを含む)でポート形状を作り、その後、シリンダーのボーリングをおこなうことで、安定した無垢素材をつかってポートの加工を可能にし、加工時間の大幅な短縮、高精度(20μ以下)の製品が製造可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
無垢材からシリンダーを外形加工を行い、マシニングでポートのドリル加工を行う。その後シリンダーの内径を旋盤加工する。加工にはUドリルなど特殊ドリルを使用したりすることで手順の入れ替えも有効である。
【発明の効果】
【0006】
無垢材での加工で、短時間、高精度に加工できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ドリル製法でつくったシリンダーの例を示したアイソメ図である。
【符号の説明】
1 ドリル製法でつくったシリンダー
2 ピストン
3 ドリル製法のポート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内壁にポート加工してある2サイクルエンジンのシリンダーをドリル加工でポートを作りその後シリンダー壁をボーリングしていく。

【図1】
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【公開番号】特開2007−332948(P2007−332948A)
【公開日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−188599(P2006−188599)
【出願日】平成18年6月12日(2006.6.12)
【出願人】(500177134)
【Fターム(参考)】