説明

LEDユニットおよび照明装置

【課題】 LED素子の放熱特性を向上させる。
【解決手段】 反射面13を有するユニット本体2と、前記反射面13を覆うように前記ユニット本体2に取り付けられ、前記反射面13にて反射された光を外部に向けて放射するための光照射窓5を有する正面板3と、前記正面板3の前記反射面13との対向面上に設けられ、前記反射面13に光を照射するLED素子7とを備え、前記ユニット本体2および前記正面板3をそれぞれ高熱伝導性材料から形成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LED素子を有するLEDユニットおよび照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、LED素子を光源として用いた照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような照明装置にあっては、LED素子は白熱灯や蛍光灯になどに比べて小型であることから、装置の小型化が図ることができるようになる、などの効果がある。
【特許文献1】特開2000−251503号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、LED素子を高出力化、高輝度化した場合には、発光素子の発熱量が増大して寿命特性が劣化してしまうため、照明装置の明るさを明るくすることが困難であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、LED素子の放熱特性を向上させることのできるLEDユニット、および、このLEDユニットを備えた照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明は、反射面を有するユニット本体と、前記反射面を覆うように前記ユニット本体に取り付けられ、前記反射面にて反射された光を外部に向けて放射するための光照射窓を有する正面板と、前記正面板の前記反射面との対向面上に設けられ、前記反射面に光を照射するLED素子とを備え、前記ユニット本体および前記正面板がそれぞれ高熱伝導性材料から形成されていることを特徴とするLEDユニットを提供する。
【0005】
また本発明は、上記発明において、前記反射面は金属蒸着により形成されていることを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、前記反射面は、最大光軸鉛直角が約0度、かつ1/2度照度角が約15度〜約20度となるような湾曲面を有することを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、前記反射面は、最大光軸鉛直角が約10度〜30度、かつ1/2度照度角が約50度〜約70度となるような湾曲面を有することを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、前記反射面の形状は、最大光軸鉛直角が約20度〜約70度となるような湾曲面を有することを特徴とする。
また本発明は、上記いずれかのLEDユニットを1或いは複数備えたことを特徴とする照明装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ユニット本体および正面板をそれぞれ高熱伝導性材料にて形成したため、LED素子の放熱特性を向上させることのできる
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
<LEDユニット>
図1は本実施の形態に係るLEDユニット1の構成を概略的に示す斜視図である。この図に示すように、LEDユニット1は、ユニット本体2と、このユニット本体2の正面に取り付けられる正面板3とを備えている。ユニット本体2は縦横の長さWがともに約3〜4cm、厚さがHが約2〜3cmの略直方体形状に形成され、また、正面板3は上記ユニット本体2の正面の略全面を覆う板材であり略矩形に形成されて、ユニット本体2の正面に螺子4により取り付けられる。この正面板3には略矩形に開口する上下一対の照射窓5が形成され、図中矢印Aにて示すように、各照射窓5から光が正面側に向けて照射される。
【0008】
図2は正面板3の裏面を示す斜視図である。この図に示すように、正面板3の縁部には上記螺子4が通される螺子孔10が形成されており、また、正面板3の裏面には、略矩形の高熱伝導性を有する配線基板6が設けられ、この配線基板6上にLED素子7が実装されている。このとき、LED素子7は出射面7Aを上側に向けて実装され、正面板3がユニット本体2に取り付けられた際には、LED素子7の出射面7Aがユニット本体2と対向する。また、配線基板6の一端部には2本のリード線8A、8Bが接続され、これらのリード線8A、8Bを介して、図示せぬLED駆動回路から電力がLED素子7に供給される。また、前掲図1に示すように、ユニット本体2の一側面には配線引出溝9が形成されており、正面板3がユニット本体2に取り付けられた際には、リード線8A、8Bが配線引出溝9から引き出されて図示せぬLED駆動回路に接続される。
【0009】
図3はユニット本体2の正面図であり、図4は図3のB−B’線における断面図である。図3に示すように、ユニット本体2は、正面中央に正面視正方形の凹部11を有し、この凹部11の周囲には螺子4と螺合する螺子孔12と上記配線引出溝9とが形成されている。また、ユニット本体2の背面には、図示せぬ取り付け台にLEDユニット1をビス止め固定するためのビス孔14が形成されている。また、図4に示すように、凹部11の表面には、放物形状に湾曲した反射面13が形成される。この反射面13はLED素子7が出射する光の波長に対して高反射率を有する材質(例えばアルミニウム金属)が凹部11の表面に蒸着されて形成される。
【0010】
ユニット本体2に上記正面板3が取り付けられると、図3および図4に仮想線にて示すように、LED素子7が反射面13の中央部Oに対向配置され、LED素子7から反射面13に向けて光が照射される。そして、その光が反射面13にて正面側に向けて反射され、前掲図1に示すように、照射窓5から光が照射されることとなる。このように、本LEDユニット1は、LED素子7の発光を反射面13により反射して間接的に取り出す構成であるため、眩しさ(グレア)を低減することが可能となる。
【0011】
ここで、本LEDユニット1は、反射面13の形状を次のようにすることで、狭角配光を有してスポット光を形成可能に構成されている。すなわち、反射面13の形状は、最大光軸鉛直角が0度であり、1/2照度角が15度〜20度となるような放物面形状とされている。また、本LEDユニット1は、その最大軸光度が約140cd(カンデラ)以上となるように設計されている。このようなLEDユニット1を高さ2M(メートル)の位置に取り付けた際に得られる配光パターンを図5に示す。この図に示すように、LEDユニット1の直下には略円形な配光パターンが得られ、また、LEDユニット1の取り付け高さを2Mから異ならせた場合には、図5に示す配光パターンがLEDユニット1から照射面までの距離に応じて拡大或いは縮小し、また、照射範囲の拡大或いは縮小に応じて照射範囲内での平均照度が増減することになる。
【0012】
さて、ユニット本体2についてより詳細には、ユニット本体2は、高熱伝導性を有する材質(例えば銅やアルミニウムなどの金属、高熱伝導性セラミックなど)から凹部11を有して鋳型成形され、凹部11の表面に対して研磨処理等を施した後、その上面に金属が蒸着されて反射面13が形成される。また、正面板3は、ユニット本体2と同じく、高熱伝導性を有する材質から形成されている。
【0013】
このような構成とすることで、LED素子7の発熱を正面板3からユニット本体2に向けて熱伝導させて、当該LED素子7の排熱を効率良く行うことが可能となる。これにより、LED素子7として高出力なものを用いることが可能となり、また、LED素子7の寿命特性を向上させ、長寿命化を図ることが可能となる。
また、本LEDユニット1によれば、上記のように、反射面13を金属蒸着により形成することとしたため、高反射率が達成され、また、精度よく配光制御を行うことができる。なお、上記反射面13は金属蒸着に代えて、アルマイト処理によって形成することも可能である。
【0014】
ここで、本実施の形態においては、ユニット本体2の凹部11が鋳型成形時に形成されるため、この凹部11の形状を適宜変更した鋳型を用いてユニット本体2を形成することで、狭角配光以外にも、例えば、広角配光や非対称配光などの他の配光を有するLEDユニット1を簡単に製造することができる。以下、広角配光を有したLEDユニット1Aと、非対称配光を有したLED1Bについて順に説明する。
【0015】
図6は広角配光を有するLEDユニット1Aのユニット本体2Aの正面図であり、図7は図6のC−C’線における断面図である。なお、これらの図において、図3および図4に示す部材と同一のものについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6および図7に示すように、ユニット本体2Aの凹部11に形成された反射面13Aは、放物面が中央部Oにて一端盛り上がるように湾曲した形状に形成され、この盛り上がり部17近傍で反射された光がユニット本体2の上下方向に向けて比較的大きな反射角で反射され、結果として、広角な配光パターンを示すことになる。また、本LEDユニット1Aにあっては、その最大軸光度が約60cd(カンデラ)以上となるように設計されている。このようなLEDユニット1Aを高さ2M(メートル)の位置に取り付けた際に得られる配光パターンを図8に示す。この図に示すように、LEDユニット1Aの直下には、ユニット本体2Aの高さ方向(上下方向)に延びた配光パターンが得られることとなる。なお、このような配光パターンを得るためには、反射面13Aの形状が、最大光軸鉛直角が約10度〜30度、かつ1/2度照度角が約50度〜約70度となるような湾曲面を有する形状であれば良い。
【0016】
図9は非対称配光を有するLEDユニット1Bの外観斜視図であり、図10は正面板3の裏面を示す斜視図である。また、図11はユニット本体2Bの正面図、図12は図11のD−D’線における断面図である。なお、これらの図において、図1乃至図4に示す部材と同一のものについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9に示すように、本LEDユニット1Bにあっては、正面板3Bには照射窓5が上側に1つだけ形成され、また、正面板3Bの裏面にあっては、図10に示すように、LED素子7が実装された配線基板6が正面板3Bの下端側に配置される。また、これに伴い、ユニット本体2Bには、その側面の下端側にリード線8A、8Bを引き出すための配線引出溝9が形成されている。
【0017】
図11および図12に示すように、ユニット本体2Bにおいては、凹部11に形成された反射面13Bは、放物面が中央部Oより下方において曲率が大きく増大するように湾曲した形状に形成されるとともに、この反射面13Bに対して、LED素子7は、中央部Oよりも下方側に対向配置される。したがって、LED素子7から反射面13Bに照射された光は、曲率が大きく増大する曲率増大部15にて、LEDユニット1Bの上側に設けられた照射窓5(図9参照)に向けて反射され、結果として、非対称な照射パターンが得られる。また、本LEDユニット1Bにあっては、その最大軸光度が約120cd(カンデラ)以上となるように設計されている。このLEDユニット1Bを高さ2M(メートル)の位置に取り付けた際に得られる配光パターンを図13に示す。この図に示すように、LEDユニット1Bの直下には、LEDユニット1Bの直下から所定距離だけ離れた点Pを略中心とした略楕円状の配光パターンが得られることとなる。なお、このような配光パターンを得るためには、反射面13Bの形状が、最大光軸鉛直角が約20度〜約70度となるような湾曲面を有する形状であれば良い。
【0018】
<照明装置>
本実施の形態のLEDユニット1、1A、1Bを複数組み合わせて照明装置を構成することが可能である。そこで、以下では、かかる照明装置として、足元を照らすアプローチライトを例にして説明する。
図14に示すように、アプローチライト50は地面に立設される高さ約1Mのポール51と、このポール51の先端部51Aに取り付けられて地面に対して略平行に延びる照明ヘッド52とを備え、ヘッド52から地面に向けて光が照射される。このヘッド52は、図15に示すように、正面が開口した箱状のヘッドケース体53と、このヘッドケース体53の正面開口を覆う、例えばガラスやプラスティックなどから形成された図示せぬカバー部材とを備えて構成され、上記ヘッドケース体53の内部空間が複数の仕切り54により仕切られて、上記LEDユニット1、1A、1Bが着脱自在に装着される装着部55が形成されている。なお、以下の説明では、ヘッドケース体53(ヘッド52)の長手方向の中心線を中心線Yと表記するとともに、その中点をXと表記する。また、図示を省略するが、各装着部55には、LEDユニット1、1A、1Bから引き出されたリード線8A、8Bが接続されるコネクタなどが配設されている。
【0019】
さて、上記のような構成の下、ヘッドケース体53に上記LEDユニット1、1A、1Bを適宜組み合わせて装着することで、アプローチライト50の配光を、使用環境やユーザの好みなどに応じて様々に変更することが可能となる。
例えば、ヘッドケース体53に、広角配光を有するLEDユニット1Aを1つだけ装着した場合には、図16(A)に示すように、ヘッド52の長手方向と略垂直な方向に延びる配光パターンが形成可能となる。したがって、複数本のアプローチライト50を歩道に沿って立設する場合に、配光パターンが延びる方向を歩道に沿った方向に一致させることで、1つのアプローチライト50が照射可能な区間が長くなるため、少ない個数のアプローチライト50により、効率的に歩道を照らすことができる。
【0020】
また例えば、ヘッドケース体53に、非対称配光を有するLEDユニット1Bを1つだけ装着した場合には、図16(B)に示すように、ヘッド52の中点Xからヘッド52の長手方向に離れた位置を照射する配光パターンが得られるため、アプローチライト50から遠い箇所を効果的に照らすことが可能となる。
また、ヘッドケース体53に、狭角配光を有するLEDユニット1を1つだけ装着した場合には、図16(C)に示すように、ヘッド52の直下の狭い範囲だけを効果的に照らすことができる。
【0021】
さらに、ヘッドケース体53にLEDユニット1、1A、1Bを複数組み合わせて装着した場合を例示すると、例えば、ヘッドケース体53に広角配光を有するLEDユニット1Aを2個以上装着した場合には、図17(A)に示すように、ヘッド52の長手方向と略垂直な方向に延びるとともに、当該ヘッド52の長手方向にも延びた配光パターンを形成可能となり、全体的に広範囲な照射が可能となる。
また例えば、ヘッドケース体53に、広角配光を有するLEDユニット1Aと非対称配光を有するLEDユニット1Bとをそれぞれ1つだけ装着した場合には、図17(B)に示すように、ヘッド52の長手方向と略垂直な方向に延びる配光パターンと、ヘッド52の中点Xからヘッド52の長手方向に離れた位置を照射する配光パターンとが合成された配光パターンが得られ、歩道に沿った方向と、歩道の中央よりの方向とを同時に照らすることが可能となる。
【0022】
また、ヘッドケース体53に、狭角配光を有するLEDユニット1と、非対称配光を有するLEDユニット1Bとをそれぞれ1つだけ装着した場合には、図17(C)に示すように、ヘッド52の直下の狭い範囲を照射する配光パターンと、ヘッド52の中点Xからヘッド52の長手方向に離れた位置を照射する配光パターンとが合成された配光パターンが得られ、アプローチライト50の直下から歩道の中央にかけた範囲を効率的に照らすことができる。
【0023】
また、照明装置としては、上記アプローチライト50の他にも、上記LEDユニット1、1A、1Bを用いて、高い位置から道路を照らすポールライトを構成することが可能である。
具体的には、図18に示すように、ポールライト60は、地面に立設される高さ約3.5Mのポール61と、このポール61の先端部61Aに取り付けられて、地面に平行に延びる支持柱62と、この支持柱62の先端に取り付けられて地面(道路)を照らす主光源63とを備え、さらに、支持柱62に取り付けられて直下の地面を照らす第1副灯64と、ポール61の途中(例えば高さ2Mの箇所)に取り付けられて地面(道路)を斜め方向から照らす第2副灯65とを備えて構成されている。
【0024】
上記第1および第2副灯64、65は、停電などが発生し主光源63が消灯した場合に、図示せぬ内蔵電源により電力が供給されて、主光源63に代わって道路などの地面を照射するものである。第1副灯64には狭角配光を有するLEDユニット1が1或いは複数設けられ、ポールライト60の直下を図19に示すように略円形に照らす配光パターンが形成される。また、第2副灯65には非対称配光を有するLEDユニット1Bが1或いは複数設けられ、ポールライト60から離れた箇所(道路側など)を図20に示すような略楕円状に照らす配光パターンが形成される。
これにより、停電などにより主光源63が消灯した場合でも、第1および第2副灯64、65により、ポールライト60の直下と道路側とが照らされ、道路の安全を図ることができる。また、LEDユニット1は、一般に、主光源63よりも消費電力が小さいため、主光源63の点灯に代えて、第1および第2副灯64、65を点灯させることで、ポールライト60の省電力化が図られる。したがって、例えば深夜などには、主光源63を消灯し、その代わりに、第1および第2副灯64、65を点灯する構成とすることで、ポールライト60の省電力化を図ることができる。また、第1および第2副灯64、65に設けられた複数のLEDユニット1、1Bを所定の照度を維持可能な数だけ選択的に点灯し、その他のLEDユニット1、1Bを消灯することで、より省電力化を図ることができる。
【0025】
また、公園などに植えられた樹木などに取り付けられて、当該樹木をライトアップするアッパーライト(投光器)の光源にも上記LEDユニット1、1A、1Bを適用することができる。
図21はアッパーライト100の構成を示す側面図である。この図に示すように、アッパーライト100は、直径が約27cm、厚さが約7cmの円板状のライト本体110と、ヒンジ111により折り曲げ自在に構成されてライト本体110の背面に取り付けられる取付アーム112とを備えている。ライト本体110の背面には複数の開口スリットが設けられてライト本体110内を空冷可能に構成されている。
【0026】
図22はライト本体110の正面図である。この図に示すように、ライト本体110には、狭角配光を有するLEDユニット1が複数個(図示例では21個)敷き詰められており、これらのLEDユニット1によりアッパーライト100の光源が構成され、これらのLEDユニット1から光が照射される。
上記のように、これらのLEDユニット1は放熱特性に優れ、さらに、ライト本体110内も空冷により冷却されるため、アッパーライト100が高温に過熱されるのが防止され、樹木、またはその近傍に取り付けられた際の安全性の向上が図られる。
なお、広角配光を有するLEDユニット1Aまたは非対称配光を有するLEDユニット1Bを用いて、或いは、これらのLEDユニット1、1A、1Bを適宜組み合わせて光源を構成しても良い。
【0027】
このように、本照明装置によれば、放熱特性が優れ、高出力化、高輝度化、長寿命化が可能なLEDユニット1、1A、1Bを光源に用いているため、LED素子を光源に用いた場合であっても、照明装置の明るさを明るくすることができる。
また、様々な配光パターンを有するLEDユニット1、1A、1Bを適宜組み合わせて光源を構成することで、使用目的や使用場所に合わせた配光パターンの光源を容易に構成することが可能となる。
また、本照明装置によれば、光源の光量を、各LEDユニット1、1A、1Bを適宜増設することで、光源光量を簡単に調整、選択することができる。
【0028】
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形可能であることは勿論である。
例えば、照明装置として、アプローチライトおよびポールライトを例示したが、これに限らず、ガードレールなどに設けられる高欄照明装置や、公園などに設置されたベンチの足に設けられて、当該ベンチの足元を照らす照明装置、手すりなどに適宜の間隔で設けられて歩道を照らす照明装置とった各照明装置の光源に、上記LEDユニット1、1A、1Bを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施の形態に係るLEDユニットの構成を示す斜視図である。
【図2】正面板の裏面の構成を示す斜視図である。
【図3】ユニット本体の構成を示す正面図である。
【図4】ユニット本体の構成を示す断面図である。
【図5】狭角配光パターンを示す図である。
【図6】広角配光パターンを有するLEDユニットのユニット本体の構成を示す正面図である。
【図7】同ユニット本体の構成を示す断面図である。
【図8】広角配光パターンを示す図である。
【図9】非対称配光を有するLEDユニットの構成を示す斜視図である。
【図10】同LEDユニットの正面板の裏面の構成を示す斜視図である。
【図11】同LEDユニットのユニット本体の構成を示す正面図である。
【図12】同ユニット本体の構成を示す断面図である。
【図13】非対称配光パターンを示す図である。
【図14】アプローチライトの構成を示す図である。
【図15】アプローチライトのヘッドの構成を示す平面図である。
【図16】アプローチライトの配光パターンを示す図である。
【図17】アプローチライトの配光パターンを示す図である。
【図18】ポールライトの構成を示す図である。
【図19】ポールライトの配光パターンを示す図である。
【図20】ポールライトの配光パターンを示す図である。
【図21】アッパーライトの構成を示す側面図である。
【図22】アッパーライトのライト本体の正面図である。
【符号の説明】
【0030】
1、1A、1B LEDユニット
2、2A、2B ユニット本体
3 正面板
5 照射窓
7 LED素子
13、13A、13B 反射面
50 アプローチライト(照明装置)
60 ポールライト(照明装置)
100 アッパーライト(照明装置)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
反射面を有するユニット本体と、
前記反射面を覆うように前記ユニット本体に取り付けられ、前記反射面にて反射された光を外部に向けて放射するための光照射窓を有する正面板と、
前記正面板の前記反射面との対向面上に設けられ、前記反射面に光を照射するLED素子とを備え、
前記ユニット本体および前記正面板がそれぞれ高熱伝導性材料から形成されている
ことを特徴とするLEDユニット。
【請求項2】
前記反射面は金属蒸着により形成されていることを特徴とする請求項1に記載のLEDユニット。
【請求項3】
前記反射面は、
最大光軸鉛直角が約0度、かつ1/2度照度角が約15度〜約20度となるような湾曲面を有する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のLEDユニット。
【請求項4】
前記反射面は、
最大光軸鉛直角が約10度〜30度、かつ1/2度照度角が約50度〜約70度となるような湾曲面を有する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のLEDユニット。
【請求項5】
前記反射面の形状は、
最大光軸鉛直角が約20度〜約70度となるような湾曲面を有する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のLEDユニット。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかに記載のLEDユニットを1或いは複数備えたことを特徴とする照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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