説明

飯田鉄工株式会社により出願された特許

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【課題】起伏ゲートの一種である空圧式起伏ゲートにおいて、洪水時に扉体の下流側に流木や土石等が滞留して倒伏を阻害する事故が発生したときに、ゴム引布製起伏堰のように阻害率を軽減する技術を確立して治水上の安全性を向上させる。
【解決手段】ゲートの径間を等分割した数個の単位ゲートを並べて設置することが可能な空圧式起伏ゲートの特性を利用し、単位ゲートの扉体の群を相互に連結する中間水密ゴムの幅の両端に引抜に対して一定の抵抗力を有する凸部を設けると同時に、扉体側端部には、扉体、押え板並びに押えボルトによって形成される凹部を設けて中間水密ゴムの凸部を適度の圧縮を加えつつ固定する構造として、平常時にはこの凸部と凹部の結合強度により隣接する扉体の結合を確保し、倒伏阻害が発生した時には、中間水密ゴムに作用する大きい引張力によって中間水密ゴムの凸部が扉体側端部の凹部から引抜かれて両扉体の結合が開放されるようにした。 (もっと読む)


【課題】扉体が所定の姿勢まで起立したときには、この上側引留棒と調節引留棒と下側引留棒が直線状となって発生する張力が扉体を停止させ、鋼板製扉体が倒伏するときには、上側引留棒も下側引留棒も空気袋から離れる方向に回転運動させる空圧式起伏ゲートの提供。
【解決手段】扉体22が所定の姿勢まで起立した時、上側引留棒36と調節引留棒32、並びに下側引留棒31が直線状となって鋼板製の扉体22がそれ以上起立せず、鋼板製の扉体22が倒伏運動を開始して、上側引留棒36、調節引留棒32並びに下側引留棒31に作用する引張力が消滅した時には、上側引留棒36はスプリング39の引張力によって反時計周りに回転し調節引留棒32を空気袋4から離す方向に移動させる。 (もっと読む)


【課題】鋼板製起伏ゲートの一種である空圧式起伏ゲートにおいて、洪水時に扉体の下流側に流木や土石等が滞留して倒伏を阻害する事故が発生したときに、ゴム引布製起伏堰のように阻害率を軽減する技術を確立して治水上の安全性を向上させる。
【解決手段】空圧式起伏ゲートは、ゲートの径間を等分割した数個の単位ゲートを並べて設置することが可能であるという特性を利用し、単位ゲートの扉体の群を相互に連結する中間水密ゴムを扉体に固定する押えボルトの強度を通常時の作用応力に対して十分の強さであり、流木や土石等が扉体の背面に滞留して一部の扉体の倒伏を阻害した時に、阻害された扉体と阻害されなかった扉体の間に発生する応力では確実に破断する強さであるようにした。 (もっと読む)


【課題】空圧式起伏ゲートにおいては、水路底に起伏自在に取り付けた鋼板製扉体をその下流側の根元部に設けた枕状の空気袋の膨張によって起立させ、収縮によって倒伏させるのであるが、扉体を所定の起立姿勢で停止させるために扉体と基礎コンクリートの間に設けた引留帯が必要であり、この引留帯に作用する張力が大きい値であるために扉体の鋼板を徹底した薄板とすることが不可能で、経済性の改良が困難であった。
【解決手段】扉体の斜長方向の曲げ強度を強化するために、扉体の上流面において鋼板面に直角な姿勢で水の流れに平行な方向に適当な幅と厚さの細長い鋼板を適当な間隔で溶接取付けしてなる縦リブの内、必要な本数の中心位置を引留帯を扉体に固定するボルトの中心位置に一致させることにより、引留帯に作用する大きい値の張力を縦リブによって扉体の広い範囲に拡散させるようにした。 (もっと読む)


【課題】水位検出用波防管が水没しても、泥土や流芥による障害がなく、安定して使用可能な、電気的機能を必要としない空気圧を利用するゲートの水位上昇の自動検出装置を提供する。
【解決手段】水位検出用波防管の内の水面に、充分大きな浮力を得るように直径を大きくした浮子を浮かべる一方で、圧力を調節した後に流量を調節して常に少量の空気を放出し続ける空気放出管を波防管の上部の所定高さに管端を下向きに設置し、水位が上昇した時には、浮子が管端を閉塞するので空気放出管の内部の空気圧が圧力調節弁の設定圧まで上昇する現象を陸上の空気操作装置に導いて、操作用の開閉弁を開くようにした。 (もっと読む)


【課題】砂礫の流下の多い河川に設置した径間が大きく、複数の単位ゲートで構成された空圧式起伏ゲートにおいて、堆砂による不均一な載荷を想定しつつ、安全に起立操作が可能な機能を確立する。
【解決手段】通常起立用減圧弁によって管理される空気圧より低い圧力で管理する低圧起立用減圧弁を利用することにより、空気袋による扉体押起しのモーメントを小さく制限して、起立操作による扉体群の捩れを安全な範囲に制限して扉体の捩れ変形の残留、中間水密ゴムの破断、繋留板の破断等の事故の発生を防止する。 (もっと読む)


【課題】鋼板製扉体の下流側の根元部に枕状に配置した空気袋に圧縮空気を送入して膨張させて鋼板製扉体を起立させ、あるいは内部の空気を排出して空気袋を収縮させて鋼板製扉体を倒伏させる空圧式起伏ゲートにおいて、完全起立姿勢を安定的に確保することと、空気袋を適正な大きさとして必要な空気圧を低い値とすることの両立を図る。
【解決手段】扉体が所定の姿勢まで起立した時には、両岸の側面戸当に取り付けた突起が、扉体の側端部を支持してそれ以上の起立運動を制止すると同時に、扉体の、この突起に支持される位置を結ぶ線に平行な線の上に中心を有する充分な強度の鋼製横桁を配置して、空気袋による起立モーメントに対抗させる。 (もっと読む)


【課題】上・下竜の水位差がほとんどな無くて空気圧が低い状態でゲート全体が深く水没した場合には、空気袋の上のゴム引布の内面が口金の表面に接触して、内部の空気が排出されるのを妨げる結果、ゲートの倒伏速度が著しく遅くなることがある。
【解決手段】空気袋の内面の口金付近から、開いた辺にほぼ直交する方向で、開いた辺に相対する位置の閉じた辺の近くまで到る位置に帯状の突起を設けて空気の流路を確保するようにした。 (もっと読む)


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