説明

プリンストン ユニバーシティにより出願された特許

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【課題】本発明は、プッシュプル型光学的ポンピングの物理現象に基づく自己変調レーザーシステムに関する原子時計や原子磁力計を作るための方法と装置を提供する。
【解決手段】原子蒸気セルは、レーザーキャビティー内に設置されることを必要としており、適切な条件下で、自発的なプッシュプル型光学的ポンピングがレーザーキャビティー内で起こる。これにより、レーザービームは超微細共鳴振動に変調される。高速光検出器を有することで、変調レーザー信号は電気信号に変換され、それにより、原子時計の時刻を刻む信号または磁力計の信号として用いられる。自己変調レーザーシステムは超微細共鳴振動に発信器の振動を同期させるために局部発振器およびマイクロ波回路を使用せず、それゆえ従来のシステムよりコンパクトにでき、少ない電源消費にすることができる。本発明は、時間測定および磁場測定の応用として役立つ。 (もっと読む)


本発明は、交互偏光の光で原子を励起することによって、原子時計および磁力計において使用されるコヒーレントポピュレーショントラッピング(CPT)共振の強度を増加するための方法および装置を提供する。原子の配置において原子の超微細周波数で方向が交替する光子スピンベクトルによって特徴付けられるそのような光での励起は、プッシュプルポンピングと称される。本発明のシステムの一実施形態において、適当な共振周波数で強度変調された交互回転偏光D1レーザ光線でアルカリ金属蒸気が励起され、それによって、アルカリ金属蒸気の平均透過率の増加として観察されることができるCPT共振を発生させる。これらの共振は、光学的に引き起こされる原子の共振エネルギー副準位への集中に起因して実質的に強められる。
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