説明

チャンジョウ マリティプル ディメンジョン インスティテュート オブ インダストリー テクノロジー カンパニー,リミテッドにより出願された特許

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【課題】本願発明の目的は、S−エピクロロヒドリンから開始するL−カルニチンを合成する全工程におけるキラル材料とキラル中間体の含有量を検出しコントロールすることにより、L−カルニチンの純度が97%以上であり、D−カルニチンの含有量が2%以下である高純度L−カルニチンの調製方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】前記方法は、(1)GCおよびキラルカラムによりS−エピクロロヒドリンの光学異性体の含有量を検出し、S−エピクロロヒドリンの左旋性異性体の含有量を0%〜12%w/wの範囲内にコントロールする工程と、(2)合成工程において、中間体であるL−3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアミンの比旋光度を旋光計で検出し、該比旋光度を−26.0°〜−29.4°の範囲内にコントロールする工程と、(3)中間体混合物であるL−3−シアン−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアミンの光学的純度およびその右旋性異性体の含有量をキラル誘導体化試薬を使って検出し、前記右旋性異性体の含有量を0〜3.6%w/wの範囲内にコントロールする工程と、を有し、 前記キラル誘導体化試薬は、化学式(II)の光学的に純粋なD−もしくはL−化合物であり、前記化学式(II)のアスタリスクで示された炭素原子は、キラル炭素原子であり、Rは、C1〜C6の直鎖もしくは分岐鎖状のアルキル基、C6〜C10のアリール基、C2〜C6の直鎖もしくは分岐鎖状のアルケニルもしくはアルキニル基、またはC3〜C6のシクロアルキル基であり、Xは、ハロゲン原子を示す、高純度L−カルニチンの調製方法。 (もっと読む)


本発明は、L−カルニチンまたはD−カルニチン検出用誘導体化試薬の調製方法およびその使用を提供する。本発明の試薬は安定しており、L−カルニチンまたはD−カルニチンの正確かつ高感度な検出に使用可能である。すなわち、本試薬は、合成または天然L−カルニチン量および混合D−カルニチン量の検出に適用される。この化合物の試薬を用いれば、L−カルニチンまたは/およびD−カルニチンを含有する、化学薬品、生物試薬、健康管理試薬、化粧品、体液およびさまざまな食品中のキラル異性体および他のキラルアミノ酸の光学異性体を同定できる。 (もっと読む)


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