説明

タレックス光学工業株式会社により出願された特許

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【課題】テトラアザポルフィリン化合物を必須成分として用いた所定波長域で所定透過率の樹脂製レンズである場合に、所要の防眩性を得ると共にコントラストの低下を防止し、透過光線量の全量が少なく暗い環境で使用しても視認性が低下しない防眩・高コントラスト性樹脂製レンズとすることである。
【解決手段】テトラアザポルフィリン化合物を含む有機系色素混合物を含有する樹脂製レンズからなり、前記有機系色素混合物は、クロロホルムまたはトルエン溶液で測定された可視光吸収分光スペクトルにおいて、吸収幅が波長560〜610nmの範囲であり、かつこの範囲に吸収主吸収ピークを有し、前記主吸収ピークの頂点の吸光係数が5×10(ml/g・cm)未満であり、前記主吸収ピークのピーク頂点の吸光度の1/4の吸光度におけるピーク幅が50nmを超え150nm以下であり、前記主吸収ピークのピーク頂点の吸光度の1/2の吸光度におけるピーク幅が30nmを超え70nm以下であり、前記主吸収ピークのピーク頂点の吸光度の2/3の吸光度におけるピーク幅が20nmを超え50nm以下に調製された有機系色素混合物である防眩・高コントラスト性樹脂製レンズとする。 (もっと読む)


【課題】波長430nm以下の紫外・可視光線を遮光した保護眼鏡用遮光レンズとすることであり、または波長500nm以下まで遮光域を広げた保護眼鏡用遮光レンズとすることであり、さらにまた需要者の多様な色調の調整要望に応えられる保護眼鏡用遮光レンズとすることである。
【解決手段】合成樹脂製の眼鏡用レンズに紫外線吸収剤を配合し、所定波長以下の紫外・可視光線を遮光する保護眼鏡用遮光レンズであり、前記合成樹脂100質量部に対して融点140〜150℃のインドール系紫外線吸収剤を0.01〜2質量部配合し、好ましくは油溶性染料を併用し、波長430nm以下の紫外・可視光線を遮光した保護眼鏡用遮光レンズとする。所定量のインドール系紫外線吸収剤が、合成樹脂に充分に溶解し、効率よくその作用を発揮することにより、透明性の高い淡い色調でありながらも、従来400nm以下でしか遮光できなかった遮光性が改善され、波長430nm以下または波長500nm以下の紫外・可視光線を遮光することができる。 (もっと読む)


【課題】眼鏡用合わせガラスレンズが優れた防眩性を奏するように、非常に薄い接着剤層に所要の濃度でテトラアザポルフィリン化合物を配合できるようにし、しかも色むらが生じないように配合して、眼鏡用合わせレンズに所期される光吸収能の波長585nm付近の遮光を充分に行なわせることである。
【解決手段】眼鏡用合わせガラスレンズは、接着剤層1を介して2枚のガラスレンズ基材2、3(厚さ約1mm)を貼り合わせ、波長565〜605nmに可視光分光透過率の主吸収ピークを有するものであり、所定の無溶剤系の接着剤にテトラアザポルフィリン化合物を含む色素を有機溶剤と共に配合した液状のものをガラスレンズ基材2上に滴下し(図中、液滴1aを鎖線で示す。)、その上から別のガラスレンズ基材3を載せて比較的軽い負荷で押し付けて層状に広げ、接着剤層1を厚さ5〜150μmで硬化させる。 (もっと読む)


【課題】良好な防眩性および視認性が奏されて眼鏡や偏光眼鏡用の使用に耐えるプラスチックレンズを提供する。
【解決手段】ジエチレングリコールビスアリルカーボネートをレンズ材料とし、テトラアザポルフィリン化合物を含む有機系色素を配合し、重合開始剤として10時間半減期温度が90〜110℃のパーオキシエステル系過酸化物またはパーオキシケタール系過酸化物を配合し、前記レンズ材料を重合させかつ脱泡および硬化させてなり、波長565nm〜605nmに可視光分光透過率の主吸収ピークを有する。 (もっと読む)


【課題】成形した赤外線吸収性偏光眼鏡用レンズ基材が、所要のレンズ度数を得るためにレンズ基材を切削加工する際に高価な赤外線吸収剤を研削屑として多量に無駄にすることなく、また赤外線吸収剤は成形時の熱で劣化や分解を起こすことなく、赤外線吸収性能を充分に示し、しかも赤外線吸収機能やレンズの色調は部分的にバラつくことなく安定した赤外線吸収性偏光眼鏡用レンズ基材とすることである。
【解決手段】赤外線吸収剤を含有するポリウレタン樹脂で偏光フィルム2の両面を同じ層厚に被覆して形成される偏光素子3と、赤外線吸収剤の含まれていないポリウレタン樹脂で形成されて凹レンズ面1b側が度数調整の研削に用いる眼鏡用レンズ基材1とを、ポリウレタン樹脂材料の重合反応を伴うインサート成形により眼鏡用レンズ基材1の片面の凸レンズ面1aに偏光素子3を重ねたように一体化してなる赤外線吸収性偏光眼鏡用レンズ基材とする。 (もっと読む)


【課題】赤外線吸収剤を添加して成形したレンズにおいて、赤外線吸収剤の劣化や分解などが生じないようにして、優れた赤外線吸収性能を示す眼鏡用レンズを提示し、またはそのような赤外線吸収性眼鏡用レンズの製造方法を提示することである。
【解決手段】ポリイソシアネートとポリヒドロキシ化合物を反応させたプレポリマーと、芳香族ポリアミンとが付加重合反応してなるポリウレタン樹脂組成物に、赤外線吸収色素を含ませた樹脂組成物からなる赤外線吸収性眼鏡用レンズとした。従来の成形用樹脂材料では不可避であった過酸化物などの添加剤(過酸化ベンゾイルなどの重合触媒、重合開始剤など)による赤外線吸収剤の機能劣化や可視光の吸収増加傾向が回避され、しかも比較的低温で成形が可能で、従来技術のように250℃を超えるような高温で成形する必要もないので、加熱による赤外線吸収剤の機能劣化も回避される。 (もっと読む)


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