説明

昭和興業株式会社により出願された特許

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【課題】廃棄物溶融スラグの粉砕物について、少なくともその表層のアルミニウムを溶出除去し、若しくはその性質を変えるべく処理した上で、優れたコンクリート骨材、セメント混和材等の土木建築用資材を製造すること。
【解決手段】都市ゴミの溶融スラグを空冷して得た溶融スラグの固化物を粉砕して砂状の粉砕物とし、この粉砕物を籠状容器に入れた状態で1%の水酸化ナトリウム水溶液を満たした水槽中に沈め、内部の粉砕物を攪拌した。3時間の経過後にその籠状容器を水酸化ナトリウム水溶液から引き上げ、その籠状容器中の粉砕物を籠状円筒体に移し、これを10分間回転動作させて粉砕物の遠心脱水を行った。次いでその粉砕物を他の籠状容器に入れ替えて洗浄水槽の洗浄水中に籠状容器ごと沈め、その中で3分間ほど粉砕物を攪拌した後、粉砕物を籠状容器ごと引き上げた。こうして洗浄が完了した細骨材を得た。 (もっと読む)


【課題】 廃棄物を高温度で焼却してダイオキシン類を分解させながらその不燃部分が溶融した溶融スラグを利用して優れたセメント代替物を製造すること。
【解決手段】 一般廃棄物6000kgをロータリーキルン型焼却溶融炉を用い、1600℃を僅かに越える高温度の下で焼却して溶融スラグを生成させ、これを水槽に50%程度まで満たしてある水中に投入して急冷粉砕した。こうして概ね1mm〜15mm程度の水砕スラグが生じた。次いで水槽から水砕スラグを取り出し、しばらく常温の室内に放置して乾燥させた後、水砕スラグをディスクミルで微粉砕し、更に遊星式ボールミルで微粉砕して平均比表面積が4100cm2/gである微粉末を得た。この微粉末にセメント粉を10:10の割合で混合し、かつ空錬りして均一に混合したセメント代替物を得た。 (もっと読む)


【課題】 一般廃棄物をダイオキシン類を分解させ得る高温度で焼却し、このときに生じる溶融スラグを高い圧縮強度を持つものとなるように硬化処理し、かつ十分な圧縮強度を持った粒状又は礫状の土木建築用骨材を作成すること。
【解決手段】 一般廃棄物3000kgをロータリーキルン型焼却溶融炉を用いて、1600℃を僅かに越える高温度で焼却し、生じた溶融スラグを溶融スラグ取り出しヤードに落とし込み、そのまま放置して徐冷し、1日後に常温のスラグ塊を得た。これをクラッシャを用いて解砕し、篩で篩って分級し、粒径0.15mm〜5mmの細骨材及び直径5mm〜40mmの粗骨材からなる土木建築用骨材を得た。 (もっと読む)


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