説明

にぎりずし型すし飯入りパック

【課題】 面倒な手間暇を要せず、家庭で手軽にににぎりずしを作れるようにする。
【解決手段】 にぎりずし下部のすし飯を象る軟質プラスチック薄板容器内に、すし用ワサビ及びすし飯を入れ、その容器上方の広口部を密閉するため、剥がし用掴み部のあるプラスチックフイルムを張り合わせた、にぎりずし型のすし飯入り商品とする。
それによって、蓋フイルムを剥がし取ったこの容器を、手のひらに乗せたすしネタの上に裏返し、双方を併せることによって、あれこれ面倒なことを要せず、容易に形の良いにぎりずしを作ることが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ご飯入りパックに関するものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
これまで家庭でにぎりずしを作るには、以下のような、いくつもの作業をしなければならなかった。その主な手順は 1.すし用にあったご飯を炊く 2.炊き上がったご飯をボール等に移し、その量に合った酢を混ぜ入れすし飯を作る 3.そのすし飯を少量づつ手に取って、にぎりずし下部のすし飯を手の中で形作る。4.すしネタとなる具の裏にワサビを付け、形作ったすし飯と張り合わせる にぎりずしを作るには以上のような手間暇やそれに係わる後処理等も掛かり、それなりの面倒や、熟練等を要した。本発明は、このため家庭でにぎりずしを、もっと手軽に作れるようにするものである。
【問題を解決するための手段】
【0003】
本発明は、図1に示すよう、にぎりずし下部のすし飯を象る軟質プラスチック薄板容器(1)内に、すし用ワサビ(4)及びすし飯(3)を入れ、その容器(1)上方の広口部を密閉するため、剥がし用掴み部(3)のあるプラスチックフイルム(2)を張り合わせた、にぎりずし型すし飯入り商品とする。
【発明の効果】
【0004】
容器内に入るワサビ入りのすし飯を、より美味しく味わえるよう、そのまま容器ごと必要量を電子レンジに入れ、ほんの少し温めてから表面のフイルムを剥がし取り、図2に示すよう、手のひらに乗せたすしネタの具の上に、容器ごと押さえるように重ね合わせ、加えて両手を添えたまま軽く手首を上下に振り、容器内のすし飯の離れを良くしてから容器を取り除き、にぎりずしを完成させるもので、先に記した面倒な作業等や、それなりの熟練も要せず手軽ににぎりずしを作ることが可能となる。 又、すし用ワサビを、容器底部に入れたなら、その容器を裏返しすし飯を皿の上に出し、その上にすしネタの具を乗せる方法とするなら手のひらを汚さずに、にぎりずしを完成させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】 本発明を示すにぎりずし型すし飯入り容器の断面図
【図2】 本発明の使用を示す斜視図
【発明の符号】
【0006】
1.軟質プラスチック薄板容器
2.プラスチックフイルム
3.剥がし用掴み部
4.すし用ワサビ
5.すし飯

【特許請求の範囲】
【請求項1】
図1に示すよう、にぎりずし下部のすし飯を象る軟質プラスチック薄板容器(1)内に、すし用ワサビ(4)及びすし飯(5)を入れ、その容器(1)上方の広口部を密閉するため、剥がし用掴み部(3)のあるプラスチックフイルム(2)を張り合わせた、にぎりずし型すし飯入り商品。

【図1】
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【図2】
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