説明

アルキルスルホン誘導体

【課題】βアミロイド蛋白の産生・分泌の阻害作用を有し、βアミロイド蛋白の産生・分泌異常に関連する各種疾患の予防・治療に有効な化合物の提供。
【解決手段】一般式(I)


[式中、Rは、各々、ハロゲンを置換基として有していてもよい、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、又はC3〜C7シクロアルキル基を示し;Rは、置換基を有する6員の含窒素単環性芳香族複素環基、又は、置換基を有する9又は10員の含窒素二環性複素環基を示し;Z、Z及びZは、それぞれ独立して水素、ハロゲン又はシアノ基を示し;nは0、1又は2を示す。]で表される化合物、その塩。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)
【化1】


[式中、
は、1〜6個のハロゲン原子を置換基として有していてもよいC1〜C6アルキル基
、1〜6個のハロゲン原子を置換基として有していてもよいC2〜C6アルケニル基、ま
たは、1〜6個のハロゲン原子を置換基として有していてもよいC3〜C7シクロアルキ
ル基を示し;
は、1〜3個の置換基を有する6員の含窒素単環性芳香族複素環基、または、1〜4
個の置換基を有する9または10員の含窒素二環性複素環基を示し;
、ZおよびZは、それぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子またはシアノ基を示
し;
nは0、1または2を示す。]
で表される化合物、その塩またはそれらの溶媒和物。
【請求項2】
一般式(I)中のRが、1〜3個の置換基を有する、ピリジル基、トリアゾロピリジ
ル基およびピリドピリミジニル基からなる群より選ばれるいずれか1つの基である、請求
項1に記載の化合物、その塩またはそれらの溶媒和物。
【請求項3】
一般式(I)中のRが、1〜3個の置換基を有するピリジル基である、請求項1に記
載の化合物、その塩またはそれらの溶媒和物。
【請求項4】
一般式(I)中のRが下記の式(1)で表される基である、請求項1に記載の化合物
、その塩またはそれらの溶媒和物。
【化2】


[式中、Rはハロゲン原子またはC1〜C6アルキル基を示し、RはカルボキシC1
〜C6アルキル基、カルバモイル基、N−C1〜C6アルキルカルバモイル基、N,N−
ジ(C1〜C6アルキル)カルバモイル基、N−(ヒドロキシC1〜C6アルキル)カル
バモイル基、カルボキシ基、アミノ基、N−(ヒドロキシC1〜C6アルキル)アミノ基
またはC1〜C6アルキルスルホニルアミノ基を示す。]
【請求項5】
式(1)中のRがC1〜C6アルキル基であり、RがN−(ヒドロキシC1〜C6
アルキル)カルバモイル基である、請求項4に記載の化合物、その塩またはそれらの溶媒
和物。
【請求項6】
一般式(I)中のRが下記の式(2)で表される基である、請求項1に記載の化合物
、その塩またはそれらの溶媒和物。
【化3】


[式中、含窒素環構造の基は、トリアゾロピリジル基またはピリドピリミジニル基を示し
、Rはハロゲン原子またはC1〜C6アルキル基を示し、Rは水素原子、ヒドロキシ
基、アミノ基、N−(C1〜C6アルキル)アミノ基またはN−(ヒドロキシC1〜C6
アルキル)アミノ基を示し、Rはヒドロキシ基またはオキソ基を示す。]
【請求項7】
一般式(I)中のRが、1〜6個のハロゲン原子を置換基として有していてもよいC
1〜C6アルキル基である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物、その塩または
それらの溶媒和物。
【請求項8】
一般式(I)中のRが、2,2,2−トリフルオロエチル基、2−クロロ−2,2−
ジフルオロエチル基、2,2−ジフルオロプロピル基または2,2,3,3,3−ペンタ
フルオロプロピル基である請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物、その塩またはそ
れらの溶媒和物。
【請求項9】
一般式(I)中の、ZおよびZがともにフッ素原子でありZが水素原子であるか
、または、Z、ZおよびZがいずれもフッ素原子である、請求項1〜8のいずれか
1項に記載の化合物、その塩またはそれらの溶媒和物。
【請求項10】
一般式(I)中のnが2である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物、その塩
またはそれらの溶媒和物。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、その塩またはそれらの溶媒和物を含有
する医薬。
【請求項12】
βアミロイド蛋白の産生および/または分泌異常に関連した疾患の予防または治療薬で
ある、請求項11に記載の医薬。
【請求項13】
βアミロイド蛋白の産生および/または分泌異常に関連した疾患が、アルツハイマー病
またはダウン症である請求項12に記載の医薬。
【請求項14】
請求項1〜10のいずれか1項記載の化合物、その塩またはそれらの溶媒和物および製
薬学的に許容し得る担体を含有する医薬組成物。
【請求項15】
請求項1〜10のいずれか1項記載の化合物、その塩またはそれらの溶媒和物の、医薬
製造のための使用。
【請求項16】
医薬が、βアミロイド蛋白の産生および/または分泌異常に関連した疾患の予防または
治療薬である請求項15に記載の使用。
【請求項17】
βアミロイド蛋白の産生および/または分泌異常に関連した疾患が、アルツハイマー病
またはダウン症である、請求項16に記載の使用。
【請求項18】
請求項1〜10のいずれか1項記載の化合物、その塩またはそれらの溶媒和物の有効量
を投与することを特徴とする、βアミロイド蛋白の産生および/または分泌異常に関連し
た疾患の処置方法。
【請求項19】
βアミロイド蛋白の産生および/または分泌異常に関連した疾患が、アルツハイマー病
またはダウン症である請求項18に記載の処置方法。

【公開番号】特開2010−235594(P2010−235594A)
【公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−51582(P2010−51582)
【出願日】平成22年3月9日(2010.3.9)
【出願人】(307010166)第一三共株式会社 (196)
【Fターム(参考)】