説明

アース金具取付構造

【課題】簡単な構造で配線基板のアースパターンと機器筺体との導通を確保でき、生産性を向上できるアース金具取付構造を提供する。
【解決手段】アース金具取付構造は、導電性を有する機器筺体19の内側に配線基板17が配備され、配線基板17のアースパターン18が、金属板を曲成することによって製作されているアース金具10と電気的に接続されて構成される。アース金具10が、機械による配線基板17への自動実装が可能で、かつ自立可能であり、機器筺体19にねじ24により機械的に接続されるためのねじ孔12を具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、導電性を有する機器筺体を持つ電子機器、特に照明用の安定器など導電性を有する機器筺体で覆われた電子機器に適用されるアース金具取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、プリント配線基板のアースラインと、金属製の機器筺体の内壁の接続ケーブルの接続部近傍とをアース金具により導通させるアース金具取付構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平3−73002号公報(図1、請求項1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述した特許文献1に記載されたアース金具取付構造は、プリント配線基板のアースラインと、金属製の機器筺体の内壁の接続ケーブルの接続部近傍とをアース金具により導通させることにより、アース経路を短縮でき、特性を安定化できる。
【0005】
ところで、図10に示すように、前述した特許文献1に記載されたアース金具取付構造と同様に、配線基板101が、導電性を有する機器筺体102と、導電性を有する蓋103とで覆われており、機器筺体102の導通が、配線基板101に有する不図示のアースパターンにはんだ付けされたリード線104を介して確保されるものが提案されている。
【0006】
このような従来のアース金具取付構造は、リード線104の先端部にめがね端子105が圧着されており、このめがね端子105に歯付座金付のねじ106が挿通され、このねじ106が蓋103に設けられた貫通孔107を通じて機器筺体102に設けられたタップ孔108にねじ込まれる。これにより、ねじ106の歯付座金付部分とめがね端子105と機器筺体102との導通が確保される。
機器筺体102と蓋103との導通は、蓋103に貫通孔107とは別に設けられた貫通孔109を介して機器筺体102の別のタップ孔110に別の歯付座金付のねじ111がねじ込まれることにより確保される。
【0007】
このように、従来のアース金具取付構造は、ねじ106により配線基板101のアースパターンと機器筺体102との導通が確保され、別のねじ111により蓋103と機器筺体102との導通が確保されることにより、配線基板101のアースパターンと機器筺体102と蓋103との導通が確保される。
【0008】
一方、前述した特許文献1に記載されたアース金具取付構造と同様に、配線基板のアースパターンとシールド板との導通がアース金具と複数のねじによって確保されたアース金具取付構造が提案されている。
このような従来の従来のアース金具取付構造は、外側にシールド板が配備された機器筺体の内側に配線基板が配備されている。配線基板のアースパターンが金属板を曲成することによって製作されたアース金具によってシールド板に電気的に接続される。機器筺体に具備されている側壁の外面にシールド板が重なり合っているとともに、その重なり箇所でシールド板と機器筺体とにスリットが形成され、そのスリットに挿通されて機器筺体の内側に突出されたアース金具の一端部が配線基板のアースパターンにねじで締め付けられて電気的に接続されている。アース金具の他端部に直角に曲成された取付片部が、シールド板の重なり箇所の外面に重なり合った状態で、ねじで機器筺体の側壁に締め付けられることによりシールド板に電気的に接続されている。
【0009】
このような従来のアース金具取付構造は、アース金具を機器筺体の外側に配備されているシールド板の外側からの作業で取り付けることができるために、アース金具の取付作業を、広いスペースにおいて容易に行うことができ、生産性が向上してコストを安く抑えることができる。また、アース金具の取り付けに先立って、機器筺体の内側に配線基板を配備しておくことが可能になるために、作業中でのアース金具の変形等を防止してアース性能の信頼性を向上できる。
【0010】
他方、前述した特許文献1に記載されたアース金具取付構造と同様に、スプリング状の座金を適用したアース金具取付構造が提案されている。
このような従来のアース金具取付構造は、座金のスプリング状の切込の部分のエッジにより蓋が表面に食い込むような構造となっているために、表面がコーティングされた蓋等において、確実に導通が確保される。
【0011】
ところが、前述した従来のアース金具取付構造は、配線基板のアースパターンとの導通を確保するのに、複数のねじが必要であり、単一のねじを用いた場合には、リード線等が必要になって作業性が悪い。そのため、前述した従来のアース金具取付構造は、作業性が悪いために製造者の負担が多くなるとともに加工費が高くなって生産性を向上できない。
【0012】
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、簡単な構造で配線基板のアースパターンと機器筺体との導通を確保でき、生産性を向上できるアース金具取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に係るアース金具取付構造は、導電性を有する機器筺体の内側に配線基板が配備され、前記配線基板のアースパターンが、金属板を曲成することによって製作されているアース金具と電気的に接続されて構成されるアース金具取付構造において、前記アース金具が、機械による前記配線基板への自動実装が可能で、かつ自立可能であり、前記機器筺体にねじにより機械的に接続されるためのねじ孔を具備する。
【0014】
本発明に係るアース金具取付構造は、前記機器筺体と前記アース金具との境界で、少なくとも前記機器筺体または前記アース金具の少なくとも片方に突起を設けて前記機器筺体と前記アース金具との導通を確保する。
【0015】
本発明に係るアース金具取付構造は、前記機器筺体に導電性の蓋が被されて構成され、前記蓋は、前記筺体と前記アース金具とにねじを通すための貫通孔が設けられており、前記機器筺体と前記アース金具との境界で、少なくとも前記機器筺体または前記アース金具の少なくとも片方に突起を設けて前記機器筺体と前記アース金具との導通を確保し、前記蓋と前記アース金具とは、前記ねじで導通を確保する。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係るアース金具取付構造によれば、簡単な構造で配線基板のアースパターンと機器筺体との導通を確保でき、生産性を向上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係る第1実施形態のアース金具取付構造に適用されるアース金具の外観斜視図
【図2】アース金具の自動実装の正面図
【図3】アース金具取付構造の断面図
【図4】本発明に係る第2実施形態のアース金具取付構造に適用されるアース金具の外観斜視図
【図5】アース金具取付構造の断面図
【図6】本発明に係る第3実施形態のアース金具取付構造に適用されるアース金具の外観斜視図
【図7】アース金具取付構造の断面図
【図8】本発明に係る第4実施形態のアース金具取付構造に適用されるアース金具の外観斜視図
【図9】アース金具取付構造の断面図
【図10】従来のアース金具取付構造の断面図
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係る複数の実施形態のアース金具取付構造について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明に係る第1実施形態のアース金具取付構造に適用されるアース金具10は、金属板を曲成することにより板形状に形成されており、中央部にタップ孔12を有する本体11と、本体11の上端部に接続された天板13と、本体11の下端部に接続された底板14と、底板14から下方に向けて延出された脚部15と、脚部15から下方に向けて突出された複数のアースパターン接続部16とを備える。
【0019】
図2に示すように、複数のアース金具10は、自動実装工程において、テーピング1にアースパターン接続部16が貼り付けられて、テーピング1に有する送り孔2を介して搬送されることにより、機械での自動実装が可能であって自立可能である。
【0020】
図3に示すように、自動実装工程において、アース金具10がテーピング1の送り孔2を介して配線基板17上に搬送され、この位置で、アース金具10のアースパターン接続部16が、配線基板17に有するアースパターン18上に配置される。次に、アース金具10のアースパターン接続部16が、配線基板17の所定のアースパターン18にはんだ付けされ、アース金具10が接続された配線基板17が機器筺体19内に配置される。機器筺体19は導電性を有して底板20と側板21とを有し、側板21の所定位置に貫通孔22を有する。
【0021】
アース金具10が接続された配線基板17が機器筺体19内に配置されることにより、アース金具10の本体11に有するタップ孔12が機器筺体19の側板21の貫通孔22に対応して配置される。そして、座金23付であって歯付の単一のねじ24が側板21の貫通孔22を通じてアース金具10の本体11のタップ孔12にねじ込まれる。
【0022】
ねじ24のねじ込みが進行されるのに伴い、アース金具10の本体11が機器筺体19の側板21に引き寄せられてアース金具10の本体11が機器筺体19の側板21に密着されることにより、配線基板17のアースパターン18にアースパターン接続部16が電気的に接続されているアース金具10と機器筺体19とは、ねじ24を通じて導通が確保される。
【0023】
以上、説明した第1実施形態のアース金具取付構造によれば、製造時に、アース金具10が接続された配線基板17を機器筺体19内に配置させてから、単一のねじ24が機器筺体19の側板21の貫通孔22を通じてアース金具10の本体11のタップ孔12にねじ込まれることにより、アース金具10の本体11が機器筺体19の側板21に電気的に接続されるために、簡単な構造で配線基板17のアースパターン18と機器筺体19との導通を確保でき、生産性を向上できる。
【0024】
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態のアース金具取付構造について説明する。
なお、以下の各実施形態において、前述した第1実施形態と重複する構成要素や機能的に同様な構成要素については、図中に同一符号あるいは相当符号を付することによって説明を簡略化あるいは省略する。
【0025】
図4に示すように、本発明に係る第2実施形態に適用されるアース金具30は、板形状に形成されて中央部にタップ孔32を有する本体31と、本体31の上端部に接続された天板33と、本体31の下端部に接続された底板34と、底板34から下方に向けて延出された脚部35と、脚部35から下方に向けて突出された複数のアースパターン接続部36とを備え、本体31の側部に機器筺体19の側板21に向けて突出された突起である切起片37を本体31の側部から切り欠いて有する。切起片37は、先端部38の幅寸法L1よりも基端部39の幅寸法L2の方が大きい等脚台形状に形成されている。
【0026】
図5に示すように、機器筺体19には、側板21の上部開口部に蓋40が被されており、蓋40は導電性を有して天板41と側板42とを有し、側板42に貫通孔43を有する。機器筺体19は側板21にねじ24用の貫通孔22に近接して切起片37用の貫通孔44を有する。ここで、機器筺体19の側板21の貫通孔44の内径寸法は、切起片37の先端部38の幅寸法L1よりも大きく、切起片37の基端部39の幅寸法L2よりも小さい。
【0027】
アース金具取付構造において、アース金具30のアースパターン接続部36が、配線基板17に有するアースパターン18上に配置されてアース金具30のアースパターン接続部36が配線基板17の所定のアースパターン18にはんだ付けされ、アース金具30が接続された配線基板17が機器筺体19内に配置され、蓋40が機器筺体19に被される。
【0028】
アース金具30が接続された配線基板17が機器筺体19内に配置されることにより、アース金具30の本体31に有するタップ孔32が機器筺体19の側板21の貫通孔22および蓋40の側板42の貫通孔43に対応して配置される。そして、座金23付であって歯付の単一のねじ24が蓋40の側板42の貫通孔43から機器筺体19の側板21の貫通孔22を通じてアース金具30の本体31のタップ孔32にねじ込まれる。
【0029】
ねじ24のねじ込みが進行されるのに伴い、アース金具30の本体31の切起片37が機器筺体19の側板21の貫通孔44に食い込んでいく。
従って、アース金具30は、ねじ24のねじ込みに伴い、切起片37が機器筺体19の側板21の貫通孔44に食い込んでいって大きな面積で確実に電気的に接触される。
【0030】
そして、配線基板17のアースパターン18にアースパターン接続部36が電気的に接続されているアース金具30と機器筺体19とは、切起片37による電気的な接続を含め、ねじ24を通じて導通が確保される。
【0031】
第2実施形態のアース金具取付構造によれば、アース金具30は、ねじ24のねじ込みに伴い、切起片37が機器筺体19の側板21の貫通孔44に食い込んでいって大きな面積で確実に電気的に接続できる。
【0032】
また、第2実施形態のアース金具取付構造によれば、製造時に、アース金具30が接続された配線基板17を機器筺体19内に配置させてから、単一のねじ24が蓋40の側板42の貫通孔43および機器筺体19の側板21の貫通孔22を通じてアース金具30の本体31に有するタップ孔32にねじ込まれる。これにより、アース金具30の本体31の切起片37が機器筺体19の側板21の貫通孔44に食い込んで大きな面積で電気的に接触されることにより、簡単な構造で配線基板17のアースパターン18と機器筺体19と蓋40との導通を確保でき、生産性を向上できる。
【0033】
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態のアース金具取付構造について説明する。
図5に示すように、本発明に係る第3実施形態に適用されるアース金具50は、板形状に形成されて中央部にタップ孔52を有する本体51と、本体51の上端部に接続された天板53と、本体51の下端部に接続された底板54と、底板54から下方に向けて延出された脚部55と、脚部55から下方に向けて突出された複数のアースパターン接続部56とを備え、本体51の側部に、機器筺体19の側板21に形成された突起である切起片(図7参照)57が食い込む貫通孔58を有する。
【0034】
図6に示すように、機器筺体19は、側板21の貫通孔22の側部に切起片57を有する。切起片57は、先端部の幅寸法よりも基端部の幅寸法の方が大きい。アース金具50の本体51の側部の貫通孔58の内径寸法は、切起片57の先端部の幅寸法よりも大きく、切起片57の基端部の幅寸法よりも小さい。
【0035】
図7に示すように、アース金具取付構造において、アース金具50のアースパターン接続部56が、配線基板17に有するアースパターン18上に配置されてアース金具50のアースパターン接続部56が配線基板17の所定のアースパターン18にはんだ付けされ、アース金具50が接続された配線基板17が機器筺体19内に配置され、蓋40が機器筺体19に被される。
【0036】
アース金具50が接続された配線基板17が機器筺体19内に配置されることにより、アース金具50の本体51に有するタップ孔52が機器筺体19の側板21の貫通孔22および蓋40の側板42の貫通孔43に対応して配置される。そして、座金23付であって歯付の単一のねじ24が蓋40の側板42の貫通孔43から機器筺体19の側板21の貫通孔22を通じてアース金具50の本体51のタップ孔52にねじ込まれる。
【0037】
ねじ24のねじ込みが進行されるのに伴い、アース金具50の本体51が機器筺体19の側板21に接近していくために、機器筺体19の側板21の切起片57がアース金具50の本体51の貫通孔58に食い込んでいって大きな面積で電気的に接触される。そして、配線基板17のアースパターン18にアースパターン接続部36が電気的に接続されているアース金具50と機器筺体19とは、切起片57による電気的な接続を含め、ねじ24を通じて導通が確保される。
【0038】
第3実施形態のアース金具取付構造によれば、製造時に、アース金具50が接続された配線基板17を機器筺体19内に配置させてから、単一のねじ24が蓋40の側板42の貫通孔43および機器筺体19の側板21の貫通孔22を通じてアース金具50の本体51に有するタップ孔52にねじ込まれる。これにより、機器筺体19の側板21の切起片57がアース金具50の本体51の貫通孔58に食い込んで大きな面積で電気的に接触されることにより、簡単な構造で配線基板17のアースパターン18と機器筺体19と蓋40との導通を確保でき、生産性を向上できる。
【0039】
(第4実施形態)
次に、本発明に係る第4実施形態のアース金具取付構造について説明する。
図8に示すように、本発明に係る第4実施形態に適用されるアース金具60は、板形状に形成されて中央部にタップ孔62を有する本体61と、本体61の上端部に接続された天板63と、本体61の下端部に接続された底板64と、底板64から下方に向けて延出された脚部65と、脚部65から下方に向けて突出された複数のアースパターン接続部66とを備え、本体61の上部に、機器筺体19の側板21に電気的に接続される突起である切起片67を天板63から本体61に切り欠いて有する。
【0040】
図9に示すように、アース金具取付構造において、アース金具60のアースパターン接続部66が、配線基板17に有するアースパターン18上に配置されてアース金具60のアースパターン接続部66が配線基板17の所定のアースパターン18にはんだ付けされ、アース金具60が接続された配線基板17が機器筺体19内に配置され、蓋40が機器筺体19に被される。
【0041】
アース金具60が接続された配線基板17が機器筺体19内に配置されることにより、アース金具60の本体61に有するタップ孔62が機器筺体19の側板21の貫通孔22および蓋40の側板42の貫通孔43に対応して配置される。そして、座金23付であって歯付の単一のねじ24が蓋40の側板42の貫通孔43から機器筺体19の側板21の貫通孔22を通じてアース金具60の本体61のタップ孔62にねじ込まれる。
【0042】
ねじ24のねじ込みが進行されるのに伴い、アース金具60の本体61が機器筺体19の側板21に接近していくために、アース金具60の本体61の切起片67が機器筺体19の側板21に電気的に接触される。そして、配線基板17のアースパターン18にアースパターン接続部66が電気的に接続されているアース金具60と機器筺体19と蓋40とは、切起片67による電気的な接続を含め、ねじ24を通じて導通が確保される。
【0043】
第4実施形態のアース金具取付構造によれば、製造時に、アース金具60が接続された配線基板17を機器筺体19内に配置させてから、単一のねじ24が蓋40の側板42の貫通孔43および機器筺体19の側板21の貫通孔22を通じてアース金具60の本体61に有するタップ孔62にねじ込まれる。これにより、アース金具60の本体61の切起片67が機器筺体19の側板21に電気的に接触されることにより、簡単な構造で配線基板17のアースパターン18と機器筺体19と蓋40との導通を確保でき、生産性を向上できる。
【0044】
なお、本発明のアース金具取付構造において配線基板,機器筺体,蓋,ねじ等は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形や改良等が可能である。
【符号の説明】
【0045】
10,30,50,60 アース金具
12,32,52,62 タップ孔(ねじ孔)
17 配線基板
18 アースパターン
19 機器筺体
24 ねじ
37,57,67 切起片(突起)
40 蓋
43 貫通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
導電性を有する機器筺体の内側に配線基板が配備され、前記配線基板のアースパターンが、金属板を曲成することによって製作されているアース金具と電気的に接続されて構成されるアース金具取付構造において、
前記アース金具が、機械による前記配線基板への自動実装が可能で、かつ自立可能であり、前記機器筺体にねじにより機械的に接続されるためのねじ孔を具備するアース金具取付構造。
【請求項2】
請求項1に記載のアース金具取付構造において、
前記機器筺体と前記アース金具との境界で、少なくとも前記機器筺体または前記アース金具の少なくとも片方に突起を設けて前記機器筺体と前記アース金具との導通を確保するアース金具取付構造。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のアース金具取付構造において、
前記機器筺体に導電性の蓋が被されて構成され、前記蓋は、前記筺体と前記アース金具とにねじを通すための貫通孔が設けられており、前記機器筺体と前記アース金具との境界で、少なくとも前記機器筺体または前記アース金具の少なくとも片方に突起を設けて前記機器筺体と前記アース金具との導通を確保し、前記蓋と前記アース金具とは、前記ねじで導通を確保するアース金具取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−69274(P2012−69274A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−210853(P2010−210853)
【出願日】平成22年9月21日(2010.9.21)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】