説明

エネルギー管理装置、エネルギー管理方法、エネルギー管理システム

【課題】外部からメインエネルギーが供給されない場合に、非常エネルギー供給源が供給する非常エネルギーをエネルギー使用機器に供給して動作させるエネルギー管理装置及びエネルギー管理方法と、エネルギー管理装置を備えるエネルギー管理システムを提供すること。
【解決手段】本発明は、停電等の理由でメインエネルギーが供給されない場合に、電気自動車に備わっているバッテリーや、太陽光エネルギー生産システム、風力エネルギー生産システムまたは燃料電池システム等のような新再生エネルギー生産システムが、非常エネルギーを供給するか否かを判断して、非常エネルギーが供給される場合に非常エネルギーをエネルギー使用機器に供給するが、非常エネルギーを供給するエネルギー使用機器を予め設定し、設定したエネルギー使用機器だけに非常エネルギーを供給する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エネルギー管理装置及びエネルギー管理方法と、エネルギー管理装置を備えるエネルギー管理システムに関する。より詳細には、停電等によりメインエネルギーが供給されない場合に、電気自動車に備えられているバッテリーの充電エネルギーや、太陽光エネルギー生産システム、風力エネルギー生産システムまたは燃料電池システム等の新再生エネルギー生産システムが供給するエネルギーを非常エネルギーとして用いて予め設定されたエネルギー使用機器だけへ供給するエネルギー管理装置及びエネルギー管理方法と、エネルギー管理装置を備えてエネルギー供給を管理するエネルギー管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
照明器具、冷蔵庫及び洗濯機等といった各種エネルギー使用機器は、生活を非常に潤沢にする。しかし、前記エネルギー使用機器は、常用交流電力等のエネルギーを使って動作するもので、エネルギーが供給されないと該当機能を果たせなくなる。
【0003】
即ち、エネルギー供給が持続的に必要な工場等は、エネルギーが供給されないと工場を稼動することが不可能となり、また家庭でもエネルギーが供給されないと生活が非常に不便となる。
【0004】
大きい工場等では、自主的にエネルギー生産施設を備えており、外部からエネルギーが供給されなくても自主的に備えたエネルギー生産施設から生産するエネルギーをエネルギー使用機器に供給して、工場を持続的に稼動することができる。
【0005】
しかし、前記エネルギー生産施設は設備費用を要して、家庭ではエネルギー生産施設を備えることが容易ではない。
【0006】
従って、各家庭では、外部からエネルギーが供給されない場合に、電気自動車のバッテリーに充電されているエネルギーを非常エネルギーとして使用できるようにする研究が進められている。
【0007】
また、マンション等の共同住宅では、太陽光エネルギー生産システム、風力エネルギー生産システム、または燃料電池システム等の新再生エネルギー生産システムを備え、停電等によって外部から常用交流電力等のエネルギーが供給されない場合に、前記新再生エネルギー生産システムが生産するエネルギーを各家庭に供給して、非常エネルギーとして用いられるようにする研究も進められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、外部からメインエネルギーが供給されない場合に、非常エネルギー供給源が供給する非常エネルギーをエネルギー使用機器に供給して動作させるエネルギー管理装置及びエネルギー管理方法と、エネルギー管理装置を備えるエネルギー管理システムを提供することである。
【0009】
また、本発明が解決しようとする課題は、非常エネルギー供給源が供給する非常エネルギーをエネルギー使用機器に供給する場合に、複数のエネルギー使用機器の中で予め設定されたエネルギー使用機器だけに非常エネルギー供給源が供給する非常エネルギーを供給して、非常エネルギーを効率的に使えるようにするエネルギー管理装置及びエネルギー管理方法と、エネルギー管理装置を備えるエネルギー管理システムを提供することである。
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、前記言及した技術的課題に制限されず、言及されない他の技術的課題は、下記の記載から本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が明確に理解できるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明のエネルギー管理装置及びエネルギー管理方法と、エネルギー管理装置を備えるエネルギー管理システムによると、メインエネルギーの供給の可否を判断するメインエネルギー供給判断部と、非常エネルギー供給源から非常エネルギーが供給されるか否かを判断する非常エネルギー供給判断部を備える。
【0012】
前記メインエネルギー供給判断部が、メインエネルギーの供給を判断する場合に、スマートメーターがメインエネルギーを選択するように制御し、選択したメインエネルギーを複数のエネルギー使用機器に供給する。
【0013】
前記メインエネルギー供給判断部が、前記メインエネルギーが供給されないと判断し、前記非常エネルギー供給判断部に非常エネルギー供給源から非常エネルギーが供給されると判断する場合に、前記スマートメーターが非常エネルギーを選択するように制御し、選択した非常エネルギーを複数のエネルギー使用機器に供給する。
【0014】
ここで、非常エネルギー供給源が、供給するエネルギー量は限界があるため、非常エネルギーを供給するエネルギー使用機器を予め設定し、メインエネルギーが供給されない場合に、前記設定したエネルギー使用機器だけに非常エネルギーが供給されるようにして、前記非常エネルギーを効率的に使うようにする。
【0015】
従って、本発明のエネルギー管理装置の望ましい一実施形態は、メインエネルギーの供給の可否を判断するメインエネルギー供給判断部と、非常エネルギー供給源から非常エネルギーが供給されるか否かを判断する非常エネルギー供給判断部と、前記メインエネルギー及び前記非常エネルギーをスイッチングして一つを選択するエネルギー選択スイッチと、前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが、前記メインエネルギーを選択して複数のエネルギー使用機器に供給するように制御し、前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーが供給されないと判断し、前記非常エネルギー供給判断部が非常エネルギーの供給を判断する場合に前記エネルギー選択スイッチが前記非常エネルギーを選択して、前記複数のエネルギー使用機器に供給できるように制御するスマートメーターを含んで構成されることを特徴とする。
【0016】
前記非常エネルギー供給源は、電気自動車に備えられたバッテリーの充電エネルギーを常用エネルギーに変換して供給することを特徴とする。
【0017】
また、前記非常エネルギー供給源は、太陽光エネルギー生産システム、風力エネルギー生産システムまたは燃料電池システムで生産するエネルギーであることを特徴とする。
【0018】
前記非常エネルギー供給判断部は、前記非常エネルギー供給源が供給する非常エネルギーが予め設定されたエネルギー量以下である場合に、非常エネルギーが供給されないと判断することを特徴とする。
【0019】
前記スマートメーターは、前記メインエネルギー供給判断部がメインエネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記メインエネルギーを選択するように制御し、前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーが供給されないと判断し、前記非常エネルギー供給判断部が非常エネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記非常エネルギーを選択するように制御するエネルギー供給制御部と、前記エネルギー供給制御部の制御により前記選択スイッチが選択したエネルギーを前記複数のエネルギー使用機器に供給しながらエネルギー使用量を検出するエネルギー使用量検出部と、を含んで構成されることを特徴とする。
【0020】
前記エネルギー供給制御部は、前記エネルギー選択スイッチが前記非常エネルギーを選択するように制御する場合に、前記複数のエネルギー使用機器の中で予め選択されたエネルギー使用機器だけに前記非常エネルギーを供給するように制御することを特徴とする。
【0021】
前記予め選択されたエネルギー使用機器は、照明負荷を含むことを特徴とする。
【0022】
前記スマートメーターは、前記予め選択されたエネルギー使用機器を保存するためのメモリーをさらに含むことを特徴とする。
【0023】
そして、本発明のエネルギー管理装置の望ましい第2実施形態は、メインエネルギーの供給の可否を判断するメインエネルギー供給判断部と、非常エネルギー供給源から非常エネルギーが供給されるか否かを判断する非常エネルギー供給判断部と、前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーの供給を判断する場合に前記メインエネルギーが複数のエネルギー使用機器に供給させ、前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーが供給されないと判断し、前記非常エネルギー供給判断部が非常エネルギーの供給を判断する場合に、前記非常エネルギーを選択して前記複数のエネルギー使用機器に供給させるスマートメーターを含んで構成されることを特徴とする。
【0024】
前記非常エネルギー供給源は、電気自動車に備えられたバッテリーの充電エネルギーを常用エネルギーに変換して供給することを特徴とする。
【0025】
また、前記非常エネルギー供給源は、太陽光エネルギー生産システム、風力エネルギー生産システムまたは燃料電池システムで生産するエネルギーであることを特徴とする。
【0026】
前記非常エネルギー供給判断部は、前記非常エネルギー供給源が供給する非常エネルギーが予め設定されたエネルギー量以下の場合に、非常エネルギーが供給されないと判断することを特徴とする。
【0027】
前記スマートメーターは、前記メインエネルギーまたは前記非常エネルギーを選択するエネルギー選択スイッチと、前記メインエネルギー供給判断部がメインエネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記メインエネルギーを選択するように制御し、前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーが供給されないと判断し、前記非常エネルギー供給判断部が非常エネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記非常エネルギーを選択するように制御するエネルギー供給制御部と、前記エネルギー供給制御部の制御により前記選択スイッチが選択したエネルギーを前記複数のエネルギー使用機器に供給すると共に、エネルギー使用量を検出するエネルギー使用量検出部を含んで構成されることを特徴とする。
【0028】
前記エネルギー供給制御部は、前記エネルギー選択スイッチが前記非常エネルギーを選択するように制御する場合に、前記複数のエネルギー使用機器の中で予め選択されたエネルギー使用機器だけに前記非常エネルギーを供給するように制御することを特徴とする。
【0029】
前記予め選択されたエネルギー使用機器は、照明負荷を含むことを特徴とする。
【0030】
前記スマートメーターは、前記予め選択されたエネルギー使用機器を保存するためのメモリーをさらに含むことを特徴とする。
【0031】
そして、本発明のエネルギー管理装置を備えたエネルギー管理システムの望ましい実施形態は、複数のエネルギー使用機器と、前記複数のエネルギー使用機器各々にエネルギーを供給する複数のエネルギー供給スイッチと、メインエネルギー及び非常エネルギーの供給の可否を判断して、一つのエネルギーを選択し、選択した一つのエネルギーを前記複数のエネルギー供給スイッチを介して前記複数のエネルギー使用機器にエネルギーを供給するエネルギー管理装置を含んで構成されることを特徴とする。
【0032】
前記エネルギー管理装置は、メインエネルギーの供給の可否を判断するメインエネルギー供給判断部と、非常エネルギー供給源から非常エネルギーが供給されるか否かを判断する非常エネルギー供給判断部と、前記メインエネルギー及び前記非常エネルギーをスイッチングして一つを選択するエネルギー選択スイッチと、前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記メインエネルギーを選択して複数のエネルギー使用機器に供給するように制御し、前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーが供給されないと判断し、前記非常エネルギー供給判断部が非常エネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記非常エネルギーを選択して、前記複数のエネルギー使用機器に供給されるように制御するスマートメーターを含んで構成されることを特徴とする。
【0033】
また、前記エネルギー管理装置は、メインエネルギーの供給の可否を判断するメインエネルギー供給判断部と、非常エネルギー供給源で非常エネルギーが供給されるか否かを判断する非常エネルギー供給判断部と、前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーの供給を判断する場合に、前記メインエネルギーが複数のエネルギー使用機器に供給されるようにし、前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーが供給されないと判断し、前記非常エネルギー供給判断部が非常エネルギーの供給を判断する場合に、前記非常エネルギーを選択して前記複数のエネルギー使用機器に供給されるようにするスマートメーターを含んで構成されることを特徴とする。
【0034】
前記非常エネルギー供給源は、電気自動車に備えられたバッテリーの充電エネルギーを常用エネルギーに変換して供給することを特徴とする。
【0035】
また、前記非常エネルギー供給源は、太陽光エネルギー生産システム、風力エネルギー生産システムまたは燃料電池システムで生産するエネルギーであることを特徴とする。
【0036】
前記非常エネルギー供給判断部は、前記非常エネルギー供給源が供給する非常エネルギーが、予め設定されたエネルギー量以下である場合に、非常エネルギーが供給されないと判断することを特徴とする。
【0037】
前記スマートメーターは、前記メインエネルギー供給判断部がメインエネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記メインエネルギーを選択するように制御し、前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーが供給されないと判断し、前記非常エネルギー供給判断部が非常エネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記非常エネルギーを選択するように制御するエネルギー供給制御部と、前記エネルギー供給制御部の制御により前記選択スイッチが選択したエネルギーを前記複数のエネルギー使用機器に供給しつつ、エネルギー使用量を検出するエネルギー使用量検出部を含んで構成されることを特徴とする。
【0038】
また、前記スマートメーターは、前記メインエネルギーまたは前記非常エネルギーを選択するエネルギー選択スイッチと、前記メインエネルギー供給判断部がメインエネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記メインエネルギーを選択するように制御し、前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーが供給されないと判断し、前記非常エネルギー供給判断部が非常エネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記非常エネルギーを選択するように制御するエネルギー供給制御部と、前記エネルギー供給制御部の制御により前記選択スイッチが選択したエネルギーを前記複数のエネルギー使用機器に供給しつつ、エネルギー使用量を検出するエネルギー使用量検出部を含んで構成されることを特徴とする。
【0039】
前記エネルギー供給制御部は、前記エネルギー選択スイッチが前記非常エネルギーを選択するように制御する場合に、前記複数のエネルギー使用機器の中で予め選択されたエネルギー使用機器だけに前記非常エネルギーを供給するように制御することを特徴とする。
【0040】
前記予め選択されたエネルギー使用機器は、照明負荷を含むことを特徴とする。
【0041】
前記スマートメーターは、前記予め選択されたエネルギー使用機器を保存するためのメモリーをさらに含むことを特徴とする。
【0042】
そして、本発明のエネルギー管理方法の望ましい実施形態は、メインエネルギー供給判断部がメインエネルギーの供給の可否を判断する段階と、非常エネルギー供給判断部が非常エネルギーの供給の可否を判断する段階と、前記判断結果メインエネルギーが供給されず、前記非常エネルギーが供給される場合にエネルギー供給制御部が前記非常エネルギーを複数のエネルギー使用機器に供給するように制御する段階を含むことを特徴とする。
【0043】
前記メインエネルギーが供給されると判断される場合に、前記エネルギー供給制御部が前記メインエネルギーを前記複数のエネルギー使用機器全てに供給するように制御する段階をさらに含むことを特徴とする。
【0044】
前記非常エネルギーを複数のエネルギー使用機器に供給するように制御する段階は、前記複数のエネルギー使用機器の中で予め設定されたエネルギー使用機器を判断し、判断した該当エネルギー使用機器だけに前記非常エネルギーを供給することを特徴とする。
【発明の効果】
【0045】
本発明のエネルギー管理装置及びエネルギー管理方法と、エネルギー管理装置を備えるエネルギー管理システムは、外部からメインエネルギーが供給されない場合に電気自動車のバッテリーに充電されているエネルギーを非常エネルギーとして用いて、エネルギー使用機器にエネルギーを供給できるようにする。
【0046】
従って、メインエネルギーが供給されない場合に、自らエネルギー生産システムがなくても、必要なエネルギー使用機器にはエネルギーを供給して動作させられる。
【0047】
また、太陽光エネルギー生産システム、風力エネルギー生産システムまたは燃料電池システムのような新再生エネルギー生産システムを備えている場合に、メインエネルギーが供給されなくても新再生エネルギー生産システムが生産するエネルギーを非常エネルギーとして用いて、エネルギー使用機器にはエネルギーを供給することができる。
【0048】
また、エネルギー使用機器に非常エネルギーを供給する場合に、予め選択されたエネルギー使用機器だけに非常エネルギーを供給することによって、限られた量の非常エネルギーを効率的に使える。
【図面の簡単な説明】
【0049】
以下では添付された図面を参照して、本発明を限定しない実施形態によって、本発明をより詳細に説明するが、一部図において同じ要素に対しては同じ符号を付ける。
【図1】本発明のエネルギー管理システムの望ましい第1実施形態の構成を示した図面である。
【図2】本発明のエネルギー管理システムの望ましい第2実施形態の構成を示した図面である。
【図3】本発明のエネルギー管理システムの望ましい第3実施形態の構成を示した図面である。
【図4】本発明のエネルギー管理方法の望ましい実施形態の動作を示した信号フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0050】
以下の詳細な説明は例示に過ぎず、本発明の実施形態を示したものに過ぎない。また、本発明の原理と概念は最も有用であり、簡単に説明する目的として提供されている。
【0051】
従って、本発明の基本理解のための必要以上の詳しい構造を提供しようとしなかったことは勿論、通常の知識を有する者が本発明の実体で実施される多様な形態を図面を通して例示する。
【0052】
図1は、本発明のエネルギー管理システムの望ましい第1実施形態の構成を示した図面である。ここで、符号100はメインエネルギー供給判断部である。前記メインエネルギー供給判断部100は、外部からメインエネルギーが供給されるか否かを判断する。例えば、前記メインエネルギーは、電力供給会社から供給する常用交流電力として、メインエネルギー供給判断部100は、外部から常用交流電力が供給されるか否かを判断する。
【0053】
符号110は、非常エネルギー供給源である。前記非常エネルギー供給源110は例えば、電気自動車のバッテリーに充電されているエネルギーを常用交流電力等のような常用エネルギーに変換し、変換した常用エネルギーを非常エネルギーに供給する。また、前記非常エネルギー供給源100は、太陽光エネルギー生産システム、風力エネルギー生産システムまたは燃料電池システム等のような新再生エネルギー生産システムとして、太陽光、風力または燃料を使ってエネルギーを生産し、生産したエネルギーを非常エネルギーとして供給する。
【0054】
符号120は、非常エネルギー供給判断部である。前記非常エネルギー供給判断部120は、前記非常エネルギー供給源110が非常エネルギーを供給するか否かと、非常エネルギーの量を判断する。
【0055】
ここで、前記非常エネルギー供給判断部120は、前記非常エネルギー供給源110が供給する非常エネルギーが、予め設定されたエネルギー量の以下である場合に非常エネルギーが供給されないと判断することが望ましい。
【0056】
符号130は、エネルギー選択スイッチである。前記エネルギー選択スイッチ130は、エネルギー選択制御信号によりスイッチングされると共に前記メインエネルギーまたは前記非常エネルギー供給源110が供給する非常エネルギーを選択する。
【0057】
符号140−1、140−2、…、140−Nは、複数のエネルギー使用機器である。前記複数のエネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)は、前記エネルギー選択スイッチ130が選択したエネルギーを使って動作する。例えば、前記複数のエネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)は、照明器具、冷蔵庫及び洗濯機等のような電気的な負荷として前記エネルギー選択スイッチ130が選択したエネルギーで動作する。
【0058】
符号150は、スマートメーターである。前記スマートメーター150は、前記メインエネルギー供給判断部100及び前記非常エネルギー供給判断部120の判断信号により前記エネルギー選択制御信号を発生して前記エネルギー選択スイッチ130のスイッチング動作を制御する。また、前記スマートメーター150は、前記エネルギー選択スイッチ130が選択したエネルギーを前記複数のエネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)に供給すると共に、前記複数のエネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)が使うエネルギーの量を検出する。また、前記スマートメーター150は、メインエネルギーが供給されず前記エネルギー選択スイッチ130が前記非常エネルギー供給源110に供給される非常エネルギーを選択するように制御した場合に、エネルギー供給制御信号(C1〜CN)を選択的に発生して、予め設定された選択された複数のエネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)だけに非常エネルギーが供給されるようにする。
【0059】
前記スマートメーター150は、エネルギー供給制御部152、エネルギー使用量検出部154及びメモリー156を備える。
【0060】
前記エネルギー供給制御部152は、前記メインエネルギー供給判断部100及び前記非常エネルギー供給判断部120の判断信号により、前記エネルギー選択制御信号を発生して、前記エネルギー選択スイッチ130のスイッチング動作を制御する。
【0061】
前記エネルギー使用量検出部154は、単位時間間隔で前記複数のエネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)が使うエネルギーの使用量を検出して、前記エネルギー供給制御部152に提供する。
【0062】
前記メモリー156には、メインエネルギーが供給されず前記エネルギー選択スイッチ130が前記非常エネルギー供給源110の非常エネルギーを選択するようにする場合に、前記非常エネルギーを供給する複数のエネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)が予め設定されて保存される。
【0063】
符号160−1、160−2、…、160−Nは、複数のエネルギー供給スイッチである。前記複数のエネルギー供給スイッチ(160−1、160−2、…、160−N)は、前記スマートメーター150のエネルギー供給制御部152が発生するエネルギー供給制御信号(C1〜CN)によりスイッチングされて、前記スマートメーター150から出力されるエネルギーが前記複数のエネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)各々に供給されるようにする。
【0064】
このような構成を有する本発明のエネルギー管理システムの望ましい第1実施形態は、外部からメインエネルギーが供給される場合に、メインエネルギー供給判断部100がメインエネルギーの供給を判断する判断信号を発生し、発生したメインエネルギー供給の判断信号はスマートメーター150のエネルギー供給制御部152で入力される。
【0065】
そして、非常エネルギー供給判断部120は、非常エネルギー供給源110が非常エネルギーを供給するか否かを判断して判断信号を発生して、前記スマートメーター150のエネルギー供給制御部152に出力する。
【0066】
前記エネルギー供給制御部152は、前記メインエネルギー供給判断部100の判断信号でメインエネルギーが供給されると判断し、エネルギー選択制御信号を発生して、発生したエネルギー選択制御信号によりエネルギー選択スイッチ130がメインエネルギーを選択するようにする。また、前記エネルギー供給制御部152は、前記メインエネルギー供給判断部100の判断信号でメインエネルギーが供給されると判断される場合に、エネルギー供給制御信号(C1〜CN)を発生して、複数のエネルギー供給スイッチ(160−1、160−2、…、160−N)を全て接続させる。
【0067】
そして、前記エネルギー供給制御部152は、エネルギー供給制御信号(C1〜CN)を発生して、複数のエネルギー供給スイッチ(160−1、160−2、…、160−N)が全て接続されるようにする。
【0068】
すると、前記エネルギー選択スイッチ130が選択したメインエネルギーは、スマートメーター150の前記エネルギー使用量検出部154を介して、前記複数のエネルギー供給スイッチ(160−1、160−2、…、160−N)を各々介して、前記複数のエネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)各々に供給される。
【0069】
このような状態で停電等によってメインエネルギーが供給されない場合に、メインエネルギー供給判断部100にメインエネルギーが供給されないと判断して、判断信号をスマートメーター150のエネルギー供給制御部152に出力する。
【0070】
前記スマートメーター150のエネルギー供給制御部152は、前記メインエネルギー供給判断部100がメインエネルギーが供給されないと判断する判断信号を発生する場合に、前記非常エネルギー供給判断部120が非常エネルギー供給源110から非常エネルギーが供給されるか否かを判断する判断信号を入力して、非常エネルギーが供給されるか否かを判断する。
【0071】
前記判断結果メインエネルギーが供給されず、非常エネルギーが供給される場合に前記エネルギー供給制御部152は、メモリー156で保存されている非常エネルギーを供給すべきエネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)を判断する。例えば、前記メモリー156にはメインエネルギーが供給されない場合に、非常エネルギーを供給して続けて動作させる照明機構等のようなエネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)がユーザによって予め設定及び保存されているものとして、前記エネルギー供給制御部152はメモリー156に保存された非常エネルギーを供給すべきエネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)を判断する。
【0072】
前記非常エネルギーを供給すべきエネルギー使用機器(140-1、140-2、…、140−N)が判断されると、前記エネルギー供給制御部152は、該当エネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)が連結している複数のエネルギー供給スイッチ(160−1、160−2、…、160−N)を接続させるエネルギー供給制御信号(C1〜CN)を選択的に発生して接続させる。
【0073】
そして、前記エネルギー供給制御部152は、エネルギー選択制御信号を発生して、エネルギー選択スイッチ130が、前記非常エネルギー供給源110が供給する非常エネルギーを選択するように制御する。
【0074】
そして、前記非常エネルギー供給源110が供給する非常エネルギーが、エネルギー選択スイッチ130により選択され、選択された非常エネルギーがスマートメーター150のエネルギー使用量検出部154及び選択的に接続された複数のエネルギー供給スイッチ(160−1、160−2、…、160−N)を介して、該当エネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)に供給される。
【0075】
このような状態で非常エネルギー供給源110が供給する非常エネルギーが放電されて、予め設定されたエネルギー量の以下になった場合に、前記非常エネルギー供給判断部120は、非常エネルギーがないことを知らせる判断信号を発生して、前記非常エネルギー供給判断部120が発生した判断信号により、前記エネルギー供給制御部152は、前記複数のエネルギー供給スイッチ(160−1、160−2、…、160−N)を全て開放させる。
【0076】
すると、前記非常エネルギー供給源110でそれ以上エネルギーが放電されなくなり、非常エネルギー供給源110が過放電による損傷を防止する。
【0077】
図2は、本発明のエネルギー管理システムの望ましい第2実施形態の構成を示した図面である。図2を参照すれば、本発明のエネルギー管理システムの望ましい第2実施形態は、スマートメーター150内にエネルギー選択スイッチ130を一体で備える。
【0078】
このような本発明の第2実施形態は、前記スマートメーター150内に前記エネルギー選択スイッチ130を一体で備えることによって前記スマートメーター150のエネルギー供給制御部152が発生するエネルギー選択制御信号を別のインターフェース手段(図示せず)を備えなくても簡単にエネルギー選択スイッチ130のスイッチング動作を制御することができる。
【0079】
即ち、前記スマートメーター150のエネルギー供給制御部152がエネルギー選択制御信号を発生し、発生したエネルギー選択制御信号を前記エネルギー選択スイッチ130に印加して、スイッチング動作を制御する場合に、前記スマートメーター150のエネルギー供給制御部152が発生したエネルギー選択制御信号で前記エネルギー選択スイッチ130をスイッチングできるようにするためのインターフェース手段が必要となる。
【0080】
しかし、本発明の第2実施形態では、前記スマートメーター150内に前記エネルギー選択スイッチ130を一体で備えることによって、別のインターフェース手段を備えなくても簡単に前記エネルギー選択スイッチ130のスイッチング動作を制御するように構成することができる。
【0081】
図3は、本発明のエネルギー管理システムの望ましい第3実施形態の構成を示した図面である。図3を参照すれば、本発明の第3実施形態は、スマートメーター150内に前記エネルギー選択スイッチ130と、メインエネルギー供給判断部100及び非常エネルギー供給判断部120を一体で備える。
【0082】
このような本発明の第3実施形態は、前記スマートメーター150内に前記エネルギー選択スイッチ130を一体で備えると共に、メインエネルギー供給判断部100及び非常エネルギー供給判断部120を一体で備えることによって、メインエネルギー供給判断部100及び非常エネルギー供給判断部120が発生する判断信号をスマートメーター150のエネルギー供給制御部152が入力するための別のインターフェース手段(図示せず)を備える必要なく、簡単に構成することができる。
【0083】
図4は、本発明のエネルギー管理方法の望ましい実施形態の動作を示した信号フローチャートである。図4を参照すれば、スマートメーター150のエネルギー供給制御部152は、メインエネルギー供給判断部100の判断信号でメインエネルギーが正常に供給されるか否かを判断する(S400)。
【0084】
前記判断結果メインエネルギーが、正常に供給される場合に、前記エネルギー供給制御部152は、エネルギー選択制御信号を発生して、エネルギー選択スイッチ130がメインエネルギーを選択するように制御する(S402)。
【0085】
そして、前記エネルギー供給制御部152は、エネルギー供給制御信号(C1〜CN)を発生して、複数のエネルギー供給スイッチ(160−1、160−2、…、160−N)を全て接続させる。
【0086】
すると、前記エネルギー選択スイッチ130が選択したメインエネルギーが、スマートメーター150のエネルギー使用量検出部154を通り、前記複数のエネルギー供給スイッチ(160−1、160−2、…、160−N)を通って、複数のエネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)各々に供給されて、複数のエネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)を正常に動作させられるようにする(S404)。
【0087】
また、前記判断結果、メインエネルギーが供給されない場合に、前記エネルギー供給制御部152は非常エネルギー供給判断部120の判断信号を入力して、非常エネルギー供給源110から非常エネルギーが供給されるか否かを判断する(S406)。
【0088】
前記判断結果、非常エネルギーが供給されない場合に、前記エネルギー供給制御部152はエネルギーの供給制御を終了する。
【0089】
また、前記判断結果、非常エネルギー供給源110から非常エネルギーが供給される場合に、前記エネルギー供給制御部152はメモリー156で非常エネルギーを供給する複数のエネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)を判断し(S408)、判断した非常エネルギーを供給する複数のエネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)の該当エネルギー供給スイッチ(160−1、160−2、…、160−N)を判断する(S410)。
【0090】
前記非常エネルギーを供給する複数のエネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)の該当エネルギー供給スイッチ(160−1、160−2、…、160−N)が判断されると、前記エネルギー供給制御部152は、該当エネルギー供給スイッチ(160−1、160−2、…、160−N)のエネルギー供給制御信号(C1〜CN)を選択的に発生して(S412)、選択的に発生したエネルギー供給制御信号(C1〜CN)により該当エネルギー供給スイッチ(160−1、160−2、…、160−N)が選択的に接続される。
【0091】
そして、前記エネルギー供給制御部152は、エネルギー選択制御信号を発生し、発生したエネルギー選択制御信号によりエネルギー選択スイッチ130が非常エネルギー供給源110が発生する非常エネルギーを選択して、前記複数の該当エネルギー使用機器(140−1、140−2、…、140−N)に非常エネルギーが供給されるようにする(S414)。
【0092】
以上、代表的な実施形態を介して本発明について詳細に説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は、前述した実施形態について、本発明の範疇から抜け出さない限度内で多様な変形が可能であることを理解するであろう。
【0093】
従って、本発明の権利範囲は、説明された実施形態に限定されず、後述する特許請求範囲だけでなく、この特許請求範囲と均等物によって決められるべきである。
【符号の説明】
【0094】
100:メインエネルギー供給判断部
110:非常エネルギー供給源
120:非常エネルギー供給判断部
130:エネルギー選択スイッチ
140−1、140−2、…、140−N:複数のエネルギー使用機器
150:スマートメーター
152:エネルギー供給制御部
154:エネルギー使用量検出部
156:メモリー
160−1、160−2、…、160−N:複数のエネルギー供給スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メインエネルギーの供給の可否を判断するメインエネルギー供給判断部、
非常エネルギー供給源から非常エネルギーが供給されるか否かを判断する非常エネルギー供給判断部、及び
前記メインエネルギー供給判断部が、前記メインエネルギーの供給を判断する場合に、前記メインエネルギーが複数のエネルギー使用機器に供給されるようにし、前記メインエネルギー供給判断部が、前記メインエネルギーが供給されないと判断し、前記非常エネルギー供給判断部が、非常エネルギーの供給を判断する場合に、前記非常エネルギーを選択して、前記複数のエネルギー使用機器に供給されるようにするスマートメーター、を含んで構成されたことを特徴とする、エネルギー管理装置。
【請求項2】
前記メインエネルギー及び前記非常エネルギーをスイッチングして一つを選択するエネルギー選択スイッチをさらに含み、
前記スマートメーターは、
前記メインエネルギー供給判断部が、前記メインエネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記メインエネルギーを選択して複数のエネルギー使用機器に供給するように制御し、前記メインエネルギー供給判断部が、前記メインエネルギーが供給されないと判断し、前記非常エネルギー供給判断部が非常エネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが、前記非常エネルギーを選択して、前記複数のエネルギー使用機器に供給されるように制御することを特徴とする、請求項1に記載のエネルギー管理装置。
【請求項3】
前記非常エネルギー供給源は、
電気自動車に備えられたバッテリーの充電エネルギーを常用エネルギーに変換して供給することを特徴とする、請求項1または2に記載のエネルギー管理装置。
【請求項4】
前記非常エネルギー供給源は、
太陽光エネルギー生産システム、風力エネルギー生産システムまたは燃料電池システムで生産するエネルギーであることを特徴とする、請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
【請求項5】
前記非常エネルギー供給判断部は、
前記非常エネルギー供給源が供給する非常エネルギーが予め設定されたエネルギー量の以下の場合に、非常エネルギーが供給されないと判断することを特徴とする、請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
【請求項6】
前記スマートメーターは、
前記メインエネルギー供給判断部がメインエネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記メインエネルギーを選択するように制御し、前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーが供給されないと判断し、前記非常エネルギー供給判断部が非常エネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記非常エネルギーを選択するように制御するエネルギー供給制御部、及び
前記エネルギー供給制御部の制御により前記選択スイッチが選択したエネルギーを前記複数のエネルギー使用機器に供給すると共に、エネルギー使用量を検出するエネルギー使用量検出部、を含んで構成されることを特徴とする、請求項2乃至5のうちいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
【請求項7】
前記エネルギー供給制御部は、
前記エネルギー選択スイッチが前記非常エネルギーを選択するように制御する場合に、前記複数のエネルギー使用機器の中で予め選択されたエネルギー使用機器だけに前記非常エネルギーを供給するように制御することを特徴とする、請求項6に記載のエネルギー管理装置。
【請求項8】
前記予め選択されたエネルギー使用機器は、
照明負荷を含むことを特徴とする、請求項7に記載のエネルギー管理装置。
【請求項9】
前記スマートメーターは、
前記予め選択されたエネルギー使用機器を保存するためのメモリーをさらに含むことを特徴とする、請求項7に記載のエネルギー管理装置。
【請求項10】
複数のエネルギー使用機器、
前記複数のエネルギー使用機器各々にエネルギーを供給する複数のエネルギー供給スイッチ、及び
メインエネルギー及び非常エネルギーの供給の可否を判断して一つのエネルギーを選択し、選択した一つのエネルギーを前記複数のエネルギー供給スイッチを介して前記複数のエネルギー使用機器にエネルギーを供給するエネルギー管理装置、を含んで構成されたことを特徴とする、エネルギー管理装置を備えるエネルギー管理システム。
【請求項11】
前記エネルギー管理装置は、
メインエネルギーの供給の可否を判断するメインエネルギー供給判断部、
非常エネルギー供給源で非常エネルギーが供給されるか否かを判断する非常エネルギー供給判断部、
前記メインエネルギー及び前記非常エネルギーをスイッチングして一つを選択するエネルギー選択スイッチ、及び
前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記メインエネルギーを選択して、複数のエネルギー使用機器に供給するように制御して、前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーが供給されないと判断し、前記非常エネルギー供給判断部が非常エネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記非常エネルギーを選択して、前記複数のエネルギー使用機器に供給されるように制御するスマートメーター、を含んで構成されることを特徴とする、請求項10に記載のエネルギー管理装置を備えるエネルギー管理システム。
【請求項12】
前記エネルギー管理装置は、
メインエネルギーの供給の可否を判断するメインエネルギー供給判断部、
非常エネルギー供給源から非常エネルギーが供給されるか否かを判断する非常エネルギー供給判断部、及び
前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーの供給を判断する場合に、前記メインエネルギーが複数のエネルギー使用機器に供給されるようにし、前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーが供給されないと判断し、前記非常エネルギー供給判断部が非常エネルギーの供給を判断する場合に、前記非常エネルギーを選択して前記複数のエネルギー使用機器に供給されるようにするスマートメーター、を含んで構成されることを特徴とする、請求項10または11に記載のエネルギー管理装置を備えるエネルギー管理システム。
【請求項13】
前記非常エネルギー供給源は、
電気自動車に備えられたバッテリーの充電エネルギーを常用エネルギーに変換して供給することを特徴とする、請求項11または12に記載のエネルギー管理装置を備えるエネルギー管理システム。
【請求項14】
前記非常エネルギー供給源は、
太陽光エネルギー生産システム、風力エネルギー生産システムまたは燃料電池システムで生産するエネルギーであることを特徴とする、請求項11乃至13のうちいずれか一つに記載のエネルギー管理装置を備えるエネルギー管理システム。
【請求項15】
前記非常エネルギー供給判断部は、
前記非常エネルギー供給源が供給する非常エネルギーが予め設定されたエネルギー量以下である場合に、非常エネルギーが供給されないと判断することを特徴とする、請求項11乃至14のうちいずれか一つに記載のエネルギー管理装置を備えるエネルギー管理システム。
【請求項16】
前記スマートメーターは、
前記メインエネルギー供給判断部がメインエネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記メインエネルギーを選択するように制御し、前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーが供給されないを判断し、前記非常エネルギー供給判断部が非常エネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記非常エネルギーを選択するように制御するエネルギー供給制御部、及び
前記エネルギー供給制御部の制御により前記選択スイッチが選択したエネルギーを前記複数のエネルギー使用機器に供給すると共に、エネルギー使用量を検出するエネルギー使用量検出部、を含んで構成されることを特徴とする、請求項11乃至15のうちいずれか一つに記載のエネルギー管理装置を備えるエネルギー管理システム。
【請求項17】
前記スマートメーターは、
前記メインエネルギーまたは前記非常エネルギーを選択するエネルギー選択スイッチ、
前記メインエネルギー供給判断部がメインエネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記メインエネルギーを選択するように制御し、前記メインエネルギー供給判断部が前記メインエネルギーが供給されないと判断し、前記非常エネルギー供給判断部が非常エネルギーの供給を判断する場合に、前記エネルギー選択スイッチが前記非常エネルギーを選択するように制御するエネルギー供給制御部、及び
前記エネルギー供給制御部の制御により前記選択スイッチが選択したエネルギーを前記複数のエネルギー使用機器に供給すると共に、エネルギー使用量を検出するエネルギー使用量検出部、を含んで構成されることを特徴とする、請求項12乃至16のうちいずれか一つに記載のエネルギー管理システム。
【請求項18】
メインエネルギー供給判断部がメインエネルギーの供給の可否を判断する段階、
非常エネルギー供給判断部が非常エネルギーの供給の可否を判断する段階、及び
前記判断結果、メインエネルギーが供給されず、前記非常エネルギーが供給される場合に、エネルギー供給制御部が前記非常エネルギーを複数のエネルギー使用機器に供給するように制御する段階とを含むことを特徴とする、エネルギー管理方法。
【請求項19】
前記メインエネルギーが供給されると判断される場合に、
前記エネルギー供給制御部が、前記メインエネルギーを前記複数のエネルギー使用機器全てに供給するように制御する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項18に記載のエネルギー管理方法。
【請求項20】
前記非常エネルギーを複数のエネルギー使用機器に供給するように制御する段階は、
前記複数のエネルギー使用機器中で予め設定されたエネルギー使用機器を判断して、判断した該当エネルギー使用機器だけに前記非常エネルギーを供給することを特徴とする、請求項18または19に記載のエネルギー管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−254009(P2012−254009A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−121758(P2012−121758)
【出願日】平成24年5月29日(2012.5.29)
【出願人】(593121379)エルエス産電株式会社 (221)
【氏名又は名称原語表記】LSIS CO., LTD
【Fターム(参考)】