オーブントースター
【課題】調理面積を拡大したオーブントースターにおいて、汎用製品の直管ヒーターを使用することで製作コスト、保守コストを低減し、かつ焼きむらを生じないように、ほぼ均一に加熱すること。
【解決手段】下部加熱室Ｈ２について、直管ヒーター１と棚板４との間に、多数のスリット孔３ａを横断方向に有するスリット孔付き遮熱板３を装備し、かつ該スリット孔付き遮熱板３を、断面視形状を、直管ヒーター１の直径のほぼ２倍を直径とする半円とし、直管ヒーター１に対しのほぼ半径の長さだけ扉寄り(前方側)に装備する。前記スリット孔付き遮熱板３を、直管ヒーター１のほぼ直径の長さだけ上方の位置に装備する。
【解決手段】下部加熱室Ｈ２について、直管ヒーター１と棚板４との間に、多数のスリット孔３ａを横断方向に有するスリット孔付き遮熱板３を装備し、かつ該スリット孔付き遮熱板３を、断面視形状を、直管ヒーター１の直径のほぼ２倍を直径とする半円とし、直管ヒーター１に対しのほぼ半径の長さだけ扉寄り(前方側)に装備する。前記スリット孔付き遮熱板３を、直管ヒーター１のほぼ直径の長さだけ上方の位置に装備する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、調理室を背面側へ拡大したオーブントースターに関する。より詳しくは、３枚のトースター調理を可能とするオーブントースターに関する。
【背景技術】
【０００２】
オーブントースターは、一般に、調理棚の上下に各１本の直管ヒーターを装備しているが、３枚、４枚のトースター調理を可能とすべく、調理室を背面側へ拡大したオーブントースターにおいては、調理面積の拡大に対応して、上下に各２本の直管ヒーターを装備している。
【０００３】
また、特許文献１(特開２００７−１７０８８号)のオーブントースターにおいては、上下に各１本のヒーターで３枚のトースタ調理を可能とするものであるが、特殊形状(Ｕ状型、三角型等、文献１図５参照)のヒーターを使用している。
【特許文献１】特開２００７−１７０８８号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上述の公知のオーブントースターにおいては、上下に各２本の直管ヒーターを用いるか、ヒーターを特殊形状とするものであるから、製品コストが増大する欠点がある。
【０００５】
本発明は、上下に各１本の直管ヒータを配置した構成の加熱構造とすることで、構造を簡素化するとともに汎用製品の直管ヒーターを使用することで製作コスト、保守コストを低減し、かつ調理面に対して、焼きむらを生じないように、ほぼ均一に加熱することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、調理室を、箱型状前室と、該箱型状前室背面に隣接する後部延長室とで構成し、調理室を棚板により上部加熱室と下部加熱室とに分離し、箱型状前室に位置して、上部加熱室と下部加熱室にそれぞれ１本の直管ヒーターを装備して、加熱手段を構成したオーブントースターであって、下部加熱室について、直管ヒーターと棚板との間に、多数のスリット孔を横断方向に有するスリット孔付き遮熱板を装備し、かつ前記スリット孔付き遮熱板を、断面視形状を、直管ヒーターの直径のほぼ２倍を直径とする半円とし、直管ヒーターに対しのほぼ半径の長さだけ扉寄り(前方側)としたことを特徴とする。
【０００７】
請求項２の発明は、請求項１の発明において、前記スリット孔付き遮熱板を、直管ヒーターのほぼ直径の長さだけ上方の位置としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
直管ヒーターのほぼ直径の長さだけ上方で、直管ヒーターに対しのほぼ半径の長さだけ扉寄り(前方側)に位置して、断面視形状を直管ヒーターの直径のほぼ２倍を直径とする半円とするスリット孔付き遮熱板の存在により、1本の直管ヒーターで、箱型状前室と後部延長室とをほぼ均一に加熱できて焼きむらを生じることなく、かつ、２本の直管ヒーターを上下に装備したり、ヒーターをＵ状等の特殊形状とする必要がなく、従来製品に比して、製作コスト、保守コストを低減する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】本発明の実施例を示すオーブントースターの縦断面図。
【図２】同じく横縦断面図。
【図３】本発明の要部を示す図１同様の縦断面図。
【図４】スリット孔付き遮熱板を示し、ａ図は平面図、ｂ図は正面図、ｃ図は側面図、ｄ図は縦断面図である。
【図５】スリット孔付き遮熱板の形状について、本発明と本発明と異なる態様と比較して示す説明図。
【図６】スリット孔付き遮熱板と直管ヒーターとの前後位置について、本発明と本発明と異なる態様と比較して示す説明図。
【図７】スリット孔付き遮熱板と直管ヒーターとの上下位置について、本発明と本発明と異なる態様と比較して示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面に示す実施例にもとづいて、本発明を詳細に説明する。
【００１１】
図１ないし図３を参照して、オーブントースターは、調理室Ａを、箱型状前室Ａ1と、該箱型状前室背面に隣接する後部延長室Ａ２とで構成し、調理室Ａを棚板4により上部加熱室Ｈ1と下部加熱室Ｈ2とに分離している。
【００１２】
本発明の、オーブントースターは、箱型状前室Ａ1に位置して、上部加熱室Ｈ1と下部加熱室Ｈ2にそれぞれ１本の直管ヒーター1を装備して、加熱手段を構成する。
【００１３】
下部加熱室Ｈ2について、直管ヒーター1と棚板との間に、多数のスリット孔3ａを横断方向に有するスリット孔付き遮熱板3(図４参照)を装備する。
【００１４】
図３に示す実施例においては、前記スリット孔付き遮熱板3を、断面視形状を、直管ヒーター1の直径Ｄ1のほぼ２倍を直径Ｄ２とする半円とする形状の上向き半円管体とする。
即ち、遮熱板3の直径Ｄ２＝直管ヒーター1の直径Ｄ1(１０ｍｍ)ｘ２＝２０ｍｍ。
【００１５】
平面視で、前記スリット孔付き遮熱板3は、直管ヒーター１に対し、直管ヒーター１のほぼ半径の長さだけ(Ｄ１／２)、扉寄り(前方側)とする。
即ち、スリット孔付き遮熱板3の、直管ヒーター１に対する扉寄りの距離Ｌを、直管ヒーター１のほぼ半径の長さだけ(Ｄ１／２)＝５ｍｍとする。
【００１６】
側面視で、前記スリット孔付き遮熱板3を、直管ヒーター1に対し、直管ヒーター１のほぼ直径の長さＤ１だけ上方の位置とする。
即ち、スリット孔付き遮熱板3の、直管ヒーター１に対する上方高さｈを、直管ヒーター１のほぼ直径の長さＤ１＝１０ｍｍとする。
【００１７】
前記スリット孔付き遮熱板３は、アルミメッキ鋼板等の光線反射の良い材質で製作する。
【００１８】
調理室Ａは、図１ないし図３を参照して、本体ケース１０に内ケース１１を内装して構成する。
【００１９】
内ケース１１は、アルミメッキ鋼板等の光線反射の良い材質とし、傾斜面11ａ、11ｂ、11ｃ、11ｄ、11ｅを有して、本体ケース１０の内部空間の一部を除去した調理空間としている。
【００２０】
棚板４は、支持枠４aに縦杆と横杆を格子状に配置して構成する。
なお、支持枠４aに網板４bを戴置自在として棚板４を構成すること、および調理内容に応じて枠板４の上方に調理鉄皿4cを戴置自在とすることも、公知のオーブントースターと同様である。
【００２１】
また、本体ケース１０の前面には扉13を設けるとともに、連動引出し機構14を設けて、扉13を開くことで、棚板４をケース前方へ引出自在とすることも、公知のオーブントースターと同様である。
【００２２】
実施例において、上部加熱室Ｈ1の直管ヒーター1は６３０Ｗ、下部加熱室Ｈ2の直管ヒーター1は570Ｗを選択して、加熱手段を構成した。
【００２３】
図２に示すごとく３枚のトースト焼きにおいて、本願発明は焼きむらを生じることがなかった。
【００２４】
前述の実施例に対して、スリット孔付き遮熱板3の寸法形状、直管ヒーター1との相対位置を異にするところの、図５ないし図７を参照して、焼きむらを生じた態様を説明する。
【００２５】
図５を参照して、
前記スリット孔付き遮熱板3を、断面視形状を、直管ヒーター1の直径(Ｄ1＝10ｍｍ)と同じ直径(Ｄ2ａ＝10ｍｍ)とする半円とする形状の上向き半円管体とした場合(3ａ)においては、加熱の偏りにより焼きむらを生じた。
【００２６】
前記スリット孔付き遮熱板3を、断面視形状を、直管ヒーター1の直径(Ｄ1＝10ｍｍ)の３倍の直径(Ｄ２ｂ＝30ｍｍ)とする半円とする形状の上向き半円管体とした場合(3ｂ)においては、加熱の偏りにより焼きむらを生じた。
【００２７】
図６を参照して、平面視で、前記スリット孔付き遮熱板3を、直管ヒーター１の直上に位置した場合(3ｃ)においては、加熱の偏りにより焼きむらを生じた。
【００２８】
また、直管ヒーター１の直径Ｄ1の長さだけ(Ｌｄ＝Ｌｘ２＝Ｄ1)扉寄り(前方側)とするスリット孔付き遮熱板(3ｄ)においては、加熱の偏りにより焼きむらを生じた。
【００２９】
図７を参照して、側面視で、前記スリット孔付き遮熱板3を、直管ヒーター1のほぼ直径の長さより（図３位置に対して）、直管ヒーター1の半径の長さだけ上方位置（棚板4に接近）とした場合(3ｅ)においては、焼きむらを生じた。
【００３０】
また、直管ヒーター1のほぼ直径の長さより（図３位置に対して）、直管ヒーター1の半径の長さだけ下方位置（直管ヒーター1に接近）とした場合(３ｆ)においては、焼きむらを生じた。
【００３１】
実施例では、３枚のトースト焼きを示したが、直方形の従来の調理面積の前室Ａ1に、後部延長室Ａ２を付加した調理面積とすることで、ピザのごとき円形の調理物を加熱対称とすることができ、また、四角形のトースト２枚焼きに加えてホットドッグ等とを同時に加熱調理することもできる。
【産業上の利用可能性】
【００３２】
本発明は、製品コストの上昇を生じることなく、オーブントースターの調理面積を拡大するものであるから、オーブントースターの利用を促進してこの種の家庭用加熱電気機器製造業の発展に寄与するものである。
【符号の説明】
【００３３】
1 直管ヒーター
3 スリット孔付き遮熱板
3ａ 多数のスリット孔
4 棚板
10 本体ケース
11 内ケース
Ａ 調理室Ａ
Ａ1 箱型状前室
Ａ２ 後部延長室
【技術分野】
【０００１】
本発明は、調理室を背面側へ拡大したオーブントースターに関する。より詳しくは、３枚のトースター調理を可能とするオーブントースターに関する。
【背景技術】
【０００２】
オーブントースターは、一般に、調理棚の上下に各１本の直管ヒーターを装備しているが、３枚、４枚のトースター調理を可能とすべく、調理室を背面側へ拡大したオーブントースターにおいては、調理面積の拡大に対応して、上下に各２本の直管ヒーターを装備している。
【０００３】
また、特許文献１(特開２００７−１７０８８号)のオーブントースターにおいては、上下に各１本のヒーターで３枚のトースタ調理を可能とするものであるが、特殊形状(Ｕ状型、三角型等、文献１図５参照)のヒーターを使用している。
【特許文献１】特開２００７−１７０８８号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上述の公知のオーブントースターにおいては、上下に各２本の直管ヒーターを用いるか、ヒーターを特殊形状とするものであるから、製品コストが増大する欠点がある。
【０００５】
本発明は、上下に各１本の直管ヒータを配置した構成の加熱構造とすることで、構造を簡素化するとともに汎用製品の直管ヒーターを使用することで製作コスト、保守コストを低減し、かつ調理面に対して、焼きむらを生じないように、ほぼ均一に加熱することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、調理室を、箱型状前室と、該箱型状前室背面に隣接する後部延長室とで構成し、調理室を棚板により上部加熱室と下部加熱室とに分離し、箱型状前室に位置して、上部加熱室と下部加熱室にそれぞれ１本の直管ヒーターを装備して、加熱手段を構成したオーブントースターであって、下部加熱室について、直管ヒーターと棚板との間に、多数のスリット孔を横断方向に有するスリット孔付き遮熱板を装備し、かつ前記スリット孔付き遮熱板を、断面視形状を、直管ヒーターの直径のほぼ２倍を直径とする半円とし、直管ヒーターに対しのほぼ半径の長さだけ扉寄り(前方側)としたことを特徴とする。
【０００７】
請求項２の発明は、請求項１の発明において、前記スリット孔付き遮熱板を、直管ヒーターのほぼ直径の長さだけ上方の位置としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
直管ヒーターのほぼ直径の長さだけ上方で、直管ヒーターに対しのほぼ半径の長さだけ扉寄り(前方側)に位置して、断面視形状を直管ヒーターの直径のほぼ２倍を直径とする半円とするスリット孔付き遮熱板の存在により、1本の直管ヒーターで、箱型状前室と後部延長室とをほぼ均一に加熱できて焼きむらを生じることなく、かつ、２本の直管ヒーターを上下に装備したり、ヒーターをＵ状等の特殊形状とする必要がなく、従来製品に比して、製作コスト、保守コストを低減する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】本発明の実施例を示すオーブントースターの縦断面図。
【図２】同じく横縦断面図。
【図３】本発明の要部を示す図１同様の縦断面図。
【図４】スリット孔付き遮熱板を示し、ａ図は平面図、ｂ図は正面図、ｃ図は側面図、ｄ図は縦断面図である。
【図５】スリット孔付き遮熱板の形状について、本発明と本発明と異なる態様と比較して示す説明図。
【図６】スリット孔付き遮熱板と直管ヒーターとの前後位置について、本発明と本発明と異なる態様と比較して示す説明図。
【図７】スリット孔付き遮熱板と直管ヒーターとの上下位置について、本発明と本発明と異なる態様と比較して示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面に示す実施例にもとづいて、本発明を詳細に説明する。
【００１１】
図１ないし図３を参照して、オーブントースターは、調理室Ａを、箱型状前室Ａ1と、該箱型状前室背面に隣接する後部延長室Ａ２とで構成し、調理室Ａを棚板4により上部加熱室Ｈ1と下部加熱室Ｈ2とに分離している。
【００１２】
本発明の、オーブントースターは、箱型状前室Ａ1に位置して、上部加熱室Ｈ1と下部加熱室Ｈ2にそれぞれ１本の直管ヒーター1を装備して、加熱手段を構成する。
【００１３】
下部加熱室Ｈ2について、直管ヒーター1と棚板との間に、多数のスリット孔3ａを横断方向に有するスリット孔付き遮熱板3(図４参照)を装備する。
【００１４】
図３に示す実施例においては、前記スリット孔付き遮熱板3を、断面視形状を、直管ヒーター1の直径Ｄ1のほぼ２倍を直径Ｄ２とする半円とする形状の上向き半円管体とする。
即ち、遮熱板3の直径Ｄ２＝直管ヒーター1の直径Ｄ1(１０ｍｍ)ｘ２＝２０ｍｍ。
【００１５】
平面視で、前記スリット孔付き遮熱板3は、直管ヒーター１に対し、直管ヒーター１のほぼ半径の長さだけ(Ｄ１／２)、扉寄り(前方側)とする。
即ち、スリット孔付き遮熱板3の、直管ヒーター１に対する扉寄りの距離Ｌを、直管ヒーター１のほぼ半径の長さだけ(Ｄ１／２)＝５ｍｍとする。
【００１６】
側面視で、前記スリット孔付き遮熱板3を、直管ヒーター1に対し、直管ヒーター１のほぼ直径の長さＤ１だけ上方の位置とする。
即ち、スリット孔付き遮熱板3の、直管ヒーター１に対する上方高さｈを、直管ヒーター１のほぼ直径の長さＤ１＝１０ｍｍとする。
【００１７】
前記スリット孔付き遮熱板３は、アルミメッキ鋼板等の光線反射の良い材質で製作する。
【００１８】
調理室Ａは、図１ないし図３を参照して、本体ケース１０に内ケース１１を内装して構成する。
【００１９】
内ケース１１は、アルミメッキ鋼板等の光線反射の良い材質とし、傾斜面11ａ、11ｂ、11ｃ、11ｄ、11ｅを有して、本体ケース１０の内部空間の一部を除去した調理空間としている。
【００２０】
棚板４は、支持枠４aに縦杆と横杆を格子状に配置して構成する。
なお、支持枠４aに網板４bを戴置自在として棚板４を構成すること、および調理内容に応じて枠板４の上方に調理鉄皿4cを戴置自在とすることも、公知のオーブントースターと同様である。
【００２１】
また、本体ケース１０の前面には扉13を設けるとともに、連動引出し機構14を設けて、扉13を開くことで、棚板４をケース前方へ引出自在とすることも、公知のオーブントースターと同様である。
【００２２】
実施例において、上部加熱室Ｈ1の直管ヒーター1は６３０Ｗ、下部加熱室Ｈ2の直管ヒーター1は570Ｗを選択して、加熱手段を構成した。
【００２３】
図２に示すごとく３枚のトースト焼きにおいて、本願発明は焼きむらを生じることがなかった。
【００２４】
前述の実施例に対して、スリット孔付き遮熱板3の寸法形状、直管ヒーター1との相対位置を異にするところの、図５ないし図７を参照して、焼きむらを生じた態様を説明する。
【００２５】
図５を参照して、
前記スリット孔付き遮熱板3を、断面視形状を、直管ヒーター1の直径(Ｄ1＝10ｍｍ)と同じ直径(Ｄ2ａ＝10ｍｍ)とする半円とする形状の上向き半円管体とした場合(3ａ)においては、加熱の偏りにより焼きむらを生じた。
【００２６】
前記スリット孔付き遮熱板3を、断面視形状を、直管ヒーター1の直径(Ｄ1＝10ｍｍ)の３倍の直径(Ｄ２ｂ＝30ｍｍ)とする半円とする形状の上向き半円管体とした場合(3ｂ)においては、加熱の偏りにより焼きむらを生じた。
【００２７】
図６を参照して、平面視で、前記スリット孔付き遮熱板3を、直管ヒーター１の直上に位置した場合(3ｃ)においては、加熱の偏りにより焼きむらを生じた。
【００２８】
また、直管ヒーター１の直径Ｄ1の長さだけ(Ｌｄ＝Ｌｘ２＝Ｄ1)扉寄り(前方側)とするスリット孔付き遮熱板(3ｄ)においては、加熱の偏りにより焼きむらを生じた。
【００２９】
図７を参照して、側面視で、前記スリット孔付き遮熱板3を、直管ヒーター1のほぼ直径の長さより（図３位置に対して）、直管ヒーター1の半径の長さだけ上方位置（棚板4に接近）とした場合(3ｅ)においては、焼きむらを生じた。
【００３０】
また、直管ヒーター1のほぼ直径の長さより（図３位置に対して）、直管ヒーター1の半径の長さだけ下方位置（直管ヒーター1に接近）とした場合(３ｆ)においては、焼きむらを生じた。
【００３１】
実施例では、３枚のトースト焼きを示したが、直方形の従来の調理面積の前室Ａ1に、後部延長室Ａ２を付加した調理面積とすることで、ピザのごとき円形の調理物を加熱対称とすることができ、また、四角形のトースト２枚焼きに加えてホットドッグ等とを同時に加熱調理することもできる。
【産業上の利用可能性】
【００３２】
本発明は、製品コストの上昇を生じることなく、オーブントースターの調理面積を拡大するものであるから、オーブントースターの利用を促進してこの種の家庭用加熱電気機器製造業の発展に寄与するものである。
【符号の説明】
【００３３】
1 直管ヒーター
3 スリット孔付き遮熱板
3ａ 多数のスリット孔
4 棚板
10 本体ケース
11 内ケース
Ａ 調理室Ａ
Ａ1 箱型状前室
Ａ２ 後部延長室
【特許請求の範囲】
【請求項１】
調理室を、箱型状前室と、該箱型状前室背面に隣接する後部延長室とで構成し、調理室を棚板により上部加熱室と下部加熱室とに分離し、箱型状前室に位置して、上部加熱室と下部加熱室にそれぞれ１本の直管ヒーターを装備して、加熱手段を構成したオーブントースターであって、
下部加熱室について、直管ヒーターと棚板との間に、多数のスリット孔を横断方向に有するスリット孔付き遮熱板を装備し、かつ前記スリット孔付き遮熱板を、断面視形状を、直管ヒーターの直径のほぼ２倍を直径とする半円とし、直管ヒーターに対しのほぼ半径の長さだけ扉寄り(前方側)に装備したことを特徴とするオーブントースター。
【請求項２】
前記スリット孔付き遮熱板を、直管ヒーターのほぼ直径の長さだけ、直管ヒーターの上方の位置に装備したことを特徴とする請求項１に記載するオーブントースター。
【請求項１】
調理室を、箱型状前室と、該箱型状前室背面に隣接する後部延長室とで構成し、調理室を棚板により上部加熱室と下部加熱室とに分離し、箱型状前室に位置して、上部加熱室と下部加熱室にそれぞれ１本の直管ヒーターを装備して、加熱手段を構成したオーブントースターであって、
下部加熱室について、直管ヒーターと棚板との間に、多数のスリット孔を横断方向に有するスリット孔付き遮熱板を装備し、かつ前記スリット孔付き遮熱板を、断面視形状を、直管ヒーターの直径のほぼ２倍を直径とする半円とし、直管ヒーターに対しのほぼ半径の長さだけ扉寄り(前方側)に装備したことを特徴とするオーブントースター。
【請求項２】
前記スリット孔付き遮熱板を、直管ヒーターのほぼ直径の長さだけ、直管ヒーターの上方の位置に装備したことを特徴とする請求項１に記載するオーブントースター。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【公開番号】特開２０１１−３８６７４（Ｐ２０１１−３８６７４Ａ）
【公開日】平成２３年２月２４日（２０１１．２．２４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−１８４９０３（Ｐ２００９−１８４９０３）
【出願日】平成２１年８月７日（２００９．８．７）
【出願人】（５９２０４４４９９）株式会社千石 (19)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２３年２月２４日（２０１１．２．２４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年８月７日（２００９．８．７）
【出願人】（５９２０４４４９９）株式会社千石 (19)
【Ｆターム（参考）】
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