説明

カメラケース

【課題】 カメラを取出容易であって、かつカメラを人体に強固に保持することのできるカメラケースを提供すること。
【解決手段】 カメラ本体41とカメラ本体41の一面に突設された筒状のレンズ体42とからなるカメラ4を保持固定するケース本体1を有するカメラケースにおいて、ケース本体1はレンズ体42が出入自在な筒状の保持部10と、保持部10を人体腰部に固定する吊下部30とを有し、保持部10はその上縁部にレンズ体42が保持部10に挿入された状態でカメラ本体42を戴置する戴置部13が形成されてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はカメラケースに関し、特にカメラ本体及びレンズ体からなるカメラを人体腰部に吊り下げるカメラケースに関する。
【背景技術】
【0002】
従来からカメラを携行する場合、袋物の中に他の物と一緒に入れて持ち歩くか、または吊り紐等を有しカメラ全体の形状に略適合するカメラケースに収納し、肩掛け状態や腰巻状態等にして持ち歩き、他のものと接触してもカメラが傷まないようにしている。カメラケースとしては、カメラ全体を包み、ケース本体の上部をファスナー等を設けて開閉自在な蓋状とし、カメラの取り出しを可能としている。カメラ全体を包んで納めるカメラケースとしては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
【特許文献1】特開2002−336026号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来のカメラケースはケース本体を袋状としてカメラ全体を包むように収納し、ケース上面を開閉自在として収納されたカメラを取り出すように構成しているために、カメラを即座に取り出すことは難しく、したがってシャッターチャンスを逃がしてしまうことがあった。
【0004】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、カメラを取出容易であって、かつカメラを人体に強固に保持することのできるカメラケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明に係るカメラケースは、カメラ本体と該カメラ本体の一面に突設された筒状のレンズ体とからなるカメラを保持固定するケース本体を有するカメラケースにおいて、
上記ケース本体は上記レンズ体が出入自在な筒状の保持部と、該保持部の上方を跨ぐ帯状の固定ベルトと、上記保持部を人体腰部に固定する吊下部とを有し、
上記保持部はその上縁部に上記レンズ体が上記保持部に挿入された状態で上記カメラ本体を戴置する戴置部が形成されてなることを特徴として構成されている。
【0006】
また、本発明に係るカメラケースは、カメラ本体と該カメラ本体の一面に突設された筒状のレンズ体とからなるカメラを保持固定するケース本体を有するカメラケースにおいて、
上記ケース本体は上下端が開口した筒状の保持部と、該保持部の上方を跨ぐと共に保持部の前面に係脱自在な固定ベルトと、上記保持部を人体腰部に固定する吊下部とを有し、
上記保持部は人体腰部に当接する腰当て基板と、該腰当て基板の前面側に中空部を形成するように取付けられる帯状の覆部とから構成されて上記レンズ体が出入自在な筒状を形成し、上記覆部はその上縁部に上記レンズ体が上記保持部に挿入された状態で上記カメラ本体を戴置する戴置部が形成されてなることを特徴として構成されている。
【0007】
さらに、本発明に係るカメラケースは、上記覆部は係脱自在な第1係合部材を介して上記腰当て基板に取付けられることを特徴として構成されている。
【0008】
さらにまた、本発明に係るカメラケースは、上記腰当て基板は両端部に帯片をそれぞれ有し、該各帯片が上記覆部と巻き帯状に接離自在とされてなることを特徴として構成されている。
【0009】
そして、本発明に係るカメラケースは、上記固定ベルトは係脱自在な第2係合部材を介して上記覆部の前面に係止されてなることを特徴として構成されている。
【0010】
また、本発明に係るカメラケースは、上記吊下部は上記腰当て基板の上片を折り曲げその端部が当該腰当て基板の背面に固定されることによって中空状に形成されてなることを特徴として構成されている。
【0011】
さらに、本発明に係るカメラケースは、上記吊下部は人体腰部に巻き付けられる帯状の吊り紐を有し、該吊り紐は上記腰当て基板の両端部に取付けられて輪状を形成してなることを特徴として構成されている。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係るカメラケースによれば、ケース本体はレンズ体が出入自在な筒状の保持部と、保持部の上方を跨ぐ帯状の固定ベルトと、保持部を人体腰部に固定する吊下部とを有し、保持部は上縁部にレンズ体が保持部に挿入された状態でカメラ本体を戴置する戴置部が形成されてなることにより、筒状の保持部にレンズ体を挿入するだけで、カメラ本体を載置部によって保持することができ、かつ固定ベルトの着脱により容易に保持部に挿入したカメラ本体を固定したり取り出したりすることができるので、カメラを即座にケースに納め、また取り出すことができる。また、保持部によりカメラ全体を覆うことなくカメラを保持するため、ケース本体を軽量化できる。
【0013】
また、本発明に係るカメラケースによれば、ケース本体は上下端が開口した筒状の保持部と、保持部の上方を跨ぐと共に保持部の前面に係脱自在な固定ベルトと、保持部を人体腰部に固定する吊下部とを有し、保持部は腰当て基板と、帯状の覆部とから構成されてレンズ体が出入自在な筒状を形成し、覆部の上縁部に戴置部が形成されてなることにより、筒状の保持部にレンズ体を挿入するだけで、カメラ本体を載置部によって保持することができ、かつ固定ベルトの着脱により容易に保持部に挿入したカメラ本体を固定したり取り出したりすることができるので、カメラを即座にケースに納め、また取り出すことができる。また、保持部を腰当て基板と、帯状の覆部とから構成しているので、ケース本体を人体腰部にしっかりと固定でき、また覆部の調整も容易である。
【0014】
さらに、本発明に係るカメラケースによれば、覆部は係脱自在な第1係合部材を介して腰当て基板に取付けられることにより、レンズ体の太さに応じて容易に保持部の直径を調整することができる。
【0015】
さらにまた、本発明に係るカメラケースによれば、腰当て基板は両端部に帯片をそれぞれ有し、各帯片が覆部と巻き帯状に接離自在とされてなることにより、覆部の位置決めを容易に行うことができ保持部の直径について調整することがさらに容易である。
【0016】
そして、本発明に係るカメラケースによれば、固定ベルトは係脱自在な第2係合部材を介して上記覆部の前面に係止されてなることにより、固定ベルトと覆部とを容易に係脱自在とすることができ、カメラの出し入れの阻害とならないようにすることができる。
【0017】
また、本発明に係るカメラケースによれば、吊下部は腰当て基板の上片を折り曲げその端部が当該腰当て基板の背面に固定されることによって中空状に形成されてなることにより、吊下部は左右方向に開口した中空状とすることができるので、人体腰部のベルトを通すことができ、ケース本体を人体腰部にしっかりと吊り下げて固定することができる。
【0018】
さらに、本発明に係るカメラケースによれば、吊下部は人体腰部に巻き付けられる帯状の吊り紐を有し、吊り紐は腰当て基板の両端部に取付けられて輪状を形成してなることにより、腰巻状に保持部を人体腰部に固定し、人体腰部に対する固定を補強することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1は本実施形態におけるカメラケースにカメラ4を納めた状態の斜視図であり、図2は本実施形態におけるカメラケースの斜視図、図3はカメラケースの側面図、図4はカメラケースの平面図である。これら各図において本実施形態におけるカメラケースはカメラ本体41とカメラ本体41の一面に突設された筒状のレンズ体42とからなるカメラ4を保持固定するケース本体1からなり、このケース本体1は、レンズ体42を保持すると共にカメラ本体41を載置して支持する保持部10を有してなるものである。また、図1に示すように、本実施形態のカメラケースに納めるカメラ4は、所謂一眼レフタイプのカメラであって、レンズ体42がカメラ本体41と比べても非常に大きく、これをそのまま携行すると歩行などに際して障害となるものである。
【0020】
ケース本体1は、図1に示すように筒状のレンズ体42よりも大きな内径を有して、レンズ体42を出入自在とした筒状の保持部10と、保持部10内にレンズ体42を納めた状態でカメラ本体41を保持部10に対して固定する帯状の固定ベルト20とを有している。さらに図2に示すようにケース本体1は、保持部10を人体腰部のベルト50に対して固定するための吊下部30を有している。ケース本体1は、その略全体を布材により形成して、カメラ本体41及びレンズ体42に対する外的作用による損傷を防ぐ。ここで、ケース本体1の材質については、本実施形態に限られず、レザー素材によるものなど軽量で加工が容易なものであれば他の素材を用いてもよい。
【0021】
保持部10は、図3に示すように、厚手の板状に形成される腰当て基板11と、この腰当て基板11の前方にレンズ体42を納める中空部10aを形成するように設けられる帯状の覆部12とから構成される。腰当て基板11は、人体腰部に当接するもので、内部にクッションを設けて人体に対する衝撃を和らげるようにすると共に、カメラ4に対しても衝撃を与えないようにしている。
【0022】
また、図4に示すように、腰当て基板11にはその前面側の両端部に帯片14、14がそれぞれ形成されている。覆部12は、各帯片14、14を懸架するように設けられ、その内面が各帯片14、14の外面と巻き帯状となるように当接配置されており、各面に設けられた面ファスナにより接離自在とされる。すなわち、覆部12は各帯片14、14を介して腰当て基板11と連結し、保持部10を形成する。そして、レンズ体42を納める中空部10aは、図4に示すように、帯片14、14と覆部12及び腰当て基板11によって、半円形状ないしU字形形状に形成される。なお、覆部12と接合する帯片14は腰当て基板11の端部どちらか一方のみに有することとしてもよい。この場合には覆部12は、その一端部が腰当て基板11と直接連結されることになる。
【0023】
また、中空部10aは、カメラ本体41の横方向の長さよりも小さい直径となるように形成されており、レンズ体42を保持部10に納めると、カメラ本体41は中空部10aを形成する覆部12及び帯片14、14の上縁部に当接する。この上縁部が載置部13となってカメラ本体41を保持し、カメラ本体41が保持部10内に入らないようにしている。すなわち、載置部13がストッパの機能を果たしてカメラ4をケース本体1に固定した状態とすることができる。
【0024】
本実施形態においては、保持部10を腰当て基板11と覆部12とから構成するものとしたが、保持部10の構成については、レンズ体42を出入自在な筒状で、レンズ体42を挿入した状態でカメラ本体41を戴置する戴置部13を上縁部に形成するものであれば筒状の保持部10全体を一体的に形成するなど他の形態を採ることもできる。
【0025】
図5は本実施形態における保持部10を展開した状態を示す平面図である。腰当て基板11と覆部12は、対応する各端部に係脱自在な一対の第1係合部材15をそれぞれ有している。この第1係合部材15の係合状態を解除し、さらに覆部12と腰当て基板11の帯片14との接合状態を解除することで、保持部10の直径を調節することができるようになる。保持部10を適切な直径となるように調整した後に、覆部12を再び帯片14に対して接合させ、第1係合部材15を係合状態とすることで、異なる直径を有するレンズ体42にも対応させることができるようになる。
【0026】
腰当て基板11の各帯片14、14と覆部12は、巻き帯状に配置されて接合しているため、携行中に誤って覆部12と帯片14が離隔してしまう恐れがある。しかし、腰当て基板11と覆部12は対応する各端部に第1係合部材15をそれぞれ有しているため、各第1係合部材15、15を係合状態としておくことで携行中の帯片14と覆部12との離隔が防止され、保持しているカメラ4の落下を防止することができる。また、本実施形態においては覆部12と各帯片14、14が巻き帯状に配置されるため、重合されて保持部10の厚さが増し、レンズ体42への衝撃をより緩衝できると共に、カメラ本体41をより安定して戴置することができる。
【0027】
カメラ本体41を固定する固定ベルト20は、図3に示すように、その一端は保持部10を形成する腰当て基板11の上部に固定され、もう一端は保持部10を形成する覆部12の外面略中間部に固定される。すなわち、固定ベルト20は、保持部10の上方を跨ぐように設けられ、保持部10で保持されるカメラ本体41の背部に巻き回して覆部12に固定することで、カメラ本体41を戴置部13とで挟持し、カメラ4を強固に固定しておくことができる。
【0028】
また、固定ベルト20は、図1に示すように、係脱自在な第2係合部材21を介して保持部10を形成する覆部12に固定されている。第2係合部材21は、硬質合成樹脂材等により形成されると共に、固定ベルト20の長さを調節する長さ調節部22を有している。したがって、固定ベルト20は第2係合部材21により覆部12と係脱自在とされ、カメラ4を保持した状態でカメラ本体41を固定及び固定解除できるため、カメラ4の出し入れを阻害しないで即座にカメラ4を取り出すまたは納めることができる。
【0029】
また、第2係合部材21は長さ調節部22を有することにより、カメラ本体41の固定度合を調節することができると共に、カメラ本体41の大きさの異なるカメラ4にも対応することができる。さらに、図3に示すように、長さ調節のための余剰部20aを長さ調節部22から折り返して面ファスナにより固定ベルト20に接離自在とすると、よりコンパクトにまとめることができて携行し易くなる。
【0030】
ここで、固定ベルト20は、例えばゴムバンド等により第2係合部材21を用いずにカメラ本体41を固定又は固定解除する等、本実施形態に限られず様々適用可能である。また、カメラ本体41をより安定して固定するため、固定ベルト20を複数設けることとしてもよい。
【0031】
吊下部30は、図3に示すように、保持部10を形成する腰当て基板11上部に一体的に形成される。吊下部30は腰当て基板11から連続する帯片31からなり、この帯片31を腰当て基板11後方に折り曲げてその端部31aが腰当て基板11の背面に固定され、ベルト通し孔32が形成される。このベルト通し孔32に人体腰部に装着されたベルト50を通すことにより、保持部10が人体腰部に固定されて、ケース本体1を固定することができる。また、ベルト通し孔32を形成する帯片31の端部31aを腰当て基板11に係脱自在とすると、ベルト50をベルト通し孔32に容易に通すことができて、人体腰部への装着をより容易とすることができる。なお、帯片31は腰当て基板11前方に折り曲げてその端部31aを腰当て基板11の前面に固定するようにしてもよい。
【0032】
また、吊下部30は、図3に示すように、その背面に固定ベルト20の一端が固定されている。このため、カメラ本体41が戴置部13に戴置されると、吊下部30は前面がカメラ本体41底部と当接し、固定ベルト20及び戴置部13と共にカメラ本体41を固定することになる。これにより、カメラ本体41をより安定して固定することができると共に、腰当て基板11と帯片14、14との接合部16上端にかかる荷重が分散され、帯片14、14が接合部16上端から引き裂かれることを防ぐことができる。
【0033】
また、吊下部30は人体腰部との固定を補強する帯状の吊り紐32を有している。吊り紐32は、図4に示すように、腰当て基板11の左右両端に対し、係脱自在な連結部材33a、33bにより連結されて輪状に形成される。連結部材33a、33bは、硬質合成樹脂材又は金属等により形成され、吊り掛け状に連結される。吊り紐32は、吊下部30をベルト50に通して固定した上で、人体腰部に対して腰巻き状態として使用する。これにより、ケース本体1の固定が補強され、より安全にカメラ4を携行することができる。
【0034】
なお、本実施形態では吊下部30は腰当て基板11に対して一体的に形成しているが、これに限らず別体として腰当て基板11に固定するようにしてもよい。ただし、吊下部30には固定ベルト20を固定しているので、腰当て基板11と一体的に形成した方が強度的には有利である。
【0035】
次にカメラ本体41及びカメラ本体41の一面に突設された筒状のレンズ体42からなるカメラ4の携行及び出入方法について説明する。ここで、図6に本実施形態における保持部10へのカメラ4の挿入について示した側面図を示す。
【0036】
まず、吊下部30のベルト通し孔32にベルト50を通し保持部10を人体腰部に固定する。次に、固定ベルト20に有する第2係合部材21の係止状態を解除して固定ベルト20を持上げた状態とする。そして、レンズ体42を筒状の保持部10に挿入し覆部12の上縁部に形成された戴置部13にカメラ本体41を戴置する。これにより、カメラ4を保持することができる。カメラ4を保持した状態で、固定ベルト20をカメラ本体41の背部に巻き回して第2係合部材21を係止状態とすることにより、図1に示すようなカメラ4が保持固定された状態となり、安全に携行できる状態となる。
【0037】
カメラ4を取り出す際には、固定ベルト20に有する第2係合部材21の係止状態を解除し固定ベルト20を持上げた状態で、レンズ体42を抜き出すようにカメラ本体41を引っ張り上げることにより取出可能である。レンズ体42を納める保持部10は筒状であってカメラ本体41は載置部13に載置された状態であるから、固定ベルト20を固定解除することにより、カメラ4を持ち上げるだけでケース本体1から取り出すことができる。すなわち、カメラ4を使用したいときに素早くカメラ4をケース本体1から取り出すことができるので、シャッターチャンスを逃すことなく撮影を行うことができる。また、腰当て基板11と覆部12により形成される保持部10は上下端が開口しているため、レンズ体41の長さに制限されず、レンズ体41の長さの異なるカメラ4にも対応可能である。
【0038】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用はこの実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。例えば、本発明におけるカメラケースは吊り紐33を用いることによって肩掛け用として使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本実施形態におけるカメラケースにカメラを保持した状態を示す斜視図である。
【図2】本実施形態におけるカメラケースの斜視図である。
【図3】本実施形態におけるカメラケースの側面図である。
【図4】本実施形態におけるカメラケースの平面図である。
【図5】本実施形態におけるカメラケースの要部である保持部の展開を示した平面図である。
【図6】本実施形態におけるカメラケースにカメラを挿入する状態を示した側面図である。
【符号の説明】
【0040】
1 ケース本体
4 カメラ
10 保持部
10a 中空部
11 腰当て基板
12 覆部
13 戴置部
14 帯片
15 第1係合部材
16 接合部
20 固定ベルト
21 第2係合部材
22 長さ調節具
30 吊下部
31 帯片
32 ベルト通し孔
33 吊り紐
40 カメラ本体
41 レンズ体
50 ベルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラ本体と該カメラ本体の一面に突設された筒状のレンズ体とからなるカメラを保持固定するケース本体を有するカメラケースにおいて、
上記ケース本体は上記レンズ体が出入自在な筒状の保持部と、該保持部の上方を跨ぐ帯状の固定ベルトと、上記保持部を人体腰部に固定する吊下部とを有し、
上記保持部はその上縁部に上記レンズ体が上記保持部に挿入された状態で上記カメラ本体を戴置する戴置部が形成されてなることを特徴とするカメラケース。
【請求項2】
カメラ本体と該カメラ本体の一面に突設された筒状のレンズ体とからなるカメラを保持固定するケース本体を有するカメラケースにおいて、
上記ケース本体は上下端が開口した筒状の保持部と、該保持部の上方を跨ぐと共に保持部の前面に係脱自在な固定ベルトと、上記保持部を人体腰部に固定する吊下部とを有し、
上記保持部は人体腰部に当接する腰当て基板と、該腰当て基板の前面側に中空部を形成するように取付けられる帯状の覆部とから構成されて上記レンズ体が出入自在な筒状を形成し、上記覆部はその上縁部に上記レンズ体が上記保持部に挿入された状態で上記カメラ本体を戴置する戴置部が形成されてなることを特徴とするカメラケース。
【請求項3】
上記覆部は係脱自在な第1係合部材を介して上記腰当て基板に取付けられることを特徴とする請求項2記載のカメラケース。
【請求項4】
上記腰当て基板は両端部に帯片をそれぞれ有し、該各帯片が上記覆部と巻き帯状に接離自在とされてなることを特徴とする請求項2記載のカメラケース。
【請求項5】
上記固定ベルトは係脱自在な第2係合部材を介して上記覆部の前面に係止されてなることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のカメラケース。
【請求項6】
上記吊下部は上記腰当て基板の上片を折り曲げその端部が当該腰当て基板の背面に固定されることによって中空状に形成されてなることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載のカメラケース。
【請求項7】
上記吊下部は人体腰部に巻き付けられる帯状の吊り紐を有し、該吊り紐は上記腰当て基板の両端部に取付けられて輪状を形成してなることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載のカメラケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−81776(P2006−81776A)
【公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−270710(P2004−270710)
【出願日】平成16年9月17日(2004.9.17)
【出願人】(390023191)ハクバ写真産業株式会社 (8)
【Fターム(参考)】