説明

クロージャ、クロージャ内部への浸水検査方法、クロージャに用いられる閉塞栓

【課題】 簡易な構造であり、かつ、容易にクロージャ内部への水の浸入を検知することが可能なクロージャおよびクロージャ内部への浸水検査方法等を提供する。
【解決手段】 クロージャ1は、ケーブル3の分岐部に用いられる。スリーブ5a、5bは上下に組み合わさり、筒状となる。スリーブ5a、5bを合わせた筒状形状の両端部のケーブル3が導入・導出されない部位には、閉塞栓7が設けられる。閉塞栓7は、例えば円柱状のゴム製部材である。閉塞栓7は、端面板9と同様に、閉塞栓7の外側周部とスリーブ5a、5bとの間がシールされる。閉塞栓7には、閉塞栓7を貫通するガスバルブ17および端子19が設けられる。ガスバルブ17および端子19はそれぞれ導体部材である。ガスバルブ17および端子19は、閉塞栓7に対して、互いに導通しない位置に離間して設けられる。すなわち、ガスバルブ17および端子19との間の絶縁性が保たれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部への水の浸入を検出可能なケーブルの分岐部等に用いられるクロージャ等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、光ファイバケーブルやメタル通信ケーブル等の接続部等を保護するために、クロージャが用いられる。このようなクロージャは、通常水密に保たれ、内部に水が浸入しないように設計される。
【0003】
しかしながら、パッキンの劣化等が原因で、クロージャ内部に水が浸入する場合がある。したがって、クロージャ内部への水の浸入を検知する必要がある。クロージャを開放せずに内部への水の浸入を検知する方法としては、例えば、容器下部に一対の電気的導通部を形成し、それぞれの電気的導通部同士を絶縁し、
容器外部から、それぞれの電気的導通部間の電気抵抗を測定することが可能なクロージャがある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−74818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、このようなクロージャは、例えば軌道脇のトラフ内部に設置される場合がある。すなわち、クロージャは、トラフ内に敷設されるケーブル同士が接続される部位に設置される。このような部位に設置されるクロージャに対しては、クロージャを持ちあげなければ、クロージャ下面の端子同士の電気抵抗を測定することが困難である。
【0006】
これに対し、クロージャ下部に形成された端子を、クロージャ外部に導通させる方法があるが、この方法では、クロージャ外部の汚れや水分の影響を受け、正確な水浸入の検知を行うことができない。
【0007】
一方でクロージャ内部にはケーブルやケーブル同士の接続部が設けられ、スペースが十分にないため、特殊な構造を設置することが困難である。したがって、簡易な構造で、より簡単に水の浸入を検知可能なクロージャが要求される。
【0008】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、簡易な構造であり、かつ、容易にクロージャ内部への水の浸入を検知することが可能なクロージャおよびクロージャ内部への浸水検査方法等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した目的を達成するため、第1の発明は、ケーブル分岐部に用いられるクロージャであって、絶縁部材よりなる筒状のスリーブと、前記スリーブの両端部に設けられ、ケーブルが貫通する端面板と、前記スリーブの端部に設けられ、ケーブルが設けられない部位を塞ぐ閉塞栓と、を具備し、前記閉塞栓には、前記閉塞栓を貫通する一対の導体部材が形成され、前記スリーブの内部には、それぞれの前記導体部材と電気的に接続される線材が設けられ、前記線材同士が導通しない状態で、前記線材が前記スリーブ内部に配置され、前記導体部材の一方は、ガスバルブであり、前記線材は、部分的に導体部が露出する警報線であり、前記線材の少なくとも一方は絶縁性のスパイラルチューブに挿通されることで、それぞれの線材の導体部が導通しないことを特徴とするクロージャである。
【0010】
前記線材は、前記スリーブの内部の下面に、前記スリーブの縁部近傍に少なくとも1周に渡って形成されることが望ましい。
【0011】
第1の発明によれば、クロージャ端面側に設けられる閉塞栓に対して導体部材が設けられ、導体部材が、スリーブ内部に配置される線材と電気的に接続されるため、スリーブ内部(下部)に水が浸入した場合には、線材同士の間の絶縁性が弱くなり、このため、クロージャ端面側の導体部同士の電気抵抗を測定することで、水の浸入を確実に検査することができる。
【0012】
また、導体部材として、ガスバルブを用いれば、ガスバルブを端面側に設けることにより、クロージャ上面等に突起が形成されず、設置が容易であるとともに、クロージャと共に敷設される他のケーブルを傷めることがない。また、ガスバルブを導体部材として利用するため、部品点数を減らし、構造を簡易にすることができる。
【0013】
また、線材が、部分的に導体部が露出する警報線を用いることで、特殊な線材を使用することがなく、また、線材が絶縁性のスパイラル管に挿通されるため、線材の導体部同士が接触することがない。したがって、線材同士の絶縁性を確実に保つことができる。
【0014】
また、線材をスリーブ内部の下面に対し、スリーブ外周部近傍に1周以上にわたって形成することで、スリーブの合わせ部等からの水の浸入を確実に感知することができる。
【0015】
第2の発明は、ケーブル分岐部に用いられるクロージャ内部への浸水検査方法であって、絶縁部材よりなる筒状のスリーブと、前記スリーブの両端部に設けられ、ケーブルが貫通する端面板と、前記スリーブの端部に設けられ、ケーブルが設けられない部位を塞ぐ閉塞栓と、を具備し、前記閉塞栓には、前記閉塞栓を貫通する一対の導体部材が形成され、前記スリーブの内部には、それぞれの前記導体部材と導通する線材が接続され、前記線材同士が導通しない状態で、前記線材が前記スリーブ内部に配置され、前記導体部材の一方は、ガスバルブであり、前記線材は、部分的に導体部が露出する警報線であり、前記線材の少なくとも一方は絶縁性のスパイラルチューブに挿通されることで、それぞれの線材の導体部が導通しないクロージャを用い、前記クロージャの外部側方から前記導体部材同士の間の電気抵抗値を測定することで、クロージャ内部への浸水の有無を検査することを特徴とするクロージャ内部への浸水検査方法である。
【0016】
第2の発明によれば、クロージャ内部への水の浸入をクロージャの端面側で測定可能であるため、水の浸入の検査が容易である。また、クロージャ自体の構成も簡易であり、大型化することもない。
【0017】
第3の発明は、ケーブル分岐部用クロージャに用いられる閉塞栓であって、円柱状のゴム部材と、前記ゴム部材を貫通する導体であるガスバルブと、前記ゴム部材を貫通し、前記ガスバルブとは導通しない導体部材と、前記導体部材および前記ガスバルブの端部に接続される警報線と、を具備することを特徴とするケーブル分岐部用クロージャに用いられる閉塞栓である。
【0018】
第3の発明によれば、ガスバルブと一体化され、クロージャ内部の気密測定が可能であるとともに、水の浸入を検知可能な閉塞栓を得ることができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、簡易な構造であり、かつ、容易にクロージャ内部への水の浸入を検知することが可能なクロージャおよびクロージャ内部への浸水検査方法等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】クロージャ1を示す外観平面図。
【図2】スリーブ5aを外した状態を示す平面図。
【図3】スリーブ5b上に閉塞栓7を設けた状態を示す平面図。
【図4】閉塞栓7の断面図。
【図5】クロージャ1の正面図(スリーブ側面の透視図)。
【図6】クロージャ1の側面図であり、水の浸入を検査する方法を示す図
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態にかかるクロージャ1について説明する。図1は、クロージャ1を示す外観平面図であり、図2は、スリーブ5aを撤去して開放した状態を示す平面図(但し保護カバーは透視した状態)である。クロージャ1は、主にスリーブ5a、5b、閉塞栓7、端面板9、接続部11、保護カバー13等から構成される。
【0022】
クロージャ1は、ケーブル3の分岐部に用いられる。ケーブル3は、光ファイバケーブルであってもメタル通信ケーブルであってもよい。なお、クロージャ1としては、ケーブル1本から2本への分岐例を示すが、本発明はこれに限られない。一方の側のケーブルが他方側より1本以上少なく、後述する閉塞栓7を用いることができればよい。
【0023】
スリーブ5a、5bは上下に組み合わさり、筒状となる。スリーブ5a、5bとの合わせ面には、図示を省略したパッキン等が設けられ、スリーブ5a、5b同士の隙間からの水等の浸入が防止される。なお、スリーブ5a、5bは絶縁体である樹脂製である。
【0024】
スリーブ5a、5b内部には、接続部11が設けられる。接続部11は図示を省略するが、ケーブル3を構成する心線等がそれぞれ電気的または光学的に分岐・接続されて保持される部位である。
【0025】
スリーブ5a、5b内部には、接続部11およびケーブル3等を覆うように、保護カバー13が設けられる。保護カバー13は、スリーブ5a、5bを合わせる際に、接続される心線などが、合わせ面に噛みこまれたりすることを防止するために用いられる。なお、保護カバー13は、絶縁部材である樹脂等により構成される。なお、以下の図においては、保護カバー13の図示を省略する。
【0026】
スリーブ5a、5bを合わせた筒状形状の両端部のケーブル3が導入・導出される部位には、端面板9が設けられる。端面板9は、例えば円柱状のゴム製部材であり、中心にケーブル3が挿通される孔が形成される。端面板9の外周は、スリーブ5a、5bの合わせ面に密着する。したがって、端面板9は、ケーブル3との接触部およびスリーブ5a、5bとの接触部においてシールされる。
【0027】
スリーブ5a、5bを合わせた筒状形状の両端部のケーブル3が導入・導出されない部位には、閉塞栓7が設けられる。閉塞栓7は、例えば円柱状のゴム製部材である。閉塞栓7は、端面板9と同様に、閉塞栓7の外側周部とスリーブ5a、5bとの間がシールされる。したがって、クロージャ1は水密に保たれる。
【0028】
閉塞栓7には、閉塞栓7を貫通するガスバルブ17および端子19が設けられる。ガスバルブ17および端子19はそれぞれ導体部材である。ガスバルブ17および端子19は、閉塞栓7に対して、互いに導通しない位置に離間して設けられる。すなわち、ガスバルブ17および端子19との間の絶縁性が保たれる。
【0029】
ここで、クロージャ1を設置する際には、クロージャ1の水密性を確認する必要がある。クロージャ1内部の水密の確認のためには、例えば、クロージャ1内部に所定圧のガスを導入し、各構成部材同士の境界(例えば、スリーブ5a、5bの合わせ面等)に石けん水等を塗布する方法がある。石けん水等を塗布した後、内部にガスを導入し、当該部位の泡の発生からガスの漏えいを確認するものである。
【0030】
このような方法でクロージャ1の水密(気密)を検査するためには、クロージャ1内部にガスを導入するためのガスバルブ17を予めクロージャ1に設けておく必要がある。通常、このようなガスバルブ17を設ける場合には、ガスバルブ17は、クロージャ1の上面に形成される。しかし、ガスバルブ17がスリーブ5a上面に設けられると、クロージャの上面に他のクロージャ等を設けることができず、また、敷設された他のケーブルと干渉し、ケーブルを損傷する恐れがある。
【0031】
そこで、本発明では、ガスバルブ17を閉塞栓7に設けることで、スリーブ上下面に突起が形成させず、通常金属製であるガスバルブ17を、閉塞栓7に設けられる導体部材として利用するものである。なお、ガスバルブ17が不要な場合などは、ガスバルブ17に代えて金属製の端子19を一対形成してもよい。
【0032】
図3は、スリーブ5b上に閉塞栓7を設けた状態を示す平面図であり、ケーブルや接続部、保護カバー等は図示を省略する。また、図4は、閉塞栓7の断面拡大図である。図3に示すように、閉塞栓7は、スリーブ5b(5a)の端面側に設けられ、スリーブ5b(5a)の内外に導体が露出するように、導体部材である端子19およびガスバルブ17が設けられる。
【0033】
図4に示すように、ガスバルブ17および端子19の端部(クロージャ1の内部側に位置する側)には、検知線21が電気的に接続される。検知線21は、一般的な裸導線でも良く、または一定間隔で導体部が露出し、残部が被覆された警報線を用いることもできる。警報線は、一般的なケーブル内部に設けられ、ケーブル内部への水の浸入を検知するためのものである。
【0034】
検知線21は、チューブ15内に挿通される。チューブ15は例えば絶縁性のスパイラルチューブ(スパイラル状にスリットが形成されるチューブ)である。チューブ15は、検知線21同士が互いに接触(導体部同士の接触)が生じないように、検知線21の導体部同士を離間させるためのものである。スパイラルチューブを用いるのは、水が浸入した際に、チューブ15内の検知線21と水とを確実に接触させるためである。
【0035】
図3に示すように、チューブ15(検知線21)は、スリーブ5bの内面上に配置される。この際、チューブ15(検知線21)は、スリーブ5bの縁部近傍を1周以上にわたって形成されることが望ましい。前述の通り、スリーブ5a、5bの合わせ面などから、水が浸入する恐れがあるが、水の浸入部近傍全周に渡ってチューブ15(検知線21)を配置することで、より確実に水の浸入を検知することができる。
【0036】
なお、端子19およびガスバルブ17と接続されたそれぞれの検知線21(チューブ15)は、互いに結束され、同じように配置することが望ましく、このようにすることで、互いの検知線21同士の距離が短くなり、確実に水の浸入を検知することができる。
【0037】
次に、クロージャ1を用いた、クロージャ内への水の浸入の検査方法について説明する。図5は、クロージャ1内部へ水23が浸入した状態を示す正面図(側面透視図)であり、図6はクロージャ1の側面図(閉塞栓7側)である。前述したとおり、クロージャ1を構成するスリーブ5a、5b等は絶縁部材で構成される。したがって、通常時においては、互いに絶縁を保って形成されるガスバルブ17および端子19の間(それぞれに接続された検知線同士の間)は、高い絶縁性が保たれる。
【0038】
したがって、図6に示すように、設置時において、正常状態におけるガスバルブ17および端子19の間の絶縁性(電気抵抗値)を絶縁計25により測定しておくことで、正常状態を把握することができる。
【0039】
次に、図5に示すように、内部に水23が浸入すると、水はスリーブ5b下面上に溜まる。したがって、チューブ15(チューブ15内部の検知線21)と水23が接触する。水23は、わずかに電気を通すため、検知線21同士の間に水23が存在すると、検知線21同士の間の絶縁性が低下する。したがって、検知線21とそれぞれ導通するガスバルブ17および端子19の間の電気抵抗値が小さくなる。すなわち、前述した正常時における端子間電気抵抗値と、使用状態における測定時の端子間電気抵抗値とを比較することで、クロージャを開封することなく、内部への水の浸入を検知することができる。
【0040】
本発明によれば、一対の検知線21を用いて、スリーブ内部に浸入した水による一対の検知線21間の絶縁性の低下を、閉塞栓に設けられる導体部材と導通させることで、簡易な構造で、容易にクロージャ内部への水の浸入を防止することができる。この際、クロージャ1を開封する必要もなく、クロージャ1外部の汚れ等の影響を受けることもない。
【0041】
また、ガスバルブ17がクロージャ1の側面側に設けられるため、ガスバルブ17と他のケーブル等が干渉することがなく、さらに、ガスバルブ17自体を水の浸入を検知する端子として利用するため、簡易な構造で水の浸入を検知することができる。
【0042】
また、検知線21が、クロージャ1内部の下面に1周以上設けられるため、どの位置から水が浸入しても、確実に水の浸入を検知することができる。また、チューブ15を用いることで、検知線21同士の接触(導通)を防止でき、誤作動が生じることがない。
【0043】
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0044】
1………クロージャ
3………ケーブル
5a、5b………スリーブ
7………閉塞栓
9………端面板
11………接続部
13………保護カバー
15………チューブ
17………ガスバルブ
19………端子
21………検知線
23………水
25………絶縁計

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーブル分岐部に用いられるクロージャであって、
絶縁部材よりなる筒状のスリーブと、
前記スリーブの両端部に設けられ、ケーブルが貫通する端面板と、
前記スリーブの端部に設けられ、ケーブルが設けられない部位を塞ぐ閉塞栓と、
を具備し、
前記閉塞栓には、前記閉塞栓を貫通する一対の導体部材が形成され、
前記スリーブの内部には、それぞれの前記導体部材と電気的に接続される線材が設けられ、
前記線材同士が導通しない状態で、前記線材が前記スリーブ内部に配置され、
前記導体部材の一方は、ガスバルブであり、
前記線材は、部分的に導体部が露出する警報線であり、前記線材の少なくとも一方は絶縁性のスパイラルチューブに挿通されることで、それぞれの線材の導体部が導通しないことを特徴とするクロージャ。
【請求項2】
前記線材は、前記スリーブの内部の下面に、前記スリーブの縁部近傍に少なくとも1周に渡って形成されることを特徴とする請求項1記載のクロージャ。
【請求項3】
ケーブル分岐部に用いられるクロージャ内部への浸水検査方法であって、
絶縁部材よりなる筒状のスリーブと、
前記スリーブの両端部に設けられ、ケーブルが貫通する端面板と、
前記スリーブの端部に設けられ、ケーブルが設けられない部位を塞ぐ閉塞栓と、
を具備し、
前記閉塞栓には、前記閉塞栓を貫通する一対の導体部材が形成され、
前記スリーブの内部には、それぞれの前記導体部材と導通する線材が接続され、
前記線材同士が導通しない状態で、前記線材が前記スリーブ内部に配置され、
前記導体部材の一方は、ガスバルブであり、
前記線材は、部分的に導体部が露出する警報線であり、前記線材の少なくとも一方は絶縁性のスパイラルチューブに挿通されることで、それぞれの線材の導体部が導通しないクロージャを用い、
前記クロージャの外部側方から前記導体部材同士の間の電気抵抗値を測定することで、クロージャ内部への浸水の有無を検査することを特徴とするクロージャ内部への浸水検査方法。
【請求項4】
ケーブル分岐部用クロージャに用いられる閉塞栓であって、
円柱状のゴム部材と、
前記ゴム部材を貫通する導体であるガスバルブと、
前記ゴム部材を貫通し、前記ガスバルブとは導通しない導体部材と、
前記導体部材および前記ガスバルブの端部に接続される警報線と、
を具備することを特徴とするケーブル分岐部用クロージャに用いられる閉塞栓。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−92591(P2013−92591A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−233587(P2011−233587)
【出願日】平成23年10月25日(2011.10.25)
【出願人】(000005290)古河電気工業株式会社 (4,457)
【出願人】(000221616)東日本旅客鉄道株式会社 (833)
【Fターム(参考)】