説明

コンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤

【課題】 本発明は、コンタクトレンズ装用によって生じる眼の疲れ、乾燥感等の不快症状を改善する、コンタクトレンズを装用したまま使用可能な疲れ目改善用眼科製剤に関する。
【解決手段】(A)ビタミンB6及び/又はビタミンE
(B)コンドロイチン硫酸及び/又はその塩
(C)非イオン界面活性剤
を含有することを特徴とする、コンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンタクトレンズ装用によって生じる目の疲れ・乾燥感等の不快感を改善する眼科製剤に関する。
【背景技術】
【0002】
コンタクトレンズの装用によって、乾き目、疲れ目、かゆみ、充血などの様々なトラブルが眼に生ずる。特にソフトコンタクトレンズの場合は、装用性が良好であるために、長時間の装用が可能であるが、長時間装用による眼の乾燥感や疲れを訴えることが多い。そこで、脂溶性ビタミンを配合した乾燥感改善用の眼科組成物(特許文献1)等が開示されているが、効果が充分ではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−158734号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、コンタクトレンズ装用によって生じる眼の疲れ、乾燥感等の不快症状を改善する、コンタクトレンズを装用したまま使用可能な眼科用製剤、特に点眼剤に関する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、検討の結果、ビタミンB6、ビタミンE、コンドロイチン硫酸ナトリウムを有効成分とし、非イオン界面活性剤を含有し、さらにクロルフェニラミンマレイン酸塩やジブチルヒドロキシトルエンを含有しない処方とすることによって、コンタクトレンズ装用によって生じる目の疲れや乾燥感の改善に効果が高く、しかもソフトコンタクトレンズや酸素透過性ハードコンタクトレンズを装用した状態で点眼可能な点眼剤等の眼科用製剤が得られることを知見し、本発明を完成した。
【0006】
従って、本発明は下記眼科用製剤を提供する。
<1>(A)ビタミンB6及び/又はビタミンE
(B)コンドロイチン硫酸及び/又はその塩
(C)非イオン界面活性剤
を含有することを特徴とする、コンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤。
<2>更に、セルロース系高分子化合物を含有することを特徴とする、<1>に記載のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤。
<3>更に、清涼化剤を含有することを特徴とする、<1>または<2>に記載のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤。
<4>更に、トロメタモール、ホウ酸及び/又はホウ砂、並びにエデト酸ナトリウムからなる防腐組成物を含有することを特徴とする、<1>〜<3>に記載のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤。
<5>クロルフェニラミンマレイン酸塩、ジブチルヒドロキシトルエン、及びカチオン系防腐剤を実質的に含有しないことを特徴とする、<1>〜<4>に記載のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤。
<6>酸素透過型ハードコンタクトレンズ及び/またはソフトコンタクトレンズ装用者用であることを特徴とする、<1>〜<5>に記載のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、コンタクトレンズ装用により生じる眼の疲れを、コンタクトレンズを装用したまま使用して改善する疲れ目改善用眼科製剤を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明について詳細に説明する。
【0009】
本発明は、(A)ビタミンB6及び/又はビタミンE、(B)コンドロイチン硫酸及び/又はその塩、(C)非イオン界面活性剤を含有することを特徴とする、コンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤である。
【0010】
(A)ビタミンB6及び/又はビタミンE
本発明に使用されるビタミンB6は、眼科製剤に使用可能な成分を特に制限なく使用することができる。好ましいビタミンB6はピリドキシンまたはその塩である。塩としては、塩酸塩、リン酸塩、硫酸塩、硝酸塩等が挙げられるが、塩酸ピリドキシンが好ましい。前記ビタミンB6は、例えば日本薬局方収載品等を好ましく使用することができる。
製剤中のビタミンB6の濃度は、0.005%(w/v%、g/100mL、以下同)以上、特に0.01%以上が好ましい。ビタミンB6が0.005%以上で、優れた疲れ目改善効果が得られる。上限は、浸透圧上昇の点から、1.0%以下、さらに0.5%以下とすることが好ましい。
【0011】
本発明に使用されるビタミンEは、眼科製剤に使用可能な成分を特に制限なく使用することができる。好ましいビタミンEは、トコフェロール、トコトリエノール、これらの塩、誘導体(エステル)である。具体的には、例えば、d−α−トコフェロール、dl−α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール等があり、これらの誘導体としては、例えば、ビタミンE酢酸エステル(酢酸トコフェロール)、ビタミンEニコチン酸エステル、ビタミンEコハク酸エステル、ビタミンEリノレン酸エステルなどが挙げられる。なかでも酢酸トコフェロール(酢酸d−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール等)が好ましい。前記ビタミンEは、例えば日本薬局方収載品等を好ましく使用することができる。
【0012】
製剤中のビタミンEの濃度は、0.005%(w/v%、g/100mL、以下同)以上、特に0.01%以上が好ましい。ビタミンEが0.005%以上で、優れた疲れ目改善効果が得られる。上限は、外観安定性の点から、0.5%以下、さらに0.2%以下とすることが好ましい。
【0013】
(B)コンドロイチン硫酸及び/又はその塩
本発明に使用されるコンドロイチン硫酸及び/又はその塩は、眼科製剤に使用可能な成分を特に制限なく使用することができる。塩としては、コンドロイチン硫酸ナトリウムが好ましく挙げられる。
【0014】
製剤中のコンドロイチン硫酸及び/又はその塩の濃度は、0.01%以上、特に0.05%以上が好ましい。コンドロイチン硫酸又はその塩が0.01%以上で、優れた疲れ目改善効果が得られる。上限は、外観安定性の点から、5%以下、さらに1%以下とすることが好ましい。
【0015】
(C)非イオン界面活性剤
本発明に使用される非イオン界面活性剤は、本発明の必須成分であるビタミンEや、清涼化剤等、他の油性成分の可溶化剤として、製剤安定性のために使用される成分である。非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールなどが好ましく使用される。
【0016】
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油5、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油10、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油20、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油50、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油100等が挙げられる。
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとしては、モノラウリル酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート20)、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート80)、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(ポリソルベート60)、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレート(ポリソルベート65)等が挙げられる。
【0017】
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールとしては、エチレンオキシドの平均重合度は4〜200が好ましく、20〜200がより好ましく、プロピレンオキシドの平均重合度は5〜100が好ましく、20〜70がより好ましく、ブロック共重合体でもランダム重合体でもよい。 具体的には、ポリオキシエチレン(200)ポリオキシプロピレン(70)グリコール、ポリオキシエチレン(120)ポリオキシプロピレン(40)グリコール(プルロニックF−87)、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール(プルロニックF−68、別名ポロクサマー188)、ポリオキシエチレン(42)ポリオキシプロピレン(67)グリコール(プルロニックP123、別名ポロクサマー403)、ポリオキシエチレン(54)ポリオキシプロピレン(39)グリコール(プルロニックP85)、ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(20)グリコール(プルロニックL−44)などが挙げられる。中でも、ポリオキシエチレン(200)ポリオキシプロピレン(70)グリコール、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、ポリオキシエチレン(54)ポリオキシプロピレン(39)グリコールなどが好ましい。
【0018】
非イオン界面活性剤の含有量は、製剤中、0.01%以上、特に0.02%以上が好ましい。0.01%未満では、ビタミンEなどの油性成分の可溶化が十分でなく外観安定性が低下する可能性がある。上限は、眼刺激の点から、2%以下、特に1%以下が好ましい。
【0019】
本発明のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤には、上記必須成分の他に、更にセルロース系高分子化合物、清涼化剤を含有すると、より高い疲れ目改善効果が得られるため、好ましい。
【0020】
本発明に使用されるセルロース系高分子は水溶性であることが好ましく、具体的には、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロースなどが挙げられる。
【0021】
セルロース系高分子の含有量は、製剤中、0.001%以上、特に0.01%以上が好ましい。上限は、2%以下、特に1%以下が好ましい。
【0022】
本発明に使用される清涼化剤としては、例えば、メントール、カンフル、ボルネオール、ゲラニオール、シネオール、リナロール等が挙げられる。清涼化剤の含有量は、眼科用組成物中、0.0001%以上、特に0.001%以上がより好ましい。上限は、眼刺激の点から、0.5%以下、特に0.2%以下が好ましい。
【0023】
更に、本発明のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤には、多価アルコールを配合すると、製剤安定性、コンタクトレンズへの成分吸着抑制の点で好ましい。多価アルコールとしては、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリエチレングリコールなどのグリコール、グリセリン、ポリグリセリンなどが挙げられる。好ましい多価アルコールは、プロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコールである。
多価アルコールの製剤中の含有量は、0.01%以上、特に0.05%以上が好ましい。上限は特に制限はないが、5%以下、特に1%以下とすることが好ましい。
【0024】
更に本発明のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤には、トロメタモール、ホウ酸及び/又はホウ砂、並びにエデト酸ナトリウムからなる防腐組成物を含有することが好ましい。
【0025】
トロメタモールの製剤中の含有量は、0.01〜5%、特に0.05〜2%が好ましい。ホウ酸及び/又はその塩の含有量は、製剤中、0.05〜10%、特に0.1〜5%、さらに0.5〜2%が好ましい。エデト酸ナトリウムの含有量は、製剤中、0.005〜0.5%、特に0.01〜0.2%が好ましい。前記範囲で、防腐効果が良好でしかも使用感に優れた眼科製剤とすることができる。
【0026】
本発明のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤には、前記成分の他、眼科製剤に配合する各種成分を、本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。これらの成分としては、薬物、緩衝剤、粘稠剤、糖類、pH調整剤、防腐剤、等張化剤、安定化剤、水等が挙げられる。これらは、それぞれ1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、適量を配合することができる。
【0027】
薬物としては、充血除去剤(塩酸ナファゾリン、塩酸テトラヒドロゾリン、塩酸フェニレフリン等)、消炎・収斂剤(メチル硫酸ネオスチグミン、アラントイン、塩化ベルベリン、硫酸亜鉛、塩化リゾチーム、グリチルリチン酸二カリウム等)、抗ヒスタミン剤(塩酸ジフェンヒドラミン、塩酸イソチペンジル等)、水溶性ビタミン(活性型ビタミンB2、ビタミンB12、パンテノール)、脂溶性ビタミン(ビタミンA類(例えば酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール))、アミノ酸(アスパラギン酸、グルタミン酸、ε−アミノカプロン酸、アミノエチルスルホン酸、グルタチオン等)、殺菌剤(塩化ベルベリン、アズレンスルホン酸ナトリウム等)、局所麻酔剤(リドカイン、塩酸リドカイン、塩酸プロカイン、塩酸ジブカイン等)を適宜配合することができる。
【0028】
ホウ酸、ホウ砂以外の緩衝剤としては、例えば、クエン酸又はその塩(クエン酸ナトリウム等)、リン酸又はその塩(リン酸一水素ナトリウム等)、酒石酸又はその塩(酒石酸ナトリウム等)、グルコン酸又はその塩(グルコン酸ナトリウム等)、酢酸又はその塩(酢酸ナトリウム等)等が挙げられる。
【0029】
セルロース系高分子化合物以外の粘稠剤としては、例えば、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ヒアルロン酸ナトリウム、ポリアクリル酸、カルボキシビニルポリマー等が挙げられる。これらを配合することにより、滞留性が高まり角膜・結膜損傷治
癒効果がより向上する。
【0030】
糖類としては、グルコース、シクロデキストリン、キシリトール、ソルビトール、マン
ニトール等が挙げられる。なお、これらは、d体、l体又はdl体のいずれでもよい。
【0031】
pH調整剤としては、無機酸又は無機アルカリ剤を使用することが好ましい。例えば、
無機酸としては(希)塩酸が挙げられる。無機アルカリ剤としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等が挙げられる。この中でも、塩
酸、水酸化ナトリウムが好ましい。
【0032】
本発明の眼科用組成物のpH(20℃)は、4.0〜9.0が好ましく、より好ましくは5.0〜8.0であり、さらに好ましくは6.0〜8.0である。なお、pHの測定は20℃でpH浸透圧計(HOSM−1,東亜ディーケーケー(株))を用いて行う。
【0033】
等張化剤としては、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム等が挙げられる。
【0034】
安定化剤としては、例えば、シクロデキストリン、亜硫酸塩等が挙げられる。
本発明のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤においては、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどのカチオン性防腐剤、パラオキシ安息香酸エステル(メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン等)及びクロロブタノールなどの疎水性防腐剤の含有量は、コンタクトレンズへの影響の点から、0.004W/V%以下とすることが好ましく、0.003W/V%以下がより好ましく、これらを含有せず、無配合とすることがさらに好ましい。
【0035】
また、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ジブチルヒドロキシトルエンも、ソフトコンタクトレンズへの影響が懸念されるため、配合しないことが好ましい。
【0036】
本発明のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤は、コンタクトレンズ装着中に点眼することができる点眼剤である。特に、ソフトコンタクトレンズ(使い捨てコンタクトレンズ、シリコンハイドロゲルコンタクトレンズを含む)、酸素透過性ハードコンタクトレンズ等への吸着の問題がなく、これらの装用中に点眼可能である。
【0037】
本発明のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤は液状であって、その粘度は、1〜30mPa・sが好ましく、1.5〜20mPa・sがより好ましく、2〜15mPa・sがさらに好ましい。なお、粘度測定は20℃でE型粘度計(VISCONIC ELD−R,東京計器(株))を用いて行う。
【0038】
本発明の眼科用組成物は、その調製方法については特に制限されるものではなく、定法に準じて製造することが出来る。例えば、各配合成分を精製水に添加、溶解し、pHを調整して得ることができる。その後、適当な容器、例えばポリエチレンテレフタレート製の容器等に無菌充填することができる。
【実施例】
【0039】
以下、実施例・処方例により本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例・処方例に制限されるものではない。
【0040】
表1に示す組成のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用点眼剤を常法に準じて調製した。各サンプルのpH(20℃)は、pH浸透圧計(HOSM−1,東亜ディーケーケー(株))を用いて測定した。なお、実施例・処方例の点眼剤は全て澄明であった。
得られた各点眼剤について眼の疲れと乾燥感の改善評価を行い、結果を表中に記した。
【0041】
<評価方法>
ソフトコンタクトレンズ(ソフトレンズ)を装着している被験者6名、酸素透過性ハードコンタクトレンズ(Oレンズ)を装着している被験者6名に、実施例1〜4の点眼剤を点眼させ、点眼による眼の疲れと乾燥感の改善度を、下記評価基準により評価した。6名の平均値を表1に示した。
【0042】
<評価基準>
(眼の疲れの改善評価)
5点:疲れが改善した
4点:疲れがやや改善した
3点:疲れが変わらない
2点:疲れがややひどくなった
1点:疲れがひどくなった
【0043】
(眼の乾燥感の改善評価)
5点:乾燥感が改善した
4点:乾燥感がやや改善した
3点:乾燥感が変わらない
2点:乾燥感がややひどくなった
1点:乾燥感がひどくなった

【0044】
【表1】

【0045】
表2〜4に、本発明のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用点眼剤の処方例を示した。
【0046】
【表2】

【0047】
【表3】

【0048】
【表4】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)ビタミンB6及び/又はビタミンE
(B)コンドロイチン硫酸及び/又はその塩
(C)非イオン界面活性剤
を含有することを特徴とする、コンタクトレンズ装用者用疲れ目改善眼科用製剤。
【請求項2】
更に、セルロース系高分子化合物を含有することを特徴とする、請求項1に記載のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤。
【請求項3】
更に、清涼化剤を含有することを特徴とする、請求項1または2に記載のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤。
【請求項4】
更に、トロメタモール、ホウ酸及び/又はホウ砂、並びにエデト酸ナトリウムからなる防腐組成物を含有することを特徴とする、請求項1〜3に記載のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤。
【請求項5】
クロルフェニラミンマレイン酸塩、ジブチルヒドロキシトルエン、及びカチオン性防腐剤、疎水性防腐剤を実質的に含有しないことを特徴とする、請求項1〜4に記載のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤。
【請求項6】
酸素透過型ハードコンタクトレンズ及び/またはソフトコンタクトレンズ装用者用であることを特徴とする、請求項1〜5に記載のコンタクトレンズ装用者用疲れ目改善用眼科製剤。




【公開番号】特開2011−246383(P2011−246383A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−120344(P2010−120344)
【出願日】平成22年5月26日(2010.5.26)
【出願人】(000006769)ライオン株式会社 (1,816)
【Fターム(参考)】