説明

コンバインの刈取部

【課題】刈取対象穀稈が短稈でも、株元側をキャッチして脱穀部に深く供給できるものとし、扱ぎ残しの発生を防止する。
【解決手段】刈取部(4)における複数の引起し装置(8)の後方に左掻込装置(11L)と右掻込装置(11R)を設け、これら掻込装置の下側に刈刃装置(9)を設け、掻込装置の後方には刈取後の穀稈の株元側を搬送する左株元搬送装置(12L)と左株元搬送装置(12L)からの搬送穀稈を終端側で合流させる右株元搬送装置(12R)を設け、左右の株元搬送装置の後方上部には、これら株元搬送装置により搬送される合流後の穀稈の株元を引き継いで搬送する引継ぎ搬送装置(13)を設け、右掻込装置(11R)と右株元搬送装置(12R)は側面視で平行状に配置し、左掻込装置(11L)に対して右掻込装置(11R)を低く配置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、コンバインの刈取部に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、特許文献1に開示されているように、刈刃装置の上側に配置されて穀稈を刈刃の前側から後方に掻き込む左右の掻込装置スターホイル及び刈取後の穀稈の株元側を搬送する左右の株元搬送装置は、同一の対地高さに設定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−218363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来構成のものでは、刈取穀稈が短稈の場合、扱ぎ深さの調節によっても、穀稈の穂先部を扱室内に深く挿入できず、穂部が扱胴に届かないため、扱ぎ残しが発生する問題があった。
【0005】
本発明の課題は、右掻込装置を左掻込装置よりも下方に低く設定することにより、右株元搬送装置も左側のそれよりも低くでき、できるだけ穀稈の株元側をキャッチして脱穀部に搬送供給できるようにし、短稈でも脱穀部に深く供給して扱ぎ残しの発生を防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の発明は、刈取部(4)における複数の引起し装置(8)の後方に左掻込装置(11L)と右掻込装置(11R)を設け、これら掻込装置の下側に刈刃装置(9)を設け、掻込装置の後方には刈取後の穀稈の株元側を搬送する左株元搬送装置(12L)と該左株元搬送装置(12L)からの搬送穀稈を終端側で合流させる右株元搬送装置(12R)を設け、左右の株元搬送装置の後方上部には、これら株元搬送装置により搬送される合流後の穀稈の株元を引き継いで搬送する引継ぎ搬送装置(13)を設け、この引継ぎ搬送装置(13)は、搬送終端側を支点として始端側が上下に位置変更する構成とし、前記右掻込装置(11R)と右株元搬送装置(12R)は側面視で平行状に配置し、前記左掻込装置(11L)に対して右掻込装置(11R)を低く配置したことを特徴とするコンバインの刈取部とする。
【0007】
引起し装置(8)によって引き起される穀稈は、刈刃装置(9)に至って株元部から切断される。刈取後の穀稈は、刈刃の前側から後方にわたって作用する左掻込装置(11L)と右掻込装置(11R)とによって後方に掻き込まれ、引き続き、左株元搬送装置(12L)と右株元搬送装置(12R)に夫々受け継がれて後方に搬送される。左株元搬送装置(12L)からの搬送穀稈は右株元搬送装置(12R)の終端側に合流される。右株元搬送装置(12R)の終端部で合流された穀稈は、引継ぎ搬送装置(13)の始端に引き継がれて後方に搬送され、脱穀装置(3)のフィードチェン(3a)に受け渡される。穀稈が短稈の場合には、引継ぎ搬送装置(13)の始端側を下方に位置変更し、長稈の場合には、引継ぎ搬送装置の始端側を上方に位置変更して脱穀部に対する扱ぎ深さを変更調節する。
【0008】
右掻込装置(11R)は、左掻込装置(11L)の対地高さよりも下方低位に設定しているため、右株元搬送装置(12R)もそれだけ低く設定することができ、できるだけ穀稈の株元側をキャッチして脱穀部に引継ぎ搬送することができ、穀稈が短稈であっても扱ぎ深さ調節によって扱室内へ深く供給でき、脱穀部に対する短稈適応性が向上する。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記右掻込装置(11R)の下方に刈刃装置(9)の駆動機構(19)を配置し、右掻込装置(11R)の下部に設けた巻付防止カバー体(20)の下端よりも上側に刈刃駆動機構(19)の上端を入り込ませた請求項1記載のコンバインの刈取部とする。
【0010】
刈刃駆動機構(19)は、右掻込装置(11R)の下部でこれと一体回転可能な巻付防止カバー体(20)によってカバーされており、泥の浸入や藁屑、雑草などの巻き付きがなく、刈刃上での雑草や藁屑類の停滞、堆積を防止することができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、前記左掻込装置(11L)と右掻込装置(11R)の夫々を掻込スターホイルとし、右掻込装置(11R)となるスターホイル(11c)の厚みを左掻込装置(11L)となるスターホイル(11a、11b)の厚みよりも薄くした請求項1又は請求項2記載のコンバインの刈取部とする。
【0012】
右の掻込スターホイル(11c)の厚みを薄くすることで、右株元搬送装置並びに引継ぎ搬送装置を更に低く設定することができ、脱穀部に対する短稈適応性がより向上する。
請求項4記載の発明は、前記引起し装置(8)による穀稈の引起し時において、穀稈の株元側を係止して刈刃装置(9)の前方から後方にわたって掻き込む右掻込ベルト(10R)を左掻込ベルト(10L)よりも低く配置した請求項1又は請求項2又は請求項3記載のコンバインの刈取部とする。
【0013】
右掻込ベルトを下方に低く設定することで、この掻込ベルトの終端側上部に臨ませる引継ぎ搬送装置の穂先側搬送始端をそれだけ下方に下げることができ、短稈適応性が向上する。
【0014】
請求項5記載の発明は、前記右掻込ベルト(10R)は、この右掻込ベルト(10R)を回転駆動する駆動ケース(15)を上側に配置して上方から吊下げ状態に支持させて設け、前記右掻込ベルト(10R)の掻込終端部上には引継ぎ搬送装置(13)の穂先側搬送始端を臨ませた請求項1から請求項4のいずれか一項記載のコンバインの刈取部とする。
【0015】
右株元搬送装置(12R)と右掻込ベルト(11R)との間に配置されていた駆動ケースを右掻込ベルト(10R)の上側に配置することで、右掻込ベルトをより低く設定することができ、引継ぎ穂先側搬送始端の下げ範囲を大幅に拡大することができ、短稈適応性がより向上する。
【発明の効果】
【0016】
請求項1記載の発明によれば、右掻込装置(11R)は、左掻込装置(11L)の対地高さよりも下方低位に設定することで、右株元搬送装置(12R)もそれだけ低く設定することができ、できるだけ穀稈の株元側をキャッチして脱穀部に引継ぎ搬送することができる。従って、穀稈が短稈であっても扱ぎ深さ調節によって扱室内へ深く供給できるようになり、扱ぎ残しを防止でき、脱穀部に対する短稈適応性が向上するもとなる。
【0017】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果を奏するものでありながら、刈刃駆動機構(19)は、右掻込装置(11R)の下部でこれと一体回転可能な巻付防止カバー体(20)によってカバーされているので、泥の浸入や藁屑、雑草類の巻き付きがなく、刈刃装置(9)上での停滞、堆積を未然に防止することができる。
【0018】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は請求項2記載の発明の効果を奏するものでありながら、右の掻込スターホイル(11c)の厚みを薄くすることで、右株元搬送装置(12R)並びに引継ぎ搬送装置(13)を更に低く設定することができ、短稈適応性がより向上する。
【0019】
請求項4記載の発明によれば、請求項1又は請求項2又は請求項3記載の発明の効果を奏するものでありながら、右掻込ベルト(10R)を下方に低く設定することで、この右掻込ベルト(10R)の終端側上部に臨ませる引継ぎ搬送装置(13)の穂先側搬送始端をそれだけ下方に下げることができ、短稈適応性が向上する。
【0020】
請求項5記載の発明によれば、請求項1から請求項4のいずれか一項記載の発明の効果を奏するものでありながら、駆動ケース(15)を右掻込ベルト(10R)の上側に配置することで、右株元搬送装置(12R)と右掻込ベルト(10R)との間に配置されていた駆動ケース(15)の存在スペース分、右掻込ベルト(10R)をより低く設定することができ、引継ぎ穂先側搬送始端の下げ範囲を大幅に拡大することができ、短稈適応性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】コンバインの側面図
【図2】コンバインの要部の正面図
【図3】同上要部の平面図
【図4】刈取部の要部の側面図
【図5】掻込装置の要部の平面図
【図6】刈取部の要部の正面図
【図7】刈取部の要部の正面図
【図8】刈取部の要部の正面図
【図9】刈取部の要部の側面図
【図10】スターホイルの底面図
【図11】跳ね出し板の作用平面図
【図12】(a)は掻込装置の正面図、(b)は跳ね出し板の側面図
【図13】刈刃装置の平面図
【図14】(a)刈刃駆動機構側面図、(b)従来型同機構側面図
【図15】コンバインの斜視図
【図16】(a)スプリング保持機構の側面図、(b)従来型同機構の側面図
【発明を実施するための形態】
【0022】
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1は、コンバインの側面図を示すものであり、この走行車体1には、左右一対の走行クローラ2,2を備え、後部に搭載した脱穀装置(脱穀部)3の前方部に刈取部4を設置し,刈取部4の横側部には運転席5や操作ボックス6等を有する運転操作部備え、更に、その運転操作部の後方には脱穀粒を一時的に貯留するグレンタンクGを装備している。
【0023】
刈取部4は、立毛する穀稈を左右に分草する分草体7,7…と、分草後の穀稈を引き起す3条分の穀稈引起し装置8…と、引起し後の穀稈を刈り取るバリカン式の刈刃装置9と、引起し時の穀稈を刈刃装置9側に掻き込む掻込ベルト10と、刈取後の穀稈を後方に掻き込む左右掻込装置(掻込スターホイル)11L,11Rと、掻込後の穀稈の株元側を受け継いで後方に搬送する左右株元搬送装置12L,12Rと、これら左右の株元搬送装置により搬送される合流後の穀稈の株元を引き継いで後方の脱穀部3のフィードチェン3aに向けて搬送する上下2段の穂先側搬送装置13a及び株元側搬送装置13bよりなる引継ぎ搬送装置13とからなり、車体に対して上下に昇降可能で前後方向に沿わせて設けた刈取縦フレーム17及び該刈取縦フレームの先端に左右横方向に沿わせて設けた刈取横フレーム18に装備している。
【0024】
左掻込装置11Lは、左右一対のスターホイル11a,11bを対向配置して2条分の穀稈を掻き込むように構成され、この掻込後の穀稈は、株元部が左株元搬送装置12Lの始端に受け継がれて後方に搬送され、右株元搬送装置12Rの終端側に合流されるようになっている。
【0025】
右掻込装置11Rは、単一のスターホイル11cによって1条分の穀稈を掻き込むように構成されている。この掻込後の穀稈は、株元部が右株元搬送装置12Rの始端に受け継がれて後方に搬送され、この右株元搬送装置の終端に至って左株元搬送装置12Lからの合流穀稈と共に引継ぎ搬送装置13の始端に引き継がれるようになっている。
【0026】
そして、前記右掻込装置11Rと右株元搬送装置12Rは、側面視で平行状とし(図4参照、左掻込装置11L及び左株元搬送装置12Lに対して右掻込装置11Rと右株元搬送装置12Rを下方に低く設定している図6参照。なお、図6中、14Lは左株元搬送装置(株元搬送チェン)の駆動スプロケット、14Rは右株元搬送装置(株元搬送チェン)の駆動スプロケットを示す。
【0027】
また、掻込ベルと10においても、左掻込ベルト10Lに対して右掻込ベルト10Rを下方に低く設定している図8参照。左掻込ベルト10Lは、回転動力伝達用駆動ケース15を左株元搬送装置12Lと左掻込ベルト10Lとの間に配置しているのに対し、右掻込ベルト10Rは、駆動ケース15を右掻込ベルト10Rの上側に配置して上方から吊下げ状態に支持する構成としている。これにより、右掻込ベルトを駆動ケースの存在スペース分下方に下げることができる。
【0028】
また、図7に示すように、左掻込スターホイル11a,11bと右掻込スターホイル11cが同一対地高さにあっても、右掻込スターホイル11cの厚みを左掻込スターホイル11a,11bのそれよりも薄くすることによって右株元搬送装置12R(駆動スプロケット15R)及び右掻込ベルト10R右掻込プーリ16Rはそれだけ下方に低く設定することができる。
【0029】
刈刃装置9の可動刃を左右に往復動させる刈刃駆動機構19は、右掻込装置11Rの下方に配置し、右掻込装置11Rの下部に設けた回転可能な環状の巻付防止カバー体20の下端よりも刈刃駆動機構19の上端側を上側に入り込ませた構成としている(図6参照)。
【0030】
引継ぎ搬送装置13は、搬送終端側の横軸21を支点として始端側が上下に位置変更するよう回動固定自在に構成し、穀稈の長短に応じて扱ぎ深さが調節できるようになっている。そして、穂先側搬送装置13aの始端を右掻込ベルト10Rの終端部上に臨ませ、株元側搬送装置13bの始端部は右株元搬送装置12Rの終端部上に穀稈引継ぎ可能に臨ませている。なお、前記穂先側搬送装置13aの始端側には掻込回転体スターホイル22を対向配置することで、穀稈の引継ぎ作用が確実に行えるようにしている。
【0031】
図9及び図10に示す実施例について説明すると、掻込スターホイル11の下面に跳ね出し板23を設けることで、雑草等をスターホイルの外周圏外へ積極的に跳ね出し、掻込通路への雑草堆積を回避して穀稈の株元搬送乱れを防止する。 また、跳ね出し板23の下端にはゴムのような弾性部材24を設けておくと、この弾性部材24が刈刃上面及びギヤケース上面を弾性変位しながら擦るように作用し、堆積物を確実に掃き出すことができる。
【0032】
なお、図11例では、跳ね出し板23自体を板バネにて構成することで、堆積した雑草類を持ち回った際の反力を利用して確実に機外へ跳ね出すことができる。また、この跳ね出し板23は、図12に示すように、使用時の起立垂直姿勢と不要時の水平収納姿勢とに切替変更できるように構成している。
【0033】
図13、図14例は、刈刃の駆動機構を示すものであるが、図例の回転盤25に取り付けたクランク軸26には、可動刃を左右に往復動させるU字型部材27に係脱自在に嵌入する回転ローラ28を回転自在に設けてあり、また、この回転ローラ28の外周面には外径が前後長にわたって同径の樹脂材等からなる樹脂カラー29を外嵌し、前記U字型部材27と樹脂カラー29との接触荷重位置を中央部より前後にずらせて配置している。従来は、図14(b)に示すように、回転ローラ28の外周に設けた樹脂カラー29の中央部を凸形状とし、その中央部に接触荷重点を設定していた為、カラー消耗時には新たなカラーと取り替えなければならない。本例図14(a)による場合は、前後に位置をずらせているので、一箇所が磨耗しても前後を入れ替えるだけで再度使用することができ長期の使用が可能となる。
【0034】
図15、図16例は、刈取部のフローティング効果をもたらすため、刈取縦フレーム17と走行フレーム1aとの間に圧縮スプリング30を介装している。
従来は、圧縮スプリングの外周を前後2つの円筒状アウタケース31a,31bで被覆して保持する構成であった(図16(b)参照)。本例は、圧縮スプリングの内周を前後2つの円筒状インナケース32a,32bで保持する構成としている(図16(a)参照)。本例によると、圧縮スプリングの内周部を保持するので、スプリングの圧縮性能が安定化し、構成部品も小型化、軽量化できて安価に実施することができる。
【符号の説明】
【0035】
8 穀稈引起し装置
9 刈刃装置
10L 左掻込ベルト
10R 右掻込ベルト
11L 左掻込装置(スターホイル)
11R 右掻込装置(スターホイル)
12L 左株元搬送装置
12R 右株元搬送装置
13 引継ぎ搬送装置
15 駆動ケース
19 刈刃駆動機構
20 巻付防止カバー体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
刈取部(4)における複数の引起し装置(8)の後方に左掻込装置(11L)と右掻込装置(11R)を設け、これら掻込装置の下側に刈刃装置(9)を設け、掻込装置の後方には刈取後の穀稈の株元側を搬送する左株元搬送装置(12L)と該左株元搬送装置(12L)からの搬送穀稈を終端側で合流させる右株元搬送装置(12R)を設け、左右の株元搬送装置の後方上部には、これら株元搬送装置により搬送される合流後の穀稈の株元を引き継いで搬送する引継ぎ搬送装置(13)を設け、この引継ぎ搬送装置(13)は、搬送終端側を支点として始端側が上下に位置変更する構成とし、前記右掻込装置(11R)と右株元搬送装置(12R)は側面視で平行状に配置し、前記左掻込装置(11L)に対して右掻込装置(11R)を低く配置したことを特徴とするコンバインの刈取部。
【請求項2】
前記右掻込装置(11R)の下方に刈刃装置(9)の駆動機構(19)を配置し、右掻込装置(11R)の下部に設けた巻付防止カバー体(20)の下端よりも上側に刈刃駆動機構(19)の上端を入り込ませた請求項1記載のコンバインの刈取部。
【請求項3】
前記左掻込装置(11L)と右掻込装置(11R)の夫々を掻込スターホイルとし、右掻込装置(11R)となるスターホイル(11c)の厚みを左掻込装置(11L)となるスターホイル(11a、11b)の厚みよりも薄くした請求項1又は請求項2記載のコンバインの刈取部。
【請求項4】
前記引起し装置(8)による穀稈の引起し時において、穀稈の株元側を係止して刈刃装置(9)の前方から後方にわたって掻き込む右掻込ベルト(10R)を左掻込ベルト(10L)よりも低く配置した請求項1又は請求項2又は請求項3記載のコンバインの刈取部。
【請求項5】
前記右掻込ベルト(10R)は、この右掻込ベルト(10R)を回転駆動する駆動ケース(15)を上側に配置して上方から吊下げ状態に支持させて設け、前記右掻込ベルト(10R)の掻込終端部上には引継ぎ搬送装置(13)の穂先側搬送始端を臨ませた請求項1から請求項4のいずれか一項記載のコンバインの刈取部。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2013−9630(P2013−9630A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−144534(P2011−144534)
【出願日】平成23年6月29日(2011.6.29)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】