説明

コンバイン

【課題】圃場にて農作物の収穫情報が測定できるコンバインを提供する
【解決手段】運転情報を表示するディスプレイ(表示部)28を備え、収穫した籾(農作物)を計測する水分センサ(計測部)、重量センサ(計測部)と、水分センサおよび重量センサにて計測された籾の収穫重量や水分量などの収穫情報をディスプレイ28に表示するために切り替え操作を行う表示切換ボタン(操作部)27aとを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、運転情報を表示する表示部を備えるコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のコンバインの運転席付近には、例えば図16に示すように、コンバインの車速を表示する速度インジケータ101、燃料の残量を表示する燃料インジケータ102、エンジンの負荷を表示する負荷インジケータ103などの運転情報を表示するディスプレイ(表示部)104を備える。作業者は圃場にてこのディスプレイ104を見ながらコンバインを操作して稲(農作物)の収穫作業を行っていた。さらに、ディスプレイ104には、グレンタンク内の籾の貯留状況を図示する容量インジケータ105が設けられている。容量インジケータ105を参照することにより、収穫作業中にグレンタンク内の籾が所定量になったら、待機している搬送用トラックに排出し、グレンタンクを空にして再び収穫作業を開始する。
そして、収穫作業が終了したら、搬送用トラックで籾を乾燥施設に搬入し、乾燥作業を行う。この乾燥作業では、乾燥施設に備える測定器により籾の重量や平均水分量などの収穫情報を測定した後、その測定値に応じた乾燥機に投入して乾燥させていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、このような従来のコンバインでは、搬送用トラックに排出する際に籾の重量や平均水分量などが測定できないため、乾燥施設まで搬送した後に乾燥施設に備える測定器により測定し、その測定値に応じた乾燥機に投入しており、作業が煩雑であるという問題があった。
そこで本発明の目的は、圃場にて農作物の収穫情報が測定できるコンバインを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
このため請求項1に記載の発明は、運転情報を表示する表示部を備えるコンバインにおいて、
収穫した農作物を計測する計測部と、
該計測部にて計測された前記農作物の収穫情報を前記表示部に表示するために切り替え操作を行う操作部と、
前記計測部にて計測された前記農作物の収穫情報を統計処理して収穫統計情報とする統計処理部と、
前記表示部に表示された前記収穫情報および前記収穫統計情報を印刷表示する印刷部と、
前記運転情報が正常値であることを判定する判定部とを備え、
前記操作部を操作して前記統計処理部にて統計処理された前記収穫統計情報を前記表示部に表示するとともに、
前記操作部を操作して前記収穫統計情報をリセットする一方、
前記判定部が前記運転情報を正常値でないと判定したとき、警告情報を前記表示部に警告表示することを特徴とする。
【0005】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、前記表示部に警告表示される前記運転情報または前記収穫情報をクリア可能に設定する重みづけ設定部を備えることを特徴とする。
【0006】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、前記収穫情報が正常値であることを判定する判定部を備え、
該判定部が前記収穫情報を正常値でないと判定したとき、警告情報を前記表示部に警告表示することを特徴とする。
【0007】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、選択部を備え、該選択部にて選択した選択項目についてのみ前記判定部が判定することを特徴とする。
【0008】
請求項5に記載の発明は、運転情報を表示する表示部を備えるコンバインにおいて、
収穫した農作物を計測する計測部を備え、
該計測部にて計測された前記農作物の収穫情報を前記運転情報とともに前記表示部に表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、運転情報を表示する表示部を備えるコンバインにおいて、収穫した農作物を計測する計測部と、その計測部にて計測された農作物の収穫情報を表示部に表示するために切り替え操作を行う操作部と、計測部にて計測された農作物の収穫情報を統計処理して収穫統計情報とする統計処理部と、表示部に表示された収穫情報および収穫統計情報を印刷表示する印刷部と、運転情報が正常値であることを判定する判定部とを備え、操作部を操作して統計処理部にて統計処理された収穫統計情報を表示部に表示するとともに、操作部を操作して収穫統計情報をリセットする一方、判定部が運転情報を正常値でないと判定したとき、警告情報を前記表示部に警告表示するので、圃場にて農作物の収穫情報を測定できるコンバインを提供することができる。詳しくは、搬送用トラックで次工程である乾燥施設に搬入する際に前もって農作物の収穫状況が確認でき、乾燥施設に搬入して計測器で収穫情報を計測する必要がない。したがって、搬送用トラックから直接、適切な条件の乾燥機へ搬入することができ、作業が簡略化できる。
【0010】
また、平均水分量の多いときには通常よりコンバインの運転速度を遅くして収穫作業を行うなど状況に応じて収穫条件を変更するので、適切な収穫作業を行うことができる。
さらに、収穫情報のうち所望の情報を統計処理して表示し、例えば一つの圃場で収穫した農作物の搬出累積重量を表示したり、累積平均水分量を表示したりすることができる。 したがって、農作物の管理を圃場単位で行うことが容易になる。また、収穫した農作物の状態に応じた適切な乾燥機へ搬入することができ、乾燥作業が効率よく行える。
【0011】
加えて、例えば複数の圃場での収穫作業のデータを連続して取得したい場合、1つの圃場で収穫作業が終わったときにリセットせずに次の圃場での収穫作業を継続することで、2つの圃場での合計の収穫量や平均水分量を得ることができ、収穫情報の管理を容易にすることができる。
【0012】
また、作業者が収穫情報および収穫統計情報を必要に応じて印刷して携帯することができ、容易に収穫情報および収穫統計情報の管理をすることができる。
さらに、収穫情報を表示部に表示している場合であっても、運転情報が正常値でないときは表示部に運転情報を表示して作業者に異常を知らせることができる。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、表示部に警告表示される運転情報または収穫情報をクリア可能に設定する重みづけ設定部を備えるので、複数の運転情報または収穫情報(以下、「情報」という。)のなかで所望の情報については警告表示された際にその画面をクリアして収穫作業を継続することができる。一方、重みづけ設定部にてクリア可能に設定されなかった情報が表示部に警告表示されたときには、その画面をクリアして収穫作業を継続することができない。
したがって、運転者(収穫作業者)が必要に応じて情報の重みづけを変更することができ、収穫作業にフレキシブルに対応することができる。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、収穫情報が正常値であることを判定する判定部を備え、その判定部が収穫情報を正常値でないと判定したとき、警告情報を表示部に警告表示するので、収穫作業をしながら収穫情報が正常値でない農作物を容易に確認することができる。これによって、収穫後の工程に情報を伝達することができる。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、選択部を備え、その選択部にて選択した選択項目についてのみ判定部が判定するので、運転者(収穫作業者)が必要に応じて項目を変更(カスタマイズ)することができ、適切な収穫作業を効率よく行うことができる。
【0016】
請求項5に記載の発明によれば、収穫した農作物を計測する計測部を備え、その計測部にて計測された農作物の収穫情報を運転情報とともに表示部に表示するので、圃場にて農作物の収穫情報を測定しながらコンバインを運転することができる。また、収穫情報を表示する際に画面を切り換える必要がなく作業を簡素化することができる。
さらに、収穫情報に応じて運転条件を適宜変更することも容易であり、例えば、収穫情報である農作物の平均水分量が多い場合には、運転情報であるコンバインの車速を通常よりも遅くして収穫を行うので、より適切な収穫作業を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1はこの発明の一例としてのコンバインの側面図、図2は図1のコンバインの構成図である。
符号1は左右一対の走行クローラ2を装設する左右一対のトラックフレーム、符号3は前記左右トラックフレーム1に架設する機台、符号4はフィードチェン5を左側に張架し扱胴6及び処理胴を内蔵している脱穀機である脱穀部、符号7は引起機構8及び刈刃9及び穀稈搬送機構10などを備える刈取部、符号13は排藁チェン終端を臨ませる排藁処理部、符号15は脱穀部4からの籾を揚穀筒を介して搬入するグレンタンク、符号17はグレンタンク15の籾を機外に搬出する排出オーガ、符号19は運転操作ハンドル、符号20は運転席、符号21は運転席20下方に設けるエンジンであり、これらによりコンバイン30が連続的に稲(農作物)を刈取って脱穀するように構成されている。
【0018】
機台3の後部にはグレンタンク15内の籾を外部へ排出するための排出オーガ17の縦オーガ23が立設されており、縦オーガ23を中心としてグレンタンク15が左右回動可能に設けられて、グレンタンク15の前側を外方に回転させて開放可能に構成されている。グレンタンク15に隣接して、籾の水分を計測する水分センサ(計測部)24が配設され、一定間隔で収穫した籾の水分量を計測して、平均水分量(収穫情報)を算出する。
また、グレンタンク15と機台3との間には籾の重量(収穫情報)を計測する重量センサ(計測部)25が配設される。なお、この例では重量センサ25にロードセルを使用している。
【0019】
図3は図1のコンバインの制御ブロック図である。
水分センサ24、重量センサ25、水分センサ24および重量センサ25をON・OFFさせるための作業スイッチ26、コンバイン30の走行速度・燃料の残量などの運転情報や前述の収穫情報などを表示するディスプレイ(表示部)28、ディスプレイ28に表示された画面を印刷出力するプリンタ(印刷部)29、水分センサ24および重量センサ25で計測した計測値(収穫情報)や後述する収穫統計情報を記憶・保持する記憶部35、その計測値を累積したり、平均値を算出するなどして収穫統計情報を算出する統計処理部33、運転情報を監視して正常値を判定する判定部32、ディスプレイ28の画面を切り替えたり、ディスプレイ画面を印刷したりするために操作する操作部27、収穫情報の設定を選択する選択部34、各運転情報に重み付けを行う重みづけ設定部45などが制御部31に接続されている。
なお、ディスプレイ28およびプリンタ29は、コンバイン30の運転席20近傍に備えられる。また、プリンタ29を着脱式として、必要なときのみ取り付けることができるように構成してもよい。
【0020】
ディスプレイ28は、例えば図4に示すように、コンバイン30の走行速度を表示する速度インジケータ36、エンジンの負荷を表示する負荷インジケータ37、燃料の残量を表示する燃料インジケータ38などを有する。ディスプレイ28の周辺には、操作部27としての、表示切換ボタン27a、戻るボタン27b、印刷ボタン27cおよびリセットボタン27dなどを備える。
表示切換ボタン27aはディスプレイ28の画面を運転情報画面、収穫情報画面、収穫統計情報画面などとの間で切り換えるためのものである。
戻るボタン27bは収穫情報画面または収穫統計情報画面を運転情報画面に戻すためのものである。
印刷ボタン27cはディスプレイ28に表示された収穫情報、収穫統計情報をプリンタ29に出力するためのものである。
リセットボタン27dは記憶部35に記憶された収穫統計情報をリセットするためのものである。
【0021】
次に、上述のように構成されたコンバイン30を用いて収穫作業を行う手順について図1〜4を参照しつつ、図5〜10を用いて説明する。なお、図5(a)はディスプレイ28に収穫情報を表示した図、図5(b)はディスプレイ28に収穫統計情報を表示した図、図6は籾を収穫する際に作業者が行う操作手順のフローチャート、図7はグレンタンク15内の籾の重量と時間との関係を示した図、図8は警告画面の図、図9および10は、籾を排出する際の排出オーガの動作を説明するためのフローチャート、図11はオーガコントローラの平面図である。
【0022】
まず、コンバイン30を所有者Aの圃場FAに搬入し(S1)、収穫情報スイッチをONにして、不図示のテンキーを用いて収穫作業を行う圃場FAの番地の下4桁(ここでは「1234」とする。)を圃場番号(圃場情報)として入力する(S2)。なお、この圃場番号はディスプレイ28に表示させるようにしてもよいし、別途ディスプレイを設けて表示するようにしてもよい。
次に、作業スイッチ26を押下して水分センサ24および重量センサ25をONにする。これにより、記憶部35に記憶されている過去の収穫情報、収穫統計情報はリセットされる(S3:図7にて時刻t1)。
そして、コンバイン30にて収穫作業を開始する(S4:図7にて時刻t2)。
【0023】
S5にて、同一圃場(ここでは圃場FA)の収穫作業が終了したかを判定する。同一圃場FAの収穫作業が終了したときは、S8に進み、後述する手順にて籾を排出した後、S9にて作業スイッチ26を押下して収穫作業を終了する。
一方、S5にて同一圃場FAの収穫作業が終了していないときはS6に進み、判定部32が、予め設定された基準値と、不図示の計測部(通常は、グレンタンク15内にある高さセンサなどを用いる)にて計測されたグレンタンク15内の穀物量とを比較して、グレンタンク15が満タンになったかを判定する。
【0024】
なお、初期状態として運転情報が表示されているディスプレイ28(図4)の周辺に設けられている表示切換ボタン27aを1回押下すると、図5(a)に示す収穫情報が表示される。収穫情報には、S2にて入力した圃場番号と、現在グレンタンク15内に貯留されている籾の重量(穀物重量:kg)と、その籾の平均水分量(穀物平均水分量:%)とが表示される。この収穫情報よりグレンタンク15に貯留されている籾の重量を知ることもできる。
この例では穀物重量は「1010」、穀物平均水分量は「22.0」となっている。この1010kgは図7におけるW1kgに対応している。また、穀物平均水分量は、前述の水分センサ24によって一定間隔で測定する籾の水分量(%)の平均値を表示するものである。
図5(a)の画面からさらに表示切換ボタン27aを1回押下すると、図5(b)に示す収穫統計情報が表示される。収穫統計情報の詳細については後述する。
【0025】
図6のS6にて、グレンタンク15が満タンになっていないときは収穫作業を継続する。グレンタンク15が満タンになったときは、S10にてディスプレイ28を強制的に切り換えて警告情報を警告表示をする。詳しくは、図8に示すように、ディスプレイ28に「警告 グレンタンク内が満タンになりました」という警告情報が表示される。
なお、通常、ディスプレイ28には運転情報(図4)、収穫情報(図5(a))、収穫統計情報(図5(b))のいずれかが表示されているので、これを強制的に切り換えて図8が表示されるようになっている。
【0026】
ディスプレイ28に警告情報が表示がされたときは、収穫作業を停止して(図7:時刻t3)、S7にて排出オーガ17にて籾を排出する。図8の警告表示画面はグレンタンク15内の籾の排出が終了することによって自動的に運転情報画面(図4)に切り換わる。
なお、排出作業が終了した時点で、図5(a)に示す穀物重量の表示はリセットされる。このとき、記憶部35には排出した穀物重量(図7にてW1)が記憶されており、後述する収穫統計情報を算出する際に用いるものとする。
【0027】
籾の排出は、図9,10に示すフローによって、オーガコントローラ150(図11参照)を操作してグレンタンク15内の籾を排出オーガ17で排出する。
すなわち、オーガコントローラ150の自動旋回スイッチ153から入力される操作信号に基づいて自動旋回スイッチ153がオンとなったか否かを判断する(S11)。自動旋回スイッチ153がオフの状態であると判断した場合(S11:NO)、自動旋回スイッチ153がオンとなるまで待機する。
【0028】
自動旋回スイッチ153がオンとなったと判断した場合(S11:YES)、制御部31は、オーガ昇降シリンダを伸長させ、排出オーガ17を載置していたオーガレストより排出オーガ17の上昇移動を開始させる。次いで、制御部31は、オーガレストに備えるオーガレストスイッチがオフとなったか否かを判断する(S12)。オーガレストスイッチがオンの状態であると判断した場合(S12:NO)、すなわち、依然として排出オーガ17が収納位置に存すると判断した場合、制御部31は、オーガレストスイッチがオフとなるまで待機する。
オーガレストスイッチがオフとなったと判断した場合(S12:YES)、制御部31は、その時点からt秒前(例えば、2秒前)の計測値(移動平均)を作業前重量として保持する(S13)。
【0029】
次いで、制御部31は、排出オーガ17が所定の高さに達するようにオーガ昇降シリンダを伸長させた後、オーガ旋回モータを駆動して、オーガコントローラ150により指定された作業位置へ排出オーガ17を旋回移動させる(S14)。排出オーガ17が指定された作業位置へ到達した時点で制御部31はオーガ旋回モータを停止させ、オーガ昇降シリンダを短縮させて排出オーガ17を所定位置まで下降させる。
【0030】
次いで、制御部31は、オーガクラッチスイッチ155から出力される操作信号に基づいてオーガクラッチスイッチ155がオンになったか否かを判断する(S15)。オーガクラッチスイッチ155がオンになっていないと判断した場合(S15:NO)、制御部31は復帰スイッチ152から出力される操作信号に基づいて復帰スイッチ152がオンになったか否かを判断する(S16)。復帰スイッチ152がオンとなっていないと判断した場合(S16:NO)、制御部31は処理をS15へ戻す。また、オーガクラッチスイッチ155がオフのままで復帰スイッチ152がオンになったと判断した場合(S16:YES)、すなわち、排出作業の実行指示がなされる前に排出オーガ17を収納位置へ戻すことが指示された場合、制御部31は、オーガ旋回モータを制御して排出オーガ17を収納位置へ旋回移動させ(S17)、処理をS11へ戻す。
【0031】
また、S15において、オーガクラッチスイッチ155がオンとなったと判断した場合(S15:YES)、制御部31は、オーガクラッチ125を作動させて排出作業を実行する(時刻t4:S18)。この間、制御部31はオーガクラッチスイッチ155から出力される操作信号に基づいてオーガクラッチスイッチ155がオフとなったか否かを判断しており(S19)、オーガクラッチスイッチ155がオフとなっていないと判断した場合(S19:NO)、処理をS18へ戻し、排出作業を続行する。
【0032】
一方、オーガクラッチスイッチ155がオフとなったと判断した場合(S19:YES)、制御部31はオーガクラッチ155を遮断して排出作業を終了する(時刻t5:S20)。そして、制御部31は復帰スイッチ152からの操作信号を検出することにより、復帰スイッチ152がオンとなったか否かを判断する(S21)。復帰スイッチ152がオンとなっていないと判断した場合には(S21:NO)、制御部31は復帰スイッチ152がオンとなるまで待機する。オーガコントローラ150の復帰スイッチ152が押下操作され、復帰スイッチ152がオンとなったと判断した場合(S21:YES)、制御部31は、オーガ昇降シリンダ及びオーガ旋回モータを制御することにより、排出オーガ17を収納位置へ旋回移動させる(S22)。
【0033】
次いで、排出オーガ17がオーガレストに収納されたか否かを判断するために、制御部31はオーガレストスイッチがオンとなったか否かを判断する(S23)。オーガレストスイッチがオンとなっていないと判断した場合(S23:NO)、制御部31はオーガレストスイッチがオンとなるまで待機する。オーガレストスイッチがオンとなったと判断した場合(S23:YES)、制御部31は内蔵タイマにより計時を開始し、所定時間tが経過したか否かの判断を行う(S24)。所定時間tが経過していないと判断した場合(S24:NO)、制御部31は所定時間tが経過するまで待機し、オーガレストスイッチがオンとなってから所定時間tが経過したと判断した場合(S24:YES)、制御部31は取込んだ計測値(移動平均)を作業後重量としてコンバインに備えるRAMなどに保持する(S25)。
【0034】
次いで、制御部31は、S13にて保持した作業前重量とS25にて保持した作業後重量との差分をとることにより穀粒の排出重量W1を算出し(S26)、算出した排出重量W1のデータをディスプレイ28に表示する(S27)とともに、RAMに保持する。
【0035】
そして、S4(図6)に戻り、時刻t6にて同一の圃場FAでの収穫作業を再開する。
時刻t7において、上述と同様にグレンタンク15内の貯蔵量が規定量に達したと判定部32が判定したときは(S6にてYes)、上述と同様の方法によりディスプレイ28に警告情報が表示され(S10)、グレンタンク15より籾の排出を開始し(S7:時刻t8)、時刻t9にて排出する(排出量W2)。
【0036】
なお、表示切換ボタン27aを押下すると、図5(b)に示すような収穫統計情報が表示される。収穫統計情報には、S2にて入力した圃場番号と、前回の排出重量W1と現在グレンタンク15内に貯留されている籾の重量W2との累積値(累積穀物重量:kg)と、前回排出した籾の平均水分値と現在グレンタンク15内に貯留されている籾の平均水分値との平均値(累積穀物平均水分量:%)とが表示される。この収穫統計情報よりこれまでに圃場FAにて収穫された籾の総重量および平均水分量を作業中に知ることができる。
【0037】
ここでは、累積穀物重量は「1980」、累積穀物平均水分量は「23.0」となっている。この1980kgは図7における(W1+W2)kgに対応している。
このように作業者が収穫統計情報を参照することによって、圃場FAでの収穫量を調整して乾燥施設に搬入可能な量にすることができるとともに、乾燥施設へ搬入する前に、乾燥機を適切に選定することができる。
【0038】
そして、S4に戻り、時刻t10にて再び、同一の圃場FAでの収穫作業を再開し、時刻t11にて圃場FAすべての収穫作業が終了したら、S8に進み、排出オーガ17を操作して、排出作業を開始し(時刻t12)、時刻t13にて排出を終了(排出量W3)する。なお、排出オーガ17の操作方法は、S7にて説明した方法と同様であるので説明を省略する。
排出終了後、S9にて、作業スイッチ26を押下すると、水分センサ24および重量センサ25の測定作業が停止して収穫作業を終了する。
引き続き所有者Bの圃場FBの収穫を行うときは、作業スイッチ26を押下せずに、図6にて説明した手順によって収穫作業を行う。
【0039】
なお、収穫作業中にリセットボタン27dを押下するとそれまで記憶部35に記憶されていた収穫情報および収穫統計情報はすべてクリアされる。
また、収穫作業中または収穫作業終了時に、収穫情報画面または収穫統計情報画面にて印刷ボタン27cを押下すると、ディスプレイ28に表示されている収穫情報または収穫統計情報がプリンタ29より印刷出力される。
【0040】
このように、この実施の形態におけるコンバイン30は、運転情報を表示するディスプレイ(表示部)28を備え、収穫した籾(農作物)を計測する水分センサ24(計測部)、重量センサ25(計測部)と、水分センサ24および重量センサ25にて計測された籾の収穫重量や水分量などの収穫情報をディスプレイ28に表示するために切り替え操作を行う表示切換ボタン(操作部)27aとを備える。また、水分センサ24および重量センサ25にて計測された籾の収穫情報を統計処理して累積重量や累積平均水分量などの収穫統計情報とする統計処理部33を備え、表示切換ボタン27aを操作して統計処理部33にて統計処理された収穫統計情報をディスプレイ28に表示するものである。さらに、リセットボタン27dを操作して、収穫統計情報をリセットすることも可能である。加えて、収穫情報および収穫統計情報を印刷表示するプリンタ(印刷部)29を備える。
そして、グレンタンク15内の籾の貯蔵量(収穫情報)が基準値内(正常値)であることを判定する判定部32を備え、その判定部32が籾の貯蔵量を基準値内でないと判定したとき、画面を強制的に切り換えて警告情報を表示部32に警告表示する。
なお、判定部32に運転情報が正常値であることを判定する機能を備え、その判定部32が運転情報を正常値でないと判定したとき(例えば、燃料の残量が規定値以下となったとき、エンジン負荷が規定値を上回ったときなど)、ディスプレイ28に強制的に警告表示をするようにしてもよい。
以上、上述の農作物は籾に限定されるものではなく、大麦、小麦などであってもよい。
【0041】
図12(a)〜(c)には、収穫情報を作業者がマニュアル操作にて設定し、その設定値を超えたときにディスプレイ28に警告情報を表示する例を示している。
上述の例において、収穫作業を開始する前、または収穫作業中に表示切換ボタン27bを所望の回数押下することによって、図12(a)に示す収穫情報選択画面をディスプレイ28に表示させる。ここでは、籾の累積穀物重量と累積穀物平均水分量をタッチセンサによってマニュアル設定できるようになっている。
【0042】
累積穀物重量を設定する場合は、項目選択ボタン(累積穀物重量)51に触れる。すると、図12(b)に示すように、ディスプレイ28に、累積穀物重量の設定画面が表示される。ここで、予め決められた既定値に設定するときは、既定値ボタン55に触れる。また、作業者が自分で累積穀物重量の設定をするときは、数値変更ボタン53であるプラスボタン53Aまたはマイナスボタン53Bに触れることによってインジケータ56に所望の累積穀物重量を表示させる。これにより、選択された累積穀物重量の設定値は記憶部35に記憶され、判定部32が判定する選択項目となる。一方、累積穀物重量の設定をしないときは、設定しないボタン54に触れる。これにより、累積穀物重量は判定部32が判定する選択項目からは除外される。
【0043】
図12(a)にて、項目選択ボタン(累積穀物平均水分量)52に触れると、図12(c)に示す累積穀物平均水分量の設定画面となる。ここで、図12(b)の場合と同様に操作によって所望の設定値に変更する。すなわち、予め決められた既定値に設定するときは、既定値ボタン59に触れる。また、作業者が自分で累積穀物平均水分量の設定をするときは、数値変更ボタン57であるプラスボタン57Aまたはマイナスボタン57Bに触れることによってインジケータ60に所望の累積穀物平均水分量を表示させる。これにより、選択された累積穀物平均水分量の設定値は記憶部35に記憶され、判定部32が判定する選択項目となる。一方、累積穀物平均水分量の設定をしないときは、設定しないボタン58に触れる。これにより、累積穀物重量は判定部32が判定する選択項目からは除外される。
【0044】
なお、項目選択ボタン51,52、数値変更ボタン53,57、設定しないボタン54,58、既定値ボタン55,59などによって選択部34を構成する。
【0045】
図12(b)または(c)の画面において、表示切換ボタン27aを所望の回数押下することによって、図13(a)に示す、警告重みづけ設定画面を表示する。
ここには、警告表示をクリアすることができる運転情報の項目が表示されている。この例では、燃料の残量(符号71)およびグレンタンク15内の籾の貯蔵量(符号72)の項目が表示されている。なお、これに加えて、通常自動制御されている稲の刈高さやこぎ深さなどの設定項目を不図示のボタンによって手動制御に切り替えるとそれらの設定項目が追加表示されるようにしてもよい。なお、センサが故障したときに、手動操作にて操作が続行できるもの、例えば、こぎ深さ制御などについては、設定項目が追加表示されるようにしてもよい。
また、警告表示をクリアすることができない運転情報としては、藁のつまりを知らせる警告情報、オイル補充のための警告情報、エンジンの負荷が規定値を超えたときの警告情報、脱穀装置のベルト切れの警告情報などが挙げられる。
【0046】
ここでは、グレンタンク15内の籾の貯蔵量の警告に重みづけをする例を説明する。図13(a)において、項目選択ボタン(グレンタンク)72に触れると、図13(b)に示す画面に切り替わる。ここで、クリア可能ボタン71Aに触れる。
このように設定した場合には、収穫作業中にグレンタンク15の籾の貯蔵量が規定値を超えたと判定部32が判定したとき、図13(c)に示す画面が表示される(図6のS10に相当)。この画面には、警告画面をクリアすることができるクリアボタン74が表示されており、運転者の判断によってクリアボタン74に触れて、警告画面を運転情報画面(図4)に戻して、収穫作業を継続することができる。
なお、図13(b)にて、クリア不可ボタン71Bに触れると、収穫作業中にグレンタンク15内の籾の貯蔵量の警告画面が表示された場合は図8の画面となり、これをクリアして収穫作業を継続することができない。このようにして警告画面に重みづけをすることができる。
【0047】
なお、燃料の警告に重みづけをする項目設定ボタン71の設定手順については上述と同様であるので説明を省略する。
項目設定ボタン71,72、クリア可能ボタン71A、クリア不可ボタン71Bなどによって重みづけ設定部45を構成する。
【0048】
また、収穫作業のナビゲーションシステムを次のように構成し、コンバイン30のディスプレイ28上で設定し、表示するようにしてもよい。
まず、収穫した籾の水分量の上限値を設定する(例えば、籾の場合は30%、麦の場合は20%とする)。このとき、農作物の種類を選択した上で上限値を設定する。次に、重量(収量)の警報値を設定する。重量の警報値とは、グレンタンクの許容収容重量(例えば700kgw)に対して、500kgを設定する。
【0049】
このような設定作業後、収穫作業を開始する。設定した水分量の上限値を超えるときは、ディスプレイ28上にポップアップ画面として警告表示がなされる。この表示メッセージとしては、例えば「水分量が設定値を超えました。作業を中止してください。」などと表示する。同様に、設定した重量の警報値を超えたときは、ディスプレイ28上にポップアップ画面として警告表示がなされる。この表示メッセージとしては、例えば「あと200kgでグレンタンクが満タンになります」などと表示する。これに続けて、「あと10分でグレンタンクが満タンになります」や「運搬用トラックの準備はできていますか」などというメッセージを表示するようにしてもよい。
そして、作業者が、運搬用トラックの準備を未だしていないときはコンバイン30に搭載した不図示の通信手段を介してトラックに連絡をする。
【0050】
このように、ディスプレイ(表示部)28に警告表示される運転情報をクリア可能に設定する重みづけ設定部45を備える。
なお、重みづけ設定部45に、ディスプレイ(表示部)28に警告表示される収穫情報をクリア可能に設定する機能を備えるようにしてもよい。
【0051】
(第2の実施の形態)
次にこの発明の第2の実施の形態について説明する。
この実施の形態におけるコンバインの構成・作用は以下に説明する点を除き、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
図14はこの例のコンバインの制御ブロック図である。
水分センサ(計測部)24、重量センサ(計測部)25、水分センサ24および重量センサ25をON・OFFさせるための作業スイッチ26、コンバインの走行速度・燃料の残量などの運転情報や収穫情報などを表示するディスプレイ(表示部)28´、ディスプレイ28´に表示された画面を印刷出力するプリンタ(印刷部)29、水分センサ24および重量センサ25で計測した計測値などを記憶・保持する記憶部35、ディスプレイ28´の画面を切り替えたり、ディスプレイ画面を印刷したりするために操作する操作部27などが制御部31に接続されている。
なお、ディスプレイ28´およびプリンタ29はコンバインの運転席の近傍に備えられる。運転情報および収穫情報はディスプレイ28´により確認することができ、必要に応じてプリンタ29に出力できるようになっている。また、プリンタ29を着脱式として、必要なときのみ取り付けることができるように構成してもよい。
【0052】
ディスプレイ28´は、例えば図15に示すように、コンバインの車速を表示する速度インジケータ36、エンジンの負荷を表示する負荷インジケータ37、燃料の残量を表示する燃料インジケータ38に加えて、穀物重量インジケータ39、穀物水分量インジケータ40、副変速インジケータ41、刈取変速インジケータ42、エラーインジケータ43などを有する。ディスプレイ28´の外側には操作部27としての、印刷ボタン27cおよびリセットボタン27dなどを備える。
【0053】
穀物重量インジケータ39は重量センサ25により計測される籾の重量を表示するものである。
穀物水分量インジケータ40は水分センサ24により計測される籾の平均水分量(%)を表示するものである。
副変速インジケータ41は副変速機の状態(H,Lなど)を示すものである。
刈取変速インジケータ42は刈取部7の変速機の状態(H,Lなど)を示すものである。
【0054】
エラーインジケータ43はコンバイン30内にエラーが発生したとき点灯して作業者に告知するものである。
印刷ボタン27cはディスプレイ28´に表示された運転情報、収穫情報をプリンタ29に出力するためのものである。
リセットボタン27dは記憶部35に記憶された収穫情報をリセットするためのものである。
【0055】
このように構成されたコンバインのディスプレイ28´には、運転情報に加えて収穫情報が常時表示されているので、作業者がディスプレイ28´の表示を切り換えることなく収穫情報を確認することができ、作業を効率的に行うことができる。
【0056】
したがって、この発明のコンバインは、運転情報を表示するディスプレイ28´と、籾(収穫した農作物)を計測する水分センサ24および重量センサ25を備え、水分センサ24および重量センサ25にて計測された籾の収穫情報を運転情報とともにディスプレイ28´に表示するものである。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】この発明のコンバインの一例を示す側面図である。
【図2】図1のコンバインの構成図である。
【図3】図1のコンバインの制御ブロック図である。
【図4】図1のコンバインに備えるディスプレイとその周辺を示す図であり、ディスプレイに運転情報を表示した状態を示したものである。
【図5】(a)は図4のディスプレイに収穫情報を表示した図であり、(b)は図4のディスプレイに収穫統計情報を表示した図である。
【図6】圃場FAでの収穫作業手順を説明するためのフローチャートである。
【図7】収穫作業を行っているときのグレンタンク内の重量と時間の関係を表した図である。
【図8】ディスプレイに警告画面を表示した例を示す図である。
【図9】排出オーガにてグレンタンク内の籾を排出する方法を説明するフローチャートである。
【図10】図9のフローチャートの続きを示す図である。
【図11】図1のコンバインに備えるオーガコントローラの平面図である。
【図12】(a)は収穫情報選択画面を示す図、(b)は(a)にて累積穀物重量を選択したときの画面を示す図、(c)は(a)にて累積穀物平均水分量を選択したときの画面を示す図である。
【図13】(a)は重みづけ設定をする画面を示す図、(b)は(a)にてグレンタンクを選択したときの画面を示す図、(c)は収穫作業中にディスプレイに表示される警告情報を示す図である。
【図14】この発明のコンバインの別の例の制御ブロック図である。
【図15】図14のコンバインに備えるディスプレイを示す図である。
【図16】従来のコンバインに備えるディスプレイを示す図である。
【符号の説明】
【0058】
1 トラックフレーム
2 走行クローラ
3 機台
4 脱穀部
5 フィードチェーン
6 扱胴
7 刈取部
8 引起機構
9 刈刃
10 穀稈搬送機構
13 排藁搬送機構
15 グレンタンク
17 排出オーガ
19 運転操作ハンドル
20 運転席
21 エンジン
23 縦オーガ
24 水分センサ(計測部)
25 重量センサ(計測部)
26 作業スイッチ
27 操作部
27a 表示切換ボタン(操作部)
27b 戻るボタン(操作部)
27c 印刷ボタン(操作部)
27d リセットボタン(操作部)
28,28´ ディスプレイ(表示部)
29 プリンタ(印刷部)
30 コンバイン
31 制御部
32 判定部
33 統計処理部
34 選択部
35 記憶部
36 速度インジケータ
37 負荷インジケータ
38 燃料インジケータ
39 穀物重量インジケータ
40 穀物水分量インジケータ
41 副変速インジケータ
42 刈取変速インジケータ
43 エラーインジケータ
45 重みづけ設定部
51,52,71,72 項目選択ボタン
53,57 数値変更ボタン
53A,57A プラスボタン
53B,57B マイナスボタン
54,58 設定しないボタン
55,59 既定値ボタン
56,60 インジケータ
71A クリア可能ボタン
71B クリア不可ボタン
74 クリアボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
運転情報を表示する表示部を備えるコンバインにおいて、
収穫した農作物を計測する計測部と、
該計測部にて計測された前記農作物の収穫情報を前記表示部に表示するために切り替え操作を行う操作部と、
前記計測部にて計測された前記農作物の収穫情報を統計処理して収穫統計情報とする統計処理部と、
前記表示部に表示された前記収穫情報および前記収穫統計情報を印刷表示する印刷部と、
前記運転情報が正常値であることを判定する判定部とを備え、
前記操作部を操作して前記統計処理部にて統計処理された前記収穫統計情報を前記表示部に表示するとともに、
前記操作部を操作して前記収穫統計情報をリセットする一方、
前記判定部が前記運転情報を正常値でないと判定したとき、警告情報を前記表示部に警告表示することを特徴とする、コンバイン。
【請求項2】
前記表示部に警告表示される前記運転情報または前記収穫情報をクリア可能に設定する重みづけ設定部を備えることを特徴とする、請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記収穫情報が正常値であることを判定する判定部を備え、
該判定部が前記収穫情報を正常値でないと判定したとき、警告情報を前記表示部に警告表示することを特徴とする、請求項1に記載のコンバイン。
【請求項4】
選択部を備え、該選択部にて選択した選択項目についてのみ前記判定部が判定することを特徴とする、請求項1に記載のコンバイン。
【請求項5】
運転情報を表示する表示部を備えるコンバインにおいて、
収穫した農作物を計測する計測部を備え、
該計測部にて計測された前記農作物の収穫情報を前記運転情報とともに前記表示部に表示することを特徴とする、コンバイン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2006−254725(P2006−254725A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−73439(P2005−73439)
【出願日】平成17年3月15日(2005.3.15)
【出願人】(000006781)ヤンマー株式会社 (3,810)
【Fターム(参考)】