説明

ゴルフクラブヘッドおよびシャフトのための取り外し可能で交換可能な接続

クラブヘッドおよびシャフトが容易に交換されうるように、および/またはクラブヘッドに対するシャフトの位置を容易に変化させることができるように、ゴルフクラブヘッドはシャフトに取り外し可能に係合される。クラブヘッドとシャフトを接続するためのアセンブリには:(a)回転阻止構造を含むシャフト係合部材;(b)シャフトを受容する小室、および回転阻止構造を係合するための保持構造を含むクラブヘッド係合部材;ならびに(c)クラブヘッド係合部材に対してシャフト係合部材を取り外し可能に固定するための固定システム、が含まれてもよい。クラブヘッドおよびシャフトは、固定システムを取り外して、当初のパーツを異なるパーツに取り替えることによって、変化させてもよい。その上、シャフトは、クラブヘッドに対してシャフトの位置を調節することができるように、曲がってもよく、またはそうでなければシャフト係合部材から一定の角度で伸長してもよい。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、一般的にゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッドに関する。より詳しくは、本発明の局面は、ゴルフクラブヘッドとシャフトのあいだの取り外し可能な接続、ならびにシャフトとヘッドの容易な交換を可能にするための、およびヘッド/シャフトのポジショニング特性の容易な改変を可能にするためのヘッド/シャフトの位置調節の特色を有するゴルフクラブに関する。
【背景技術】
【0002】
背景
ゴルフは、広く多様なプレーヤー、すなわち男女にかかわらず、かつ年齢および/または熟練レベルが驚くほど異なるプレーヤーに楽しまれている。ゴルフは、そのような多様なプレーヤー集団が、互いに直接競いながらゴルフイベントにおいて共にプレーすることができ(たとえば、ハンディキャップをつけたスコア、異なるティーボックスで、チーム形式等を用いて)、それでもなおゴルフのための外出または競技を楽しむことができるという点において、スポーツの世界においていくぶん独特である。これらの要因は、テレビにおけるゴルフ番組(たとえば、ゴルフトーナメント、ゴルフのニュース、ゴルフの歴史、および/または他のゴルフ番組)の利用度の増加、および少なくとも部分的に周知のゴルフ界のスーパースターの出現と共に、アメリカおよび世界中での近年のゴルフ人気を増加させている。
【0003】
全ての熟練レベルのゴルファーは、その成績を改善し、ゴルフスコアを低くし、および次の成績「レベル」に到達しようと努めている。全てのタイプのゴルフ器具の製造元はこれらの要求に応えて、近年、ゴルフ産業は、ゴルフ器具の劇的な変化および改善を遂げた。たとえば、現在では広範囲の異なるゴルフボールモデルを入手でき、ボールは特異的スイング速度および/またはプレーヤーの他の特徴または好みを補うように設計され、たとえばより遠くおよび/またはまっすぐに飛ぶように設計されたボールもあれば、より高く、またはより平坦な弾道を提供するように設計されたボールもあり、より多くのスピン、コントロール、および/または感触(特にグリーン周囲で)を提供するように設計されたボールもあり、より速いまたはより遅いスイング速度のために設計されたボール等もある。ゴルフスコアを低くするために役立つことを約束する多数のスイングおよび/または補助教具もまた販売されている。
【0004】
プレー中の動作においてゴルフボールを打つ唯一の道具であるゴルフクラブもまた、近年、多くの技術研究および進歩の対象である。たとえば、ゴルフ市場では近年、パターのデザイン、ゴルフクラブヘッドのデザイン、シャフト、およびグリップに劇的な変化および改善が見られている。加えて、ゴルフクラブの様々な要素および/または特徴、およびゴルフボールの特徴を、特定のユーザーのスイング特色または特徴によりよくマッチさせる努力において、他の技術的進歩がなされている(たとえば、クラブのフィッティング技術、ボールの発射角度の測定技術、ボールのスピン速度等)。
【0005】
最近の進歩を考慮して、ゴルファーに利用可能な、夥しい数のゴルフクラブ部品パーツがある。たとえば、クラブヘッドは、広く多様な製造元によって多様な異なるモデルで生産されている。その上、個々のクラブヘッドモデルには、ロフト角度、ライ角度、オフセット特色、加重特徴(たとえば、ドローバイアスクラブヘッド、フェードバイアスクラブヘッド、ニュートラル加重クラブヘッド等)のバリエーションなどの多数のバリエーションが含まれうる。加えて、クラブヘッドを、たとえば異なる製造元からの、異なる硬度、フレックスポイント、キックポイント、または他の屈曲特徴等を有する、異なる材料で作出された等の、多様な異なるシャフトと組み合わせてもよい。シャフトとクラブヘッドの利用可能なバリエーションにおいて、事実上、何百もの異なるクラブヘッド/シャフトの組み合わせがゴルファーに利用可能である。
【0006】
クラブフィッターおよびゴルフの専門家は、そのスイング特徴および必要性に合うゴルフクラブヘッド/シャフトの組み合わせをゴルファーに合わせるための手助けをすることができる。しかし、従来、ゴルフクラブヘッドは、セメントまたは接着剤を用いてシャフトに永続的に取り付けられている。ゆえに、ゴルファーが多様なヘッド/シャフトの組み合わせを試すことができるためには、クラブフィッターまたは専門家は、永続的に取り付けられたゴルフクラブヘッド/シャフトの組み合わせの幅広い選択範囲(これはかなりの量の貯蔵スペースおよび在庫費用を要する)を持たなければならないか、またはクラブフィッターもしくは専門家は、フィッティングプロセスが持続すると、顧客のために新しいクラブを作製しなければならない(これは実質的な時間の量および在庫費用を要する)。これらの従来の選択肢に関連する短所は、フィッティング期間中ゴルファーにとって利用可能な選択を制限して、および/または費用および期間の長さを有意に増加させるように作用する。
【発明の概要】
【0007】
概要
以下は、本発明とその様々な特色に関する基本的な理解を提供するために、本発明の局面の一般的な要約を提示する。この要約は、本発明の範囲をいかなるようにも制限すると意図されず、以下のより詳細な説明のための一般的概要および文脈を単に提供する。
【0008】
本発明の局面は、クラブヘッドおよびシャフトを容易に交換することができるように、および/またはクラブヘッド本体(およびそのボール打撃面)に対してシャフトの角度および/または位置を容易に変化させることができるように、取り外し可能な様式でゴルフクラブヘッドをシャフトに接続するためのシステムおよび方法に関する。本発明の実施例に従うゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリには:(a)ゴルフクラブシャフトを受容するための円柱形の内部小室へのアクセスを提供する開口部、ならびに、開口部および円柱形の内部小室から、離れる軸方向に伸長する回転阻止構造、を含むシャフト係合部材;(b)シャフト係合部材の少なくとも一部を取り外し可能に受容するための内部小室へのアクセスを提供する開口部が含まれるクラブヘッド係合部材であって、内部小室が、回転阻止構造を係合するための保持構造を含むクラブヘッド係合部材;ならびに(c)クラブヘッド係合部材に対してシャフト係合部材を取り外し可能に固定するための固定システム、が含まれてもよい。クラブヘッドおよびシャフトは、固定システムを取り外して、当初存在するパーツ(たとえば、シャフト、クラブヘッド等)を、異なる特徴を有する異なるパーツに交換することによって、互いに対して交換されてもよい。さらに、シャフトは角度をなしてもよく、および/または、シャフト係合部材においてシャフトを受容するための小室は、クラブヘッドに対して(たとえば、そのボール打撃面に対して)シャフトの角度または位置を調節することができるように、クラブヘッドホーゼルまたはクラブヘッド係合部材の軸方向に対して角度をなしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明およびその一定の長所のより完全な理解は、以下の添付の図面を検討しながら以下の詳細な説明を参照することによって得られるであろう。
【図1】本発明に従う例としてのゴルフクラブの前面図を図示する。
【図2】2Aおよび2Bは、組立てた場合(図2A)および分解した場合(図2B)の双方における本発明に従う例としてのゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリの断面図を例示する。
【図3】3A〜3Cは、本発明に従うゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリにおいて用いられてもよい、例としてのゴルフクラブヘッド係合部材を例示する。
【図4】4A〜4Dは、本発明に従うゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリにおいて用いられてもよい、例としてのシャフト係合部材を例示する。
【図5】5A〜5Cは、本発明に従うゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリにおいて用いられてもよい、例としての固定部材を例示する。
【図6】本発明に従うゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリにおいて用いられてもよい、例としての保持部材を例示する。
【図7】7Aおよび7Bは、本発明に従う取り外し可能なゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリにおいて角度をなしたシャフト部材を用いることに関する、本発明の例としての局面を図示する。
【図8】8Aおよび8Bは、本発明に従う取り外し可能なゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリにおいて角度をなしたシャフト部材を用いることに関する、本発明の追加の例としての局面を図示する;ならびに
【図9】9Aおよび9Bは、本発明に従う取り外し可能なゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリにおいて、ゴルフクラブヘッド面に対してシャフトの自由端を選択的に配置するために軸がずれたまたは角度をなした部材を用いることに関する本発明の例としての局面を図示する。
【0010】
添付の図面は必ずしも縮尺通りではないことが読者に助言される。
【発明を実施するための形態】
【0011】
詳細な説明
本発明に従う様々な例としての構造の以下の説明において、添付の図面が参照され、これらは本発明の一部を形成し、本発明に従う様々な例としての接続アセンブリ、ゴルフクラブヘッド、およびゴルフクラブ構造を例として示す。加えて、パーツおよび構造の他の特異的な整列を利用してもよく、構造および機能の改変を行ってもよく、それらも本発明の範囲に含まれると理解されるべきである。同様に、用語「上」、「底」、「前」、「後」、「リア」、「側面」、「下面」、「上面」等の用語は、本発明の様々な例としての特色および要素を記述するために本明細書において用いられる可能性があるが、これらの用語は、たとえば、図面において示される例としての方向性および/または典型的な使用時の方向性に基づいて、簡便にするために本明細書において用いられる。本明細書におけるいかなるものも、本発明の範囲に入るためには構造の特異的三次元的または空間的方向性が必要であると解釈されてはならない。
【0012】
A.本発明の実施例に従うゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリおよびそのようなアセンブリが含まれるゴルフクラブに関する一般的説明
一般的に、先に記述したように、本発明の局面は、クラブヘッドおよびシャフトが互いに対して容易に交換および/または再配置されうるように、取り外し可能な様式でゴルフクラブヘッドをシャフトに接続するためのシステムおよび方法に関する。本発明の局面のより詳細な説明を以下に示す。
【0013】
1.本発明に従う例としてのゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリおよびゴルフクラブ構造
本発明の1つの局面は、ゴルフクラブヘッドとシャフトをしっかりと、しかし取り外し可能に接続するためのゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリに関する。そのようなアセンブリには、たとえば(a)ゴルフクラブシャフトを受容するための円柱形の内部小室へのアクセスを提供する開口部、ならびに、開口部および円柱形の内部小室から、離れる軸方向に伸長する回転阻止構造、を含むシャフト係合部材;(b)シャフト係合部材の少なくとも一部を取り外し可能に受容する(および支える)ための内部小室へのアクセスを提供する開口部が含まれるクラブヘッド係合部材であって、内部小室が、回転阻止構造を係合するための保持構造を含むクラブヘッド係合部材;ならびに(c)クラブヘッド係合部材に対してシャフト係合部材を取り外し可能に固定するための固定システム、が含まれてもよい。アセンブリには、シャフト係合部材およびクラブヘッド係合部材の少なくとも1つと係合する保持要素がさらに含まれてもよい。
【0014】
シャフト係合部材の回転阻止構造は、本発明の例に従うゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリにおいて広く多様な型をとってもよい。いくつかの例としての構造において、回転阻止構造は、多角形の断面(たとえば、18個またはそれより少ない辺を有する多角形、およびいくつかの例において12個もしくはそれより少ない辺、10個もしくはそれより少ない辺、8個またはそれより少ない辺、6個またはそれより少ない辺、または4個またはより少ない辺でさえ有する多角形)を有し、これはクラブヘッド係合部材(たとえば、同じ一般的な多角形の形状を有する)に対するシャフト係合部材の回転を阻害するように適合させたサイズおよび形状を有する保持構造(たとえば、クラブヘッド係合部材における開口部または小室)に嵌合するであろう。本発明に従ういくつかのより特異的な例において、シャフト係合部材の回転阻止構造は、正方形または長方形の断面を有し、クラブヘッド係合部材の保持構造には、回転阻止構造を受容する正方形または長方形の形状の開口部が含まれるであろう。
【0015】
シャフト係合部材の回転阻止構造はまた、多様な異なるサイズおよび構成をとってもよく、それらも本発明に含まれる。いくつかの例としての構造において、シャフト係合部材は一般的に、ゴルフクラブシャフトを受容するための開口した円形の円柱形小室を有する円柱形であると考えられる。回転阻止構造は、シャフト係合部材全体の一般的な軸方向にこの開口小室を越えて伸長してもよい。いくつかの例において、シャフト係合部材の回転阻止構造は、シャフト係合部材の軸の全長の50%未満に伸長し、かつ、シャフト係合部材の軸の全長の35%未満、25%未満、または15%未満にさえ伸長するであろう。この特色は、接続アセンブリ全体を比較的短く、コンパクトに、および軽量に維持するために役立ちうる。
【0016】
より特異的な例として、本発明の少なくともいくつかの例に従うゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリには:(a)第一の端部および第二の端部を有するシャフト係合部材であって、第一の端部がゴルフクラブシャフトを受容するための円柱形の内部小室へのアクセスを提供する開口部を含み、第一の端部の外部表面が円柱形の内部小室から、離れる放射状の方向に伸長する伸長部分を含み、かつ、円柱形の内部小室を越えて位置する第二の端部の外部表面が回転阻止構造を含む、シャフト係合部材;(b)第一の端部および第二の端部を有するクラブヘッド係合部材であって、クラブヘッド係合部材の第一の端部がシャフト係合部材を取り外し可能に受容するための開口部を含み、クラブヘッド係合部材の第一の端部が固定構造をさらに含み、かつ、クラブヘッド係合部材の第二の端部の内部がシャフト係合部材の回転阻止構造を係合するための回転阻止構造を含む、クラブヘッド係合部材;ならびに(c)シャフト係合部材の伸長部分を超えて伸長して、クラブヘッド係合部材の固定構造と取り外し可能に係合する固定部材であって、少なくとも部分的にクラブヘッド係合部材とシャフト係合部材を取り外し可能に固定する固定部材、が含まれてもよい。そのようなアセンブリはまた、先に記述された様々なより特異的な特色または特徴の1つまたは複数を有してもよい。
【0017】
本発明に従ういくつかの例としてのゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリにおいて、クラブヘッド係合部材の第二の端部が、クラブヘッド係合部材の回転阻止構造を越えて伸長する部分をさらに含んでもよく、かつ、シャフト係合部材の第二の端部が、その回転阻止構造を越えて伸長する突出部を含んでもよい(この突出部は、その回転阻止構造を越えて伸長するクラブヘッド係合部材の部分の中に伸長してもよい)。その回転阻止構造を越えて伸長するクラブヘッド係合部材の部分の中に伸長する追加の保持要素が提供されてもよく、この保持要素は、突出部および/またはその回転阻止構造を越えて伸長するクラブヘッド係合部材の部分に係合してもよい。または、望ましければ、保持要素は、クラブヘッド係合部材との単一の構造として一体形成されてもよい。
【0018】
本発明の局面はさらに、本発明に従うクラブヘッド/シャフト接続アセンブリが含まれるゴルフクラブ構造に関する。そのような構造には、シャフト係合部材と係合するゴルフクラブシャフト、およびクラブヘッド係合部材と係合するクラブヘッド体部が含まれてもよい。次に、シャフトおよびクラブヘッド係合部材を互いに係合させて(たとえば、クラブヘッド係合部材に定められる内部小室の中に、シャフト係合部材をスライドさせて、その回転阻止構造に共に係合させることによって)、アセンブリ全体を、以下により詳細に記述されるように、取り外し可能に共に固定してもよい(たとえば、固定部材を、クラブヘッド係合部材および/またはシャフト係合部材に係合させることによって、またはもう1つの取り外し可能な機械的ファスナー接続によって)。
【0019】
2.本発明に従うゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリが含まれるゴルフクラブを組立てるための例としての方法
本発明のもう1つの局面は、本発明の例に従うクラブヘッド/シャフト接続アセンブリを用いてゴルフクラブを組立てる方法に関する。そのような方法には、:(a)シャフトをシャフト係合部材に係合させる段階であって、シャフト係合部材が、円柱形の内部小室へのアクセスを提供する開口部、ならびに、開口部および円柱形の内部小室から、離れる軸方向に伸長する回転阻止構造、を含み、かつ、シャフトの第一の端部が円柱形の内部小室の中に伸長する、段階;(b)ゴルフクラブヘッドをクラブヘッド係合部材に係合させる段階であって、クラブヘッド係合部材が内部小室へのアクセスを提供する開口部を含む、段階;(c)クラブヘッド係合部材の内部小室の中にシャフト係合部材を少なくとも部分的に置いて、クラブヘッド係合部材の内部小室において提供される保持構造(または他の回転阻止構造)にシャフト係合部材の回転阻止構造を係合させることによって、シャフト係合部材をクラブヘッド係合部材に係合させる段階;ならびに(d)シャフト係合部材に対してクラブヘッド係合部材を取り外し可能に固定する段階、が含まれてもよい。接続アセンブリの様々なパーツは、さらに上記の様々な特性および/または構成の1つまたは複数を有してもよい。
【0020】
そのような構造において、シャフトを、クラブヘッド体部において異なるシャフト(たとえば、異なる長さのシャフト、異なる屈曲特徴、異なる金属等)に関して迅速にかつ容易に取り替えることができる。そのような追加のクラブ組立て段階には:(a)シャフト係合部材に対してクラブヘッド係合部材を取り外す段階;(b)第二のシャフトを第二のシャフト係合部材に係合させる段階であって、第二のシャフト係合部材が、第二の円柱形内部小室へのアクセスを提供する第二の開口部、ならびに、第二の開口部および第二の円柱形内部小室から、離れる軸方向に伸長する第二の回転阻止構造、を含み、かつ、第二のシャフトの第一の端部が第二の円柱形内部小室の中に伸長する、段階;(c)第二のシャフト係合部材を、クラブヘッド係合部材の内部小室の中に少なくとも部分的に置いて、クラブヘッド係合部材の内部小室において提供される保持構造(または他の回転阻止構造)に第二のシャフト係合部材の第二の回転阻止構造を係合させることによって、第二のシャフト係合部材をクラブヘッド係合部材に係合させる段階;ならびに(d)第二のシャフト係合部材に対してクラブヘッド係合部材を取り外し可能に固定する段階、が含まれる。
【0021】
加えてもしくはまたは、そのような構造において望ましければ、クラブヘッドを、シャフト上で異なるヘッド(たとえば、異なるロフト、ライ角度、サイズ、ブランド等のクラブヘッド)に迅速かつ容易に取り替えることができる。そのような追加のクラブ組立て段階には:(a)シャフト係合部材に関してクラブヘッド係合部材を取り外す段階;(b)第二のゴルフクラブヘッドを第二のクラブヘッド係合部材に係合させる段階であって、第二のクラブヘッド係合部材が、第二の内部小室へのアクセスを提供する第二の開口部を含む、段階;(c)シャフト係合部材を第二のクラブヘッド係合部材の第二の内部小室の中に少なくとも部分的に置いて、第二のクラブヘッド係合部材の第二の内部小室に提供される第二の保持構造(または他の回転阻止構造)に、シャフト係合部材の回転阻止構造を係合させることによって、シャフト係合部材を第二のクラブヘッド係合部材に係合させる段階;ならびに(d)シャフト係合部材に対して第二のクラブヘッド係合部材を取り外し可能に固定する段階、が含まれてもよい。
【0022】
B.本発明の例に従う位置/角度調節可能なゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリおよび/またはゴルフクラブの一般的説明
本発明の追加の局面は、クラブヘッドおよびシャフトが容易に交換されうるように、および/またはシャフトに対するクラブヘッド(たとえば、ボール打撃面)の位置および/または角度が調節されるように、ゴルフクラブヘッドをシャフトに取り外し可能に接続するためのシステムおよび方法に関する。本発明のこれらの局面のより詳細な説明を以下に述べる。
【0023】
1.本発明に従う例としての位置/角度調節可能なゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリおよび/またはゴルフクラブ構造
本実施例に従う例としてのゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリには:(a)ゴルフクラブシャフトを受容するための内部小室を定める、外部表面および開口した第一の端部を含むシャフト係合部材であって、外部表面が第一の軸方向に伸長して、内部小室が第一の軸方向とは異なる第二の軸方向に伸長する、シャフト係合部材;(b)シャフト係合部材を少なくとも部分的に取り外し可能に受けるための内部小室へのアクセスを提供する開口部を含むクラブヘッド係合部材;および(c)クラブヘッド係合部材に対して、シャフト係合部材の回転を防止するためのシステム、が含まれてもよい。そのようなアセンブリにおいて、クラブヘッド(およびそのボール打撃面)に対するシャフトの位置および/または角度は、クラブヘッド係合部材に対してシャフト係合部材を回転させることによって調節されてもよい。
【0024】
これらのクラブヘッド/シャフト接続アセンブリは、上記のより詳細な構造および/または特色のいずれかを有してもよい。その上、そのようなアセンブリは、先に記述した同じ様式でゴルフクラブ構造の一部として含まれてもよい。
【0025】
もう1つの例として、本発明の少なくともいくつかの例に従うゴルフクラブ構造には、それらの中で1つもしくは複数の曲がり、または他の軸方向の変化を有するシャフトが含まれてもよい。そのようなゴルフクラブ構造には:(a)少なくとも1つのシャフト軸方向の変化領域が含まれるシャフト;(b)シャフト係合部材が回転阻止構造を含み、シャフト軸方向の変化領域がシャフト係合部材に対して外部に位置するようにシャフトと係合するシャフト係合部材;(c)クラブヘッド係合部材が、シャフト係合部材に対するクラブヘッド係合部材の回転を防止するように回転阻止構造と係合する保持構造を含む、シャフト係合部材と取り外し可能に係合するクラブヘッド係合部材;(d)クラブヘッド係合部材と係合するゴルフクラブヘッド;および(e)シャフト係合部材に対してクラブヘッド係合部材を取り外し可能に固定するための固定システム、が含まれてもよい。クラブヘッド/シャフト接続アセンブリは、上記のより詳細な構造および/または特色のいずれを有してもよい。その上、そのようなアセンブリは、たとえば先に記述した同じ様式でゴルフクラブ構造の一部として含まれてもよい。
【0026】
2.本発明のこの局面に従うゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリが含まれるゴルフクラブを組立てる例としての方法
先に記したように、本発明のこれらの例に従うゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリは、たとえば、一般的に先に記述された様式でクラブヘッド構造全体に組み入れられてもよい(たとえば、シャフトをシャフト係合部材に係合させる、クラブヘッドをクラブヘッド係合部材に係合させる、係合部材を共に取り外し可能に係合する、および回転しないように構造を共に取り外し可能に固定する)。クラブヘッド(たとえば、ボール打撃面に対する)に対するシャフトの位置および/または角度も同様に変化させてもよい。そのような方法には:(a)クラブヘッド係合部材に対してシャフト係合部材を取り外す段階;(b)クラブヘッド係合部材に対するシャフト係合部材の位置を変化させて(たとえば、相対的回転により)、それによってクラブヘッドのボール打撃面に対してシャフトの自由端の位置を変更する段階;および(c)クラブヘッド係合部材にシャフト係合部材を取り外し可能に再度固定して、それによって変化した位置でゴルフクラブヘッドにシャフトを取り外し可能に固定する段階、が含まれてもよい。先に記したように、シャフトは、その中に1つまたは複数の曲がりを有してもよく、および/またはシャフト係合部材は、シャフトを受けるための非軸ボアを有してもよく、それによってクラブヘッド(たとえば、そのボール打撃面)に対するシャフトの位置および/または角度を調節することができる。
【0027】
本発明の特異的な実施例を以下により詳細に記述する。読者は、これらの特異的な例が本発明の実施例を単に図示するために述べられるのであって、本発明を制限すると解釈されるべきではないと理解すべきである。
【0028】
C.本発明の特異的な例
図1は、一般的に本発明の少なくともいくつかの例に従う、例としてのゴルフクラブ100を図示する。このクラブ100には、クラブヘッド102、クラブヘッドをシャフト106(以下により詳細に記述されるであろう)に接続する取り外し可能なクラブヘッド/シャフト接続領域104、およびシャフト106に係合するグリップ部材108が含まれる。ドライバー/ウッドタイプのゴルフクラブヘッド102を図1に図示するが、本発明の局面は、たとえばフェアウェーウッドクラブヘッド:アイアンタイプゴルフクラブヘッド(任意の望ましいロフトの、たとえば0番アイアンまたは1番アイアンからウェッジ);ウッドまたはアイアンタイプのハイブリッドゴルフクラブヘッド;パターヘッド等が含まれる、任意のタイプのクラブヘッドに応用されてもよい。クラブヘッドは、取り外し可能なクラブヘッド/シャフト接続パーツを適応させるために、当技術分野において公知で用いられるように、従来の材料で、従来の構成で、従来の様式で、任意で改変を加えて(必要であれば、たとえばサイズ、形状等に)作出されてもよい。
【0029】
スチール、グラファイト、ポリマー、複合材料、これらの材料の組み合わせ等などの、当技術分野において公知であり用いられる従来の材料が含まれる、任意の望ましい材料をシャフト部材106のために用いてもよい。任意で、必要であればまたは望ましければ、取り外し可能なクラブヘッド/シャフト接続パーツに適応するように、シャフトを改変してもよい(たとえば、サイズ、形状等)。グリップ部材108は、当技術分野において公知で用いられる従来の様式(たとえば、セメントまたは接着剤によって、機械的接続によって等)が含まれる任意の望ましい様式でシャフト106に係合してもよい。ゴム、ポリマー材料、コルク、コードまたは他の織物要素がその中に埋め込まれたゴムまたはポリマー材料、布または織物、テープ等などの、当技術分野において公知であり用いられる従来の材料が含まれる、任意の望ましい材料をグリップ部材108のために用いてもよい。任意で、望ましければ、グリップ部材108は、取り外し可能な接続部104のような取り外し可能な接続を用いてシャフト106に取り外し可能に接続されてもよい(その例は以下により詳細に記述される)。
【0030】
本発明のいくつかの例に従うゴルフクラブヘッドとシャフトのあいだの取り外し可能な接続部104を、これから図2A〜図6に関連してより詳細に記述する。図2Aは、本発明に従うゴルフクラブヘッド102とシャフト106のあいだの1つの例の取り外し可能な接続部104の詳細な断面図を提供し、図2Bは、この例としての接続部104に関係するパーツの分解図を図示する。これらの図において示されるように、本実施例の接続部104には、4つの主なパーツが含まれる。すなわち:クラブヘッド係合部材200、シャフト係合部材220、固定部材240、および保持部材260。クラブヘッド係合部材200には、たとえばクラブヘッド102のホーゼル領域で、クラブヘッド102の開口部102aに嵌合する円柱形の外部表面202が含まれ、クラブヘッド係合部材200は、任意の望ましい様式で、たとえばセメントもしくは接着剤によって、溶接によって、ろう着によって、はんだづけによって、または他の融合技術によって;機械的コネクターによって;摩擦による嵌合等によってクラブヘッド102に永続的にまたは取り外し可能に固定されてもよい。クラブヘッド係合部材200をクラブヘッド102に係合させる前に、望ましければ、保持部材260をクラブヘッド係合部材200の下位の内部小室部分204内に固定してもよい。本実施例の構造104の保持部材260には、クラブヘッド係合部材200の下位内部小室部分204に嵌合して、任意の望ましい様式で、たとえばセメントもしくは接着剤によって、溶接によって、ろう着によって、はんだづけによって、または他の融合技術によって;機械的コネクターによって;摩擦による嵌合等によってそれに固定されてもよい外部表面262が含まれる。
【0031】
本実施例の構造104のシャフト係合部材220には、シャフト106の自由端106aの上に嵌合されてもよく、任意の望ましい様式で、たとえばセメントもしくは接着剤によって、溶接によって、ろう着によって、はんだづけによって、または他の融合技術によって;機械的コネクターによって;摩擦による嵌合等によってそれに固定されてもよい円柱形の内部小室222が含まれる。固定部材240は、シャフト106の自由端106aの上で嵌合して、シャフト係合部材220の上でシャフト106に沿って位置する。固定部材240の開口部242は、以下により詳細に記述される理由からシャフト106の外部の周りに回転可能となるようなサイズである。
【0032】
固定部材240およびシャフト係合部材220をシャフト106に係合させて、クラブヘッド係合部材200(任意で、保持要素260が含まれる)をクラブヘッド102に係合させた後、接続部104全体を組立ててもよい。これは、本実施例の接続構造104において、シャフト係合部材220をクラブヘッド係合部材200の内部小室内にスライドさせることによって成就される。シャフト係合部材220がクラブヘッド係合部材200の中にスライドすると、シャフト係合部材220の突出部分224が、クラブヘッド係合部材200の底の内部小室部分204の中に伸長して、保持部材260の内部小室264に係合する。この形態において、シャフト係合部材220の回転阻止構造226は、クラブヘッド係合部材200の対応する回転阻止構造206に係合して、それによってシャフト106がクラブヘッド102に対して回転することを防止する(本実施例の構造104における保持部材260は、たとえば回転阻止構造206および226における公差のために、クラブヘッド102に対するシャフト106のいかなる実質的な「遊隙」または「動き」も防止するために役立つ)。次に、固定部材240はシャフト106の下でシャフト係合部材220の上端の上にスライドして、クラブヘッド係合部材200上に提供されたねじ式固定構造208にねじ係合する。他の取り外し可能な機械的接続システムが可能であり、それらも本発明に含まれる。同様に、本実施例の組立て技法における様々な段階を変化させてもよく、組み合わせてもよく、または順序を変化させてもよい等であり、それらも本発明に含まれる。
【0033】
接続部104を取り外す場合、ねじ式(または他の)固定部材240をクラブヘッド係合部材200から取り外して、これによってシャフト係合部材220はクラブヘッド係合部材200(シャフト係合部材220および固定部材240はシャフト106上に留まり、クラブヘッド係合部材200および保持部材260はクラブヘッド102上に留まる)から出るようにスライドすることができる。このようにして、異なるシャフトを、同じクラブヘッド102に迅速かつ容易に係合させることができ、および/または異なるクラブヘッドを同じシャフト106に迅速かつ容易に係合させることができる。
【0034】
本実施例の接続構造104の様々な個々のパーツを、これから図3A〜6に関連してより詳細に記述する。図3A〜3Cは、クラブヘッド係合部材200の透視図(図3A)、上面図(図3C)、および断面図(図3B、図3Cにおける線3B-3Bに沿った)を図示する。図示されるように、本実施例の接続構造104において、クラブヘッド係合部材200は、ねじ式開放端208と反対側の開放端(内部小室204に隣接する)とを有する円柱形の管(丸い)構造である。クラブヘッド係合部材200の内部には、シャフト係合部材220の部分を受容するための第一の管部位210、シャフト係合部材220の回転阻止構造226に係合する回転阻止構造206(または側壁)を提供する多角形の開口部212、ならびに突出部224と保持部材260とを受容するための低部内部小室204が含まれる。望ましければ、回転阻止構造または側壁206は、シャフト係合部材220の回転阻止構造226とのより容易な係合/脱係合を可能にするためにいくぶん傾斜してもよい(底部内部小室204と比較して管部位210に向かってより大きいまたはより広い)。クラブヘッド係合部材200の外表面202は、ゴルフクラブヘッドにおいて提供されるシャフトを受容するための開口部(たとえば、ゴルフクラブヘッドにおいて提供されるホーゼル開口部または他のシャフト受容開口部)および/またはホーゼル側壁内で嵌合して、しっかりと係合するサイズおよび形状であってもよい。クラブヘッド係合部材200の上部の自由端214(ねじ208に隣接する)は、シャフト係合部材220上の肩構造228に係合するように、および互いに対して接続構造104の様々なパーツを安定に配置するために役立つようなサイズおよび形状である。
【0035】
図4A〜4Dは、本実施例の接続構造104のシャフト係合部材220のより詳細な図を提供する。図4Aは、本実施例のシャフト係合部材220の透視図であり、図4Dは上面図、図4Cは底面図、および図4Bは図4Dにおける線4B-4Bに沿った断面図である。示されるように、シャフト係合部材220には、ゴルフクラブシャフト106を受容するための内部小室230が含まれる。回転阻止部材226は、小室230から、離れるシャフト係合部材220の縦方向または軸方向に伸長して、保持突出部224は、回転阻止部材226を越えて軸方向に伸長する。先に記述したように、回転阻止部材226はクラブヘッド係合部材200において提供される対応する形状の開口部212の中に伸長して、それによってクラブヘッド係合部材200に対するシャフト係合部材220の回転を防止するために役立つ。開口部212の側壁206と同様に、望ましければ、回転阻止部材226は、クラブヘッド係合部材200の回転阻止構造206とのより容易な係合/脱係合を可能にするために、いくぶん傾斜した側壁(保持突出部224と比較して小室230に向かってより大きいまたはよい広い)を有してもよい。
【0036】
クラブヘッド/シャフト固定部材240を図5A〜5Cにおいてより詳細に図示する(図5Aは透視図であり、図5Bは上面図であり、および図5Cは図5Bにおける線5C-5Cに沿って得られた断面図である)。固定部材240には、固定部材240がシャフト106の自由端に沿って自由にスライドすることができるようなサイズおよび形状の軸開口部242が含まれる。固定部材240の内部には、クラブヘッド係合部材200において提供された固定構造208を係合するためのねじ244(または他の固定構造)が含まれる。内部の肩領域246(本実施例の構造240において、陥凹部248によって定められる)は、固定部材240がクラブヘッド係合部材200に係合する場合に、シャフト係合部材220の上の部分228に係合して下方向に支える構造を提供する。
【0037】
クラブヘッド/シャフト接続システム104の様々なパーツは、任意の望ましいまたは適した材料から作出されてもよく、それらも本発明に含まれる。たとえば、様々なパーツ200、220、および/または240の1つまたは複数は、アルミニウム、チタン、マグネシウム、ニッケル、これらの金属の合金、スチール、ステンレススチール等、任意で陽極酸化仕上げされた材料などのゴルフクラブヘッド構成物において従来用いられる軽量金属が含まれる、金属材料で作出されてもよい。または、望ましければ、様々なパーツ200、220、および/または240の1つまたは複数を、ゴルフクラブ産業において従来から公知であり用いられるポリマー材料などの堅固なポリマー材料から作出してもよい。様々なパーツ200、220および240は、同じまたは異なる材料から作出されてよく、本発明に含まれる。1つの特異的な例において、様々なパーツ200、220および240のそれぞれは、堅い陽極酸化仕上げを有する7075アルミニウム合金材料で作出されるであろう。パーツは、金属加工および/またはポリマー生産技術分野において公知で用いられる従来の様式で作出されてもよい。
【0038】
図6は、本実施例のクラブヘッド/シャフト接続構造104の最後のパーツ、すなわち保持部材260を図示する。本実施例の構造104における保持部材260には、クラブヘッド係合部材200の内部小室204に嵌合する(および摩擦によって係合する)ようなサイズの外壁262が含まれる。保持部材260は、接着剤またはセメント、融合技術、機械的コネクター等などの他の方法でクラブヘッド係合部材200に係合されてもよい。加えて、本実施例の構造の保持部材260には、シャフト係合部材220の突出部224の自由端に係合する内部小室264が含まれる。保持部材260はさらに、クラブヘッド係合部材200に対してシャフト係合部材220をその場で支えるために役立つ。これは、布、織物、ゴム等などの多様な材料で作出されてもよいが、図示される本実施例の構造104において、保持部材260は、たとえば注入成形などの成型技術によって、いくぶん柔軟なポリマー材料で作出される。シャフト係合部材220をクラブヘッド係合部材200に対してその場で支えるために役立つほかに、保持部材260の材料は、たとえばクラブヘッド102が動いた場合に、接続部104の金属パーツが互いに対してわずかに動くこと、またはがたがたと音が鳴ることを防止することによって、ノイズを減弱または消失させるために役立ちうる。望ましければ、保持部材260を省略してもよく、移動させてもよく、および/またはシャフト、クラブヘッド係合部材等の一部として一体成型してもよい。
【0039】
上記の特異的構造から接続システムに多くのバリエーションを作出してもよく、それらも本発明に含まれる。たとえば、望ましければ固定部材(たとえば、部材240のような)を、クラブヘッド構造102(たとえば、ホーゼル周囲で)に嵌合してもよく、これはシャフト係合部材220において提供された外部のねじ(または他の固定構造)に係合してもよい。固定部材240とクラブヘッド係合部材200および/またはシャフト係合部材220とのねじによる係合以外の取り外し可能な固定システムが可能であり、それらも本発明に含まれる。たとえば、固定部材240には、クラブヘッド係合部材200および/またはシャフト係合部材220の中に伸長するまたはそうでなければそれらに係合して、それによって互いに対してこれらの部材をその場で支える構造が含まれてもよい。もう1つの例として、望ましければ、固定部材240には、クラブヘッド係合部材200および/またはシャフト係合部材220から伸長する構造に対するアクセスを提供して、それによってこれらの部材を互いに対してその場で支えるスロット、開口部、または溝が含まれてもよい。なおもう1つの例として、望ましければ、たとえば、クラブヘッド係合部材200および/またはシャフト係合部材220に、互いに対してそれら自身をその場で支えるための適切な構造が直接含まれる場合には、個別の固定部材240を省略してもよい。固定部材240はまた、接続構造104、クラブヘッド102、および/またはシャフト106のもう1つのパーツと一体形成されてもよく、接続されてもよい。
【0040】
もう1つの例として、回転阻止部分206および226は、20個もしくはそれ未満、16個もしくはそれ未満、12個もしくはそれ未満、10個もしくはそれ未満、8個もしくはそれ未満、または6個もしくはそれ未満の辺でさえ有する多角形構造などの多様な異なる構造をとってもよい。回転阻止開口部206は、クラブヘッド係合部材200に対するシャフト係合部材220の望ましくない回転を防止するように、回転阻止構造226が回転阻止開口部206のいくつかの部分に係合する限り、回転阻止構造226の形状に正確にマッチする必要はない。他の回転阻止構造および整列も同様に可能であり、それらも本発明に含まれる。たとえば、シャフト係合部材220およびクラブヘッド係合部材200のいずれかまたは双方に、回転を防止するためのゴルフクラブ全体の他のパーツまたは他の複数のパーツに係合する機械的構造が含まれてもよい。いくつかのより特異的な例として、シャフト係合部材には、クラブヘッド係合部材において提供された開口部、スロットまたはねじ山の中に伸長する、ばねを備えたピンまたは他の伸長構造が含まれてもよい(および/またはその逆)(たとえば、その油圧供給接続要素に対する油圧ホースの取り付けに類似の)。開口部、スロット、またはねじ山に嵌合する移動止め機構および他の物理的(および任意で静的)固定構造も同様に、取り外し可能な回転阻止接続として用いられてもよく、それらも本発明に含まれる。
【0041】
本発明の追加の局面は、クラブフィッター(または他の人)がシャフトの自由(グリップ)端に対するクラブヘッド(およびそのボール打撃面)の様々な位置および/または角度(たとえば、ライ角度、ロフト角度等)を調節することができるように、取り外し可能なゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリを利用することに関する。図7Aおよび7Bは、これらの角度を制御して調節することができる、一例としてのゴルフクラブヘッド/シャフト接続システム700を図示する。より具体的に、図7Aおよび7Bは、図2A〜6(同じまたは類似のパーツを指すために図1〜6において用いられる番号と同じまたは類似の参照番号を図7Aおよび7Bにおいて用いる)に関連して先に記述したアセンブリと類似の取り外し可能なゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリ104を図示する。しかし、本実施例の構造700におけるシャフト702は、ゴルフクラブヘッド102から伸長するホーゼル要素と同軸で伸長する第一の軸方向704およびシャフト702の主要な部分に沿って伸長する第二の軸方向706が含まれるように曲がっている。軸方向の変化領域708(任意で、急な曲がりまたは連続的および/またはなめらかな変化)は、第一の方向704から第二の方向706にシャフト軸方向を移行させる。
【0042】
図7Aおよび7Bの比較から明らかであるように、シャフト702の自由端(グリップの配置で、接続アセンブリ104から離れて)の角度および/または位置は、シャフト係合部材220をクラブヘッド係合部材200に対して回転させることによって、クラブヘッド102に対して(およびボール打撃面に対して)変更してもよい。取り外し可能な接続システム104と共に、この特色によって、クラブフィッター(または他の人)は、なおも同じシャフト702およびヘッド102を用いて、クラブヘッド102に対してシャフト702の様々な角度および/または位置を自由におよび容易に調節することができ(たとえば、可変のライ、ロフト、およびフェース角度の組み合わせ)、このことはユーザーが、その要求に合うように最適なクラブヘッド/シャフトの組み合わせおよび整列をより容易に決定するために役立ちうる。
【0043】
軸方向変化領域708は、シャフト702に沿って任意の望ましい位置に位置してもよく、それらも本発明に含まれる。本発明に従う少なくともいくつかの例としての構造700において、軸方向の変化領域708は、グリップ端部よりクラブヘッド102により近いシャフト702の下半分に位置するであろう。いくつかのより特異的な例において、軸方向の変化領域708は、クラブヘッド102に最も近いシャフト702の下位4分の1に、およびクラブヘッド102に最も近いシャフト702の下位10%または5%でさえに位置するであろう。本発明に従ういくつかの例としての構造700において、曲がりまたは他の軸方向の変化領域708は、可能な限り固定部材240または接続アセンブリの他の部分の近くに位置するが、それでもなお固定部材240または他の固定機構の自由な動きを許容するように、シャフト702の端部から十分な距離を残している。または、望ましければ、固定部材240または他の固定機構は、軸方向の変化領域708の上に滑るようなサイズであってもよく、および滑るように整列してもよく、および/またはもう1つの様式でシャフト702またはアセンブリ104の他の部分から取り外し可能であってもよく、取り外し可能であってもよく、および/またはそこに取り付け可能であってもよい。
【0044】
同様に、たとえば少なくとも0.25°、少なくとも0.5°、少なくとも1°、少なくとも2°、少なくとも4°、または少なくとも8°でさえもの、任意の望ましい軸方向の変化(θ)(または曲がり)角度を用いてもよく、それらも本発明に含まれる。いくつかの例としての構造において、この曲がりまたは他の軸方向の変化は、0.25°〜25°、0.5°〜15°、1°〜10°、または1°〜5°さえものあいだであろう。
【0045】
先に述べたように、図7Aおよび7Bは、図2Aから6に関連して先に記述した接続システム104と共に用いられる曲がったまたは角度のあるシャフト702を図示する。これは、必要条件ではない。図7Aおよび7Bに関連して先に記述した本発明の様々な局面は、そのそれぞれが参照により本明細書に組み入れられる、米国特許第6,890,269号(Bruce D. Burrows)、および米国特許出願公開第2004/0018886号(Bruce D. Burrows)において記述される整列などの他の取り外し可能なゴルフクラブヘッド/シャフト接続整列と共に用いられてもよい。その上、図7Aおよび7Bに関連して先に記述した本発明の様々な局面は、他の特許の、係属中の、および/または市販されている取り外し可能なゴルフクラブシャフトアセンブリと共に用いられてもよい。
【0046】
本発明の局面は、1つの軸方向の変化領域を有するゴルフクラブシャフトに限定されない。むしろ、図8Aにおいて示される構造800によって図示されるように、シャフト802は、多数の軸方向の変化領域(たとえば、図8Aにおける領域804および806(図8Aにおいて、同じまたは類似のパーツを指すために、図1〜7Bにおいて用いられた番号と同じまたは類似の参照番号を用いる))を有してもよい。この特色によって、クラブヘッド102およびそのボール打撃面に対するシャフト802(グリップで)の自由端の位置および/または角度をさらに精密に調整または制御することができる(たとえば、広範囲のインセット、アウトセット、オンセット、およびオフセット位置を提供するための位置を調節するために、および/または任意でライ、ロフト、および/またはフェース角度特色を調節するために)。
【0047】
図8Bは、取り外し可能なゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリ(たとえば、アセンブリ104のような)、ならびに図8Aにおいて図示されるシャフトのような、2つ(またはそれ以上)の軸方向の変化領域804および806を有するシャフト822が含まれるもう1つの例としての構造820を図示する。しかし、本実施例の構造820において、シャフト822は、図8Aの構造800およびシャフト802と比較してより急な方向の変化を有する。このシャフト構造822によってまた、クラブヘッド102およびそのボール打撃面に対してシャフト822(グリップで)の自由端の位置および/または角度を制御することができる(たとえば、広範囲のインセット、アウトセット、オンセット、およびオフセット位置を提供するための位置を調節するために、および/または任意でライ、ロフト、および/またはフェース角度特色を調節するために)。
【0048】
様々な構造(たとえば、構造800および820)における軸方向の変化領域804および806は、シャフト802および/または822に沿った任意の所望の位置に位置してもよく、および/または互いに対して任意の望ましい相対的間隔で位置してもよく、それらも本発明に含まれる。本発明に従う少なくともいくつかの例としての構造800および/または820において、軸方向の変化領域804および806の少なくとも1つ(および任意で両方)は、グリップ端部よりクラブヘッド102により近いシャフト802および/または822の下半分に位置するであろう。いくつかのより特異的な例において、軸方向の変化領域804および806の1つまたは双方は、クラブヘッド102に最も近いシャフト802および/または822の下4分の1に位置して、およびクラブヘッド102に最も近いシャフト802および/または822の下10%または5%に位置するであろう。軸方向の変化領域804および806は、少なくとも1/2インチ、少なくとも1インチ、少なくとも2インチ、または少なくとも4インチもしくはそれ以上互いに離れてもよく、それらも本発明に含まれる。曲がりまたは他の軸方向の変化領域804および806は、必要であれば固定部材240または他の固定機構の自由な動きを許容するように、シャフト802および/または822の端部からおよび/または互いに十分な距離に位置してもよい。または、望ましければ、固定部材240または他の固定機構は、軸方向の変化領域804および/または806の1つまたは両方の上で滑るように、サイズ調整され、かつ整列されてもよく、および/またはもう1つの様式で、シャフト802および/または822、またはアセンブリ104の他の部分、から取り外しされてもよく、取り外されてもよく、および/または取り付けられてもよい。
【0049】
同様に、たとえば少なくとも0.25°、少なくとも0.5°、少なくとも1°、少なくとも2°、少なくとも4°、または少なくとも8°でさえもの、任意の望ましい軸方向の変化(または曲がり)角度を、2つ(またはそれ以上)の方向の変化のそれぞれのために用いてもよく、それらも本発明に含まれる。図8Aにおいて示されたようないくつかの例としての構造において、これらの曲がりまたは他の軸方向の変化は、0.25°〜25°のあいだ、0.5°〜15°のあいだ、1°〜10°のあいだ、または1°〜5°でさえものあいだであろう。図8Bにおいて示されるような他の例としての構造において、これらの曲がりまたは他の軸方向の変化は、25°〜145°のあいだ、30°〜120°のあいだ、45°〜100°のあいだ、または60°〜90°でさえものあいだであろう。望ましければ、1つの曲がりは比較的軽微であるが(たとえば、図8Aにおいて示されるように)、もう1つはより急である(たとえば、図8Bにおいて示されるように)。曲がりまたは軸方向の変化802および804は、シャフトの自由端(ならびに自由端が含まれるシャフト部位824および826)が、同じ平面または異なる平面上に存在するように整列されてもよい。同様に、望ましければ、2を超える多い曲がりまたは軸方向の変化領域をクラブヘッドシャフト構造に提供してもよく、それらも本発明に含まれる。
【0050】
図7Aおよび7Bに関連して先に記述された構造700と同様に、曲がりまたは角度のあるシャフト802および/または822は、図2A〜6に関連して先に記述した接続システム104に関連して用いられてもよい。これは、必要条件ではない。図8Aおよび8Bに関連して先に記述された本発明の局面は、米国特許第6,890,269号(Bruce D. Burrows)および米国特許出願公開第2004/0018886号(Bruce D. Burrows)において記述される接続整列、および他の特許、係属中の特許出願、出版物において記述される接続整列、および/または市販の取り外し可能なゴルフクラブシャフトアセンブリなどの、他の取り外し可能なゴルフクラブヘッド/シャフト接続整列と共に用いてもよい。
【0051】
1つまたは複数の軸方向の変化領域が含まれるシャフトを利用することは、シャフトの自由(グリップ)端の位置および/または角度を、ゴルフクラブヘッドおよび/またはそのボール打撃面に対して変更させてもよい唯一の様式ではない。図9Aおよび9Bは、もう1つの例としての整列を図示する。本実施例の整列において、シャフト係合部材920には、シャフト106が受容される「軸がずれた」または角度をなしたボアホール922が含まれる。より具体的に、図示される本実施例において、シャフト係合部材920の外部円柱表面924(クラブヘッド係合部材の内部小室の方向とマッチする)は、第一の軸方向926に伸長し、ボアホール922の内部円柱表面928は、第一の軸方向926とは異なる第二の軸方向930に伸長する。このようにして、シャフト係合部材920の外部は、クラブヘッド係合部材(たとえば、部材200)の内部の方向に対応する一定の軸方向を維持するが、シャフト106は、クラブヘッド102およびそのボール打撃面に対して異なる調節可能な角度でクラブヘッド102から離れるように伸長する(シャフト位置および/または角度は、たとえばクラブヘッド係合部材200に対してシャフト係合部材920を回転させることによって調節されてもよい)。これは、図9Aおよび9Bの角度を比較することによって認められる可能性がある。
【0052】
本発明のいくつかの例に従って、第一の軸方向926と第二の軸方向930のあいだで任意の望ましい角度が維持されてもよいが、この角度は、0.25°〜10°であり、いくつかの例において0.5°〜8°、0.75°〜6°、または1°〜4°でさえあろう。
【0053】
望ましければ、先に記述したシャフト係合部材920は、図1〜8Bに関連して先に記述したアセンブリと類似のシャフト接続アセンブリに接続して用いられてもよい。固定部材240は、シャフト106とシャフト係合部材920の外部表面924のあいだの角度の上で固定部材240がスライドできるように、十分な空間または遊隙を有してもよい(および/または角度をなしたボア922の角度は十分に小さくてもよい)。または、異なる固定整列を用いて、シャフト係合部材920をクラブヘッドおよび/またはクラブヘッド係合部材に係合させてもよく、たとえば、先に記述した任意の様々な固定整列およびそのバリエーションが含まれ、それらも本発明に含まれる。
【0054】
同様に、本発明の特異的構造は、図面、ゴルフクラブヘッド/シャフト接続構造、および図1〜9Bにおいて先に用いた用語に関連して記述してきたが、本発明のこれらの局面(角度をなしたボアホール)は、米国特許第6,890,269号(Bruce D. Burrows)および米国特許出願公開第2004/0018886号(Bruce D. Burrows)において記述されるアセンブリ、および/または他の特許、係属中、出版された、および/または市販の取り外し可能なシャフトアセンブリに関連して用いられるアセンブリなどの、シャフトが取り付けられている部材が含まれる他の取り外し可能なゴルフクラブヘッド/シャフト接続アセンブリに拡大されてもよい。本発明のこれらの局面はまた、望ましければ1つまたは複数の軸方向の変化領域を有するシャフトと共に用いられてもよい(図8Aおよび8Bにおいて図示されるシャフト802および/または822などの)。
【0055】
さらに、クラブヘッド/シャフト角度および/または位置特徴を変化させるために、軸がずれたまたは角度をなしたボア部材を用いることは、シャフト係合部材において軸がずれたまたは角度をなしたボアを用いることに限定されない。むしろ、望ましければ、クラブヘッド係合部材および/またはクラブヘッドホーゼルは、シャフトアセンブリを受容するための角度をなしたボアを有してもよく、クラブヘッド/シャフト角度および/または位置特徴は、構造全体の他の部分に対して、クラブヘッド係合部材および/またはクラブヘッドホーゼルの方向を変化させることによって選択的に変更されてもよい。
【0056】
シャフト、クラブヘッド、およびクラブヘッド/シャフト接続アセンブリの構造全体における多くのバリエーションが可能であり、それらも本発明に含まれる。たとえば、望ましければ、構造104は、固定部材240がクラブヘッド(たとえば、ホーゼル周囲)上に位置して、シャフト、シャフト係合部材、および/またはクラブヘッド係合部材に係合して、様々なパーツを共に支えるように、いくぶん「倒立」してもよい。その上、望ましければ、接続システム104を用いて、グリップ要素にゴルフクラブシャフトを接続するなどの、ゴルフクラブ(または他の)構造の他の要素にシャフトを接続してもよい。記述されたアセンブリプロセスの様々な段階を変更してもよく、順序を変化させてもよく、組み合わせてもよく、および/または省略してもよく、それらも本発明に含まれる。
【0057】
さらに、取り外し可能な接続アセンブリは任意の所望の様式で用いられてもよく、それらも本発明に含まれる。そのような接続アセンブリを有するクラブは、プレー中のゴルファーによって用いられるために設計されてもよい(および任意で、望ましければ、ゴルファーは、互いに関してシャフト、ヘッド、および/またはそのポジショニングを自由に変化させてもよい)。もう1つの例として、望ましければ、本発明に従う取り外し可能な接続が含まれるクラブは、クラブフィッティングツールとして用いられてもよく、ヘッド、シャフト、およびポジショニングの望ましい組み合わせが特異的ゴルファーについて決定されている場合、クラブビルダーは、決定された情報を用いて、従来の(および永続的な)取り付け技術(たとえば、セメントまたは接着剤)を用いて最終的な望ましいゴルフクラブ製品を産生してもよい。クラブ/シャフト接続アセンブリパーツおよびプロセスにおける他のバリエーションが可能であり、それらも本発明に含まれる。
【0058】
結論
本発明は、本発明を実行するための現在好ましい様式が含まれる特異的実施例に関して詳細に記述してきたが、当業者は、上記のシステムおよび方法の多数のバリエーションおよび入れ替えが存在することを認識するであろう。このように、本発明の趣旨および範囲は、添付の特許請求の範囲に記載されるように広く解釈されるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャフト軸方向の変化領域を含むシャフト;
シャフト軸方向の変化領域がシャフト係合部材の外部に位置するようにシャフトと係合するシャフト係合部材であって、回転阻止構造を含むシャフト係合部材;
シャフト係合部材と取り外し可能に係合するクラブヘッド係合部材であって、シャフト係合部材に対するクラブヘッド係合部材の回転を防止するように回転阻止構造と係合する保持構造を含むクラブヘッド係合部材;
クラブヘッド係合部材と係合するゴルフクラブヘッド;および
シャフト係合部材に対してクラブヘッド係合部材を取り外し可能に固定するための固定システム、
を含むゴルフクラブ。
【請求項2】
シャフトと係合するグリップ部材
をさらに含む、請求項1記載のゴルフクラブ。
【請求項3】
シャフトが、シャフト軸方向の変化領域とは独立した第二のシャフト軸方向の変化領域を含む、請求項1記載のゴルフクラブ。
【請求項4】
第二のシャフト軸方向の変化領域が、シャフト係合部材の外部に位置する、請求項3記載のゴルフクラブ。
【請求項5】
シャフト軸方向の変化領域を含むシャフト;
シャフトと係合するシャフト係合部材であって、シャフト係合部材が、円柱形の内部小室へのアクセスを提供する開口部、ならびに、開口部および円柱形の内部小室から、離れる方向に伸長する回転阻止構造、を含み、シャフトの端部が円柱形の内部小室の中に伸長し、かつ、シャフト軸方向の変化領域が円柱形の内部小室の外部に位置する、シャフト係合部材;
内部小室へのアクセスを提供する開口部を含むクラブヘッド係合部材であって、シャフト係合部材がクラブヘッド係合部材の内部小室の中に伸長し、かつ、回転阻止構造がクラブヘッド係合部材の内部小室において提供されている保持構造と係合する、クラブヘッド係合部材;
クラブヘッド係合部材と係合するゴルフクラブヘッド;ならびに
クラブヘッド係合部材に対してシャフト係合部材を取り外し可能に固定するための固定システム、
を含むゴルフクラブ。
【請求項6】
シャフト係合部材が、回転阻止構造を越えて伸長する突出部を含み、かつ、該突出部が少なくとも部分的にクラブヘッド係合部材の中に存在する、請求項5記載のゴルフクラブ。
【請求項7】
クラブヘッド係合部材と係合する保持要素、
をさらに含む、請求項6記載のゴルフクラブ。
【請求項8】
保持要素が突出部とさらに係合する、請求項7記載のゴルフクラブ。
【請求項9】
突出部と係合する保持要素、
をさらに含む、請求項6記載のゴルフクラブ。
【請求項10】
シャフト係合部材に対するアクセスを提供する開口部と反対の場所でクラブヘッド係合部材と係合する保持要素、
をさらに含む、請求項5記載のゴルフクラブ。
【請求項11】
保持要素が、シャフトに対するアクセスを提供する開口部と反対の場所でシャフト係合部材とさらに係合する、請求項10記載のゴルフクラブ。
【請求項12】
シャフト係合部材が、回転阻止構造を越えて伸長する突出部を含み、かつ、ゴルフクラブが、
該突出部と係合する保持要素、
をさらに含む、請求項5記載のゴルフクラブ。
【請求項13】
回転阻止構造の近位でシャフト係合部材と係合する保持要素、
をさらに含む、請求項5記載のゴルフクラブ。
【請求項14】
シャフト係合部材の回転阻止構造が、8個またはそれより少ない辺を有する多角形の断面を有し、かつ、クラブヘッド係合部材の保持構造が、回転阻止構造を受容する多角形の形状の開口部を含む、請求項5記載のゴルフクラブ。
【請求項15】
シャフト係合部材の回転阻止構造が、多角形の断面を有し、かつ、クラブヘッド係合部材の保持構造が、回転阻止構造を受容する多角形の形状の開口部を含む、請求項5記載のゴルフクラブ。
【請求項16】
シャフト係合部材の回転阻止構造が、正方形または長方形の断面を有し、かつ、クラブヘッド係合部材の保持構造が、回転阻止構造を受容する正方形または長方形の形状の開口部を含む、請求項5記載のゴルフクラブ。
【請求項17】
シャフトが、シャフト軸方向の変化領域と区別される第二のシャフト軸方向の変化領域を含む、請求項5記載のゴルフクラブ。
【請求項18】
シャフト係合部材の回転阻止構造が、シャフト係合部材の軸の全長の25%未満に伸長する、請求項5記載のゴルフクラブ。
【請求項19】
シャフト係合部材の回転阻止構造が、シャフト係合部材の軸の全長の15%未満に伸長する、請求項5記載のゴルフクラブ。
【請求項20】
シャフトと係合するグリップ部材、
をさらに含む、請求項5記載のゴルフクラブ。
【請求項21】
シャフト軸方向の変化領域を含むシャフト;
第一の端部および第二の端部を有し、シャフトと係合するシャフト係合部材であって、第一の端部がシャフトの端部を受容するための円柱形の内部小室へのアクセスを提供する開口部を含み、第一の端部の外部表面が円柱形の内部小室から、離れる放射状の方向に伸長する伸長部分を含み、円柱形の内部小室を越えて位置する第二の端部の外部表面が回転阻止構造を含み、かつ、シャフト軸方向の変化領域が円柱形の内部小室の外部に位置する、シャフト係合部材;
第一の端部および第二の端部を有し、シャフト係合部材と取り外し可能に係合するクラブヘッド係合部材であって、クラブヘッド係合部材の第一の端部がシャフト係合部材を取り外し可能に受容する開口部を含み、クラブヘッド係合部材の第一の端部が固定構造をさらに含み、かつ、クラブヘッド係合部材の第二の端部の内部が、シャフト係合部材の回転阻止構造と取り外し可能に係合する回転阻止構造を含む、クラブヘッド係合部材;
クラブヘッド係合部材と係合するゴルフクラブヘッド;ならびに
シャフト係合部材の伸長部分を超えて伸長してクラブヘッド係合部材の固定構造と取り外し可能に係合する固定部材であって、少なくとも部分的にクラブヘッド係合部材とシャフト係合部材を取り外し可能に固定する、固定部材、
を含むゴルフクラブ。
【請求項22】
クラブヘッド係合部材の第二の端部が、クラブヘッド係合部材の回転阻止構造を越えて伸長する部分を含み、シャフト係合部材の第二の端部が、シャフト係合部材の回転阻止構造を越えて伸長する突出部を含み、かつ、該突出部が、クラブヘッド係合部材の回転阻止構造を越えて伸長するクラブヘッド係合部材の部分の中に伸長する、請求項21記載のゴルフクラブ。
【請求項23】
クラブヘッド係合部材の回転阻止構造を越えて伸長するクラブヘッド係合部材の部分の中に伸長する保持要素、
をさらに含む、請求項22記載のゴルフクラブ。
【請求項24】
保持要素が突出部と係合する、請求項23記載のゴルフクラブ。
【請求項25】
突出部と係合する保持要素、
をさらに含む、請求項22記載のゴルフクラブ。
【請求項26】
クラブヘッド係合部材の第二の端部において提供される開口部の中に伸長する保持要素、
をさらに含む、請求項21記載のゴルフクラブ。
【請求項27】
保持要素がシャフト係合部材の第二の端部と係合する、請求項26記載のゴルフクラブ。
【請求項28】
クラブヘッド係合部材の第二の端部と係合する保持要素、
をさらに含む、請求項21記載のゴルフクラブ。
【請求項29】
保持要素がシャフト係合部材の第二の端部と係合する、請求項28記載のゴルフクラブ。
【請求項30】
シャフト係合部材の第二の端部と係合する保持要素、
をさらに含む、請求項21記載のゴルフクラブ。
【請求項31】
シャフト係合部材の回転阻止構造が、8個またはそれより少ない辺を有する多角形の断面を有し、かつ、クラブヘッド係合部材の回転阻止構造が、シャフト係合部材の回転阻止構造を受容する多角形の形状の開口部を含む、請求項21記載のゴルフクラブ。
【請求項32】
シャフト係合部材の回転阻止構造が、多角形の断面を有し、かつ、クラブヘッド係合部材の回転阻止構造が、シャフト係合部材の回転阻止構造を受容する多角形の形状の開口部を含む、請求項21記載のゴルフクラブ。
【請求項33】
シャフト係合部材の回転阻止構造が、正方形または長方形の断面を有し、かつ、クラブヘッド係合部材の回転阻止構造が、シャフト係合部材の回転阻止構造を受容する正方形または長方形の形状の開口部を含む、請求項21記載のゴルフクラブ。
【請求項34】
シャフトが、シャフト軸方向の変化領域と区別される第二のシャフト軸方向の変化領域を含む、請求項21記載のゴルフクラブ。
【請求項35】
シャフト係合部材の回転阻止構造が、シャフト係合部材の軸の全長の25%未満に伸長する、請求項21記載のゴルフクラブ。
【請求項36】
シャフト係合部材の回転阻止構造が、シャフト係合部材の軸の全長の15%未満に伸長する、請求項21記載のゴルフクラブ。
【請求項37】
シャフトと係合するグリップ部材、
をさらに含む、請求項21記載のゴルフクラブ。
【請求項38】
シャフト軸方向の変化部材がシャフト係合部材の外部に位置するように、シャフト軸方向の変化領域を含むシャフトをシャフト係合部材に係合させる段階であって、シャフト係合部材が回転阻止構造を含む、段階;
ゴルフクラブヘッドをクラブヘッド係合部材に係合させる段階であって、クラブヘッド係合部材が保持構造を含む、段階;
シャフト係合部材の回転阻止構造をクラブヘッド係合部材の保持構造に係合させて、それによってシャフト係合部材に対するクラブヘッド係合部材の回転を防止することによって、シャフト係合部材を少なくとも部分的にクラブヘッド係合部材に係合させる段階;および
シャフト係合部材をクラブヘッド係合部材に取り外し可能に固定して、それによってシャフトをゴルフクラブヘッドに取り外し可能に固定する段階、
を含む、ゴルフクラブを組立てる方法。
【請求項39】
グリップ部材をシャフトに係合させる段階、
をさらに含む、請求項38記載の方法。
【請求項40】
クラブヘッド係合部材に対してシャフト係合部材を取り外す段階、
をさらに含む、請求項38記載の方法。
【請求項41】
第二のシャフトを第二のシャフト係合部材に係合させる段階であって、第二のシャフト係合部材が第二の回転阻止構造を含む、段階;
第二のシャフト係合部材の第二の回転阻止構造をクラブヘッド係合部材の保持構造に係合させることによって、第二のシャフト係合部材を少なくとも部分的にクラブヘッド係合部材に係合させる段階;および
第二のシャフト係合部材をクラブヘッド係合部材に取り外し可能に固定して、それによって第二のシャフトをゴルフクラブヘッドに取り外し可能に固定する段階、
をさらに含む、請求項40記載の方法。
【請求項42】
第二のシャフトが第二のシャフト軸方向の変化領域を有する、請求項41記載の方法。
【請求項43】
第二のゴルフクラブヘッドを第二のクラブヘッド係合部材に係合させる段階であって、第二のクラブヘッド係合部材が第二の保持構造を含む、段階;
シャフト係合部材の回転阻止構造を第二のクラブヘッド係合部材の第二の保持構造に係合させることによって、シャフト係合部材を少なくとも部分的に第二のクラブヘッド係合部材に係合させる段階;および
シャフト係合部材を第二のクラブヘッド係合部材に取り外し可能に固定して、それによってシャフトを第二のゴルフクラブヘッドに取り外し可能に固定する段階、
をさらに含む、請求項40記載の方法。
【請求項44】
第二のシャフトをクラブヘッド係合部材に取り外し可能に係合させる段階
をさらに含む、請求項40記載の方法。
【請求項45】
第二のゴルフクラブヘッドをシャフト係合部材に取り外し可能に係合させる段階、
をさらに含む、請求項40記載の方法。
【請求項46】
第二のシャフトを含むアセンブリを、クラブヘッド係合部材に取り外し可能に係合させる段階、
をさらに含む、請求項40記載の方法。
【請求項47】
第二のゴルフクラブヘッドを含むアセンブリを、シャフト係合部材に取り外し可能に係合させる段階、
をさらに含む、請求項40記載の方法。
【請求項48】
クラブヘッド係合部材に対してシャフト係合部材を取り外す段階;
クラブヘッド係合部材に対するシャフト係合部材の位置を変化させて、それによってクラブヘッドのボール打撃面に対するシャフトの自由端の位置を変更する段階;および
シャフト係合部材をクラブヘッド係合部材に取り外し可能に固定して、それによって変化した位置でシャフトをゴルフクラブヘッドに取り外し可能に固定する段階、
をさらに含む、請求項38記載の方法。
【請求項49】
シャフトをシャフト係合部材に係合させる段階であって、シャフト係合部材が、円柱形の内部小室へのアクセスを提供する開口部、ならびに、開口部および円柱形の内部小室から、離れる方向に伸長する回転阻止構造を含み、シャフトの第一の端部が円柱形の内部小室の中に伸長し、かつ、シャフトが円柱形の内部小室の外部に位置するシャフト軸方向の変化領域を含む、段階;
ゴルフクラブヘッドをクラブヘッド係合部材に係合させる段階であって、クラブヘッド係合部材が内部小室へのアクセスを提供する開口部を含む、段階;
シャフト係合部材をクラブヘッド係合部材の内部小室の中に少なくとも部分的に置くことによって、かつ、シャフト係合部材の回転阻止構造を、クラブヘッド係合部材の内部小室内に提供される保持構造に係合させることによって、シャフト係合部材をクラブヘッド係合部材に係合させる段階;ならびに
クラブヘッド係合部材に対してシャフト係合部材を取り外し可能に固定する段階、
を含む、ゴルフクラブを組立てる方法。
【請求項50】
シャフト係合部材が回転阻止構造を越えて伸長する突出部を含み、かつ、該突出部がクラブヘッド係合部材の内部小室内に少なくとも部分的に存在する、請求項49記載の方法。
【請求項51】
保持要素をクラブヘッド係合部材に係合させる段階、
をさらに含む、請求項50記載の方法。
【請求項52】
保持要素を突出部に係合させる段階、
をさらに含む、請求項51記載の方法。
【請求項53】
保持要素を突出部に係合させる段階、
をさらに含む、請求項50記載の方法。
【請求項54】
シャフト係合部材に対するアクセスを提供する開口部と反対の場所でクラブヘッド係合部材に保持要素を係合させる段階、
をさらに含む、請求項49記載の方法。
【請求項55】
保持要素が、シャフトに対するアクセスを提供する開口部と反対の場所でシャフト係合部材とさらに係合する、請求項54記載の方法。
【請求項56】
シャフト係合部材が回転阻止構造を越えて伸長する突出部を含み、かつ、方法が、
保持要素を該突出部に係合させる段階、
をさらに含む、請求項49記載の方法。
【請求項57】
保持要素を、回転阻止構造の近位でシャフト係合部材に係合させる段階、
をさらに含む、請求項49記載の方法。
【請求項58】
シャフト係合部材の回転阻止構造が、8個またはそれより少ない辺を有する多角形の断面を有し、かつ、クラブヘッド係合部材の保持構造が、回転阻止構造を受容する多角形の形状の開口部を含む、請求項49記載の方法。
【請求項59】
シャフト係合部材の回転阻止構造が、多角形の断面を有し、かつ、クラブヘッド係合部材の保持構造が、回転阻止構造を受容する多角形の形状の開口部を含む、請求項49記載の方法。
【請求項60】
シャフト係合部材の回転阻止構造が、正方形または長方形の断面を有し、かつ、クラブヘッド係合部材の保持構造が、回転阻止構造を受容する正方形または長方形の形状の開口部を含む、請求項49記載の方法。
【請求項61】
シャフトが、円柱形の内部小室の外部に位置する第二のシャフト軸方向の変化領域を含み、第二のシャフト軸方向の変化領域が前記シャフト軸方向の変化領域と独立している、請求項49記載の方法。
【請求項62】
グリップ部材をシャフトに係合させる段階、
をさらに含む、請求項49記載の方法。
【請求項63】
クラブヘッド係合部材に対してシャフト係合部材を取り外す段階、
をさらに含む、請求項49記載の方法。
【請求項64】
第二のシャフトを第二のシャフト係合部材に係合させる段階であって、第二のシャフト係合部材が、第二の円柱形の内部小室へのアクセスを提供する第二の開口部、ならびに、第二の開口部および第二の円柱形の内部小室から、離れる方向に伸長する第二の回転阻止構造、を含み、かつ、第二のシャフトの第一の端部が第二の円柱形の内部小室の中に伸長する、段階;
第二のシャフト係合部材をクラブヘッド係合部材の内部小室の中に少なくとも部分的に置くことによって、かつ、クラブヘッド係合部材の内部小室において提供される保持構造に第二のシャフト係合部材の第二の回転阻止構造を係合させることによって、第二のシャフト係合部材をクラブヘッド係合部材に係合させる段階;ならびに
クラブヘッド係合部材に対して第二のシャフト係合部材を取り外し可能に固定する段階、
をさらに含む、請求項63記載の方法。
【請求項65】
第二のゴルフクラブヘッドを第二のクラブヘッド係合部材に係合させる段階であって、第二のクラブヘッド係合部材が第二の内部小室へのアクセスを提供する第二の開口部を含む、段階;
シャフト係合部材を第二のクラブヘッド係合部材の第二の内部小室の中に少なくとも部分的に置くことによって、かつ、第二のクラブヘッド係合部材の第二の内部小室において提供される第二の保持構造にシャフト係合部材の回転阻止構造を係合させることによって、シャフト係合部材を第二のクラブヘッド係合部材に係合させる段階;ならびに
第二のクラブヘッド係合部材に対してシャフト係合部材を取り外し可能に固定する段階、
をさらに含む、請求項63記載の方法。
【請求項66】
第二のシャフトをクラブヘッド係合部材に取り外し可能に係合させる段階
をさらに含む、請求項63記載の方法。
【請求項67】
第二のゴルフクラブヘッドをシャフト係合部材に取り外し可能に係合させる段階、
をさらに含む、請求項63記載の方法。
【請求項68】
第二のシャフトを含むアセンブリを、クラブヘッド係合部材に取り外し可能に係合させる段階、
をさらに含む、請求項63記載の方法。
【請求項69】
第二のゴルフクラブヘッドを含むアセンブリを、シャフト係合部材に取り外し可能に係合させる段階、
をさらに含む、請求項63記載の方法。
【請求項70】
クラブヘッド係合部材に対してシャフト係合部材を取り外す段階;
クラブヘッド係合部材に対するシャフト係合部材の位置を変化させて、それによってクラブヘッドのボール打撃面に対するシャフトの自由端の位置を変更する段階;および
クラブヘッド係合部材に対してシャフト係合部材を取り外し可能に固定する段階、をさらに含む、請求項49記載の方法。
【請求項71】
第一の端部および第二の端部を有するシャフト係合部材にシャフトを係合させる段階であって、第一の端部が、シャフトを受容するための円柱形の内部小室へのアクセスを提供する開口部を含み、第一の端部の外部表面が、円柱形の内部小室から、離れる放射状の方向に伸長する伸長部分を含み、円柱形の内部小室を越えて位置する第二の端部の外部表面に、回転阻止構造を含み、かつ、シャフトが、円柱形の内部小室の外部に位置するシャフト軸方向の変化領域を含む、段階;
第一の端部および第二の端部を有するクラブヘッド係合部材にゴルフクラブヘッドを係合させる段階であって、クラブヘッド係合部材の第一の端部が開口部を含み、クラブヘッド係合部材の第一の端部が固定構造をさらに含み、かつ、クラブヘッド係合部材の第二の端部の内部が回転阻止構造を含む、段階;
クラブヘッド係合部材の第一の端部の開口部を通してシャフト係合部材の少なくとも一部を挿入することによって、かつ、シャフト係合部材の回転阻止構造をクラブヘッド係合部材の回転阻止構造に係合させることによって、シャフト係合部材をクラブヘッド係合部材に係合させる段階;ならびに
シャフト係合部材の伸長部分の上で、およびクラブヘッド係合部材の固定構造に、固定部材を取り外し可能に固定する段階であって、
固定部材が少なくとも部分的に、シャフト係合部材とクラブヘッド係合部材を取り外し可能に固定する、段階
を含む、ゴルフクラブを組立てる方法。
【請求項72】
クラブヘッド係合部材の第二の端部がクラブヘッド係合部材の回転阻止構造を越えて伸長する部分を含み、シャフト係合部材の第二の端部がシャフト係合部材の回転阻止構造を越えて伸長する突出部を含み、かつ、該突出部がクラブヘッド係合部材の回転阻止構造を越えて伸長するクラブヘッド係合部材の部分の中に伸長する、請求項71記載の方法。
【請求項73】
クラブヘッド係合部材の回転阻止構造を越えて伸長するクラブヘッド係合部材の部分の中に伸長する保持要素を、クラブヘッド係合部材に係合させる段階
をさらに含む、請求項72記載の方法。
【請求項74】
保持要素を突出部に係合させる段階、
をさらに含む、請求項73記載の方法。
【請求項75】
保持要素を突出部に係合させる段階、
をさらに含む、請求項72記載の方法。
【請求項76】
クラブヘッド係合部材の第二の端部に提供される開口部で、保持要素をクラブヘッド係合部材に係合させる段階、
をさらに含む、請求項71記載の方法。
【請求項77】
保持要素をシャフト係合部材の第二の端部に係合させる段階、
をさらに含む、請求項76記載の方法。
【請求項78】
保持要素をクラブヘッド係合部材の第二の端部に係合させる段階、
をさらに含む、請求項71記載の方法。
【請求項79】
保持要素をシャフト係合部材の第二の端部に係合させる段階、
をさらに含む、請求項78記載の方法。
【請求項80】
保持要素をシャフト係合部材の第二の端部に係合させる段階、
をさらに含む、請求項71記載の方法。
【請求項81】
シャフト係合部材の回転阻止構造が、8個またはそれより少ない辺を有する多角形の断面を有し、かつ、クラブヘッド係合部材の回転阻止構造が、シャフト係合部材の回転阻止構造を受容する多角形の形状の開口部を含む、請求項71記載の方法。
【請求項82】
シャフト係合部材の回転阻止構造が、多角形の断面を有し、かつ、クラブヘッド係合部材の回転阻止構造が、シャフト係合部材の回転阻止構造を受容する多角形の形状の開口部を含む、請求項71記載の方法。
【請求項83】
シャフト係合部材の回転阻止構造が、正方形または長方形の断面を有し、かつ、クラブヘッド係合部材の回転阻止構造が、シャフト係合部材の回転阻止構造を受容する正方形または長方形の形状の開口部を含む、請求項71記載の方法、
【請求項84】
シャフトが、円柱形の内部小室の外部に位置する第二のシャフト軸方向の変化領域を含み、第二のシャフト軸方向の変化領域が前記シャフト軸方向の変化領域と独立している、請求項71記載の方法。
【請求項85】
シャフト係合部材の回転阻止構造が、シャフト係合部材の軸の全長の15%未満に伸長する、請求項71記載の方法。
【請求項86】
シャフトと係合するグリップ部材、
をさらに含む、請求項71記載の方法。
【請求項87】
クラブヘッド係合部材の固定構造から固定部材を脱係合する段階;および
クラブヘッド係合部材からシャフト係合部材を脱係合して、それによってゴルフクラブヘッドをシャフトから脱係合する段階、
をさらに含む、請求項71記載の方法。
【請求項88】
第二のシャフトを第二のシャフト係合部材に係合させる段階であって、第二のシャフト係合部材が第一の端部および第二の端部を含み、第一の端部が第二のシャフトを受容するための第二の円柱形の内部小室へのアクセスを提供する開口部を含み、第二のシャフト係合部材の第一の端部の外部表面が、第二の円柱形の内部小室から、離れる放射状の方向に伸長する第二の伸長部分を含み、かつ、第二の円柱形の内部小室を越えて位置する第二のシャフト係合部材の第二の端部の第二の外部表面が、第二の回転阻止構造を含む、段階;
クラブヘッド係合部材の第一の端部の開口部を通して第二のシャフト係合部材の少なくとも一部を挿入することによって、かつ、第二のシャフト係合部材の第二の回転阻止構造をクラブヘッド係合部材の回転阻止構造に係合させることによって、第二のシャフト係合部材をクラブヘッド係合部材に係合させる段階;ならびに
第二のシャフト係合部材の第二の伸長部分の上で、およびクラブヘッド係合部材の固定構造に、固定部材を取り外し可能に固定して、それによって第二のシャフトをゴルフクラブヘッドに取り外し可能に固定する段階、
をさらに含む、請求項87記載の方法。
【請求項89】
第二のゴルフクラブヘッドを第二のクラブヘッド係合部材に係合させる段階であって、第二のクラブヘッド係合部材が第一の端部および第二の端部を有し、第二のクラブヘッド係合部材の第一の端部が第二の開口部および第二の固定構造を含み、かつ、第二のクラブヘッド係合部材の第二の端部の内部が、第二の回転阻止構造を含む、段階;
第二のクラブヘッド係合部材の第一の端部の第二の開口部を通してシャフト係合部材の少なくとも一部を挿入することによって、かつ、シャフト係合部材の回転阻止構造をクラブヘッド係合部材の第二の回転阻止構造に係合させることによって、シャフト係合部材を第二のクラブヘッド係合部材に係合させる段階;ならびに
シャフト係合部材の伸長部分の上で、および第二のクラブヘッド係合部材の第二の固定構造に、固定部材を取り外し可能に固定して、それによってシャフトを第二のゴルフクラブヘッドに取り外し可能に固定する段階、
をさらに含む、請求項87記載の方法。
【請求項90】
第二のシャフトをクラブヘッド係合部材に取り外し可能に係合させる段階、
をさらに含む、請求項87記載の方法。
【請求項91】
第二のゴルフクラブヘッドをシャフト係合部材に取り外し可能に係合させる段階、
をさらに含む、請求項87記載の方法。
【請求項92】
第二のシャフトを含むアセンブリを、クラブヘッド係合部材に取り外し可能に係合させる段階、
をさらに含む、請求項87記載の方法。
【請求項93】
第二のゴルフクラブヘッドを含むアセンブリを、シャフト係合部材に取り外し可能に係合させる段階、
をさらに含む、請求項87記載の方法。
【請求項94】
固定部材をクラブヘッド係合部材から脱係合する段階;
クラブヘッド係合部材に対するシャフト係合部材の位置を変化させて、それによってクラブヘッドのボール打撃面に対するシャフトの自由端の位置を変更する段階;および
シャフト係合部材の伸長部分の上で、およびクラブヘッド係合部材の固定構造に、固定部材を取り外し可能に固定して、それによって変化した位置でゴルフクラブヘッドに対してシャフトを固定する段階、
をさらに含む、請求項71記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate

【図5C】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8A】
image rotate

【図8B】
image rotate

【図9】
image rotate


【公表番号】特表2010−532680(P2010−532680A)
【公表日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−515058(P2010−515058)
【出願日】平成20年6月25日(2008.6.25)
【国際出願番号】PCT/US2008/068116
【国際公開番号】WO2009/009294
【国際公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【出願人】(505087849)ナイキ インコーポレーティッド (123)
【Fターム(参考)】