説明

ゴルフクラブヘッド

ゴルフクラブヘッド10は,フェース面18A,背面40A,頂面38A及び底面8A,8Bを有するワンピース・ヘッド本体から成る。ヘッド本体の横断面を部分的に絞るように背面40Aから延びる溝は,ヘッド本体をホーゼル15に近い側のヒール・ヘッド部14とホーゼル15とは反対側のトウ・ヘッド部16とを形成する。ヒール・ヘッド部14とトウ・ヘッド部15とが溝底22からフェース面18Aに至るヘッド本体内の接合面21に沿って相互に会合している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は,ゴルフクラブヘッドに関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフクラブヘッドには,その重心,所謂スイートスポットがあり,このスイートスポットはクラブヘッドのフェース面上で重心の周りに広がる領域であり,クラブヘッドのデザインに応じて個々に違った範囲を持っている。ゴルフボールの打球軌道の正確なコントロールのためには,このスイートスポットでゴルフボールを的確に打つことが必要なことは良く知られている。
【0003】
従来,ゴルフクラブヘッドについてスイートスポットを広くするために,クラブヘッドの容積及び重量を増やすことが知られている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら,上記のクラブヘッドの容積及び重量を増やすという手法では,クラブヘッドの空気抵抗,即ち,抗力が大きくなり,ボールを叩くヘッドスピードの低下を招くことになる。
【0005】
更に,クラブシャフトが,クラブヘッドの長さ方向線と鈍角を成すことになるので,ヘッドがその重心,即ち,スイートスポット,を上或いは下に外れた処でボールをヒットした場合には,旋回作用によってヘッドが捩じられ,フック或いはスライスとなってしまう。
【0006】
この発明の目的は,上記の課題を解決するため,ヘッド容積や重量を大きくすることによって抗力が大きくなること無くスイートスポットを広くしたゴルフクラブヘッドを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は,フェース面,背面,頂面及び底面を有するワンピース・ヘッド本体から成り,前記ヘッド本体の横断面を部分的に絞るように前記背面から前記フェース面に延びる溝を設け,前記ヘッド本体が前記溝によってホーゼルに近い側のヒール・ヘッド部と前記ホーゼルとは反対側のトウ・ヘッド部とに形成され,前記ヒール・ヘッド部と前記トウ・ヘッド部とが前記溝のベースから前記フェース面に至る前記ヘッド本体内のジョイント面で互いに会合していることから成るゴルフクラブヘッドに関する。
【0008】
このゴルフクラブヘッドにおいて,前記フェース面及び前記背面は,ヒール側ヘッド部分とトウ側ヘッド部分とからそれぞれ構成され,前記フェース面における前記ヒール側ヘッド部分と前記トウ側ヘッド部分とは,実質的に同一平面上にある。また,前記ヒール側ヘッド部分と前記トウ側ヘッド部分とは,前記背面上で凸面形状にそれぞれ形成されている。
【0009】
また,前記背面上での前記ヒール側ヘッド部分と前記トウ側ヘッド部分との前記凸面形状は,少なくとも一つの平面内で円弧形状にそれぞれ形成されている。また,前記背面上での前記ヒール側ヘッド部分と前記トウ側ヘッド部分との前記凸面形状は,互いに直交する二つの平面内で円弧形状にそれぞれ形成されている。更に,前記溝の前記ベースが凸状の輪郭を有している。
【0010】
このゴルフクラブヘッドは,前記クラブヘッド本体が木質材で作られており,また,前記クラブヘッド本体が金属で作られているものである。
【発明の効果】
【0011】
この発明によるゴルフクラブヘッドは,上記の構成を備えているので,ヘッドの長さ方向線に関して相互に隔たった複数の重心を作るような二つのヘッド部分から構成することによって,スイートスポットを広くしている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
この発明によるゴルフクラブヘッドの第1実施例は,図1〜図15に示されている。
【0013】
このゴルフクラブヘッドの第1実施例は,伝統的に木質材で作られてきたために,一般に「ウッド」と呼ばれているドライバーであるゴルフクラブヘッドである。しかし,この「ウッド」と呼ばれるクラブは,現在ではガラス繊維,炭素繊維,セラミック繊維で強化したプラスチック等,或いは将来同じような目的で開発され利用され得る材料を含む木質材以外の材質で作られるようになっているので,このゴルフクラブヘッドはそれらの各種材質をも含むものである。
【0014】
まず,図1を参照して,このゴルフクラブヘッドを,トウ領域A,中心領域B,及びヒール領域Cの三つの領域に分けて考える。従前のゴルフクラブヘッドは,区域47で示す形状と大きさとを持つスイートスポットに関連する唯一の重心5を領域Bの本質的中心に有している。大部分のアベレージゴルファーのスイングでのインパクト時のボール打点は,領域Aや領域Cにまで広がる区域46に分散するのが一般である。
【0015】
このゴルフクラブヘッド10は,以下に詳細に説明するように,領域Cに相当するヒール・ヘッド部14,及び領域Aと領域Bとに相当するトウ・ヘッド部16とを有する形状とし,それぞれの領域A,B及びC内に個々に合計三箇所の重心5,6及び7があるかのように機能して,スイートスポット46をクラブヘッドの打球面である前面即ちフェース面の相当の部分をカバーするように大幅に広げる構成としてある。
【0016】
図1〜図15を参照して,このゴルフクラブヘッド(以下,クラブヘッドという)を説明する。
【0017】
クラブヘッド10は,基本的に二つのヘッド部,即ち,ホーゼル15に近いヒール・ヘッド部14とホーゼル15とは反対側のトウ・ヘッド部16とから構成されたワンピース本体であり,その背面側,即ち,クラブのバックスイング時に先導側となる面のところには,ジョイント面即ち接合面21で相互に会合するヒール・ヘッド部14とトウ・ヘッド部16とを分ける溝が設けてある。
【0018】
図13と図14とは,クラブヘッド10の頂面18Aと底面8A,8Bとを最も良く示している。図15は,接合面21の形状を解りやすくするためにヘッド部14,16とを相互に離して示している。図15では,斜線部分21Aはトウ・ヘッド部16の側であり,他方の斜線部分21Bはヒール・ヘッド部14の側である。実際には,クラブヘッド10は,接合面21の両側に亘って連続する単一のワンピース材から成っている。言い換えれば,図15は,クラブヘッド10を接合面21に沿って切った場合に各ヘッド部がどのように見えるかを示している。接合面21は溝のベース即ち底からフェース面にまで広がっている。
【0019】
トウ・ヘッド部16は,所謂ソールとなる底面8A,打球面であるフェース面18A,頂面38A及び背面40Aを有し,もう一方のヒール・ヘッド部14もトウ・ヘッド部16の各面に相当する同じ面,即ち,底面8B,フェース面18B,頂面38B及び背面40Bを有している。
【0020】
接合面21は,クラブヘッド10のもう一つのネックを成している。
【0021】
クラブヘッド10の特徴は,3個の個別の重心,即ち,ヘッド全体の重心5(CG1),トウ・ヘッド部16による重心6(CG2),及びヒール・ヘッド部14による重心7(CG3)を持つことである。これらの重心5(CG1),6(CG2),7(CG3)は,クラブヘッド10のヒール側に向かって降下するように傾斜した共通線上に位置するように配列されているのが好ましいが,勿論,別のパターンを成すように位置していても良い。いずれにせよ,三つの重心によって,クラブヘッド10の外形寸法を通常の大きさとしたままでそのスイートスポットをかなり大きくすることができる。図2,図5,図6,図13及び図14における線Cは,その全体外形寸法がこの発明の実施例に相当する大きさの従来型ゴルフヘッドの中心を通る位置にある。
【0022】
図3,図4及び図7〜図12Cには,この発明の第一実施例に係るクラブヘッド10での寸法値の一例を示している。クラブヘッド10の長手方向,即ち,長さ方向,及び幅方向,即ち,厚さ方向は,それぞれ図3の横方向と縦方向に対応している。また,ゴルフヘッド10の長手方向と高さ方向とは,それぞれ図4の横方向と縦方向に対応している。
【0023】
図5と図6は,図3と図4とにそれぞれ同じ図である。図5で重ねて描いてある半径D1の円と半径D2の円とは,このクラブヘッドの構成要素ではないが,クラブヘッド10の背面の湾曲部と一致している。直径D1の円で示すように,この発明によるクラブヘッド10の最大幅は,従来型のゴルフクラブヘッドに比して,中心からトウ側に偏っている。直径D1に沿ったトウ・ヘッド部16の最大幅の箇所では,重量が周辺部に集中している。重心6は,直線D1とクラブシャフト20の軸心39を含む縦方向面との交差点に位置している。クラブヘッド10の素材の加工では符号11で示す部分を切削して,クラブヘッド10に成形する。重心7は,直線D2とクラブシャフト20の軸心39を含む縦方向面との交差点に位置している。重心7は,ヒール・ヘッド部14,ホーゼル15及びシャフト20の重量によって決まる。したがって,クラブヘッド10は,その質量が重心6及び7のセンター方向に転移した構成から成り,その結果,重量が集中することにより慣性モーメントが大きくなり,強い推進力を得られると共に,大きい慣性モーメントによってクラブヘッド10の捩じれに対する抵抗性が高くなる作用効果が得られる。
【0024】
ここに示す寸法値は,この発明の基本的概念の枠内で変更自由であり,また,具体的に示唆していない寸法は,従来のウッドクラブに代表的なものでよいことは勿論である。
【0025】
クラブヘッド10は,ヒール・ヘッド部14の質量がクラブヘッド10の全質量の40%未満,これに相応して,トウ・ヘッド部16が少なくとも60%の質量を持つように構成しているのが好ましい。更に,クラブヘッド10の幅方向におけるトウ・ヘッド部16の最大幅の箇所でのトウ・ヘッド部16の背側表面38Aと溝底22との間の距離は,トウ・ヘッド部16幅方向における最大幅の70%未満であるのが好ましい。他方,クラブヘッド10の長さ方向におけるクラブヘッド10のヒール端から溝のベース即ち溝底22までの距離は,クラブヘッド10の長さ方向における全長の40%未満であるのが好ましい。
【0026】
トウ・ヘッド部及びヒール・ヘッド部それぞれの頂面側表面と背面側表面は,図示のように,回転楕円面状または球状部分の形を成す凸面形状である。
【0027】
上述の実施例は,ドライバーのようなウッド型クラブのクラブヘッド10に関するものであるが,別の実施例として,一般に「アイアン」と呼ばれている金属製ヘッドのようなウッド型以外のクラブヘッドを考えることもできる。なお,この発明は,「アイアン」と呼ばれるクラブヘッドに現在使われている金属以外の材質,或いは将来同じような目的で開発され利用され得る各種材料をも含むことを意図したものである。
【0028】
「アイアン」タイプを二種のクラブヘッド10’及び10”の実施例を図16及び図17に示す。これらの実施例でもクラブヘッドをヒール・ヘッド部14’及び14”とトウ・ヘッド部16’及び16”とに分ける溝底22’及び22”を持つ溝を設けてある。
【0029】
図16に示す実施例では,ヒール・ヘッド部14’とトウ・ヘッド部16’との背面側表面は,通常のアイアンと同じように比較的フラットに作ってあり,溝の外側縁はクラブヘッドの長さ方向での寸法を割合大きくするようになっている。図17に示す実施例では,ヒール・ヘッド部14”とトウ・ヘッド部16”との背面側表面は,縦面内で見て凸状であり,溝は通常のアイアンと同じように比較的フラットに作ってあり,溝のその両側壁が凸状を成し,且つ比較的狭い。言い換えれば,これらクラブヘッドはそれぞれ,従来のアイアンで一般的な寸法である。
【0030】
この発明の実施例としては,勿論,ここに示した以外の形状,寸法を持つように構成することもできる。
【0031】
この発明は,以上に説明した実施例によって普遍的特徴が充分に開示されたと理解できるであろう。したがって,通常の知識を持つ当業者にとっては,煩瑣な思考錯誤を繰り返すことなく,この基本的発明思考を逸脱しない程度の具体的実施例を考え出し,或いは種々応用することが可能である。それらの応用或いは改変は,当然ここに開示した実施例の均等的意味及び範囲内で理解されるべきことである。なお,本明細書で用いた表現或いは技術用語は発明内容の理解のためのものであり,権利範囲の限定に関与すべき意味を持つものではない。ここに開示の種々の作用効果を奏する手段,材料及び工程については,この発明を逸脱しない各種の設計変更,代替え形態を取り得るものである。
【0032】
従って,この明細書の本文及び請求項における機能的表現を伴う「〜する手段」「〜のための手段」或いはなんらかの方法工程用語は,そこに詳述の機能を達成するための現時点或いは将来存在する構造的,物理的,化学的或いは電気的要素,又は構造体,あるいは方法工程を,それらが上記明細書で開示した実施例と厳密に同等であるや否やと関り無く,即ち,同じ機能を果たすための他の手段や工程も使用できる意味で,定義し且つ含むことを意図している。従って,それらの表現には最も広範囲な意味の解釈を与えるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0033】
この発明は,ゴルフのクラブヘッドに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】この発明によるゴルフクラブヘッドの第一実施例を示す正面図である。
【図2】図1のクラブヘッドの背面側から見た斜視図である。
【図3】第一実施例に係るクラブヘッドでの寸法的関係の一例を示す平面図である。
【図4】第一実施例に係るクラブヘッドでの寸法的関係の一例を示す正面図である。
【図5】第一実施例に係るクラブヘッドでの特徴を説明するための円や線を描いた図3と同様の平面図である。
【図6】第一実施例に係るクラブヘッドでの特徴を説明するための円や線を描いた図4と同様の正面図である。
【図7】このゴルフクラブヘッドを水平面で見た曲率半径の一例を示す図1のクラブヘッドの平面図である。
【図8】図8のAは,横断面線8B−8Bを附記した図1のクラブヘッドの平面図であり,図8のBは,曲率半径の一例を示す第一実施例に係るクラブヘッドの図8のAでの横断面線8B−8Bに沿った断面図である。
【図9】図9のAは,横断面線9B−9Bを附記した図1のクラブヘッドの平面図であり,図9のBは,第一実施例に係るクラブヘッドでの寸法的関係の一例を示す図9のAの横断面線9B−9Bに沿った断面図である。
【図10】図10のAは,横断面線10B−10Bを附記した図1のクラブヘッドの平面図であり,図10のBは,第一実施例に係るクラブヘッドでの寸法的関係の一例を示す図10のAの横断面線10B−10Bに沿った断面図である。
【図11】図11のAは,横断面線11B−11Bを附記した図1のクラブヘッドの平面図であり,図11のBは,第一実施例に係るクラブヘッドでの寸法的関係の一例を示す図11のAの横断面線11B−11Bに沿った断面図である。
【図12】図12のAは,幅方向寸法の一例を示す図1のクラブヘッドの平面図であり,図12のBは,曲率半径の一例を示す第一実施例に係るクラブヘッドの図12のAでの横断面12B−12Bに沿った断面図であり,図12のCは,曲率半径の一例を示す第一実施例に係るクラブヘッドの図12のAでの横断面12C−12Cに沿った断面図である。
【図13】クラブヘッドの形状を詳細に示す底面図である。
【図14】クラブヘッドの形状を詳細に示す平面図である。
【図15】クラブヘッドの二つのヘッド部分をそれらの実際上の空間的関係から互いに回転した状態で示す分解図である。
【図16】この発明に係るゴルフクラブヘッドの第二実施例を示す背面下方からの斜視図である。
【図17】この発明に係るゴルフクラブヘッドの第三実施例を示す背面下方からの斜視図である。
【符号の説明】
【0035】
5,6,7 重心
8A,8B 底面
10,10’,10” ゴルフクラブヘッド
14,14’,14” ヒール・ヘッド部
15 ホーゼル
16,16’,16” トウ・ヘッド部
18A,18B フェース面
20 クラブシャフト
21 接合面(ジョイント面)
21A,21B 斜線部分
22,22’,22” 溝底(溝のベース)
38A,38B 頂面
39 軸心
40A,40B 背面
46 スイートスポット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フェース面,背面,頂面及び底面を有するワンピース・ヘッド本体から成り,前記ヘッド本体の横断面を部分的に絞るように前記背面から前記フェース面に延びる溝を設け,前記ヘッド本体が前記溝によってホーゼルに近い側のヒール・ヘッド部と前記ホーゼルとは反対側のトウ・ヘッド部とに形成され,前記ヒール・ヘッド部と前記トウ・ヘッド部とが前記溝のベースから前記フェース面に至る前記ヘッド本体内のジョイント面で互いに会合していることから成るゴルフクラブヘッド。
【請求項2】
前記フェース面及び前記背面は,ヒール側ヘッド部分とトウ側ヘッド部分とからそれぞれ構成され,前記フェース面における前記ヒール側ヘッド部分と前記トウ側ヘッド部分とは,実質的に同一平面上にあることから成る請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項3】
前記ヒール側ヘッド部分と前記トウ側ヘッド部分とは,前記背面上で凸面形状にそれぞれ形成されていることから成る請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項4】
前記背面上での前記ヒール側ヘッド部分と前記トウ側ヘッド部分との前記凸面形状は,少なくとも一つの平面内で円弧形状にそれぞれ形成されていることから成る請求項3に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項5】
前記背面上での前記ヒール側ヘッド部分と前記トウ側ヘッド部分との前記凸面形状は,互いに直交する二つの平面内で円弧形状にそれぞれ形成されていることから成る請求項3に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項6】
前記溝の前記ベースが凸状の輪郭を有していることから成る請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項7】
前記クラブヘッド本体が木質材で作られていることから成る請求項3に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項8】
前記クラブヘッド本体が金属で作られていることから成る請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2006−526482(P2006−526482A)
【公表日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−515166(P2006−515166)
【出願日】平成16年6月4日(2004.6.4)
【国際出願番号】PCT/US2004/017622
【国際公開番号】WO2004/108220
【国際公開日】平成16年12月16日(2004.12.16)
【出願人】(505448925)
【出願人】(505448936)
【Fターム(参考)】