説明

ジェルソックス

【課題】素足の露出部分が多い靴を履く際に、美観をあまり損ねることなく、履き心地がよく、靴擦れや汗による靴の汚れを防止する手段を提供する。
【解決手段】ジェルソックス1は、内側表面を形成するシート状体である内側シート部11と、外側表面を形成し内側シート部11より硬いシート状体である外側シート部12と、内側シート部11と外側シート部12との間に封入されたジェル状体である内部ジェル部13とを備えている。内側シート部11、外側シート部12および内部ジェル部13はいずれもほぼ透明であり、ミュールやサンダルなどを履く際に着用しても素足が見え、靴の美観を損ねない。また、ジェルソックス1は、足と靴とが擦れる部分が他の部分よりも厚く強度が高くなっているため、靴擦れが効果的に防止されるとともに、破損しにくく、履き心地もよい。さらに、通気孔14により足が蒸れることも防止される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、靴を履く際に足に着用するソックスに関する。
【背景技術】
【0002】
素足を見せることで足下を美しく見せる靴がある。パンプス、ミュール、サンダルなどのいくつかのタイプに分類されるそれらの靴の多くは女性用のものである。
【0003】
一般的に、素足で靴を履くことはあまり望ましくない。まず、足から発せられる汗が靴の内側に付着し、履き心地が悪いだけでなく、カビや細菌の繁殖を促す。また、靴の素材が硬い場合や足の形状にフィットしていない場合、素足で靴を履くと靴擦れが生じやすい。また、冬などには足が冷え、健康上も望ましくない。
【0004】
ストッキングを着用することにより、素足で靴を履くことにより生じる問題は軽減されるが、必ずしも十分ではない。例えば、薄いストッキングは靴擦れ防止にはほとんど貢献しない。
【0005】
そこで、スニーカーソックス、くるぶしソックス、などと呼ばれるとても高さが短いソックス(以下、「スニーカーソックス」と呼ぶ)が販売されている。スニーカーソックスは着用された際、くるぶしが露出する程にその高さが短く、足の裏、側面および甲の足先側の半分ほどの領域を覆うのみである。従って、例えばスニーカーソックスを履いてパンプスを履くと、スニーカーソックスは概ねその全体がパンプスに隠れることが多い。
【0006】
スニーカーソックスと類似の形状のものとして、足の裏、側面および甲の足先側の領域に潤いを与えるために、例えば入浴後などに室内で着用するジェルソックスと呼ばれるものが販売されている(非特許文献1)。
【0007】
非特許文献1に記載のジェルソックスは、スニーカーソックスと概ね同じ形状であるが、素材としてジェル状の弾性素材が用いられ、ローズヒップオイルが浸潤されており、履くことで足に潤いが与えられる、とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【非特許文献1】[online]、[平成23年9月14日検索]、インターネット〈URL:http://item.rakuten.co.jp/akaishi/u_gelsocks/〉
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
スニーカーソックスは、通常のソックスと同様に、靴を履く際に足を衛生的に保ち、靴の履き心地を良くするとともに、靴擦れ防止の役割を果たす。その上、素足の露出部分が多く、通常のソックスと比べ、足元を美しく見せる。
【0010】
しかしながら、スニーカーソックスはミュールやサンダルのように、足の側面および甲を一部しか覆わない靴はもちろんのこと、パンプスの場合であっても、それらの靴からはみ出す部分が生じ、素足で履く場合と比べるとやはり外観を損ねる。
【0011】
そこで、本発明は、パンプス、ミュール、サンダルなどの素足の露出部分が多い靴を履く際に、美観をあまり損ねることなく、履き心地がよく、靴擦れや汗による靴の汚れを防止する手段を提供ことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の目的に鑑み、本発明は、
ユーザが靴を履く際に着用され、前記ユーザの足の少なくとも靴に覆われる部分を覆いつつ当該部分にフィットするソックスであって、
内側表面を形成するシート状体である内側シート部と、
外側表面を形成し前記内側シート部より硬いシート状体である外側シート部と、
前記内側シート部と前記外側シート部との間に封入されたジェル状体である内部ジェル部と
を備え、
前記ユーザに着用された状態で前記ユーザの足の左右の側面、足の甲、足先の上面および踵を覆う部分の光透過率が70%以上である
ジェルソックスを第1の実施態様として提案する。
【0013】
また、上記の第1の実施態様において、
前記内側シート部、前記内部ジェル部および前記外側シート部を貫通する通気性を確保するための複数の通気孔を有する
構成を第2の実施態様として提案する。
【0014】
また、上記の第1または2の実施態様において、
前記ユーザに着用された状態で前記ユーザの足の甲、踵、足の裏、足の親指および足の小指を覆う部分の少なくとも一部における前記内部ジェル部の厚さが他の部分における前記内部ジェル部の厚さより厚い
構成を第3の実施態様として提案する。
【0015】
また、上記の第1乃至3のいずれかの実施態様において、
前記ユーザに着用された状態で前記ユーザの足の甲、踵、足の裏、足の親指および足の小指を覆う部分の少なくとも一部における前記外側シート部の強度が他の部分における前記外側シート部の強度より高い
構成を第4の実施態様として提案する。
【0016】
また、上記の第1乃至4のいずれかの実施態様において、
前記内部ジェル部は保温剤もしくは保冷剤を含む
構成を第5の実施態様として提案する。
【0017】
また、上記の第1乃至5のいずれかの実施態様において、
前記ユーザに着用された状態で前記ユーザの足の親指部分と人差し指部分との間に両者を分かつ切れ目が設けられている
構成を第6の実施態様として提案する。
【発明の効果】
【0018】
本発明の第1の実施態様にかかるジェルソックスは、外部から見える部分が概ね透明であるため、ユーザはそれを着用した後、パンプスなどの靴を履いた際、靴で覆われていない部分の素足が見え、靴の美観をあまり損ねることがない。また、本発明の第1の実施態様にかかるジェルソックスは、内側が柔らかく外側が硬くなっているため、履いた時の感触が柔らかく心地よいとともに、靴を履く時にジェルソックスが靴にひっかかり足が靴に入りにくいといった問題が生じにくく、また使用中に靴と擦れることによって容易に破損することもない。
【0019】
本発明の第2の実施態様にかかるジェルソックスによれば、足から発せられる蒸気が複数の通気孔から外部に放出されるため、着用時に足が蒸れることが軽減される。
【0020】
本発明の第3の実施態様にかかるジェルソックスによれば、ユーザの足と靴とが擦れやすい部分にジェルが他の部分よりも厚く配置されることで、靴擦れがより効果的に防止される。
【0021】
本発明の第4の実施態様にかかるジェルソックスによれば、ユーザの足と靴とが擦れやすい部分の外側シート部の強度が他の部分よりも強く構成されることで、使用に伴う破損がより効果的に回避される。
【0022】
本発明の第5の実施態様にかかるジェルソックスによれば、内部ジェル部が保温剤もしくは保冷剤であるので、季節に応じて使用前にジェルソックスを暖めたり冷やしたりすることにより、着用時の履き心地を良くすることができる。
【0023】
本発明の第6の実施態様にかかるジェルソックスによれば、足の親指部分と人差し指部分との間に両者を分かつ切れ目が設けられているので、鼻緒付きの履物を履く際にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】図1は、本発明の一実施例にかかるジェルソックス(左右一対)の外観を模式的に示した斜視図である。
【図2】図2は、本発明の一実施例にかかるジェルソックス(右足用)を前後方向に垂直な平面で切って前側から見た断面図である。
【図3】図3は、本発明の一実施例にかかるジェルソックス(右足用)の平面図である。
【図4】図4は、本発明の一実施例にかかるジェルソックス(右足用)の低面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
(実施例)
以下、本発明の一具体例である実施例を、図面を用いて説明する。
【0026】
図1は、本実施例にかかる左右一対のジェルソックス1の外観を模式的に示した斜視図であり、図2は、本実施例にかかる右足用のジェルソックス1を前後方向に垂直な平面で切って前側から見た断面図である。
【0027】
また、図3は、本実施例にかかる右足用のジェルソックス1を上から見た平面図であり、図4は本実施例にかかる右足用のジェルソックス1を下から見た底面図である。
【0028】
図1に示されるように、ジェルソックス1の形状は通常のスニーカーソックスと同様に、ユーザが足を入れるための開口部を上側に有し、ユーザの足先、踵、足の左右の側面、足の甲、足の裏を覆う形状を有している。ジェルソックス1は適度な伸縮性を持ち、ユーザが自分の足のサイズよりやや小さいサイズのジェルソックス1を履くと、ジェルソックス1はユーザの足にフィットする。
【0029】
ジェルソックス1は、内側表面を形成するシート状体である内側シート部11と、外側表面を形成し内側シート部11より硬いシート状体である外側シート部12と、内側シート部11と外側シート部12との間に封入されたジェル状体である内部ジェル部13とを備えている。
【0030】
内側シート部11、外側シート部12、および内部ジェル部13は、いずれも熱可塑性エラストマーから作られている。なお、エラストマー(elastomer)とは、ゴム状の弾力性を有する工業用材料の総称である。
【0031】
ただし、内側シート部11、外側シート部12、および内部ジェル部13の各々は、その使用目的および使用条件が異なるため、上述のエラストマーのうちの異なる素材によって作られている。
【0032】
内側シート部11は、着用時にユーザの足に直接触れるため、その素材は薄手で柔らかい素材であることが望ましい。また、内側シート部11が薄手で柔らかいと、内部ジェル部13が足の細部にまでフィットすることをさほど妨げず、ユーザは内部ジェル部13の柔らかい感触を感じることができ、履き心地がよい。
【0033】
そのような特性の素材として、ジェルソックス1では例えば、軟質のシリコンゴムが内側シート部11の素材として採用されている。
【0034】
外側シート部12は、靴を履く際に靴に触れるため、歩行等に伴う靴との擦れにより容易には破損しない程度の強度が必要である。また、靴を履く際に靴との間の摩擦抵抗が大きいと、なかなか靴に足が入らない、靴を脱ぐときに足が靴から抜けにくい、といった不都合を生じる。従って、外側シート部12の素材は内部ジェル部13よりも強度が高く、硬質で変形が少なく、表面が滑りやすい素材であることが望ましい。
【0035】
そのような特性の素材として、ジェルソックス1では例えば、内側シート部11の素材よりも硬質のシリコンゴムが外側シート部12の素材として採用されている。
【0036】
内部ジェル部13は、ユーザの足と靴との間の緩衝材としての役割を果たす。内部ジェル部13により、ユーザはジェルソックス1を履いた時に心地よいフィット感を感じることができるとともに、歩行中などに靴との間の擦れから足を保護することができる。
【0037】
また、内部ジェル部13は靴に接触し靴の動きに追従する外側シート部12と、足に接触し足の動きに追従する内側シート部11との間で生じるズレを吸収するため、外側シート部12および内側シート部11に局所的な応力が生じることがなく、それらが破損しにくくする役割も果たす。
【0038】
ジェルソックス1では、例えば保冷剤もしくは保温剤としてポリアクリル酸ナトリウムが混入されたシリコンジェルが内部ジェル部13の素材として採用されている。
【0039】
内部ジェル部13に保冷剤・保温剤が混入されていることにより、ユーザは冬には暖めたジェルソックス1を、夏には冷やしたジェルソックス1を履くことにより、特に履いた直後の心地よさを感じることができる。
【0040】
内側シート部11、外側シート部12および内部ジェル部13はいずれも、光透過率が高く(すなわち、透明に近く)、それらの3層の全体の光透過率がいずれの部位においても例えば90%以上である。そのため、ユーザがジェルソックス1を履いた後、パンプス、ミュール、サンダルなどを履いた際、ジェルソックス1の一部がそれらの靴の上や間から見えたとしても、その外観を大きく損なうことはない。
【0041】
ジェルソックス1は外履き用の靴の中に着用され、長時間履き続けられることが前提となっているため、ジェルソックス1内で足が蒸れることを防止する必要がある。そのため、ジェルソックス1には直径約1ミリメートルの通気孔14が多数設けられている(図1、図3および図4において図示を省略している)。図2に示されるように、通気孔14は内側シート部11、内部ジェル部13および外側シート部12を貫通し、足から蒸発する蒸気を外に逃がす。
【0042】
内側シート部11の厚さは、例えば0.2ミリメートルである。
【0043】
履き心地の観点からは、ジェルソックス1はできるだけ薄手である方が望ましい。一方、靴擦れ防止や強度の観点からは、ジェルソックス1はできるだけ薄手である方が望ましい。ジェルソックス1はそれらのバランスを取るため、靴と足が擦れる部分、具体的には例えば踵、爪先、土踏まずを除く足の裏を覆う部分(図3および図4の斜線を付した領域)の外側シート部12および内部ジェル部13が他の部分と比べ厚く、強度が高くなっている。
【0044】
より具体的には、踵、爪先、土踏まずを除く足の裏を覆う部分における外側シート部12の厚さは例えば0.8ミリメートルであり、その他の部分における外側シート部12の厚さは例えば0.3ミリメートルである。また、踵、爪先、土踏まずを除く足の裏を覆う部分における内部ジェル部13の厚さは例えば1.0ミリメートル程度であり、その他の部分における内部ジェル部13の厚さは例えば0.5ミリメートルである。ただし、内部ジェル部13は内側シート部11と外側シート部12との間を自由に移動するため、着用時にはユーザの足の形に応じて、その厚さが様々に変化する。
【0045】
従って、内側シート部11、外側シート部12および内部ジェル部13の3層全体の厚さは、踵、爪先、土踏まずを除く足の裏を覆う部分においては概ね2.0ミリメートル程度となり、その他の部分においては概ね1.0ミリメートル程度となる。
【0046】
以上述べたような構成を備えるジェルソックス1は、必要に応じて暖めたり冷やしたりして用いることができる点を除き、通常のスニーカーソックスと同様に使用される。その際、効果的に靴擦れが防止されるとともに、透明であるためパンプス、ミュール、サンダルといった素足の露出部分の多い靴を履いた際においてもその美観をあまり損ねない。
【0047】
また、ジェルにより心地よいフィット感が得られるとともに、通気性も確保されているため、足が通常のソックスと比べさほど蒸れることもない。
【0048】
(変形例)
上述した実施例は、本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形が可能である。以下にそれらの変形の例を示す。
【0049】
まず、上述したジェルソックス1の構成を特定する数値、形状、素材、個数、位置などはあくまでも一例であって、特に問題がなければその他の数値、形状、素材、個数、位置などが用いられてもよい。
【0050】
例えば、上述したジェルソックス1はスニーカーソックスと同様の形状を有しているものとしたが、本発明はその点に関し限定されず、通常のソックスもしくはハイソックスなど、他の形状であってもよい。
【0051】
また、上述したジェルソックス1は、指の部分が分かれていない形状であるものとしたが、例えば親指部分と人差し指部分との間に両者を分かつ切れ目が設けられている形状としてもよい。そのような形状のジェルソックスは、ユーザが鼻緒の付いたサンダルなどを履く場合に利用可能である。
【0052】
また、上述したジェルソックス1においては、内側シート部11、外側シート部12、および内部ジェル部13はいずれも熱可塑性エラストマーから作られており、より具体的にはシリコンゴムで作られているものとしたが、本発明はこれによって限定されるものではなく、熱可塑性でないエラストマーなど、他の弾性素材から作られてもよい。
【0053】
また、上述したジェルソックス1においては、踵、爪先、土踏まずを除く足の裏を覆う部分の外側シート部12および内部ジェル部13の厚さが他の部分の厚さよりも厚く強度が高くされているものとしたが、他の部分よりも厚く強度が高い部分は、必ずしも踵、爪先、土踏まずを除く足の裏を覆う部分に限定されない。例えば、足の甲、踵、足の裏、足の親指、および足の小指を覆う部分のうち、靴擦れなどを生じやすい適当な部分が選択され、その部分の厚さが他の部分よりも厚く、強度が他の部分よりも高くなっていれば望ましい。また、特に問題がなければ、ジェルソックス1の厚さに変化を設けず、全体的に均一としてもよい。
【0054】
また、上述したジェルソックス1の内側シート部11、外側シート部12、内部ジェル部13の厚さは自由に変更可能な設計事項である。
【0055】
また、上述したジェルソックス1においては、内側シート部11、外側シート部12よび内部ジェル部13の3層全体の光透過率が90%以上であるものとしたが、着用時に目立たない程度の光透過率として、70パーセント以上であればよい。また、ジェルソックス1の全領域において高い光透過率が確保される必要性はなく、例えば外観には影響しない足の裏などは不透明素材で作られてもよい。すなわち、高い光透過率が確保されるべき部分は、足の左右の側面、足の甲、足先の上面、および踵を覆う部分である。
【0056】
また、上述したジェルソックス1においては、その全体にわたり直径1ミリメートルの通気孔14が設けられているものとしたが、本発明はそれに限られず、直径が1ミリメートル以外の通気孔14が設けられてもよいし、通気孔14の設けられる領域がジェルソックス1の一部領域であってもよい。また、ジェルソックス1の全体もしくは一部をメッシュ状とすることにより通気孔を確保してもよい。
【0057】
また、上述したジェルソックス1は保冷剤・保温剤としてポリアクリル酸ナトリウムを内部ジェル部13に含むものとしたが、本発明はそれに限られず、例えばポリアクリル酸ナトリウム以外の保冷剤・保温剤が用いられてもよいし、内側シート部11や外側シート部12の素材にそれらの保冷剤・保温剤が混入されてもよい。また、保冷剤・保温剤は全く用いられなくてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0058】
本発明は、履き心地がよく靴擦れを防止するとともに、靴の美観を損ねないソックスを提供するため、広く特に女性の一般消費者に利用され得る。従って、大量に製造・販売され、いわゆる製造業や小売業などのサービス業において利用可能である。
【符号の説明】
【0059】
1…ジェルソックス、11…内側シート部、12…外側シート部、13…内部ジェル部、14…通気孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが靴を履く際に着用され、前記ユーザの足の少なくとも靴に覆われる部分を覆いつつ当該部分にフィットするソックスであって、
内側表面を形成するシート状体である内側シート部と、
外側表面を形成し前記内側シート部より硬いシート状体である外側シート部と、
前記内側シート部と前記外側シート部との間に封入されたジェル状体である内部ジェル部と
を備え、
前記ユーザに着用された状態で前記ユーザの足の左右の側面、足の甲、足先の上面および踵を覆う部分の光透過率が70%以上である
ジェルソックス。
【請求項2】
前記内側シート部、前記内部ジェル部および前記外側シート部を貫通する通気性を確保するための複数の通気孔を有する
請求項1に記載のジェルソックス。
【請求項3】
前記ユーザに着用された状態で前記ユーザの足の甲、踵、足の裏、足の親指および足の小指を覆う部分の少なくとも一部における前記内部ジェル部の厚さが他の部分における前記内部ジェル部の厚さより厚い
請求項1または2に記載のジェルソックス。
【請求項4】
前記ユーザに着用された状態で前記ユーザの足の甲、踵、足の裏、足の親指および足の小指を覆う部分の少なくとも一部における前記外側シート部の強度が他の部分における前記外側シート部の強度より高い
請求項1乃至3のいずれかに記載のジェルソックス。
【請求項5】
前記内部ジェル部は保温剤もしくは保冷剤を含む
請求項1乃至4のいずれかに記載のジェルソックス。
【請求項6】
前記ユーザに着用された状態で前記ユーザの足の親指部分と人差し指部分との間に両者を分かつ切れ目が設けられている
請求項1乃至5のいずれかに記載のジェルソックス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−96030(P2013−96030A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−239968(P2011−239968)
【出願日】平成23年11月1日(2011.11.1)
【出願人】(511266117)
【Fターム(参考)】